時短ヘアアレンジ|朝の30秒・2分・5分で、届く形は3つに分かれる

朝の時短ヘアアレンジは、今日何秒あるかで決まる
時短ヘアアレンジで迷ったら、形を探す前に時計を見てください。今日使える秒数が30秒なら耳と分け目まで、2分ならねじりと低いまとめ髪まで、5分あれば編む形と丸まで届きます。
朝、鏡の前で決まらない日があります。理由はたいてい、使える時間と選んだ形の帯が合っていないことです。
形にはそれぞれ必要な秒数があります。30秒しかない日に2分の形を始めると、途中で中断して結局やり直しになる。似合う似合わないの前に、まず今日の予算を決めてから形を選ぶほうが、結果として早く終わります。
だからこの記事は、アレンジのカタログを並べません。あなたの今日の秒数を入れて、届く形を出すための記事です。
秒数は連続していますが、選べる形は3つに割れます。帯をまたいだ形を選ぶと、たいていやり直しになります。
| 帯 | 使える時間 | 届く形 |
|---|---|---|
| 短い帯 | 30秒まで | 耳にかける、分け目を変える、一つに束ねる |
| 中の帯 | 2分まで | ねじる、低い位置でまとめる、ハーフアップ |
| 長い帯 | 5分以上 | 編む、丸を作る、2段に分ける |
境目にあるのは、手を持ち替える回数です。持ち替えが0回なら30秒、2回までなら2分、それ以上なら5分。回数で数えるほうが、時計を見るより正確に出ます。持ち替えの数え方そのものは簡単ヘアアレンジの選び方で、手の動きから細かく分けてあります。
測るのは5つ。所要1分
①|使える秒数
出発時刻から逆算します。30秒/2分/5分/10分の4段階で構いません。
②|腕が後ろで保てる秒数
両腕を頭の後ろで組んで、何秒保てるかを数えます。10秒未満なら、後ろで手を使う形は選べません。
③|鏡の枚数
1枚だけか、合わせ鏡が使えるか。後ろの形を作るには合わせ鏡が要ります。
④|手元の留め具の数
ゴム1本だけか、ゴムとピンが2本以上あるか、3つ以上あるか。
⑤|日中に直せる時間
0秒/30秒/3分。0秒の日は、崩れても輪郭が変わらない形へ寄せます。
| 測る数字 | 目安の境目 | 決まること |
|---|---|---|
| ①使える秒数 | 30秒/2分/5分 | 選べる帯 |
| ②腕が保てる秒数 | 10秒未満/30秒以上 | 後ろで手を使えるか |
| ③鏡の枚数 | 1枚/合わせ鏡 | 後ろの形を作れるか |
| ④留め具の数 | 1つ/2つ/3つ以上 | 分割できるか |
| ⑤直せる時間 | 0秒/30秒/3分 | 崩れ前提で選ぶか |
着替えの前か後か|服が順番を決める
見落とされやすいのが順番です。服の形によって、髪を先にやるか後にやるかが変わります。
| 服 | 着替えの動き | 髪をやる順番 |
|---|---|---|
| 頭から通す服 | 首を通す瞬間に束が引かれる | 着替えてから |
| 前開きの服 | 頭を通しません | どちらでも |
| 腕を上げにくい袖 | 肘が上がらない | 髪を先に |
| 高い襟 | 襟が後ろの髪に触れる | 着替えてから位置を決める |
| フード付き | 後ろに厚みがある | 着替えてから。低い位置は埋もれます |
| 背中の開いた服 | 後ろに線がない | どちらでも |
判定はひとつです。両腕を頭の後ろで組んで10秒もつか。 もたない服なら、着替える前に髪を終わらせてください。袖の形そのものの整理は袖の形の種類にあります。
判定①|30秒でできる時短ヘアアレンジ
持ち替えが0回で終わる形だけです。
- 耳にかける:片側3秒。輪郭の外側が1cm内側へ入ります
- 分け目を1.5cmずらす:5秒。根元の向きが変わり、高さが出ます
