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クリスマスヘアアレンジ|ボブもロングも上着の襟の高さで位置を決める

メグラシ編集部//読了 20分
冬の外出先で、上着を脱ぐ前にまとめ髪の位置を手で確かめている人

クリスマスのヘアアレンジは、髪の長さより先に、その日に着る上着の襟の高さで束の位置が決まります。 襟の上端から上下3cmの範囲(この記事では境界帯と呼びます)に束を置かなければ、上着やマフラーを脱ぎ着しても崩れません。

ボブなら束を作らず耳の上で留める、ミディアムならうなじに低く収める、ロングなら境界帯より上へ高く出す、というのが基本の選び方です。どの長さでも、境界帯に束がかかるかどうかを先に確かめます。

この記事では、ディナー・イルミネーション・家でのパーティーなど、クリスマスに多い場面ごとに、束の位置と留め方を決めていきます。境界帯にかかってしまうときに上へ逃がすか下へ逃がすかも、後半で詳しく書きます。

クリスマスのヘアアレンジは、上着の襟の高さで位置が決まる

クリスマスの外出は、ほとんどが冬の上着を着たまま移動し、店や会場に入ったところで脱ぐ流れになります。ヘアアレンジが崩れるのは、この脱ぎ着の瞬間です。

上着を脱ぐとき、襟は首の後ろを下から上へ、または上から下へ通過します。マフラーも同じです。このとき束が襟の通り道にあると、布が束を直接こすり、ピンが抜けたり、ゴムがずれたり、毛が引き出されたりします。

寒さや湿気で崩れると思われがちですが、朝のアレンジが夜まで崩れない日と、店に入った瞬間に崩れる日の違いは、多くの場合この通り道にあります。だから最初に決めるのは、アレンジの種類ではなく、束をどこに置くかです。

位置が決まれば、アレンジの種類は好みで選べます。お団子でも、ねじりでも、ハーフアップでも、位置が合っていれば夜までもちます。

まず測る:上着を着て、襟の上端がうなじから何cmか

当日着ていく上着を実際に着て、鏡の前で後ろ姿を確かめます。手鏡を使うか、スマートフォンで後ろから写真を撮ると分かりやすくなります。

測るのは、うなじの髪の生え際から、襟のいちばん高いところまでの距離です。指を生え際に当て、そこから上に向かって襟の上端まで何cmあるかを見ます。襟が生え際より下にある場合は、マイナスで考えます。

目安として、テーラード衿のコートやジャケットは生え際の下0〜2cm、スタンドカラーのコートは生え際の上2〜4cm、フードつきの上着はフードの付け根が生え際の上3〜5cmにくることが多くなります。マフラーを巻く日は、巻いたマフラーの上端が襟の上端になります。

この数字がその日の基準です。上着を替えれば数字も変わるので、アレンジを決める前に、その日の上着で一度測ってください。

境界帯(襟の上端の上下3cm)に束を置かない理由

襟の上端から上に3cm、下に3cmの範囲が境界帯です。この6cmの帯に束を置くと、脱ぎ着のたびに襟の布が束を通過します。

上着を脱ぐときは、襟が首の後ろを上から下へ滑り落ちます。境界帯の下半分にある束は、このとき襟に押し下げられます。上着を着るときは逆に、襟が下から上へ持ち上がり、境界帯の上半分にある束を押し上げます。

マフラーは、巻くときと外すときの両方で布が束の上を通ります。特に、巻いたまま上へ引き抜くと、布が束の下から上へ通過して、束を必ず持ち上げます。

境界帯から3cm以上離れた位置にある束は、襟の布に触れません。触れなければ、どんな留め方でも崩れにくくなります。だから束は、境界帯より上に出すか、境界帯より下(うなじ)に収めるかの二択です。中間に置くのが、いちばん崩れる位置です。

襟が低い上着の日(生え際の下)

