ロングの髪型アレンジ|マフラーと襟に髪が挟まる季節のまとめ方

**マフラーを巻いた状態で鏡を見て、毛先がマフラーの下端より上にあるなら中に入れる、10cm以上下に出ているなら結び目を襟より上に上げる、その間なら外に逃がして片側に流してください。**ロングの髪型アレンジを秋冬に選ぶときは、髪の長さそのものより、毛先とマフラーの位置関係で決まります。
ロングの髪は、夏のあいだは下ろしていても困ることがあまりありません。ところが、マフラーやコートを着る季節になると、首まわりに布が増えて、髪がそのあいだに挟まります。挟まった髪は、外したときに毛先が折れていたり、片側だけ外に跳ねていたり、襟に押された跡が残っていたりします。朝きれいにしてきたのに、職場や店に着いて上着を脱いだときには形が崩れている。この記事は、その崩れを防ぐためのまとめ方だけを書いています。
測るものは1つだけです。いつものマフラーを巻いて、いつものコートを着て、鏡の前に立つ。毛先がどこに来ているかを見るだけで、あなたがその日に選ぶまとめ方が3つのうちどれかに決まります。
毛先の長さで結び目の高さを選ぶ話はヘアアレンジ ロング 簡単|毛先が長いほど、結び目を低く置くに、静電気で広がる日のまとめ方は簡単髪型アレンジ|乾燥と静電気で広がる日は、まとめる高さで選ぶにまとめています。この記事は、マフラーと襟に髪が挟まる問題に絞ります。
結論:毛先とマフラーの下端の位置で、3つのまとめ方に分かれる
マフラーを巻いたときの毛先の位置で、まとめ方は次の3つに分かれます。
| 毛先の位置 | まとめ方 | ねらい |
|---|---|---|
| マフラーの下端より上 | 髪ごとマフラーの中に入れる | 挟まる場所を作らない |
| 下端の上下10cm以内 | 外に逃がして片側の肩に流す | 毛先を下端に当てない |
| 下端より10cm以上下 | 結び目を襟の上端より上に上げる | 髪をマフラーより上に置く |
この3つは、髪がマフラーのどこに当たるかで分けています。髪が崩れるのは、マフラーの下端に毛先が当たり、その重みで毛先が上下に押されるときです。毛先が下端より上にあれば、髪はまるごとマフラーの中に包まれるので、押される場所がありません。毛先が下端より十分下にあれば、髪の途中がマフラーに挟まりますが、それなら挟まる前の高さで結んでしまえば解決します。
いちばん困るのは、毛先がちょうど下端あたりに来る長さです。毛先がマフラーの縁に当たって折れたり、半分だけ入って半分だけ出たりします。この長さの人だけは、毛先をマフラーから離して、片側の肩に流すのがいちばん崩れません。
マフラーの巻き方を変えると、下端の位置も変わります。首にぐるぐると何重にも巻けば下端は上がり、長く垂らして1回だけ巻けば下端は下がります。いつもの巻き方で測ってください。巻き方を日によって変える人は、よく使う巻き方2つで測っておくと迷いません。
測り方:いつものマフラーとコートで、鏡の前に1回立つ
測るのは、出かける服装をすべて身につけた状態です。コートを着て、マフラーを巻き、髪はいつも通り下ろしてください。
全身が映る鏡がなければ、洗面台の鏡で構いません。洗面台の鏡で胸元まで見えれば十分です。鏡に対して横を向き、首を少しだけ後ろにひねって、背中側のマフラーの下端と毛先の位置を見ます。後ろが見えにくい人は、スマホで背中側を撮ってください。
見るのは、毛先のいちばん長い部分が、マフラーの下端に対してどこにあるかです。下端より上なら1つ目、下端の上下10cm以内なら2つ目、それより下なら3つ目のまとめ方です。10cmは、手のひらの横幅、親指を除いた4本の指をそろえた幅とだいたい同じです。
