結婚式の髪型が大人っぽく見えるのは毛先の見える面積が3割以下のとき|半分を超えると髪が先に目に入る

式の髪で「大人っぽい」と言われるものと、そうでないものの差は、形の種類ではありません。
後ろ姿のうち、毛先が見えている面積の割合です。
3割以下なら、装いが先に読まれます。半分を超えると、髪のほうが先に目に入ります。同じ形でも、毛先を散らせば割合は上がり、しまえば下がります。
だからこの記事は、髪型の候補を並べません。今の形の割合を数えて、超えていたらどこにしまうかを決めます。
📋 早見表|毛先の割合と、先に読まれるもの
この表は答えではありません。今の形がどちら側にいるかを決めるための道具です。
| 毛先が見えている割合 | 先に読まれるもの | 動いたときの見え方 | 進め方 |
|---|---|---|---|
| 1割以下 | 装い | 動かない | そのまま |
| 2〜3割 | 装い | 束の終わりだけ揺れる | そのまま |
| 4〜5割 | どちらとも | 数か所が別々に揺れる | 集めて減らす |
| 6割以上 | 髪 | 全体が揺れる | しまう場所を決める |
割合を数えてから、しまう場所を選びます。順番を逆にすると、しまってから数え直すことになります。
数えるのは1つ。所要1分
用意するのは合わせ鏡か、後ろを撮れるスマホです。
- 後ろ姿で、髪が占めている範囲全体を見る
- その範囲を10として、毛先が見えている部分がいくつかを数える
- 数えた数が3以下か、5を超えるかを見る
毛先が見えている部分とは、毛の断面や先端が外を向いている場所のことです。束の面として見えている場所は、毛先ではありません。
①割合の数え方|面か、先端か
見分けるのは1つだけです。その場所が、毛の側面として見えているか、先端として見えているか。
側面として見えている場所は、光を横に返すので、なめらかな面に見えます。先端が見えている場所は、光が返る向きがばらばらなので、細かい点の集まりに見えます。
後ろ姿を見て、なめらかな面がどこまでで、細かい点の集まりがどこからかを分けてください。点の集まりの部分が、毛先の面積です。
写真で確かめるほうが早く済みます。撮った写真を少し離して見ると、面と点の境目がはっきりします。近くで見ると1本ずつが見えてしまい、境目が引けません。
数えるときは正確でなくて構いません。10のうち3か、5か、7か。この3段階が分かれば足ります。1割の違いは、見え方には出ません。
見る距離も決めておくと、結果がぶれません。写真なら、腕を伸ばした先で見る距離です。式で人が自分の後ろ姿を見るのは、たいてい2〜3メートル離れた場所からなので、その距離に近い見え方で判定するのが合理的です。画面に顔を近づけると、細部が見えすぎて、どの形でも点の集まりに見えます。
判定を1回で終わらせたいなら、白黒にして見るのも効きます。色が消えると、光の返り方の違いだけが残るので、面と点の境目がはっきり出ます。髪の色が明るい人は、色つきのままだと面のほうも点に見えやすいので、この方法のほうが正確です。
②毛先をしまう3か所|どれを選んでもよい
割合が5を超えていたら、毛先をしまいます。場所は3つあります。
- 束の内側に巻き込む … 丸みが残る。後ろ姿に奥行きが出る
- 束の下に差し込む … 横の線が出る。後ろ姿が横に広がる
- うなじの中に入れる … 首から上がすっきり見える
どれを選んでもよいので、当日の服の背中の開きに合わせてください。開きが深い日はうなじの中、詰まっている日は束の内側が収まります。
3つを混ぜないでください。毛先を3か所に分けてしまうと、しまったはずの場所が3か所とも境目として見えます。1か所に決めて、そこへ全部送ります。
しまい方には、それぞれ手順の要点があります。束の内側に巻き込むときは、毛先を指2本に巻きつけてから、その輪ごと束の裏側へ入れます。輪のまま入れると形が保たれるので、動いても出てきません。毛先だけを押し込むと、輪ができていないぶん、揺れたときに1本ずつ抜けます。
束の下に差し込むときは、差し込む前に毛先を1回ねじってください。ねじった束は断面が丸くなり、差し込み口の中で互いを押さえます。ねじらずに入れると、束が平らなまま入るので、外側の1枚から順に出てきます。