テーラード衿のコートやノーカラーのコート、カーディガンなど、襟の上端が生え際より下にくる日は、境界帯が首の付け根あたりに下がります。

この日は、束をうなじの低い位置に収めるのがいちばん崩れにくい選び方です。境界帯より下に束を置くと、上着の襟の内側に束がすっぽり入り、脱ぎ着のときも襟の布が束の外側を滑るだけになります。

ただし、うなじに収めるときは、束の下端が襟の内側に入りきる大きさにします。束の直径が大きすぎると、襟の内側に収まらず、襟に押されて形が崩れます。目安は、握りこぶしより小さい大きさです。

高い位置に出すこともできます。生え際から5cm以上上、耳の上の高さに束を置けば、境界帯から十分に離れます。襟が低い日は、低い位置も高い位置も選べるので、服やメイクに合わせて決めて構いません。

襟が高い上着・マフラーの日

スタンドカラーのコートや、マフラーを巻く日は、境界帯が生え際より上に上がります。うなじに低く収めた束は、ちょうど境界帯に入ってしまいます。

この日は、束を境界帯より上に出します。マフラーの上端から3cm以上上、つまり耳の上の高さか、それより上が目安です。高めのお団子、高めのポニーテール、耳の上でのハーフアップが向いています。

どうしても低い位置にしたい場合は、束を首の後ろの中央ではなく、片側の耳の下に寄せる方法があります。横に寄せると、襟やマフラーの布が首の後ろを通過しても、束は通り道から外れます。

マフラーを巻く日のアレンジは、マフラーを外す向きも合わせて決めておきます。外し方は、後半の「上着とマフラーの脱ぎ方」の節で書いています。

ボブのクリスマスヘアアレンジ:束を作らない選択

ボブは、髪を集めて束を作ると、毛先が短いぶん束が小さく、ピンやゴムで留める力も弱くなります。境界帯に入った小さな束は、襟がこすっただけで簡単にほどけます。

そこでボブは、束を作らないアレンジを基本にします。耳の上の髪だけを一筋ずつねじり、耳の後ろでピンやバレッタで留める形です。留める位置が耳の高さなら、ほとんどの上着で境界帯より上になります。

襟が高い上着の日も、耳の上で留める形なら襟に触れません。後ろの髪は下ろしたままなので、襟の中に毛先が入ります。このとき毛先を外へはねさせていると、襟に当たって跳ね返り、首の後ろで広がります。毛先は内側に軽く入れておくと、襟の中に収まります。

季節の飾りを入れたいときは、耳の後ろで留めるバレッタやピンに飾りのあるものを選びます。束を作らなくても、留め具そのものが目立つので、クリスマスらしさが出ます。ボブの基本的なアレンジの選び方は、ボブのヘアアレンジでもまとめています。

ボブで留めるなら、耳の上か耳の後ろか

ボブで耳まわりを留めるとき、耳の真上で留めるか、耳の後ろで留めるかで、上着との相性が変わります。

耳の真上で留めると、留め具が正面からよく見え、顔まわりがすっきりします。上着の襟からは十分に離れるので、脱ぎ着で崩れることはほとんどありません。ただし、帽子やイヤーマフを使う日は、留め具が帽子の縁や耳当てに当たります。

耳の後ろで留めると、正面からは留め具が見えにくくなりますが、帽子やイヤーマフとはぶつかりません。襟が高い上着の場合は、耳の後ろの低い位置が境界帯に入ることがあるので、耳の付け根より上で留めます。

迷ったら、その日に帽子やイヤーマフを使うかで決めてください。使わない日は耳の真上、使う日は耳の後ろの、耳の付け根より上です。

左右のどちらで留めるかも決めておきます。分け目のある人は、分け目の浅い側、つまり髪の量が多い側で留めると、ねじった髪がたっぷり取れて、留め具が安定します。片側だけ留める場合は、写真を撮ることが多い側、たとえば並んで歩く相手と反対側で留めると、横顔の写真に留め具が写ります。

