ハロウィンのヘアアレンジ|かぶり物の留まり方が3方式あり、束を置ける場所が入れ替わる

10月末に髪が崩れるのは、留め方が弱かったからではありません。
決めているのは、その日に頭へ乗せるものが、どうやって留まっているかです。かぶり物は3つの方式に分かれ、方式ごとに髪と力がぶつかる場所が違います。ぶつかる場所が違えば、束を置ける帯が入れ替わります。
だからこの記事は、髪型を並べません。先に、頭に乗せるものを分類します。
3方式|包む型・挟む型・留める型
手に持って、どこで留まっているかを見ます。
包む型は、頭に入り込んで面で留まるものです。深くかぶる帽子、つばの広い帽子、頭全体を布で覆うもの、上着に付いたフード。頭頂から後頭部の上半分が全部ふさがります。
挟む型は、細い輪が両側から挟んで留まるものです。細い輪のカチューシャ、猫耳や角の付いたカチューシャ、幅の広い布のカチューシャ。耳の上を横切る線が1本できるだけで、頭の上の面は空いています。
留める型は、一点に力を集めて留まるものです。後ろで紐を結ぶ飾り、クリップで挟む飾り、髪に挿す小さな飾り。力が集まる点が1か所あります。
| 方式 | ふさがる場所 | 束を置ける帯 |
|---|---|---|
| 包む型 | 頭頂〜後頭部の上半分 | 耳の下から襟足まで |
| 挟む型 | 耳の上を横切る線1本 | 高い位置も低い位置も可。線の真下3cmだけ避ける |
| 留める型 | 力が集まる点1か所 | その点を外せば、どこでも可 |
この表が記事の本体です。 ここから先は、方式ごとの測り方と、余裕が足りないときの逃がし方です。
測るのは3つ|出かける前の3分
①|内側の周囲と、まとめた頭の周囲の差
細い紐を用意します。
かぶり物の内側の縁に一周させて印を付けます。次に、同じ紐を髪をまとめた状態の頭に、縁が通る高さで一周させて印を付けます。2つの印の差を定規で読みます。
これが内周の余りです。挟む型と留める型では測らなくて構いません。
②|重さの釣り合う点
人差し指1本の上にかぶり物を乗せ、水平になる場所を探します。
その場所が、かぶり物の前寄りか、中心か、後ろ寄りかを覚えます。つばの広いものは前寄りになります。
③|縁の外に出す毛が、どこまで届くか
かぶった状態で、縁の外に出ている毛の先が耳の高さより上で止まるか、下まで届くかを見ます。
判定①|包む型は、束を耳より下へ
包む型は頭の上半分がふさがるので、そこに作ったものは全部つぶれます。束は耳の下から襟足の帯に置いてください。
高さの目安は、耳たぶの下端と同じか、それより下です。ここまで下げると、かぶり物の縁が束の上を通らず、束の外側を通ります。
低い位置の束は重さが下に集まるので、うつむいたときに前へ引かれます。束を1つにまとめず、左右に分けると、1本あたりが軽くなり、後ろの面も平らになります。かぶり物が浮きません。
判定②|内周の余りが3cm未満なら、上に何も作らない
余りが3cm以上あれば、頭の上にも余裕が残ります。3cm未満なら、上に作ったものは全部つぶれます。
| 内周の余り | できること |
|---|---|
| 0〜2cm | 頭の上には何も作らない。束は襟足だけ |
| 3〜5cm | 後頭部の低い位置に、平らな束なら1つ置ける |
| 6cm以上 | 耳の上の高さまで束を上げられる |
余りが足りないのに上に作ると、かぶり物が浮いて前へ滑ります。 浮きの確かめ方は、かぶった状態で縁と頭のあいだに指を入れることです。指が2本以上入るなら、束が場所を取りすぎています。
逆に余りが6cm以上あるなら、束を上げないと今度はかぶり物のほうが下がってきます。余りは埋めるものだと考えてください。
判定③|重さが前寄りなら、束を後ろの低い位置へ
②で釣り合う点が前寄りだったものは、かぶっているあいだ前へ滑り続けます。押さえても、力の向きが変わらないので戻ります。
