キッズダンスの髪型は、結び目の根元をつまんで地肌が何mm浮くかで決まる|5mmを超えたら本番までに落ちる

子どもがステージで踊るあいだ髪が落ちるかどうかは、結び方の上手下手では決まりません。
決めているのは、結び終わったあと、結び目のすぐ下をつまんで上へ引いたときに、ゴムと地肌のあいだに何mmの隙間ができるかです。
5mm以内なら、本番まで動きません。5mmを超えると、出番の前に落ちます。
測るのは10秒です。
📋 早見表|浮きの大きさと、次にやること
この表は答えではありません。結び終わった段階で、次に何をするかを決めるための道具です。
| 引いたときの隙間 | 締まり具合 | 次にやること | そのままにすると |
|---|---|---|---|
| 隙間ができない | 締まっている | 飾りへ進む | 本番まで動かない |
| 爪の先が入る(5mm以内) | 足りている | 飾りへ進む | 出番の終わりまでもつ |
| 指の腹が入る(1cm前後) | ゆるい | ゴムを1周増やす | リハーサルで落ちる |
| 指が1本入る | 結べていない | 束を2つに分けて2か所で結ぶ | 走るだけで外れる |
判定が済んでから飾りへ進みます。順番を逆にすると、結び直すたびに飾りを外すことになります。
浮きを測る。所要10秒
用意するものはありません。指2本です。
- 結び終わったら、結び目のすぐ下の毛束を親指と人差し指でつまむ
- そのまま真上へ軽く引く
- ゴムと地肌のあいだにできる隙間を見る
- 隙間の大きさに応じて、飾りへ進むか結び直すかを決める
引く強さは、子どもが痛がらない程度で足ります。強く引けばどんな結び方でも隙間ができるので、判定になりません。
爪の先しか入らないなら5mm以内です。指の腹が入るなら5mmを超えています。
測るのは結んだ直後です。髪を触ったあとは、もう一度測り直してください。
隙間ができない・爪の先までのとき|そのまま飾りへ
つまんで引いても地肌とゴムが離れない状態は、ゴムが毛束を地肌の側へ引き寄せています。
この状態なら、跳んでも回っても結び目が動きません。そのまま飾りへ進んでください。
ここでさらに締めようとしないでください。締めすぎると、生え際の毛が引かれて、本人が痛がります。締まっていると分かった時点で手を止めます。
締めすぎているかどうかは、生え際で分かります。生え際の毛が地肌から浮き上がって見えるなら引きすぎです。生え際の毛を指の腹で1本ずつ下へ押し戻すと、引きだけがゆるみます。
隙間に爪の先が入るが指の腹は入らない、という状態も5mm以内です。出番の終わりまでもつので、飾りへ進んで構いません。
ただし、リハーサルと本番のあいだが2時間以上あく場合は、本番の前にもう一度測ってください。待ち時間のあいだに、髪をさわる回数が増えます。
もう一度測って5mmを超えていたら、ゴムを1周足します。この段階なら結び直さずに済みます。
同じ子どもでも、日によって同じ結び方で浮きが変わります。変わる理由は毛の量ではなく、前日に髪を洗ったかどうかと、その日の湿り気です。だから毎回測ってください。前回もったから今回ももつ、とは言えません。
指の腹が入るとき|ゴムを1周増やす
隙間に指の腹が入る状態は、1cm前後浮いています。この状態ではリハーサルの途中で落ちます。
結び直すのはゴムだけです。分け方から作り直す必要はありません。
ゴムをはずし、束を手でまとめ直して、同じ位置でもう一度結びます。変えるのは巻く回数を1周増やすことだけです。3周で止まっていたなら4周にします。
巻く回数を増やすと、ゴムが毛束を締める力が上がります。同時に、ゴムの幅が広がって束の中で毛が動く余地が減ります。
結び直したら、もう一度同じ場所で測ってください。爪の先で止まれば完了です。
指が1本入るとき|束を2つに分ける
隙間に指が1本入る状態は、ゴム1本で支えられる量を超えています。
この場合は、束を上下2つに分けてください。上半分を先に結び、下半分をそのすぐ下で結びます。