耳にかけた髪は、上着の衿を立てたときに衿の内側に入りやすくなります。衿を立てる上着の日は、ねじった毛先が衿に触れないよう、留め具の位置を耳の付け根から指1本分上にずらしておくと安心です。

ミディアムのクリスマスヘアアレンジ:うなじに収めるか上に出すか

肩につくくらいのミディアムは、束を作れる長さですが、束の大きさは中くらいです。うなじに収めることも、上に出すこともできるので、襟の高さで選びます。

襟が低い上着の日は、うなじの低い位置でくるりとまとめる形が向いています。ゴムで一つに結び、毛先を結び目に巻きつけてピンで留めます。束の下端が襟の内側に入るので、脱ぎ着でも崩れません。

襟が高い上着やマフラーの日は、耳の上の高さでハーフアップにするか、耳より上で小さなお団子を作ります。ミディアムで高い位置に全部の髪を上げると、えり足の短い毛が落ちてきやすいので、上半分だけをまとめるハーフアップのほうが扱いやすくなります。

ハーフアップにする場合、下ろした髪は襟の中に入ります。毛先を内側に軽く巻いておくと、襟の中で毛先が広がりません。

ロングのクリスマスヘアアレンジ:高めに上げるか、下ろして巻くか

ロングは髪の量が多いぶん、束が大きくなります。大きな束が境界帯に入ると、襟が通過したときに受ける力も大きくなり、崩れ方もはっきり出ます。

ロングの基本は、束を境界帯より上に高く出すことです。耳より上の高さで一つにまとめ、お団子やねじりのまとめ髪にします。大きな束でも、境界帯から3cm以上離れていれば、襟やマフラーには触れません。

下ろしたまま巻く形も、クリスマスに人気のある選び方です。下ろした髪は、上着を着ると襟の中に入り、脱ぐと外に出ます。このとき、巻いた毛先が襟にこすられてカールが伸びやすくなります。上着を着る前に、髪を前に流しておくか、着たあとに襟の外に髪を全部出しておくと、カールが襟でつぶれません。

低い位置でまとめたい場合は、襟が低い上着の日だけにします。ロングの束はうなじに収めても大きいので、束の下端が襟の内側に入りきるか、上着を着て確かめてください。

前髪ありの場合:ニット帽やイヤーマフとの兼ね合い

前髪がある場合は、後ろの束とは別に、前髪の位置も気にします。クリスマスの外出でニット帽やイヤーマフを使う日は、前髪が帽子の縁でつぶれたり、耳当てで横に押されたりします。

ニット帽をかぶる日は、前髪を帽子の縁より下に出すか、帽子の中に全部入れるかの二択にします。縁にかかる位置で前髪を出すと、帽子を脱いだときに前髪の途中に折れ線が残ります。

前髪を下に出す場合は、帽子の縁が眉の上1〜2cmにくるようにかぶります。縁が前髪の生え際より上にくると、前髪の根元が帽子に押されて、脱いだときにぺたんとします。

イヤーマフは、耳当てが当たる位置に髪の束がないことを確かめます。耳の上でハーフアップにしている日は、耳当てが束に当たるので、ハーフアップの位置を耳の付け根より上にずらします。

帽子をかぶる日のアレンジ

帽子をかぶる日は、上着の襟だけでなく、帽子の縁も境界になります。帽子の縁の上下2cmにも、束を置かないようにします。

ニット帽やベレー帽をかぶる日は、低い位置のまとめ髪か、下ろした髪が合います。高い位置のお団子は、帽子の中でつぶれるか、帽子の縁にかかって帽子が浮きます。

襟が高い上着とニット帽を同時に使う日は、上の境界(帽子の縁)と下の境界(襟の上端)の両方を避けることになります。この場合は、束を作らずに、耳まわりだけをねじって留めるか、片側に寄せて耳の下で緩くまとめる形が向いています。

