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マフラーの巻き方|長さ・厚み・コートの襟の3つで選ぶ基本6つ

メグラシ編集部//読了 25分
ウールコートの襟元にマフラーを巻いた女性の首元。コートの襟とマフラーが重なる位置が分かる

**マフラーの巻き方は、「長さ」「厚み」「コートの襟」の3つで選びます。**全長が140cmに届かない一本ならひと巻き、150cm前後ならワンループ、170cmを超えればニューヨーク巻きやミラノ巻きも選べます。生地を1枚つまんで6mmを超える厚手なら、結び目を作らない巻き方に絞ります。

まず覚える巻き方は、ひと巻き・ワンループ・ニューヨーク巻きの3つです。ひと巻きは短い一本でも厚手でもでき、ワンループはいちばん多い長さに合い、ニューヨーク巻きは首元に形を作れます。この3つで、毎日の組み合わせの大半が回ります。ピッティ巻き・ミラノ巻き・肩掛けは、長さと厚みに余裕がある日の追加と考えてください。

最後にその日のコートの襟を見ます。襟が首に近いほど首元の塊を小さくし、襟のないコートは塊を見せ、下襟のあるコートはV字の空きに端を収めます。この記事は、6つの巻き方の手順と、長さ・厚み・襟・顔の形・場面ごとの選び方を一枚の地図にしたものです。個別の悩みは、各章からメグラシの詳しい記事へ進んでください。

結論|長さ・厚み・襟の3つで、巻き方が2〜3個に絞られる

手元で確かめること測り方巻き方の選び方
長さ端から端まで、広げた全長を測る140cm未満は結ばない巻き方、170cm以上で結ぶ巻き方が増える
厚み生地を1枚つまんで定規に当てる3mm未満はどれでも、6mmを超えたら結び目を作らない
コートの襟襟の上端が首からどれだけ離れているか首に近いほど塊を小さく、離れているほど塊を見せる

**3つのうち、いちばん強く効くのは長さです。**長さが足りない巻き方は、厚みや襟が合っていても形になりません。次に厚み、最後に襟の順で絞ります。

たとえば全長160cm・つまんだ厚み4mm・ステンカラーコートの日なら、長さでワンループ・ひと巻き・ニューヨーク巻きが残り、厚みでニューヨーク巻きの結び目がやや大きくなると分かり、襟が首に近いのでワンループかひと巻きに決まります。この流れを、手持ちの一本ごとに一度やっておくと、朝に迷わなくなります。

まず覚える3つ|ひと巻き・ワンループ・ニューヨーク巻き

巻き方合う長さ合う厚み首元の形向いている日
ひと巻き120cm以上すべて平ら・縦に端が落ちる襟が詰まったコート、厚手の一本
ワンループ140cm以上薄手〜中くらい胸の上に小さな輪通勤、前を閉めるコート
ニューヨーク巻き160cm以上薄手〜中くらい首の横に結び目の塊襟のないコート、休日

この3つは、首元に作る形がそれぞれ「平ら」「小さな輪」「塊」と違います。同じ一本でも、平らにしたい日・少し形を出したい日・顔まわりに量を置きたい日で使い分けられます。

覚える順番は、ひと巻き→ワンループ→ニューヨーク巻きです。ひと巻きは他の巻き方の最初の一手でもあり、ワンループの輪に通す動作はミラノ巻きの土台になります。ニューヨーク巻きで「巻いた部分の下から端をくぐらせる」動きを覚えると、ピッティ巻きもすぐにできます。

鏡を見ずに1〜3動作で決めたい朝の手順は、マフラーの巻き方 レディース|秋冬の朝、鏡なしで決まる1〜3動作にまとめています。

巻く前に30秒|長さと厚みを手元で測る

巻き方を選ぶ前に、手持ちの一本の数字を2つだけ取ります。

  1. マフラーを床に広げ、フリンジを除いた端から端までをメジャーで測る
  2. 端から20cmほど内側の生地を1枚だけ親指と人差し指でつまむ
  3. 指の間に定規を当て、軽く平らになる強さで挟んだ厚みを読む
  4. 2枚重なっているので、読んだ数字を2で割る

**厚みは強く押しつぶさずに測ります。**ニットは押すと半分ほどに縮みますが、首に巻くとふくらんだ状態に戻るからです。測った2つの数字は、マフラーのタグの裏などに書いておくと、次の冬もそのまま使えます。

巻く前には、折り目の向き・毛の流れ・左右の端の高さをそろえておくと、同じ巻き方でも仕上がりが整います。この準備の3分はマフラーの巻き方がかわいく決まらないのは、巻く前の3分で順に説明しています。