レイヤーが入っていて毛先の長さがそろっていない人は、いちばん長い部分で決めてください。短い部分の毛先は、どのまとめ方でも一緒にまとまるか、マフラーの中に収まるからです。
測るのは1回だけで十分です。一度決めた分け方は、髪を切るか、マフラーを替えるまで変わりません。髪が伸びて、それまで下端より上だった毛先が下端に届くようになったら、まとめ方を1つ下に移してください。
測るときに気をつけたいのは、姿勢です。鏡の前で背すじを伸ばして立つと、いつもより首が長くなり、マフラーの下端が少し上がります。ふだん歩いているときや、電車で座っているときは、首がやや前に出て、背中側のマフラーは下がりがちです。測るときは、肩の力を抜いて、いつも歩くときの姿勢で立ってください。座って過ごす時間が長い人は、椅子に座った状態でも1回見ておくと、職場に着くまでの崩れ方が読めます。
もう1つ、測る日の髪の状態もそろえてください。洗ってすぐのさらさらした日と、2日目の少しまとまった日では、毛先の落ちる位置が数cm変わります。迷ったら、まとまりのある日の位置で決めます。さらさらの日は毛先が広がって長く見えるので、いつもより1つ下のまとめ方に寄せておくと外しません。
毛先がマフラーの下端より上なら、髪ごと中に入れる
毛先がマフラーの下端に届かない長さの人は、髪をまるごとマフラーの中に入れるのがいちばん楽です。髪は首の後ろでマフラーに包まれて、押される場所がないので、外したときにも形がほとんど変わりません。
入れ方にはこつがあります。髪をそのまま下ろした状態でマフラーを巻くと、首の後ろで髪がばらばらに入り、一部の束だけがマフラーに引っかかって外に飛び出します。それを防ぐには、巻く前に髪を首の後ろでひとまとめにして、軽く1回ねじっておくことです。
ねじった束を首の後ろにまっすぐ垂らし、その上からマフラーを巻きます。ねじった束はばらけにくいので、マフラーの中で毛先がそろったまま収まります。マフラーを外したら、束を手ぐしで2回ほどほどけば、元の下ろした状態に戻ります。
この方法で気をつけたいのは、マフラーの巻きの強さです。首をきつく締めるように巻くと、髪がマフラーに強く押されて、首の付け根あたりにくせがつきます。指が2本入るくらいのゆとりを残して巻いてください。
厚手のマフラーを何重にも巻く人は、首の後ろのマフラーの厚みが増えるぶん、髪にかかる重みも増えます。外したときに首の付け根で髪が折れていたら、巻く回数を1回減らしてください。
毛先が下端の上下10cm以内なら、外に逃がして片側に流す
毛先がちょうどマフラーの下端あたりに来る長さは、秋冬のロングでいちばん扱いにくい長さです。中に入れようとすると毛先が下端からはみ出し、下ろしたまま上から巻くと毛先が下端に当たって折れます。
この長さの人は、毛先をマフラーから遠ざけてください。髪を全部、片側の肩の前に流します。流した髪の上からマフラーを巻くのではなく、マフラーを先に巻いてから、首の後ろの髪をマフラーの外に引き出し、片側の肩の前に回します。
こうすると、髪はマフラーの外側、前に出ます。毛先は胸の前に来るので、マフラーの下端には当たりません。前から見ると、片側に髪がまとまって流れ、反対側にはマフラーの結び目や端が見える形になります。
流す側は、マフラーの端を垂らす側と反対にするのが基本です。髪とマフラーの端が同じ側に重なると、そこだけ厚みが出て、もう片側が寂しく見えます。顔の向きや分け目の都合で同じ側にしたい日は、マフラーの端を首の後ろに回して、前に垂らさないようにすると重なりません。
流した髪は、歩いているうちに背中側に戻ってくることがあります。戻ってくる人は、流す前に、耳の下あたりで髪を1回だけゆるくねじってから前に出してください。ねじりがあると、髪が前に留まりやすくなります。
