ヘアアレンジ ロング 簡単|毛先が長いほど、結び目を低く置く

**ロングの簡単ヘアアレンジが昼までに崩れるなら、手順ではなく結ぶ高さを変えてください。**ゴムから毛先までが長いほど、結び目は低く置きます。
ロングの髪が崩れる原因は、結び目から下に垂れる髪の重さです。同じ手順でも、肩につくくらいの髪なら耳の上で結んでも保ちますが、背中の真ん中まである髪を同じ高さで結ぶと、垂れる髪が結び目を下へ引き続けます。長さに合わせて高さを決めておけば、簡単な形のままで夕方まで保ちます。
この記事では、結び目の高さを3段に分けて、それぞれの段で保つ簡単な形を5つ紹介します。ミディアムの長さの方はミディアムの簡単ヘアアレンジ|襟とマフラーの季節も夕方までもつを、セミロングの方はセミロングのヘアアレンジ|束の重さと落ちるcmで、その日の形が保つか決まるを見てください。
結論:ゴムから下が長いほど、結び目を低くする
先に答えを置きます。
| ゴムから毛先までの長さ | 結び目の高さ | 目安の位置 |
|---|---|---|
| 手のひら1枚未満 | 高い | 耳の上端より上 |
| 手のひら1枚から2枚 | 中くらい | 耳の上端から耳たぶまでのあいだ |
| 手のひら2枚以上 | 低い | 耳たぶより下、えり足 |
手のひら1枚は、手首のしわから中指の先までの長さです。多くの人で17〜19cmほどあります。定規を出さなくても、自分の手で測れるのがこの目安のよいところです。
表で決まるのは高さだけです。その高さでどんな形にするかは、後の章で選びます。
なぜ長いと崩れるのか|重さと揺れの2つ
ロングの髪の結び目が下がる理由は2つあります。
垂れる髪の重さ
結び目から下に垂れる髪は、ずっと結び目を下へ引いています。長いほど重いので、引く力も大きくなります。高い位置で結ぶと、結び目と頭のあいだの距離が長くなり、その間の髪がゆるみやすくなります。低い位置で結べば、結び目が頭のすぐそばにあるので、引かれてもずれる余地が少なくなります。
歩くたびの揺れ
もう一つは揺れです。歩くたび、振り向くたびに、垂れた髪が左右に振れます。長い髪ほど振れ幅が大きく、その勢いが結び目をゆさぶります。高い位置で結んだ髪は、振り子の支点が高い分、揺れが大きくなります。
この2つは、どちらも結び目を低くすれば小さくなります。ロングの簡単アレンジでよく言われる「ゴムをきつく結ぶ」「ピンをたくさん使う」は、この2つの力に正面から逆らうやり方です。力に逆らうより、力がかかりにくい高さに置くほうが、手間も道具も少なくて済みます。
肩より短い髪と同じ手順でいい理由
肩より短い髪で覚えた簡単アレンジの手順は、ロングでもそのまま使えます。違うのは高さだけです。新しい手順を覚え直す必要はなく、いつもの手順を、長さに合った高さに移すだけで足ります。
測り方|いったん耳の高さで結んで、手のひらを当てる
測るのは1回だけで済みます。髪の長さが大きく変わるまで、答えは同じです。
- 髪をブラシでとかして、耳の上端と耳たぶの中間あたりの高さで、ひとつに結ぶ
- 結んだ束を前に持ってきて、ゴムのすぐ下に手首のしわを当てる
- 手のひらを束に沿わせて、毛先が手のひらの何枚目で終わるかを数える
1枚目の中指の先で終わらなければ「1枚未満」、2枚目の途中で終わったら「1枚から2枚」、2枚目の中指の先を越えたら「2枚以上」です。
毛先がそろっていないとき
毛先がそろっていない髪は、いちばん多く毛が集まっているところで測ってください。数本だけ長く伸びている毛は数えません。重さを決めているのは、量の多い部分だからです。
測る日は、乾いた髪で
洗ってすぐの髪は水を含んでいて、伸びて長く測れます。乾いた状態で、いつも出かける前と同じ状態にしてから測ります。
束の太さで、1段ずらす
長さが同じでも、髪の量が多い人と少ない人では、結び目にかかる重さが違います。結んだ束の根元を、親指と中指で輪を作るように握ってみてください。
- 親指と中指が重なる → 束は細い。表のとおりの高さで構いません
