髪の結び方|夜に下ろす予定の日は、跡が隠れる位置と巻き数で結ぶ

**夜に髪を下ろす予定がある日は、えり足に近い低い位置で、いつもより1周少なく、太めのゴムで結んでください。**ほどいたときの折れ目が首の後ろに来て、下ろした髪の内側に隠れます。
あなたが朝に決めるのは3つだけです。結ぶ高さ、ゴムの巻き数、ゴムの種類。この3つは、夜の何時に下ろすか、それまで何時間結んでおくかで決まります。
秋から冬にかけては、仕事帰りの食事、忘年会、家族の集まりと、夜の予定が増えていきます。そのたびに、昼の髪をどうするかで迷うのは手間です。朝の数分で3つを決めておけば、夜は化粧室で2分あれば下ろせます。
結ぶ手順そのものや、成立する形の決め方はゴム1本でできるヘアアレンジにあります。この記事は、昼に結んで夜に下ろす、という1日の予定から逆算した結び方に絞っています。
結論:低く、1周少なく、太いゴムで結ぶ
結び方ごとに、跡の出やすさと、夜に下ろしたときの見え方を先に置きます。
| 結び方 | 跡の出やすさ | 下ろしたときの跡の位置 | 夜に下ろす日の向き不向き |
|---|---|---|---|
| えり足で低くひとつ結び | 出にくい | 首の後ろ、髪の内側 | いちばん向いている |
| 耳の高さでひとつ結び | 中くらい | 後頭部の真ん中 | 巻き数を減らせば使える |
| 高い位置のポニーテール | 出やすい | 頭頂部に近い表面 | 向いていない |
| ハーフアップ | 出にくい | 上半分の髪の内側 | 向いている |
| クリップでまとめる | ほぼ出ない | 跡はほとんど残らない | 向いている |
| きつい三つ編み | 出やすい | 全体に波の形が残る | 向いていない |
高い位置で結ぶほど、跡は頭の表面の見える場所に出ます。夜に下ろす日は、ゴムの位置を低く、髪の内側へ寄せるのが基本です。
この表は、跡が「残るかどうか」ではなく、「残っても見えるかどうか」で並べています。どんな結び方でも、半日ゴムを巻いていれば、髪には多少の折れ目がつきます。その折れ目を消すことより、見えない場所に置くことのほうが、朝の工夫としては確実です。
跡はどこにできるか|結ぶ高さで、折れ目の高さが決まる
ゴムの跡は、ゴムを巻いた場所に1本の折れ目として残ります。下ろしたときにその折れ目が見えるかどうかは、結んだ高さで決まります。
| 結んだ高さ | 下ろしたときの折れ目 | 見えるか |
|---|---|---|
| 頭頂部に近い高さ | 頭の上の表面 | 正面からも見える |
| 耳の上端の高さ | 後頭部の表面 | 後ろと横から見える |
| 耳の穴の高さ | 後頭部の下のほう | 後ろから見える |
| えり足の高さ | 首の後ろ、髪の内側 | ほぼ見えない |
えり足の高さで結ぶと、ほどいたときの折れ目は、首の後ろの髪の内側に来ます。下ろした髪の表面の毛がその上にかぶさるので、外から見えなくなります。
髪は、頭の上の表面の毛が、下の毛の上にかぶさるように落ちています。だから、下のほうにできた折れ目は、上の毛に隠れます。逆に、頭頂部に近い場所でできた折れ目は、いちばん上の表面にあるので、隠すものがありません。結ぶ位置を低くするのは、跡を消すためではなく、跡の上に髪をかぶせるためです。
跡の深さを決める3つ
同じ高さで結んでも、跡が深く残る日と浅く済む日があります。深さを決めるのは、次の3つです。
| 決めるもの | 跡が深くなる | 跡が浅くなる |
|---|---|---|
| ゴムの巻き数 | 3周以上 | 2周 |
| ゴムの太さ | 細いゴム | 太い布のゴム・シュシュ |
| 結んでいた時間 | 6時間以上 | 3時間以内 |
| 結ぶ前の髪の状態 | 少し湿っている | 乾いてから時間がたっている |
| ゴムの位置の動き | 1日に何度も結び直す | 朝に1回結んだまま |
