ボブの簡単ヘアアレンジ|伸ばしかけで肩に跳ねる時期をしのぐ

**伸ばしかけのボブで、毛先が肩に当たって外に跳ねているなら、整えるのをやめて、跳ねる毛を肩から離すアレンジを選んでください。**片側を耳にかけてピン2本で留めるだけで、1分で済みます。
ボブを伸ばしている途中には、どうしても扱いにくい時期があります。いちばん厄介なのは、毛先が肩にちょうど当たる時期です。肩は歩くたび、腕を動かすたびに毛先を押し上げるので、朝どれだけ内側に入れても、昼にはまた外に出てきます。そのうえ秋冬は、襟やマフラーが毛先をさらに押します。
この記事では、伸ばしかけのボブを毛先から肩までの距離で3つの時期に分け、それぞれの時期に合う簡単なアレンジを選べるようにしました。まずは鏡の前で、肩から毛先までを1回だけ測ってください。
道具の数でボブのアレンジを選ぶ考え方はボブのヘアアレンジ|使う道具の数で、作れる形の上限が決まるに、結んだあとの毛先の長さで形を選ぶ考え方はボブのまとめ髪は、ゴムから出た毛先の長さで作れる形が決まるにあります。この記事は、伸ばしている途中の時期の話に絞ります。
結論:毛先から肩までの指の本数で、3つの時期に分かれる
鏡の前にまっすぐ立ち、肩の力を抜いて、横の髪の毛先から肩の上までの距離を指の幅で測ります。指を横に寝かせて重ね、毛先と肩のあいだに何本入るかを数えてください。
| 毛先の位置 | 時期 | 選ぶアレンジ |
|---|---|---|
| 肩の上に指2本以上 | 跳ね始め | 外ハネをわざと作る |
| 肩の上に指1本〜肩の下に指2本 | いちばん跳ねる | 片側を耳にかけて留める、上半分をまとめる |
| 肩の下に指2本を越える | 結べる | 低い位置で一つに結ぶ、ねじって留める |
境目を指の本数にしたのは、肩の位置は人によって違い、cmで測っても意味が変わるからです。なで肩の人と、肩の高い人では、同じ長さの髪でも肩に当たる位置がずれます。毛先と肩の関係そのものを測れば、肩の形に関係なく時期が決まります。
指1本はおよそ1.5〜2cmです。肩の上に指2本以上空いていれば、首を回しても毛先は肩に届きません。指1本以内になると、首を横に向けたり、顔を下に向けたりするたびに毛先が肩に当たります。肩の下に指2本を越えると、毛先は肩の上を越えて背中や胸の側に落ちるので、肩に押し上げられることがなくなります。
時期を2つではなく3つに分けたのは、まん中の時期の扱い方が、前後の時期とまったく違うからです。跳ね始めの時期は毛先を外に向けて形にでき、結べる時期は毛先をゴムの中に入れてしまえます。まん中の時期だけは、毛先を形にすることも隠すこともできず、毛先の置き場所を肩の外へ移すしかありません。この時期をほかの時期と同じやり方で乗り切ろうとすると、毎朝の手間ばかり増えて、昼には元に戻ります。自分が今どの時期にいるかを先に知っておくのは、無駄な手間をかけないためです。
測るときは、肩をすくめず、服を着た状態で
測るときの注意が2つあります。1つは肩をすくめないこと。鏡を見ようとして首を前に出すと、肩が上がって毛先との距離が縮みます。両腕を体の横に下ろして、深く息を吐いたあとの肩の高さで測ってください。
もう1つは、その日に着る服を着た状態で測ることです。素肌の肩と、ニットを着た肩では、肩の高さが1cm近く違うこともあります。さらに襟のある服を着ると、毛先は肩より先に襟に当たります。秋冬に測るなら、普段いちばんよく着る襟の形の服で測ってください。
測った結果は、左右と後ろで違うことがよくあります。前下がりに切っている人は前が長く、後ろが短い。切ってから時間がたつと、後ろだけ伸びが早いこともあります。この記事では、まず横の毛先、耳の真下あたりの毛先で時期を決めてください。後ろと横で時期が違うときの考え方は、あとの「どちらとも取れるとき」で書きます。