- 親指と中指の先がちょうど触れる → 束は中くらい。表のとおりの高さで構いません
- 親指と中指が届かない → 束は太い。表の高さから1段下げてください
束が太い人は、長さが手のひら1枚から2枚でも、えり足で結ぶほうが保ちます。逆に、束がとても細い人は、長さが2枚以上あっても、耳たぶの高さで保つことがあります。ただし、細い髪はゴムが滑りやすいので、高さを上げるのは崩れなかった日が3日続いてからにしてください。
結ぶ前の準備|とかす方向・ゴム・ピン
高さを決めたら、結ぶ前に1分だけ準備をします。この1分で、昼の崩れ方が変わります。
とかす方向は、結び目に向かって
ブラシは、毛先から根元へ、ではなく、生え際から結ぶ位置に向かって動かします。えり足で結ぶなら、額から後ろへ、こめかみから後ろ下へ、えり足からは上へ少しだけ。結び目に向かって髪の流れがそろっていると、結んだあとに一部の毛だけが逆らって浮くことがありません。
長い髪は毛先がからまりやすいので、先に毛先だけを手ぐしでほぐしてから、根元からブラシを入れてください。毛先がからまったまま結ぶと、からまりが束の中で引っかかって、結び目が片側に寄ります。
ゴムは、巻く回数で締める
ゴムは、きつく伸ばして1回で締めるより、**ゆるめに3回巻くほうが保ちます。**伸ばしたゴムは戻ろうとして髪を強く締めますが、時間がたつと伸びたまま戻らなくなります。3回巻いたゴムは、それぞれの巻きが少しずつ髪を押さえるので、締める力が長く続きます。
長い髪の束には、細いゴムより、太さが3mmほどあるゴムが向いています。細いゴムは束に食い込んで跡がつきやすく、重さで少しずつ滑ります。
ピンは、差す向きで効き方が変わる
アメピン(波のある平たいピン)は、波のある側を頭皮に向けて、髪の流れに逆らう向きに差します。流れと同じ向きに差すと、髪が動くたびに抜ける方向へ押されます。
Uピン(U字型の細いピン)は、お団子やねじった束を留めるときに使います。いったん外側から差して、頭皮に当たったら向きを変えて、結び目の下へ潜らせるように押し込みます。Uピンは、刺した先が結び目まで届いたときに初めて効きます。
簡単な形1|低いひとつ結びのくるりんぱ
えり足で保つ形の代表です。手順は3つです。
- 耳たぶより下で、ゆるめにひとつに結ぶ
- 結び目の上の髪を、指で縦に分けて穴を開ける
- 束を下から穴に通して、左右に引いて締める
**くるりんぱは、結び目の上で髪がねじれる分、ゴムが下がりにくくなります。**長い髪でも重さが分散されるので、ひとつ結びのままより崩れにくい形です。
長さによる調整
手のひら2枚以上の長さなら、くるりんぱを1回したあと、束の真ん中あたりでもう1本ゴムを結んで、そこでも同じようにくるりんぱをします。垂れる長さが途中で区切られるので、背中で毛先が広がりにくくなります。
簡単な形2|ねじって留めるだけのハーフアップ
上半分の髪だけをまとめて、下半分は背中に下ろします。結ぶ髪の量が半分になるので、長い髪でも高めの位置で保ちます。
- 耳の上端から上の髪を、左右から1束ずつ取る
- それぞれの束を、外へ向かって2回ねじる
- 後頭部の真ん中で2本を合わせて、ヘアクリップかピンで留める
ハーフアップは、表の高さより1段高くしても保つ、例外の形です。下ろした髪の重さはピンにかからないからです。手のひら2枚以上の長さでも、耳の上の高さで留められます。
留める位置が下がってくるとき
昼までに留めた位置が下がってくるなら、ねじる回数を2回から3回に増やしてください。ねじりが強いほど、束同士の引っかかりが増えて下がりにくくなります。
簡単な形3|三つ編みを1本、横に下ろす
結び目を作らずに、編んだ髪で重さを受ける形です。
- 髪全体を、片方の肩の前に寄せる
- 首の横、耳たぶより下の高さから三つ編みを始める
- 毛先の手前5cmほどでゴムで結ぶ
三つ編みは編み目ごとに重さを受けるので、長い髪ほど向いている形です。編み始めを耳より下にしておくと、首の横に沿って落ち着きます。