2か所で結ぶと、1か所あたりの毛量が半分になり、それぞれの浮きが小さくなります。分ける比率は上4割、下6割です。上を多くすると、上の束が下の束を押し下げます。
2つに分けたあとも、それぞれで測ってください。上と下で浮きが違うことがあります。
上のほうが浮きやすい場合は、上の束を結ぶ位置を1cm下げてください。位置を下げると、上の束に集まる毛が減ります。下のほうが浮く場合は、下の束にだけゴムを1周足します。
2か所で結んだあとの見え方は、1か所のときと変わりません。上下のゴムを2cm以内に寄せておくと、正面からは1つの結び目として見えます。
結ぶ前に髪を濡らさない
乾いた髪のまま結んでください。
濡らすとまとまって見えますが、乾く過程で毛が縮み、ゴムの中に隙間ができます。踊り始めてから、その隙間のぶんだけ落ちます。
手ぐしが通らない場合は、毛先から順に指で分けてから結びます。毛先から中ほど、中ほどから根元の順です。根元から一気に通そうとすると、途中で引っかかって束が乱れます。
前日に髪を洗った場合は、当日の朝に洗い直さないでください。洗った翌日の髪は表面がなめらかで、束どうしが滑ります。
結ぶ高さは、耳の上端より下
結ぶ高さは、耳の上端より下に置いてください。
上端より上で結ぶと、束の付け根が頭の丸みの上に乗ります。丸みの上は面が下向きに傾いているので、束の重さがそのまま下へ滑る力になります。
耳の上端より下は、頭の面が縦に近い向きになります。ここに付け根を置くと、束の重さが下ではなく地肌の側へかかります。
高い位置で結びたい場合は、結んだあとに束の付け根の下側からピンを1本、上向きに差してください。差したピンが、滑ろうとする束を下から受け止めます。
髪の長さ別|結べないときの組み方
肩に届かない長さでは、1本にまとめきれないことがあります。
このときは、耳の上から後ろへ向かって編み込みを1本作り、耳の後ろでピン2本を交差させて留めてください。
判定は同じ考え方でできます。編み込みの下に指を入れて、地肌との隙間を見ます。隙間が5mmを超えるなら、編み込みが頭の面から外れています。外れた段まで戻して編み直してください。
前髪だけが落ちてくる場合は、生え際から3cm内側の毛をピン1本で留めると止まります。生え際そのものを留めると、正面からピンが見えます。
飾りは、結び目の上ではなく横に付ける
飾りを結び目の真上に付けると、飾りの重さが結び目にそのまま乗ります。乗った重さのぶん、浮きが増えます。
付けるのは結び目の横です。左右どちらかの、結び目から2cm離れた位置に付けてください。
2cm離すと、飾りの重さが結び目ではなく地肌の上に乗ります。地肌に乗った重さは、束を下へ引きません。
飾りを付けたあと、もう一度浮きを測ってください。付ける前は5mm以内だったのに、付けたあとに超えることがあります。超えたら、飾りを軽いものへ替えるか、位置をさらに1cm外へずらします。
当日の朝の順番
順番は5つです。
- 髪を分ける
- 衣装に着替える
- 結ぶ
- 浮きを測る
- 飾りを付けて、もう一度測る
着替えを結ぶ前に済ませてください。結んでから着替えると、頭を通すときに束が引かれてゆるみます。
測るのを飾りの前に入れておくと、結び直しになっても飾りを外す手間がかかりません。
分けるところまでは着替えの前に済ませられます。分けた線はゴムで仮どめしておけば、着替えのあいだも残ります。
会場で直せるのは、ゴム1周ぶん
会場に着いてから直せるのは、ゴムを1周足すところまでです。
ゴムをはずさずに、余っているゴムをもう1周かけて締め直します。1周足すと、浮きは2mmほど減ります。
それ以上落ちている場合は結び直しになるので、出番の30分前までに気づく必要があります。リハーサルの直後に一度測っておくと、直す時間が確保できます。
持ち物はゴム2本とピン4本です。同じ色のゴムを予備に持っておくと、切れたときにそのまま替えられます。
