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三つ編みのやり方|指が迷う人は、持つ指と渡す指を先に決める

メグラシ編集部//読了 20分
肩の前で、片手に二束、もう片手に一束を持ち、髪を三つ編みに編み進めている手元とクリーム色のニット

**三つ編みで手が止まる人は、束を持つ指と渡す指を、最初に決めてください。**三つ編みの動きは「外の束を真ん中へ渡す」の繰り返しだけです。難しいのは動きそのものではなく、渡したあとに空いた指でどの束を持てばいいか、そこで手が迷うことです。持つ指と渡す指が決まっていれば、1目めから最後まで、同じ手の形を繰り返すだけで編めます。

この記事では、3つの束をどう分けるかから始めて、両手の指の役割、1目ごとの動き、前で編むとき・後ろで編むときの違い、そして利き手や髪質で迷ったときの決め方までを書きます。編み目の長さや縮み方を計算したい人は三つ編みの長さ計算を、時間がない日にどの編み方を選ぶかは三つ編みの構造と所要時間を見てください。ここでは「まず1本、最後まで編める」ことだけに絞ります。

結論:片手で2束、もう片手で1束を持つ形を基本にする

三つ編みの手の形は、1つだけ覚えれば足ります。片手で2束、もう片方の手で1束を持つ形です。

2束を持つ手は、親指と人さし指のあいだに1束、中指と薬指のあいだにもう1束をはさみます。1束を持つ手は、親指と人さし指でその束をつまみます。この形を「基本の形」と呼ぶことにします。

手持つ束指の役割
2束を持つ手外の束と真ん中の束親指と人さし指で外の束、中指と薬指で真ん中の束
1束を持つ手反対側の外の束親指と人さし指でつまむ。空いた中指は迎えに行く指

1目編むたびに、どちらかの手から1束がもう片方の手へ移ります。すると今度は、もう片方の手が2束を持つ形になります。つまり、基本の形が左右で入れ替わりながら進んでいくのが三つ編みです。

この入れ替わりで手が迷う人は、渡したあとに「空いた指」が何をするかを決めていません。空いた指は、次に渡す束を迎えに行く指です。この記事では、その指を「迎える指」と呼びます。迎える指が決まっていれば、渡す、迎える、渡す、迎える、のリズムで止まらずに編めます。

まず決める:どこで編むかで、指の役割の向きが変わる

三つ編みを始める前に、どこで編むかを決めます。編む場所によって、手の向きと、鏡が使えるかどうかが変わるからです。

  • 前で編む:髪を片方の肩に寄せて、胸の前で編む。手元が目で見える
  • 横で編む:耳の後ろから、肩の上で編む。鏡で横から見る
  • 後ろで編む:首の後ろで編む。手元は見えないので、指の感覚で編む

初めて三つ編みをする人は、前で編むところから始めてください。手元が目で見えるので、どの指でどの束を持っているかを確かめながら進められます。前で1本最後まで編めるようになってから、横、後ろの順に移ると、指の役割を体で覚えた状態で、見えない場所でも同じ動きができます。

前で編むときは、髪を肩に寄せたあと、毛先が胸の前に垂れるくらいまで持ってきます。編み始めの位置は、耳の下からあごの高さくらいが手を動かしやすい高さです。それより高いと、腕を上げすぎて疲れます。

3束に分ける|束の太さは指で測る

三つ編みを始めるとき、髪を3つの束に分けます。ここで束の太さがばらばらだと、編み目が左右でそろわず、途中で細い束だけが先に終わってしまいます。

束の太さは、目で見るより指で測る方が確かです。髪全体をひとまとめにして、親指と人さし指で輪を作り、その輪に髪を通してみてください。輪の大きさを3つに分けたものが、1束の太さの目安です。

分け方の手順はこうです。

  • 髪をひとまとめにして、片手で根元を軽く握る
  • もう片方の手の人さし指を、髪の中に縦に差し入れ、3分の1を外へ分ける
  • 残った髪に中指を差し入れ、半分に分ける

