ボブで結婚式はそのままでいい?|毛先が肩に触れたらバレッタで片側だけ

ボブで結婚式に出るとき、そのまま下ろしていいかどうかは、長さの名前では決まりません。
毛先が肩に触れるかどうかです。
触れなければ、形は一日そのままです。触れると、座るたびに毛先が背もたれと肩に押し上げられて、外側へ跳ねます。跳ねる量は座った回数ぶん積み上がるので、写真ごとに違う形になります。
触れる場合の直し方は1つだけ。バレッタで、片側を耳の後ろへ寄せます。
秋冬の式では、触れる相手が肩だけではなくなります。立ち襟のドレス、羽織りもの、コートの襟が、肩より上で毛先を受け止めます。秋冬は、その日に着る服を着た状態で測る、というのがこの記事のもう1つの答えです。
📋 早見表|毛先と肩の距離で、その日の進め方が決まる
この表は答えではありません。そのまま出せるかを先に決めるための道具です。
| 毛先の位置 | 首もとが開いた服 | 襟の高い服・羽織りあり |
|---|---|---|
| 肩より3cm以上上 | そのまま | 襟に触れるか測り直す |
| 肩より1〜3cm上 | そのまま | 片側を寄せる |
| 肩に触れている | 片側を寄せる | 片側を寄せる |
| 肩を2cm以上超える | 片側を寄せる | 片側を寄せる |
触れるかどうかが決まってから、寄せる側を選びます。順番を逆にすると、留める必要のない日にも留めることになります。
測るのは1つ。所要20秒
用意するのは鏡だけです。
- 当日の服を着て、正面を向いて立つ(あごを引かない)
- 毛先がどこで止まっているかを見る
- 肩の面、または襟の上端より上か、触れているか、超えているかを見る
あごを引くと毛先が前に出て、実際より下に見えます。式の日に長く取る姿勢は、立って正面を向いた状態なので、その姿勢で測ります。
服を着ずに測ると、秋冬はほぼ必ず判定が甘くなります。肩の面より、襟の上端のほうが高い位置にあるからです。前日に一度、当日の服と羽織りを着て鏡の前に立ってください。
測るときは、髪を乾かしてから半日ほどたった状態が理想です。乾かした直後は根元が立ち上がっていて、毛先の位置が実際より1cmほど上に出ます。式の日の昼過ぎに近い状態で測るほうが、一日の終わりの形に近い判定になります。
①毛先と肩|触れているかどうかだけを見る
肩の面とは、鎖骨の外側から肩先へ続く、平らに見える部分のことです。ここに毛先が乗るかどうかを見ます。
乗らなければ、座っても背もたれに当たりません。背もたれに当たらない毛先は、押し上げられる力を受けないので、朝の形がそのまま残ります。
乗る場合は、座るたびに背もたれが毛先を押し上げます。押し上げられた毛先は、立ち上がったあとも元の向きに戻りません。 座る回数が10回あれば、10回ぶん外へ向きます。
式の日に座る回数は、思ったより多くなります。受付を待つ、挙式で座る、移動して座る、写真のあいだ立つ、また座る。5時間の式で15回を超えることは珍しくありません。
跳ねる向きも一定ではありません。背もたれの高さが椅子ごとに違うので、挙式の椅子で当たった位置と、披露宴の椅子で当たった位置がずれます。ずれた2か所で押し上げられると、毛先が2つの向きを持つことになり、そこから先はどちらにも収まりません。
この積み上がりは、朝に鏡で見た形とはまったく別のものです。朝の形ではなく、15回座ったあとの形で判定するのが、実際に合った見方です。
積み上がりを止める方法は、当たらないようにするか、当たる面を減らすかの2つしかありません。当たらないようにできるのは、毛先が肩より上にある人だけです。それ以外の人がやるのは、当たる面を減らすほうです。
秋冬の式で「触れる」が増える3つの理由
夏の式なら肩だけを見れば足りました。秋冬は、触れる相手が3つ増えます。
1つ目は襟です。立ち襟、ハイネック、ボウタイのように、首まわりに布が立ち上がる服は、肩の面より2〜4cm高い位置に縁があります。肩から3cm上で止まっていた毛先が、その縁に乗ります。
2つ目は羽織りです。ボレロ、ストール、ジャケットは、肩の上に布の厚みを1〜2cm足します。厚みが足されると、肩の面そのものが持ち上がったのと同じことになります。
