冬の長いマフラーは、垂らした端が腰骨より下に来ると重く見える

長いマフラーが決まらないとき、原因は巻き方の種類ではありません。垂らした端が、どこで止まっているかです。
両端をそろえて前に垂らしてください。端が腰骨より上で止まるか、下まで落ちるか。
下まで落ちていたら、巻きを1回足す。それだけです。
測り方|端を垂らして、腰骨と比べる
腰に手を当てると、指が当たる出っ張りがあります。これが腰骨です。
- マフラーを首にかけ、両端を前にそろえて垂らす
- 端がどこで止まっているかを見る
- 腰骨より上か下かを判定する
腰骨より上 → そのままで構いません 腰骨より下 → 巻きを1回足します
1回巻き足すごとに、端の位置はおよそ25センチ上がります。首まわりの太さによって多少変わりますが、20〜30センチのあいだに収まります。
早見表|端の位置と、巻く回数
| 端が止まる位置 | 見え方 | 手当て |
|---|---|---|
| 胸の高さ | 首元にまとまります | そのまま |
| みぞおち | 縦の線が出ます | そのまま |
| 腰骨 | 境目。荷物とぶつかります | 荷物がある日は1回足す |
| 腰骨より下 | 上半身が下に引かれます | 1回足す |
| 膝の上 | 布の面が体より目立ちます | 2回足す |
なぜ腰骨が境目なのか
腰骨より下に端が落ちると、体の前に縦長の布が2本できます。この2本は上から下までつながっているので、視線が首元から腰まで一気に降ります。
腰骨より上で止まっていれば、布の面は上半身の中に収まります。首元にまとまりができて、そこから下は体の線が見えます。
冬はアウターの面も大きいので、そこに縦の布が2本加わると、面の数が増えます。端を上げるだけで、面の数を1つ減らせます。
端を左右で長さを変えて垂らす形もあります。この場合は、長いほうの端だけを見てください。短いほうが胸で止まっていても、長いほうが膝まで落ちていれば、視線はそちらに引かれます。
片方だけを前に垂らし、もう片方を後ろに回す形なら、前の布は1本になります。1本なら腰骨より下に落ちても、面としては細く収まります。2本垂らすか1本にするかで、許せる長さが変わります。
首元は指2本
巻いたあとに、首と布のあいだに指が2本入る隙間を残してください。
詰めすぎると、歩いているうちに熱がこもって首元だけ汗ばみます。冬は汗が引くときに一気に冷えるので、詰めすぎは寒さの原因になります。
開けすぎると、上から入った風が背中まで抜けます。指3本以上入る状態は、巻いていないのとあまり変わりません。
確かめ方は、あごを引いた状態で首の前に指を差し込むことです。あごを上げて測ると、実際より広く出ます。
アウターの中に入れるか、外に出すか
前を留めるかどうかで決まります。
- 前を留める日 → 端を内側に入れて、胸の高さで止めます
- 前を開ける日 → 外に出して構いません
外に出したまま前を留めると、留めた位置で布が押さえられて、首元だけが持ち上がります。首から上が布に埋まって見えるのは、たいていこれが原因です。
逆に、前を開ける日に端を内側に入れると、歩くたびに前身頃と擦れて端が片側に寄ります。左右の長さが揃わなくなります。
巻き足すときの手順
1回足すのは難しくありません。
- 一度ほどいて、両端を前に垂らす
- 片方の端を首の後ろへ回す
- 前に戻ってきた端と、もう一方の端をそろえる
- 首元に指2本の隙間があるか確かめる
3の時点で長さが揃っていなければ、2で回す前に左右の長さをずらしておきます。 短いほうを回すと、回したあとに揃います。
回すときは、首の後ろで布をねじらないでください。ねじれると、そこだけ厚みが集まって、後ろの襟が持ち上がります。回したあと、首の後ろに手を入れて布が平らになっているか確かめると1回で済みます。
巻きを足すたびに首まわりの厚みは増えます。3回巻いた時点で、あごが布に触れることがあります。触れる状態は、指2本の隙間が取れていない証拠なので、1回戻して長さを別の方法で調整してください。
風速4メートルを超える日
垂らした端は風を受けると横に流れます。腕に当たり、荷物に絡み、歩くたびに直すことになります。
風速4メートルを超える予報の日は、端を前に垂らさず、肩の後ろへ回してください。 背中に沿って落ちるので流れません。
後ろで端が暴れる場合は、アウターの中に入れてしまうと止まります。首元の指2本の隙間は、風の日も同じで構いません。
荷物と重なる位置を避ける
肩から斜めにかける荷物は、本体が腰骨のあたりに来ます。端が腰骨より下にあると、ここで重なります。
重なると2つ起きます。端が荷物の下に押し込まれて片側だけ短くなること、そして荷物を下ろすたびに端が引っぱられることです。
肩からかける荷物がある日は、端を胸の高さまで上げてください。 巻きを1回足せば届きます。
幅の広いマフラーは、たたんでから巻く