跳ね始めの時期は、外ハネをわざと作る
毛先が肩の上に指2本以上あるうちは、まだ肩に当たっていません。それでも外に跳ね始めているのは、えり足や横の毛が伸びて、重さで外側に倒れ始めているからです。
この時期は、跳ねるのを抑えるより、外ハネをわざと作ってしまうほうが簡単です。抑えようとして内側に入れると、毛先が肩に近づいて、かえって当たりやすくなります。外に跳ねさせて、毛先と肩の距離を保つほうが、1日もちます。
作り方は、乾いた髪の毛先を、手のひらで外側に軽く折り返すだけです。手のひらを上に向けて毛先の内側に当て、外に向かって3回ほどなでます。ヘアアイロンを使うなら、毛先の5cmだけを挟み、外側に向けて手首を半回転させてください。全体をそろえて外に向ける必要はありません。横の毛先だけ外に向けて、後ろは自然に落とすくらいがちょうどよく見えます。
仕上げに、手のひらにほんの少しだけ油分のあるスタイリング剤をなじませて、毛先にだけ付けます。量は小指の爪ほどです。多いと毛先が束になって重くなり、跳ねる形が落ちてしまいます。
外ハネは左右で同じ角度にしなくていい
外ハネを作るとき、左右の角度をきっちりそろえようとする人がいますが、そろえる必要はありません。伸ばしかけの髪は、左右で伸び方も癖も違うので、同じ角度にしようとすると、片側だけ何度も作り直すことになります。
見るのは、左右の毛先の高さだけです。鏡の正面に立って、左右の毛先の先端が同じ高さにあれば、角度が少し違っても全体はそろって見えます。高さが違うときは、低いほうの毛先を少し強めに外へ折り返して、持ち上げてください。
夜の乾かし方で、翌朝の跳ねが半分になる
跳ね始めの時期は、夜の乾かし方を変えるだけで、翌朝の手間がかなり減ります。決まりは、根元から乾かして、毛先は最後に乾かすことです。毛先から乾かすと、根元が湿ったまま寝ることになり、枕に押された根元の形がそのまま残ります。根元に変な癖がつくと、毛先がどの向きに跳ねるかが毎朝変わってしまいます。
根元がしっかり乾いたら、毛先は外に向けたい方向に指で軽く引きながら、上から風を当てて乾かしてください。最後に冷たい風を当てると、その向きのまま形が落ち着きます。濡れたまま寝るのは、どの時期でもいちばん跳ねを大きくするので避けてください。
いちばん跳ねる時期は、跳ねる毛を肩から離す
毛先が肩の上に指1本以内から、肩の下に指2本までの時期が、伸ばしかけのボブでいちばん扱いにくい時期です。この時期の毛先は、肩の上で行き場を失い、外にも内にも跳ねます。
この時期にやってはいけないのは、毛先を全部そろえようとすることです。毛先が肩に当たる限り、どれだけ丁寧に内側へ入れても、肩の動きで崩れます。朝に10分かけても、昼には同じ状態に戻ります。
かわりに、肩に当たる毛の量を減らすことを考えてください。方法は2つです。片側を耳にかけて留めるか、上半分をまとめて後ろで留めるか。どちらも、肩の上に落ちる毛の量が半分以下になるので、跳ねても目立たなくなります。
どちらを選ぶかは、跳ねているのが横か後ろかで決めます。横、つまり顔の両脇で跳ねているなら片側を耳にかける。後ろ、つまり首の後ろから肩にかけて跳ねているなら上半分をまとめる。両方跳ねているなら、上半分をまとめるほうが効きます。上半分をまとめると、横の毛も一緒に後ろへ引かれるからです。
この時期は、毛先を内に入れて乾かさない
いちばん跳ねる時期に、乾かすときに毛先を内側へ巻き込むようにブラシで乾かす人がいますが、この時期にはあまり効きません。内に入れた毛先は、肩に当たった瞬間に押し返されて、外に向きます。内に入れようとした力が強いほど、押し返されたときの跳ねも大きくなることがあります。
