着痩せ 胸|バッグの紐・マフラー・首飾り、胸の前を通る線で選ぶ

**胸まわりが大きく見えるとき、見直したいのはトップスより先に、胸の前を通る線です。**線の端を胸のいちばん高いところの手前で止めるか、そこを越えて下まで落とす。頂点の上で止めないことだけを守れば、同じ服でも胸の前が前に張り出して見えにくくなります。
胸の前を通る線は、意外に多くあります。斜め掛けのバッグの紐、マフラーやストールの端、首飾り、社員証や名札の紐、前を開けた羽織りの端。どれも小さなものですが、線は目を引きます。線の端が止まったところに目が止まり、線が布を押さえたところで体の形が布に写ります。
この記事では、鎖骨のくぼみから胸のいちばん高いところまでを測って、線ごとに止める位置を決めます。トップスそのものの選び方は胸が大きいと太って見える服装に、横から見た布の落ち方はブラジャーで着痩せは起きるかに分けてあります。ここでは、その上から足す小物の線だけを扱います。
結論:線の端を、頂点の上下5cmに置かない
| 線の型 | 端や線が通る位置 | 見え方 |
|---|---|---|
| 止まる | 頂点より5cm以上上で終わる | 首元にまとまり、胸の前があく |
| 乗る | 頂点の上下5cmの帯で終わる | 胸の上に目が集まり、前に大きく見える |
| 越える | 頂点より5cm以上下まで落ちる | 縦の線になり、胸の前を縦に割る |
| 横切る | 胸のあいだを斜めに通る | 布を押さえて、胸の形が布に写る |
**「乗る」と「横切る」を避けて、「止まる」か「越える」にする。**これがこの記事の答えです。どちらを選ぶかは、小物の種類と、その日の寒さで決めます。首元を温めたい日は「止まる」、体を縦に長く見せたい日は「越える」が向いています。
頂点の上下5cmの帯を、この記事では「乗る帯」と呼びます。線の端をこの帯に置かないこと。これだけを覚えておけば、新しい小物を手に取ったときにも、自分で判断できます。
測る|鎖骨のくぼみから、胸のいちばん高いところまで
まず、乗る帯が自分の体のどこにあるかを測ります。使うのは、布のメジャーか紐と定規、それに全身の映る鏡です。普段よく着る、体に沿う薄手のトップスを着て測ってください。
| 測ること | 測り方 | 書きとめる数字 |
|---|---|---|
| 鎖骨のくぼみ | 首の付け根の、左右の鎖骨のあいだのへこみ | 起点 |
| 胸のいちばん高いところ | 横を向いて鏡を見て、前にいちばん出ている点 | 起点から何cm下か |
| 乗る帯の上の端 | 頂点から5cm上 | 起点から何cm下か |
| 乗る帯の下の端 | 頂点から5cm下 | 起点から何cm下か |
| みぞおち | 胸の下の、肋骨の合わせ目のへこみ | 起点から何cm下か |
**鎖骨のくぼみから測った「乗る帯」の上の端と下の端、この2つの数字を書きとめてください。**たとえば頂点が起点から20cm下なら、乗る帯は15cmから25cmまでです。首飾りや紐の端が、起点から15cmより上で終われば「止まる」、25cmより下まで落ちれば「越える」になります。
下着を替えると、頂点の高さが変わります。普段の外出で着ける下着で測るのが基本です。下着の種類によって高さが2〜3cm動くことがあるので、よく着ける2種類があるなら、両方で測っておくと迷いません。
線が目を引くのは、端と押さえの2か所
線が胸まわりの見え方を変えるのは、2つのことが起きるからです。
| 起きること | どこで | 見え方 |
|---|---|---|
| 端に目が止まる | 首飾りの先端、マフラーの端、結び目 | その高さに量があるように見える |
| 布が押さえられる | 斜めの紐が通るところ | 押さえの両側で布がふくらみ、体の形が写る |
| 縦の線が通る | 長く垂れた端、羽織りの前の端 | 胸の前が左右に割れる |
| 横の線が通る | 横向きの結び目、横に広い首元のかたまり | 胸の前が横に広がって見える |
端に目が止まる、というのは小物に限りません。人の目は、線を追ってきて、線が終わったところで止まります。その場所が胸の頂点の上だと、目もそこで止まります。端を頂点の手前で止めるか、頂点を越えて下まで落とすと、目は首元か、もっと下の位置へ移ります。
斜め掛けのバッグ|紐が胸のあいだを通ると、布が押さえられる
胸まわりの見え方をいちばん大きく変える線が、斜め掛けのバッグの紐です。紐が胸のあいだを斜めに通ると、紐の重みでトップスの布が体に押さえつけられます。押さえられた両側で布がふくらみ、胸の形がそのまま布に写ります。
| 掛け方 | 紐の通る位置 | 見え方 |
|---|---|---|
| 胸のあいだを斜めに | 両方の胸のあいだ | 布が押さえられ、形が写る |
