かんざしヘアアレンジ|髪が肩につくかで、巻くだけかゴム併用かを分ける

**かんざしでまとめるときは、まず毛先が肩につくかどうかを見てください。**毛先が肩に届かない長さなら、先にゴムで小さく結んでからかんざしを差します。巻くだけで留めようとすると毛先が足りず、差したそばから抜けてきます。
鎖骨より長い髪なら逆で、ゴムは使わず、毛束を巻いてかんざし一本で留めます。長さそのものが巻きの厚みになり、かんざしを押さえる力になるからです。ゴムを使うと巻ける長さが減り、かえって留まりにくくなります。
肩から鎖骨の間の長さは、ねじってから巻くのが答えです。ねじることで毛束が短く締まり、少ない長さでも巻きが作れます。どちらとも取れる長さの人は、毛束を握ったときに毛先が何cm余るかで決めます。以下、長さごとに手順を書きます。
結論:肩につかない髪はゴムを先に、鎖骨より長い髪は巻くだけで
| 毛先の位置 | 手順 | かんざしの役目 |
|---|---|---|
| 肩につかない | ゴムで結んでから差す | 結び目を隠して飾る |
| 肩から鎖骨まで | ねじってから巻いて差す | 巻きを押さえて留める |
| 鎖骨より下 | 巻くだけで差す | 一本で留める |
表は比較の軸を見せるためのものです。境目に近い人は、次の測り方で確かめてください。
自分の長さを測る:毛先がどこで止まるか
髪を下ろした状態で、鏡に背を向けて手鏡で後ろを見るか、スマートフォンで首の後ろを撮ります。見るのは、後ろの毛先がどこで止まっているかです。
- 毛先が襟足の生えぎわより上、または首の途中で止まる → 肩につかない長さ
- 毛先が肩の上に乗り、少し跳ねる → 肩から鎖骨までの長さ
- 毛先が肩を越えて、前に回すと鎖骨より下に届く → 鎖骨より長い
もう1つの確かめ方は、後頭部で毛束を握ることです。後頭部の中ほどで髪を1つに握り、握った手の下から毛先が何cm出ているかを見ます。15cm以上余れば巻くだけでまとまり、8〜15cmならねじってから巻き、8cm未満ならゴムが先です。
肩につかない長さ:ゴムで小さく結んでから差す
ボブや、首の途中までの長さの人の手順です。
- 後頭部の中ほど、耳の上端の高さで髪を1つにまとめ、細いゴムで結びます
- 結んだ毛先を、結び目の上に向けて半分に折り、もう一度ゴムを1回だけかけて小さなお団子にします
- かんざしを、お団子の右上から左下へ向けて、結び目のすぐ上を通るように差します
- かんざしの先が、お団子の向こう側の地肌近くの髪をすくっているかを指で確かめます
この長さでは、かんざしは留める道具ではなく、ゴムを隠して飾る道具です。だから深く差しすぎる必要はありません。かんざしの長さの半分ほどが髪の中に入れば十分です。
こぼれ毛が出たときは、無理にお団子に入れず、細いピンで地肌側に留めてください。短い髪は長さが足りないので、お団子に押し込むと別の場所がほどけます。
肩から鎖骨まで:ねじってから巻いて差す
肩につくくらいから鎖骨までの長さは、巻くだけでは1周半ほどしか巻けず、留めるには足りません。ねじって毛束を締めると、短くても巻きの厚みが出ます。
- 後頭部の中ほどで髪を1つに握ります
- 握った手を中心に、毛束を時計回りに3〜4回ねじります。ねじると毛束が締まって短くなり、根元に向かって巻き上がってきます
- ねじった毛束を、根元に沿って巻き付けます。1周半〜2周が目安です
- かんざしを、巻いた方向と同じ向きに寝かせてから、巻きの上から根元をすくうように差します
- 差したら、かんざしを起こして縦に近い角度にすると、巻きが締まって留まります
毛先が巻きの外に出てしまう人は、巻き終わりの毛先をかんざしの先と一緒に巻きの中に押し込んでください。
鎖骨より長い:巻くだけで一本に留める
鎖骨より長い髪は、ゴムを使わず、かんざし一本で留められます。
- 後頭部で髪を1つに握り、毛先に向かって軽くねじります(1〜2回で十分です)
