七五三7歳の髪型と編み込み|編み目に指が入るかで一日もつか決まる

七五三で7歳の髪型を編み込みにするなら、一日もつかどうかは、編み方の上手下手では決まりません。
決めているのは、編み終わったあと、編み目に人差し指が第一関節まで入るかどうかの1点です。
入るなら、そのままでは写真の前に落ちます。入らなければ、参拝から写真、食事まで形が残ります。テストは10秒。編み終わったところで、指を1本差し込むだけです。
11月の朝は空気が乾いていて、編んだ直後は締まっていても、出発までの1時間で編み目がゆるみやすくなります。だから測るのは2回。編み終わった直後と、玄関を出る前です。
この記事では、指の入り方ごとの直し方、自分で編むときの段取り、髪が短い子の編み方、秋冬のショールや羽織との重ね方まで、順に決めていきます。
📋 早見表|指の入り方と、その先にやること
| 指の入り方 | 一日もつか | やること |
|---|---|---|
| 爪の先で止まる | もつ | そのまま飾りを挿す |
| 第一関節の手前まで | 夕方にゆるむ | 下の3段だけ編み直す |
| 第一関節まで | 写真の前に落ちる | 入った段から下を全部編み直す |
| 指が2本入る | 参拝中に崩れる | 全部ほどいて分け目から |
表は入口です。どの段で測るのか、段によって入り方が違うときはどうするのかは、この先で順に書きます。
7歳の七五三で編み込みが選ばれるのは、襟と帯と髪が縦に並ぶから
7歳の七五三では、帯を結んだ着物を着ます。3歳のときの被布と違って、背中に帯の結びが出ます。後ろ姿の上半分には、襟、髪、帯の結びの3つが縦に並びます。
下ろしたままの髪は、襟の線と帯の結びの上にかかります。写真では、髪と着物の境目が見えなくなり、後ろ姿がひとかたまりに写ります。
編み込みにすると、髪が頭の形に沿って上へ集まります。襟の線が首の後ろで途切れずに見え、帯の結びとのあいだに着物の色が出ます。
目安にするのは、襟の上端から編み終わりの毛先までのすき間です。子どもの指で2本ぶん以上あいていれば、後ろ姿で襟の線が切れません。1本ぶんしかないときは、編み終わりをもう1段上で留めるか、編み終わりの毛先を内側へ折り込みます。
前から見たときも同じです。顔まわりの毛が耳の上で後ろへ流れていると、髪飾りを挿す場所が耳の上に一か所でき、正面の写真に飾りが写ります。
編み込みにできる長さ|毛先が肩につくかどうか
7歳の髪の長さは、子どもによって大きく違います。編み方を決める前に、長さを1か所だけ見てください。
首をまっすぐ立てて、正面を向いた状態で、後ろの毛先がどこに届くかを見ます。
- 肩につかない: 後ろ全体は編めません。両サイドだけを編みます(次の節)
- 肩につく〜肩甲骨の上: 後ろで1本、または左右2本の編み込みにして、編み終わりをまとめます
- 肩甲骨より下: 編み込みのあと、残った毛を三つ編みにしてから丸めてまとめられます
長いほど自由がききますが、長いほど重さで編み目が下へ引かれます。肩甲骨より下の長さでは、編み終わりの段がゆるみやすくなります。指のテストを、真ん中の段に加えていちばん下の段でもしてください。
肩につくかどうかぎりぎりの長さは、どちらとも取れます。その場合は、後ろで1本に編んでみて、編み終わりのゴムが襟より上で留められるかで決めます。襟にかかるなら、両サイドだけを編む形にします。
髪が短い7歳の編み込み|肩より上なら、耳の上だけを編む
髪が短い子の七五三でも、編み込みはできます。後ろ全体ではなく、顔まわりの両サイドだけを編みます。
やり方は3段階です。
- 耳の上の高さで、前から後ろへ分け目を入れます。上側の毛だけを使います
- 右側を、こめかみから耳の上を通って後頭部の真ん中まで編みます
- 左側も同じ高さで編み、2本の編み終わりを後頭部の真ん中で合わせて、ゴム1本で留めます
できるかどうかの目安は、サイドの毛を後ろへ引いたとき、耳の後ろの骨を越えて届くかです。越えれば、後頭部の真ん中で合わせられます。