3つ目は乾燥です。暖房の効いた会場は空気が乾いているので、毛先どうしが離れて広がりやすくなります。広がった毛先は横に張り出し、まっすぐ下りていたときより肩に近い位置まで届きます。
この3つは重なります。襟の高い服にストールを掛けて、暖房の会場に5時間いる日は、肩より上の毛先でも触れる側に入ると考えてください。
②触れる場合|片側だけをバレッタで寄せる
両側を留める必要はありません。片側を寄せるだけで、触れる面が半分になります。
寄せた側の毛先は、耳の後ろを通って背中側へ落ちます。背中側へ落ちた毛先は、肩の面に乗らないので、押し上げられません。
残った側は触れたままですが、片側だけなら押し上げの力が分散します。両側とも留めると、後ろの中心の毛だけが残って肩に当たり、そこだけが跳ねます。中心だけが跳ねるのは、いちばん直しにくい形です。
片側だけを寄せた形は、下ろしたままの印象を半分残します。フォーマルの場で「まとめていない」ことが気になる場合でも、片側が耳にかかって整って見えるので、そのままのボブよりきちんとした印象に寄ります。
寄せたあとに、残った側の毛先を一度だけ手ぐしで後ろへ流しておくと、肩に乗る量がさらに減ります。流すのは毛先の3cmほどだけで、根元は動かしません。根元まで動かすと分け目が崩れて、寄せた側との境目がぼやけます。
③寄せる側の決め方|顔が見える側を空ける
その日の席で、人が座っている側とは反対を寄せます。顔が見える側を空けると、話しているあいだ顔の横に髪が落ちてきません。
席が決まっていない場合は、分け目の毛量が多い側を寄せてください。多い側は放っておくと肩に乗る量も多く、跳ねたときに目立ちます。
少ない側を寄せると、寄せたことが見えにくく、留めた意味が薄くなります。どちらが多いかは、分け目のところで両側を手のひらに乗せて比べれば分かります。
席次表が当日まで分からない式も多くあります。その場合は、受付で席次表を受け取ってから化粧室で留める、という順番にしておくと、席に合わせた側を選べます。留めるのにかかる時間は1分ほどなので、受付から着席までのあいだで十分に間に合います。
ストールを片方の肩に掛ける日は、掛ける側を寄せてください。布が乗る側の毛先は、布と首のあいだに挟まって、立ち上がるたびに引っぱられます。
④留める高さ|耳の上端
バレッタを留める高さは、耳の上端です。
ここより上げると、顔の横に縦の線が出ます。下げると、寄せた毛が耳の下でふくらんで、横から見たときに輪郭の外へ出ます。
耳の上端で留めると、寄せた毛が耳の輪郭に沿って流れるので、横から見たときの線が1本にまとまります。
留める束は、こめかみから耳の前までの毛だけです。それより後ろの毛まで取ると、後頭部の面が引かれて平らになります。平らになった後頭部は、上から撮られたときに形が読めません。
留めたあと、耳の後ろで束がどう落ちているかを横から見てください。耳の輪郭に沿って落ちていれば、線が1本です。耳から浮いて落ちているなら、留めた位置が前すぎます。1センチ後ろへずらすと、耳に沿います。
バレッタの向きは、横に寝かせて留めます。縦に立てて留めると、耳の輪郭と交差する線ができて、横顔で線が2本になります。この形で見せたいのは、耳に沿う横の線1本です。
留まらないときは、束の量を見る
バレッタが落ちる、浮くというときは、束の量が合っていません。位置ではありません。
留めたい束を平らにつぶして、その幅がバレッタの横幅とだいたい同じか、少し狭ければ範囲に入っています。明らかに広ければ減らし、半分程度なら足します。
厚みは指ではさめる範囲までです。それを超えると、金具が閉じたように見えても内側で押し返されていて、時間とともに緩みます。
すべって留まらない日は、束を1回ねじってから留めてください。ねじると断面が丸くなり、金具の内側に当たる面が増えます。
閉じきったかどうかは、音で分かります。最後まで閉じたときは、金具が止まる短い音がします。音がしないまま止まっているなら、途中で押し返されています。
式の途中で緩んできたら、外して、束を少し減らしてから留め直してください。減らすのは、束の下側から3分の1ほどです。上側から減らすと、留めた線の高さが変わります。