この時期は、毛先をまっすぐ下に向けて乾かしてください。手ぐしで毛先を下に引きながら、上から風を当てます。まっすぐ下を向いた毛先は、肩に当たっても内にも外にも大きくは倒れず、肩の上で少しだけ曲がる程度で済みます。そのうえで、片耳かけか上半分まとめで、肩に落ちる毛の量を減らします。
結べる時期は、低い位置で一つに結ぶ
毛先が肩の下に指2本を越えたら、後ろで一つに結べる長さになってきます。結べるかどうかは、えり足の毛で決まります。
両手で後ろの髪を首の付け根に集め、片手の親指と人差し指で輪を作って握ってみてください。えり足の短い毛が指の輪から抜けずに収まれば、その高さで結べます。抜けて落ちてくるなら、まだ結ぶには早いか、結ぶ位置を下げる必要があります。
結ぶ位置は、首の付け根から指2本上までの低い位置にしてください。高い位置で結ぶと、えり足の毛が届かずに落ちてきます。低い位置なら、えり足の毛もゴムに届きます。結んだあとの毛先が短く、ゴムから少ししか出ていなくても問題ありません。伸ばしかけの時期は、それくらいのほうがまとまって見えます。
結べるようになったばかりのころは、1本のゴムで全部まとめようとせず、上半分と下半分を別々に結ぶと崩れにくくなります。下半分を先に首の付け根で結び、上半分をその上で結んで、2つのゴムを重ねる形です。えり足の短い毛を下のゴムが受け止めるので、落ちてきにくくなります。
ボブの一つ結びで落ちてくる毛の扱いはボブの一つ結びがかわいく見えるのは、落ちてくる毛が耳たぶの下端を越えるときにもまとめています。
ゴムは細いものを2回巻きで
結べるようになったばかりの髪は、束が細くて軽いので、太いゴムで結ぶと、ゴムの重さで束が下に引かれて緩みやすくなります。細いゴムを使い、2回巻きで結ぶと、束が細くてもしっかり止まります。3回巻くと、ゴムの輪が小さくなりすぎて、短い毛が根元で引っ張られて痛くなります。
ゴムの色は、髪の色に近いものを選んでください。伸ばしかけの時期の結び目は、結んだ毛先が短いぶん、ゴムが目立ちます。髪と同じ色のゴムなら、結び目が髪に溶け込んで、毛先の短さも気になりません。
秋冬は、襟とマフラーで時期が1段先に進む
伸ばしかけのボブが秋冬に急に扱いにくくなるのは、襟とマフラーのせいです。夏は肩が出ている服や、襟ぐりの広い服が多く、毛先が肩に当たっても素肌の上を滑ります。秋冬は、毛先が当たる先が布になり、布の上で毛先が引っかかって跳ねます。
さらに、襟の高い服やマフラーは、肩より高い位置で毛先に当たります。つまり、毛先と肩の距離が同じでも、襟が高い日は、毛先が肩に当たる時期が早く来たのと同じことになります。
| その日の首元 | 時期の読み替え |
|---|---|
| 襟ぐりの広いニット、丸首 | 測った時期のまま |
| シャツの襟、低いタートル(首の付け根から指3本まで) | 測った時期のまま、ただし後ろの毛は1段先 |
| 高いタートル、ボトルネック(指3本を越える) | 1段先の時期のアレンジを選ぶ |
| 襟を立てたコート、マフラー | 1段先の時期のアレンジを選び、外に出す毛を決めておく |
たとえば、測った結果が跳ね始めの時期でも、高いタートルを着る日は、いちばん跳ねる時期のアレンジ、つまり片側を耳にかけて留めるか上半分をまとめるかを選びます。いちばん跳ねる時期の人が高いタートルを着る日は、結べる時期のアレンジ、低い位置での一つ結びに近い形を試してください。まだ結べない長さでも、えり足だけをクリップで留めておくと、タートルの襟に毛先が押されなくなります。
マフラーを巻く日は、巻く前に毛先をマフラーの外に出すか、中に入れるかを決めておきます。いちばん跳ねる時期なら、中に入れるほうが崩れません。首の後ろの髪をまとめてから巻けば、毛先はマフラーの中で押さえられ、外したときにも大きくは跳ねていません。