- 一つに束ねる:15秒。位置は耳の上端を基準にします
- 前髪を横へ流す:10秒。額の見える面積が変わります
この帯で結果を出す近道は、2つを組み合わせることです。分け目をずらして、片側だけ耳にかける。合計8秒で、輪郭の外側の点が縦にも横にも動きます。1つだけでは、たいてい何も変わりません。
30秒の帯は、毎朝くり返すほど速くなる帯でもあります。手順が2つまでなので、3日続けると鏡を見なくても手が動くようになり、8秒が5秒に縮みます。忙しい時期に入る前に、30秒の帯の組み合わせを1つ決めて、手に覚えさせておくと、いちばん時間がない朝でも形が崩れません。
判定②|2分でできる時短ヘアアレンジ
持ち替えが2回までの形です。
- 横でねじって留める:40秒。前や横で手が動くので②が低くても成立します
- 低い位置でまとめる:60秒。後ろで20秒使います
- ハーフアップ:50秒。取る量は全体の3分の1まで
- 毛先を折り返して束を短くする:30秒。重さで下がる日に効きます
②が10秒未満の日は、後ろで20秒使う形が選べません。この帯では、横でねじる形だけが残ります。
2分の帯で迷いやすいのは、ハーフアップで取る量です。取る量が全体の3分の1を超えると、残った下の髪が少なくなり、後ろから見たときに上と下の境目がはっきり出ます。境目を整えるのにさらに30秒かかり、2分を超えます。取る量は、耳の上端から上だけと決めておくと、量を迷う時間がなくなり、2分の帯に収まります。
判定③|5分以上あるときのヘアアレンジ
編む形と、丸を作る形がここに入ります。
- 編み込みを1本:3分。線の角度と通過点を先に決めておくと迷いません
- 三つ編みを1本:2分。前へ持ってきて編めば②が低くても成立します
- 丸を作る:3分。合わせ鏡が要ります
- 2段に分けて結ぶ:2分。束が重い日はこちらが速く終わります
それぞれの判定は別の軸なので、編み込みはどこに通すか、三つ編みのやり方、シニヨンの直径と位置に分けてあります。
この帯で最も多い失敗は、5分あると思って始めたのに3分しかなかったことです。編む形は途中で止められません。止めた時点で、それは2分の帯の形にも戻れなくなります。始める前に、残り時間を1度だけ確かめてください。
判定④|手が後ろで保てない日
②が10秒未満の日は、後ろで作る形をすべて外す必要はありません。順番を変えれば届きます。
髪を前へ持ってきて、前で編むかねじる。最後に束ごと後ろへ回して、1点だけ留める。この順番なら、後ろで使う時間は3秒で済みます。
前で作るときの注意は1つだけです。前で作った形は、後ろへ回すと左右が入れ替わります。 右で編んだ束を後ろへ回すと、左側から出ているように見えます。左右の見え方を決めたい日は、狙いと逆の側で編んでください。
判定⑤|鏡が1枚しかない日
合わせ鏡がないと、後頭部の高さと丸の位置が確認できません。1枚で成立するのは、正面から結果が出る形です。
- 耳にかける
- 分け目を変える
- 前髪を動かす
- 横でねじる
どうしても後ろの形にしたい日は、耳の上端を基準にしてください。 左右の耳から同じ距離に置けば、後ろを見なくても中心が出ます。手の感覚で位置を決めると、たいてい利き手側へ1cmずれます。
髪が乾ききらない朝は、乾かす秒数を先に引く
朝に髪を洗った日や、夜に乾かしきれなかった日は、形を作る前に乾かす時間が入ります。この時間を数えずに帯を決めると、ほとんどの朝で時間が足りなくなります。
数え方は、使える秒数から乾かす秒数を先に引くことです。出発まで5分あっても、乾かすのに3分かかるなら、髪に使えるのは残りの2分。帯は5分ではなく2分の帯になります。