毛先が下端より10cm以上下なら、結び目を襟の上端より上に上げる
毛先がマフラーの下端よりずっと下まである長い髪の人は、髪の途中がどうしてもマフラーとコートの襟に挟まります。中に入れようとしても入りきらず、前に流しても量が多すぎて胸の前がふくらみます。
この長さの人は、挟まる前の高さで髪をまとめてしまうのがいちばんです。髪をひとつに結び、その結び目をコートの襟の上端より上に置きます。結び目がマフラーと襟より上にあれば、髪の大部分はマフラーの上、または襟の外に出ます。
まとめ方は、ひとつ結び、低めのお団子、くるりんぱのどれでも構いません。大事なのは形ではなく、結び目の高さです。結び目が襟より下に来ると、結び目そのものが襟とマフラーに押されて、つぶれたり、片側に倒れたりします。
結び目から下の毛先は、マフラーの上に乗るか、マフラーの外側に垂れます。毛先がマフラーの外側に出ていれば、押されることはありません。毛先がマフラーの中に半分入ってしまう場合は、結び目をもう少し上げるか、お団子にして毛先を結び目に巻き込んでください。
境目の長さで、入れるか流すか結ぶか迷うときの決め方
測ってみると、毛先がちょうど下端に届くか届かないか、あるいは下端から10cmちょうどくらい、という境目に来る人がいます。どちらのまとめ方を選んでも、半分は合っていて半分は合わない気がする。そういうときの決め方を書いておきます。
まず、下端より上か、下端あたりかで迷う人。この人は、その日にマフラーを外すかどうかで決めてください。1日じゅう外に出ていて、マフラーを外す時間が短い日は、中に入れるやり方で構いません。毛先が少し下端からはみ出しても、外さなければ人に見られるのは前からの姿だけです。屋内でマフラーを外す時間が長い日は、片側に流すやり方を選んでください。外したあとに毛先の折れが残らないほうを優先します。
次に、下端あたりか、10cm以上下かで迷う人。この人は、その日の風と、背負う物で決めてください。風が強い日は、片側に流した髪が後ろにあおられて、マフラーの中に吹き込まれます。リュックを背負う日は、肩ひもが流した髪を押さえて、毛先が背中側に引っ張られます。風の強い日とリュックの日は結ぶ、風が弱く手提げの日は流す、と決めておくと迷いません。
それでも決められないときは、1週間だけ同じやり方で通してみてください。毎日違うやり方を試すと、どれが合っているかが分からなくなります。1週間同じやり方で過ごし、脱いだあとの髪の状態を毎日1枚撮っておきます。崩れた日が2日以上あったら、次の1週間は隣のやり方に替えます。2週間続ければ、自分の髪とマフラーに合うのがどちらか、はっきり分かります。
迷う長さの人にもう1つ伝えたいのは、マフラーの巻き方を変えて境目から外れる、というやり方もあることです。毛先が下端あたりに来るなら、マフラーをもう1回多く巻いて下端を上げれば、2つ目から3つ目に移れます。1回少なく巻いて下端を下げれば、2つ目から1つ目に移れます。髪の長さを変えるより、マフラーの巻き方を変えるほうがずっと簡単です。
マフラーの素材と幅で、髪の挟まり方が変わる
同じ長さの髪でも、マフラーの素材と幅が違うと、挟まり方が変わります。測ったときと違うマフラーを使う日は、ここを確かめてください。
幅の広い大判のマフラーやストールは、首に巻いたときの厚みが大きく、下端も下がります。首の後ろで髪を包む面積が広いので、中に入れるやり方には向いていますが、髪全体に重みがかかるので、首の付け根に跡が残りやすくなります。大判を使う日は、巻く前のねじりを2回にして、束をしっかりまとめておいてください。