ひと巻き|短い一本でも、厚手でもできる基本

必要な長さ合う厚みほどけにくさ
120cm以上すべて端をコートに入れれば止まる
  1. マフラーを首の後ろから掛け、左右の端を前に垂らす
  2. 長いほうの端を首の前から後ろへ1周させる
  3. 1周した端を前に戻し、反対の端と高さをそろえる
  4. 首に当たる部分を指2本ぶん緩めて、生地を少し立たせる

ひと巻きは、首の周りで使う長さが45cm前後とどの巻き方より少なく、残りをすべて垂らせます。そのため短い一本でも形になり、厚手でも首元に重なる枚数が2枚で済みます。

左右の端は、高さを5cm以上ずらすと、そろえたときより作り込んでいない印象になります。端をそろえるか、ずらすかは好みで構いませんが、迷ったら長いほうを体の利き手側に置くと、外すときに引きやすくなります。

全長140cmに届かない一本の扱い方はマフラーの巻き方、短い一本は|首に一周して残る端の長さで決めるで詳しく扱っています。

ワンループ|二つ折りの輪に、端を通すだけ

必要な長さ合う厚みほどけにくさ
140cm以上薄手〜中くらい(6mmまで)輪が締まるので止まりやすい
  1. マフラーを長さの半分で二つ折りにする
  2. 折り山の輪を片側にして、首の後ろから掛ける
  3. 反対側に垂れた2本の端を、輪の中に上から通す
  4. 通した端を軽く下に引き、輪を首元まで寄せる
  5. 輪の大きさを、握りこぶし1つぶんに整える
二つ折りにしたチャコールグレーのウールマフラーの輪に、もう片方の端を手で通しているところ。紺のウールコートの胸元
ワンループは、輪に2本の端を通したあと、輪をこぶし1つぶんまで寄せるところが仕上がりを決めます

ワンループは二つ折りにするので、首元に重なる生地は4枚になります。厚みが6mmを超える一本だと、輪だけで2cmを超える厚さになり、コートの前を閉めたときに顎の下を押し上げます。厚手は通す端を1本だけにすると、首元の厚みを半分に抑えられます。

**輪をどこまで寄せるかで、印象が変わります。**首元まで寄せると締まって見え、鎖骨より下で止めると力が抜けて見えます。前を閉めるコートの日は首元まで、開ける日は鎖骨の下まで、と覚えておくと迷いません。

ニューヨーク巻き|首の横に、結び目の塊を作る

必要な長さ合う厚みほどけにくさ
160cm以上薄手〜中くらい端を差し込めば止まる
  1. 首の後ろから掛けて、左右の端を前に垂らす(片側を少し長く)
  2. 長いほうの端を首に1周させ、前に戻す
  3. 長いほうの端を、首に巻いた部分の下から上へくぐらせる
  4. くぐらせた端を前に下ろし、できた輪の中に短いほうの端を通す
  5. 結び目を首の中心から指3本ぶん横へずらす
キャメルの起毛ウールマフラーを首に1周させ、鎖骨の下にねじれた結び目を作ったニューヨーク巻き。開けたチャコールのチェスターコートと白いニット
結び目が鎖骨のすぐ下にあり、前を開けたコートの空きに収まっていると、塊が重く見えません

ニューヨーク巻きは、6つの巻き方のなかで首元の塊がいちばん大きくなります。そのため、首元が空いたコートの日に、顔まわりへ量を置きたいときに向きます。逆に、襟が立つコートやフード付きのアウターの日は、塊と襟がぶつかって首が埋もれます。

結び目を真ん中に置くか、横にずらすかで迷ったら、横にします。真ん中の結び目はコートの合わせと重なり、前を閉めると押し上げられるからです。結び目の大きさは、顔の幅と比べて見ると決めやすくなります(顔の形別の章で扱います)。

ピッティ巻き|胸の前で、2本の端を交差させる

必要な長さ合う厚みほどけにくさ
170cm以上薄手〜中くらい交差した端を通せば止まる
  1. 首の後ろから掛け、片側を反対側の2倍ほど長くする
  2. 長いほうの端を首に1周させ、前に戻す
  3. 長いほうの端を、短いほうの端の上を斜めに横切らせる
  4. 横切らせた端を、首に巻いた部分の下から上へ通す
  5. 通した端を前に下ろし、2本の端が胸の前でX字に交わるよう整える