届かないときは、編まずにねじります。2本の毛束を同じ向きにねじりながら後ろへ送り、耳の後ろでピンを交差させて留めます。ねじりは編み込みより短い毛でもつながりますが、指のテストは使えません。代わりに、ねじった束を指でつまんで、ねじれが1回以上戻るかを見ます。戻るなら、ピンをもう1本足します。
短い髪は、下の毛が襟にかかりません。後ろ姿では襟の線がそのまま見えるので、髪飾りはサイドの編み終わりに1つ置けば足ります。
測るのは1か所だけ。所要10秒
指のテストで測るのは、編み込みの真ん中あたりの段です。
人差し指を、その段の編み目に上から下へ、編んだ向きに沿って差し込みます。爪を下に向けて、まっすぐ入れてください。指を横に寝かせると、編み目を押し広げてしまい、本当より深く入ります。
真ん中の段で測る理由は、ゆるみがそこから出るからです。いちばん上の段は頭皮に近く、引く力が強くかかるので締まって見えます。いちばん下の段は、最後に引いたばかりなので、これも締まって見えます。真ん中の段は、編んでいるあいだに手が離れる回数が多く、最初にゆるみます。
入り方は4つに分かれます。爪の先で止まる、第一関節の手前まで入る、第一関節まで入る、指が2本入る、の4つです。それぞれの直し方は次の節から書きます。
測ったあと、指を抜くときに編み目をつまみ出さないようにしてください。抜くときは、入れたときと同じ向きに、まっすぐ戻します。
測る指は、編んだ人の人差し指にそろえてください。編む人と測る人が違うと、指の太さが違うぶん、同じ編み目でも入り方が変わります。前日の試し編みと当日で同じ人が測れば、2回の結果を比べられます。
子どもが座っている高さも決めておきます。椅子に座らせて、編む人の胸の高さに子どもの頭のてっぺんが来るようにすると、指をまっすぐ上から差し込めます。頭が低すぎると、指が斜めに入って深く出ます。高すぎると、指先しか届かず、浅く出ます。どちらも本当の締まりとは違う結果になるので、編むときと測るときで高さを変えないでください。
爪の先で止まるとき|そのまま飾りへ
爪の先だけが入って、それ以上進まないなら、締まりは十分です。
そのまま髪飾りを挿してください。ここでさらに締め直す必要はありません。締めすぎると、頭皮の側が引っぱられて、子どもが途中で触りたがります。触った手で編み目が崩れるほうが、ゆるみより早く形を失います。
出発の直前に、同じ段でもう一度測ります。そこでも爪の先で止まれば、夕方の食事まで形が残ります。
このとき、飾りを挿したあとの段で測ると、飾りの足が邪魔をして指が入りにくくなります。2回目は、飾りから2段離れた段で測ってください。
第一関節の手前まで入るとき|下の3段だけ
爪は全部入るけれど、第一関節までは届かない。この状態は、朝のうちは形があり、夕方にかけて下のほうからゆるみます。
直すのは、いちばん下の3段だけです。編み終わりのゴムを外し、下から3段をほどき、もう一度編み直します。編み直すときは、1段ごとに毛束を左右へ一度引いてから次の段へ進みます。
上の段はそのままにしてください。上まで全部ほどくと、締まっていた段まで一緒にゆるみ、編み直しても最初より締まりが弱くなります。
3段の編み直しは、慣れていなくても2〜3分で終わります。終わったら真ん中の段でもう一度測り、爪の先で止まるのを確かめてから飾りを挿します。
第一関節まで入るとき|入った段から下を全部
第一関節まで入るなら、そのままでは写真の前に落ちます。
指が入った段を探してください。真ん中の段で第一関節まで入ったなら、そのひとつ上の段でも測ります。上の段で爪の先が止まれば、その段は残します。止まらなければ、さらに上の段を測ります。
爪の先で止まる段が見つかったら、その段のすぐ下から最後まで、全部ほどいて編み直します。
編み直すときに気をつけるのは、1段で拾う毛の量です。最初に編んだときより、拾う量を少しだけ減らしてください。拾う量が多いと、引いても中まで締まらず、外側だけが締まって見えます。目安は、後の節で書く「子どもの指2本分」です。
指が2本入るとき|全部ほどく
人差し指と中指の2本がそろって入るなら、編み方の途中で、引く力が一度ぬけています。この状態は、下から直しても上の段のゆるみが残ります。