留め直す場所は、化粧室の鏡の前がいちばん確実です。席で留め直すと、横顔を自分で確かめられないまま位置が決まるので、耳の上端よりも上にずれやすくなります。どうしても席で直すときは、手のひらに収まる鏡で横から一度だけ確かめてください。
バレッタの選び方|横幅・色・面の3つ
選ぶときに見るのは3つです。
横幅は、留める束を平らにしたときの幅の0.8〜1.2倍。ボブのこめかみから耳の前までの束なら、指3本ぶん前後に収まることが多くなります。これより長いと、耳の後ろで端が浮きます。
色は、髪色に近いものか、その日の小物の金具の色にそろえます。髪色に近いと寄せた線だけが見え、金具の色にそろえると、ネックレスやイヤリングと並んで1つの線に見えます。
面は、秋冬なら少し光を返す質感が合います。昼の式でも室内の照明は暖色が多いので、つや消しの面は髪に沈んで見えなくなります。飾りの大きさは耳の長さを超えないこと。超えると、横顔で飾りのほうが先に目に入ります。
金具の強さも確かめておきます。ボブの毛先は長さが短いぶん、束にしたときの厚みが少なく、金具の力が弱いと閉じても滑ります。売り場で試せるなら、指3本ぶんの束をはさんで軽く引いてみて、ずれないものを選んでください。
そのまま下ろす日の整え方|朝の5分
肩に触れないと判定できた日は、朝の整え方で一日の形が決まります。
乾かすときは、根元から毛先へ、上から下へ風を当てます。下から当てると毛先が外を向いたまま固まり、座る前から跳ねる向きができてしまいます。
仕上げに、毛先だけに少量の油分をなじませてください。量は指先に薄く伸ばせる程度で十分です。毛先がまとまると、乾燥した会場でも広がりにくくなります。
最後に、手のひらで毛先を内側へ一度包むように押さえます。巻かなくても、毛先の向きが内へそろいます。押さえる時間は10秒ほどで、手のひらの温かさで毛先が少しだけ内へ曲がります。そのまま下ろす日の準備は、形を作るより、形が崩れる向きを先に消しておくことです。
巻くかどうかは、触れるかどうかとは別
毛先を巻くと、巻いたぶんだけ位置が上がります。肩に触れていた毛先が、巻くと触れなくなることがあります。
ただし、巻いて上がった位置は一日は続きません。時間がたつと巻きがゆるみ、位置が下がって、また触れるようになります。
判定は、巻かない状態でしてください。巻かない状態で触れているなら、その日は片側を寄せる側です。巻きは形のためのもので、触れるかどうかを変えるための手段ではありません。
巻く量の目安は、毛先から3〜4cmほどを半回転です。1回転以上巻くと毛先の位置が大きく上がり、ゆるんだときの下がり幅も大きくなるので、一日の中で形の変化がかえって目立ちます。
巻く場合の向きは、内と外で結果が変わります。内に巻くと毛先が首のほうへ向かうので、肩に乗る面積が減ります。外に巻くと毛先が肩の外へ出るので、乗る面積は変わりませんが、跳ねたときの向きが元からその向きなので、崩れが目立ちにくくなります。
触れている日に巻くなら、外向きのほうが一日を通して読める形になります。押し上げられる向きと、巻きの向きをそろえておくのが要点です。
服の襟との関係|襟が高い日は必ず触れる
襟が立っている服の日は、毛先が襟の上に乗ります。襟の高さが肩より上にあるので、触れる位置が実際より高くなります。
この日は、毛先と肩の距離が3センチ以上あっても、片側を寄せてください。襟の上に乗った毛先は、首を回すたびに向きが変わります。
秋冬のドレスに多いのは、ハイネック、ボウタイ、ケープのように肩を覆う形です。ハイネックは首の側面で毛先を受け、ボウタイは結び目の上で毛先が分かれ、ケープは肩の面そのものを持ち上げます。どれも、肩だけを見た判定より上で触れます。
タートルネックのように首を筒で包む形は、毛先が筒の外側に沿って下り、肩に届く前に布の面で受け止められます。受け止められた毛先は、首を前へ傾けるたびに外へ押し出されます。この形の服を選んだ日は、毛先の長さにかかわらず、片側を寄せておくと首まわりがすっきり見えます。
首もとが開いている服の日は、判定どおりで構いません。服の襟が、判定の基準を上げ下げしています。
羽織りとストール|秋冬の式でいちばん毛先が動く場面
羽織りものを着たり脱いだりする場面で、毛先はいちばん大きく動きます。