編み目を指でつまんで少しずつ引き出すと、ふんわりした仕上がりになります。引き出すのは、上から3つ目の編み目までにしてください。下まで全部引き出すと、昼までに毛先側から形がほどけてきます。
簡単な形4|低いお団子は、巻き付ける回数で大きさを決める
えり足でひとつに結んでから、束をねじってゴムのまわりに巻き付け、ピンで留めます。
長い髪のお団子は、大きくなりすぎるのが悩みになりがちです。巻き付ける回数で大きさが変わるので、先に回数を決めておきます。
- 手のひら1枚から2枚の長さ → 2周で、握りこぶしの半分ほど
- 手のひら2枚以上の長さ → 3周で、握りこぶしほど
3周しても毛先が余るときは、余った毛先をお団子の内側に押し込んで、ピンを1本足してください。お団子の外に毛先が出ていると、そこから崩れはじめます。
ピンは、お団子の外側から内側の結び目に向かって差します。結び目まで届いたピンは、お団子全体を支えます。届かなかったピンは、表面の髪だけを押さえているので、すぐに抜けてきます。
簡単な形5|クリップで縦にまとめる
髪をねじり上げて、大きめのヘアクリップで挟むだけの形です。いちばん手早く済みます。
- 髪を後ろでひとつにまとめて、毛先に向かって2回ねじる
- ねじった束を、後頭部に沿わせて上へ持ち上げる
- クリップを縦向きにして、ねじった部分をまとめて挟む
**クリップは、爪の長さが束の太さより長いものを選んでください。**爪が束を越えていないと、挟む力が表面にしかかからず、すぐに滑り落ちます。
この形は、結び目を作らない分、高さの目安が当てはまりません。クリップで挟む位置が後頭部のどこでも、髪全体の重さはクリップ1つにかかります。手のひら2枚以上の長さで、束が太い人には向きません。その場合は、ねじったあとに毛先を内側へ折り込んでから挟むと、持ち上げる重さが軽くなります。
コートの季節は、結び目を襟の上に出すか、横へ寄せる
秋から冬にかけて、コートやジャケットを着る日が増えると、ロングの髪には別の困りごとが出てきます。えり足で結んだ髪が、コートの襟と首のあいだに挟まることです。
襟の高さを、首のつけ根から測る
いつも着るコートを羽織って、首のつけ根(首を前に倒したときに出っ張る骨)から、襟の後ろの上端までが何cmあるかを測ります。
- 襟の上端が首のつけ根から5cm未満 → 低い襟。えり足で結んでも、結び目は襟より上に出ます
- 5cm以上 → 高い襟。えり足の結び目は、襟の中に入ります
高い襟のコートを着る日は、結び目を襟の上端より2cm上に出すか、後ろではなく横へ寄せてください。
横へ寄せる形
三つ編みを1本、横に下ろす形は、コートの日に特に向いています。髪が首の後ろを通らないので、襟に挟まりません。低いひとつ結びも、結ぶ位置を真後ろから耳の後ろへずらすだけで、襟から外れます。
下ろしたままの日の静電気
ウールのコートの襟は、下ろした髪と擦れて静電気が起きやすくなります。髪が広がって顔にまとわりつくなら、まとめる日に切り替えるのがいちばん早い対処です。静電気で髪が広がる日の扱いは簡単な髪型アレンジ|静電気で広がる日にまとめてあります。
バッグの紐と髪は、反対の肩に分ける
ショルダーバッグやトートバッグを肩にかけると、紐が髪を押さえて、下ろした髪や横に寄せた三つ編みが紐の下に挟まります。
横に寄せる形は、バッグをかける肩と反対側に寄せる、と決めておいてください。右肩にバッグをかける人は、髪を左肩の前へ。これだけで、紐を外すたびに髪を引っ張られることがなくなります。
リュックを背負う日は、後ろで結んだ髪がリュックと背中のあいだに挟まります。リュックの日は、結び目を耳より高くするハーフアップか、横に下ろす三つ編みにしてください。
長さがちょうど境目のとき
手のひらで測ったら、毛先がちょうど2枚目の中指の先あたりで終わった。こういうときは、中くらいの高さとえり足のどちらにするか迷います。
その日の予定で決める
- 屋外を歩く時間が長い、風がある、走る予定がある → 低いほう(えり足)
- 座っている時間が長い、屋内で過ごす → 高いほう(耳たぶの高さ)