ピッティ巻きは、首元の塊が小さく、胸の前に交差の線ができる巻き方です。前を開けたコートの空きに、縦と斜めの線が入るので、下襟のあるコートと相性がよくなります。

**交差の位置は、みぞおちより上に置きます。**下に寄りすぎると、ほどけかけたように見えます。2本の端の長さは、片方がもう片方より10cm前後長いくらいが自然です。

ミラノ巻き|輪を重ねて、編み目のような首元にする

必要な長さ合う厚みほどけにくさ
180cm以上薄手(3mm未満)が中心輪が互いに止め合うので強い
  1. ワンループの1〜2と同じく、二つ折りにして首の後ろから掛ける
  2. 輪に、垂れた2本の端のうち1本だけを通す
  3. 輪を一度ねじって、新しい小さな輪を作る
  4. 残ったもう1本の端を、ねじってできた新しい輪に通す
  5. 2本の端を軽く引き、首元の輪の並びを整える

ミラノ巻きは、首元に輪が2つ並び、編み目のような模様になります。輪同士が互いに押さえ合うので、6つのなかでいちばんほどけにくい巻き方です。ただし、二つ折りにしたうえで輪を重ねるため、首元に6枚以上の生地が集まります。

**厚みが3mmを超える一本では、首元の塊が顔の幅を超えやすくなります。**中くらいの厚みで試すなら、2つ目の輪を小さくして、ねじる回数を1回に留めてください。結ぶか通すかを厚みで決める考え方はマフラーの結び方|結ぶか通すかは、生地をつまんだ厚みで選ぶで詳しく説明しています。

肩掛け|巻かずに、肩に乗せるだけ

必要な長さ合う厚みほどけにくさ
どの長さでもすべて(幅40cm以上が向く)片方の端を後ろへ回すと止まる
  1. マフラーを幅のまま広げ、肩に乗せる
  2. 左右の端を前に垂らし、長さをそろえる
  3. ずれる日は、片方の端だけを反対の肩の後ろへ回す

肩掛けは首に巻かないので、首元に厚みが集まりません。厚手の一本、襟が大きいコート、室内で一時的に羽織るときに向きます。

幅が30cm前後のマフラーは肩に乗せる面が小さく、歩くと落ちやすくなります。幅が40cmを超える一本や、ストール寄りの大きさのものほど肩掛けが安定します。マフラーとストールの幅の違いはスカーフ・ストール・マフラーの違い|幅30cmと70cmで分かれる、ストールの巻き方はストールの巻き方|大きさと上に着る服で決まる基本の3つにまとめています。

ほかに知っておくと便利な巻き方

6つで足りないときに使える巻き方を、必要な長さとあわせて並べます。

巻き方手順の要点必要な長さ合う厚み
ぐるぐる巻き首に2周以上させ、端を巻いた部分に差し込む200cm以上薄手
ひと結びひと巻きのあと、2本の端を胸の前で1回結ぶ150cm以上薄手〜中くらい
後ろで交差首の前に当てて後ろで交差させ、端を前に戻す120cm以上薄手〜中くらい
片側垂らしひと巻きのあと、片方の端を肩の後ろへ流す150cm以上すべて

ぐるぐる巻きは首元がいちばん暖かくなる代わりに、生地が首を何重にも覆います。首元の塊が大きくなりすぎたら、2周目を鎖骨のあたりまで下げると、首が見える幅を指1本ぶん残せます。

200cmを超える長い一本は、垂らした端の位置で重さが変わります。端が腰骨より下に来たときの見え方は冬の長いマフラーは、垂らした端が腰骨より下に来ると重く見えるで扱っています。

長さ別|全長で、選べる巻き方が決まる

全長選べる巻き方選べない巻き方
140cm未満ひと巻き・後ろで交差・肩掛けニューヨーク巻き・ピッティ巻き・ミラノ巻き
140〜170cmワンループ・ひと巻き・ひと結び・片側垂らしミラノ巻き
170〜200cmニューヨーク巻き・ピッティ巻き・ミラノ巻き・ワンループとくになし
200cm以上ぐるぐる巻き・ミラノ巻き・ニューヨーク巻き垂らすだけの巻き方は端が長く余る

