ダンスの編み込みが持つかは、振り向いて毛先が止まるまでの拍数で分かる|1拍で止まれば本番までもつ、2拍以上なら編み直す

ダンスで編み込みがほどけるかどうかは、本番まで待たなくても分かります。
鏡の前で首を右に90度振って、すぐ止める。編んだ束が振れ終わって止まるまでに何拍かかるかを数えてください。
1拍以内で止まれば、そのまま踊れます。2拍以上かかるなら、束の中で毛が別々に動いています。動いている束は、曲の後半でほどけます。
📋 早見表|拍数と、次にやること
この表は答えではありません。編み終わった直後に、直すかどうかを決めるための道具です。
| 止まるまでの拍数 | 束の状態 | 次にやること |
|---|---|---|
| 1拍以内 | 編み目が締まっている | そのまま |
| 1.5拍前後 | 毛先側だけ緩い | 下端を留め具1つで押さえる |
| 2拍 | 途中の段が緩い | 緩んだ段までほどいて編み直す |
| 3拍以上 | 編み始めから緩い | 1段目からやり直す |
拍数は編んだ直後と、家を出る前の2回測ってください。時間がたつと数が増えます。
拍数の数え方。所要20秒
頭の中で1秒に2つ数える速さを刻みます。1、2、3、4と、時計の秒針より少し速いくらいです。
刻みながら、首を右に90度振って、そこで止めます。首が止まった瞬間を1つ目として、編んだ束が完全に止まるまでにいくつ数えたかが拍数です。
鏡は正面ではなく、横に置いてください。正面の鏡だと、振った先の束が見えません。手鏡を左手に持って、右斜め後ろが映る角度に構えるだけで足ります。
左右どちらも測ります。編み込みは片側に寄せることが多いので、寄せた側のほうが拍数が大きく出ます。大きいほうの数字を採用してください。
振る速さは、思い切り速く振る必要はありません。振り付けの中でいちばん速い首の動きを思い出して、その半分くらいで足ります。速く振るほど拍数は増えますが、増え方は束の緩さに比例するので、半分の速さでも順位は変わりません。毎回同じ速さで振ることのほうが、速さそのものより結果を安定させます。
1拍以内なら、そこで手を止める
1拍以内で止まった束は、それ以上締める必要がありません。
締めすぎた編み込みは、地肌が引っぱられて、途中で痛くなります。痛くなると本人が触ります。触れば緩みます。締める強さの上限は、拍数が1になった時点です。
ここで手を止めて、次は落ちてくる毛だけを確かめてください。編み目から外れた毛が顔の横に2本以上あるなら、その2本だけを耳の後ろへ寄せて留めます。
1拍以内に入った束は、時間がたっても急に緩みません。緩むのは、触ったときと、上着を脱いだときの2回だけです。着替えが必要な日は、着替えてから測り直してください。頭を通す服を脱ぐと、襟が編み目の上を通り、編み目の1段目が押し上げられます。押し上げられた段はその場では見えませんが、拍数には出ます。
2拍以上のとき、原因は毛先側ではない
遅れが出ると、毛先を締め直したくなります。ほとんどの場合、そこは原因ではありません。
編み目を上から順に、親指と人さし指ではさんで、左右へ軽く揺すってください。指の中で毛が動く最初の段が、遅れの出どころです。
数えると、多くは編み始めから1〜3段目に出ます。上が緩いと、下をどれだけ締めても束全体がその1点でぶら下がり、振れ幅が変わりません。
編み直すのは、その1か所だけ
出どころが分かったら、その段までほどきます。全部ほどく必要はありません。
ほどくのは、動いた段の1つ上までです。1つ上から編み直すと、動いた段が新しい段に噛まれて固定されます。
編み直したら、もう一度首を振って数えてください。1拍以内に下がっていれば終わりです。下がっていなければ、出どころがもう1つ上にあります。
編み始めの3段を締める手順