体が動くほど、垂れる髪が揺れて結び目を引っ張ります。動く日は低く、動かない日は高く、と覚えておけば、境目の長さでも迷いません。
2週間ごとに測り直さない
境目の長さにいる人は、髪が伸びるたびに測り直したくなりますが、伸びるのは1か月に1cm前後です。境目のときは、伸びて越えるまで低いほうで固定してください。高いほうへ戻すのは、切って長さが変わったときだけで構いません。
2つの高さを、昼に撮って比べる
それでも決めきれないときは、2日に分けて試します。1日目は耳たぶの高さ、2日目はえり足で、同じ形に結んで出かけてください。どちらの日も、結んだ直後と昼の休憩のときに、後ろ姿をスマートフォンで1枚ずつ撮っておきます。
2枚を並べて、結び目の位置が何cm下がったかを見ます。目安は、耳たぶとの距離です。**昼までに結び目が2cm以上下がっていた高さは、あなたの長さには高すぎます。**両方とも2cm未満なら、高いほうを選んで構いません。両方とも2cm以上下がっていたら、段の入り方か髪の質に原因があるので、このあとの2つの章を見てください。
段が入っていて、短い毛が先に落ちるとき
レイヤーが入ったロングは、全体の長さは手のひら2枚以上あっても、顔まわりや頭の上の毛だけが短く切られています。結ぶと、短い毛がゴムから先に抜けて、顔の横に落ちてきます。
短い毛の長さで測り直す
段が入っている人は、いちばん短い段の毛先が、結び目まで届くかを見てください。
- 届く → 表のとおりの高さで構いません
- 届かない → その高さでは、短い段が必ず抜けます。結び目を短い段が届く高さまで下げるか、短い段を最初から結ばずに顔の横へ下ろします
落ちてくる前提の形にする
短い段を無理に結び込もうとするより、最初から外して残すほうが、昼までの見た目が変わりません。ハーフアップは、上の短い段だけをねじって留める形なので、段が入った髪と相性がよい形です。
髪の質で迷うとき
同じ長さ・同じ量でも、髪の質で保ち方が変わります。
細くてやわらかい髪
重さは軽いのに、ゴムが滑って結び目が下がります。ゴムを巻く回数を1回増やすか、結ぶ位置にだけ少量のスタイリング剤をなじませてください。ゴムは、表面がなめらかなものより、少しざらついた素材のほうが滑りにくくなります。
太くて硬い髪
重さがあって、結んだ束が外に張り出します。結び目は表の高さから1段下げて、束をねじってから結ぶと、張り出しが抑えられます。お団子はピンが入りにくいので、1周ごとにピンを1本ずつ差していきます。
くせがある髪
くせのある髪は、毛同士が引っかかるので、実はまとめ髪が保ちやすい髪です。表の高さより1段高くしても保つことがあります。ただし、湿気の多い日はくせが強く出て、まとめた表面が広がります。雨の日は1段低くしておくと安心です。
顔まわりに残す毛は、耳の前から1束だけ
低い位置でまとめると、正面から見たときに髪がほとんど見えず、顔まわりがさびしく見えることがあります。そういうときは、耳の前から細い毛束を1束だけ残します。
残す束の太さは、ストローくらいを目安にしてください。それより太いと、顔の横に髪が下りている印象になって、まとめ髪に見えにくくなります。残す長さは、あご先より下まであれば、そのまま下ろしておくだけで顔の横に沿います。
残した毛束は、左右どちらか片方だけでも構いません。片方だけ残すなら、横に寄せた三つ編みと反対側に残すと、左右の重さの釣り合いが取れます。
残すのは耳の前だけにしてください。えり足の後れ毛まで残すと、低いまとめ髪では襟に擦れて、そこから毛がほどけていきます。
場面で変える|仕事の日・休日・子どもと出かける日
同じ長さでも、その日の過ごし方で、選ぶ形が少し変わります。
仕事の日
座っている時間が長く、人と向かい合って話す日は、正面から見たまとまりを優先します。低いひとつ結びのくるりんぱか、低いお団子が向いています。机に向かってうつむいたとき、横に下ろした三つ編みは顔の前に落ちてくるので、書類やキーボードを触る仕事の日は避けたほうが楽です。