帽子と髪の組み合わせ全体については、帽子をかぶる日のヘアアレンジで詳しく書いています。

境界帯にかかってしまうとき、どちらに逃がすか

実際には、作りたいアレンジの位置が境界帯にかかってしまうことがよくあります。髪の長さや量、上着の形によっては、上にも下にもきれいに逃がせないことがあるからです。このときの決め方を、場合ごとに書きます。

束の中心が境界帯の上半分にあるときは、上へ逃がします。 束を3cm上げるだけで、境界帯の外に出ることが多いからです。結ぶ位置を指2本分上げるか、お団子の巻き始めを上にずらします。

束の中心が境界帯の下半分にあるときは、下へ逃がします。束をうなじに押し込み、束の下端が襟の内側に入るまで下げます。このとき束が大きすぎて入りきらない場合は、束を二つに分けて、左右の耳の下に一つずつ置くと、それぞれが小さくなって襟の内側に入ります。

束の中心が境界帯のちょうど真ん中にあって、どちらにも決められないときは、その日の上着の襟の形で決めます。襟が硬くて立っている上着(スタンドカラーなど)は上へ、襟がやわらかくて寝ている上着(テーラード衿など)は下へ逃がします。硬い襟は束を強く押すので、触れない位置まで上げるほうが確実で、やわらかい襟は束の外側を滑るので、内側に収めれば崩れません。

それでも決めきれない場合は、束を作らない形に切り替えます。耳まわりだけをねじって留める形なら、境界帯の問題そのものがなくなります。

上着とマフラーの脱ぎ方で崩れ方が変わる

束の位置を整えても、脱ぎ方によっては崩れることがあります。脱ぎ方も一緒に決めておきます。

上着は、肩から後ろへ引いて脱ぐと、襟が首の後ろを上から下へ強くこすります。前の合わせを開いて、片方ずつ腕を前に抜くように脱ぐと、襟が首から離れたまま下に落ちるので、束に触れにくくなります。

マフラーは、巻いたまま上へ引き抜かないようにします。先に前の結び目をほどき、片方の端を持って横へ引き出します。布が首の後ろを横に滑るだけになり、束に触れる時間が短くなります。

ストールのような大きな布は、肩から外すときに頭の後ろを通らないよう、前に向かって下ろします。

着るときも同じです。上着は、先に袖を通してから、襟を後ろから前へ持ち上げるのではなく、肩にかけたまま前で襟を整えます。マフラーは、束より下の首の位置で巻き、上へ引き上げないようにします。

ディナーで座っている時間が長い日

クリスマスのディナーでは、店の椅子に長く座ります。背もたれの高さによっては、束が背もたれに当たってつぶれます。

座った姿勢で、背もたれの上端が頭のどこに来るかを確かめてください。多くの椅子では、背もたれの上端は肩甲骨のあたりですが、背もたれの高いソファ席では、うなじから後頭部に当たることがあります。

背もたれが低い店では、うなじの低いまとめ髪でも問題ありません。背もたれが高い店では、束を耳の高さより上に置くか、片側に寄せてサイドでまとめます。サイドに寄せると、背もたれにもたれても束が当たりません。

店がどちらか分からない場合は、高めの位置か、サイドにまとめておくと、どちらの椅子でも対応できます。長く座ったあとは、化粧室で一度、束の形を手で整えると、帰り道まで形が保てます。

イルミネーションの屋外と屋内の往復

クリスマスは、屋外のイルミネーションを見てから屋内の店に入り、また外に出る、という往復が多い日です。

冬の空気は乾いているので、屋外と暖かい屋内を往復すると、髪の表面の毛が立ちやすくなります。毛が立つと束の直径が少しずつ増え、朝きつく留めた束は、ピンやゴムが押し出されて崩れます。

朝のうちに、束の根元に指1本分の余裕を残して留めておくと、膨らんでもピンが押し出されにくくなります。きつく留めすぎないことが、往復の多い日には大事です。

表面の毛が立つのを抑えるには、仕上げにヘアオイルやスタイリング剤を手のひらに薄く広げ、表面をなでておきます。つけすぎると束が重くなって下がるので、手のひら全体にうっすら広がる量にとどめます。