幅の細いマフラーは、首の後ろの厚みが小さく、髪を包む面積も狭くなります。中に入れようとしても、髪の一部が上下からはみ出します。細いマフラーの日は、中に入れるより、片側に流すか、結ぶやり方のほうが合います。
素材では、毛足の長いウールや起毛のマフラーが、いちばん髪を絡めます。毛足のあいだに髪が入り込み、外すときに引っ張られて、毛先がばらばらになります。こうしたマフラーの日は、髪をマフラーに直接触れさせないことを優先し、結ぶやり方を選んでください。なめらかな織りのマフラーや、表面がつるりとしたマフラーは、髪がすべりやすく、中に入れても絡みにくいので、1つ目や2つ目のやり方と相性がいい素材です。
結び目の高さは、襟の上端から指2本ぶん上を基準にする
結び目をどこまで上げればいいかは、コートの襟の上端を基準に、指の本数で決めます。
コートを着てマフラーを巻いた状態で、首の後ろに手を回し、襟の上端を指で探してください。そこから上に、指を横にして2本ぶん。そこが結び目の基準の高さです。
| 結び目の位置 | 起きること |
|---|---|
| 襟の上端と同じか下 | 結び目が襟に押されてつぶれる |
| 襟の上端から指2本ぶん上 | 押されず、首の後ろも寒くない |
| 襟の上端から指4本ぶん以上上 | 首の後ろが出て寒い。マフラーで覆いにくい |
指2本より低いと、マフラーを巻いたときに、マフラーの上端が結び目に当たります。歩いているあいだに結び目が少しずつ押し上げられたり、片側に倒れたりして、着いたころには形が崩れています。
指4本より高くすると、結び目は押されませんが、うなじが大きく出ます。秋の始めならそれでも構いませんが、冬の立ち上がりの冷える朝には、首の後ろが寒くてつらくなります。マフラーで首の後ろを覆おうとすると、今度はマフラーが結び目の下から持ち上がり、結び目に当たります。
指2本から3本のあいだに結び目を置けば、結び目は襟とマフラーの上に出て押されず、首の後ろはマフラーで覆えます。この高さは、ちょうど耳たぶの下端と同じくらいになる人が多いので、覚えやすい目安として耳たぶの下端を使っても構いません。
コートの襟の形で、結び目の高さを1段変える
コートの襟の形によって、襟の上端の高さも、首の後ろの厚みも変わります。同じ指2本でも、襟が違えば結び目の位置が変わります。
襟の無いコートや、襟の低いコートは、襟の上端が首の付け根あたりにあります。この場合は、指2本の基準でちょうどいい高さになります。結び目をうなじの中ほどに置くと、マフラーとのおさまりもいい形です。
テーラードの襟や、大きく折り返す襟のコートは、首の後ろで襟が立ち上がり、上端が高くなります。基準は同じく襟の上端から指2本ですが、結び目の位置は自然と高くなります。高すぎると感じたら、マフラーを襟の内側に入れて巻き、首の後ろの厚みを減らしてください。
スタンドカラーや、首までボタンで留める高い襟のコートは、襟そのものが首の後ろを覆います。この場合は、結び目を襟の上に出すと、かなり高い位置になります。高い位置が好みでなければ、結ばずに髪を全部前に流すか、低めのお団子を襟の内側に収めるやり方もあります。お団子を襟の内側に入れるときは、お団子を小さく、平たく作ってください。丸く大きいお団子は、襟に押されて形が崩れます。
フードつきのコートは、フードが首の後ろに大きな厚みを作ります。結び目はフードの上端より上、耳の高さを目安にしてください。フードの中に結び目が埋もれると、脱ぐときにフードと一緒に結び目が引っ張られて崩れます。
タートルネックの日は、首元の高さぶん結び目も上げる
タートルネックを着る日は、コートの下にもう1枚、首を覆う布が加わります。タートルの首元の上端が、コートの襟より高い位置に来ることも珍しくありません。