全部ほどいて、分け目を入れるところからやり直してください。
ほどいたあとの髪は、編んだ跡で波打っています。そのまま編み直すと、波の山で毛束がすべり、また同じところでゆるみます。霧吹きで全体を軽く湿らせ、目の粗いくしで3回とかしてから、分け目を入れ直します。
やり直しには10分ほどかかります。出発まで時間がないときは、全部を編み込みに戻すのをやめて、両サイドだけを編む形に切り替えてください。後ろの毛は低い位置でひとつに結び、毛先を内側へ折ってピンで留めます。
自分で編むときの段取り|前日・当日の朝・出発前の3回に分ける
七五三の7歳の髪を自分で編むなら、作業を3回に分けると、当日の朝に慌てません。
前日の夜
- 編む本数(1本か2本か)と、分け目の位置を決めます
- 一度だけ試しに編んで、指のテストをします
- 使うゴムとピンの数を数えて、ひとまとめにしておきます
当日の朝・着付けの前
- 髪をとかして、分け目を入れ、ゴムで仮どめします
- ここでは編みません
当日の朝・着付けのあと
- 仮どめを外して編みます
- 編み終わったら真ん中の段で指のテストをして、飾りを挿します
出発の直前
- もう一度、飾りから2段離れた段で指のテストをします
着付けの前に編まないのは、着物を着せるときに襟が首の後ろを通り、編み終わりの段がこすれるからです。こすれた段は、見た目は残っていても指が深く入るようになります。分け目だけを先に入れておけば、着付けのあとに編み始める時間が半分になります。
やり方を簡単にするなら、編む本数を1本にする
自分で編むのが初めてなら、本数を減らすのがいちばん簡単です。
| 比べる軸 | 後ろで1本 | 左右に2本 |
|---|---|---|
| 編む時間 | 10分前後 | 20分前後 |
| 指で測る段 | 真ん中の1か所 | 左右それぞれ1か所 |
| 飾りを挿す場所 | 編み終わりの横に1か所 | 左右の耳の上に2か所 |
| 向く長さ | 肩につく〜肩甲骨 | 肩甲骨より下 |
2本にすると、左右で締まり方がそろわないことがあります。片方だけ指が深く入るときは、入るほうだけ下の3段を編み直してください。左右を両方ほどく必要はありません。
1本にした場合でも、後ろ姿で襟の線は見えます。正面の写真で飾りが見えにくくなるので、飾りは編み終わりの横、耳の後ろ寄りに置きます。
編む前に、髪を分けるところまで済ませる
編み込みが崩れる原因の多くは、編み方ではなく、分け目の線が途中でずれることです。
編み始める前に、分け目の線を最後まで入れてください。くしの柄の先を頭皮に当て、前から後ろへまっすぐ引きます。分けた毛は、使わない側をゴムで仮どめしておきます。
線を入れずに編み始めると、編みながら毛を拾う位置が少しずつずれ、片側だけ毛束が太くなります。太いほうの段は中まで締まらず、指が深く入ります。
分け目は、前日に決めた位置に入れてください。当日の朝に迷うと、それだけで5分かかります。
編み始める高さは、耳の上端に合わせる
両サイドから編む場合も、後ろで1本に編む場合も、編み始めの高さは耳の上端に合わせます。
耳の上端より低い位置から編み始めると、編み終わりが襟の近くまで下がり、襟と毛先のすき間がなくなります。高い位置から編み始めると、頭のてっぺんが平らに見え、飾りを挿す場所が後ろへ寄りすぎます。
耳の上端を指で触り、その高さを反対の手の指で頭の横に写してから、そこを1段目にしてください。左右2本にするときは、左右とも同じ高さで始めます。高さが1cm違うだけで、正面の写真で左右の飾りの位置がずれて写ります。
1段で拾う毛の幅は、子どもの指2本分
1段ごとに新しく拾う毛の幅は、子どもの人差し指と中指を並べたくらいにします。大人の指で言えば、1本と少しです。
幅が広すぎると、毛束が太くなって、外側だけが締まります。見た目はきれいでも、指のテストで深く入ります。幅が狭すぎると段の数が増え、編み終わるまでに時間がかかって、途中で子どもが動きます。
7歳の髪は大人より細く、同じ幅で拾っても毛の量は少なめです。少ないぶん、引く力が中まで届きやすいので、幅を広げる必要はありません。