もう1つ、乾かした直後の髪はすべりやすく、束ねても位置が下がりやすい状態です。乾かした直後に作るなら、ゴムより挟むだけのクリップや、ねじって留める形のほうが、すべりの影響を受けにくくなります。乾いてから時間がたつほど束がその場に留まりやすくなる話は、簡単な髪型が決まるかは、乾いてから何分たったかで決まるで詳しく分けてあります。
留め具ごとの秒数|ゴム・ピン・クリップ・バレッタ
同じ形でも、使う留め具で秒数が変わります。時短の差は、形より留め具で出ることが少なくありません。
| 留め具 | 留めるのにかかる秒数 | 向く帯 |
|---|---|---|
| 大きめのクリップ | 3〜5秒 | 30秒の帯。挟むだけで終わる |
| ゴム | 10〜15秒 | 30秒の帯から。巻く回数で秒数が変わる |
| バレッタ | 5〜10秒 | 2分の帯。束を整えてから留める |
| アメピン | 1本5秒、2本目から位置合わせが加わる | 2分の帯。本数が増えるほど長くなる |
| Uピン | 1本5〜10秒 | 5分の帯。丸を固定する |
30秒の帯で効くのは、挟むだけで終わる大きめのクリップです。ゴムは巻く回数が3回を超えると、それだけで10秒を超えます。朝に時間がない日は、2回巻きで止まる太さのゴムにしておくと、束ねる動作が15秒以内に収まります。
ピンは1本なら速いのですが、2本目からは1本目との位置を合わせる時間が加わります。ピンが3本以上必要な形は、5分の帯の形と考えてください。2分の帯でピンを使うなら、2本までで終わる形を選びます。
髪の長さ別|帯の中身が入れ替わる
同じ30秒でも、髪の長さで届く形が変わります。長さが短いほど、束ねる・編むは難しくなり、耳にかける・分け目を変えるの効き方が大きくなります。
- ショート:30秒の帯は、分け目と耳にかけるで十分に変わります。2分の帯は、サイドをねじってピンで留める形。束ねる形は長さが足りないことが多く、5分の帯でも選びにくい
- ボブ:30秒の帯は、片側だけ耳にかける形と、低い位置のハーフアップ。2分の帯は、えり足を残して低い位置でまとめる形。落ちる毛が出やすいので、ゴムよりクリップのほうが速く終わります
- ミディアム:3つの帯すべてが使えます。肩に毛先が当たって跳ねる日は、2分の帯の低いまとめ髪がいちばん速く整います
- ロング:30秒の帯でも一つに束ねる形が成立します。編む形や丸は5分の帯。束が重い日は、2段に分けて結ぶほうが速く終わります
長さごとの細かい判定は、記事の終わりの手順にまとめた各記事に分けてあります。髪質で選べる形が変わる話は簡単髪アレンジは髪質で選ぶにあります。
秋冬の朝|タートルネック・マフラー・コートの襟の日
秋冬の朝は、首まわりの服が髪の形を決めます。夏と同じ形を選ぶと、家を出てから形が変わることがあります。
| 首まわり | 髪に起きること | 時短で選ぶ形 |
|---|---|---|
| タートルネック | 襟が後ろの毛先を押し上げる | 高めの位置でまとめるか、下ろして毛先を外へ |
| マフラー・ストール | 巻いた瞬間に低い位置の束がつぶれる | 耳より上でまとめる。低いまとめ髪は外す |
| コートの高い襟 | 襟の内側に毛先が入り込む | 毛先を襟より上で終わらせる |
| フード付きの上着 | 後ろに厚みが出て、低い位置が埋もれる | 横でねじる形か、高めの一つ結び |
いちばん多いのは、マフラーを巻いた瞬間に、低い位置でまとめた形がつぶれることです。低い位置のまとめ髪は2分の帯の定番ですが、マフラーの日はそのまま使えません。耳の高さより上へ1段上げてまとめるか、横でねじる形に切り替えてください。どちらも2分の帯に収まります。