3つに分けたら、それぞれの束を指でしごいて、毛先までからまりをほどいておきます。秋冬は空気が乾いていて静電気が起きやすく、束どうしがくっついて分け目があいまいになりがちです。分ける前に、手のひらに少量のヘアミルクやオイルを伸ばし、髪の表面をなでておくと、束がばらけにくくなります。

髪の量が多い人は、3束がどうしても太くなり、手の中に収まりきらないことがあります。その場合は、まず髪全体をゆるく1つにねじってから3つに分けると、束が細くまとまって持ちやすくなります。

反対に髪の量が少ない人は、束が細すぎて指のあいだからすべり落ちやすくなります。その場合は、編み始めを低い位置に下げ、えり足の髪まで含めて3つに分けてください。量が増えて束がしっかりし、指で持った感覚がわかりやすくなります。3束の太さが目でそろって見えなくても、指で持ったときの重さが同じくらいなら、編み目はそろいます。

基本の形を作る|どの手で2束を持つか

3束に分けたら、基本の形を作ります。ここで決めるのは、どちらの手で2束を持つかです。

迷ったら、利き手で2束を持ってください。2束を持つ手は、親指・人さし指・中指・薬指の4本をそれぞれ違う働きに使うので、細かい指の動きが必要です。利き手の方が束を落としにくくなります。

右利きの人が前で編む場合は、こうなります。

  • 右手:親指と人さし指で右の束、中指と薬指で真ん中の束を持つ
  • 左手:親指と人さし指で左の束をつまむ

この状態で、両手を軽く外へ引き、3束がぴんと張っているかを確かめてください。張りがゆるいと、渡したときに束がたるんで、編み目がぼやけます。張りすぎると、根元が引っぱられて痛くなります。目安は、束を軽く引いたときに頭皮が少し引かれる感じがする程度です。

1目めの動き|外の束を真ん中へ渡す

基本の形ができたら、1目めを編みます。動きは1つだけ、「外の束を真ん中へ渡す」です。

右手で2束を持っている場合、最初に動くのは左手の束です。左手の束を、右手が持っている真ん中の束の上を越えて、真ん中の位置へ渡します。渡す先は、右手の親指と人さし指のあいだです。

このとき、渡す動きと迎える動きを分けて考えます。

  • 渡す:左手の親指と人さし指が、左の束を真ん中へ運ぶ
  • 迎える:右手の中指が、それまで持っていた真ん中の束を、左手へ押し出す

左手は、自分の束を渡した瞬間に空きます。その空いた左手の親指と人さし指で、右手から押し出された元の真ん中の束を受け取ります。これで、右手には右の束と新しい真ん中の束、左手には元の真ん中の束が残ります。

言葉にすると長いのですが、実際の動きは2拍です。1拍めで左の束を真ん中へ渡し、2拍めで元の真ん中の束を左手で受け取る。この2拍が三つ編みの1目です。

慣れないうちは、この2拍を声に出して数えてください。「渡す」「迎える」と小さく言いながら動かすと、手が次に何をするかを口が先に教えてくれます。声に出すのが恥ずかしければ、頭の中で数えるだけでもかまいません。大事なのは、2拍をいつも同じ速さで刻むことです。速さがそろうと、引く強さもそろい、編み目の大きさが均一になります。

1目に何秒かけるかの目安は、最初は2秒です。1拍に1秒ずつ。慣れてくると1目1秒くらいになりますが、速くしようとしなくてかまいません。肩下くらいの長さなら、1目2秒でも20目ほどで編み終わるので、1本に1分かかりません。急いで手が止まるより、ゆっくりでも止まらずに進む方が、結果的に早く仕上がります。

2目めからの持ち替え|同じ動きを反対側でくり返す

1目めが終わると、手の中の束の配置が変わっています。ここで手が止まる人が多いので、配置を確かめてから進みます。

1目めのあと、右手には2束、左手には1束が残っています。2目めは、今度は右手の外の束を真ん中へ渡します。右手の親指と人さし指が持っている右の束を、真ん中の束の上を越えて、左手の方へ渡します。