- ねじった毛束を、根元にくるくると巻き付けます。2周〜2周半が目安です
- かんざしを巻きの外側から差し込み、根元の髪をすくいます
- かんざしを巻いた方向に半回転させてから、反対の端を地肌に沿わせて押し込みます
長い髪はそれ自体が重いので、巻きが緩いと時間とともに下がってきます。巻くときは、毛束を少し引っ張りながら根元に沿わせてください。巻きの直径が握りこぶしより大きくなると、かんざしの長さが足りなくなるので、そのときは巻く回数を減らして毛先をかんざしの先と一緒に押し込みます。
どちらとも取れる長さ:肩に当たって跳ねる人
いちばん迷うのが、毛先がちょうど肩に当たる長さです。毛束を握ると8cm前後しか余らず、ねじっても巻けるかどうかぎりぎりです。
この長さの人は、その日の髪の状態で決めてください。
- 洗った翌日で髪がまとまりやすい日 → ねじって巻く
- 洗った当日や、乾燥して広がる日 → ゴムで結んでから差す
それでも決められないときは、両方の手順の間を取ります。ゴムで1回だけ結び、毛先を結び目に巻き付けてから、かんざしで巻きを押さえる方法です。ゴムが根元を支え、かんざしが巻きを押さえるので、短めの髪でもかんざしの形がきれいに残ります。
迷う長さの人ほど、1回で決めようとせず、2つの手順を一度ずつ試して、1時間後にどちらが崩れていないかを見るのが確実です。
髪の量と太さで、巻く回数を変える
長さが同じでも、髪の量と太さで巻く回数は変わります。
髪が多い・太い人は、巻きが厚くなりすぎて、かんざしの先が根元まで届かないことがあります。ねじる回数を減らし、巻く回数は1周半までにとどめてください。毛束を2つに分けて、片方だけを巻き、もう片方をその上にかぶせる方法も使えます。
髪が少ない・細い人は、巻きが薄く、かんざしがすべって抜けやすくなります。巻く前に手のひらに少量のスタイリング剤をなじませ、毛束の表面に摩擦を作ってください。ねじる回数を1〜2回増やすと、毛束が締まって巻きに厚みが出ます。
髪がまっすぐでつるつるしている人は、前の晩に軽くゆるい三つ編みをしておくと、翌朝の毛束にうねりが残って、かんざしが引っかかりやすくなります。
差す高さは、襟足からの距離で決める
かんざしを差す高さは、印象と留まりやすさの両方に効きます。
- 襟足から指2本分(約3cm)の低い位置 → 落ち着いた印象。首が短く見えやすい
- 襟足から指4本分(約7cm)の中くらいの位置 → 横から見たときに首の線がきれいに出る
- 耳の上端より高い位置 → 若々しく、動きのある印象
留まりやすさでいえば、中くらいの高さがいちばん安定します。低い位置は首を動かすたびに襟足の髪が引っ張られて、巻きが緩みやすくなります。高い位置は長い髪だと重さで下がってきます。
迷ったら、横から鏡で見て、かんざしの飾りが耳の後ろの延長線上に来る高さにしてください。
秋冬の襟とかんざしの距離
秋冬は、コートの襟、マフラー、タートルネックの首が、首の後ろに厚みを足します。かんざしが襟に当たると、飾りが押されて傾き、巻きも一緒に緩みます。
秋冬に差す高さの目安は、襟足から指4本分以上です。コートを着た状態で、首の後ろの襟の上端からかんざしの飾りまで、指2本分の隙間があるかを確かめてください。
マフラーを巻く日は、巻きを少し上げて、かんざしを斜め上に向けて差すと、マフラーの厚みとぶつかりません。襟の高いコートやストールの端を首の後ろに回す日は、思い切って耳の上端より高い位置にまとめるほうが、一日崩れずに済みます。
着物の日と洋服の日
かんざしは着物にも洋服にも使えますが、合う高さと巻きの大きさが少し違います。
着物の日は、襟を抜いて首の後ろを見せるので、まとめ髪は襟足から指3〜4本分の中くらいの高さにし、巻きを小さめにまとめます。巻きが大きいと襟の抜きと重なり、後ろ姿が重く見えます。飾りは横向きか、斜め下に向けると着物の線となじみます。