この表は、身長155〜165cmを前提にした目安です。身長が高いほど首から胸までの距離が長くなり、同じ全長でも垂れる端が短く見えます。

自分の身長に合わせて判定したいときは、全長を身長で割ります。割った数が1.0を下回るなら短い一本、1.0〜1.2なら一周がちょうどよい一本、1.2を超えるなら結ぶ巻き方にも余裕がある一本です。この割り算の考え方はマフラーの巻き方は長さで選ぶ|全長÷身長1.0〜1.2なら一周で詳しく説明しています。

**「選べない巻き方」は、できないわけではありません。**140cmの一本でニューヨーク巻きをすると、結び目の下に垂れる端が10cmほどになり、結び目だけが首元に乗って見えます。形は作れても、狙った見え方にならないという意味です。

厚み別|つまんだ厚みで、結び目を作れるかが決まる

1枚つまんだ厚み生地の手触りの目安選べる巻き方
3mm未満(薄手)光に透かすと指の影が見える6つすべて、ぐるぐる巻きも可
3〜6mm(中くらい)起毛した織りや細い編みひと巻き・ワンループ・ニューヨーク巻き・ピッティ巻き・肩掛け
6mmを超える(厚手)ざっくりした編み、縄編みひと巻き・肩掛け・通す端を1本にしたワンループ
二つ折りにした薄手のライトグレー、中くらいのベージュ、ざっくり編みのアイボリーのマフラー3本を床に重ねて置き、折り山の厚みを比べた様子
折り山の厚みを並べると、結び目を作ってよい一本と、ひと巻きに留めたい一本の差が見えます

首元の厚さは、生地の厚みに重なる枚数を掛けた値になります。ひと巻きは2枚、ワンループは4枚、ミラノ巻きは6枚以上が首元に重なります。**前に出る厚さが2cmを超えると、顎の下に当たり始めます。**6mmの厚手でワンループをすると、ちょうど2cmを超えるので、ここが分かれ目です。

縄編みのように場所で厚みが違う一本は、いちばん厚い山の部分で判断します。首に当たるのはたいてい山の部分だからです。

体の厚みとの組み合わせで首元の嵩を抑えたい方は、40代ぽっちゃりのマフラー|巻いた厚みで首と肩を大きく見せないも参考になります。年代に関係なく、巻いた厚みの数え方はそのまま使えます。

長さと厚みがどちらとも言えないとき

手持ちの一本が、表の境目にちょうど乗ることはよくあります。全長が168cm、厚みが5〜6mmの一本などです。そのときは、次の順で決めます。

  1. その日、コートの前を閉めるかどうかを先に決める。閉めるなら、首元を薄くできる側(ひと巻き・ワンループ)を選ぶ
  2. 前を開けるなら、一度ニューヨーク巻きを試し、結び目の下に垂れる端が20cm以上残るかを見る。残ればそのまま、残らなければワンループに替える
  3. どちらでも迷ったら、首元の塊を鏡で見て、顔の幅を超えていないかを確かめる。超えていれば、1段階薄い巻き方に替える

境目の一本は、巻き方を固定しないほうが使いやすくなります。前を閉める朝はワンループ、開ける休日はニューヨーク巻き、というように、コートの着方で2つを持っておくと、一本で冬じゅう回せます。

厚みは境目でも、生地がすべりやすいかどうかで判断が変わることがあります。光沢のある細い糸の一本は、厚みのわりに結び目が小さくまとまります。反対に、起毛が強い一本は結び目がふくらみやすいので、厚みの表を1段階厚い側で読んでください。

コートの襟別|襟が首元のどこを占めるかで選ぶ

コートの襟首元の空き合う巻き方避けたい巻き方
襟なし(ノーカラー)大きく空くニューヨーク巻き・ミラノ巻き・ワンループとくになし
下襟あり(チェスター・テーラード)V字に空くピッティ巻き・ひと巻き・ワンループぐるぐる巻き
立ち折り襟(ステンカラー)首の近くまで詰まるひと巻き・ワンループニューヨーク巻き・ミラノ巻き
太い襟・二列ボタン(ピーコート)襟が首を囲むひと巻き(薄手)・肩掛けなしミラノ巻き・ぐるぐる巻き
フード付き・ダウン後ろと横が詰まるひと巻き・コートの内側に入れる肩掛け・ニューヨーク巻き

