ロング髪の毛アレンジ|耳にかける物の数で、耳を出すか隠すか決める

**今日、耳にかける物はいくつありますか。**メガネ、マスク、耳の後ろにかけるイヤホン。2つ以上なら、今日のロングの髪の毛アレンジは、耳を全部出す型にしてください。
1つなら、耳の上半分だけを出します。0なら、出しても隠しても構いません。ただし、かける物の数が少なくても、1日に5回以上外すなら、耳を全部出す型に切り替えます。
ロングの髪は、量があるぶん耳のまわりを通る毛も多くなります。そこにメガネのつるやマスクのひもが重なると、外すたびに毛束が引き出されて、朝きれいだった形が昼には崩れています。崩れるのは、髪型が悪いからではなく、耳の上でかける物と髪がぶつかっているからです。
結論:耳にかける物が2つ以上の日は、耳を出す型にする
決め方を表にしておきます。縦がかける物の数、横が1日に外す回数です。
| 耳にかける物 | 外す回数4回まで | 外す回数5回以上 |
|---|---|---|
| 0本 | 出しても隠してもよい | ― |
| 1本 | 耳の上半分を出す | 耳を全部出す |
| 2本以上 | 耳を全部出す | 耳を全部出し、結び目を耳から離す |
この表は入り口です。大事なのは、どちらとも取れる日の決め方と、耳を出す型で結び目をどこに置くかのほうです。それは後ろの章で順に書きます。
耳を出すといっても、耳を見せることが目的ではありません。目的は、かける物の通り道から髪をどかしておくことです。通り道が空いていれば、メガネをかけ直しても、マスクを外しても、髪は動きません。
数える前に|「耳にかける物」に入るもの、入らないもの
数に入れるのは、耳の付け根の後ろを何かが通る物です。メガネのつる、マスクのひも、耳の後ろにかけて固定するイヤホン、耳を上から覆うイヤーマフがここに入ります。補聴器のように耳の上にのせる物も同じです。
数に入れないのは、耳の穴に入れるだけの小さなイヤホン、耳たぶにつけるピアスやイヤリングです。これらは耳の付け根の後ろを通らないので、髪とぶつかりません。ただし、大きく揺れるイヤリングは、髪が絡むことがあるので、耳の下端より下に髪を留めないようにしておくと安心です。
帽子は別の数え方をします。帽子は耳の上を通るのではなく、頭のまわりを一周するので、耳にかける物とは違うぶつかり方をします。帽子の扱いは、秋冬の章でまとめて書きます。
数えるのは、その日の朝です。今日の予定を思い浮かべて、電車でマスクをする、職場でメガネをかける、昼休みにイヤホンで音楽を聴く、と順に指を折ってください。同じ物を何度つけても、1本と数えます。回数は次の数で扱います。
もう1つの数|1日に何回外すか
本数と同じくらい効くのが、外す回数です。かける物が1本でも、何度も外したりかけたりすれば、そのたびに耳のまわりの髪は引っぱられます。
数え方は、つけ外しの往復を1回とします。マスクなら、食事で外す、会話で外す、電話のときに片耳だけ外す。メガネなら、画面から離れるときに外す、手元を読むときにかける、顔を洗うときに外す。1日5回以上になる物が1つでもあれば、外す回数が多い日として扱ってください。
5回を境にしているのは、4回までなら、外すたびに指で軽く整え直すだけで形が戻るからです。5回を超えると、整え直す手間が追いつかず、少しずつ引き出された毛束が積み重なって、夕方には耳のまわりだけ形が崩れます。
外す回数は、曜日によって変わる人が多いはずです。会議の多い日はマスクを外す回数が増える、在宅の日はメガネのつけ外しが増える、といった具合です。週に一度、いちばん回数の多い日の朝に数えてみて、その日の型を決めておくと、毎朝数えなくても済みます。