コートを何度も脱ぎ着する日は、外に出す毛を決めておく
通勤で電車に乗ったり、建物を出入りしたりして、コートを何度も脱ぎ着する日は、そのたびに襟が毛先をこすって、跳ねが大きくなります。こういう日は、朝のうちに、襟の外に出す毛と襟の内に入れる毛を決めておいてください。
決め方は簡単で、片耳かけをした側の毛は襟の外、下ろしている側の毛は襟の内に入れます。コートを着るときは、襟を立てる前に、下ろしている側の毛を首の後ろへ寄せてから襟を合わせてください。脱ぐときは、襟を後ろに倒してから、肩を抜くように脱ぐと、毛先がこすられません。脱いだあとは手ぐしで毛先を下に1回なでるだけで、ほとんど元に戻ります。
1分でできる|片耳かけとピン2本
ここからは、時期ごとのアレンジを時間別に紹介します。まずは1分でできる、片耳かけです。いちばん跳ねる時期に、最初に試してほしい形です。
- 分け目の深い側、髪の量が少ない側を選ぶ
- その側の横の毛を、耳の上から後ろへなでつけて耳にかける
- 耳の後ろ、耳たぶの付け根の高さで、ピン1本を下から上に向けて差す
- 2本目のピンを、1本目と交差させるように上から下に向けて差す
ピンを2本交差させるのは、1本だと肩の動きで毛が引っ張られたときに抜けるからです。交差させると、毛が引っ張られる向きに関係なく止まります。ピンの向きと交差の角度についてはヘアピンは波打つ側を地肌に向けて差すに詳しくまとめています。
ピンは、髪の色に近いものを選ぶと、留めた跡が目立ちません。反対に、飾りの付いたピンを1本だけ外側に重ねると、留めたこと自体がアレンジに見えます。伸ばしかけの時期は、毎日同じ片耳かけになりがちなので、飾りのピンを2〜3種類持っておくと、同じ形でも日によって印象を変えられます。
片耳かけの側を選ぶとき、分け目の深い側を選ぶのには理由があります。分け目の深い側は髪の量が少ないので、耳にかけても後ろでかさばりません。量の多い側を耳にかけると、耳の後ろで毛がふくらみ、ピンで押さえきれずに落ちてきます。
かけた側の毛先は、肩に当たっても耳の後ろで止まっているので、外に跳ねても目立ちません。かけていない側は下ろしたままですが、片側の毛が後ろに引かれているぶん、顔の周りの毛の量が減って、跳ねがあっても全体がすっきり見えます。
3分でできる|上半分をねじって後ろで留める
後ろが跳ねているときは、上半分をまとめる形を選びます。3分あればできます。
- 耳の上端と頭のいちばん高いところを結ぶ線で、上半分の髪を取る
- 取った髪を、後ろで1回だけ右回りにねじる
- ねじった束を、頭の後ろ、耳の上端の高さで、ピン2本を交差させて留めるか、小さなクリップで挟む
- 留めた部分の上を指で少しつまんで、ふくらみを出す
ねじるのは1回だけにしてください。何回もねじると束が細く硬くなり、伸ばしかけの短い毛がねじりから飛び出します。1回なら、短い毛もねじりの中に収まります。
この形は、上半分の毛が肩に落ちなくなるので、肩に当たる毛の量が半分以下になります。残った下半分の毛先は跳ねますが、上半分が頭の後ろで留まっているので、下半分の跳ねは上の毛の陰に入り、目立ちません。
留める高さを耳の上端より下げると、えり足に近づきすぎて、下半分の毛と混ざってしまいます。上げすぎると、上半分の毛が届かずに落ちてきます。耳の上端の高さが、伸ばしかけの長さにはいちばん合います。
仕事の日と休みの日で、留め具を変える
同じ上半分ねじりでも、留め具を変えるだけで場面に合わせられます。仕事の日は、ピン2本を交差させて、留め具が見えないように留めてください。ねじった束の下にピンを隠すように差すと、後ろから見ても、髪だけでまとまっているように見えます。
