三つ編みカチューシャ|髪の長さと毛量で、編む側と渡す位置を変える

**三つ編みカチューシャは、編む前に髪を1度持ち上げてください。**耳の前の髪をひと束取って、頭の上を通して反対側の耳まで持っていきます。届くなら、両側から編んで頭頂で交差させる形。頭頂までしか届かないなら、片側だけ編んで頭頂で止める形。どちらに届くかで、編む側が決まります。
太さは毛量で決めます。髪を一つ結びにしたとき、ゴムが2回で止まるなら、編んだままで帯になります。3回以上巻けるなら、編み終わってから編み目の外側の輪を1〜2mmずつ引き出して、幅を1.5倍にしてください。細いまま渡すと、カチューシャではなく1本の線に見えます。
渡す位置は、前髪の生え際から指2本後ろが基本です。ただし、タートルネックやマフラーで首が埋まる日は、さらに指1本後ろへ下げます。首の縦の線が消える日に帯を前に置くと、顔が上下から挟まれて小さく見えるからです。市販のカチューシャをどこに置くかはカチューシャの位置に書いてあるので、この記事では自分の髪で作る帯の話に絞ります。
結論:やり方の前に、測るのは2つ
三つ編みカチューシャが「届かない」「細い」「ゆるむ」で終わる人は、手順ではなく、編む側と渡す位置が髪に合っていません。測るのは、髪の長さと毛量の2つです。
| 測るもの | 測り方 | 分かれる境目 |
|---|---|---|
| 髪の長さ | 耳の前の髪を頭の上を通して反対の耳へ | 届く/頭頂まで/頭頂に届かない |
| 毛量 | 一つ結びでゴムが何回巻けるか | 2回/3回以上 |
表は分岐の軸を示すためのものです。自分がどこに入るかは、次の2つの節で測ってください。
自分で測る①|髪の長さは、反対の耳に届くか
耳の前の髪を、生え際からこめかみまで指2本の幅で取ります。この束を頭の上を通して反対側の耳の上まで持っていき、どこまで届くかを見ます。
反対の耳の上まで届くなら、両側から編む形が使えます。頭頂を少し越えたところで止まるなら、片側だけ編んで頭頂で止める形です。頭頂に届かないなら、三つ編みで帯を作るのではなく、ねじってピンで止める形のほうが崩れません。肩につく長さがあれば、たいてい反対の耳まで届きます。
自分で測る②|毛量は、ゴムの巻き数
髪全体を後ろで一つに結び、普通のゴムが何回巻けるかを数えます。2回で止まるなら毛量が多い側、3回以上巻けるなら少ない側です。
毛量が多い側は、編んだままで帯の幅が出ます。少ない側は、編んだままだと幅が1cmを切って、帯として見えません。編み終わってから外側の輪だけを引き出して、幅を作ります。引き出し方の量については編み込みのほつれさせ方に細かく書いてあります。
届く×毛量が多い|両側から編んで、頭頂で交差
いちばん帯らしく仕上がる組み合わせです。左右の耳の前から1本ずつ編み、頭の上で交差させて、それぞれ反対側の耳の後ろにピンで止めます。
交差させる位置は、頭頂ではなく、頭頂から指1本前です。頭頂で交差させると、後ろから見たときに2本の帯が頭の真上で盛り上がって、頭が縦に長く見えます。少し前で交差させると、正面から見たときに帯が1本に見えて、後ろは平らに収まります。毛量が多い人は編み目を引き出さなくてよいので、編んだ太さのまま渡してください。
届く×毛量が少ない|両側から編んで、交差の前に引き出す
長さは足りるので両側から編みますが、交差させる前に、それぞれの編み目の外側の輪を引き出します。引き出すのは編み終わってピンで止める前です。止めたあとに引き出すと、根元が動いてゆるみます。
引き出す量は1〜2mmで、幅が1.5倍になったら止めます。引き出しすぎると、交差させたときに2本が混ざって帯の輪郭が消えます。毛量が少ない人は、編み始めの束を取る幅を指3本に広げると、引き出す量を減らせます。
頭頂まで×どちらの毛量でも|片側だけで止める
反対の耳に届かない長さなら、片側だけで帯を作ります。耳の前から編んで頭の上に渡し、頭頂を少し越えたところで、進む向きと逆にピンを刺して止めます。