3つのうち、朝に自分で変えられるのは巻き数とゴムの太さです。結んでいる時間は、その日の予定で決まってしまいます。だから、時間が長い日ほど、巻き数とゴムで調整します。
いちばん効くのは巻き数です。細いゴムを3周きつく巻くと、髪に1本の深い線が入り、何時間か下ろしても消えません。2周にして太いゴムに替えると、力が広い面に分かれて、同じ時間結んでいても折れ目が浅くなります。
髪が少し湿ったまま結ぶと、乾いていく途中でゴムの形が髪に移ります。朝に髪を洗った日は、乾いてから時間をおいて結んでください。乾いてからの時間と形の関係は簡単な髪型が決まるかは、髪が乾いてから何分たったかで決まるにまとめています。
下ろす時刻から逆算する
結んでいる時間が長いほど、跡は深くなります。夜に下ろす時刻から、朝に何時間結ぶことになるかを数えて、留め具を選びます。
| 結んでいる時間 | 跡の深さの目安 | 留め具 | 巻き数 |
|---|---|---|---|
| 3時間以内 | 浅い | どれでもよい | いつもどおり |
| 3〜6時間 | 中くらい | 太い布のゴム・シュシュ | 2周 |
| 6〜9時間 | 深い | シュシュ・らせん状のゴム | 2周、ピンで補う |
| 9時間以上 | とても深い | バレッタ・クリップ | 巻かない |
| 途中で結び直す | 2本の跡が残る | 結び直さない留め具を選ぶ | 位置を変えない |
朝の8時に結んで、夜の7時に下ろすなら11時間です。この長さになると、ゴムで巻く結び方では、どんなに工夫しても跡が残ります。仕事の日に夜の予定がある日は、ゴムを使わない留め具を選ぶほうが確実です。
バレッタやクリップだけでは昼の動きに不安がある人は、朝はゴムで結び、昼休みに同じ位置のままバレッタへ替える方法もあります。ゴムで結んでいた時間が半日以内なら、跡は浅く済み、夜までの残りの時間はバレッタで跡を増やさずに過ごせます。
途中で結び直すと、1日に2本の跡がつきます。昼休みに結び直したくなっても、同じ位置に結び直すか、ほどかずに表面だけ整えてください。
測る|朝に試して、10分で消えるかを見る
自分の髪がどれくらい跡を残しやすいかは、朝の数分で確かめられます。
- いつもの位置と巻き数で結び、5分そのままにする
- ゴムをほどき、手ぐしを3回通す
- 10分待って、折れ目が残っているかを見る
| 10分後の見え方 | 髪の性質 | 夜に下ろす日の結び方 |
|---|---|---|
| 折れ目がない | 跡が残りにくい | いつもの位置で、巻き数を1周減らす |
| うっすら残る | 中くらい | えり足で低く、太いゴムで |
| はっきり残る | 跡が残りやすい | ゴムを使わず、クリップかバレッタで |
5分で跡が出る髪は、半日結ぶとさらに深く残ります。この確認は、季節の変わり目に1回やっておけば足ります。
手ぐしを通したあとに折れ目が見えるかどうかは、髪を下ろして正面から鏡を見るだけでなく、横を向いて耳の後ろあたりも見てください。耳の後ろは、下ろした髪のかぶさり方が薄く、正面からは見えない跡が出やすい場所です。
確かめるときは、ほどいたあとに手ぐしを通すところまでを、夜に下ろすときと同じようにやってください。ほどいただけで手ぐしを通さないと、折れ目が実際より深く見えます。夜の化粧室で下ろすときも、手ぐしは必ず通すので、同じ手順で見ておくと、夜の見え方に近くなります。
季節の変わり目に確かめるのは、空気の湿り方で、跡の残り方が変わるからです。湿気の多い時期は、髪が湿気を含んで形を覚えやすく、跡が残りやすくなります。秋から冬にかけて空気が乾いてくると、同じ結び方でも跡が浅く済むことがあります。去年の冬に跡が残らなかった結び方が、秋雨の時期には残る、ということもあります。
位置①|えり足で低く結ぶ
夜に下ろす日のいちばんの基本です。両耳の下の端を結んだ線より下、首の後ろの髪の生えぎわから指2本ほど上の位置で結びます。