1〜3段目が緩む理由は決まっています。最初にすくう毛の量が多すぎるからです。
1段目にすくう毛は、指1本の幅で足ります。それ以上取ると、束の中に空きができて、そこで毛が動きます。
- 1段目 … 指1本の幅の毛を、地肌に沿って真横にすくう
- 2段目 … 1段目と同じ幅。1段目の毛が動かないよう、左手の親指で押さえたまま編む
- 3段目 … ここまで来たら幅を1.5倍まで広げてよい
3段目までは、編んでいる手より押さえている手のほうが仕事をします。押さえる指を離してから次をすくうと、離した瞬間に1段目が緩みます。
途中から量を増やすときの上限
編み込みは下へ行くほど、すくう毛の量を増やせます。ただし上限があります。
1段でとる毛の幅が、前の段の1.5倍を超えないこと。 超えると、その段だけ束が急に太くなり、太くなった場所が支点になって振れます。
幅を測るのは目分量で構いません。前の段と同じくらいか、少し多いか。少し多いを繰り返せば、首の付け根に着くころには最初の3倍まで自然に増えます。
急に増やしたくなるのは、残りの毛が多くて先が長いと感じたときです。そこで一気にすくうと、その段だけ太くなります。太い段は、振ったときに上下の細い段より遅れて動くので、束の中で時間差が生まれます。時間差がそのまま拍数です。残りが多いときは、増やすのではなく段の数を増やして対応してください。
首の付け根から下は、編み方を変える
編み込みは地肌の毛をすくうので、首の付け根から下では続けられません。すくう毛がなくなります。
ここから下は三つ編みに切り替えます。切り替えた瞬間から、束は根元の1点でぶら下がる状態になり、振れ幅が増えます。
切り替えたあとの長さが手のひら1つ分(約8cm)を超えるなら、毛先を折り返してください。 折り返して編み目の内側へ入れ、留め具で1か所留めます。長さが半分になれば、振れ幅も半分になります。
毛が細い日と、太い日で拍数が変わる
同じ人でも、洗った直後と、1日おいた髪では拍数が違います。
洗った直後の髪は表面がすべるので、編んでも段どうしが噛みません。拍数が1つ増えます。本番の日は、前の晩に洗って朝は洗わないほうが、同じ手順で拍数が下がります。
朝に洗うしかない日は、乾いてから30分おいてください。乾いた直後は表面がまだすべります。30分たつと毛どうしが噛むようになります。
前髪と顔まわりは、拍数の外で考える
顔の横の毛は、編み目に入れていなければ拍数に出ません。首を振ったときに口に入るかどうかで別に判定します。
正面を向いて、あごを下げて上を向く動きを1回してください。このとき顔の前に落ちてくる毛が1本でもあるなら、その毛だけを編み目に足すか、耳の後ろで留めます。
顔まわりを全部入れると、前から見たときに地肌の線が出ます。落ちてくる毛だけを入れてください。
どちらとも取れるとき①|1.5拍で止まる
1拍と2拍の間で止まる束は、編み目は締まっていて、毛先側だけが緩い状態です。
このときは編み直さず、編み目の下端を1か所だけ留めてください。留めるのは、指ではさんで動いた最初の点ではなく、その1cm上です。1cm上を留めると、動く区間そのものが消えます。
留めたあと、もう一度測って1拍以内に入れば終わりです。
どちらとも取れるとき②|左右で拍数が違う
寄せた側だけ2拍、反対側は1拍というときは、束の重さが片寄っています。
編み目の位置ではなく、編み始めの分け目を1cm反対側へ動かして編み直してください。分け目が1cm動くと、束に入る毛の量が変わり、重い側が軽くなります。
分け目を動かせない髪型のときは、重い側の下端に留め具を1つ足します。留め具1つで、おおむね0.5拍分下がります。
どちらとも取れるとき③|家では1拍、会場では2拍
会場に着いて測り直すと拍数が増えることがあります。移動中に触ったか、汗で表面が変わったかのどちらかです。