襟とマフラーは、首元の同じ場所を取り合います。襟が首に近いコートほど、マフラーに使える場所が減るので、塊を小さくします。襟が首から離れているコートほど、マフラーの形を見せる余地があります。

**迷ったら、マフラーを襟の内側に入れるか外側に出すかを先に決めます。**内側に入れるならひと巻きかワンループ、外側に出すならニューヨーク巻きかピッティ巻きです。襟の形ごとの細かい合わせ方はコートに合うマフラーの巻き方|襟の形と首元の抜けで決める、襟の名前と見分け方はコートの襟の名前|冬はマフラーを巻くか、巻かないかで探し分けるにまとめています。

顔の形別|首元の塊を、顔の幅と比べる

顔の形の印象首元に置くとよい形合う巻き方
縦の長さが目立ちやすい横に幅のある塊ニューヨーク巻き・ミラノ巻き
丸みが目立ちやすい縦に落ちる線ひと巻き・ピッティ巻き・片側垂らし
顎の角がはっきりしている角から離れた上端ワンループを鎖骨まで下げる
顎が細くとがっている顎の下を埋める量ワンループを首元まで寄せる

顔の形は、良し悪しではなく、首元にどんな形を添えるとつり合うかの目安です。首元の塊の横幅が、顔の横幅の1.0〜1.3倍に収まると、顔と塊のどちらも目立ちすぎません。鏡の前で、塊の幅を両手の人差し指で挟み、そのまま顔の横に当てると比べられます。

顎の角がはっきりしている方は、マフラーの上端が角に近いほど角が強調されます。上端を下顎の角から3cm離すと、角とマフラーの線が重ならなくなります。詳しくはエラ張りがひどいと感じたらマフラーの上端|下顎角から3cm離すで説明しています。

塊の大きさを顔の幅で決める考え方はマフラーの巻き方がかわいく見えるかは、首元の塊が顔の幅の何倍かで決まるで詳しく扱っています。メガネを掛ける日は、顔まわりに重なる要素が1つ増えるので、メガネに合うマフラーとハイネックの選び方も確かめてください。

首の長さと肩の厚み別|巻く高さを決める

首の長さは、耳たぶの下から肩の線までに、横に並べた指が何本入るかで測れます。

指の本数首の見え方巻く高さ合う巻き方
4本以上長め首元まで高く巻けるミラノ巻き・ぐるぐる巻き・ワンループを首元まで
3本前後中くらいどの高さでもよい6つすべて
2本以下短め首の付け根より下に置くひと巻き・ピッティ巻き・ワンループを鎖骨まで

首が短めに見える方は、首元を高く覆うほど首が見えなくなり、顔と肩の間が詰まって見えます。巻いた上端を首の付け根より下に置き、首が見える幅を指1本ぶん残すと、首の長さが読み取れるようになります。

肩の厚みも巻き方に効きます。肩や胸に厚みがある方は、首元の塊が胸の厚みと重なり、上半身全体が大きく見えやすくなります。その場合は、塊を作る巻き方より、縦に端を落とす巻き方が合います。

骨格タイプで考えたい方は、骨格ウェーブ マフラー|首が短いか肩が薄いかで厚みと巻き方を分けると骨格ストレートのマフラー|胸の厚みと首の長さで巻き終わりを決めるへ進んでください。骨格と顔タイプを組み合わせて決める方法はマフラーを骨格と顔タイプで選ぶにあります。

場面別|通勤・休日・きちんとした席

場面求められること合う巻き方一言
通勤電車で外す・バッグの紐と重なるワンループ・ひと巻き片手で外せる巻き方にする
休日形を見せたい・長く外さないニューヨーク巻き・ミラノ巻き・ぐるぐる巻き塊の大きさで遊べる
きちんとした席室内で外す・コートと一緒に預ける薄手のひと巻き・肩掛け着いたらすぐ外せる形にする
朝の駅の通路を歩く女性。前を閉めた紺のウールコートの胸元に、首に1周させた深緑のマフラーの端を平らに収めている
通勤の朝は、端をコートの中に収めるひと巻きにすると、バッグの紐と重なっても首元が動きません

通勤では、一日に何度マフラーを外すかで巻き方を選びます。電車に乗るたびに外す方は、片手で端を引けばほどける巻き方が便利です。ワンループは輪から端を抜くだけ、ひと巻きは1周を戻すだけで外せます。ミラノ巻きは、外して巻き直すのに鏡が要るので、外す回数が多い日には向きません。