| 肩の外側に寄せて | 片方の胸の外側を通る | 押さえる区間が短く、形が写りにくい |
| 紐を長くして腰より下に | 胸の前を通る角度がゆるくなる | 押さえる力が弱まる |
| 羽織りの上から掛ける | 羽織りの布の上を通る | 中のトップスは押さえられない |
| 羽織りの下に掛ける | 中のトップスの上を通る | 羽織りを開けると紐が見える |
**紐を肩の外側に寄せて、胸の外側を通す掛け方に変えるだけで、押さえはかなり減ります。**肩の付け根から真下に下ろした線の少し外を紐が通るように、肩の上で紐の位置を決めてから、体の反対側へ回してください。
羽織りを着る秋冬は、羽織りの上から斜めに掛けると、中のトップスが押さえられません。羽織りの布は厚みがあるので、紐の下でも形が写りにくくなります。
紐の長さと幅
同じ斜め掛けでも、紐の長さと幅で、押さえる力が変わります。
| 紐 | 押さえ方 | 選び方 |
|---|---|---|
| 短い紐(本体がウエストの高さ) | 胸の前を通る角度が急で、押さえが強い | 秋冬は穴を1つ緩めて長くする |
| 長い紐(本体が腰骨より下) | 角度がゆるく、押さえが弱い | 斜め掛けの基本にする |
| 幅2cmより細い紐 | 食い込みやすく、線が細く目を引く | 長くして使う |
| 幅3〜4cmの紐 | 重みが分散し、食い込みにくい | 胸が大きい人に向く |
| 鎖の紐 | 重く、光って目を引く | 斜め掛けより、肩掛けに使う |
**本体が腰骨より下に来る長さにすると、紐が胸の前を通る角度がゆるくなり、押さえる力が弱まります。**冬に厚手の上着の上から掛けると、同じ紐でも本体が上に上がるので、上着の厚みぶん穴を緩めてください。冬の紐の長さの直し方はアラフォーのショルダーバッグは冬に3〜5cm短くなるに置いてあります。
肩掛け・手持ち・背負う形と比べる
斜め掛けをやめる場合、ほかの持ち方では胸の前に線が通るかどうかが変わります。
| 持ち方 | 胸の前の線 | 向いている日 |
|---|---|---|
| 片方の肩に掛ける | 通らない。肩の上に紐が乗るだけ | 胸の前をいちばんあけたい日 |
| 手で持つ | 通らない | 荷物が少ない日 |
| 腕に掛ける | 通らない。腕の外側に本体が来る | 改まった日 |
| 背負う(リュック) | 肩紐が胸の外側を縦に通る | 胸を縦に挟むので、横切るより見え方がやわらぐ |
| 背負う紐を胸の前で留める | 胸の上に横の線ができる | 留め具を外すか、みぞおちより下で留める |
| 体の前に斜めに掛ける小さなバッグ | 紐が胸のあいだを通る | 紐を長くするか、肩掛けにする |
リュックの肩紐は、胸の外側を縦に通るので、斜め掛けより見え方はやわらぎます。ただ、肩紐を胸の前でつなぐ留め具があるものは、胸の上に横の線ができます。留め具はみぞおちより下の高さで留めるか、外してください。
マフラー|巻いたかたまりの下の端を、頂点の手前で止める
秋冬は、マフラーが胸の前に量を足します。首に巻いたかたまりが下に広がり、その下の端が胸の上に乗ると、首から胸までがひとつながりの大きな量に見えます。
| 巻き方 | かたまりの下の端 | 見え方 |
|---|---|---|
| 首に沿って細く巻く | 鎖骨のあたり | 止まる。胸の前があく |
| ふんわり大きく巻く | 鎖骨より下、乗る帯にかかる | 乗る。首から胸までが大きな量に見える |
| ぐるぐる何重にも巻く | 首元が高く、下の端は鎖骨のあたり | 止まる。ただし首元の量が増える |
| 前で結ぶ | 結び目が乗る帯にかかりやすい | 結び目の高さで決まる |
**かたまりの下の端が、乗る帯の上の端より上で止まっているかを、鏡で横から見てください。**大判の厚いマフラーは、ふんわり巻くとかたまりが下に広がりやすいので、たたむ幅を細くしてから巻くと、下の端が上がります。コートの襟との合わせ方はコートに合うマフラーの巻き方にまとめてあります。
マフラーの端を垂らすとき|みぞおちより下まで落とす
首にひと巻きして、両端を前に垂らす巻き方は、縦の線を作れる巻き方です。ただし、端の先がどこで止まるかで、見え方が反対になります。
| 端の先の位置 | 型 | 見え方 |
|---|---|---|
| 鎖骨のあたり | 止まる | 首元にまとまる |
| 乗る帯の中 | 乗る | 端の房が胸の上に乗り、そこに目が止まる |
| みぞおち | 越える | 縦の線が胸の前を割る |
| おへそより下 | 越える | 縦の線がいちばん長くなる |
| 片方だけ長く、片方が胸の上 | 乗ると越えるが混ざる | 短いほうの端に目が止まる |