2目めの動きはこうです。

  • 渡す:右手の親指と人さし指が、右の束を真ん中へ運び、左手の中指と薬指のあいだに入れる
  • 迎える:右手は空いた指で、それまで真ん中にあった束を受け取る

2目めが終わると、今度は左手が2束、右手が1束を持つ形になります。基本の形が左右で入れ替わったわけです。3目めは左手の外の束、4目めは右手の外の束、と交互に渡していきます。

覚えておくのは、いつも外の束が動き、真ん中の束は動かないということです。真ん中の束は、渡されてくる束を受け止める場所で、自分から動くことはありません。手が迷ったら、「いま外にあるのはどの束か」だけを見てください。

持ち替えで止まる場所と、そこで使う指

三つ編みで手が止まるのは、ほとんどの場合、2束を持っていた手が1束になり、1束だった手が2束になる瞬間です。この瞬間に、どの指がどの束を持てばいいかがわからなくなります。

止まりやすいのは、次の3つの場面です。

1つ目は、2束を持つ手で、真ん中の束を中指と薬指で持ちきれないときです。中指と薬指のあいだに束をはさむのは、慣れないと力が入りにくい動きです。持ちきれない場合は、真ん中の束を中指に引っかけるだけにして、薬指は使わなくてもかまいません。

2つ目は、渡した束が、受け取る手の中でどの位置に入るかがわからないときです。渡す束は、必ず受け取る手の「内側」に入ります。内側というのは、顔に近い側、あるいは頭に近い側です。外側に入れてしまうと、編み目がねじれます。

3つ目は、1束を持つ手が、次に渡す束をどの指で持てばいいか迷うときです。1束を持つ手は、親指と人さし指でつまむだけです。他の指は使いません。この手は軽く持っておくだけにして、渡す動きに集中してください。

止まってしまったら、手を離さずに3束をいったん片手にまとめて持ち、もう片方の手で束の並びを確かめます。並びがわかったら、基本の形に戻して、外の束から渡し直します。

並びを確かめるときは、いちばん最後に渡した束を探してください。最後に渡した束は、いま真ん中にあるはずです。その束がどちらの手から来たかを思い出せれば、次に動くのは反対側の外の束だとわかります。思い出せないときは、編み目のいちばん下の交点を指でさわり、上に乗っている束がどちら側から来ているかを確かめます。上に乗っている束が左から来ていれば、最後に渡したのは左の束です。次は右の外の束を渡します。

この確かめ方を覚えておくと、途中で電話が鳴ったり、子どもに呼ばれたりして手を離しても、編み直さずに続きから編めます。

前で編む場合|目で見ながら指の役割を覚える

前で編むのは、指の役割を目で確かめられる唯一の場所です。ここで指の動きを覚えておけば、横や後ろでも同じ手の形で編めます。

前で編むときのこつは、編む位置を少しずつ下げていくことです。1目編むごとに、両手の位置を指1本ぶん、つまり1.5センチくらい下に移します。手の位置が上のままだと、編み目が根元に詰まり、束が引っぱられて痛くなります。

前で編むと、編み目の向きが目で確かめられます。編み目が左右対称のV字になっていれば、外の束を真ん中へ正しく渡せています。V字が片方に傾いていたら、渡す強さが左右で違っています。傾いている側の手の力を少しゆるめて、両手の引く強さをそろえてください。

前で編む三つ編みは、片側に寄せるサイドの三つ編みとして、そのまま仕上げに使えます。肩の上でどのくらいの長さが残れば一日もつかは、サイド三つ編みの長さの目安にまとめています。

後ろで編む場合|見えない手は、指で目を数える

後ろで三つ編みをするときは、手元が見えません。鏡を合わせ鏡にして見ようとすると、左右が反転して、かえって手が混乱します。後ろで編むときは、目で見るのをやめて、指の感覚で編みます。