この日は、コートの襟ではなく、タートルの首元の上端を基準にしてください。タートルの上端から指2本ぶん上に結び目を置きます。タートルの上端に結び目が当たると、首を動かすたびに結び目がこすれて、毛がほつれてきます。
タートルの首元を折り返して着る人は、折り返した上端が基準です。折り返しの厚みのぶん、首の後ろが太くなるので、結び目はさらに少し上になります。
下ろしたまま過ごしたい日は、タートルの首元に髪を入れるか出すかを決めてください。タートルの中に髪を入れると、首まわりがすっきりして見えますが、脱ぐときに髪が静電気で首元に張りつきます。出す場合は、首元の外側に髪をそろえて垂らし、その上からマフラーを巻かずに、マフラーはタートルの首元だけに軽く掛けるとおさまります。
タートルとマフラーを両方使う日は、首まわりがかなり厚くなるので、毛先がマフラーの下端に届くかどうかの測り直しが必要です。いつもより下端が上がるので、普段は2つ目のまとめ方の人が、この日は3つ目になることがあります。
タートルの日にもう1つ起きやすいのが、首元と髪のこすれです。タートルの首元は1日じゅう首の後ろに沿っているので、下ろした髪がそこに当たり続けると、首の付け根の髪だけが細かく絡んで、毛玉のような塊ができることがあります。タートルの日に下ろしたまま過ごすなら、首の付け根あたりの髪を内側に軽く1回ねじり、首元に当たる面を少なくしておいてください。絡まりが出やすい人は、タートルの日だけは結ぶやり方に決めてしまうのも1つの手です。
屋内で脱ぐ日は、脱いだあとに見える形から決める
職場や店に着いたらマフラーとコートを外す、という日は、脱いだあとに人に見られる時間のほうが長くなります。この日は、脱いだあとの形を先に決めて、その形を崩さずにマフラーを巻けるまとめ方を選んでください。
脱いだあとに下ろした髪を見せたい日は、1つ目の中に入れるやり方か、2つ目の片側に流すやり方を選びます。どちらも、脱いだあとに手ぐしで整えれば下ろした髪に戻れます。3つ目の結ぶやり方は、ほどいたときに結び跡が残るので、下ろした髪を見せたい日には向きません。
脱いだあとにまとめ髪を見せたい日は、3つ目の結ぶやり方です。この日は、結び目が襟とマフラーに押されないことがいちばん大事なので、指2本の基準をしっかり守ってください。
それでも、マフラーを外すときに結び目に引っかかって形が崩れることがあります。外すときは、マフラーを前から引き抜くのではなく、首の後ろでいったんマフラーを持ち上げ、結び目から浮かせてから前に外してください。結び目からマフラーを離してから外す、という順番です。
脱いだあとに鏡を見られる場所があるなら、そこで1分だけ整える時間を取ってください。挟まって浮いた毛を手ぐしで1回なでつけ、毛先を軽くねじるだけで、朝の形にかなり近づきます。
脱いだあとに形を変えたい日もあります。外ではまとめて、屋内では下ろす、という日です。この日は、外では結び跡の残りにくいまとめ方を選んでください。ゴムで強く結ぶ代わりに、髪を1回ねじって大きめのクリップで留めておくと、外したあとに跡がほとんど残りません。クリップは、襟の上端から指2本ぶん上の位置で留め、留めた先の毛先はマフラーの外に出しておきます。屋内に入ってクリップを外したら、手ぐしでねじりをほどけば、下ろした髪に切り替えられます。
毛量が多い人、レイヤーが入っている人の調整
毛量が多い人は、どのまとめ方でも、髪がマフラーやコートを押し返すように広がります。中に入れればマフラーがふくらみ、前に流せば胸の前が重くなり、結べば結び目が大きくなります。