えり足で結ぶまとめ髪は、昼の仕事の場でも落ち着いて見えます。高い位置のポニーテールより動きが少なく、首の後ろにまとまるので、きちんとした印象になります。夜に下ろすための結び方でありながら、昼の装いとしても無理がありません。
この位置で結ぶと、ほどいたときの折れ目が、下ろした髪の内側に来ます。さらに、秋冬のコートの襟やマフラーの下に隠れる高さでもあるので、外にいる間も結び目が目立ちません。
低い位置で結ぶと、髪の重さがゴムにかかりにくいので、巻き数を減らしてもほどけにくくなります。
えり足の位置を見つけるには、両手の指先を耳の下の端に当てて、そのまま首の後ろへすべらせてください。指先が出会った場所が、両耳の下の端を結んだ線です。そこから指1本から2本ぶん下が、夜に下ろす日に結ぶ高さです。鏡で後ろを見なくても、指の感覚で毎回同じ高さに結べます。
位置②|耳の高さで結ぶ
昼の予定で、低い位置だと髪が襟に当たって邪魔になる日は、耳の穴の高さで結びます。
この高さで結んだ跡は、下ろしたときに後頭部の下のほうに出ます。後ろから見ると見える位置なので、巻き数を2周にして、太いゴムかシュシュを使ってください。それでも跡が気になる髪の人は、下ろしたときに髪を片側に寄せると、跡の位置が内側に入ります。
耳の高さで結ぶ日は、昼の間に結び目の位置が少しずつ下がってきます。下がった結び目を引き上げて結び直すと、元の位置と新しい位置の2か所に跡がつきます。下がってきたら、結び直さずに、結び目の上の髪を指で少し引き出してふくらませると、下がった位置のまま形が整います。
位置③|ハーフアップ
耳より上の髪だけを後ろでまとめる結び方です。結ぶ毛の量が少ないので、ゴムをゆるくしても昼にほどけにくく、下ろしたあとの跡も、下の髪に隠れて見えにくくなります。
ボブや肩までの長さで、えり足で結ぶと毛先が短くなる人には、ハーフアップがいちばん向いています。
ハーフアップは、結ぶ高さを耳の上端より少し下にしておくと、ほどいたときの折れ目が、下ろした髪の中ほどの内側に来ます。耳の上端より高く結ぶと、折れ目が頭の表面に近くなり、正面からも見えることがあります。夜に下ろす日のハーフアップは、高さを控えめにしてください。
ゴムと留め具の選び方
跡の深さは、ゴムの種類でも大きく変わります。
| 留め具 | 跡の深さ | 昼の留まり方 | 向いている髪 |
|---|---|---|---|
| 細いゴム | 深い | よく留まる | 跡が残りにくい髪 |
| 太い布のゴム | 浅い | 中くらい | ほとんどの髪 |
| シュシュ | 浅い | 中くらい | 量の多い髪 |
| らせん状のゴム | 浅い | 中くらい | すべりやすい髪 |
| クリップ | ほぼ残らない | 髪の量で変わる | 跡が残りやすい髪 |
| バレッタ | ほぼ残らない | すべりにくい髪ならよく留まる | 肩より長い髪 |
らせん状のゴムは、髪に当たる面が点で分かれているので、1本の深い線になりにくい形です。クリップとバレッタは、髪を巻かずにはさむので、跡がほとんど残りません。
クリップは、髪の量に合った大きさを選ぶことが大切です。量に比べて小さいクリップは、昼のうちに髪が抜けて落ちてきます。逆に大きすぎるクリップは、後頭部で目立ちます。手でひとつにまとめた髪の束を、クリップの歯が全部はさめる大きさが目安です。
巻き数の決め方
巻き数は、昼にほどけない範囲で、いちばん少なくします。髪の量とすべりやすさで、必要な巻き数が変わります。
| 髪の量 | すべりやすい髪 | すべりにくい髪 |
|---|---|---|
| 少ない | 3周(ピンで補う) | 2周 |
| 普通 | 2周(ピンで補う) | 2周 |
| 多い | 2周 | 1周半〜2周 |
巻き数の数え方は、ゴムが髪の束を1周するごとに1周と数えます。最後の1周を半分だけかけて、ゴムの端を束に引っかけて止めるのが「1周半」です。量の多い髪は、1周半でも束がしっかり押さえられることがあります。
すべりやすい髪で巻き数が足りないときは、巻き数を増やすより、ゴムの上からピンを1本差して、ゴムを髪に留めてください。跡が深くならずに、ほどけにくくなります。