幅が20センチを超えるものは、そのまま巻くと首まわりが厚くなりすぎます。
縦に半分たたんでから巻いてください。 厚みは変わりませんが、首に当たる面が半分になるので、指2本の隙間を作れます。
たたんだ折り目を外側に向けると縁の線が出ます。内側に向けると縁が隠れます。どちらでも構いませんが、外側に向けるほうが首元の輪郭ははっきり出ます。
色は、アウターより濃いか薄いかで決める
首元の布は顔のすぐ下にあるので、アウターとの濃さの差が出ます。
- アウターより明るい → 顔のまわりが明るくなります
- アウターと同じ濃さ → 首元と体がつながって、縦に長く見えます
- アウターより濃い → 首元だけが締まって、顔が上に出ます
3つとも成立します。同じ濃さを選ぶ日だけ、端の位置をみぞおちより上に上げてください。 濃さが同じで端が長いと、どこまでがマフラーか分からなくなります。
柄が入っている一枚は、色ではなく柄の細かさで見ます。細かい柄は2メートル離れると1色に溶けるので、上の3つのどれかに当てはめて構いません。大きい柄は、それ自体が面として立つので、アウターは無地にしてください。
屋内で外したあとの置き場所も、先に決めておくと巻き直しが減ります。畳んで荷物に入れる日は、端の位置を胸の高さにしておくと、外した瞬間に布が床に触れません。
帽子をかぶる日は、端を短くする
帽子と一緒に使う日は、頭と首元の両方に布の面ができます。ここに長い端が加わると、面が3つ縦に並びます。
帽子をかぶる日は、端を胸の高さまで上げてください。 巻きを1回多くします。
または、端を後ろへ回して前に何も垂らさない形にします。この形なら、面は帽子と首元の2つで収まります。
どちらとも取れる日|端がちょうど腰骨
いちばん割れるのがこの位置です。荷物で分けてください。
肩からかけるものがある日は、巻きを1回足して端を上げます。 腰骨の高さは、肩からかけた荷物の本体が来る位置です。端と荷物が同じ場所で重なります。
手で持つ荷物だけの日、または荷物のない日は、そのままで構いません。
迷ったら足す側を選んでください。歩いているあいだに巻きはゆるみ、端は少しずつ下がります。1回足しておけば、下がっても腰骨より上に残ります。
まとめ|端の位置を、腰骨と比べる
長いマフラーで見るのは、巻き方の名前ではありません。垂らした端が腰骨より上か下かです。
下に落ちたら1回足す。首元は指2本。前を留める日は内側で胸の高さ。風速4メートル超なら後ろへ回す。
鏡の前で端を垂らして、腰に手を当てるだけです。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 長いマフラーは、どこまで垂らしていいですか
- 両端をそろえて前に垂らし、端が腰骨より上で止まっていれば構いません。腰骨は、腰に手を当てたときに指が当たる出っ張りです。ここより下まで落ちると、縦に長い布の面が体の前に2本できて、上半身が下に引かれて見えます。下まで落ちる場合は、首に巻く回数を1回足してください。1回巻き足すごとに、端の位置はおよそ25センチ上がります。
- Q. 首元はどれくらい詰めればいいですか
- 巻いたあとに、首と布のあいだに指が2本入る隙間を残してください。詰めすぎると、歩いているうちに熱がこもって首元だけ汗ばみます。開けすぎると、上から入った風が背中まで抜けます。指2本の隙間は、熱を逃がしながら風は止める幅です。確かめ方は、あごを引いた状態で首の前に指を差し込むだけです。あごを上げて測ると、実際より広く出ます。
- Q. アウターの中に入れるか、外に出すかはどう決めますか
- アウターの前を留めるかどうかで決まります。前を留める日は、マフラーの端を内側に入れて胸の高さで止めてください。外に出したまま前を留めると、留めた位置で布が押さえられて、首元だけが持ち上がります。前を開けて着る日は、外に出して構いません。開けた前の内側に端が入ると、歩くたびに前身頃と擦れて、端が片側に寄ります。
- Q. 風の強い日はどう巻けばいいですか
- 風速4メートルを超える予報の日は、端を前に垂らさず、片方または両方を肩の後ろへ回してください。垂らした端は風を受けると横に流れ、腕や荷物に絡みます。後ろへ回すと、背中に沿って落ちるので流れません。回した端が背中で暴れる場合は、アウターの中に入れてしまうと止まります。首元の指2本の隙間は、風の日も同じで構いません。
- Q. 端がちょうど腰骨の位置で止まるときは、どうしますか
- その日に荷物を肩からかけるかどうかで決めてください。肩からかけるものがある日は、巻きを1回足して端を上げます。腰骨の高さは、肩からかけた荷物の本体が来る位置なので、端と荷物が同じ場所で重なります。手で持つ荷物だけの日、または荷物のない日は、そのままで構いません。迷ったら1回足す側を選ぶと、歩いているあいだに端が下がってきても腰骨より上に残ります。
— メグラシ編集部