0本の日|耳を隠しても出してもいい。決めるのは長さ
耳にかける物がない日は、耳まわりのぶつかりを気にしなくて構いません。耳を隠すか出すかは、好みと、その日の服の首まわりで決めてください。
ロングの場合、耳を隠すと、耳の上から毛先までの髪が一枚の面になって落ちます。この面が広いと、顔のまわりがやわらかく見えます。一方で、首まわりの詰まった服を着る日は、その面が服の襟と重なって、首のあたりが重く見えることがあります。そういう日は耳を出して、髪を後ろに流すと、首まわりが軽くなります。
耳を隠すか出すかを長さで決めるなら、毛先がどこまで届いているかを見てください。毛先が肩甲骨より下まである長さだと、耳を隠して下ろした髪は、背中の上で広がりやすくなります。座ったり椅子の背にもたれたりするたびに、背中で毛先がこすれて、表面に細かい毛羽が立ちます。0本の日でも、長く座る予定があるなら、耳を出して後ろでまとめておくほうが、夕方の髪の表面がきれいに保てます。
毛先が肩甲骨の上あたりで止まる長さなら、下ろしていても背中とこすれる範囲が小さいので、耳を隠したまま過ごせます。下ろす日は、耳の後ろの髪を一度だけ前に持ってきて、耳の前から鎖骨のほうへ流しておくと、後ろに回る毛が減って、首まわりが軽く見えます。
0本の日は、アレンジを練習するのにも向いています。耳を出す型は、慣れないうちは結び目の位置が決まりにくいので、かける物のない日に、次の章で書く位置を何度か試しておくと、2本以上の日に迷わず結べます。
1本の日|耳の上半分だけ出す
かける物が1本で、外す回数が4回までの日は、耳の上半分だけを出します。耳の上端から耳の穴の高さまでを出して、耳たぶのあたりは髪で覆ったままにする型です。
メガネのつるも、マスクのひもも、耳の上端の付け根にかかります。だから、上半分さえ空いていれば、通り道はふさがりません。耳たぶの側を髪で覆っておけば、顔まわりのやわらかさも残せます。
やり方は、耳の上端から上の髪を、こめかみから後ろに向かってひとすくい取り、耳の後ろで軽くねじって留めるだけです。ねじった束を留める位置は、耳の後ろの付け根から指2本ぶん、約3cm以上離してください。近すぎると、つるやひもの先端が留め具に当たります。
ハーフアップにする場合も、同じ考え方です。耳の上端より上の髪を全部すくって、後頭部の真ん中で留めます。このとき、すくう髪に耳の後ろの毛を混ぜないでください。耳の後ろの毛は、つるとひもの通り道のすぐそばにあるので、まとめてしまうと外すたびに引っぱられます。
ハーフアップの結び目をくるりんぱにすると、結び目の両わきに小さなふくらみができます。このふくらみが耳の後ろに向かって張り出すと、つるの先やひもに触れることがあります。くるりんぱにするなら、結び目を後頭部の真ん中より少し下、耳の上端と同じ高さに置き、ふくらみが横ではなく下に向かうように、毛束を引き出す方向を下向きにしてください。
1本の日に耳の上半分を出した型は、耳たぶのあたりを覆う髪が、時間がたつと前に落ちてきやすい型でもあります。前に落ちた髪は、マスクのひもの下に入り込みます。昼に一度、耳たぶを覆う髪を指で後ろに流し直しておくと、午後に外すときもひもに絡みません。直すのは1回で十分で、何度も触ると、かえって耳の上半分を出した部分の形がゆるみます。
2本以上の日|耳を全部出し、結び目を耳から離す
かける物が2本以上ある日は、耳を全部出す型にします。耳の上端から耳たぶまで、耳のまわりに髪がかからない状態です。2本のかける物が、耳の付け根の後ろで重なり合うので、そこに髪が1本でも挟まると、外したときに2本ぶん引っぱられます。