どちらとも取れるとき①|引く強さで結果が変わる
軽く引けば隙間ができないのに、少し強く引くと指の腹が入る。この場合は軽く引いたときの結果を採用してください。
判定に使うのは、踊っているときに束にかかる力と同じ程度の引きです。強く引いたときの結果は、その日に起きない条件です。
軽く引いて隙間ができないなら、そのまま進んで構いません。
どちらとも取れるとき②|リハーサルでは落ちなかったのに本番で落ちる
リハーサルと本番のあいだに、髪をさわる回数が増えています。
待ち時間に触るたびに、束の中で毛が動いて、ゴムの中に隙間ができます。
対処は、リハーサルのあとに一度だけゴムを1周足すことです。足したあとは触らないでください。触らないでいるほうが、直すより持ちます。
どちらとも取れるとき③|痛がって締められない
締めると痛がる場合は、束を2つに分けてください。
1か所で締める力を強くするより、2か所で分けるほうが、同じ持ちを弱い力で作れます。
分けたあと、それぞれの浮きを測ってください。どちらも5mm以内なら、1か所で強く締めたときと同じだけもちます。
まとめ
子どものダンスで髪が落ちるかどうかを決めているのは、結び目のすぐ下をつまんで上へ引いたときの、ゴムと地肌のあいだの隙間です。
爪の先が入るまでなら進んで構いません。指の腹が入るならゴムを1周増やし、指が1本入るなら束を上下2つに分けて2か所で結びます。
結ぶ前に髪を濡らさないこと、結ぶ高さを耳の上端より下に置くこと、飾りを結び目の2cm横に付けること。この3つで、測ったときの浮きが小さくなります。
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よくある問い
- Q. 浮きは、どうやって測るのですか
- 結び終わったら、結び目のすぐ下の毛束を親指と人差し指でつまみ、真上へ軽く引いてください。引いたときに、ゴムと地肌のあいだにできる隙間を見ます。隙間に爪の先しか入らないなら5mm以内です。指の腹が入るなら5mmを超えています。引く強さは、子どもが痛がらない程度で足ります。強く引くと、どんな結び方でも隙間ができるので、判定になりません。測るのは結んだ直後で、髪を触ったあとは測り直してください。
- Q. 5mmを超えていたら、どこから結び直すのですか
- ゴムだけです。分け方から作り直す必要はありません。ゴムをはずし、束を手でまとめ直して、同じ位置でもう一度結んでください。変えるのは巻く回数を1周増やすことだけです。3周で止まっていたなら4周にします。それでも浮くなら、束を2つに分けて上下2か所で結んでください。1か所で支えきれない量を、2か所で分けます。
- Q. 結ぶ前に髪を濡らしたほうがまとまりますか
- 乾いた髪のまま結んでください。濡らすとまとまって見えますが、乾く過程で毛が縮み、ゴムの中に隙間ができます。踊り始めてから、その隙間のぶんだけ落ちます。手ぐしが通らない場合は、毛先から順に指で分けてから結んでください。濡らさずに分けるほうが、結んだあとの浮きが小さくなります。
- Q. 髪が短くて結べない場合はどうしますか
- 結ばずに、耳の上から後ろへ向かって編み込みを1本作り、耳の後ろでピン2本を交差させて留めます。この場合の判定は、編み込みの下に指を入れて地肌との隙間を見ることです。隙間が5mmを超えるなら、編み込みが頭の面から外れています。外れた段まで戻して編み直してください。前髪だけが落ちてくる場合は、生え際から3cm内側の毛をピン1本で留めると止まります。
- Q. 会場に着いてから直せる範囲はどこまでですか
- ゴムを1周足すところまでです。ゴムをはずさずに、余っているゴムをもう1周かけて締め直します。1周足すと浮きは2mmほど減ります。それ以上落ちている場合は結び直しになるので、出番の30分前までに気づく必要があります。持ち物はゴム2本とピン4本です。同じ色のゴムを予備に持っておくと、切れたときにそのまま替えられます。
— メグラシ編集部