結ぶ前にやること
結ぶ前の30秒で、同じ巻き数でも留まりやすくなります。
| 手順 | やること | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 髪が乾いているかを確かめる | 湿った髪は跡が残りやすい |
| 2 | 結ぶ位置の髪に手ぐしを3回通す | 表面が少し乱れて、ゴムがすべりにくい |
| 3 | 結ぶ位置を指で押さえて決める | ゴムを巻いている間に位置がずれない |
| 4 | ゴムは引っぱりすぎずに巻く | 最後の1周をゆるめにする |
結ぶ前に手ぐしを通すのは、髪の表面をそろえすぎないためです。ブラシで表面をなめらかにしすぎると、ゴムがすべって、巻き数を増やしたくなります。手ぐしでほどよく乱れた表面は、ゴムが引っかかりやすく、2周でも留まります。
予定別①|仕事帰りの食事・忘年会
昼は仕事でまとめ、夜の店で下ろす日です。結んでいる時間が8時間を超えることもあり、いちばん跡が残りやすい予定です。
| 決めること | 決め方 |
|---|---|
| 結ぶ高さ | えり足で低く |
| 留め具 | 太い布のゴムかシュシュ、跡が残りやすい髪はバレッタ |
| 巻き数 | 2周まで |
| 下ろすタイミング | 店に入る前、化粧室で |
忘年会の座敷では、座ったときに髪が背もたれに当たりません。下ろした髪の後ろ側がよく見えるので、跡が出る位置を首の後ろに寄せておくと安心です。
職場では、デスクで下を向く時間が長く、結び目が首の後ろに当たり続けます。えり足で低く結ぶと、結び目が襟に当たって気になる人もいます。その場合は、結び目を少しだけ横にずらし、首の後ろの真ん中を避けてください。ほどいたあとの跡も、片側に寄るだけで、首の後ろの内側に隠れることは変わりません。
仕事帰りの予定では、化粧室の鏡で後ろ側を見にくいことがあります。スマートフォンのカメラで後ろ姿を撮って確かめると、折れ目の位置がよく分かります。
予定別②|昼は家事や子どもの行事、夜は家族の集まり
昼は動きが多く、髪がほどけると困る日です。夜は家族や親戚と集まり、下ろしてくつろぎたい日でもあります。
| 決めること | 決め方 |
|---|---|
| 結ぶ高さ | 耳の高さ、または、えり足 |
| 留め具 | らせん状のゴム |
| 巻き数 | 2周、ピンを1本足す |
| 下ろすタイミング | 集まりの前に着替えるとき |
動く時間が長い日は、巻き数を増やしたくなります。巻き数はそのままで、ゴムの上にピンを1本差してください。
子どもの行事では、しゃがんだり、子どもを抱き上げたりする動きが多くなります。そのたびに結び目が肩や子どもの体に当たり、少しずつゆるんできます。ピンを1本差しておくと、ゴムが動かず、夕方まで同じ位置に留まります。ゴムの位置が動かなければ、跡も1本で済みます。
予定別③|移動の多い日
新幹線や飛行機での移動は、座席に頭を預ける時間が長くなります。後頭部に結び目があると当たって痛く、結び目がつぶれて形が崩れます。
| 決めること | 決め方 |
|---|---|
| 結ぶ高さ | えり足で低く、または横に寄せる |
| 留め具 | シュシュかクリップ |
| 座るとき | 結び目を首の横に寄せる |
| 着いてから | 化粧室で下ろす |
結び目を横に寄せておくと、座席に頭を預けても当たりません。移動先で人に会う予定があるなら、着いてから下ろします。
長い移動では、座席に頭を預けている間に、下ろした髪にも寝ぐせのような跡がつきます。移動中は結んでおき、着いてから下ろすほうが、ゴムの跡1本だけで済みます。シュシュかクリップでゆるくまとめておけば、ゴムの跡も浅くなります。
予定別④|運動のあとに出かける
運動のときは、髪がほどけないようにしっかり結びたくなります。そのあとに出かけて下ろす予定があるなら、運動のときだけ高く結び、着替えるときに結び直すほうが跡は残りません。