結び目の位置は、耳の後ろの付け根から指3本ぶん、約5cm以上離すのが目安です。メガネのつるは耳の後ろで下に曲がり、付け根から2cmから3cmほど下に向かって伸びています。マスクのひもも、耳の後ろでたるんで同じくらいの範囲に広がります。その範囲から結び目を外しておくと、かける物とまとめた髪が触れません。
型としては、低い位置の一つ結び、低めのまとめ髪、うなじに近い位置のくるりんぱが向いています。高い位置のポニーテールも耳から離れますが、結ぶときに耳の後ろの髪を上に引き上げるので、耳の後ろに短い毛が残りやすく、それがひもに絡みます。2本以上の日は、結び目を耳の下端の高さか、それより下に置くほうが確実です。
低い位置の一つ結びにするときは、結ぶ前に、両耳の後ろの髪を手ぐしで首の後ろの真ん中へ集めてから結んでください。耳の後ろの髪を横から斜めに引いて結ぶと、耳の後ろに髪の通り道ができて、そこが少したるみます。そのたるみに、マスクのひもやメガネのつるの先が入り込みます。首の後ろへまっすぐ集めれば、耳の後ろは髪のない面になって、通り道が空きます。
低めのまとめ髪にするなら、結んだ束をねじって結び目に巻きつけ、ピンで留める形が向いています。巻きつけた束が結び目より横に張り出さないよう、巻く直径は手のひらの横幅の半分くらいまでにしておきます。それより大きく巻くと、まとめ髪のふちが耳の後ろに近づいて、指3本ぶんの距離が保てなくなります。
外す回数も5回以上ある日は、さらに一手間かけます。耳の後ろの付け根のすぐ上にある短い毛を、細いピンで後ろに向けて留めておいてください。ただし、留めるのは付け根から後ろへ3cmより先です。耳の上端から上2cm、後ろ3cmの範囲は、つるとひもの通り道なので、ピンを挿さない場所と決めておきます。
境目の測り方|耳の上端・付け根・結び目の3点
ここまでに出てきた距離を、鏡の前で自分で測る方法をまとめます。手を使えば、定規がなくても測れます。
1点目は、耳の上端です。耳のいちばん高いところに人差し指を当ててください。メガネのつるが通るのはここで、マスクのひもも、ここのすぐ後ろにかかります。この点から上2cm、指1本ぶんほどの範囲が、ピンを挿さない場所です。
2点目は、耳の後ろの付け根です。耳を前に軽く倒すと、耳と頭がつながっているところが見えます。ここから後ろへ指を横にして当て、指2本ぶんが約3cm、指3本ぶんが約5cmです。手の大きさで少し変わりますが、目安としては十分です。
3点目は、結び目です。まとめた髪のゴムの位置を、2点目から指で測って、何本ぶん離れているかを見ます。1本の日は指2本ぶん以上、2本以上の日は指3本ぶん以上です。
指で測るときは、人差し指から薬指までをそろえて、指の腹を頭に当ててください。指を立てて先だけで測ると、頭の丸みに沿わずに距離が短く出ます。指の腹を寝かせて当てれば、頭の丸みに沿った長さになるので、つるやひもが実際に通る道のりに近い距離が測れます。
左右で距離が違っていないかも、一度見ておきます。利き手で結ぶと、結び目は利き手と反対側に少し寄りやすく、片側だけ耳に近づいていることがよくあります。右耳と左耳の両方で指を当てて、どちらも同じ本数ぶん離れていれば、結び目は首の後ろの真ん中にあります。片側が指1本ぶん以上近いなら、結び目をそのぶん反対側へ寄せて結び直してください。
**測るのは、結んだあとに一度だけで十分です。**一度測って位置が決まれば、次からは鏡で見て、同じ位置に結べているかを確かめるだけで済みます。結び目の位置を覚えるには、うなじの生え際から指何本ぶん上か、もあわせて見ておくと、後ろ手でも同じ位置に結べるようになります。
どちらとも取れる日①|メガネは1日中、マスクは電車の中だけ