脱ぐときに袖を通す動きで、毛先が肩の上を前へ引かれます。引かれた毛先は前へ落ちて、そのまま顔の横に残ります。片側を寄せておけば、寄せた側だけは引かれません。
ストールは、掛けたままにする時間が長いほど影響が出ます。布の縁が首のすぐ横を通るので、毛先が布の内側に入ったり外側に出たりを繰り返します。掛ける前に、毛先を布の外へ出しておくと、入り込む回数が減ります。
会場に着いてコートを預けるときは、預けたあとに一度、毛先が背中側へ巻き込まれていないかを鏡で見てください。コートの襟と背中のあいだに挟まれた毛先は、そこだけ内側へ折れています。羽織りものの合わせ方は結婚式の上着のマナーに分けてあります。
静電気と乾燥|暖房の会場で毛先が広がるとき
乾燥した会場では、毛先どうしが離れて広がります。広がると横幅が出て、まっすぐ下りていたときより肩に近い位置まで届きます。
広がりは、ニットや起毛の羽織りとこすれる回数で増えます。秋冬の素材は毛先との摩擦が大きいので、脱ぎ着のたびに広がりが一段ずつ増えていきます。
対処は、手のひらに残った油分で毛先を軽く押さえることです。水で湿らせると、乾くときにかえって広がります。
広がりやすい髪質の人は、この日だけは肩に触れていなくても片側を寄せておくと、一日の形が安定します。寄せた側は広がっても耳の後ろに収まるので、乱れて見える面が半分になります。
会場に入ったら、席に着く前に一度だけ毛先を手のひらで包んでおくと、移動中の風とコートの摩擦でできた広がりが落ち着きます。外の冷たい空気から暖房の効いた室内に入った直後は、毛先がいちばん広がりやすい時間です。乾杯の写真の前に、この一手を済ませておくと形が整った状態で写ります。
切りっぱなしボブ・前下がりボブで変わること
切りっぱなしのボブは、毛先の断面がそろっているぶん、跳ねたときに線がはっきり出ます。肩に触れる日は、跳ねる前に寄せておくほうが効果が大きい形です。
前下がりのボブは、前の毛先がいちばん長いので、肩に触れるのは前側です。後ろが肩より上にあっても、前が触れていれば寄せる側に入ります。判定は、いちばん長い前の毛先で行ってください。
内巻きにカットされたボブは、もともと毛先が首のほうへ向いているので、触れる面積が小さくなります。ただし、襟の高い服では内に向いた毛先が襟の内側へ入り込むので、首もとの開いた服より判定を一段厳しくします。
ショートボブの場合|耳にかけられるかで決まる
ショートボブは、毛先が肩から5cm以上離れていることが多いので、肩に触れる心配はほとんどありません。代わりに見るのは、耳にかけられる長さがあるかどうかです。
耳にかけられるなら、バレッタを使わずに片側を耳にかけるだけで、寄せた形と同じ線が出ます。かけられない長さなら、そのまま下ろして構いません。
ショートボブで崩れやすいのは、毛先ではなく後頭部です。背もたれに頭をつけると後ろの面がつぶれるので、座るときは背もたれから頭を離しておくと、写真の後ろ姿が保てます。
耳にかけた側が外れてくるときは、耳の後ろで毛先を軽く内側へ折り込むように押さえてください。かけた毛が耳の付け根に沿って収まり、首を回しても前へ戻りにくくなります。それでも外れる日は、細いピンを1本、耳の後ろで横に差しておくと一日もちます。
どちらとも取れるとき①|毛先が肩にぎりぎり届く
触れているようで触れていない、という長さがあります。この場合は、座って確かめてください。
背もたれのある椅子に深く座り、背中をつけます。その状態で毛先が背もたれに当たっているなら、触れる側です。当たっていなければ、そのままで足ります。
立った状態の判定より、座った状態のほうが正確です。式の日に形が変わるのは、座ったときだからです。秋冬は、羽織りを着たまま座って確かめてください。羽織りの厚みのぶん、背もたれとの距離が縮みます。
どちらとも取れるとき②|左右で長さが違う
切ったときはそろっていても、乾かし方の癖で左右の長さが違って見えることがあります。
この場合は、長いほうを基準にしてください。長いほうが触れているなら、そちら側を寄せます。短いほうは触れていないので、そのままで構いません。
左右のどちらを寄せるかは、この時点で決まります。席の位置より、触れているかどうかが先です。
