体育祭のヘアアレンジ|鉢巻の線と結び目が2cm以内で重なると、その日は必ず崩れる

体育祭の髪が崩れるのは、留め方ではなく重なりの問題
朝はきれいに結べていたのに、1種目終えたら結び目が下がっている。これは留める力が弱かったからではありません。鉢巻や帽子の線が、結び目を押し続けているからです。
線と結び目の高さの差が2cm以内なら、動くたびに布が結び目を押します。1回で1mmでも、種目を重ねれば数cmになります。押される場所に結んでいるかぎり、どれだけ強く留めても同じ結果になります。
だからこの記事は、崩れにくい結び方を並べません。今日の鉢巻や帽子の線がどこを通るかを先に測って、結び目をそこから離すための記事です。
結婚式の「6時間もつか」とは、測るものが違う
長い時間もたせる話は似て見えますが、原因が別です。
長時間の場面で下がるのは、時間の経過と重さによるものなので、2時間で何cm下がるかを測ります。整理は6時間もつかを前日に測る判定にあります。
体育祭で下がるのは、衝撃の回数によるものです。跳ぶ・走る・振り向くが何回あったかで決まるので、測るのは時間ではなく回数です。10回跳んで何cm下がったかが、そのまま午後の予測になります。ここが入れ替わりの中身です。
測るのは5つ。朝の3分で終わります
指の幅で換算します。人差し指の幅がおよそ1.5cm、握りこぶしの縦がおよそ8cmです。
①|鉢巻・帽子の線が通る高さ
実際に巻いて(かぶって)、布のふちが頭のどこを通るかを指で押さえます。多くは眉から3〜5cm上、耳の上端の少し上を通ります。
②|線と結び目の高さの差
①の線と、結びたい位置の差。
- 2cm以内:押されます。ここには結ばない側です
- 3cm以上上:布の上に出るので押されません
- 3cm以上下:布の下で固定されます
③|10回跳んだときの下がり幅
その場で10回跳び、結び目が何cm下がったか。2cm以上なら、その形は今日の競技には保ちません。
④|束の重さの中心
結び目から下の束を横から支え、指1本でつり合う点を探します。その点が結び目から何cm下にあるか。10cm以上なら重い側です。
⑤|前髪が額を覆う割合
額の縦のうち、前髪が何割を覆っているか。半分以上なら、朝のうちに流す側です。
| 測る数字 | 目安の境目 | 決まること |
|---|---|---|
| ①線の高さ | 眉から3〜5cm上 | 押される帯がどこか |
| ②線との差 | 2cm以内/3cm以上 | 結び目を上へ出すか下へ入れるか |
| ③10回で下がる幅 | 2cm未満/2cm以上 | その形が今日もつか |
| ④重さの中心 | 10cm未満/10cm以上 | 束を分けるかどうか |
| ⑤前髪の割合 | 3割以下/半分以上 | 朝に流しておくか |
学校のきまりが先、髪があと
結ぶ位置や留め方は、まず学校で決められている範囲の中で選びます。きまりのほうが先で、この記事の判定はその中でどれを選ぶかの話です。
留め具を使ってよいか、何本までか、色の指定があるか。ここは学校ごとに違うので、朝に迷ったら決められた範囲の内側を選んでください。範囲の中でも、位置を3cm動かすだけで結果は変わります。
判定①|結び目を線から3cm離す
②が2cm以内なら、上下どちらかへ動かします。
- 上へ出す:鉢巻の線より3cm以上高い位置で結びます。跳んだときの揺れは大きくなりますが、押されません
- 下へ入れる:線より3cm以上低い、うなじ寄りで結びます。揺れは小さく、布の下で固定されます
競技で走る・跳ぶが多い日は下へ、応援や行進など立っている時間が長い日は上へ。動きが大きい日ほど、低い位置のほうが結果が安定します。
どちらへ動かすか迷ったら、鉢巻を巻いた状態で1度だけ強くうなずいてください。布が結び目に当たる感触があるかどうかが判定です。当たるなら、今の差は2cm以内です。当たらない位置まで、3cmずつ動かします。
低い位置に下げるとき、下げすぎにも境目があります。首の付け根より下で結ぶと、束が背中ではなく首に当たり、走るたびに首の後ろで跳ねます。うなじの中ほど、首の付け根から3cm上あたりが、下げる側の下限です。
判定②|10回跳んで2cm以上下がったら形を変える
下がり幅が2cm以上のときにやることは2つです。
- 束を2つに分ける:1本あたりの重さが半分になり、下がり幅もおおむね半分になります
- 結び目を1cm上げる:束が真下ではなく斜め後ろへ落ちるようになり、結び目にかかる力の向きが変わります