うなじの中に入れるときは、生え際の毛を少しだけ持ち上げて、その下へ毛先を送ります。生え際の毛が上からふたをする形になるので、外から毛先が見えません。持ち上げずに押し込むと、生え際の毛と毛先が同じ高さに並んで、そこが点の集まりになります。
しまう場所は、その日の動きの量でも変わる
3か所は見え方だけでなく、持ちも違います。動く量が多い日は、この差が結果に出ます。
束の内側に巻き込んだ毛先は、束そのものが動かなければ出てきません。束を面で支えている形なら、いちばん持ちます。束の下に差し込んだ毛先は、束が上下に揺れるたびに差し込み口が広がるので、前傾の多い日には出てきやすくなります。
うなじの中に入れた毛先は、首の動きの影響を直接受けます。振り返る回数が多い日、上着を何度も着脱する日は、生え際のふたが持ち上がって毛先が出ます。
- 席にいる時間が長い日 … どれでもよい
- 受付や挨拶で前傾が多い日 … 束の内側
- 振り返る・着脱が多い日 … 束の内側か、束の下
迷ったら束の内側を選べば、どの日でも成立します。 見え方の好みで選ぶのは、動きが少ないと分かっている日だけにしてください。
③3割まで出してよい|出すなら1か所に集める
毛先を全部しまう必要はありません。3割までなら、出しておくと動いたときに揺れて、形に柔らかさが出ます。
出す場所は、束の終わりの周辺1か所に集めてください。散らすと揺れる場所が増えて、視線が髪の側にとどまります。
集まっているかどうかは、揺れ方で分かります。頭を軽く振って、揺れている場所が1つなら集まっています。2つ以上あるなら、散っています。
散っているときは、量を減らすのではなく寄せてください。同じ本数でも、散っていると面積として広く読まれ、集まっていると1つのかたまりとして読まれます。
束の面をなめらかにすると、割合が下がる
面として見えている部分に、飛び出した短い毛が混ざっていると、そこが点の集まりとして読まれます。実際には毛先ではなくても、見え方としては毛先と同じです。
面の上に短い毛が浮いているときは、上から手のひらでなでるだけで倒れます。倒すと、その場所が面として読まれるようになり、割合が下がります。
なでるのは、束を作り終わったあとの1回だけにしてください。作っている途中で何度もなでると、束の中の毛が動いて、留めた場所が緩みます。
後頭部の高さは、割合とは別の話
後頭部の丸みが出ているかどうかは、大人っぽく見えるかとは別の軸です。丸みは形の奥行きの話で、毛先の割合は情報量の話です。
ただし、丸みが平らだと、その平らな面の上に毛先が乗ったときに、毛先だけが目立ちます。丸みがあれば、面と毛先の境目が斜めになるので、境目がやわらかく見えます。
丸みは、束を作ったあとに頂点の毛を2センチぶん引き出せば出ます。引き出すのは、後頭部のいちばん出ている位置の毛だけです。それより上を引き出すと、頭のてっぺんが立ちます。
引き出す量は、指でつまんで2センチ持ち上げるくらいで足ります。引き出しすぎると、そこに新しい毛先の点ができて、割合が上がります。丸みを出すために毛先を増やしてしまうと、目的と逆になるので、引き出すのは面のまま持ち上がる場所だけにしてください。
引き出す場所は3か所までです。中心と、その左右に1か所ずつ。4か所以上に増やすと、丸みではなく凹凸になります。
撮られる角度で、割合は変わる
式の写真は、自分より高い位置から撮られることが多くあります。この角度では、後頭部から下へ向かって見下ろす形になります。
見下ろす角度だと、束の上に乗っている毛先が全部見えます。鏡で真後ろから見たときには面に隠れていた毛先が、写真では見えるようになるので、割合が上がります。
確認するときは、後ろの鏡を目の高さより上に置いてください。その角度で3割以下なら、写真でも収まります。確認する角度を、撮られる角度に合わせておくのが要点です。
服の背中の開きと、しまう場所の関係
背中が開いている服の日は、うなじから下が肌の面として見えます。この面の上に毛先が落ちると、面が途中で切れます。
うなじの生え際から、服の開きの上端まで何センチかを測ってください。指2本ぶん以内なら、毛先はうなじの中ではなく束の内側にしまいます。うなじの中に入れると、開きのすぐ上に毛先の点が並ぶためです。