休日
歩く時間が長い休日は、揺れに強い三つ編みかハーフアップを選びます。ハーフアップは下ろした髪が背中で揺れますが、ピンで留めた上半分は重さを受けていないので、歩いても崩れにくい形です。風の強い日は、下ろした部分が顔にかかるので、三つ編みに切り替えます。
子どもと出かける日
子どもを抱き上げる、しゃがむ、手を引く。体を前に倒す動きが多い日は、**後ろでまとめる形にしてください。**横に下ろした髪や三つ編みは、前かがみになるたびに子どもの顔や手に触れます。小さな子は髪をつかむこともあるので、低いお団子のように毛先が外に出ない形がいちばん安心です。抱っこひもを使う日は、ひもが肩と首の後ろを通るので、結び目は耳の高さまで上げておくとひもに当たりません。
よくある失敗と、その直し方
ロングの簡単アレンジで、よく聞く失敗を3つ挙げます。
くるりんぱの穴が、すぐに閉じる
穴を開ける前に、結び目のゴムをゆるめていないことが原因です。結んだら、ゴムを指で1cmほど下へずらしてから、上の髪に穴を開けてください。ゴムの上に余裕ができるので、束を通したあとに穴が閉じにくくなります。
ハーフアップの留めた部分が、後頭部で浮く
ねじった束を、頭の丸みに沿わせずに留めていることが原因です。留める前に、ねじった2本の束を後頭部に軽く押し当てて、頭の丸みに沿わせてからクリップを差してください。浮いたまま留めると、その隙間から髪が抜けていきます。
お団子が、片側に傾く
巻き付ける方向と、ピンを差す位置がそろっていないことが原因です。右回りに巻いたら、ピンは巻き終わりの毛先側から、巻く方向に沿って差します。巻き始め側にピンを集めると、巻き終わり側がほどけて、そちらに傾きます。
朝の時間で選ぶ
形を選ぶときは、その朝に使える時間から決めます。
| 使える時間 | 選ぶ形 |
|---|---|
| 3分 | 低いひとつ結びのくるりんぱ、ねじって留めるだけのハーフアップ |
| 5分 | 三つ編みを1本横に下ろす、クリップで縦にまとめる |
| 7分 | 低いお団子(巻き付けとピン留めに時間がかかる) |
**時間が足りないのに手の込んだ形を選ぶと、ピンや引き出しが雑になって、結局早く崩れます。**時間で選んだ形を、ていねいに仕上げるほうが長く保ちます。手を動かす回数でアレンジを選ぶ考え方は簡単なヘアアレンジ|手を何回動かすかで選ぶでも紹介しています。
前の晩にできる、翌朝を短くする準備
朝の3分を確実にするために、前の晩にできることが2つあります。
乾かすとき、結ぶ方向へ風を当てる
髪を乾かすとき、最後の1分だけ、翌朝結ぶ位置に向かって風を当ててください。えり足で結ぶ予定なら、頭のてっぺんから後ろ下へ。根元の向きが結ぶ方向にそろうので、翌朝ブラシを入れたときに、髪がまとまる方向へ素直に流れます。
寝る前に、ゆるい三つ編みを1本
長い髪は、寝ているあいだに毛先がからまります。寝る前に、首の横でゆるい三つ編みを1本だけ編んでおくと、からまりがほとんどなくなります。**朝にからまりをほどく時間が減る分、そのまま3分のアレンジに使えます。**編むのはゆるく、ゴムは毛先で1回巻くだけにしてください。きつく編むと、朝に編み跡のうねりが強く残ります。
うねりが少し残るのは、むしろ好都合です。まっすぐな髪より、わずかにうねった髪のほうが毛同士が引っかかり、くるりんぱやお団子が保ちやすくなります。
1週間の回し方|同じ位置で結び続けない
結ぶ高さが決まっても、毎日まったく同じ位置で結び続けると、髪に結び跡の折れ癖がつきます。ほどいたときに、その位置だけ髪が折れて浮いて見えるようになります。
表で決まった高さは「その高さより上にしない」という上限として使ってください。上限より下なら、日によって2〜3cm位置をずらして構いません。たとえば手のひら1枚から2枚の長さの人なら、月曜は耳たぶの高さ、火曜はそれより2cm下、水曜はハーフアップ、というように回します。
**ハーフアップと横に下ろす三つ編みは、後ろで結ぶ形とは跡がつく場所が違います。**週に1〜2日、これらの形を挟むと、後ろの結び跡を休ませられます。
髪を伸ばしている途中の人へ