休みの日は、小さなクリップで挟むと、留め具そのものが飾りになります。クリップは、ねじった束を横から挟むように付け、口が下を向くようにしてください。口が上を向くと、ねじりの重みでクリップが下にずれていきます。どちらの留め方でも、ねじりは1回だけ、という決まりは同じです。
前髪を伸ばしている人は、前髪もいっしょにねじる
前髪も同時に伸ばしている人は、上半分を取るときに、前髪もいっしょに後ろへ流してねじってしまうと、顔の周りがすっきりします。前髪だけ残すと、伸びかけの前髪が目にかかり、顔の周りに中途半端な長さの毛が増えて、かえって落ち着かなく見えます。
前髪が短くて後ろまで届かない場合は、前髪だけを斜めに流して、こめかみの横でピン1本で留めてください。上半分のねじりとは別に留めることで、前髪の長さが足りなくても形になります。
5分でできる|えり足をクリップで留めて低くまとめる
結べる時期に入ったばかりのころや、いちばん跳ねる時期の終わりに、高い襟の服を着る日は、えり足をまとめる形を選びます。5分ほどかかります。
- 後ろの髪を両手で集め、首の付け根の位置で軽く握る
- 握った束を、内側に向けて一度折り返す
- 折り返した毛先を、えり足の付け根に押し当てるようにして、クリップで横から挟む
- 挟みきれずに落ちてきた短い毛は、クリップの横にピン1本で押さえる
クリップは、髪をまとめたときの束の厚みより、少し大きいものを選んでください。小さいクリップは、伸ばしかけの短い毛を挟みきれずに、毛先がクリップの外に出ます。大きすぎると、首の後ろでクリップが襟に当たって、かえって押し上げられます。
この形は、襟の高い服を着ても、毛先が襟に当たりません。えり足が首の付け根で止まっているので、マフラーを巻いても中で崩れにくいのも利点です。
折り返しが届かないときは、ねじってから挟む
いちばん跳ねる時期のうちは、後ろの髪を内側に折り返そうとしても、毛先が短くて折り返しきれないことがあります。そのときは、折り返すのをやめて、集めた束を縦に2回ねじってから、ねじった根元をクリップで挟んでください。ねじることで束が短くまとまり、折り返さなくても毛先がクリップの中に収まります。
ねじる向きは、下ろしたときに毛先が跳ねやすい側と反対の向きにしてください。右側が跳ねやすい人は左回り、左側が跳ねやすい人は右回りにねじると、クリップを外したあとも、跳ねやすい側の毛先が内側に寄った状態で残ります。帰宅してクリップを外したときに、そのまま下ろしても形がまとまって見えるのは、この向きの効果です。
どちらとも取れるとき① 前と後ろで時期が違う
ここからは、時期が1つに決まらないときの考え方です。いちばん多いのは、横は肩の上に指2本あるのに、後ろは肩に当たっている、というように前と後ろで時期が違う場合です。
前下がりに切っている人は前が長く、後ろが短いので、前のほうが早く肩に当たります。切ってから時間がたつと、後ろだけ伸びが早く、後ろのほうが先に肩に当たる人もいます。
このときは、跳ねている場所のほうの時期を優先してください。前が跳ねているなら前の時期、後ろが跳ねているなら後ろの時期のアレンジを選びます。そのうえで、跳ねていないほうは手を加えずにそのまま下ろしておきます。
前も後ろも跳ねているときは、より進んだ時期、つまり長いほうの時期に合わせてください。長いほうに合わせたアレンジは、短いほうの毛も一緒にまとめられますが、短いほうに合わせたアレンジでは、長いほうの毛が収まりきりません。
前と後ろの差が指3本ぶん以上ある人は、伸ばしている途中で、前と後ろの長さを近づけてもらうことも考えてください。差が大きいままだと、前が結べる時期に入っても、後ろはまだ跳ね始めの時期、という状態が長く続き、どのアレンジも半分しか合わなくなります。前を切らずに、後ろの伸びを待つあいだだけ、前の毛先を軽く整えてもらうだけでも、時期のずれは小さくなります。