対処は、後ろに重さを足すことです。束を後頭部の低い位置に置くと、かぶり物の後ろの縁が束に乗り、前へ行こうとする力と釣り合います。
釣り合う点が中心なら、束の位置で釣り合わせる必要はありません。判定②の余りだけ見れば足ります。
釣り合う点が後ろ寄りなら、後ろに束を足すと今度は後ろへ倒れます。この場合は束を耳の高さまで上げて、真横で支えてください。
判定④|挟む型は、線の真下3cmを空ける
挟む型は頭の上の面をふさがないので、束は高い位置でも低い位置でも置けます。
守るのは1つだけです。耳の上を横切る線の、真下3cm以内に留め具を置かない。
挟む力と留め具の押さえる力が同じ場所で競合すると、どちらかが浮きます。輪が浮けば落ちてきますし、留め具が浮けば束が落ちます。3cm離せば、両方が別々に効きます。
輪そのものをどこに置くかは、生え際からの距離で決まるほうにまとめてあります。ここでは束との干渉だけを扱っています。
判定⑤|留める型は、力が集まる点を外す
留める型は、紐の結び目やクリップの1か所に力が集まります。その点に束の根元を重ねないでください。
重なると、飾りの重さが束の根元にそのまま乗ります。根元は動きの支点なので、そこに重さが乗ると、少し動くだけで大きく倒れます。
外し方は簡単です。束の根元から、上下どちらかに5cm離した位置に飾りを置く。 同じ後頭部でも、5cm離れていれば別の場所として効きます。
外したあとの輪の跡は、消さずに使う
途中でかぶり物を外すと、縁が通っていた線が跡として残ります。これは消さないほうが早く収まります。
消すには全体を作り直すしかありませんが、線に沿って毛を分ければ、意図した分け目として読まれます。手順は3つです。
- 跡の線を指でなぞって、いちばん高いところを見つける
- その位置で毛を左右に分ける
- 分けた根元を指の腹で軽く起こす
20秒で終わります。逆に、跡と違う位置に分け目を作ると、線が2本見えることになります。
縁から出す毛は、耳の高さより上で止める
③で測った毛が、耳の高さより下まで届いていると、外したときに縁の線がそのまま残って見えます。長い毛ほど、押さえられていた形が残るからです。
出す毛は耳の高さより上で止まる量に抑えるか、全部内側に入れてしまうか、どちらかにしてください。中途半端に長い毛を少しだけ出すのが、いちばん跡が目立ちます。
髪の長さ別|方式ごとの可否
| 長さ | 包む型 | 挟む型 | 留める型 |
|---|---|---|---|
| 顎より上 | 余りを気にしなくてよい | 挟む厚みが足りないことがある | 挿す場所が浅い |
| 肩まで | 束を襟足に1つ | どこでも可 | 根元から5cm離す |
| 肩より下 | 左右2つに分ける | どこでも可 | 束の重さと飾りの重さを離す |
短い髪は束を作らないので、内周の余りが問題になりません。 代わりに、挟む型で厚みが足りず輪が滑ることがあります。この場合は、耳の後ろで毛を少し起こして厚みを作ってください。
肩より下の長さは、包む型で束が1つだと後ろが膨らみます。左右2つに分けると、面が平らになります。
どちらとも取れるとき①|方式が判断できない
布で覆いつつ、後ろで紐を結ぶ。こういう複合のものがあります。この場合は包む型として扱ってください。
包む型の置き方(束を耳より下へ)は、挟む型でも留める型でも失敗しません。逆は失敗します。強いほうの制約に合わせると、取り返しがつきます。
どちらとも取れるとき②|かぶるかどうか決まっていない
持って行くけれど、かぶるかどうかは当日の空気次第。この場合もかぶる前提で作ってください。
かぶる前提の形(低い位置の束)は、かぶらなくても成立します。かぶらない前提の形(高い位置の束)は、かぶった瞬間に壊れます。
どちらとも取れるとき③|余りがちょうど3cm
境目に来たときは、少ないほうとして扱ってください。
髪は日によって膨らみが変わります。湿気の多い日は束の直径が増え、同じ髪でも余りが1cm以上減ります。境目に乗ったものは、増える側に動くと見ておくほうが外しません。