肩につくくらいの長さからロングへ伸ばしている途中の人は、半年ほどのあいだに、表の段を1つ越えることになります。
越える時期は、ある朝いつもの高さで結んだら、昼前に結び目が下がっていた、という形で気づくことがほとんどです。そうなったら、測り直して1段下げてください。逆に、伸ばしている途中で毛先を切りそろえて長さが戻ったときは、手のひらで測り直して、短くなった分だけ高さを戻して構いません。
伸ばしている途中は、毛先の傷みが気になって、結び目より下を巻き込む形を避けたくなる時期でもあります。その場合は、三つ編みを横に下ろす形を中心にしてください。毛先をゴムで1回まとめるだけなので、毛先に負担がかかりにくい形です。
外出先で崩れたときの直し方
鏡がない場所で崩れたときは、いったん全部ほどいて、低いひとつ結びに戻すのがいちばん早い直し方です。
- ゴムとピンを全部外して、手ぐしで3回とかす
- 耳たぶより下で、ひとつに結ぶ
- 時間があればくるりんぱを1回だけする
**崩れた形を部分的に直そうとすると、かえって乱れが広がります。**低い位置に戻せば、垂れる髪の重さが結び目にかかりにくくなるので、そこから夕方まで保ちます。ゴムは1本、手首かバッグの内ポケットに予備を入れておくと安心です。
ピンが抜けてお団子が崩れかけたときも同じです。差し直すより、ほどいてひとつ結びにしたほうが、見た目が早く整います。
まとめ|先に高さ、それから形
ロングの簡単ヘアアレンジは、形を増やすより、結ぶ高さを長さから決めるほうが崩れにくくなります。
- いったん耳の高さで結んで、ゴムから毛先までを手のひらで測る
- 1枚未満なら耳の上、1枚から2枚なら耳たぶまで、2枚以上ならえり足に結ぶ。束が太ければ1段下げる
- その高さで保つ形を、朝の時間に合わせて選ぶ
- コートの日は結び目を襟の上に出すか横へ寄せ、バッグと反対の肩に髪を分ける
高さが決まれば、くるりんぱもハーフアップも三つ編みも、手順はいつもどおりで構いません。結婚式や式典などで、自分で長時間保つまとめ髪を作りたいときは卒園式のママのロングヘアも参考にしてください。
よくある問い
- Q. 高い位置のポニーテールをどうしてもしたいときは
- 結び目から下の長さを短くする工夫が先です。いったん高い位置で結んだあと、毛先を半分に折り返して、ゴムの根元にピンで2本留めてください。垂れる長さが半分になるので、重さも半分になります。見た目は短めのポニーテールになりますが、昼すぎまで結び目が下がりにくくなります。毛先を巻いて丸みをつけるのも、垂れる長さを縮める方法の一つです。
- Q. 低い位置で結ぶと、地味に見える気がします
- 低い位置の結び目は、横から見たときに首の後ろに収まるので、正面からは髪がほとんど見えません。地味に見えるのはそのためです。顔の横に、耳の前から毛束を細く1本ずつ残すか、結び目の上の髪を指でつまんで2cmほど引き出してください。正面から見える髪の量が増えて、低い位置でもまとめ髪らしさが出ます。引き出しすぎると崩れたように見えるので、つまむのは結び目の上3か所までにします。
- Q. 朝に時間が3分しかありません
- 3分なら、低いひとつ結びのくるりんぱか、ねじって留めるだけのハーフアップのどちらかにしてください。どちらも鏡を見るのは最後の確認だけで足ります。くるりんぱは結ぶ・穴を開ける・通すの3動作、ハーフアップはねじる・留めるの2動作です。三つ編みやお団子は5分ほどかかるので、時間のある日に回します。
- Q. 髪が細くて、結んでもすぐゴムが下がってきます
- 髪が細くやわらかい人は、束の重さよりも、ゴムと髪のあいだの滑りで結び目が下がります。結ぶ前に、結ぶ位置にだけ手のひらで少量のスタイリング剤をなじませるか、ゴムを巻く回数を1回増やしてください。それでも下がるなら、結び目をさらに1段低くします。低くするほど、下がっても見た目の変化が小さくなります。
— メグラシ編集部