休日は、外す回数が少なく、首元の形を見せる余裕があります。ニューヨーク巻きやミラノ巻きで、塊の大きさや結び目の位置を変えて楽しめます。

きちんとした席では、建物に入る前にコートと一緒にマフラーを外すのが一般的です。着いたらすぐ外せるよう、結び目を作らないひと巻きか、肩に掛けるだけにしておきます。色は無地か、柄が小さいものを選ぶと、どの席でも浮きません。

雨の日は、端が濡れる位置が変わります。雨の日のマフラーと手袋|冷たい雨は濡れる位置と乾く速さで選ぶも参考にしてください。

室内に入ったら|外したマフラーの置き場所

マフラーは巻き方と同じくらい、外したあとの扱いで印象が変わります。

  1. 外したら、長さの半分で二つ折りにする
  2. さらに半分に折り、バッグに入る大きさにする
  3. 椅子の背に掛けるときは、二つ折りのまま背もたれに沿わせる

外したマフラーを丸めてバッグに押し込むと、折りじわが付き、次に巻いたとき首元が波打ちます。たたんで入れれば、帰りにそのまま同じ巻き方ができます。

室内で寒いときは、肩掛けに切り替えると、首元を締めずに肩を温められます。会議や食事の席でも、肩に掛けているだけなら外しやすく、場の雰囲気を選びません。

ほどけない・ずれないコツ|止まる点を1つ作る

巻き方ほどける場所止まる点の作り方
ひと巻き首の後ろの1周がずり落ちる端をコートの前の中に入れる
ワンループ輪から端が抜ける通した端を輪の下で一度ねじる
ニューヨーク巻き結び目がゆるむ結び目の後ろに端を5cm以上差し込む
ピッティ巻き交差がほどける通す端を首の巻きに深く入れる
ミラノ巻きほぼほどけない輪を締めすぎないことだけ注意
肩掛け肩から落ちる片方の端を反対の肩の後ろへ回す

マフラーがほどけるのは、巻き方が悪いのではなく、生地同士が止まる点がないためです。どの巻き方にも、生地が生地を押さえる点を1つ作れば、歩いても動かなくなります。

**すべりやすい生地ほど、止まる点を増やします。**光沢のある細い糸や、表面がなめらかな織りは、止まる点が1つでは足りないことがあります。反対に、起毛した生地や編みの粗いニットは、生地同士が引っかかるので1つで十分です。

ずれる原因は、もう1つあります。バッグの紐が胸の前を通る日は、紐がマフラーの端を引っ張ります。紐をマフラーの上に掛けるか下に通すかで、ずれ方が変わります。胸の前を通る線の整理は着痩せ 胸|バッグの紐・マフラー・首飾り、胸の前を通る線で選ぶで扱っています。

止まる点の作り方を巻き方ごとにもっと詳しく知りたい方は、マフラーの巻き方、シンプルなのにほどける|止まる点を1つ作って直すへ進んでください。

髪とアクセサリーが挟まるとき

マフラーを巻く季節は、髪やピアスが布に挟まる悩みが増えます。

挟まるもの起きやすい巻き方直し方
長い髪ぐるぐる巻き・ミラノ巻き髪を前に流してから巻くか、まとめてから巻く
肩につく長さの髪ワンループを首元まで寄せたとき輪を鎖骨まで下げる
揺れるピアス首元を高く覆う巻き方上端を耳たぶから指3本ぶん離す

長い髪を下ろしたまま巻く日は、髪を一度すべて前に流し、マフラーを巻いたあとで後ろへ戻すと、首の後ろで髪が布に押しつぶされません。

髪をまとめる日の結び方はロングの髪型アレンジ|マフラーと襟に髪が挟まる季節のまとめ方にまとめています。

かわいく・こなれて見せたいとき

同じ巻き方でも、仕上げの小さな差で印象が変わります。

見せたい印象調整するところ目安
かわいく首元の塊の丸み輪を握りこぶし1つぶんにふくらませる
こなれて首元のゆとりとねじれ指2本ぶん緩め、端を1回ねじる
きちんと左右の端の高さそろえるか、差を3cm以内にする
力を抜いて左右の端の高さ差を10cm以上つける