前髪がある子は、前髪を編み込みに入れない
前髪を作っている7歳の子は多くいます。前髪まで編み込みに入れようとすると、前髪の毛は短いので、2段目か3段目で毛先が編み目から飛び出します。飛び出した毛先は、参拝のあいだに少しずつ増えて、正面の写真で額の上に毛がはねて写ります。
前髪は、編み込みとは別に扱ってください。決めるのは、前髪を下ろすか、横へ流すかの2つだけです。
目安は、前髪の毛先が眉にかかるかどうかです。眉にかかるなら、そのまま下ろして、毛先だけを目の粗いくしでそろえます。眉より上なら、そのまま下ろしても形が残ります。
前髪を横へ流したいときは、前髪の端から耳の上までの距離を見ます。子どもの指で3本ぶん以上あれば、流した毛先を編み込みの1段目の手前でピン1本で留められます。3本ぶんに足りないときは、流しても毛先が耳まで届かず、途中で落ちてきます。その場合は下ろしたままにしてください。
前髪と編み込みのあいだには、指1本ぶんのすき間をあけて編み始めます。すき間をあけずに編み始めると、前髪の根元が後ろへ引かれ、前髪が割れて見えます。
ゴムとピンは、髪の色に近いものを数をそろえて用意する
編み込みを留めるゴムは、細くて髪の色に近いものを選びます。太いゴムは巻く回数が少なく済みますが、編み終わりが太く見えて、後ろ姿の写真でゴムの位置が目立ちます。
数は、本数ごとに決めておきます。後ろで1本にするならゴム2本、左右に2本にするならゴム3本です。1本は編み終わりを留める分、もう1本は合わせて留める分、残りは予備です。
ピンは、頭皮に沿って差し込めるものを4本から6本用意します。飾りの足と交差させて留めるときや、出先で崩れた段を押さえるときに使います。
ゴムを巻く回数は、締まり具合で決めます。巻いたあと、ゴムの下に子どもの指が1本すべり込むくらいが目安です。指が入らないほど巻くと、子どもが引っぱられる感じを嫌がります。指が2本入るなら、もう1周巻きます。
ゴムとピンは、前日の夜に数を数えてひとつの袋に入れておきます。当日の朝に探すと、それだけで分け目を入れる時間がなくなります。
秋の朝の乾いた髪は、毛先から3cmだけ湿らせる
11月の朝は空気が乾いています。乾いた髪は毛同士がすべりやすく、編んだ直後は締まっていても、1時間ほどで編み目がゆるみます。
編む前に、霧吹きで髪を軽く湿らせてください。全体を濡らすのではなく、毛先から3cmくらいまでを目安にします。霧吹きは頭から20cmほど離して、左右それぞれ2〜3回です。
湿らせすぎると、乾くあいだに毛が縮んで、編み目の形が変わります。手で触って、ひんやりする程度で止めてください。
湿らせた髪で編んだときは、編み終わった直後の指のテストが少し固めに出ます。出発前の2回目のテストを、必ずしてください。乾いたあとに指が深く入るようなら、そこで下の3段を直します。
静電気で編み目が浮くとき|羽織を脱ぐ順番で決まる
秋の終わりから冬の立ち上がりにかけては、静電気で表面の毛が浮きやすくなります。とくに、ニットの上着やショールを頭の上から脱いだときに起きます。
浮いた毛は、編み目のゆるみとは別のものです。指のテストで爪の先が止まるなら、締まりは足りています。浮いているのは表面の細い毛だけなので、手のひらを軽く湿らせて、上から下へ一度なでれば落ち着きます。
脱ぐ順番を決めておくと、浮かずに済みます。前開きの上着を当日の羽織りものに選び、頭の上を通さずに脱げるものにしてください。かぶるタイプを選ぶ場合は、編む前に着替えを済ませます。
飾りは、編み目の谷に挿す
髪飾りは、編み目の山の上ではなく、編み目と編み目のあいだにできる谷に挿してください。
山に挿すと、飾りの足が毛束の表面をすべり、子どもが頭を動かすたびに少しずつ下がります。谷に挿すと、足が左右の編み目にはさまれて動きません。
挿す向きは、編んだ向きと逆です。上から下へ編んだなら、下から上へ挿します。編んだ向きに挿すと、足が編み目をくぐって抜けやすくなります。
飾りを挿したあとに、指のテストをしてはいけないわけではありません。ただ、飾りのすぐ近くの段は、足が入っているぶん指が入りにくくなります。挿したあとは、飾りから2段離れた段で測ってください。