運動の前後で結び直すのは、運動のときに必要な留まり方と、夜に下ろすための結び方が違うからです。運動の間は、高い位置で巻き数を増やして、しっかり留めて構いません。その時間が短ければ、跡は浅く済みます。
高い位置で長く結ぶと、頭の上の表面に跡が残ります。運動が1時間ほどなら、高い位置でも跡は浅く済みます。着替えるときにほどいて、えり足で低く結び直しておけば、夜に下ろしたときの跡は首の後ろの1本だけになります。
秋冬の首元|マフラーとコートの襟
秋冬は、コートの襟とマフラーが首元に来ます。えり足で低く結ぶと、結び目が襟とマフラーの下に入り、外にいる間は結び目が見えません。
ただし、マフラーを巻くときに結び目が押されて、形が崩れることがあります。マフラーを巻く日は、下ろした髪とマフラーがこすれて、髪の表面が乱れやすくなります。とくに、跡を隠すために髪を片側に寄せた日は、寄せた側の髪がマフラーに巻き込まれがちです。
マフラーは結び目の上にふんわりかけて、きつく巻かないでください。下ろしたあとにマフラーを巻くなら、髪をマフラーの外に出すか、中に入れるかを先に決めておくと、首元で髪がからみません。襟やマフラーの日の結び方はポニーテール三つ編み|運動会・お呼ばれ・コートの日で編み始めを変えるでも扱っています。
下ろす手順|化粧室で2分
夜の予定の前に、化粧室で下ろすときの手順です。
| 順番 | やること | 時間 |
|---|---|---|
| 1 | ゴムをほどく。引っぱらず、指で広げてから外す | 10秒 |
| 2 | 手ぐしを根元から毛先へ5回通す | 20秒 |
| 3 | 折れ目を見つけて、手のひらでなでる | 30秒 |
| 4 | 分け目をいつもの位置に戻す | 20秒 |
| 5 | 顔まわりの毛を整える | 20秒 |
| 6 | 鏡で後ろ側を確かめる | 20秒 |
2分のうち、いちばん時間をかけたいのは3番目の折れ目をなでるところです。ほかの手順は、慣れれば数秒で済みます。
ゴムは、引っぱって外すと、毛先が引っかかって表面が乱れます。ゴムを指で広げて、髪から浮かせてから外してください。
下ろしたあと、外したゴムは手首にかけずに、バッグの中にしまってください。手首にかけたままだと、食事の席で目に入り、夜の装いの中で浮いて見えます。
持ち歩くもの
夜に下ろす日に、バッグに入れておくと安心なものです。
| 持ち物 | 使う場面 |
|---|---|
| 小さなコーム | 下ろしたあと、表面を整える |
| 小さなピン2本 | 顔まわりの毛を留める、ほどけかけたゴムを留める |
| 予備のゴム1本 | 夜の帰り道に、もう一度まとめる |
| ハンカチ | 手を湿らせて跡をなでたあと、手をふく |
| 小さなバレッタ | 夜の店で、髪を片側にまとめたくなったとき |
どれも小さなものなので、ポーチ1つに収まります。
予備のゴムは、夜の帰り道に使います。食事のあとに風の強い屋外を歩くときや、帰りの電車で髪が邪魔になるときに、もう一度まとめられます。夜にまとめ直すときは、もう跡を気にする必要はないので、いつもの結び方で構いません。
跡が残ったときの直し方
下ろしてみて跡が残っていたときの、その場でできる直し方です。跡の深さを見てから、表の上から順に試してください。浅い跡に深い跡の直し方をすると、湿らせすぎて別の形がつくことがあります。
| 跡の深さ | 直し方 | かかる時間 |
|---|---|---|
| うっすら | 手ぐしを通して、毛先を下へ軽く引く | 30秒 |
| はっきり | 手のひらを水で少し湿らせて、跡をなでる | 1〜2分 |
| 深い | 湿らせてから、毛束をはさんで下へ引き、そのまま待つ | 3分ほど |
| 直りきらない | 髪を片側に寄せる、耳にかける、分け目を変える | 30秒 |
水で湿らせるときは、手のひらに少しつける程度にします。湿らせすぎると、乾くまでに時間がかかり、別の形がついてしまいます。