いちばん多い迷い方は、かける物が2本あるけれど、片方はほとんど外さない日です。メガネは朝から晩までかけたまま、マスクは通勤の電車の中だけ、というような日です。
この場合は、いちばん多く外す物に合わせて決めます。メガネを1日中かけっぱなしなら、メガネは数の上では1本でも、ぶつかりの原因にはなりにくい物です。マスクの外す回数が4回までなら、実質は1本の日として、耳の上半分を出す型で構いません。
ただし、メガネをかけっぱなしにしていても、マスクをつけ外しするたびに、ひもがつるの上を通ります。このとき、ひもとつるのあいだに髪が挟まっていると、ひもを外すと同時に髪が引き出されます。耳の上半分を出す型にするときは、耳の上端の付け根まわりの髪が、つるの外側に出ていないかを、最初に一度だけ確かめてください。出ていれば、その毛だけ指でつるの内側から後ろへ流しておきます。
逆に、マスクは1日中つけたままで、メガネを手元を読むときだけかける日もあります。この場合も同じで、外す回数の多いメガネに合わせます。読むたびにかけ外しして5回を超えるなら、耳を全部出す型にしておくほうが、夕方まで崩れません。
どちらとも取れる日②|片耳イヤホン、日によって変わる回数
イヤホンを片耳だけにかける人は、左右で耳まわりの状態が違います。この場合は、左右で別々に決めて構いません。イヤホンをかける側は耳を出し、かけない側は隠す、という左右で違う型です。
左右で違う型にするときは、髪の分け目をかける物の反対側に寄せると、自然に見えます。たとえば右耳にイヤホンをかけるなら、分け目を左に寄せて、右側の髪を耳の後ろへ流します。左側は髪が多めに顔にかかるので、隠す側として形が整います。
外す回数が日によって大きく違う人は、多いほうの日に合わせた型を、ふだんの型にしてしまうのも一つの方法です。耳を全部出す型は、外す回数が少ない日に使っても困ることはありません。逆に、耳を隠す型で外す回数の多い日を過ごすと、崩れたまま1日を終えることになります。迷ったら、崩れにくいほうに寄せておくのが安全です。
それでも決めきれないときは、朝のうちに、その日いちばん長くいる場所を思い浮かべてください。座って画面を見る時間が長いならメガネの回数が、人と会って話す時間が長いならマスクの回数が増えます。長くいる場所で外す物に合わせると、外れることはほとんどありません。
予定が読めない日、たとえば外回りと会議が交互に入る日や、子どもの送り迎えと買い物が挟まる日は、数えようとしても答えが出ません。そういう日は、迷わず耳を全部出す型にしてください。数が読めない日は、外す回数が多くなる側に転ぶことのほうが多いからです。耳を全部出す型で困るのは、顔の横が少しさびしく見えることくらいで、それは顔のまわりに細い束を残すだけで補えます。
在宅の日は、かける物が少なくても、オンラインの会議でイヤホンをつけ外しする回数が増えます。画面に映るのは顔と首まわりだけなので、耳のまわりが崩れると、ほかの部分が整っていても目立ちます。会議が3回以上ある日は、イヤホンの本数を1本として数えたうえで、外す回数が5回を超えるものとして扱い、耳を全部出す型にしておくと、会議ごとに髪を直す手間が省けます。
どちらとも取れる日③|耳を出すと落ち着かない人
数の上では耳を出す型になる日でも、耳を出すと落ち着かない、という人はいます。顔の横が広く空くことに慣れていないと、鏡を見るたびに気になってしまうものです。
その場合は、耳を出す範囲を一段階だけ減らしてください。2本以上の日でも、耳の上半分を出す型にとどめて、耳たぶのあたりは髪で覆ったままにします。そのかわり、耳たぶを覆う髪は、耳の下端より下で軽く留めて、かける物のひもやつるに届かないようにしておきます。
