ボブのひとつ結びが落ちてくる|襟足・耳前・頭頂、落ちる場所で直す

**ボブをひとつに結んで、落ちてくる毛がどこから落ちるかを、まず鏡で確かめてください。**襟足から落ちる人は、結ぶ高さを耳たぶの下端より下に下げます。耳の前から落ちる人は、結ぶ前に顔まわりの毛を耳の上にピンで留めます。頭頂から浮く人は、表面を濡らして結び目の方向へなでてから結びます。
落ちる場所が違えば、原因も違います。**襟足は長さ、耳前は分け目、頭頂は段。**どれも「きつく結ぶ」では直りません。きつく結ぶほど、届かない毛は早く落ちます。
2か所から落ちる人は、結んでから3分待って首を2回振り、先に落ちた方だけを直します。この記事では、落ちる場所の見分け方、3か所それぞれの直し方、2か所から落ちるときの決め方、秋冬の襟との付き合い方までをこの順で書きます。落ちた毛がかわいく見えるかどうかはボブの一つ結びがかわいく見えるのは、落ちてくる毛が耳たぶの下端を越えるときに分けてあります。この記事は、落ちないようにする側の話です。
結論:落ちる場所で原因が3つに分かれる
ボブは、場所によって毛の長さが違います。襟足はいちばん短く、耳の前は分け目の影響を受け、頭頂は段の入り方で表面の毛の長さが変わります。だから、同じひとつ結びでも、落ちてくる毛は人によって場所が違います。
| 落ちる場所 | 原因 | 直す手段 |
|---|---|---|
| 襟足 | 結ぶ高さが襟足の長さを超えている | 結ぶ高さを下げる。届かなければ2本結び |
| 耳の前 | 分け目から流れる顔まわりの短い毛 | 結ぶ前に耳の上でピンで留める。分け目を1cm動かす |
| 頭頂 | 表面に入った段の短い毛が立ち上がる | 表面を濡らして結び目の方向へなでる。結び目を後ろへ |
直す手段は、結ぶ高さ・留める・ゴムの数の3つしかありません。どれを使うかは、場所で決まります。
落ちる場所を、鏡の前で3分待って見分ける
結んだ直後は、どこも落ちていません。鏡の前で3分待ってください。待つ間に、首を左右に2回、ゆっくり振ります。歩いたときの揺れを、短い時間で再現するためです。
3分後に、落ちた毛を見ます。首の後ろで襟に触れている毛があれば襟足、頬の横で顔に触れている毛があれば耳前、頭の上で立ち上がって光を受けている毛があれば頭頂です。
1か所だけなら、その場所の手順に進みます。2か所以上なら、先に動いた方を覚えておいてください。後の章で使います。
襟足から落ちる人は、結ぶ高さを下げる
襟足から落ちる毛は、結び目まで届いていません。襟足のいちばん短い毛を指でつまんで、結び目の位置まで引っ張ってみてください。届かない毛は、どれだけきつく結んでも、歩けば落ちます。
直し方は1つです。結び目を、襟足の毛が届く高さまで下げます。ボブの襟足は、耳たぶの下端より下で結ぶと、たいてい届きます。結び目を、いまより指2本分下げる。これだけで、昼までの落ち方が変わる人がいちばん多いです。
高く結びたい日は、襟足だけを先に小さなゴムで結び、その上から全体を重ねて結ぶ2本結びにします。襟足のゴムは全体の結び目に隠れるので、外からは1本に見えます。結び目から出た毛先の長さで作れる形はボブのまとめ髪は、結んだあとゴムから出た毛先の長さで作れる形が決まるに書いてあります。
耳の前から落ちる人は、結ぶ前に留める
耳の前から落ちる毛は、分け目から顔のほうへ流れている短い毛です。長さは足りていても、分け目の向きが結び目と反対を向いているので、ゴムが引っ張った瞬間に外れます。結ぶ高さを変えても止まりません。
直し方は、結ぶ前です。顔まわりの毛を耳の後ろへ流す向きで、耳の上に小さなピンを1本留めてください。留めてから、全体を結びます。ピンが先、ゴムが後。この順番を逆にすると、ゴムが顔まわりの毛を引いた状態でピンを差すことになり、昼には外れます。
ピンを使いたくない日は、分け目を1cm反対側へずらします。分け目のすぐ横の毛は短くて落ちやすいので、落ちる側の分け目を動かすと、その毛が結びの中に入ります。分け目を動かした日は、前髪の流れも変わるので、前髪の向きを先に決めてから分け目を動かしてください。
頭頂から浮く人は、濡らしてなでてから結ぶ
頭頂の浮きは、結び目まで届いているのに起きます。表面の毛に段が入っていると、根元の短い毛が立ち上がって、結び目の方向に流れません。これは長さでも分け目でもなく、段の問題です。