毛量が多い人は、髪を2つに分けて扱ってください。耳より上の髪と、耳より下の髪です。耳より上の髪だけを後ろで小さくまとめ、耳より下の髪は片側の肩に流すか、マフラーの中に入れます。こうすると、一度に扱う髪の量が半分になり、どの場所にもふくらみが出にくくなります。
レイヤーが入っていて、顔まわりや表面に短い毛がある人は、その短い毛がマフラーに引っかかって外に飛び出しやすくなります。短い毛は、まとめ髪に無理に入れようとせず、顔まわりに残しておいてください。残した短い毛は、マフラーの外に出るので押されず、脱いだあとも顔まわりの動きとしてきれいに見えます。
髪が細く、柔らかい人は逆に、マフラーに押されるとすぐにぺたんとつぶれます。中に入れるやり方は、首の後ろの髪がつぶれて、脱いだあとに頭の形が平たく見えることがあります。細い髪の人は、中に入れるより、2つ目の片側に流すやり方のほうが、ふんわりした形を保てます。
くせ毛の人は、マフラーに押された部分だけくせが伸び、押されなかった部分はくせが残る、という左右差が出やすくなります。脱いだあとに片側だけまっすぐ、片側だけうねっているのはこのためです。くせ毛の人は、押される場所を作らないことがいちばん大事なので、毛先の位置にかかわらず、結ぶやり方を基本にしてください。結び目を指2本の基準で置けば、髪はマフラーにも襟にもほとんど触れません。下ろしたい日は、片側に流すやり方を選び、流した側だけにくせが残るように、あえて左右をそろえない形にしておくと、脱いだあとの差が目立ちません。
挟まった髪の跡を残さない、外し方と直し方
どのまとめ方をしても、1日の終わりにはどこかに跡が残ることがあります。跡を残しにくい外し方と、残ったときの直し方を書いておきます。
マフラーを外すときは、首の後ろの髪を片手で軽く押さえながら外してください。押さえずに外すと、マフラーと一緒に髪が引っ張られて、静電気で髪が広がります。外したら、すぐに手ぐしで首の後ろから毛先に向かって2回なでます。
結び目をほどくときは、ゴムを一気に引き抜かず、ゴムを指で少し広げてから下にずらして外してください。一気に引き抜くと、結び目の近くの毛が引っ張られて、結び跡がくっきり残ります。ほどいたあとは、結び跡のある高さを指で軽くほぐし、毛先に向かって下ろします。
毛先が折れて跡がついてしまったときは、毛先を手のひらで包むように持ち、軽くねじって数秒そのままにしてから離してください。折れた方向と逆にねじると、跡がやわらぎます。それでも残る跡は、次に髪を濡らしたときに戻ります。無理にこすって直そうとすると、毛先が傷むので、そこまでにしておきましょう。
マフラーやコートの襟の内側が、ウールの毛羽立った素材だと、髪がこすれて絡みやすくなります。首の後ろに当たる部分だけでも、なめらかな素材の首元を選ぶと、跡も絡まりも減ります。
帰宅してマフラーとコートを外したら、その日のうちに首の後ろの髪の状態を指で確かめてください。首の付け根あたりに、指が引っかかる小さな絡まりがあれば、それはマフラーや襟にこすれた跡です。絡まりは、毛先側から少しずつ指でほぐし、根元に向かって広げていきます。根元から一気にとかすと、絡まりがきつく締まって切れ毛の原因になります。毎日の帰宅後に1分だけこの確かめをしておくと、冬のあいだに首の後ろの毛先だけが傷んでいく、ということを防げます。
時間が無い朝は、1分・3分・5分のどれかを選ぶ
最後に、朝の時間ごとに選べるやり方をまとめます。どのやり方も、最初に決めた3つのまとめ方のどれかに当てはまります。
1分しか無い朝は、1つ目の中に入れるやり方です。髪を首の後ろでひとまとめにして1回ねじり、その上からマフラーを巻くだけです。毛先がマフラーの下端より下まである人でも、この朝だけは毛先をマフラーの中に折り込んで入れてしまって構いません。折り込んだ毛先は脱いだあとに少しくせが残りますが、1分で出かけられることを優先します。