会場で全部編み直す時間はありません。編み目の上から手のひらで20秒押さえてください。 手のひらの温度と圧で、浮いた段が沈みます。これで0.5拍前後は下がります。
それでも2拍のままなら、下端を留め具1つで押さえて、次の曲までそのままにします。編み直しは曲と曲のあいだにやることではありません。
曲の途中で落ちてきたときの手当て
落ちた束を編み目に戻すのは、その場ではやりません。戻す動作で隣の段まで緩みます。
やるのは1つだけです。編み目の下端をつまんで、地肌に向かって押し込むように留め具を1つ入れる。 落ちた毛は耳の後ろへ寄せて、同じ留め具に一緒に入れます。
この手当てで、次の1曲は止まります。終わってから、出どころの段までほどいて編み直してください。
まとめ
ダンスの編み込みが本番までもつかどうかは、首を90度振って、毛先が止まるまでの拍数で分かります。
1拍以内なら締まっているので、そこで手を止めます。2拍以上なら、編み目を上から順に指ではさんで、毛が動く最初の段を探します。出どころは毛先側ではなく、編み始めから3段目までにあることが多く、直すのはその1か所だけで足ります。
首の付け根から下は三つ編みに切り替え、残りが手のひら1つ分を超えるなら折り返して留めます。前の晩に洗って朝は洗わない、それだけでも拍数は1つ下がります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 拍数はどうやって数えるのですか
- 曲をかけなくても数えられます。頭の中で1秒に2つ数える速さ(1、2、3、4)を刻みながら、首を右に90度振ってすぐ止めてください。首が止まった瞬間を1つ目として、編んだ束が振れ終わって完全に止まるまでにいくつ数えたかが拍数です。1つ以内なら締まっています。2つ以上かかるなら、束の中で毛が別々に動いている状態です。鏡は正面ではなく横に置いて、振った先が見えるようにしてください。
- Q. 遅れが出たとき、どこから編み直せばいいですか
- 毛先側ではありません。編み目を上から順に指ではさんで、左右に軽く揺すってください。指の中で毛が動く最初の段が、遅れの出どころです。多くは編み始めから1〜3段目にあります。その段までほどいて、そこから編み直せば足ります。全部ほどく必要はありません。編み始めが緩いまま毛先だけ締め直すと、上の緩みがそのまま残って、同じ拍数に戻ります。
- Q. 編み込みと三つ編みでは、どちらが遅れにくいですか
- 編み込みです。編み込みは1段ごとに地肌の近くの毛をすくって足すので、束が頭に固定されます。三つ編みは最初に取った毛だけで編むため、束全体が根元の1点でぶら下がります。同じ強さで編んでも、三つ編みのほうが振れ幅が大きく、止まるまでの拍数が増えます。動きが大きい振り付けなら、編み込みで首の付け根まで下りてから三つ編みに切り替えてください。
- Q. 曲の途中で落ちてきたら、その場でどうしますか
- 編み直す時間はないので、落ちた束を戻すのではなく、残っている部分の下端を1か所留めます。編み目の下端をつまんで、地肌に向かって押し込むように留め具を1つ入れてください。落ちた毛は無理に編み目へ戻すと、隣の段まで緩みます。戻さずに、耳の後ろへ寄せて一緒に留めるほうが早く、次の1曲は止まります。
- Q. 髪が短くて編み込みが途中で終わってしまいます
- 終わった位置で拍数を測ってください。編み目が首の付け根より上で終わっていて、そこから下がまとまっていないなら、下ろした部分が2拍以上遅れます。この場合は編み目の終わりで折り返し、毛先を編み目の内側へ入れてから留めてください。折り返した束は長さが半分になるので、振れ幅も半分になります。編み目を長くするより、折り返すほうが拍数は下がります。
— メグラシ編集部





