ツインテールの三つ編みは結ぶ高さで崩れ方が決まる|耳の穴より上なら夕方に落ち、下なら形が残る

夕方に鏡を見たら、朝より下がっている。ツインテールの三つ編みで起きるのは、たいていこれです。
原因は編み方ではありません。決めているのは結んだ高さです。
基準は耳の穴の高さ。そこより上で結ぶほど、束は自分の重さで下へ動きます。下で結ぶほど動きません。
境目は、耳の穴から2センチ上です。そこを超えたら、ゴム1本では支えきれません。
📋 早見表|結ぶ高さと、その日の持ち方
この表は答えではありません。今日その高さで結んでよいかを先に決めるための道具です。
| 結ぶ位置(耳の穴を0とする) | ゴム1本 | 必要な支点 | 一日の終わりの状態 |
|---|---|---|---|
| 4cm以上 上 | 支えられない | ゴム+ピン2本 | 支点があれば残る |
| 2〜4cm 上 | 支えきれない | ゴム+ピン1本 | 支点があれば残る |
| 0〜2cm 上 | 支えられる | ゴムのみ | 1〜2cm下がる |
| 0(耳の穴と同じ) | 支えられる | ゴムのみ | ほぼ動かない |
| 耳の穴より下 | 支えられる | ゴムのみ | 動かない |
高さが決まってから編みます。編んでから位置を変えると、編み目の向きが結び目とずれて、そこから緩みます。
測るのは2つ。所要1分
用意するのは指だけです。メジャーがあれば正確ですが、指の幅で足ります。
- 耳の穴に人差し指を当てる(ここが0)
- 結びたい位置まで、指を何本ぶん上げるかを数える(指1本=約1.5cm)
- 反対側でも同じ本数を数える
指2本ぶんまでが、ゴム1本で支えられる範囲です。3本以上になったら、支点を足す前提で進めます。
①高さの境目|耳の穴から2cm
耳の穴の高さで結ぶと、束の重心は結び目のほぼ真下に来ます。このとき結び目にかかるのは、束を下へ引く力だけです。
結ぶ位置を上げると、束の重心と結び目のあいだに角度がつきます。角度がついたぶん、結び目は下へだけでなく、後ろへも引かれます。2つの向きに引かれると、ゴムは少しずつ回りながら下がります。
2センチという境目は、この回りが始まるところです。1センチなら回らずに済み、3センチでは確実に回ります。境目の上に置きたい日は、回りを止める支点が要ります。
回っているかどうかは、朝と夕方でゴムの向きを見比べると分かります。朝に結んだとき、ゴムの結び目(金具や重なりの部分)がどこを向いていたかを覚えておいてください。夕方にその向きが変わっていれば、束は回りながら下がっています。向きが同じままで位置だけ下がっているなら、それは回りではなく、単に束が抜けかけている状態です。
この2つは対処が違います。回っているならピンで支点を足す。抜けかけているなら、束の量を減らすか、ゴムを1周多く巻きます。同じ「下がった」でも、原因が違えば直す場所も違います。 見分けがつかないまま両方やると、締めすぎて頭が痛くなるだけで、翌日も同じことが起きます。
②支点の足し方|ピンは結び目の1cm上へ
支点を足すときは、ゴムとピンで役割を分けます。ゴムは束を横から締め、ピンは下への動きを止めます。
ピンを差す場所は、結び目そのものではありません。結び目の1センチ上の地肌を、下から上へすくいます。 結び目に刺すと、ピンが束と一緒に動くので、支点になりません。
- 耳の穴から2〜4cm上 … ピン1本(結び目の1cm上)
- 4cm以上 上 … ピン2本(1cm上に1本、その1cm上に1本)
- 2cm以下 … ピンは要らない
ピンは開いている側を下に向けて差します。波打っている側が地肌に当たると、そこで髪をつかむので抜けにくくなります。
③左右をそろえる|目ではなく指で合わせる
鏡で左右をそろえようとすると、必ずずれます。反転して見えることに加えて、頭そのものが左右で完全な対称ではないためです。
そろえるのは指です。耳の上端に人差し指を当て、そこから結び目まで何センチかを、左右それぞれ測ります。同じセンチ数になっていれば、鏡で少し違って見えても正面からは対称に見えます。