大きい飾りは、編み終わりから2段以内に
7歳の七五三では、大きめの髪飾りを選ぶことが多くなります。大きい飾りは重さがあるので、置く位置で持ちが変わります。
重い飾りは、編み終わりのゴムから2段以内の谷に挿してください。編み終わりの近くは毛束が集まっていて、足を支える毛の量が多いからです。
編み込みの途中、真ん中の段に重い飾りを挿すと、その段だけが下へ引かれて、指のテストで深く入るようになります。どうしても途中に置きたいときは、ピンを2本、飾りの足と交差させて留めてください。
小さい飾りを並べるときは、真ん中の段に置いても構いません。並べる間隔は、編み目1つおきです。全部の谷に挿すと、編み目が見えなくなり、編み込みにした意味が写真に残りません。
ショールや羽織を重ねる日|襟と編み終わりのすき間を指2本
11月の参拝では、着物の上にショールや羽織を重ねる日があります。重ねると、首の後ろの襟の高さが上がります。
ショールを掛けた状態で、襟の上端から編み終わりの毛先までのすき間を見てください。子どもの指で2本ぶん以上あれば、ショールが毛先に触れず、編み目もこすれません。
1本ぶんしかないときは、毛先がショールの縁でこすれ続けて、編み終わりの段から崩れます。編み終わりを内側へ折り込んで、ピンで留めておきます。
羽織を着るときは、着せる人が後ろから襟を持ち上げて、毛先をくぐらせてから下ろしてください。前から着せると、襟が毛先を下から押し上げ、編み終わりのゴムがずれます。
外で写真を撮るときにショールを外すなら、外すのは撮る直前にして、外したら飾りから2段離れた段で指を1回入れます。
参拝から写真までのあいだに直せる範囲
出先で直せるのは、いちばん下の3段までです。
崩れたのが下の3段だけなら、飾りを外し、崩れた段をほどき、編み直してゴムで留め、飾りを戻します。手を洗える場所で3分あれば終わります。
それより上の段が崩れているときは、その場では戻せません。無理に直そうとすると、上の段のゆるみが下へ広がります。崩れた段を指で押さえ、ピンを2本交差させて留めて、写真の向きを崩れていない側に変えてください。
出先に持っていくのは、ゴム2本、ピン4本、小さい霧吹き、目の粗いくしの4つです。飾りを外すときに足が抜けやすいので、小さな袋を1つ用意しておくと、外した飾りをなくしません。
崩れたかどうかを確かめるのは、移動のたびではなく、場所が変わる前の2回で足ります。参拝を終えて境内を出る前と、写真の前です。どちらも、飾りから2段離れた段に指を1本入れるだけにしてください。何度も触ると、触ったところから編み目がゆるみます。車で移動するときは、子どもの頭の後ろが座席の背もたれに当たらないよう、背中にたたんだショールを1枚はさんでおくと、編み終わりの段がこすれずに済みます。
どちらとも取れるとき①|段によって入り方が違う
真ん中の段では爪の先で止まるのに、その下の段では第一関節の手前まで入る。こういうことはよくあります。
このときは、指がいちばん深く入った段を基準にします。その段が早見表のどこに当たるかで、直す範囲を決めてください。
ただし、深く入る段が下の3段の中にあるなら、下の3段だけを直せば済みます。深く入る段が真ん中より上にあるなら、その段から下を全部編み直します。
上の段がゆるくて下の段が締まっている場合は、編み始めの引きが足りていません。下を直しても上のゆるみは残るので、全部ほどいてやり直すほうが早く終わります。
どちらとも取れるとき②|毛が細くて編み目が読めない
7歳の髪は細くてやわらかいことが多く、編み目の山と谷がはっきり見えないことがあります。どこに指を入れればいいか分からないときは、目ではなく指で探します。
編み込みの表面を、人差し指の腹で上から下へゆっくりなでてください。指の腹が少し沈むところが谷、持ち上がるところが山です。
谷が見つかったら、そこから1段下の谷に指の先を当てて、テストをします。
それでも分からないほど細いときは、編み終わりを指2本でつまみ、軽く下へ引いてみます。引いた力で編み込み全体が下がるなら、ゆるみがあります。下がらなければ締まっています。指のテストよりは大まかですが、出発前の確認には使えます。