洋服の日は、高さも巻きの大きさも自由です。ニットやコートの日は、巻きを少しゆるく、大きめにまとめると、服の厚みとつり合います。飾りの少ない細いかんざしなら、普段の通勤にも使えます。
着物の日の髪型を自分で整える方法は、着物の髪型を自分で|襟足は指で測るにもまとめています。
一本と二股、どちらを選ぶか
かんざしには、脚が1本のものと2本のもの(二股)があります。
一本かんざしは、巻いた毛束を回して留めるので、鎖骨より長い髪の巻くだけのアレンジに向きます。差し方の自由度が高く、短い髪のお団子の飾りにも使えます。
二股かんざしは、2本の脚で毛束をはさむので、留める力が強いのが利点です。ただし、脚の先が毛束の向こう側へ抜けていないと留まりません。巻きの厚い長い髪や、ねじって締めた中くらいの長さに向きます。二股の留め方は二股かんざしが留まるかは、脚先が束の向こう側へ何cm抜けているかで決まるで詳しく書いています。
顔まわりの後れ毛は、長さで残す量を変える
かんざしでまとめた日は、顔まわりに少し毛を残すと、まとめ髪が固く見えません。ただ、残す量も髪の長さで変わります。
肩につかない長さの人は、もともと耳の後ろから短い毛がこぼれやすいので、わざわざ引き出さなくて構いません。こぼれた毛を耳の後ろへなでつけ、こめかみの毛だけを指1本分残します。
肩から鎖骨まで、鎖骨より長い人は、巻く前にこめかみと耳の前から指1本分ずつ毛を取り分けておきます。巻いた後に引き出すと巻きが緩むので、先に分けておくのが手順です。残した毛は、口角の高さで止まる長さなら軽く見え、顎より下まで落ちると疲れて見えやすいので、長いときは耳にかけてください。
落ちてきたときの直し方
外出先でかんざしが緩んできたときは、同じ穴にもう一度差し直さないでください。一度通った穴は髪がほぐれているので、同じ場所ではすぐに抜けます。
- かんざしを抜き、巻きを片手で押さえたまま、毛束を半周だけ締め直します
- 前に差した位置から1cmずらして、かんざしを差し直します
- 短い髪のお団子なら、ゴムが緩んでいないかを先に確かめ、緩んでいればゴムだけ締め直してからかんざしを戻します
直しても落ちる日は、髪の状態がその手順に合っていない日です。次に同じ長さで迷ったら、ひとつ短い側の手順(巻くだけ → ねじって巻く → ゴムを先に)に下げてください。
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よくある問い
- Q. ボブでもかんざしでまとめられますか
- まとめられます。ただし巻くだけでは毛先が足りないので、先に小さなゴムで結び、その結び目にかんざしを差します。かんざしは留める役ではなく、結び目を隠して飾る役です。毛先が襟足の上で止まる長さなら、後頭部の中ほどで結ぶと毛先がこぼれにくくなります。
- Q. 巻いたのにすぐ落ちてきます
- 多いのは、巻く回数が髪の量に足りていないか、差す向きが巻いた向きと逆になっているかのどちらかです。毛束を巻いたら、かんざしは巻いた方向と同じ向きに倒してから差し込みます。髪が多い人は巻く回数を1回増やし、細くてすべる髪の人は、巻く前に手のひらに少量のスタイリング剤をなじませてください。
- Q. 一本かんざしと二股かんざし、どちらを選べばいいですか
- 巻くだけで留める鎖骨より長い髪には一本でも二股でも使えます。ゴムで結ぶ短い髪には、結び目に挿しやすい細い一本か、飾りの重さが軽いものが向きます。二股は留める力が強い一方、毛束の向こうへ脚先が抜けないと留まりません。抜け具合の確かめ方は関連記事にまとめています。
- Q. コートを着ると、かんざしが襟に当たります
- 差す高さを上げてください。目安は、襟足の生えぎわから指4本分(約7cm)以上の高さです。秋冬のコートやマフラーは首の後ろで厚みが出るので、低い位置で留めると飾りが襟に当たって傾きます。
— メグラシ編集部