かわいく見せたいときは、首元の塊を丸く見せます。ワンループの輪をつぶさず、指を中に入れてふくらませるだけで、丸みが出ます。

こなれて見せたいときは、きっちり巻かないことが近道です。首とマフラーの間に指2本ぶんのゆとりを作り、垂らした端を1回だけねじると、作り込んでいないのに整って見えます。この2つの数はマフラーの巻き方、簡単なのにこなれる3つの数|指2本とねじれ1回で詳しく説明しています。

巻いたあとに、おしゃれに見えているかを自分で判定したいときは、垂らした端の位置・左右差・終点の3つを見ます。判定の手順はマフラーの巻き方でおしゃれに見せる|垂らした端の位置と左右差、終点で判定するにあります。

2つの巻き方で迷ったら|決め方の順番

ここまでの表で2つ以上の巻き方が残ったときは、次の3つの問いに順に答えると1つに決まります。

  1. 今日、マフラーを何回外すか。 3回以上なら、片手で外せるひと巻きかワンループ
  2. コートの前を閉めるか。 閉めるなら、首元を薄くできる巻き方
  3. 顔まわりに量を置きたいか。 置きたいなら塊を作る巻き方、置きたくないなら端を落とす巻き方

それでも決まらないときは、2つの巻き方を両方試し、首が見える幅が指1本ぶん以上残る方を選びます。首がまったく見えない巻き方は、顔と体の間が詰まって見えやすいからです。

迷う日が続く方は、手持ちの一本ごとに「前を閉める日の巻き方」と「開ける日の巻き方」を1つずつ決めておくと、朝の判断が1回で済みます。

手持ちが1本だけのとき|1本で冬を回す組み方

マフラーを1本しか持っていない方は、その1本で何通りの巻き方ができるかを先に数えておくと、毎朝の迷いが減ります。

手持ちの1本平日の巻き方休日の巻き方寒さが強い日
150cm前後・中くらいの厚みワンループひと巻きで端をずらすワンループを首元まで寄せる
180cm前後・薄手ピッティ巻きミラノ巻きぐるぐる巻きに近い2周
140cm前後・厚手ひと巻きで端をコートの中へ肩掛けひと巻きを首元まで上げる

1本で回すときは、巻き方を3つまでに絞ります。それ以上増やすと、どの日にどれを使うかを考える時間が増えるからです。平日・休日・寒い日の3つに1つずつ割り当てておけば、その日の天気と予定を見るだけで決まります。

同じ巻き方を続けると、首に当たる面が毎日同じになり、その部分の毛だけが寝てしまいます。週に一度、首に当てる面を裏返すか、左右の端を入れ替えて巻くと、生地の傷み方がそろい、形が長く保てます。

これから2本目を持つなら、1本目と厚みが違うものを選ぶと、選べる巻き方の幅が大きく広がります。中くらいの1本を持っているなら薄手で長いもの、薄手を持っているなら短めの厚手、というように、表の別の行を埋める1本を足してください。

ワンループとニューヨーク巻きで迷ったとき

いちばん迷いが多い組み合わせなので、分けて扱います。

見るところワンループが向くニューヨーク巻きが向く
全長140〜170cm160cm以上
厚み6mmまで中くらいまで(4mmを超えると塊が大きい)
コートの前閉める開ける
首元の形胸の上の小さな輪首の横の塊
外す回数多い少ない

**2つの差は、首元に作る形の場所です。**ワンループは胸の上、ニューヨーク巻きは首の横に形ができます。前を閉めるコートでは、胸の上の輪はコートの合わせの外に出て見えますが、首の横の塊は襟とぶつかります。

全長が160〜170cmで両方できる一本なら、平日はワンループ、休日はニューヨーク巻きと、場面で分けると迷いません。

ピッティ巻きとミラノ巻きで迷ったとき

どちらも長い一本で楽しむ巻き方ですが、首元の量がまったく違います。

見るところピッティ巻きが向くミラノ巻きが向く
厚み中くらいまで薄手
コートの襟下襟あり襟なし
首の長さどの長さでも指4本以上
ほどけにくさ普通強い

ピッティ巻きは胸の前に線を作り、ミラノ巻きは首元に模様を作ります。首元にボリュームを足したくない日はピッティ巻き、首元の模様を主役にしたい日はミラノ巻きです。

色と柄の選び方は、巻き方とは別の物差し

巻き方は形を決めるもので、色と柄は顔に近いところの印象を決めるものです。2つは別々に選べます。

決めること物差し詳しい記事
巻き方長さ・厚み・襟この記事
色顎の下5cmに置いたときの顔の見え方パーソナルカラーで選ぶ記事
柄の大きさ顔立ちのはっきり度顔タイプで選ぶ記事