コートの襟が高い日は、家を出る直前にコートを着た状態で、鏡で後ろの毛先を一度だけ確かめてください。襟の内側に入り込んだ毛先は、襟を立てたまま歩くあいだに少しずつ押されて、駅に着くころには片側にだけ寄っています。毛先を襟の外へ出しておくか、毛先が襟より上で終わる形にしておけば、この寄りは起きません。
タートルネックの日は、着替えてから髪をやる順番になります。頭から通す服なので、先に髪をやると首を通す一瞬でゆるみます。首まわりの服を先に決めることが、秋冬の時短の第一歩です。
静電気と乾燥で、秋冬は秒数が足りなくなる
秋冬の朝は、夏と同じ形に同じ秒数をかけても、終わらないことがあります。空気が乾いて、髪が静電気で広がるためです。
静電気が起きている日は、束ねようとした髪が手から逃げ、持ち替えの回数が1回増えます。持ち替えが1回増えると、30秒の帯の形が2分の帯へ、2分の帯の形が5分の帯へ、1つずつずれます。乾燥した朝は、帯を1つ下げて選ぶと、時間どおりに終わります。
広がりを先に抑えるなら、まとめる前に手のひらで髪の表面をなでて、表面の毛を寝かせておくだけでも、持ち替えの回数が戻ることがあります。束ねる前の5秒で、束ねる途中の30秒を取り戻せる計算です。
帽子をかぶる日の時短
秋冬は、ニット帽やつばのある帽子をかぶる日も増えます。帽子の日は、髪の形を作る時間を、帽子の下に収まるかどうかの判定に回します。
帽子をかぶると、頭頂から耳の上までは隠れます。この範囲に高さや丸を作っても、かぶった瞬間につぶれます。帽子の日に見えるのは、耳から下の髪だけです。だから時短で選ぶのは、耳から下で完成する形です。
- 30秒の帯:下ろしたまま、耳にかける側を決める。帽子のふちが耳の上に来るので、耳にかけた形がそのまま残ります
- 2分の帯:えり足の低い位置で一つに結ぶか、毛先だけをねじって片側の肩へ流す
- 5分の帯:耳から下で編む三つ編み。帽子を脱いだあとも形が残ります
帽子を脱ぐ予定がある日は、頭頂に跡が残ることも考えておきます。脱いだあとに直す時間が取れない日は、分け目を帽子のふちと平行にしておくと、跡が分け目の線に重なって目立ちにくくなります。
前髪だけを動かす日|10秒の時短
全体をまとめる時間がない日でも、前髪だけなら10秒で印象が変わります。30秒の帯よりさらに短い、いちばん小さな帯です。
- 前髪を横へ流す:10秒。額の見える面積が変わり、顔の縦の印象が動きます
- 前髪の分け目を0.5cmずらす:5秒。根元の向きが変わり、前髪に少し高さが出ます
- 前髪の毛先だけを耳にかける:伸ばしかけの前髪なら、耳まで届く長さの束を1本かけるだけで5秒
前髪を動かした日は、後ろをそのまま下ろしていても、顔まわりが整って見えます。1分しかない日に全体を中途半端にまとめるより、前髪だけに10秒使い、残りを服や小物に回すほうが、出かけたときの印象はまとまります。前髪の形そのものの判定は前髪アレンジに分けてあります。
仕事の日と休日で、帯の選び方を変える
同じ人でも、仕事の日と休日では、使える秒数より先に「日中に直せるか」が変わります。
仕事の日は、⑤の直せる時間が0秒になりやすい日です。会議や移動が続くと、鏡を見る時間が取れません。この日は、崩れても輪郭が変わらない形、つまり低い位置でゆるくまとめた形や、耳にかけるだけの形を選んでください。マフラーを巻く季節なら、低い位置の代わりに耳の高さでまとめる形です。
休日は、朝の秒数が多くても、外出先で直す時間も取りやすい日です。5分の帯の編む形や丸を選んでも、崩れたらその場で直せます。逆に、休日の朝に時間をかけすぎて出発が遅れるなら、2分の帯の形にして、残りの時間を服や小物に回すほうが全体は整います。
仕事の日の朝が毎日30秒の帯なら、平日用の形を1つだけ決めておき、休日に2分と5分の形を試す、という分け方が続けやすい方法です。