ヘアアクセサリーの選び方:留め具の向き

クリスマスらしさを出すには、ヘアアクセサリーを使うのがいちばん手軽です。選ぶときは、飾りの見た目より先に、留め具の向きを確かめます。

ピンは、差し込む向きによって抜けやすさが変わります。襟が通過する向きと同じ向きに差したピンは、襟にこすられたときに抜けやすくなります。上着を脱ぐとき襟は上から下へ通るので、下から上へ向かって差したピンは抜けにくく、上から下へ差したピンは抜けやすくなります。

バレッタやクリップは、留め具が髪をはさむ向きを確かめます。横向きにはさむものは、縦に通る襟にこすられても外れにくくなります。

飾りの大きいものは、境界帯から十分に離れた位置に付けます。大きな飾りが襟に当たると、留め具ごと持っていかれます。ピンの差し方の詳しい向きは、ヘアピンの使い方で書いています。

赤・緑・金など季節の色の入れ方

クリスマスの色といえば、赤・緑・金・白などが思い浮かびます。ヘアアレンジにこれらの色を入れるときは、量を控えめにするとまとまります。

色を入れる場所は、留め具の一か所か、リボンの一本程度にします。髪のあちこちに色を散らすと、服やメイクと競い合って、全体が騒がしく見えます。

服に赤や緑を使っている日は、髪の飾りは金や白、黒など、服と別の色にします。服が落ち着いた色の日は、髪の飾りに赤や緑を一点だけ入れると、季節感が出ます。

リボンを使う場合は、結び目の位置を境界帯から離します。リボンの垂れた端が襟の中に入ると、脱ぎ着のときに引っ張られてほどけます。垂れる端の長さは、境界帯に届かない長さに切っておきます。

巻き髪を夜までもたせる

クリスマスのアレンジは、朝に作って夜まで持たせることが多くなります。巻き髪やカールを入れる場合、もたせる工夫も合わせて考えます。

巻いた髪は、冷めるときに形が決まります。巻いたあとすぐに触らず、髪が手で触って冷たく感じるまで待ってから、ほぐしたりまとめたりします。

下ろした巻き髪は、上着の襟の中に入ると、襟に押されてカールが伸びます。上着を着る前に髪を前に流すか、着たあとに襟の外に出しておくと、カールがつぶれません。

まとめ髪の中に巻いた髪を入れる場合は、巻いてからまとめると、束にボリュームが出て形が崩れにくくなります。ただし束の直径が増えるので、境界帯から離す距離を少し多めに取ってください。

当日の朝、時間がないときの最短手順

クリスマス当日、朝に時間がない場合でも、位置だけは確かめます。最短の手順は次のとおりです。

  1. 当日の上着を着て、襟の上端の高さを指で確かめる
  2. 襟の上端から上下3cmを避けて、束を置く位置を決める
  3. ボブなら耳の上をねじって留める、ミディアムとロングなら決めた位置で一つにまとめる
  4. 根元に指1本分の余裕を残して留める
  5. 留め具を差す向きを、襟が通る向きと逆にする

この5つで、長さに関係なく夜まで崩れにくいアレンジになります。飾りや巻き髪は、時間があるときに足せば十分です。

子どもとのクリスマス会や家でのパーティー

外出しないクリスマス会や家でのパーティーは、上着を脱ぎ着する回数が少ないので、境界帯を気にしなくても崩れにくい日です。

ただし、子どもと一緒に過ごす日は、髪を引っ張られたり、抱っこで頭が当たったりします。束が後頭部の高い位置にあると、抱っこのときに子どもの頭や手が当たりやすくなります。低い位置か、片側に寄せたまとめ髪のほうが、動き回る日には向いています。

家でのパーティーでも、ソファに長く座る場合は、背もたれの高さを確かめておきます。来客を玄関で出迎えるときにカーディガンを羽織るなら、その襟の高さで一度だけ確かめておくと安心です。