化粧室にハンドドライヤーがあっても、髪に当てるのは控えてください。風が強く、下ろした髪全体が乱れます。湿らせた跡は、毛束をはさんで下へ引いたまま、自然に乾くのを待つほうが、まわりの髪の形を崩さずに済みます。
跡がどうしても直らないときは、隠す方向に切り替えます。分け目を反対側に変えると、表面の髪のかぶさり方が変わり、跡のある場所に別の髪がかぶさります。耳にかけるのも、跡を内側に入れる方法の1つです。
長さ別の結び方
| 長さ | 結ぶ位置 | 留め具 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| ボブ | ハーフアップ | 小さなクリップ・細めのゴム | 低く結ぶと毛先がほどける |
| 肩につく長さ | えり足、またはハーフアップ | 太い布のゴム | 毛先が襟に当たって跳ねる |
| 鎖骨の長さ | えり足で低く | シュシュ・太い布のゴム | いちばん結びやすい長さ |
| 胸までの長さ | えり足で低く | バレッタ・シュシュ | 重さでゴムが下がる |
肩につく長さは、えり足で結ぶと毛先が襟に当たって外に跳ね、昼の間に結び目がずれやすくなります。この長さの人は、ハーフアップか、毛先を内側に折り込んでクリップで留める方法も試してください。胸までの長さは、髪の重さでゴムが少しずつ下がるので、シュシュかバレッタのように、面で支える留め具が向いています。
髪質別の結び方
| 髪質 | 跡の残り方 | 夜に下ろす日の工夫 |
|---|---|---|
| すべりやすい髪 | 残りにくいが、ほどけやすい | らせん状のゴムとピン1本 |
| うねりやすい髪 | 跡がうねりにまぎれる | 太い布のゴムで、跡を浅く |
| 細い髪 | 残りやすい | クリップかバレッタで |
| 量の多い髪 | 中くらい | シュシュで、巻き数2周 |
うねりやすい髪は、跡がうねりにまぎれて目立ちにくい一方で、ゴムをきつく巻くと、その部分だけうねりが伸びて、まわりと違う形になります。巻き数を減らし、太い布のゴムで面を広くしておくと、下ろしたときにまわりのうねりとなじみます。細い髪は、ゴムの形を覚えやすいので、跡を残したくない日はゴムを使わない留め具にしてください。
自分の髪質の見分け方は簡単髪アレンジは髪質で選ぶに、ピン1本や硬貨を使った測り方をまとめています。
下ろさずに、夜もまとめたままにする判断
夜の予定によっては、無理に下ろさなくてもよい日があります。下ろすかどうかは、その場でどれくらい動くか、写真を撮るか、外にいる時間があるかで決めます。
| 夜の予定 | 下ろすか | 理由 |
|---|---|---|
| 座敷や長い食事 | どちらでもよい | 料理を取るときにまとめ髪が楽 |
| 立食の集まり | まとめたまま | 動く時間が長い |
| 写真の多い集まり | 下ろす | 顔まわりにやわらかさが出る |
| 風の強い屋外 | まとめたまま | 下ろすと顔にかかる |
まとめたままにするなら、昼のまとめ髪を、顔まわりの毛を少し引き出すだけで、夜の装いに寄せられます。
下ろすかどうか迷う日は、朝に跡の残りにくい結び方をしておけば、夜にどちらでも選べます。下ろさないと決めていた日も、えり足で低く、太いゴムで結んでおくと、夜に気が変わったときにすぐ下ろせます。
どちらとも取れるとき①|夕方まで結ばずにいられない
昼の仕事や家事で、どうしても髪を結ぶ必要がある人は、結ぶ時間を短くするより、結び方で跡を浅くするほうが現実的です。
朝はクリップでまとめて、髪が邪魔になる作業のときだけゴムで結ぶ、という分け方もあります。ゴムで結んでいる時間が3時間以内なら、跡はかなり浅く済みます。
クリップとゴムを使い分けるときは、ゴムで結ぶ位置とクリップで留める位置を同じにしておくと、ゴムをほどいたあとにすぐクリップに戻せます。位置を変えると、それぞれの留め具の跡が別々の場所に残ります。
どちらとも取れるとき②|跡が隠れる位置だと、昼にほどける