左右で耳の高さが違う人もいます。その場合も、耳を基準にするほうがそろって見えます。頭のてっぺんからの距離でそろえると、耳の位置がずれているぶんだけ、顔の横で差が出ます。人が見ているのは頭頂ではなく、顔の横に並んだ2つの束なので、耳を起点にしたほうが結果が合います。
確かめ方は、正面を向いて写真を1枚撮ることです。合わせ鏡よりも、写真のほうが左右の比較には向いています。撮ったら画面を横向きにして、2つの結び目を結ぶ線が水平かどうかを見てください。傾いていたら、低いほうを持ち上げるのではなく、高いほうを下げて合わせます。 持ち上げると、その側だけ支点が足りなくなり、夕方にまたずれます。
分けるときの線も、そろい方に効きます。後ろの分け目が首の中心からずれていると、片側の束だけが太くなり、太いほうが先に下がります。分け目を確かめるときは、首の後ろのくぼみに指を当て、そこから真上へ線が通っているかを見てください。
編む前に1回ねじる|細い髪ほど効く
編む前に、束を1回だけねじってから結びます。ねじると束の断面が丸くなり、ゴムに当たる面が増えます。
細い髪はゴムの中で束が締まりやすく、締まったぶんだけ直径が減って、摩擦が失われます。ねじりは、この減りを先に取り戻す動きです。
ねじる回数は1回で足ります。2回以上ねじると束が細くなりすぎて、今度は編み目が浮きます。ねじりは支えのためで、形のためではありません。
編み目の幅は、崩れやすさに関係しない
編み目を細かくすれば持つ、というのは起きません。編み目の細かさが決めているのは見え方であって、結び目が下がるかどうかではないからです。
1段の縦を短く取ると、編み目は詰まって見えます。長く取ると、ゆるやかに見えます。どちらでも、結び目にかかる力は同じです。
だから、編み目は好きな幅で構いません。持ちを上げたいときに動かすのは高さと支点で、編み目ではありません。
ここを取り違えると、朝の時間が無駄に伸びます。落ちるのが不安で、編み目を細かく取り直し、握力をこめて編み、そのぶん頭皮が引かれて痛くなる。それでも夕方には同じだけ下がります。引かれているのは編み目ではなく結び目だからです。
固く編むことで得られるのは、毛先までの太さがそろうことと、編み目が動いても形が読めることの2つです。持ちではなく見え方に効く、と覚えておくと、どこに力を入れるかで迷わなくなります。
毛先の留め方|編み終わりは3cm残す
編み終わりまで編みきると、毛先が細くなってゴムが止まりません。編み終わりから3センチ手前で止め、そこで結びます。
残した3センチは、そのまま毛先として見えます。この3センチがあると、束の終わりに向きが出て、動いたときに形が読めます。
編みきってしまった場合は、ゴムを2周だけ巻いて、そこから毛先を少し引き出してください。引き出すと直径が戻り、ゴムが止まります。
どちらとも取れるとき①|高さが2cmちょうど
境目ぴったりに置きたい日があります。この場合は、その日の動きの量で決めてください。
座っている時間が長い日なら、ゴム1本で足ります。歩く、電車に乗る、頭を上下に動かす回数が多い日なら、ピンを1本入れておくほうが安全です。
判定は、頭を上下に10回振ってみることです。結び目が1センチ以上動いたら、ピンを足す側。動かなければ、そのままで一日持ちます。
振る速さは、うなずくくらいで十分です。速く振ると髪が遠心力で開いて、実際より動いたように見えます。ゆっくり10回、あごを引いて上げるだけの動きで確かめてください。測るときは、結び目のすぐ上の地肌に指を当てておくと、動いたぶんが指に伝わります。
この10回のテストは、その日の髪の状態も一緒に拾ってくれます。洗った翌朝は表面がなめらかで滑りやすく、同じ高さでも動く量が増えます。逆に2日目は表面に引っかかりが出て、動く量が減ります。同じ高さで結んでいるのに日によって結果が違うのは、この差です。
どちらとも取れるとき②|左右で髪の量が違う
分け目を真ん中にしても、左右の量が同じにならないことがあります。つむじの位置が中心からずれていると起きます。
このときは、量ではなく高さをそろえてください。多い側は束が太くなるぶん重くなるので、同じ高さでも先に下がります。多い側だけピンを1本足すと、一日の終わりでそろいます。
量を無理にそろえようとして分け目を曲げると、正面から見たときに分け目の線が斜めに出ます。分け目はまっすぐのまま、支点の数で調整するほうが収まります。