左右差が2cmを超える場合は、短いほうも当日の服の襟に当たっていないかを確かめてください。長いほうを寄せたあと、短いほうが襟の縁で止まっていると、その側だけが首を回すたびに向きを変えます。この場合は、短いほうを耳にかけるだけで収まります。
どちらとも取れるとき③|途中で毛先が跳ねてきた
バレッタ1つなら、その場で留め直せます。手が届く高さに留め具があるので、外して、寄せ直して、留めるだけです。
跳ねているのは留めていない側なので、そちら側を耳の後ろへ入れ、バレッタを反対側から移してください。
片側だけを留める形は、途中で左右を入れ替えられるのが利点です。両側を編み込んだ形だと、途中では戻せません。当日その場で戻せる形を選んでおくことが、崩れたあとの選択肢になります。
どちらとも取れるとき④|座る時間と立つ時間、どちらが長いか
着席の披露宴なら、座る時間が長いので、判定は座った状態を優先します。立食の会や二次会は、立つ時間が長いので、立った状態の判定で足ります。
座る時間が全体の半分を超える式は、触れるかどうかがぎりぎりの長さでも寄せておく側です。立つ時間が長い会は、ぎりぎりならそのままで構いません。
迷ったときは、招待状の会場と時間を見て、着席か立食かを確かめてください。形が変わるのは座る回数に比例するので、座る時間の長さが、ぎりぎりの長さの扱いを決めます。
当日持っていくもの|小さなバッグに入る3つ
持っていくのは3つで足ります。
予備のバレッタを1つ。留めている1つが緩んだとき、外して束を減らすより、別の1つに替えたほうが早く戻せます。
細いピンを2本。寄せた側のこめかみに取り残しの毛が出てきたとき、バレッタの下に1本差し込むだけで収まります。
手のひらに収まる鏡を1枚。化粧室が混んでいるときでも、席で耳の後ろの束を確かめられます。荷物の分け方はクロークに預けるものと手元に残すものにまとめてあります。
写真に写る位置|正面・横・後ろで見える毛先
式の写真は、正面だけではありません。挙式の入場を待つ列、乾杯のときの横顔、退場を見送る後ろ姿。毛先がどう写るかは、向きによって変わります。
正面の写真で見えるのは、顔の両側に落ちた毛先の左右差です。片側を寄せた形は、もともと左右が違うので、跳ねによる左右差が目立ちません。そのまま下ろした形で左右の跳ね方が違うと、正面の写真でいちばんはっきり出ます。
横顔の写真で見えるのは、耳まわりの線です。寄せた側から撮られると、耳に沿った横の線1本が写ります。寄せていない側から撮られると、肩に触れている毛先の向きが写ります。
後ろ姿の写真で見えるのは、後頭部の面と毛先の端です。背もたれで押された跡は、後ろから見ると毛先の端が一直線にそろわず、波打って写ります。座る時間が長い式ほど、後ろ姿の写真で差が出ます。
髪色と照明|秋冬の式場で毛先の線が見える条件
秋冬の式場は、窓からの光が早い時間に弱くなり、室内の照明が主になります。照明が暖色だと、明るい髪色の毛先は光を拾って線がよく見え、暗い髪色の毛先は背景に沈みます。
明るい髪色の人は、跳ねた毛先がそのまま光の線として写ります。肩に触れるかどうかがぎりぎりの長さなら、寄せておく側に倒してください。
暗い髪色の人は、跳ねても写真では目立ちにくい一方、寄せた線も見えにくくなります。この場合は、バレッタの面を少し光を返すものにすると、寄せた位置が読めるようになります。
立場で変わるか|親族・友人・同僚
立場によって、そのまま下ろすことの受け取られ方は大きくは変わりません。変わるのは、写真に写る回数と、立つ時間の長さです。
親族は、集合写真や親族紹介で前に立つ時間が長く、撮られる回数も多くなります。触れるかどうかがぎりぎりなら、寄せておく側です。
友人や同僚は、着席の時間が長く、余興や歓談で立ったり座ったりを繰り返します。座る回数が多いぶん、肩に触れる長さなら寄せたほうが一日の形が保てます。
どの立場でも、寄せるかどうかを決めるのは触れるかどうかです。立場は、ぎりぎりの長さをどちらに倒すかの材料として使ってください。
美容室に頼むか、自分でそのままか
そのまま下ろして出られると判定できた日は、美容室でセットしてもらう必要はありません。朝の5分の整え方で足ります。