後ろで編むときに使うのは、目の数を指で数える方法です。1目編むごとに、2束を持っている手の親指で、いま渡した束の交点を軽く押さえます。押さえるたびに「1」「2」と数えると、何目編んだかが手の感覚でわかります。

後ろで編むときの手の形は、前で編むときとほとんど同じです。違うのは、手首の向きです。前で編むときは手のひらが自分の方を向いていますが、後ろで編むときは手のひらが頭の方を向きます。この向きの違いで、渡す方向が逆に感じられることがありますが、「外の束を真ん中へ」という動きは変わりません。

後ろで編むときに腕が疲れる人は、肘の位置を確かめてください。肘が肩より上にあると、すぐに腕がだるくなります。編み始めの位置を耳の下からうなじあたりに下げ、肘を肩より下に置くと、長く編んでいても疲れにくくなります。

後ろの三つ編みを、下ろしたまま仕上げに使う編み下ろしの形は、編み下ろしのやり方で、編み始めの高さと背中に触れる位置から決める方法を書いています。

どちらとも取れるとき① 利き手で2束を持つと、かえって迷う

ここまで「利き手で2束を持つ」と書いてきましたが、実際に編んでみると、利き手で2束を持った方が迷うという人もいます。利き手は力が入りやすいので、2束を同時に握りしめてしまい、持ち替えのときに束が離れにくくなるからです。

利き手で2束を持つか、1束を持つかで迷ったら、次の方法で確かめてください。

  • 利き手で2束を持ち、3目編んで、手が止まった回数を数える
  • 左右を入れ替え、利き手で1束を持って、3目編んで止まった回数を数える

止まった回数が少ない方が、あなたに合っている持ち方です。回数が同じなら、編み目がそろっている方を選びます。

3目というのは、基本の形が左右で1回ずつ入れ替わり、さらにもう1回入れ替わるまでの数です。3目編めば、持ち替えの瞬間を左右それぞれで経験できるので、どちらの持ち方が合っているかがわかります。

両方試しても決まらない場合は、編む場所で使い分けてください。前で編むときは利き手で2束、後ろで編むときは利き手で1束、というように、場所によって合う持ち方が違う人もいます。後ろで編むときは手首の向きが変わるので、前とは別の持ち方の方がしっくりくることが珍しくありません。

どちらとも取れるとき② 髪質で、持つ強さを変える

指の役割が決まっても、髪質によっては束が手からすべったり、逆に広がって持ちにくかったりします。髪質で迷うときは、持つ強さと、束をまとめる工夫を変えます。

すべりやすい髪は、細くてまっすぐで、表面がなめらかな髪です。こういう髪は、指のあいだから束が抜けやすく、持ち替えのときに束が落ちます。すべりやすい髪の人は、編む前に髪の表面を少しだけざらつかせると持ちやすくなります。乾いた手のひらで髪をこすり合わせるか、ドライシャンプーやパウダーを少量なじませてください。

広がりやすい髪は、太くてくせがあり、毛先が外にはねる髪です。こういう髪は、束がまとまらず、編み目から毛が飛び出しやすい。広がりやすい髪の人は、編む前にヘアミルクやオイルを毛先中心になじませ、束の表面をそろえておくと、指のあいだで束がまとまります。

どちらの髪質にも当てはまらない、と感じる人もいるはずです。根元はすべりやすく、毛先は広がりやすい、というように、1本の髪の中で性質が変わる人です。この場合は、根元は乾いた手で、毛先はヘアミルクを付けた手で扱う、というように、編み進める途中で手の状態を変えてください。編み目の半分くらいまで来たら、いったん手を止めて、手のひらにヘアミルクを少し伸ばしてから続けます。

どちらとも取れるとき③ 段が入った髪、長さが足りない髪

髪に段が入っている人や、肩につくくらいの長さの人は、編み進めるうちに短い毛が束から抜けていきます。抜けた毛を無理に戻そうとすると、編み目がほつれて、かえって崩れます。