反対側は編みません。耳の後ろの髪を少し持ち上げて、ピンの上に重ねるだけで、片側の帯が反対側まで続いているように見えます。片側だけだと帯が左右で非対称になりますが、正面から見たときに帯が目立つのは編んだ側なので、分け目の反対側から編むと顔のまわりの線が整います。
毛量が少ない人は、片側の1本に幅を持たせるために、編み始めの束を指3本の幅で取り、編み終わってから引き出します。1本しかないので、ここで幅を作らないと線に見えます。
頭頂に届かない|三つ編みをやめて、ねじる
頭頂に届かない長さで三つ編みを渡そうとすると、編み始めの生え際が引かれて頭皮が見えます。この長さでは三つ編みをやめて、耳の前の髪を2本に分けてねじり、耳の上で止める形にします。
ねじりは編むより短い長さで形になります。耳の上から後ろへ向かって、ねじった束を頭の丸みに沿わせて、耳の後ろでピンを刺します。帯というより、耳の上を飾る1本の線になりますが、三つ編みで無理に渡してゆるむより、この長さではきれいに収まります。
前髪のある日と、上げる日で位置を変える
前髪を下ろす日は、前髪の毛束が終わる線から指1本後ろに渡します。前髪のすぐ後ろに帯を置くと、前髪と帯が1つの面になって、額が狭く見えます。指1本あけると、前髪・地肌の線・帯の3段に分かれて、額の見え方が変わりません。
前髪を上げる日は、生え際から指2本後ろが基本です。前髪を帯に編み込む形もありますが、前髪が眉より短いと昼までにほつれます。前髪が鼻の高さまであるなら、耳の前の束と一緒に編み込んでも持ちます。前髪の分け方そのものは前髪アレンジに分けてあります。
首が埋まる日は、渡す位置を指1本後ろへ
タートルネックやマフラーで首が埋まる日は、帯を基本の位置からさらに指1本後ろへ下げます。首の縦の線が消えている日に帯を額の近くに置くと、顔が上と下から挟まれて、顔だけが小さく見えます。
帯を後ろへ下げると、額から帯までの地肌が広くなって、顔の縦の長さが戻ります。逆に、首が開いた服の日は基本の位置で構いません。この季節は服の襟の高さを見てから、帯の位置を決めてください。
帽子やフードを重ねる日は、引き出さない
秋冬は帽子やフードで帯を押さえる日があります。この日は、編み目を引き出した帯は潰れて、脱いだときに輪が崩れます。帽子を被る日は、毛量が少ない人でも引き出さず、編んだままの細い帯にしてください。
帯の位置も、帽子の縁がかかる場所より後ろに置きます。縁の真下に帯があると、帽子を脱いだときに帯の上に跡が残ります。帽子と髪の重ね方は帽子のヘアアレンジに分けてあります。
ゆるむのは、ピンの向きと編み始めの位置
午後に帯が後ろへずれる原因は、ほとんどがピンの向きです。編み終わりの束を、進む向きと同じ向きに刺すと、髪の重さでピンが抜けます。進む向きと逆向きに、地肌に沿わせて刺してください。1本で止まらないなら、2本を交差させて刺します。
もう1つは、編み始めの位置です。生え際から後ろに指1本以上離れた場所から編み始めると、根元に遊びが出て、帯全体が後ろへ落ちます。生え際ぎわから編み始めると、根元が引き締まって動きません。
どちらとも取れるとき①|届くが、ぎりぎり
反対の耳に届くけれど、引っ張ってやっと届く長さの人は、届かない側として扱ってください。ぎりぎりで渡すと、編み始めが引かれて昼までにゆるみます。片側で止める形にして、長さが伸びてから両側に戻せば十分です。
どうしても両側で渡したいなら、編む束を指1本の幅に細くして、編み目を細かくします。細い束は長く伸びるので、同じ髪の長さでも届く距離が変わります。細い帯になりますが、両側から来るので2本で幅を作れます。
どちらとも取れるとき②|レイヤーで短い毛が落ちる
レイヤーが入っていて、帯の途中から短い毛が落ちる人は、編む前に落ちる場所を決めておきます。髪を頭の上に持ち上げて、帯の位置でどこから短い毛が落ちるかを見てください。
落ちる場所が耳の上なら、そこだけ編み目を1段細かくして、落ちた毛を帯の下側に押し込みます。頭頂近くで落ちるなら、押し込まずに帯の上に出して、帯の輪郭をあえてゆるめます。全部押し込もうとするとピンの数が増えて、帯が硬く見えます。落ちる毛は1か所に集めて、そこだけ処理する考え方です。
