浴衣のショートは、もみあげが耳の穴より下まであるかで決まる|下まであれば1本残して耳にかけ、なければ全部上げる

浴衣の日にショートをどうするかは、髪全体の長さでは決まりません。
耳の前に生えているもみあげが、耳の穴の高さより下まで届いているか。 これだけです。
届いていれば、その1本を残して耳にかけるだけで横顔の線が続きます。届いていなければ、顔まわりを全部上げたほうがまとまります。半端に残すと、横から見たときに線が耳の位置で切れます。
📋 早見表|もみあげの長さと、やること
この表は答えではありません。鏡の前で、どちらの手順に入るかを決めるための道具です。
| もみあげの毛先 | 判定 | やること | 使う道具 |
|---|---|---|---|
| 耳の穴より2cm以上下 | 届いている | 1本残して耳にかける | 留め具1つ |
| 耳の穴の高さ前後 | どちらとも取れる | 上げる側に寄せる | 留め具1つ |
| 耳の穴より上で終わる | 届いていない | 顔まわりを全部上げる | 留め具1〜2つ |
左右で違うときは、短いほうで判定します。長いほうに合わせると、短い側だけ線が切れます。
判定のしかた。所要10秒
横向きの鏡の前に立ちます。手鏡でも構いません。
人さし指を耳の穴の入口に当ててください。 その指の高さが基準です。
耳の前の細い毛を指でつまんで、そのまま下ろします。毛先が指より下にあれば届いている、指の高さかそれより上で終わっていれば届いていないです。
つまむ毛は、耳の穴の真横に生えている毛です。それより前の、こめかみの毛ではありません。こめかみの毛は長さが違うので、基準になりません。
届いているとき|1本残して耳にかける
やることは2つだけです。
1つ目、もみあげを指1本の半分の幅で残します。太く残すと、耳の前に毛の固まりができて、耳との境に影が出ます。細く残すほど、耳の形と毛の線が別々に読めます。
2つ目、残した以外の顔まわりの毛を、耳の後ろへ寄せて留めます。留め具は1つです。留める場所は耳の上端の高さ、地肌に沿って横向きに入れます。
残した毛は、巻いたりねじったりしません。耳の前に沿わせて下ろすだけです。毛先があごの線へ向かって斜めに落ちていれば終わりです。
斜めに落ちず、まっすぐ下へ垂れているときは、残した幅が広すぎます。幅が広いと毛が束になり、束は自分の重さでまっすぐ落ちます。半分に減らして、もう一度見てください。細い1本は、頬の丸みに沿って自然に斜めへ流れます。
残す位置を耳より前へずらすのも避けてください。前へずらすと、こめかみの毛まで巻き込むことになり、量が増えます。残すのは、耳の穴の真横に生えている毛だけです。
届いていないとき|顔まわりを全部上げる
耳の穴の高さで終わる毛を残すと、横から見たときに線がそこで切れます。切れた線は、耳の位置に短い横棒があるように見えます。
このときは、もみあげを含めて顔まわりを全部上げてください。上げる先は耳の上です。こめかみから耳までの肌が続いて、横顔の線が1本になります。
上げた毛は、留め具1つで足ります。毛の量が多くて1つで浮くなら、2つを1.5cm離して入れます。近づけて入れると、あいだが盛り上がります。
上げるときの、留める向き
留め具は、地肌に沿って横向きに入れます。
縦に入れると、留め具の長さの分だけ髪が持ち上がって、その線が浮きます。浮いた線は、浴衣の襟元から見上げる角度でよく見えます。
すくう毛は5mm幅で足ります。多くすくうと、留め具が地肌から離れて、頭を振ったときに動きます。
入れる位置は耳の上端の高さです。それより上に入れると、留め具そのものが正面から見えます。
後ろの毛は、襟に触れているかで決める
ショートは後ろの長さが人によって違います。判定は襟です。
頭をまっすぐにして、鏡で首の後ろを見てください。毛先が襟の内側に入っているなら、そのままで構いません。
襟の外に乗っているなら、乗っている毛だけを上へ折り上げて留めます。折り上げるのは乗った毛だけで、後ろ全部を上げる必要はありません。
襟に乗った毛は、歩くたびに生地の上をこすります。こすられた毛は襟に沿って横に広がり、後ろ姿で首の線が消えます。
折り上げる高さは、襟の縁から2cm上までです。それ以上高く上げると、上げた毛の下に地肌の帯が出ます。2cmなら、上げた毛の毛先が下の毛に重なって、境目が読めません。留めるのは1か所、首の中心から左右に3cmずつ離した2点のどちらかです。中心に留めると、そこだけ厚みが出て襟に当たります。
上げた毛が浮くときは、根元を1回濡らす
上げた顔まわりが、留めたそばから浮いてくることがあります。原因は毛の長さではなく、根元の向きです。
短い毛は、生えている向きのまま立っています。立った毛を横へ倒して留めても、根元が元の向きへ戻ろうとします。
直し方は1つです。根元だけを指先で軽く濡らして、倒したい向きへ10秒押さえる。 濡れた根元は、乾くときに押さえた向きで固まります。濡らすのは根元の5mmだけで、毛先は乾いたままで構いません。
全体を濡らすと、乾くまでのあいだに形が動きます。浴衣を着てからでは直せないので、着る前にこの10秒を済ませてください。
触るのは、出かける前の1回だけ
ショートは動かせる毛が少ないので、途中で直す余地がほとんどありません。
出かける前に、鏡の前で1回だけ形を決めてください。決めたら、そのあとは触らない前提で組みます。
触る前提で作ると、必ず触ります。触ると、残した1本が耳から外れます。外れた1本を戻すには、耳の後ろの留め具を一度外すことになります。
汗で張りついたときの手当て
顔まわりの毛が頬に張りついたら、同じ場所へ戻しても、また張りつきます。