段が入っている髪の場合は、最初の3束を太めに取ってください。束が太いと、短い毛も長い毛にからんで、抜けにくくなります。目安は、髪全体を親指と人さし指の輪に通したとき、輪がちょうど閉じるくらいの量を3つに分けることです。

長さが足りない場合は、編み終わりの位置を決めておきます。束を持っている指から、毛先がはみ出しそうになったら、そこが編み終わりです。毛先まで編みきろうとせず、その位置で小さなゴムで留めます。

段が入っていて長さも足りない、という人は、三つ編みよりも、2束をねじるロープ編みの方が向いていることもあります。どちらを選ぶかは、髪の長さと手持ちの時間で決めます。詳しくは三つ編みの構造と所要時間で、3分を切るかどうかを境に選ぶ方法を書いています。

秋冬の三つ編み|マフラーとタートルの襟より上で編み終える

秋冬は、三つ編みが崩れやすい季節でもあります。マフラーやタートルネック、コートの襟が首まわりにあたり、編み目がこすれてほつれてくるからです。

秋冬に三つ編みをするときは、編み終わりの位置を、襟とこすれる位置より上に置いてください。目安は、タートルネックを着たときの襟の上端です。そこより下まで編むと、編み目が襟の中に入り込み、一日のうちに何度もこすれて、毛が飛び出してきます。

マフラーを巻く日は、三つ編みを前に垂らすか、後ろにまとめるかを先に決めます。前に垂らすなら、マフラーの上に三つ編みを出しておく。後ろにまとめるなら、三つ編みをうなじで丸めてピンで留め、その上にマフラーを巻く。マフラーの下に三つ編みを入れたまま巻くと、首を動かすたびに編み目がこすれます。

もう1つ、秋冬は静電気で毛が浮きやすくなります。編み終わったあと、手のひらに少量のヘアミルクを伸ばし、編み目の表面を上から下へなでておくと、毛の浮きが落ち着きます。旅行先など、翌日まで三つ編みを持たせたいときは、三つ編みアレンジを旅行で2日使う方法も参考になります。

編み終わりの止め方|ゴムを巻く前に指で押さえる

三つ編みを最後まで編んだら、ゴムで留めます。このとき、ゴムを巻く前に、編み終わりの交点を指でしっかり押さえておくことが大切です。押さえずにゴムを巻こうとすると、両手が離れた瞬間に、最後の数目がほどけてしまいます。

止め方の手順はこうです。

  • 最後の目を編んだら、3束を片手にまとめて、親指と人さし指で交点を押さえる
  • もう片方の手で、手首にかけておいたゴムを取り、束にかける
  • ゴムを2〜3回巻いて留める。巻く回数は、髪の量に合わせて調整する

ゴムは、編み始める前に手首にかけておいてください。編み終わってから探しに行くと、そのあいだに編み目がゆるみます。

秋冬は、細いシリコンゴムよりも、布で巻かれたゴムの方が向いています。シリコンゴムは髪にからみやすく、マフラーとこすれて毛が抜けたり切れたりすることがあります。布のゴムは髪へのあたりがやわらかく、こすれても毛が切れにくい。

崩れたときの直し方|ほどかずに、1目だけ戻す

三つ編みが途中で崩れたとき、全部ほどいてやり直す必要はありません。崩れた目まで戻って、そこから編み直せば足ります。

崩れたことに気づいたら、まず手を止めて、3束を片手にまとめて持ちます。次に、もう片方の手で、崩れた目を探します。崩れた目は、V字の編み目がゆがんでいたり、束が飛び出していたりする場所です。

崩れた目が見つかったら、その目より下の部分だけをほどきます。ほどいたら、崩れた目のところで基本の形を作り直し、外の束から渡し直してください。

崩れた目がどこかわからないときは、編み目を上から順に指でなぞり、指が引っかかる場所を探します。きちんと編めている目は、指でなぞるとなめらかに流れますが、崩れた目は指が止まります。編み込みで崩れた段を数えて直す考え方は編み込みのほつれさせ方の考え方とも近いので、慣れてきたら合わせて読んでみてください。