ただし、巻き方によって顔の近くに来る面積が変わります。ニューヨーク巻きやミラノ巻きは顔のすぐ下に生地が集まるので、色の影響が強く出ます。ひと巻きやピッティ巻きは、顔から離れた位置に生地が落ちるので、色の影響がやわらぎます。

似合う色が分からない一本は、顔から離れた位置に生地を置く巻き方にすると、色の差が目立ちにくくなります。顎の下に置く色の選び方はマフラーの色をパーソナルカラーで選ぶ|あご下5cmだけは外さないで説明しています。

手入れ|巻き方が決まらない原因が生地にあるとき

同じ手順で巻いても、去年より形が決まらないことがあります。原因は巻き方ではなく、生地の状態にあることが多いです。

症状生地の状態対処
輪がつぶれる毛が寝てしまっている洗って毛を起こす、陰干しで形を戻す
端が波打つ折りじわが付いている蒸気を当てて平らに戻す
すべってほどける表面の毛が抜けて平らになった止まる点を1つ増やす
首元がちくちくする繊維が硬くなった洗い方を見直す

マフラーは、洗っていいかどうかが端の始末で決まります。フリンジが撚ってあるか、端が縫われているかで洗い方が変わるので、マフラーの洗い方|洗っていいかどうかは、端の始末で決まるを確かめてから洗ってください。

シーズンの終わりに一度手入れをしておくと、次の冬の最初の一日から同じ巻き方が決まります。

まとめ|3つの数字を測れば、巻き方は自分で選べる

順番確かめること決まること
1全長選べる巻き方の範囲
2つまんだ厚み結び目を作れるかどうか
3コートの襟塊を見せるか、小さくするか
4首の長さ・顔の形巻く高さと塊の大きさ
5場面外しやすさ

マフラーの巻き方は、名前から選ぶと迷います。長さ・厚み・襟の3つを測れば、手持ちの一本で選べる巻き方は2〜3個に絞られます。そのなかから、首の長さや顔の形、その日の場面で1つに決めてください。

まず覚えるのは、ひと巻き・ワンループ・ニューヨーク巻きの3つです。この3つが手に馴染んだら、長い一本でピッティ巻きとミラノ巻きを試し、厚手の一本は肩掛けで使う。これで、手持ちのマフラーとコートの組み合わせのほとんどに答えが出ます。

よくある問い

Q. マフラーの巻き方は、最初にどれを覚えればいいですか
ひと巻き・ワンループ・ニューヨーク巻きの3つです。ひと巻きは首に1周させて端を前に垂らすだけで、短い一本でも厚手の一本でもできます。ワンループは二つ折りにして輪に端を通す巻き方で、全長150cm前後のいちばん多い長さに合います。ニューヨーク巻きは首元に結び目の塊ができるので、襟のないコートの日に顔まわりの形を作れます。この3つで、長さ・厚み・襟のほとんどの組み合わせに対応できます。
Q. 手持ちのマフラーが短くて、雑誌のような巻き方ができません
全長が140cmより短い一本は、ひと巻き・後ろで交差・肩掛けの3つに絞ると収まります。首に1周させると、首の周りで45cmほど使うため、残りの端が前に垂れる長さは片側40cm前後になります。結び目を作る巻き方はこの残りでは足りません。端を結ぶ代わりに、コートの前の中に入れて止めると短さが目立たなくなります。
Q. 厚手のマフラーだと、どの巻き方でも首元がもこもこします
生地を1枚つまんで6mmを超える厚手は、結び目やループを作ると、重なった枚数のぶんだけ首元が厚くなります。ひと巻きで端を垂らすか、広げずに肩に掛けるだけにすると、厚みが首の周りに集まりません。どうしても形を作りたいときは、ワンループの輪に通す端を1本だけにして、通したあとに輪を少し緩めます。
Q. 歩いているうちにほどけてしまいます
ほどけるのは、生地同士が止まる点がない巻き方を選んでいるためです。ひと巻きなら端をコートの中に入れる、ワンループなら通した端を輪の下で一度ねじる、ニューヨーク巻きなら結び目の後ろに端を5cm以上差し込む。どれも止まる点を1つ作る直し方です。すべりやすい薄手の生地ほど、止まる点を増やします。

— メグラシ編集部

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