どちらとも取れるとき③|前日と当日で結果が変わる
前日に試しに編んだときは爪の先で止まったのに、当日の朝は第一関節まで入る。これは、髪の状態が前日と違うことで起きます。
前日の夜は、入浴のあとで髪が少し湿っていることが多く、湿った髪は締まります。当日の朝は乾いていて、毛同士がすべります。
当日の結果を基準にしてください。前日の結果は、編む本数と分け目の位置を決めるためのものです。
当日の朝に指が深く入るなら、「秋の朝の乾いた髪は、毛先から3cmだけ湿らせる」の節のとおりに湿らせてから、入った段から下を編み直します。
どちらとも取れるとき④|子どもが「引っぱられる」と言う
締まりは足りているのに、子どもが引っぱられる感じを嫌がることがあります。このまま出かけると、途中で頭を触ったり、首を振ったりして、編み目が崩れます。
まず、どこが引っぱられるのかを、子どもに指でさしてもらってください。
- 編み始めのあたり: 1段目の毛束が太すぎます。1段目だけをほどき、拾う毛を半分にして編み直します
- 耳の上: 編み始めの高さが低く、耳の上の毛を下へ引いています。耳の上端に合わせて始め直します
- 頭の後ろ全体: ゴムが締まりすぎています。ゴムを1周分ゆるめて巻き直します
直したあとは、指のテストをもう一度します。爪の先で止まり、子どもが首を左右に振っても気にしないなら、そのまま出かけられます。
まとめ
- 七五三7歳の編み込みが一日もつかは、編み目に人差し指が第一関節まで入るかで決まる
- 測るのは真ん中の段。編み終わった直後と、出発の直前の2回
- 爪の先で止まればそのまま、手前までなら下の3段、第一関節までなら入った段から下、2本なら全部
- 毛先が肩につかないなら、耳の上の高さから両サイドだけを編む
- 自分で編むなら、分け目は着付けの前、編むのは着付けのあと
- 秋の朝は毛先から3cmだけ湿らせ、ショールを掛けた日は襟と毛先のすき間を指2本あける
- 飾りは編み目の谷に、大きい飾りは編み終わりから2段以内に挿す
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 編み目に指を入れるテストは、どこで測るのですか
- 編み込みの真ん中あたりの段を選んでください。人差し指をその段の編み目に、上から下へ、編んだ向きに沿って差し込みます。爪の先だけで止まれば締まっています。第一関節まで入れば、そのままでは写真の前に落ちます。上の段は頭皮に近いので締まって見え、いちばん下の段は最後に引いたので締まって見えます。ゆるみが最初に出るのは真ん中です。
- Q. 指が入ってしまいました。全部ほどいて編み直すのですか
- 全部はほどきません。指が入った段から下だけを編み直してください。上の段は締まっているので、ほどくと頭皮に近い側まで一緒にゆるみます。全部ほどくのは、指が2本入るときだけです。
- Q. 毛先が肩につかない長さでも、七五三の編み込みはできますか
- できます。後ろ全体を編むのではなく、顔まわりの両サイドを耳の上の高さから後ろへ編み、後頭部の真ん中で合わせます。サイドの毛を後ろへ引いたとき、耳の後ろの骨を越えて届く長さがあれば足ります。届かない場合は、編まずにねじってつなぎます。
- Q. 参拝と写真のあいだで崩れたら、その場で直せますか
- 直せるのは、いちばん下の3段までです。それより上が崩れているときは、その場では戻せません。下の3段だけなら、飾りを外し、崩れた段をほどいて編み直し、ゴムで留めてから飾りを戻します。手を洗える場所で3分あれば終わります。
- Q. 自分で編むとき、当日の朝はどの順番でやれば間に合いますか
- 前日の夜に、編む本数と分け目の位置を決めて一度だけ試しに編んでおきます。当日の朝は、着替えの前に髪を分けてゴムで仮どめし、着付けのあとに編みます。編み終わったら指のテストをして、出発の直前にもう一度測ります。着付けの前に編むと、着物を着せるときに襟で編み目がこすれてゆるみます。
— メグラシ編集部