もう一つの方法は、顔のまわりに細い束を残すことです。耳を全部出してまとめたあと、こめかみの横から指1本ぶんの細い束を引き出して、顔の横に沿わせます。束が細ければ、かける物の通り道にはかからず、顔の横の空きだけを埋められます。束は耳の前に落としてください。耳の後ろに回すと、つるやひもに絡みます。
耳を出すと落ち着かない理由が、耳の形や大きさが気になるから、という人もいます。その場合でも、耳を全部覆う必要はありません。人の目は、耳そのものより、耳のまわりの髪の流れを見ています。耳の前に細い束を残して流れを作っておけば、耳を出していても、目は束のほうへ向かいます。
どちらの方法でも、耳の上端から上2cm、後ろ3cmの範囲だけは空けておく、というところは変えないでください。そこさえ空いていれば、多少髪が耳にかかっていても、外すたびに崩れることはありません。
耳を隠す型を選ぶなら|かける物を先につけてから髪をかぶせる
かける物があっても、どうしても耳を隠したい日は、順番で解決します。かける物を先に全部つけてから、その上に髪をかぶせてください。
髪を先に整えてからメガネやマスクをかけると、つるやひもが髪の下に潜り込みます。外すときには、つるやひもが下から髪を持ち上げるので、毛束がまとめて引き出されます。かける物を先につけて、髪を上からかぶせておけば、外すときにつるやひもは髪の下から抜けるだけで、髪は持ち上がりません。
かぶせた髪は、耳の下端より下で、ゆるく留めておきます。留める位置を耳より上にすると、髪がつるやひもを上から押さえつけて、外しにくくなります。耳の下端より下なら、髪はつるやひもに軽く乗っているだけなので、外すときに邪魔になりません。
外すときの手の動きも決めておきます。マスクのひもを外すときは、髪ごと持ち上げずに、ひもだけを指でつまんで、耳の前に向かって外してください。後ろに向かって外すと、かぶせた髪の内側をひもが通って、髪がめくれます。メガネも同じで、つるを前にまっすぐ引き抜くように外します。
秋冬の帽子とイヤーマフ|縁と結び目をぶつけない
秋が深まって冬に向かうと、帽子やイヤーマフが加わります。帽子は耳にかける物ではありませんが、頭のまわりを一周する縁が、耳の上かそのすぐ下を通ります。そのため、耳にかける物と同じように、まとめた髪とぶつかることがあります。
ニット帽をかぶる日は、まとめた結び目が帽子の縁と重ならない位置に置きます。目安は、帽子の縁から指2本ぶん以上下です。耳を全部出す型で結び目を低く置いていれば、多くの場合はこの位置に収まります。帽子をかぶったときに結び目が縁に当たるなら、結び目をさらに下げるか、首の横に寄せてください。帽子のかぶり方で崩れにくい置き方は、帽子の日のヘアアレンジで詳しく書いています。
帽子とメガネとマスクが重なる日は、耳のまわりに3つの物が集まります。この日は迷わず、耳を全部出し、結び目を耳の下端より下、首の後ろの真ん中に置く型にしてください。帽子を脱いだときに、メガネのつるとマスクのひもを巻き込んでずり落ちることがあるので、帽子は両手で縁を持って、まっすぐ上に持ち上げて脱ぎます。
イヤーマフは、耳を上から覆うので、耳にかける物の1本として数えます。イヤーマフをする日は、耳のまわりに髪を残さないことが大事です。耳を覆うときに髪を一緒に挟むと、外したときにその部分だけ髪がつぶれて、形が戻りません。
マフラーを巻く日は、首の後ろの低い結び目が、マフラーの中に入るかどうかを確かめてください。入るなら、結び目はマフラーにつぶされるので、平たいまとめ方、たとえばくるりんぱやねじって留める型にしておくと、外したあとも形が残ります。
