前髪のねじりは、取る毛の内側の境を黒目の外側の縁のどちらに置くかで決まる|外なら額が出て、内なら分け目が出る

前髪をねじって留めるとき、仕上がりを分けているのはねじる回数でも留める位置でもありません。
ねじりに取る毛の、内側の境をどこに置くか。 基準は黒目の外側の縁です。
境を縁より外に置けば、額の中央に毛が残って縦の線が立ちます。内に置けば、額に分け目の線が出て、そこから横へ流れます。同じ人が同じ回数ねじっても、この1点で見え方が変わります。
📋 早見表|境の位置と、出る形
この表は答えではありません。取り始める前に、どちらの形にするかを決めるための道具です。
| 内側の境 | 額の中央 | 出る形 | 留める位置 |
|---|---|---|---|
| 黒目の外縁より外 | 毛が残る | 縦の線が立つ | 耳の上端 |
| 黒目の外縁の真上 | わずかに残る | 中間 | 耳の上端 |
| 黒目の外縁より内 | 出る | 分け目から横へ流れる | 耳の上端の1cm後ろ |
| 顔の中心線まで | 全部出る | 額全体が出る | 耳の後ろ |
境は取る前に決めます。取ってから変えると、一度全部下ろすことになります。
境の決め方。所要1秒
正面を向いて鏡を見ます。黒目のいちばん外側の縁を確かめてください。
そこから真上へ、指を1本立てます。 その指が基準線です。
指の外側の毛だけを取るなら「外」、指より内側の毛まで取るなら「内」です。
まぶたを閉じると位置がずれます。目を開けたまま確かめてください。左右で目の位置が数mm違うことはありますが、判定に影響する差ではありません。
外に置いたときの手順
境を黒目の外縁より外に置くと、額の中央に毛が残ります。
取るのは、指の外側からこめかみまでの毛です。取ったら顔から外へ向かってねじり、耳の上端で留めます。
残った中央の毛は触りません。触ると、残した毛が左右どちらかへ寄って、縦の線が斜めになります。
留めたあと、残した中央の毛の幅を見てください。幅が指2本分あれば、正面から縦の線として読めます。 指1本以下なら、外側の毛を少し戻して幅を足します。
戻すときは、ねじりをほどかずに、束の内側の縁から数本だけ引き出してください。引き出した毛は、そのまま額へ下ろせば中央の毛とつながります。ほどいて取り直すと、ねじりの筋の位置が変わって、留めた場所も動きます。
外に置いた形は、片側だけでも成立します。両側をそろえる必要はありません。片側だけねじるときは、残す中央の毛の幅を指3本まで広げてください。広げないと、ねじった側だけが重く見えます。
内に置いたときの手順
境を黒目の外縁より内に置くと、額の中央の毛までねじりに入ります。
取ったあと、額には分け目の線が残ります。この線が、そのまま流れの向きになります。
分け目の位置は、顔の中心線から1〜2cm横です。中心線ちょうどで分けると、左右が同じ量になって、どちらへ流れるか決まりません。1cm横へずらすと、多いほうが流れの向きになります。
留める位置は、耳の上端の1cm後ろです。外に置いたときより後ろで留めると、額の面が広く残ります。
分け目の線をはっきり出したくないときは、分けたあとに線の上を指の腹で1回なでてください。なでると、境の毛が両側から少しずつ倒れて、線が2〜3mmぼやけます。それ以上なでると、分けた毛が混ざって流れの向きが消えます。
内に置く形は、額が広く出るぶん、留めた束が細く見えます。細さが気になるときは、ねじる前に束を横に広げてから、広げた幅のままねじってください。同じ毛の量でも、束の見える幅が1cmほど増えます。
ねじる向きは、顔から外へ
ねじる向きは1つです。顔から外へ向かう向き。
内向きにねじると、束が顔の側へ倒れて、こめかみに影が出ます。外向きなら、束が地肌に沿って寝ます。
左右両方をねじるときも、それぞれ外向きです。同じ方向にそろえると、片側が内向きになります。
向きが合っているかは、ねじった直後に手を離せば分かります。外向きなら、束は地肌に沿ったまま止まります。内向きなら、離した瞬間に束が顔の側へ1cmほど動きます。動いたら、ほどいて逆へねじり直してください。
ねじり始めるのは、取った毛の根元から2cm下です。根元からねじると、地肌が引かれて痛みが出ます。2cm下から始めれば、根元の毛は自然な向きのまま残り、束だけがねじれます。
ねじる回数は、届く最小の回数
回数は、留める位置まで届く最小の回数です。多くの場合2〜3回で足ります。
増やすと、束が硬い棒になります。棒は額の丸みに沿わず、浮きます。浮いた束の下に影が出ると、ねじりの筋よりその影が目につきます。
届かないときは、回数を増やさないでください。ねじり始めの位置を1cm後ろにずらすと、同じ回数で届きます。
留め具は、ねじりと逆向きに差す
ほどけてくるのは、留める向きが合っていないからです。
留め具は、ねじりの向きと逆向きに差してください。同じ向きに差すと、束が戻る力がそのまま留め具を押し出します。
逆向きなら、戻る力が留め具に噛みます。噛んだ状態は、時間がたつほど固くなります。
差す深さは、留め具の長さの3分の2までです。全部入れると、先が反対側の地肌に当たって痛みが出ます。
毛先の3cmはねじらない
毛先まできつくねじると、毛先が細い糸のようになって、留め具から抜けます。
毛先の3cmはねじらずに残してください。残した部分は広がっていて、留め具に絡みます。
絡んだ毛先は、留め具の裏側へ回して隠します。表に出したままだと、その3cmだけ質感が違って見えます。
取る厚みは、地肌に指を当てて決める
短い毛が下から落ちてくるのは、取る毛の厚みが薄いからです。