どちらとも取れるとき② 左右で跳ね方が違う
左は内側に入るのに、右だけ外に跳ねる。このように左右で跳ね方が違う人も多くいます。原因は、分け目とつむじの位置、そして乾かすときの手の癖が重なっていることがほとんどです。
右利きの人は、右手でドライヤーを持って乾かすので、右側は風が上から当たって毛先が外に向きやすく、左側は手が届きにくいぶん、自然に内側へ落ちやすい傾向があります。分け目が片側に寄っている人は、量の多い側が重みで外に倒れやすくなります。
左右をそろえようとして、跳ねる側だけ何度も内側に入れ直すのは、時間がかかるわりに長くもちません。それより、跳ねる側だけを耳にかけて留めるほうが簡単です。内に入る側はそのまま下ろし、外に出る側だけを片耳かけにすれば、左右の差は目立たなくなります。
ただし、跳ねる側が分け目の深い側と逆、つまり髪の量が多い側だった場合は、耳にかけると後ろでかさばります。そのときは、耳にかけるのではなく、耳の前の毛だけを細くねじって、耳の後ろで留めてください。ねじった細い束が、残りの毛を押さえてくれます。
どちらとも取れるとき③ 跳ねているのか、広がっているのか
毛先が外に出ているとき、それが跳ねているのか、広がっているのかで、選ぶアレンジが変わります。秋冬は空気が乾くので、静電気で毛先が広がることが増えます。広がりを跳ねと見間違えて、外ハネを作ったり、耳にかけたりしても、広がりは収まりません。
見分け方は簡単です。毛先を指でつまんで、軽く下に引いてから離してください。
| 離したあとの毛先 | 状態 | 合う手当て |
|---|---|---|
| 同じ向きに戻る、束のまま外を向く | 跳ねている | 時期に合ったアレンジ |
| ばらばらにふわっと広がる | 広がっている | 先に湿らせて落ち着かせる |
| 戻らずに下を向いたまま | 一時的に押されていただけ | そのままでよい |
広がっている場合は、アレンジの前に、手のひらを軽く湿らせて毛先を包むか、ほんの少しの油分のあるスタイリング剤をなじませてください。広がりが落ち着いてから、時期に合ったアレンジをします。静電気で広がる髪の手当ては乾燥と静電気で広がる日は、まとめる高さで選ぶにもまとめています。
乾燥する季節は、朝だけでなく、昼過ぎにも広がりが戻ってきます。暖房の効いた部屋に長くいると、毛先の水分が抜けて、朝に落ち着かせた毛先がまた広がり始めます。持ち歩けるなら、小さな容器に入れた油分のあるスタイリング剤を1つ持っておき、昼に毛先だけ指でなでてください。量は朝よりさらに少なく、指先に付いているか分からないくらいで十分です。
切るか、伸ばし続けるかの目安
伸ばしかけのボブが扱いにくい時期は、たいていの人で2〜3か月ほど続きます。髪は1か月におよそ1cmほど伸びるので、肩の上に指1本の位置から、肩の下に指2本の位置まで、およそ4〜5cm伸びるのを待つことになります。
この時期に毎朝悩むのが負担になっているなら、毛先だけを少し整えてもらうのも1つの方法です。長さを変えずに、毛先の量を減らして軽くするだけでも、肩に当たったときの跳ね方は小さくなります。毛先が重いと、肩に押されたときに束ごと外に倒れますが、軽いと毛先がばらけて、跳ねが目立ちにくくなります。
反対に、ここで長さを切ってしまうと、また跳ね始めの時期から同じことを繰り返すことになります。伸ばしたい長さがはっきりしているなら、長さは切らず、量だけを整えてもらうのがおすすめです。
切るか伸ばし続けるかを決めかねるなら、2週間だけ片耳かけと上半分ねじりを交互に試してみてください。2週間で毎朝のアレンジが3分以内に終わるようになっていれば、そのまま伸ばし続けて大丈夫です。3分を超えて毎朝つらいなら、毛先の量を整えてもらうことを考えてください。