練習の順番|まず3目、次に10目、最後に1本

三つ編みを初めて練習するときは、いきなり最後まで編もうとしないでください。最初は3目だけ編んで、ほどく。これを5回くり返します。

3目というのは、基本の形が左右で1回ずつ入れ替わる数です。3目を5回くり返すと、持ち替えの瞬間を左右それぞれで10回以上経験できます。この段階で、指の役割が体に入ります。

3目が止まらずに編めるようになったら、10目に増やします。10目を3回、止まらずに編めたら、最後まで1本編んでみてください。

練習は、自分の髪でなくてもかまいません。太めの毛糸を3本、ひもで結んで机の端に留め、それを編むのも十分な練習になります。毛糸は髪よりも太くて扱いやすいので、指の動きだけに集中できます。毛糸で止まらずに編めるようになってから自分の髪で編むと、髪のすべりや広がりに気を取られずに済みます。

人の髪を編むとき|立つ位置で、指の向きを自分の髪と同じにする

子どもの髪や家族の髪を三つ編みにするときも、手の形は同じです。ただし、相手の後ろに立つか、前に立つかで、指の向きが変わります。自分の髪を前で編むときと同じ向きにそろえると、覚えた指の動きをそのまま使えます。

いちばん編みやすいのは、相手の真後ろに立ち、相手の頭が自分の胸の高さに来る位置です。この位置だと、手のひらが自分の方を向き、自分の髪を前で編むときと同じ手の向きになります。相手が椅子に座り、自分が立つと、ちょうどこの高さになります。

相手の横に立って編むと、手首を内側にひねる形になり、持ち替えのときに束が落ちやすくなります。サイドの三つ編みを編むときも、横に回り込まず、真後ろに立ったまま、編む側の髪を少し後ろへ引き寄せて編んでください。

子どもの髪は、大人の髪より細くてすべりやすいことが多いので、前の節の「すべりやすい髪」の扱い方が役に立ちます。また、子どもは途中で頭を動かすので、編む前に「10数えるあいだだけ動かないでね」と声をかけ、10目で区切って編むと、途中で崩れても戻りやすくなります。

人の髪を編むときにもう1つ気をつけたいのは、引く強さです。自分の髪なら根元が引かれる感覚でわかりますが、人の髪では相手の痛みがわかりません。最初の1目を編んだら、「きつくない?」と聞いてから進めてください。根元がきついと、一日のうちに頭が痛くなる原因になります。

動画を見て練習するとき|手の動きより、指の数を見る

三つ編みのやり方を動画で調べる人は多いはずです。ただ、動画を見ても手が動かない、という声もよく聞きます。動画は手の動きを速く見せるので、どの指で束を持っているかが追えないからです。

動画で練習するときは、まず再生速度を半分に落としてください。そのうえで、手の動きではなく、指の数を見ます。2束を持っている手は何本の指を使っているか。1束を持っている手は、親指と人さし指以外の指をどうしているか。渡したあと、空いた指がどこへ向かうか。この3つだけを見て、1目ぶん止めて確かめます。

次に、動画を止めたまま、自分の手で同じ形を作ります。動画の手と自分の手を見比べて、指の配置が同じになっているかを確かめてから、1目だけ動かします。1目動かしたら、また動画を1目ぶん進めて止める。これを3目ぶんくり返すと、動画の速さに引っぱられずに指の役割を覚えられます。

動画の人と利き手が違う場合は、動画を左右反転した画面で見るか、2束を持つ手を自分の利き手に置きかえて見てください。左右反転したまま見ると、渡す方向が逆に見えて、かえって混乱します。

もう1つ、動画は前で編んでいるのか、後ろで編んでいるのかを先に確かめてください。後ろで編む動画を前で真似すると、手首の向きが合わず、指の動きが逆になります。最初の練習には、手元が正面から映っている、前で編む動画を選ぶのがおすすめです。