表面の毛だけをすくうと、下の層が残ります。残った層が、時間がたつと落ちてきます。
取るときは、地肌に指を当てて、指の上に乗る毛を全部取ってください。厚みが出れば、下に残る毛がなくなります。
それでも落ちるなら、落ちてくる毛だけで2本目のねじりを作り、1本目の下で留めます。1本目に足すと、束が太くなって浮きます。
額の生えぎわの毛は、入れない
生えぎわのいちばん前に生えている短い毛は、ねじりに入れないでください。
短すぎてねじりに巻き込めず、途中で抜けます。抜けた毛は、ねじりの筋の上に横向きに乗って、筋を切ります。
入れずに残すと、生えぎわに細い毛が残ります。残った毛は、上から手のひらで1回押さえれば地肌に沿います。
押さえるのは、ねじりを留めたあとです。先に押さえてからねじると、押さえた毛がねじりに巻き込まれて、また抜けます。順番は、取る・ねじる・留める・押さえるの4つで固定してください。
生えぎわの毛が多くて手のひらで足りないときは、その毛だけを別の1本にまとめて、ねじりの下に沿わせて留めます。上に重ねると、ねじりの筋が隠れます。
一日のうちで、ほどける場面
ほどける場面は決まっています。
いちばん多いのは、顔を洗う前後です。手が額の高さを通ります。洗うときは、先に留め具を1つ外して、束を上げてから洗ってください。
次に多いのは、風です。風は前から額に入り、ねじりの下側から束を持ち上げます。外へ出る前に、束の上を手のひらで5秒押さえると、表面がそろって入りにくくなります。
どちらとも取れるとき①|境が黒目の外縁の真上
真上に置いた場合、額の中央にわずかに毛が残ります。
この形は、正面からは縦の線が細く見え、斜めからは分け目に見えます。どちらとも取れるので、その日の髪の下ろし方で決めてください。
髪を下ろす日は外へ、まとめる日は内へ寄せます。動かす量は5mmで足ります。
どちらとも取れるとき②|左右で境がそろわない
左右の境が数mmずれることは避けられません。判定は、ずれの大きさで決めます。
5mm以内ならそのままで構いません。 1cm以上ずれると、正面から見て額の中央の毛が片側へ寄ります。
直すときは、広いほうの境を内へ動かします。狭いほうを外へ動かすと、両側とも中央に近づいて、残る毛の幅が足りなくなります。
どちらとも取れるとき③|前髪が短くて留め位置まで届かない
伸ばしかけで、ねじっても耳の上端まで届かないことがあります。
このときは、届く位置で留めてください。留め具1つで足ります。届かない位置まで引っぱると、引いた側のこめかみの毛が持ち上がって、地肌の線が出ます。
留めた位置が耳より前になる場合は、その留め具を隠すために、上の毛を少しかぶせます。かぶせるのは1cm幅で足ります。
まとめ
前髪のねじりで仕上がりを決めているのは、取る毛の内側の境を、黒目の外側の縁より外に置くか内に置くかです。
外に置けば額の中央に毛が残って縦の線が立ち、内に置けば分け目の線が出て横へ流れます。境は、黒目の真上に指を1本立てるだけで決まります。
ねじる向きは顔から外へ、回数は届く最小の2〜3回。留め具はねじりと逆向きに差し、毛先の3cmはねじらずに残します。短い毛が落ちるときは、地肌に指を当てて厚みごと取ってください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 黒目の外側の縁は、どこを見ればいいですか
- 正面を向いて鏡を見て、黒目のいちばん外側の縁を確かめてください。そこから真上へ指を1本立てると、その指が境の基準線になります。指の外側の毛だけを取るなら「外」、指より内側の毛まで取るなら「内」です。まぶたを閉じると位置がずれるので、目を開けたまま確かめてください。左右で目の位置が数mm違うことはありますが、境の判定に影響する差ではありません。
- Q. 外と内では、何が変わるのですか
- 額の中央が残るかどうかです。外に境を置くと、額の中央に毛が残り、正面から見たときに縦の線が立ちます。内に境を置くと、中央の毛までねじりに入るので、額に分け目の線が出て、そこから横へ流れる形になります。同じ人が同じ回数ねじっても、この境の位置だけで見え方が変わります。どちらが良いかではなく、その日どちらにしたいかで選んでください。
- Q. ねじる回数は何回がいいですか
- 留める位置まで届く最小の回数です。多くの場合2〜3回で足ります。回数を増やすと束が硬い棒になり、額の丸みに沿わずに浮きます。浮いた束の下に影が出ると、ねじりの筋よりその影のほうが目立ちます。届かないときは回数を増やすのではなく、ねじり始めの位置を1cm後ろにずらしてください。ずらすと、同じ回数で留め位置まで届きます。
- Q. ねじった束がほどけてきます
- ねじる向きと、留める向きが合っていないことが多いです。ねじりは顔から外へ向かう向きで作ります。留め具は、ねじりの向きと逆向きに差してください。同じ向きに差すと、束が戻る力がそのまま留め具を押し出します。逆向きなら、戻る力が留め具に噛みます。もう1つは、毛先まできつくねじっていることです。毛先の3cmはねじらずに残すと、その部分が留め具に絡んで止まります。
- Q. 短い毛が下から落ちてきます
- ねじりに取る毛の厚みが薄いと、下の層が残って落ちます。取るときは、表面の毛だけをすくうのではなく、地肌に指を当てて、指の上に乗る毛を全部取ってください。厚みが出ると、下に残る毛がなくなります。それでも落ちるなら、落ちてくる毛だけを2本目のねじりにして、1本目の下で留めます。1本目に足そうとすると、束が太くなって浮きます。
— メグラシ編集部