どちらとも取れるとき③|ゴムが2回と3回の間
ゴムが2回で止まるか3回巻けるか、どちらとも言えない人は、編んだ帯の幅を測ってください。幅が1.5cm以上あれば多い側として扱い、引き出しません。1cmを切るなら少ない側として、外側の輪を引き出します。
幅を測るのは、編み終わってピンで止める前です。止めてから測ると、引き出す判断をしたときに根元が動きます。
まとめ
三つ編みカチューシャは、編む前に髪を1度持ち上げて、反対の耳に届くかで編む側を決めます。届けば両側、頭頂までなら片側、届かなければねじりに替える。太さは一つ結びのゴムの巻き数で決め、3回以上なら編み目を引き出して幅を1.5倍にする。
渡す位置は、前髪の生え際から指2本後ろが基本。前髪を下ろす日は前髪の終わりから指1本後ろ、首が埋まる秋冬の服の日はさらに指1本後ろ。ピンは進む向きと逆に刺して、生え際ぎわから編み始める。この3つを守れば、午後まで帯の位置は動きません。
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よくある問い
- Q. 三つ編みカチューシャが、反対側の耳まで届きません
- 届かない長さで無理に引っ張ると、編み始めの生え際が引かれて頭皮が見え、昼までにゆるみます。片側だけで止めてください。耳の前の髪を編んで頭の上に渡し、届いた場所、たいていは頭頂を少し越えたあたりで、進む向きと逆向きにピンを1本刺します。反対側は編まずに、耳の後ろの髪を少し持ち上げてピンの上に重ねれば、片側だけでも帯に見えます。両側から編んで頭頂で交差させる形は、肩に髪がつく長さになってからで足ります。
- Q. 編んでも細くて、カチューシャに見えません
- 一つ結びにしたとき、ゴムが3回以上巻けるなら毛量が少ない側で、そのまま編むと帯の幅が1cmを切ります。編み終わってから、編み目の外側の輪だけを指でつまんで1〜2mmずつ引き出してください。引き出すのは外側の輪だけで、中心を引くと形が崩れます。幅が1.5倍になれば帯として見えます。もう1つは、編む前に耳の前の髪を取る幅を広げることです。生え際からこめかみまで指2本の幅で取っていたなら、3本にすると束の太さが変わります。
- Q. 前髪がある日は、どこに渡せばいいですか
- 前髪を下ろす日は、前髪の生え際ではなく、前髪の毛束が終わる線から指1本後ろに渡します。前髪のすぐ後ろに帯を置くと、前髪と帯が1つの面になって額が狭く見えます。指1本あけると、前髪・地肌の線・帯の3段に分かれて、額の見え方が変わりません。前髪を上げる日は、生え際から指2本後ろが基本の位置です。前髪を帯に編み込むやり方もありますが、短い毛が多いと昼までにほつれるので、前髪が眉より短い人には勧めません。
- Q. 午後にはゆるんで、帯が後ろへずれます
- ずれる原因はピンの向きです。編み終わりの束を留めるとき、束が進む向きと同じ向きにピンを刺すと、髪の重さでピンが抜けます。進む向きと逆向きに、地肌に沿わせて刺してください。もう1つは、編み始めの位置です。耳の前の髪を、生え際から後ろに指1本以上離れた場所から編み始めると、根元に遊びが出て帯全体が後ろへ落ちます。生え際ぎわから編み始めると、根元が引き締まって動きません。
- Q. レイヤーが入っていて、短い毛が途中で落ちます
- 落ちる毛は、編み込む前に落ちる場所を決めておきます。編み始める前に髪を一度頭の上に持ち上げて、帯の位置で短い毛がどこから落ちるかを見てください。落ちる場所が耳の上なら、そこだけ編み目を1段細かくして、落ちた毛を帯の下側に押し込みます。落ちる場所が頭頂近くなら、落ちた毛は帯の上に出して、帯の輪郭をあえてゆるめます。レイヤーで落ちる毛を全部押し込もうとすると、ピンの数が増えて帯が硬く見えます。落ちる毛は1か所にまとめて、そこだけ処理する考え方です。
— メグラシ編集部