まとめ:手の形は1つ、動きは「外を真ん中へ」だけ

三つ編みのやり方は、片手で2束、もう片手で1束を持つ形を作り、外の束を真ん中へ渡す動きを左右交互にくり返すだけです。手が止まるのは、渡したあとに空いた指が何をするかが決まっていないとき。空いた指は、次の束を迎えに行く指だと決めておけば、渡す、迎える、のリズムで止まらずに編めます。

最初は前で編み、指の役割を目で確かめる。慣れたら横、後ろへと移り、後ろでは指で目を数える。利き手で2束を持つか1束を持つかで迷ったら、3目ずつ試して止まった回数の少ない方を選ぶ。髪質で迷ったら、持つ強さと手の状態を変える。この順番で進めれば、どこで迷っているかがすぐにわかります。

秋冬は、マフラーやタートルの襟より上で編み終え、布のゴムで留めてください。襟とこすれない位置で止めるだけで、夕方まで編み目が崩れにくくなります。

よくある問い

Q. 右からと左から、どちらで始めてもいいですか
どちらから始めても仕上がりは同じです。決めるのは、利き手で2束を持つか、1束を持つかです。指先が器用な方の手で2束を持つと、持ち替えのときに束が落ちにくくなります。迷ったら、箸を持つ手で2束を持ってください。3目ほど編んでみて手が止まるなら、左右を入れ替えて試すと、自分に合う側がすぐわかります。
Q. 編み目が左右でそろいません
多くの場合、右から渡すときと左から渡すときで、束を引く強さが違っています。利き手の側はつい強く引き、反対の手は弱くなります。渡したあとに、両手の束を同時に軽く外へ引いて、真ん中の交点を締めるくせをつけてください。1目ごとに締めると、左右の差が積み重なりません。
Q. 髪が短くて、途中で束が抜けてしまいます
束が抜ける長さになったら、そこで編み終えてしまってかまいません。無理に毛先まで編もうとすると、短い毛が飛び出してほつれの原因になります。肩より上の長さなら、編み終わりを低い位置で小さなゴムで留め、毛先は内側に入れるか、そのまま遊ばせます。段の入った髪は、最初の束を太めに取ると抜けにくくなります。
Q. 後ろで三つ編みをすると、腕が疲れてしまいます
腕を上げている高さが高すぎることが原因です。後ろで編むときは、肘を肩より下に下げ、編み始めの位置を耳より下に置いてください。うなじから編み始めると、腕を上げる高さが低くなり、疲れにくくなります。途中で疲れたら、束を片手にまとめて持ち、もう片方の手を休ませてから続けます。

— メグラシ編集部

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ボブをひとつに結んで、昼までに落ちてくる毛は、落ちる場所で原因が違います。襟足から落ちる人は結ぶ高さが髪の長さに合っていない、耳の前から落ちる人は分け目と顔まわりの短い毛、頭頂から浮く人は段の入り方です。落ちる場所を鏡で確かめて、結ぶ高さ・留める位置・ゴムの数を変える手順をまとめました。2か所から落ちる人の決め方も厚く書いています。

メグラシ編集部/読了 10分
似合う髪型診断|縦横比・顔タイプ・首肩・髪質の4つを自分で測る

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似合う髪型診断|縦横比・顔タイプ・首肩・髪質の4つを自分で測る

似合う髪型診断で見るのは4つです。顔の縦÷横の比率で毛先の高さが決まり、顔タイプ(直線か曲線か・大人か子供か)で前髪と毛先の形が決まり、首の長さと肩幅で襟足とボリュームの位置が決まり、髪の量・硬さ・くせでそのうちどこまで再現できるかが決まります。鏡と定規で測る手順、丸顔・面長・ベース型・逆三角の輪郭別、顔タイプ8タイプ別の長さと前髪、骨格3タイプとの合わせ方、髪質での調整、診断どおりに切ったのに似合わないときの直し方、美容師への伝え方まで、メグラシの髪型記事を地図にして1本にまとめました。

メグラシ編集部/読了 22分

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次は実際に試してみる段階かもしれません。

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