3分ある朝は、2つ目の片側に流すやり方です。耳の下で髪を1回ゆるくねじり、片側の肩の前に流してから、反対側にマフラーの端を垂らします。流した側の毛先を指で軽く内側に巻き込むと、歩いても背中に戻りにくくなります。
5分ある朝は、3つ目の結ぶやり方です。襟の上端から指2本ぶん上の位置で、ひとつ結びか低めのお団子を作ります。結んだあとにコートを着て、マフラーを巻き、鏡で結び目が押されていないかを確かめてください。押されていたら、結び目を指1本ぶん上げ直します。
どの時間のやり方を選ぶにしても、前の晩にひとつだけ準備しておくと朝が楽になります。それは、翌日に使うマフラーとコートを決めておくことです。マフラーとコートが決まっていれば、毛先がどこに来るかも決まり、朝に鏡の前で迷う時間がなくなります。玄関のそばにマフラーを掛けておき、出る直前にコートを着て、マフラーを巻いて、鏡で毛先の位置を1回だけ見る。この流れを毎朝くり返すうちに、測らなくても自然にその日のまとめ方が選べるようになります。
| 時間 | まとめ方 | 向いている長さ |
|---|---|---|
| 1分 | ねじって中に入れる | 毛先が下端より上(長くても可) |
| 3分 | ねじって片側に流す | 毛先が下端の上下10cm以内 |
| 5分 | 指2本上で結ぶ | 毛先が下端より10cm以上下 |
髪型を変えるたびに、マフラーの巻き方まで変える必要はありません。毛先とマフラーの位置を一度測っておけば、その日の時間に合わせて3つのうちどれかを選ぶだけで、脱いだあとも崩れにくい髪で過ごせます。
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よくある問い
- Q. マフラーの中に髪を入れると、外したときに毛先がつぶれます
- 入れるときに、毛先をまっすぐ下に押し込むと、マフラーの重みで毛先が首の付け根に向かって折れます。入れる前に髪を首の後ろでひとまとめにして、軽く1回ねじってから入れてください。ねじった束は折れにくく、外したあとに手ぐしで2回ほとけば、毛先のくせはほとんど残りません。毛先がつぶれやすい人は、巻く回数を1回減らし、首の後ろのマフラーの厚みを減らすのも効きます。
- Q. ロングで、結ぶと首の後ろが寒いのが嫌です
- 結び目を高くすると首の後ろが出るので寒くなります。寒さが気になる人は、結び目をうなじの少し上、襟の上端から指2本ぶん上までにとどめ、マフラーを首の後ろで1回交差させて結び目の下を覆ってください。結び目そのものはマフラーの上に出るので押しつぶされず、首の後ろはマフラーで覆えます。
- Q. 毛量が多くて、マフラーに入れるとマフラーがふくらみます
- 毛量が多い人は、髪全部をマフラーに入れようとしないでください。耳より上の髪だけを後ろで小さくまとめ、耳より下の髪を片側の肩に流してマフラーの外に出すと、マフラーの中に入る量が半分以下になります。流した側の毛先は、マフラーの端と同じ側にそろえると、全体がまとまって見えます。
- Q. フードつきのコートのときはどうまとめればいいですか
- フードつきのコートは、フードが首の後ろに厚みを作るので、結び目を低くするとフードの中に埋もれます。結び目はフードの上端より上、耳の高さを目安にしてください。結ばずに下ろす日は、髪を全部フードの外、前側に出すか、全部フードの中に入れるかのどちらかにそろえると、首の後ろで髪が半分だけ挟まる状態を防げます。
— メグラシ編集部