どちらも見た目はほとんど変わりません。変わるのは重さの分け方と力の向きだけです。
10回の跳び方にも条件があります。その場で、着地のたびにかかとまで下ろすこと。つま先だけで跳ぶと衝撃が小さくなり、実際の競技より良い数字が出ます。朝の測定で甘い数字を出すと、午後にそのぶんだけずれます。
下がり幅がゼロに近い場合も見ておきます。10回跳んでまったく動かないなら、締めすぎている可能性があります。締めすぎた結び目は、動かない代わりに、頭皮の同じ場所に力がかかり続けます。指1本が結び目とこめかみの間に入るくらいの余裕を残してください。
判定③|重さの中心が10cm以上下にあるとき
④が10cm以上なら、束の先のほうに重さが集まっています。この状態は、跳んだときに結び目を引き下げる力が大きくなります。
対処は、束の途中をもう1本のゴムで留めて、重さの中心を結び目に3cm近づけることです。長さを切らずに中心だけを上げられます。2本目のゴムは、結び目から束の長さの半分あたりに置きます。
判定④|帽子をかぶる日
帽子のふちが通る線が①になります。ふちの真上に結び目があると帽子が浮くので、次のどれかにします。
- 耳の上端の高さで左右に分け、ふちが束の間を通るようにする
- うなじ寄りで1つにまとめ、ふちより完全に下へ入れる
- 編んで背中へ下ろし、ふちに厚みが当たらないようにする
編んで下ろす形の細かい設計は編み下ろしの起点と背中の接触点が対になります。
判定⑤|前髪は朝のうちに決める
⑤が半分以上なら、朝に横へ流します。留める位置は耳の上、毛の流れと直角に1本です。流れと平行に留めると、走ったときに毛が抜けて外れます。
3割以下ならそのままで問題ありません。競技の合間に触ると左右がそろわなくなるので、朝に決めたら日中は触らないほうが結果は安定します。
流す向きは、その日の分け目のある側と逆へ。分け目と同じ側へ流すと、根元が戻ろうとして日中に何度も落ちてきます。逆側へ流せば、根元の向きと流す向きが同じになり、一度留めれば戻りません。
前髪を全部上げてしまう選択もあります。額が全部出るので視界の問題は消えますが、鉢巻の線と前髪の根元が近くなるため、布のふちがちょうど前髪の生え際を押します。上げるなら、鉢巻より完全に上まで持っていくこと。中途半端に生え際で止めると、布に押されて日中に落ちてきます。
ピンとゴムは、本数より置き場所
同じ場所に3本重ねても、押さえているのは1か所です。その1か所が外れれば全部ゆるみます。
効くのは5cm以上離れた2か所に1本ずつです。片方が動いても、もう片方が残ります。
ゴムも同じ考え方です。1本で強く締めるより、同じ場所に細いゴムを2本、向きを変えて重ねるほうが残ります。1本目を横向きに、2本目を縦向きにかけると、束にかかる力の向きが2方向になり、片方向の衝撃ではずれません。
留めたあとの確認は、鏡ではなく手でやります。頭の後ろへ手を回し、結び目から毛先へ向けて1度なでてください。途中で引っかかる場所があれば、そこがゆるんでいる場所です。 引っかかりがなければ、束の中で毛の向きがそろっています。
安全の確認もここで1つ。留めたあと、指で頭の表面をなぞって、ピンの先が外側へ飛び出していないかを確かめてください。飛び出していたら、抜いて向きを変えて留め直します。走る日と組体操のような種目がある日は、留め具そのものを減らして、ゴムだけで成立する形を選ぶほうが安心です。
どちらとも取れるとき①|「線との差が2cm前後で動かせない」
きまりや帽子の形で、結び目の位置をあまり動かせない日があります。この場合は結び目ではなく束のほうを動かします。
束を左右2つに分けて、鉢巻の線が束と束の間を通るようにします。押される場所そのものがなくなるので、差が2cmでも押されません。
どちらとも取れるとき②|「午前と午後で競技が違う」
午前が走る種目、午後が応援のような日です。1つの形で通そうとすると、どちらかが崩れます。
午前に合わせて低く結び、昼に一度ほどいて上げ直すのが確実です。ほどく前提なら、朝は留め具を最小限にしておくと、昼のやり直しが1分で終わります。
昼にやり直す形も、朝のうちに決めておいてください。午前と午後で結び方まで変えると、鏡の前で迷って時間が足りません。位置だけを変えて、結び方は同じ。 低い位置の1つ結びを、そのまま3cm上げるだけで足ります。
どちらとも取れるとき③|下がり幅が2cm前後の日