途中で手が止まる朝|中断しても形になる順番
家族の支度や呼び出しで、髪の途中で手を離さなければならない朝もあります。秒数が足りていても、途中で止まる可能性がある日は、止めた時点で形になっている順番を選ぶと、やり直しが減ります。
判定は、作業を3つに分けたとき、1つ目が終わった時点で人前に出られるかどうかです。
- 止めても形になる順番:分け目を変える → 片側を耳にかける → 後ろを束ねる。1つ目で止まっても、分け目が変わった形として成立します
- 止めると形にならない順番:全体を集める → 編む → 留める。編む途中で止まると、どの形にも見えません
中断が多い朝は、30秒の帯の作業を先に終わらせ、2分の帯の作業をあとに回してください。前から順に積み上げる形なら、どこで止まっても、そこまでの形で家を出られます。
止まったあとに戻ってきたときは、続きから始めるより、最後に終わった段階で完成とみなすほうが速く済むことが多いです。続きを始めると、止まっていたあいだにゆるんだ部分の直しから入ることになり、秒数がもう1つ上の帯へずれるためです。
眼鏡の日|耳にかける形は、つるの上か下か
眼鏡をかける日は、30秒の帯の定番である「耳にかける」が、そのままでは使いにくくなります。耳の上に眼鏡のつるが通るためです。
順番で解決します。髪を耳にかけてから眼鏡をかけると、つるが髪を上から押さえるので、かけた髪が落ちにくくなります。逆に、眼鏡をかけてから髪を耳にかけると、髪がつるの上に乗り、つるの位置が少し浮きます。
まとめ髪の日は、耳の上を通る毛の量が少ないほど、眼鏡のつるが安定します。2分の帯で低い位置にまとめる日は、耳の上の毛をきつく引かず、ゆるめに後ろへ流すと、つるが当たる場所に段差ができません。眼鏡と髪型の関係は眼鏡の似合う髪型はフレームの太さで選ぶに、フレーム側から整理してあります。
時短の形を1週間で決める
毎朝その場で形を選んでいると、選ぶ時間そのものが秒数を使います。1週間で、自分の帯ごとの形を1つずつ決めておくと、朝は選ばずに済みます。
- 月曜から水曜は、30秒の帯の形を毎日1つずつ試し、家を出てから昼まで形が残ったかを1行で書く
- 木曜と金曜は、2分の帯の形を1つずつ試す
- 休日に、5分の帯の形を1つ試す
- 書いた行を並べて、帯ごとに1つずつ残す
残った3つが、あなたの30秒・2分・5分の形です。翌週からは、時計を見て帯を決めたら、その帯の形をそのまま作るだけになります。季節が変わってマフラーやタートルネックの日が増えたら、秋冬の朝の表に合わせて、2分の帯の形だけを入れ替えてください。
秒数は、前日の夜に半分にできる
朝の予算は、前日の夜に増やせます。増やすというより、朝にやる工程を前の晩へ移すという意味です。
移せるのは3つあります。
- 乾かす向きを決めておく:夜に手ぐしで乾かした向きが、朝の根元の向きになります。朝に向きを直す30秒が消えます
- 留め具を1か所にまとめておく:探す時間はたいてい20秒から40秒あります。数えてみると、朝の予算のうち最も大きい支出であることが多いです
- 翌日の服を決めておく:襟の形が分かっていれば、朝は髪の判定から始められます
3つ全部やると、30秒の帯にいる朝でも中の帯の形に届きます。前日の夜の1分が、朝の1分より価値が高いのは、朝は判断と作業を同時にしているためです。
1つだけ気をつけたいのは、夜に作った形をそのまま翌日の完成形として使うことです。朝に形が残っていても、寝ているあいだに支えている点がずれていることが多く、その日の途中で崩れやすくなります。夜に作った形は、朝に一度ほどいて作り直すか、寝た跡を翌朝の形の土台として生かす段取りに切り替えてください。跡を生かす方法は三つ編みアレンジを旅行で2日使うで、編む位置と翌朝の手順から分けてあります。