肩に触れる日でも、片側をバレッタで寄せるだけなら自分でできます。耳の上端の高さ、こめかみから耳の前までの束、横に寝かせて留める。この3つを守れば、仕上がりは毎回そろいます。
美容室に頼む価値が出るのは、肩を2cm以上超える長さで、両側の毛量が多い日です。片側を寄せても残った側の量が多く、座るたびに大きく跳ねるなら、全体をまとめる形にしてもらうほうが一日もちます。その場合は、自分でする方法を含めてボブの結婚式アレンジを自分でするときと比べてから決めてください。
前日にやっておくこと|当日の服で一度だけ座る
前日にやることは1つです。当日の服と羽織りを着て、背もたれのある椅子に一度深く座ります。
座ったまま、毛先が背もたれか襟に当たっているかを確かめます。当たっていれば、当日は寄せる側。当たっていなければ、そのままで出られます。
寄せる側に決まったら、バレッタを一度留めて、耳の上端の高さと束の量を手で覚えておきます。当日の朝に迷う時間がなくなり、鏡の前で留め直す回数も1回で済みます。
この一度の確認で、当日の判断はすべて前日に終わります。当日の朝にやるのは、決めたとおりに留めることだけです。
まとめ
ボブを結婚式にそのまま出せるかどうかは、毛先が肩に触れるかどうかで決まります。
触れなければ、一日そのままで構いません。触れるなら、バレッタ1つで片側だけを耳の後ろへ寄せます。
秋冬は、肩の代わりに襟と羽織りが触れる相手になります。当日の服を着て測り、肩より上でも襟に触れるなら寄せる側です。
寄せる側は、人が座っている側とは反対。留める高さは耳の上端。取る束は、こめかみから耳の前までの毛だけ。この形なら、式の途中でも左右を入れ替えて直せます。
迷ったときに戻る問いは1つです。当日の服を着て座ったとき、毛先は何かに触れているか。 触れていなければそのまま、触れていればバレッタで片側だけ。長さの名前ではなく、この1点で決めてください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. ボブをそのまま下ろして結婚式に出てもいいですか
- 毛先が肩に触れていなければ、そのままで問題ありません。判定は正面を向いて立ち、あごを引かずに毛先の位置を見ることです。毛先が肩の面より上で止まっていれば、座っても背もたれに当たらず、一日を通して形が変わりません。触れている場合は、座るたびに毛先が押し上げられて外側へ跳ねるので、写真ごとに違う形になります。長さの名前ではなく、触れるかどうかで決めてください。
- Q. 毛先が肩に触れる場合はどうすればいいですか
- バレッタを1つ使って、片側だけを耳の後ろへ寄せてください。両側を留める必要はありません。片側を寄せると、その側の毛先が肩から離れるので、触れる面が半分になります。両側とも留めると、後ろの毛だけが残って肩に当たり、そこだけが跳ねます。
- Q. 秋冬の結婚式で、そのままのボブが崩れやすいのはなぜですか
- 触れる相手が肩だけではなくなるからです。立ち襟やハイネックのドレス、ボレロやストール、コートの襟が肩より高い位置にあるので、肩から3cm上の毛先でも襟に乗ります。さらに暖房の効いた会場は乾燥しているので、毛先が静電気で広がりやすくなります。秋冬は、その日に着る服を着た状態で判定し直してください。
- Q. 寄せるのは左右どちらがいいですか
- その日の席で、人が座っている側とは反対です。顔が見える側を空けると、話しているあいだ顔の横に髪が落ちてきません。席が決まっていない場合は、分け目の毛量が多い側を寄せてください。
- Q. バレッタはどの高さに留めればいいですか
- 耳の上端の高さです。ここより上げると顔の横に縦の線が出て、下げると寄せた毛が耳の下でふくらみます。留める束は、こめかみから耳の前までの毛だけ。それより後ろの毛まで取ると、後頭部の面が引かれて平らになります。
- Q. 式の途中で毛先が跳ねてきたら直せますか
- バレッタ1つなら、その場で留め直せます。跳ねているのは留めていない側なので、そちら側を耳の後ろへ入れ、バレッタを反対側から移してください。片側だけを留める形は、途中で左右を入れ替えられるのが利点です。
— メグラシ編集部