指6本ぶん以上あるなら、うなじの中で構いません。開きとの間に余白があるので、点が並んでも面は切れません。
どちらとも取れるとき①|割合が4割前後
数えて4か5になるときは、集める方向で直してください。減らすのではありません。
散っている毛先を2〜3か所に寄せて、それ以外を束の下に差し込みます。差し込む深さは3センチ。それより浅いと動いたときに出てきます。
寄せたあとにもう一度数えると、たいてい3以下に下がります。面積そのものは減っていなくても、点の集まりが1つにまとまるので、そう読まれます。
どちらとも取れるとき②|前から見ると多く、後ろからは少ない
前から見て毛先が多いのは、顔まわりに残した毛が原因です。後ろの割合とは別に数えてください。
顔まわりに残す量は、こめかみから耳の前までのあいだで、片側1センチぶんまでです。それ以上残すと、正面から見たときに顔の横で縦の線が増えます。
後ろが3割以下で、前が多い場合は、前だけを直します。後ろを作り直す必要はありません。
どちらとも取れるとき③|時間がたつと割合が上がる
作った直後は3割でも、数時間で毛先が出てきて5割になることがあります。これは、しまった毛先が抜けてきている状態です。
差し込みが浅いか、上の束が点で留まっているかのどちらかです。上の束を指で押して動くようなら、ピンを1本、逆向きに足してください。
上が動かないなら、差し込みの深さです。3センチまで送り込み直します。朝の割合ではなく、数時間後の割合で判定してください。
まとめ
式の髪が大人っぽく見えるかどうかは、毛先が見えている面積の割合で決まります。
後ろ姿の髪全体を10として、毛先が3以下なら装いが先に読まれます。5を超えたら、毛先をしまいます。
しまう場所は、束の内側・束の下・うなじの中の3つ。服の背中の開きで選び、1か所に決めて全部送ります。出すなら3割まで、1か所に集めて。
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よくある問い
- Q. 大人っぽい髪型かどうかは、どこで判定できますか
- 後ろ姿のうち、毛先が見えている面積の割合です。合わせ鏡で後ろを見て、髪が占めている範囲全体を10として、そのうち毛先が見えている部分がいくつかを数えてください。3以下なら装いが先に読まれ、5を超えると髪のほうが先に目に入ります。形の種類ではありません。同じシニヨンでも、毛先を外に散らせば割合は上がり、内側にしまえば下がります。
- Q. 毛先はどこにしまえばいいですか
- 3か所あります。束の内側に巻き込む、束の下に差し込む、うなじの中に入れる。束の内側に巻き込むと丸みが残り、束の下に差し込むと後ろ姿に横の線が出て、うなじの中に入れると首から上がすっきり見えます。どれを選んでもよいので、当日の服の背中の開きに合わせてください。開きが深い日はうなじの中、詰まっている日は束の内側が収まります。
- Q. 毛先を少し出したほうが柔らかく見えると聞きました
- 3割までなら出して構いません。3割は「後ろ姿の下のほう、束の終わりの周辺だけに毛先が見える」状態です。この範囲なら、動いたときに毛先が揺れて柔らかさが出ますが、髪が先に目に入るところまではいきません。3割を超えて散らすと、揺れる場所が増えて、視線が髪の側にとどまります。出すなら、束の終わりの周辺1か所に集めてください。
- Q. 割合がちょうど半分くらいのときはどうしますか
- 毛先を減らすのではなく、集める方向で直してください。散っている毛先を2〜3か所に寄せて、それ以外をしまいます。同じ本数でも、散っていると面積として広く読まれ、集まっていると1つのかたまりとして読まれます。面積そのものを減らさなくても、集めるだけで割合の見え方は下がります。しまう場所は、束の下がいちばん早く済みます。
- Q. 写真で見ると、鏡で見たときより毛先が多く見えます
- 撮られる角度が違うためです。式の写真は自分より高い位置から撮られることが多く、その角度では後頭部から下へ向かって見下ろす形になります。この角度だと、束の上に乗っている毛先が全部見えるので、割合が上がります。確認するときは、後ろの鏡を目の高さより上に置いて、見下ろす角度をつくってください。その角度で3割以下なら、写真でも収まります。
— メグラシ編集部