10回跳んで、ちょうど2cm前後のときは、種目の数で決めてください。出る種目が3つ以下なら、そのままでも昼まではもちます。4つ以上なら、朝のうちに束を2つに分けておきます。同じ形でも、動く回数が違えば結果が変わります。
今日の朝に決める手順
- 鉢巻や帽子を実際に着け、布のふちが通る高さを指で押さえる
- その線から3cm以上離れた位置で結ぶ(動きが大きい日は下、立ち時間が長い日は上)
- その場で10回跳び、結び目が2cm以上下がらないか確かめる
- 下がるなら束を2つに分けるか、結び目を1cm上げる
- 前髪が額の半分以上を覆っていたら、耳の上で流れと直角に1本留める
よくある誤解
「強く結べば崩れない」 ── 押されている場所に結んでいれば、強さに関係なく下がります。動かすのは力ではなく位置です。
「ピンを増やせばもつ」 ── 同じ場所に何本重ねても、押さえているのは1か所です。離れた2か所に1本ずつのほうが残ります。
「崩れたら休憩時間に直せばいい」 ── 直す時間は思ったより短く、鏡も限られます。朝に10回跳んで測っておけば、そもそも直す回数が減ります。
「長い髪ほど崩れやすい」 ── 崩れる量を決めているのは長さではなく、重さの中心が結び目から何cm下にあるかです。長くても途中で1本留めて中心を上げれば、下がり幅は短い髪と変わりません。
「朝いちばんきれいな形にしておけばいい」 ── 見られるのは朝ではなく、競技のあとの時間のほうが長い日もあります。朝の形ではなく、10回跳んだあとの形で決めてください。
まとめ
体育祭の髪で結果を決めているのは、留め方ではなく鉢巻や帽子の線と結び目が重なっているかどうかです。差が2cm以内なら押され続け、3cm以上離れていれば押されません。
そのうえで、朝に10回跳んで2cm以上下がるかを見る。下がるなら束を2つに分けるか結び目を1cm上げる。測るのは時間ではなく回数、というのがこの日の判定の中心です。
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よくある問い
- Q. 鉢巻をすると、必ず髪が崩れます。どうすればいいですか?
- 鉢巻の線と結び目の高さが重なっているかを先に見てください。鉢巻を巻いたときに布が通る高さと、結び目の高さの差が2cm以内なら、布が結び目を直接押すので、動くたびに少しずつ下がります。対処は結び目を上下どちらかへ3cm以上ずらすことです。鉢巻より上へ出すと布に押されず、下へ下げると布の下で固定されます。同じ結び方のまま、高さだけ変えれば解決します。
- Q. 朝きれいにやっても、昼にはほどけています。
- 朝のうちに10回跳んで測ってください。その場で10回跳び、結び目が最初の位置から何cm下がったかを見ます。2cm以上下がるなら、競技を1つ終えるごとに同じだけ下がるので、昼までもちません。対処は2つで、束を2つに分けて1本あたりの重さを半分にするか、結び目を1cm上げて重さの向きを変えるかです。留める力を強くするより、重さを分けるほうが確実です。
- Q. 帽子をかぶる日は、どこに結べばいいですか?
- 帽子のふちが通る高さを先に確かめてください。ふちの線より上に結び目があると、帽子が浮いて安定しません。ふちより下、うなじ寄りに結ぶと帽子は収まりますが、束が首に当たります。いちばん収まるのは、耳の上端の高さで左右に分けて2つにする形で、帽子のふちが左右の束の間を通るので、押される場所がなくなります。
- Q. 前髪が邪魔になります。競技の前に何をしておけばいいですか?
- 額の何割を覆っているかで決めてください。額の半分以上を前髪が覆っているなら、汗や風で顔に張りつくと視界に入ります。この日は朝のうちに横へ流し、耳の上でピンを1本、毛の流れと直角に留めておきます。額の3割以下しか覆っていないなら、そのままで問題ありません。競技の直前に慌てて留めると位置がそろわないので、朝に決めておくほうが安定します。
- Q. ピンはたくさん使ったほうがもちますか?
- 本数ではなく位置です。同じ場所に3本以上重ねても、押さえているのは同じ1か所なので、その1か所が外れたら全部ゆるみます。効くのは離れた2か所に1本ずつ留めることで、片方が動いてももう片方が残ります。走ったり跳んだりする日は、ピンの先が外側へ飛び出していないかも朝に指でなぞって確かめてください。飛び出していたら、いったん抜いて向きを変えて留め直します。
— メグラシ編集部