出かける前に決める手順
- 頭に乗せるものが、包む型・挟む型・留める型のどれかを見る
- 包む型なら、紐で内周の余りを測る
- 余りが3cm未満なら、束は襟足だけ。3〜5cmなら後頭部の低い位置に平らな束を1つ
- 人差し指1本に乗せて、釣り合う点が前寄りか中心か後ろ寄りかを見る
- 前寄りなら、束を後頭部の低い位置に置いて釣り合わせる
- 挟む型なら、横切る線の真下3cmに留め具を置かない
- 留める型なら、束の根元から5cm離す
- かぶった状態で、縁と頭のあいだに指を入れる。2本以上入るなら束を下げ直す
まとめ
10月末の髪で結果を決めているのは、髪型ではなく頭に乗せるものの留まり方です。
包む型なら束を耳より下へ。挟む型なら線の真下3cmを空ける。留める型なら力の集まる点から5cm離す。方式が決まれば、置ける帯は自動的に決まります。
そのうえで、包む型だけは内周の余りを紐で測る。3cm未満なら頭の上には何も作らない。
**外したあとの輪の跡は、消さずにその線で分けてください。**消そうとするより20秒早く収まります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. かぶり物をすると髪がぺったりします。どうすればいいですか
- かぶり物の内側の周囲と、髪をまとめた状態の頭の周囲の差を測ってください。差が3cm未満だと、頭の上に作ったものは全部つぶれます。この場合は上に作らず、耳の下から後ろの低い位置に束を移してください。差が3cm以上あれば、頭の上にも余裕が残ります。測り方は、細い紐をかぶり物の内側の縁に一周させて印を付け、次に同じ紐を髪をまとめた状態の頭に一周させて、2つの印の差を定規で読むだけです。1分で終わります。
- Q. 猫耳のような細い輪の飾りは、どこに束を置けばいいですか
- 細い輪は挟む型なので、耳の上を横切る線が1本できるだけです。頭の上の面はふさがれていないので、束は高い位置でも低い位置でも置けます。1つだけ守るのは、その線の真下3cm以内に留め具を置かないことです。挟む力と留め具の押さえる力が同じ場所で競合すると、どちらかが浮きます。線から3cm以上離せば、両方が別々に効きます。輪そのものの置き位置は、生え際からの距離で決まります。
- Q. 深くかぶる帽子と、つばの広い帽子で、髪の作り方は変わりますか
- どちらも包む型なので、頭の上半分が埋まる点は同じです。違うのは重さの釣り合う点です。つばの広いものは重さが前に寄るので、前へ滑ります。束を後ろの低い位置に置くと、後ろに重さが足されて釣り合います。深くかぶるだけのものは重さが中心にあるので、束の位置で釣り合わせる必要はありません。見分け方は、人差し指1本の上にかぶり物を乗せて、水平になる点が前寄りか中心かを見ることです。
- Q. 途中でかぶり物を外すと、輪の跡が残ります
- 消そうとしないほうが早く収まります。跡は、かぶり物の縁が通っていた線です。その線を消すには全体を作り直すしかありませんが、線に沿って毛を分けると、意図した分け目として読まれます。手順は、跡の線を指でなぞって位置を確かめ、その線のいちばん高いところで毛を左右に分け、分けた根元を指の腹で軽く起こすだけです。20秒で終わります。逆に、跡と違う位置に分け目を作ると、線が2本見えることになります。
- Q. 短い髪でも、かぶり物と合わせられますか
- 合わせられます。短い髪は束を作らないので、内側の周囲の差を気にする必要がありません。包む型でも余裕が残ります。代わりに見るのは、かぶり物の縁から出る毛の量です。縁の外に出た毛が、耳の高さより下まで届いていると、外したときに縁の線がそのまま残ります。出す毛は耳の高さより上で止まる量に抑えるか、いっそ全部内側に入れてしまうほうが、外したあとが整います。
— メグラシ編集部