秋冬は、室内と外を行き来するたびに、帽子やマフラーを脱いだりかぶったりする回数も増えます。帽子のかぶり外しも、外す回数に含めて数えてください。メガネとマスクに加えて、帽子を1日に何度も脱ぐ日は、耳を全部出す型に加えて、結び目を2か所に分けて留めておくと安心です。帽子を脱ぐときに上の留め具が一緒に持ち上がっても、下の結び目が残るので、形が大きく崩れません。
暖房の効いた室内で、乾燥した髪が静電気を帯びる日もあります。静電気を帯びた髪は、マスクのひもやメガネのつるに吸い寄せられて、外すたびにふわりと持ち上がります。家を出る前に、耳のまわりの髪の表面を、少し湿らせた手のひらで一度なでておくと、つるやひもに吸いつく毛が減ります。
ロングならではの重さ|束が重い日は、留める場所を2か所に分ける
ロングの髪を耳から離れた位置でまとめると、束の重さが結び目にかかります。結び目が下がってくると、だんだん耳のほうへ寄ってきて、せっかく空けた通り道に近づいてしまいます。
これを防ぐには、留める場所を2か所に分けます。耳の上端の高さで、上半分の髪を一度軽く留めてから、残りの髪をまとめて低い位置で結ぶ。重さが2か所に分かれるので、下の結び目が下がりにくくなります。上の留め具も、耳の上端から上2cm、後ろ3cmの範囲を外した、後頭部の中央寄りに置いてください。
髪を洗った翌日など、髪が柔らかくすべりやすい日は、束がほどけやすくなります。そういう日は、結ぶ前に、結ぶ位置の髪を手のひらで軽くなでつけて、表面を落ち着かせておきます。整髪料を使う場合も、つけるのは結び目のまわりだけで十分です。耳のまわりにつけると、かける物の通り道で毛が固まって、つるやひもに引っかかりやすくなります。
長さの違う髪がどこまで届くかでまとめ方を変えるやり方は、ロングの簡単ヘアアレンジでまとめています。ねじって引き出すときの形の作り方は、ロングのねじりアレンジが参考になります。
外し方を物ごとに決める|メガネ・マスク・イヤホンで手の向きを変える
型を選んで通り道を空けても、外し方が乱暴だと、通り道の外の髪まで引っぱってしまいます。かける物ごとに、外すときの手の向きを一つずつ決めておくと、どの型の日でも崩れにくくなります。
メガネは、両手でつるの付け根のあたりを持って、顔の正面へまっすぐ引き抜きます。片手で前のフレームだけを持って外すと、つるが斜めに動いて、耳の後ろの髪をなでるように引き出します。かけるときも同じで、つるを開いてから、耳の上端に向かってまっすぐ差し込みます。つるの先で髪をかき分けながら差し込むと、かき分けた毛がつるの上に乗って、次に外すときにまとめて持ち上がります。
マスクは、ひもを耳の上端の付け根で指にかけ、耳の前に向かって外します。耳の後ろに向かって外すと、ひもが耳の後ろの髪の上をすべって、毛束を一緒に引き出します。食事や会話で片耳だけ外すときも、外す側は前に向かって外し、外したひもはあごの下に垂らしておくと、もう一度かけるときに髪に触れずに済みます。
耳の後ろにかけるイヤホンは、耳の上端から後ろへ回っている部分を指先で持ち上げてから、耳から離します。耳の穴に入っている部分を先に引き抜くと、耳の後ろにかかった部分が髪を巻き込んだまま動きます。かけるときは、先に耳の後ろの部分をかけてから、耳の穴に入れる順番にしてください。
外し方がそろうと、型に頼らなくても崩れにくくなります。耳を出す型にできない日や、急いで結んで結び目の位置が少しずれた日でも、外し方が決まっていれば、夕方の崩れは小さく抑えられます。
朝のうちに確かめること|外して、かけ直して、崩れないか
型が決まって結び終えたら、家を出る前に一度だけ、かける物を外してかけ直してください。これがいちばん確実な確かめ方です。