直し方は、結ぶ前に頭頂の表面だけを水で軽く濡らし、手ぐしで結び目の方向へなでることです。濡れた毛は乾くときに、なでた方向で落ち着きます。全体を濡らさず、表面の1cmだけ。全体を濡らすと、乾くまでに結び目がゆるみます。
それでも浮く人は、結び目を後ろへ移します。頭頂から結び目までの距離が長いほど、途中で立ち上がる毛が増えます。結び目をいまより指2本分後ろに置くと、距離が短くなり、立ち上がる前に結び目に入ります。
2か所から落ちる人は、先に落ちた方だけ直す
襟足と耳前、耳前と頭頂のように、2か所から落ちる人がいます。両方いちどに直すと、どれが効いたのか分からなくなり、翌日また崩れます。
見分けた章で覚えておいた、**先に落ちた方を直してください。**襟足が先なら高さを下げる。耳前が先ならピンで留める。頭頂が先なら濡らしてなでる。1か所直すと、もう1か所は落ちなくなることが多いです。
理由は、引っ張る力です。襟足を下げて結ぶと、全体の結び目が下がり、耳前の毛を引く力も弱くなります。耳前をピンで留めると、結び目にかかる顔まわりの重さが減り、頭頂の毛が引かれて立ち上がる力も弱くなります。1か所目を直して、翌日もう一度3分待ちます。まだ落ちる場所があれば、そのとき2か所目を直してください。
どちらとも取れないときは、結んだ直後と3分後を比べる
3分待っても、落ちた毛がどこから来たのか分からない人がいます。襟足と耳前の境の、耳の下から落ちる毛です。
この毛は、長さは足りているのに分け目の影響も受けている、どちらとも取れる毛です。結んだ直後の写真と、3分後の写真を後ろから撮って、比べてください。結び目の下から毛が出ていれば襟足側、結び目の横から出ていれば耳前側です。
それでも分からなければ、手順を2日に分けて試します。1日目は結ぶ高さを下げる。2日目はピンで留める。落ちなかった日の手順が、あなたの原因です。これは2日で決まります。
いちばん下で結んでも襟足が届かない人は、結ばずに留める
あごの線より短いボブで、襟足を刈り上げに近く短くしている人は、耳たぶの下端で結んでも、襟足が届きません。この人は結ぶ高さを下げても解決しません。襟足の毛の長さが、結び目に届く長さそのものを下回っているからです。
見分け方は、襟足のいちばん短い毛を指でつまんで、真上に引っ張ることです。**引っ張った毛先が、耳たぶの下端の高さに届かなければ、結ぶ側の手順は使えません。**無理に結ぶと、結んだ直後から襟足が全部出て、結び目だけが浮きます。
この人は、襟足を結ばずに留める側に回ります。全体を結んだ後、落ちている襟足を結び目の下で左右から中央へ寄せ、小さなピンを横向きに1本差します。ピンの頭は結び目に隠れます。襟足が伸びて耳たぶの下端に届くようになったら、そのとき結ぶ側の手順に戻してください。伸びるまでは、だいたい2か月です。
ゴムの太さと巻く回数は、落ちる場所で変える
ゴムの選び方も、場所で変わります。襟足から落ちる人が太いゴムできつく結ぶと、短い毛が結び目の下から押し出されます。**襟足の人は、細いゴムで、巻く回数を1回減らす。**ゆるく感じても、短い毛が結び目に残ります。
耳前から落ちる人は、ゴムの太さより、巻く向きです。顔まわりの毛を留めた側の反対から巻き始めると、ゴムの力が留めた毛を引きません。
頭頂から浮く人は、ゴムを結び目の下で一度ねじって、結び目を少し上に持ち上げます。結び目が上がると、頭頂の表面が引かれて、立ち上がる毛が寝ます。
秋冬は、襟の上端と結び目の位置を決める
秋冬は、襟足の落ち方が変わります。マフラー・タートル・コートの襟が、襟足の毛を押し上げるからです。春夏には落ちなかった人が、襟のある日だけ落ちるのは、これが理由です。
直し方は、結び目を襟の上端より少し上に置くことです。結び目が襟の中に入ると、襟が結び目を押して、毛が横に広がります。**襟の上端と結び目の間に、小指1本分の隙間を開ける。**これが目安です。
マフラーの日は、順番を変えます。結んでから巻くのではなく、巻いてから結び目の位置を決めてください。巻いた後の襟の高さは、巻く前と2〜3cm違います。巻く前に決めた結び目は、巻いた後にはたいてい襟の中です。
雨の日と乾いた日で、落ち方が変わる人
雨の日だけ落ちる人は、湿気で表面の毛が膨らんで、結び目から押し出されています。これは頭頂の手順が効きます。表面を濡らしてなでる代わりに、結ぶ前に表面を乾いた手のひらで結び目の方向へ押さえてください。