写真を撮る日に気をつけること

クリスマスは写真を撮る機会が多い日です。正面だけでなく、横顔や後ろ姿が写ることも考えておきます。

イルミネーションの前で撮る写真は、後ろ姿や横顔のものが多くなります。後ろ姿では、束の位置と、襟との距離がそのまま写ります。境界帯に束があると、襟が束に食い込んでいる様子が写るので、撮る前に一度、束が襟から離れているかを確かめます。

横顔では、耳まわりの留め具と、束の高さが写ります。耳の上で留めたボブのアレンジは、横顔の写真で留め具がよく見えるので、飾りのある留め具を選んでおくと写真映えします。

夜の写真は、光が髪の表面で反射します。毛が立っていると、表面が白っぽく写るので、撮る前に手のひらで表面をなでて整えます。

あごより短いボブの場合

あごより短いボブやショートに近い長さの場合は、耳の上の髪をねじるだけの長さもないことがあります。このときは、ねじらずに、耳の上の髪を後ろへなでつけてピンで押さえるだけにします。

ピンは、耳の付け根より上に2本、交差させて差します。1本だけだと、上着のフードやマフラーが耳の横をこすったときに抜けやすくなります。2本を交差させると、どちらかが抜けかけても、もう1本が押さえてくれます。

あごより短い長さでは、後ろの毛先は襟の上端より上で止まることが多く、境界帯の上半分に毛先が入ります。毛先が外へはねていると、襟の上端に当たって押し上げられ、後頭部がふくらんで見えます。朝のうちに毛先を内側へ軽く入れておくと、襟に当たっても外へはねません。

季節の飾りは、交差させたピンの上に、小さな飾りのついたピンを1本足すだけで十分です。

髪の量が多い人、少ない人の束の大きさ

同じ長さでも、髪の量によって束の大きさが変わります。束が大きくなるほど、境界帯から離す距離を多めに取る必要があります。

髪の量が多い人は、一つにまとめると束の直径が大きくなり、境界帯から3cm離しても、束の端が境界帯にかかることがあります。束の中心ではなく、束のいちばん下の端が、境界帯から3cm以上離れているかを確かめてください。届かない場合は、束を二つに分けるか、まとめる前に内側の髪を少しだけ別にまとめて、束を小さくします。

髪の量が少ない人は、束が小さいので、境界帯から離しやすい反面、ピンやゴムが効きにくくなります。束の根元に、髪と同じ色の細いゴムをもう一本かけて、二重に留めると安定します。

どちらの場合も、上着を着た状態で後ろ姿を写真に撮り、束の端と襟の上端の距離を一度確かめておくと安心です。

ハーフアップを選ぶ日の位置

ハーフアップは、上半分だけをまとめ、下半分を下ろすアレンジです。長さに関係なく使えて、クリスマスらしい飾りも付けやすい形です。

ハーフアップで気をつけるのは、まとめた上半分の結び目の位置です。結び目は、耳の上の高さか、それより上に置きます。耳より下に結び目があると、襟が高い上着の日に、結び目が境界帯に入ります。

下ろした下半分は、襟の中に入ります。襟の中に入る髪は崩れるというより、襟に押されて広がります。上着を着たあとに、下ろした髪を襟の外へ全部出すか、片側の肩の前に流しておくと、襟の中で広がりません。

マフラーを巻く日は、下ろした髪をマフラーの外に出すか中に入れるかを先に決めておきます。外に出すなら、巻いたあとで髪を引き出します。中に入れるなら、マフラーを外したときに髪が広がるので、化粧室で手ぐしで整えます。

夜に崩れたときの直し方

位置を整えていても、長い一日のうちに少し崩れることはあります。化粧室で短い時間で直す方法を決めておきます。

まず、崩れた束をほどかずに、ピンだけを抜きます。束の形が残っているうちに、根元をもう一度押さえ、ピンを下から上へ向かって差し直します。ほどいてから作り直すより、短い時間で済みます。