顔立ちで、外に出す毛の量を変える
最後に、同じアレンジでも、顔立ちによって外に出す毛の量を変えると、より自然に見えます。
顔のパーツが丸みを帯びていて、柔らかい印象の人は、片耳かけをするときに、耳の前に細い毛を少しだけ残すと、柔らかさが保たれます。全部をきっちり耳にかけると、顔の輪郭がはっきり出すぎて、きつく見えることがあります。
顔のパーツがはっきりしていて、直線的な印象の人は、反対に、耳にかける毛をきっちりまとめ、毛先の外ハネも大きめに作ると、顔立ちと髪の形がそろって見えます。中途半端に毛を残すと、顔立ちのはっきりさと髪の柔らかさがちぐはぐに見えることがあります。
自分の顔立ちがどちら寄りか分からない人は、顔タイプ診断で確かめてから選んでみてください。首の長さや耳の位置まで含めてボブのアレンジを選ぶ考え方は、首の長さは指4本で長め|ボブのアレンジを首・耳・襟で決めるにあります。
朝の段取り|測ってから3分で終わらせる
最後に、伸ばしかけの時期の朝の段取りをまとめます。全体で3〜5分を目安にしてください。
- その日に着る服を着てから、鏡の前に立つ
- 横の毛先から肩までの指の本数を見て、今の時期を確かめる
- 首元の高さを見て、時期を1段先に読み替えるか決める
- 毛先をつまんで離し、跳ねか広がりかを見分ける
- 広がっていれば湿らせて落ち着かせる
- 時期に合ったアレンジを、1分・3分・5分から選ぶ
時期は1週間ではほとんど変わらないので、2番目の確かめは週に1回で十分です。毎朝やるのは、首元の高さの確かめと、跳ねか広がりかの見分けだけです。慣れてくると、服を選んだ時点で、その日のアレンジが自然に決まるようになります。
伸ばしかけの時期は、髪が思いどおりにならないことにいら立ちやすい時期ですが、跳ねるのは髪が伸びている証拠でもあります。毛先を抑えこもうとせず、肩から離すという考え方で、扱いにくい2〜3か月をしのいでください。
よくある問い
- Q. 伸ばしかけのボブで、毎朝外に跳ねるのを止める方法はありますか
- 毛先が肩にちょうど当たる時期は、跳ねるのを完全に止めるのは難しいと考えてください。肩は動くたびに毛先を押し上げるので、朝に内側へ入れても、昼には外に出てきます。止めるより、跳ねる毛を肩から離すほうが簡単です。片側を耳にかけてピンで留めるか、後ろの上半分だけをまとめて、肩に当たる毛の量を減らしてください。
- Q. 結べるようになるのは、どのくらいの長さからですか
- 目安は、毛先が肩より指2本ぶん下に届いたころです。それより短いと、えり足の短い毛がゴムに届かずに落ちてきます。結べるかどうかを確かめるには、両手で後ろの髪を首の付け根に集め、指で輪を作って握ってみてください。えり足の毛が指の輪から抜けずに収まれば、低い位置で一つに結べます。
- Q. マフラーを巻くと毛先がぐしゃっとなります。どうすればいいですか
- マフラーを巻く前に、毛先をマフラーの外に出すか内に入れるかを決めてください。毛先が肩に当たる時期なら、内に入れるのが崩れにくい方法です。後ろの髪を前に流さず、首の後ろにまとめてからマフラーを巻くと、毛先がマフラーの中で押さえられます。外したときに跳ねるのを防ぐには、えり足を低い位置でクリップ1つで留めておくと安心です。
- Q. 左右で跳ね方が違って、片側だけ外に出ます
- 分け目とつむじの位置、利き手で乾かすときの癖が重なっていることが多いです。外に出るほうの側だけを耳にかけて留めてしまえば、左右の差は目立たなくなります。両側をそろえようとするより、跳ねる側を隠し、内に入る側をそのまま下ろす、片側だけのアレンジのほうが簡単で長くもちます。
— メグラシ編集部