乾いた日だけ落ちる人は、静電気で表面の毛が立ち上がっています。秋冬のニットの日に多い落ち方です。結ぶ前に、手のひらを水で少し湿らせて、表面を一度なでると、立ち上がりが収まります。
雨でも乾いていても同じように落ちる人は、天気ではなく場所の問題です。前の章に戻って、3分待って場所を見分けてください。
直しても落ちる日の、最後の1手
手順どおりにしても落ちる日は、たいてい前の日の髪の状態が残っています。前の日に高く結んでいた人は、結び目の跡で毛が曲がっていて、その曲がりが結び目から逃げる方向を向いています。
その日は、結ぶ前に、曲がった部分を水で軽く濡らして、手ぐしで真っすぐ下へなでてください。乾いてから結びます。曲がりが消えると、同じ高さで結んでも落ちません。
それでも落ちる日は、落ちる前提に切り替えます。落ちてくる毛を、結ぶ前に少しだけ出しておく。出した毛は「落ちた毛」ではなく「出した毛」として見られます。出す長さは、耳たぶの下端を越える長さまでです。越えない長さで出すと、跳ねて見えます。
手持ちの道具で、今日から試す順番
買い足すものはありません。ゴムとピンと、鏡の前の3分があれば足ります。
1日目は、結んで3分待ち、落ちる場所を見分けます。2日目は、見分けた場所の手順を1つだけ試します。3日目は、2日目の手順で結んだまま、昼まで過ごして、落ちたかどうかを見ます。
この3日で、あなたの落ちる場所と直す手段が決まります。決まったら、秋冬の襟のある日に、結び目と襟の上端の隙間を確かめてください。ボブのひとつ結びが落ちてくるのは、髪のせいでも結び方が下手なせいでもなく、場所に合わない手段を使っていただけです。
よくある問い
- Q. ボブをひとつに結ぶと、昼までに襟足が全部落ちてきます
- 結ぶ高さが、襟足の毛の長さを超えています。襟足のいちばん短い毛を指でつまんで、結び目の位置まで届くかを見てください。届かない毛は、どれだけきつく結んでも落ちます。直し方は、結び目を襟足の毛が届く高さまで下げることです。耳たぶの下端より下で結ぶと、ボブの襟足はたいてい届きます。それでも届かない人は、襟足だけを小さなゴムで先に結んで、その上に全体を重ねて結ぶ2本結びにしてください。1本で高く結ぶのをやめるだけで、昼までの落ち方は変わります。
- Q. 耳の前の毛だけが落ちてきて、だらしなく見えます
- 耳の前から落ちる毛は、分け目から流れてくる顔まわりの短い毛です。結ぶ高さを変えても止まりません。結ぶ前に、顔まわりの毛を耳の後ろへ流す向きで、耳の上に小さなピンで留めてください。留めてから結ぶと、ゴムが顔まわりの毛を引っ張らないので、昼まで動きません。もう1つは、分け目をいつもより1cm反対側へずらすことです。分け目の近くの毛は短くて落ちやすいので、落ちる側の分け目を動かすと、その毛が結びの中に入ります。
- Q. 頭頂の毛が浮いて、結んだのに崩れて見えます
- 頭頂の浮きは、段の入り方です。表面の毛に段が入っていると、結び目まで届いていても、根元の短い毛が立ち上がって浮きます。これは結ぶ高さやピンでは直りません。結ぶ前に、頭頂の表面だけを水で軽く濡らして、手ぐしで結び目の方向へなでてから結んでください。乾くときに毛が結び目の方向で落ち着きます。それでも浮く人は、結び目をいつもより後ろへ移して、頭頂から結び目までの距離を短くします。距離が短くなると、立ち上がる前に結び目へ入ります。
- Q. 襟足と耳前の両方から落ちます。どちらを先に直せばいいですか
- 先に落ちてくる方を直します。結んでから鏡の前で3分待って、首を左右に2回振ってください。先に動いた方が、あなたの主な原因です。襟足が先なら高さを下げる、耳前が先ならピンで留める。1か所直すと、もう1か所は落ちなくなることが多いです。襟足を下げて結ぶと、耳前の毛を引っ張る力も弱くなるからです。両方いちどに直すと、どちらが効いたのか分からなくなります。1日1か所ずつ試してください。
- Q. 秋冬はマフラーやタートルで、襟足がさらに落ちます
- 襟足の毛が襟に当たって押し上げられるからです。結ぶ高さを襟の上端より少し上に置くと、襟足の毛は襟に当たらず、結び目に向かって流れます。結び目が襟の中に入ると、襟が結び目を押して毛が広がります。マフラーの日は、結んでから巻くのではなく、巻いてから結び目の位置を決めてください。襟の上端に小指1本分の隙間が開く高さが目安です。
— メグラシ編集部