束がゆるんでいるときは、ゴムを一度外し、同じ位置で結び直します。このとき、朝と同じように根元に指1本分の余裕を残します。きつく結び直すと、帰りの往復で毛が立ったときに、またピンが押し出されます。

下ろした巻き髪のカールが伸びた場合は、毛先を指に巻きつけて数秒押さえるだけで、ある程度戻ります。手のひらに残ったスタイリング剤を毛先にだけなじませると、カールがまとまります。

直したあとは、帰りに上着を着る前に、もう一度だけ襟の上端と束の距離を確かめておくと、帰り道でも崩れません。

迷ったときの最終判断

ここまでの内容を、迷ったときに使える順番でまとめます。

  1. その日の上着を着て、襟の上端の高さを測る
  2. 襟の上端から上下3cmの境界帯を確かめる
  3. ボブは束を作らず耳の上で留める。ミディアムは襟の高さでうなじか耳の上かを選ぶ。ロングは境界帯より上に高く出す
  4. 境界帯にかかるときは、束の中心が上半分なら上へ、下半分なら下へ逃がす。真ん中なら、硬い襟は上へ、やわらかい襟は下へ
  5. それでも決めきれなければ、束を作らない形に切り替える

アレンジの種類や飾りの好みは、この順番のあとで決めてください。崩れるかどうかを決めているのは、位置です。秋のうちに練習しておくなら、秋のヘアアレンジで、季節の上着との合わせ方から試すこともできます。

よくある問い

Q. ボブでもできるクリスマスのヘアアレンジはありますか
あります。ボブは束を作らず、耳の上の髪だけをねじってピンやバレッタで留める形が向いています。襟の上端より上で留まるので、上着を脱ぎ着しても崩れません。毛先を外へはねさせると、襟に当たって跳ね返るので、内側に軽く入れておくと夜までもちます。
Q. 上着を脱いだ瞬間に、まとめ髪が引っ張られて崩れます
束の位置が襟の通り道と重なっています。襟のいちばん高いところがうなじから何cmかを、上着を着た状態で指で測ってください。束がその上下3cmに入っているなら、束を3cm以上上に上げるか、うなじに収まるまで下げると崩れなくなります。
Q. マフラーを外すとき、髪がぐしゃぐしゃになります
外す向きの問題です。巻いたまま上へ引き抜くと、布が束の下から上へ通過するので、束を必ず持ち上げます。先に前の結び目をほどき、片方の端を持って横へ引き出すと、布が束に触れる時間が短くなります。
Q. 高い位置と低い位置、冬はどちらがもちますか
どちらでもよく、決めるのは襟の高さです。襟が高い上着の日は束を上へ出すほうが確実で、襟が低い上着の日はうなじに低く収めるほうが崩れにくくなります。迷ったら、上着を着た状態で襟の上端に指を当て、そこから3cm以上離れているほうを選んでください。
Q. ディナーで座っていると、後ろがつぶれてしまいます
背もたれの当たる高さと束の位置が重なっています。座った姿勢で、背もたれの上端が頭のどこに来るかを一度確かめてください。背もたれが高い店では、束を耳の高さより上に置くか、横に流してサイドでまとめるとつぶれません。

— メグラシ編集部

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自分を知る

ボブの簡単ヘアアレンジ|伸ばしかけで肩に跳ねる時期をしのぐ

ボブを伸ばしている途中、毛先が肩に当たって外に跳ねる時期がいちばん扱いにくい。毛先から肩までが指何本ぶんかで3つの時期に分け、それぞれ1分・3分・5分でできる簡単なアレンジを選べるようにしました。タートルネックやコートの襟、マフラーで毛先が押される季節の調整、左右で跳ね方が違うときの決め方、跳ねているのか広がっているのかの見分け方、切るか伸ばし続けるかの目安まで。

メグラシ編集部/読了 15分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

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