メガネをかけているなら、外してかけ直す。マスクをするなら、片耳ずつ外してかけ直す。その後に鏡で、耳のまわりに引き出された毛がないかを見ます。1本でも出ていたら、結び目の位置が耳に近すぎるか、耳の後ろの毛がまとめに混ざっています。結び目を指1本ぶん後ろへずらすか、耳の後ろの短い毛をピンで後ろへ流してから、もう一度確かめてください。
確かめるのは1回で十分です。1回で崩れなければ、1日のつけ外しでもほとんど崩れません。1回で崩れるなら、日中に何度外しても同じ場所が崩れるので、出かける前に直しておく価値があります。
崩れた場所によって、直す場所も決まっています。耳の上端のあたりから毛が出ていたら、ピンを挿さない範囲に髪が残っています。耳の上の髪をもう一度後ろへなでつけて、留め具を後頭部の中央寄りへずらしてください。耳の後ろの付け根のあたりから毛が出ていたら、結び目が近すぎます。結び目を指1本ぶん離して結び直します。耳たぶの下から毛が出ていたら、マスクのひもの下端に髪が入り込んでいます。耳たぶを覆う髪を、耳の下端より下で留め直してください。
慣れてくると、この確かめは数秒で終わります。毎朝続けているうちに、自分の髪がどこから崩れやすいかがわかってきて、結ぶ時点で同じ場所を避けられるようになります。
ほかの長さの髪で、同じように崩れにくさから型を選ぶやり方は、ミディアムの簡単ヘアアレンジやセミロングの崩れるまでの時間で選ぶアレンジにまとめています。メガネの縁と髪の見え方の相性は、フレームの太さで選ぶ眼鏡の髪型で確かめられます。
まとめ:型を選ぶ前に、耳にかける物を数える
ロングの髪の毛アレンジで夕方まで崩れないかどうかは、型の難しさより、耳のまわりで何がぶつかるかで決まります。朝、今日耳にかける物を数えてください。2本以上なら耳を全部出す、1本なら上半分を出す、0本なら自由です。
外す回数が5回以上の物があれば、1本でも耳を全部出します。結び目は耳の後ろの付け根から指3本ぶん離し、耳の上端から上2cm、後ろ3cmの範囲にはピンを挿しません。
迷う日は、いちばん多く外す物に合わせます。耳を隠したい日は、かける物を先につけてから髪をかぶせます。帽子の季節は、縁から指2本ぶん下に結び目を置きます。
家を出る前に一度、外してかけ直す。それで崩れなければ、その日の型は正解です。
よくある問い
- Q. 耳を出すのが苦手です。どうしても隠したいときは
- かける物を先に全部つけてから、その上に髪をかぶせてください。順番を逆にすると、外すたびに髪がひもやつるに引っかかって引き出されます。かぶせた髪は耳の下端より下でゆるく留め、外すときは髪ごと持ち上げずに、ひもだけを耳の前に向かって外します。
- Q. メガネだけの日は、耳を出したほうがいいですか
- 1日に外す回数で決めてください。4回までなら、耳の上半分だけ出す型で十分です。読むときだけかけるメガネのように5回以上かけ外しするなら、耳を全部出す型のほうが、夕方まで髪が崩れません。
- Q. ロングだと結び目が重くて、耳から離すと下がってきます
- 結び目を1か所にせず、2か所に分けてください。耳の高さで上半分を一度留めてから、残りを低い位置でまとめると、重さが分かれて下がりにくくなります。留め具を増やす場合も、耳の上端から上2cm、後ろ3cmの範囲には挿さないようにします。
- Q. ワイヤレスのイヤホンも数に入りますか
- 耳の穴に入れるだけの小さなものは数に入れません。耳の後ろにかけて固定するタイプ、耳を上から覆うタイプは数に入れてください。数に入れるかどうかは、耳の付け根の後ろを何かが通るかで判断します。
— メグラシ編集部