どちらとも取れるとき①|「時間はあるのに決まらない」
3つに分かれます。時間の問題ではないので、時間を足しても解決しません。
(a) 動かした数字が1つだけの場合 分け目だけ、耳だけ、というように1つしか動かしていないと、元の輪郭がそのまま残ります。対処は2つを同時に動かすこと。足す時間は5秒です。
(b) 帯をまたいだ形を始めている場合 2分の帯にいるのに編み始めている、といった状態です。途中で止めた形は、どの帯の形にも見えません。対処は、始める前に残り時間を確かめること。
(c) 服を決める前に髪を決めている場合 髪の終点を置く高さは、その日の襟で変わります。先に髪を決めると、着替えたあとにやり直しになります。対処は順番を入れ替えること。首元の形の整理はネックラインの種類12種にあります。
もうひとつ、②が低い日に効く逃げ道があります。座って作ること。 立ったまま腕を上げると、肩と背中で支えることになりますが、肘を机やテーブルに置けるなら、腕の負担は半分以下になります。10秒しかもたなかった腕が、肘を置くだけで40秒もつことは珍しくありません。
鏡のある場所と肘を置ける場所が同じとは限らないので、ここは家の中の場所の問題になります。朝の髪を洗面所で立ってやるか、机で座ってやるか。 ②が低い日は、鏡を持って机へ移動するほうが、結果として速く終わります。
どちらとも取れるとき②|「崩れたが直す時間がない」
⑤が0秒の日の話です。ここで効くのは、崩れにくい形を選ぶことではありません。崩れても輪郭が変わらない形を選ぶことです。
判定は、その形が1cm動いたときに正面から見た輪郭が変わるかどうかです。
- 高い位置に置いた形:1cm動くと角度まで変わります。⑤が0秒の日には向きません
- 低い位置でゆるくまとめた形:1cm動いても輪郭は変わりません
- 耳にかけた形:落ちると元に戻るだけなので、崩れとして読まれません
- 編んだ形:ゆるむと目が開きますが、線そのものは残ります
⑤が30秒ある日なら、ゴムを指で下へずらすだけで戻せる形が使えます。結び直す必要のある形は3分の側です。
どちらとも取れるとき③|使える時間が2分前後の日
①が1分30秒から2分30秒の帯にいると、中の帯と長い帯のどちらにも届きそうに見えます。ここが最も判断の割れる場所です。
この帯にいるときは、時間ではなく②と③で決めるほうが確実です。腕が10秒もたない日、鏡が1枚の日は、時間があっても長い帯の形は完成しません。逆に、腕が30秒もって合わせ鏡がある日なら、2分でも丸は作れます。
もう1つの判断材料は④です。留め具が1つしかない日は、長い帯の形が終わりません。 編む形も丸も、最低2点で留めます。手元にゴム1本しかない日は、迷わず中の帯へ降りてください。
今日の1回で決める手順
順番はこれで固定です。
- 服を先に決める。 頭から通すかどうかで、髪をやる順番が決まる
- 時計を見て、使える秒数を30秒/2分/5分のどれかに決める
- 両腕を頭の後ろで組んで、10秒もつかを数える
- 鏡が1枚か合わせ鏡かを確かめる
- 手元の留め具の数を数える
- 帯の表から形を1つ選び、始める前に残り時間をもう一度見る
長さごとの細かい判定は、それぞれ別の記事に分けてあります。ショート、ボブ、ミディアム、セミロング。前髪だけを動かす日は前髪アレンジを見てください。
よくある誤解
- 決まらないのは似合う形を知らないから:使える秒数と形の帯が合っていないだけのことが多いです
- 時間をかけるほどよくなる:帯をまたいで始めた形は、途中で止めるとどの形にも見えません
- 後ろの形は難しい:前で作ってから回せば、後ろで使う時間は3秒です