どちらとも取れるとき③|途中でほどけてきた
ほどけるのは毛先側からで、根元側の編み目はほとんど動いていません。全部ほどく必要はありません。
崩れている段を数えて、その段のところまでゴムをずらして結び直します。3段までなら、これで元の形に戻ります。
4段以上崩れているなら、その日はもう高い位置に戻さないでください。結ぶ位置を耳の穴の高さまで下げて結び直すと、そこから先は動きません。
服の襟との関係|結び目は襟より上に置く
襟のある服の日は、結び目の位置を襟の上端より上に置いてください。襟に束が乗ると、動くたびに襟が束を押し上げ、その反動で結び目が回ります。
襟が高い日は、結ぶ位置を耳の穴より上に置かざるを得ないことがあります。この場合はピンを1本入れて、回りを止めます。
襟のない服の日は、耳の穴の高さでも下でも構いません。服の首もとが、選べる高さの下限を決めています。
背負うかばんがある日も、同じ理由で下限が上がります。肩ひもが束の上を通ると、歩くたびに束が押されて、結び目が少しずつ回ります。かばんを背負う日は、束が肩ひもより前に来る高さ、つまり耳の穴の高さかそれより上に置いてください。そのぶん支点が必要になりますが、押され続けるよりは持ちます。
上着を着たり脱いだりする回数が多い日も、下がる量は増えます。脱ぐときに袖と一緒に束が引かれるためです。この日は、脱ぐ前にいったん束を前に出しておくと、引っかかりません。
まとめ
ツインテールの三つ編みが夕方に落ちるかどうかは、編み方ではなく結ぶ高さで決まります。
耳の穴を0として、そこから2センチ上までならゴム1本で足ります。2センチを超えたら、結び目の1センチ上にピンを1本。4センチを超えたら2本です。
左右は目ではなく指でそろえます。耳の上端から結び目までのセンチ数を合わせておけば、正面から見たときに対称に見えます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. ツインテールの三つ編みが夕方に落ちてくるのはなぜですか
- 編み方ではなく、結んだ高さが原因のことがほとんどです。耳の穴の高さより上で結ぶと、束の重さが結び目を真下へ引き続けます。上へ行くほど引かれる量は増え、耳の穴から2センチ上あたりで、ゴム1本では支えきれなくなります。編みを固くしても引かれる力は変わりません。対処は、結ぶ位置を1センチ下げるか、支点をもう1つ足すかのどちらかです。
- Q. 高い位置で結びたいときはどうすればいいですか
- 支点を2つにしてください。ゴムで結んだあと、結び目の真上の地肌に向けてピンを1本、下から上へ差し込みます。ゴムが横を押さえ、ピンが下への動きを止めるので、役割が分かれて落ちにくくなります。ピンは結び目に刺すのではなく、結び目の1センチ上の地肌をすくうのが要点です。結び目に刺すと、束と一緒に下へ動きます。
- Q. 左右の高さがいつもそろいません
- 鏡で目視すると必ずずれます。反転して見えるうえ、頭は左右で完全な対称ではないためです。合わせるのは指です。耳の上端に人差し指を当て、そこから結び目まで何センチかを左右それぞれ測ってください。同じセンチ数になっていれば、鏡で少し違って見えても正面からは対称に見えます。左右で耳の高さ自体が違う場合も、耳を基準にするほうがそろいます。
- Q. 髪が細いと落ちやすいですか
- 落ちやすい側です。細い髪はゴムの中で束が締まりやすく、締まったぶんだけ束の直径が小さくなって、ゴムとの摩擦が減ります。対処は、編む前に束を1回ねじってから結ぶことです。ねじると断面が丸くなり、ゴムに当たる面が増えます。それでも動く場合は、結ぶ位置を耳の穴の高さまで下げてください。高さを下げるほうが、ゴムを増やすより効きます。
- Q. 途中でほどけてきたとき、その場で直せますか
- 編み目の下から3分の1だけを編み直せば戻ります。ほどけるのは毛先側からで、根元側の編み目はほとんど動いていません。全部ほどくと最初からやり直しになるので、崩れている段を数えて、その段までゴムをずらして結び直してください。段が4つ以上崩れている場合は、その日はもう上げず、結ぶ位置を耳の穴の高さまで下げて結び直すほうが早く済みます。
— メグラシ編集部