やることは1つです。張りついた毛を耳の後ろへ移して、留め直す。 移してしまえば、頬に触れる毛がなくなります。
出かける前の段階で汗をかくと分かっているなら、最初から届いていない側として扱い、全部上げる形を選んでください。判定を1段階厳しくするだけで、途中で直す回数が減ります。
飾りを使うなら、留めた場所の1cm上
浴衣に合わせて飾りを付けるなら、位置は決まっています。
顔まわりを留めた場所の1cm上です。留めた場所そのものに重ねると、飾りの重さで留め具が動きます。
飾りの横幅は、耳の縦の長さより短いものを選んでください。耳より長いと、横から見たときに耳が飾りの下に入ります。
飾りを2つ以上付けるなら、2cm以上離します。近づけると、2つのあいだが1つの塊として読まれます。
前髪は、浴衣の襟の抜き具合で決める
浴衣は後ろの襟を下げて着るので、首から上の見える範囲が普段より広くなります。
前髪を下ろすか分けるかは、この広さで決めます。首の後ろが広く見えている日は、前髪も分けたほうが、上下でつり合います。
分ける位置は、黒目の外側の縁の上です。真ん中で分けると、額の中央に線が出て、耳の上で留めた場所と合いません。
前髪を下ろすなら、毛先が眉に触れない高さで止めてください。触れると、汗で張りつく場所がもう1か所増えます。
どちらとも取れるとき①|ちょうど耳の穴の高さ
毛先が指の高さで終わる場合は、上げる側に寄せてください。
残す判断は、下に2cm以上余っているときだけです。1cm以内の余りは、動いているうちに耳の上へ跳ね上がります。跳ね上がった毛は、横から見ると耳の前に浮いた点として見えます。
上げる側に寄せれば、途中で直す必要がなくなります。
どちらとも取れるとき②|左右で長さが違う
左右差が1cm以内なら、短いほうに合わせて両側とも同じ扱いにします。
1cmを超えるときは、両側とも上げてください。 片側だけ残すと、正面から見たときに顔の左右で毛の量が違って見えます。
片側だけ残す形が成立するのは、髪を横に流している日だけです。浴衣で後ろの襟を下げているときは、正面から見られる時間が長いので、そろえるほうが早く終わります。
どちらとも取れるとき③|耳を出したくない
判定は届いているのに、耳を全部出す形にしたくないこともあります。
このときは、もみあげを残すのではなく、耳の上半分だけを毛で覆ってください。覆うのは上半分までです。耳たぶまで覆うと、留め具が入る場所がなくなり、その毛が動きます。
上半分だけなら、耳の輪郭の下側が見えて、横顔の線は切れません。留め具は耳の後ろ、上端の高さに1つ入れます。
まとめ
浴衣の日にショートをどうするかは、もみあげが耳の穴の高さより下まで届いているかで決まります。
届いていれば、指1本の半分の幅で1本だけ残し、他の顔まわりは耳の後ろへ寄せて留めます。届いていなければ、もみあげも含めて全部上げてください。半端に残すと、横顔の線が耳の位置で切れます。
後ろは襟に触れているかで判定し、乗っている毛だけを折り上げます。留め具は地肌に沿って横向きに、すくう毛は5mm。出かける前に1回決めたら、そのあとは触らない前提で組んでください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. もみあげの長さは、どこで測るのですか
- 横向きの鏡の前で、人さし指を耳の穴の入口に当ててください。その指の高さを基準にします。耳の前に生えている細い毛を指でつまんで下ろし、毛先が指より下にあるか上で終わっているかを見ます。下にあれば「届いている」、指の高さかそれより上で終わっていれば「届いていない」です。左右で違うときは、長いほうではなく短いほうで判定してください。短いほうに合わせないと、片側だけ線が切れます。
- Q. 届いているとき、具体的に何をすればいいですか
- もみあげを1本だけ残して、残りの顔まわりの毛を耳の後ろへ寄せて留めます。残す1本の幅は、指1本の半分で足ります。太く残すと、耳の前に固まりができて、耳とその毛のあいだに影が出ます。残した毛は、耳の前に沿わせて下ろすだけです。巻いたりねじったりする必要はありません。下ろした毛先が、あごの線に向かって斜めに落ちていれば終わりです。
- Q. 届いていないのに残すと、どうなりますか
- 耳の穴の高さで毛先が終わるので、横から見たときに顔まわりの線がそこで切れます。切れた線は、耳の位置に短い横棒があるように見えます。届いていないときは、その毛も含めて全部上げてください。上げると、こめかみから耳までの肌が続いて、横顔の線が1本になります。上げる先は耳の上の位置で、留め具1つで足ります。
- Q. ショートで浴衣のとき、後ろの毛はどうしますか
- 襟に触れているかで決めます。頭をまっすぐにして、鏡で首の後ろを見てください。毛先が浴衣の襟の内側に入っているなら、そのままで構いません。襟の外に乗っているなら、その毛だけを上へ折り上げて留めます。折り上げるのは襟に乗っている毛だけで、後ろ全部を上げる必要はありません。乗った毛は動くたびに襟の上をこすって、生地に沿って広がります。
- Q. 汗で顔まわりの毛が張りついてしまいます
- 張りついた毛は、その場で戻そうとしても同じ場所に戻ります。やることは、張りついた毛を耳の後ろへ移して留め直すことです。移してしまえば、頬に触れる毛がなくなり、張りつく場所そのものが消えます。出かける前の段階で分かっているなら、最初から届いていない側として扱い、全部上げる形を選んでください。判定を1段階だけ厳しくすると、途中で直す回数が減ります。
— メグラシ編集部