- 鏡は1枚あれば足りる:後頭部の高さは合わせ鏡がないと確認できません
- 崩れにくい形を選べばよい:崩れても輪郭が変わらない形を選ぶほうが確実です
- 髪をやってから着替える:頭から通す服の日は、一瞬でゆるみます
- 留め具は多いほどよい:数より、何点で支えているかです
まとめ
時短ヘアアレンジで効いていたのは、似合うかどうかより今日の予算でした。
- 30秒の帯は持ち替え0回。耳・分け目・束ねるまで
- 2分の帯は持ち替え2回まで。ねじる・低い位置・ハーフアップ
- 5分の帯で初めて、編む形と丸が届く
- 腕が後ろで10秒もたない日は、前で作ってから回す
- 鏡が1枚の日は、耳の上端を基準にすれば中心が出る
- 直す時間が0秒の日は、1cm動いても輪郭が変わらない形へ寄せる
- マフラーやタートルネックの日は、低い位置を外して耳の高さより上でまとめる
- 乾燥して静電気が起きる朝は、帯を1つ下げて選ぶ
測るのは5つ、所要1分。始める前の1分で、その日終わる形が決まります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 朝に髪が決まらないのは、なぜですか?
- 使える時間と選んだ形の帯が合っていないことがほとんどです。形にはそれぞれ必要な秒数があり、30秒の帯にいる日に2分の形を始めると、途中で中断して結局やり直しになります。まず時計を見て、今日使える秒数を先に決めてください。30秒なら耳にかけるか一つに束ねるまで、2分ならねじりや低い位置のまとめ、5分以上あれば編むか丸を作るところまで届きます。決まらない日は腕前ではなく、帯の選び違いです。
- Q. 後ろでまとめようとすると腕が疲れます。
- 腕の可動を先に測ってください。両腕を頭の後ろで組んで、何秒保てるかを数えます。10秒もたないなら、その日は後ろで手を使う形を選ばないでください。編む形やねじって留める形は、後ろで20秒から60秒かかります。10秒未満の日に選べるのは、前や横で手を動かせる形です。髪を前へ持ってきてから編み、最後に後ろへ回すという順番にすると、後ろで使う時間は3秒で済みます。
- Q. 鏡が1枚しかないときは、どうすればいいですか?
- 後ろの形を作る形は選ばないでください。合わせ鏡がないと、後頭部の高さと丸の位置が確認できません。1枚の鏡で成立するのは、正面から見て結果が出る形です。耳にかける、分け目を変える、前髪を動かす、横でねじる。この4つは正面だけで判定できます。どうしても後ろの形にしたい日は、手の感覚で位置を決めるのではなく、耳の上端を基準にしてください。左右の耳から同じ距離に置けば、後ろを見なくても中心が出ます。
- Q. 髪をやってから着替えるべきですか、着替えてからやるべきですか?
- その日の服で決まります。頭から通す服の日は、着替えてから髪をやってください。先にやると、首を通す一瞬で束が上へ引かれ、留めた部分がゆるみます。前開きの服の日はどちらでも構いません。腕を上げると肩が引かれる袖の日は、髪を先にやるほうが楽です。判定は簡単で、両腕を頭の後ろで組んで10秒もつかどうか。もたない服なら、着替える前に髪を終わらせてください。
- Q. 崩れたときに直す時間がない日は、何を選べばいいですか?
- 崩れても輪郭が変わらない形を選んでください。判定は、その形が1cm動いたときに正面から見た輪郭が変わるかどうかです。高い位置に置いた形は1cm動くと角度まで変わりますが、低い位置でゆるくまとめた形は1cm動いても輪郭が変わりません。日中に直す時間が0秒の日は、低い位置の形へ寄せてください。逆に30秒でも取れる日は、ゴムを指で下へずらすだけで戻せる形が使えます。
— メグラシ編集部