えり足で低く結ぶと、髪の重さがかかりにくいかわりに、髪の短い部分がゴムから抜けやすくなります。
えり足の短い毛は、髪の長さがそろっていない人ほど抜けやすくなります。抜けた毛が首の後ろに垂れると、昼のまとめ髪が乱れて見えるので、結び直したくなります。結び直すと跡が2本になるので、ここはピンで押さえるのがいちばんです。
その場合は、ゴムの巻き数を増やすより、抜けやすい左右のえり足の短い毛だけを、小さなピンで留めてください。ゴムは2周のまま、ピン2本で昼を通せます。
どちらとも取れるとき③|前髪や顔まわりの毛も一緒に結んでいる
前髪や顔まわりの毛も一緒に結ぶと、下ろしたときに顔のすぐ横に折れ目が出ます。いちばん目に入る場所です。
夜に下ろす日は、前髪と顔まわりの毛は結ばずに残すか、小さなピンで横に留めておきます。ピンなら、外したあとの跡はほとんど残りません。
ピンで留めるときも、同じ場所に長く留めていると、ピンの形がわずかに残ることがあります。留めるのは、毛の表面ではなく、少し内側の毛をすくうようにしてください。外したあとに表面に跡が出にくくなります。
よくある行き違い
| よくある考え方 | 実際に起きること |
|---|---|
| ほどけないようにきつく巻く | 跡が深くなり、下ろしても消えない |
| 高い位置のほうが崩れにくい | 跡が頭の表面の見える場所に出る |
| 細いゴムのほうが目立たない | 1本の深い線が入りやすい |
| 跡は時間がたてば消える | 深い跡は、湿らせて伸ばさないと残る |
| 結ぶ時間が長い日は諦めるしかない | 位置と留め具を変えれば、跡は隠せる |
| 昼に結び直せば形がきれいに保てる | 跡が2本になり、下ろしたときに目立つ |
どれも、昼にほどけないことだけを考えて結んだときに起きることです。夜に下ろす予定がある日は、朝の時点で、夜の髪のことも一緒に考えて結んでください。
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よくある問い
- Q. ゴムの跡が残りにくい結び方はありますか
- あります。いちばん効くのは、結ぶ位置を低くすることです。えり足に近い位置で結ぶと、ほどいたときにできる折れ目が首の後ろに来て、下ろした髪の内側に隠れます。そのうえで、ゴムの巻き数を、昼にほどけない範囲で1周減らし、細いゴムより太い布のゴムかシュシュを使います。細いゴムをきつく巻くほど、髪に1本の深い線が入ります。太いゴムをゆるめに巻くと、力が広い面に分かれ、折れ目が浅くなります。
- Q. 跡がついてしまいました。化粧室で直せますか
- 浅い跡なら直せます。手のひらを水で少し湿らせて、跡のある場所を上から下へ数回なでてから、指で毛束をはさんで下へ軽く引き、そのまま1分ほど置きます。乾いていく途中で折れ目が伸びます。深い跡で直りきらないときは、跡のある場所を内側に入れるように、下ろした髪を片側に寄せるか、耳にかけて分け目を変えると、跡が表面に出にくくなります。
- Q. ボブでも、跡が残らない結び方はありますか
- ボブは結べる位置が限られ、えり足の低い位置で結ぶと毛先が短く、ほどけやすくなります。ボブの人は、ゴムで1か所に集めるより、耳より上の髪だけを小さくまとめるハーフアップか、クリップで留める方法が向いています。ハーフアップは結ぶ毛の量が少ないので、ゴムをゆるめにしても昼にほどけにくく、ほどいたあとの跡も、下の髪に隠れて見えにくくなります。
- Q. 昼にほどけないように、結局きつく巻いてしまいます
- きつく巻く前に、結ぶ前の準備を見直してください。髪の表面がすべりやすいと、ゆるく巻いたゴムがずれて落ちます。結ぶ位置の髪に、手ぐしを数回通して表面を少しだけ乱しておくと、同じ巻き数でも止まりやすくなります。それでもほどけるなら、ゴムの巻き数を戻すのではなく、ゴムの上からピンを1本差して、ゴムを髪に留めてください。巻き数を増やすより、跡が浅く済みます。
— メグラシ編集部