**端を垂らすなら、両端ともみぞおちより下まで落としてください。**左右の長さを変える巻き方は、短いほうの端が乗る帯に入りやすいので、短いほうもみぞおちを越えているかを確かめます。端の房や飾りがあるマフラーは、房の位置が端の先になるので、房が乗る帯に入らない長さに調整します。
ストール|肩に回すか、前に垂らすか
大判のストールは、マフラーより面が大きいぶん、胸の前で布がたまりやすい小物です。肩に回すか、前に垂らすかで、胸の前の量が大きく変わります。
| 使い方 | 胸の前の布 | 見え方 |
|---|---|---|
| 肩から羽織って前を開ける | 両側に縦に落ちる | 越える。羽織りと同じ縦の線になる |
| 肩から羽織って前で合わせる | 胸の前で布が重なる | 乗る。胸の前に量が足される |
| 首に巻いて端を後ろへ | 胸の前に布がない | 止まる |
| 首に巻いて端を前へ | 端の先の位置で決まる | マフラーと同じ |
| 前で結ぶ・ピンで留める | 結び目が胸の上に来やすい | 結び目を鎖骨のあたりまで上げる |
**ストールは、肩から羽織って前を開けたまま垂らすと、羽織りと同じ縦の線になります。**胸の前で布を合わせたくなる寒い日は、合わせる位置を鎖骨のあたりまで上げて、そこから下は開けておくと、乗る帯に布がたまりません。
首飾り|先端が止まる位置で長さを選ぶ
首飾りは、先端の飾りが目を引く小物です。長さの数字は同じでも、首まわりや胸の高さによって先端の位置が変わるので、必ず着けて測ります。
| 先端の位置 | 型 | 見え方 |
|---|---|---|
| 鎖骨のくぼみのすぐ下 | 止まる | 首元にまとまり、胸の前があく |
| 鎖骨と乗る帯のあいだ | 止まる | 首元から少し下りて、縦のあきを作る |
| 乗る帯の中 | 乗る | 先端の飾りが胸の上に乗る |
| みぞおちのあたり | 越える | 縦の線が胸の前を割る |
| みぞおちより下 | 越える | 縦の線が長くなる |
**手持ちの首飾りを全部着けて、先端が起点から何cm下にあるかを測ってください。**乗る帯に入る長さのものは、胸の前があく服の日には使わず、首の詰まった服の上に重ねる日に回すか、留め具の位置を変えて長さを調整します。先端に大きな飾りがあるものほど、乗る帯に入ったときの見え方の差が大きくなります。
長さを調整できる首飾りは、留め具の側にある延長の鎖で、5cmほど長さを変えられるものが多くあります。乗る帯にかかる長さなら、延長の鎖を使わずに短くするか、反対にいちばん長くして帯の下へ落とします。2本を重ねて着けるときは、短いほうを止まる位置に、長いほうを越える位置に置くと、どちらも乗る帯に入らず、首元と胸の下の2か所に分かれて目が流れます。
社員証・名札の紐
職場で首から下げる社員証や名札は、毎日胸の前を通る線です。紐の長さは決まっていることが多く、名札の本体がちょうど乗る帯に入りやすい長さになっています。
| 下げ方 | 本体の位置 | 見え方 |
|---|---|---|
| 首から下げたまま | 乗る帯の中に入りやすい | 本体が胸の上に乗り、斜めに傾く |
| 紐を短く結ぶ | 鎖骨のあたり | 止まる。胸の前があく |
| 紐を長くする | みぞおちより下 | 越える。座ると机に当たることがある |
| 留め具で胸ポケットや前立てに留める | 胸の上 | 乗る。片側だけに目が止まる |
| ウエストや腰に留める | 胸の前を通らない | 線が消える |
**名札を外せない職場では、紐を短く結んで鎖骨のあたりに本体を上げるのが、いちばん手軽な直し方です。**紐の途中に結び目を1つ作るだけで、本体が10cmほど上がります。職場の決まりで高さが決まっている場合は、紐の色をトップスに近い色に替えると、線そのものが目立ちにくくなります。
羽織りの前の端|開けたときに縦の線を作る
前を開けた羽織りの端は、胸の前を縦に通る2本の線です。この2本がまっすぐ下に落ちると、胸の前を左右から挟む縦の線になります。
| 羽織りの端 | 落ち方 | 見え方 |
|---|---|---|
| まっすぐ下に落ちる | 胸の外側を縦に通る | 越える。胸の前を縦に割る |
| 胸の頂点で前に押し出される | 端が外側に開く | 開いた端のあいだが横に広がって見える |
| 胸の上で端が内側に寄る | 胸の前にたまる | 乗る |
| 前を1つだけ留める | 留めた位置に横の線ができる | 留める位置で決まる |
**羽織りを1つだけ留めるなら、乗る帯より下、みぞおちの高さで留めてください。**乗る帯の中で留めると、留めた点から両側へ布が引っぱられて、横の線ができます。前を開けたときに端が外へ開いてしまう羽織りは、身幅が胸の高さで足りていない合図です。羽織りそのものの選び方は胸が大きくても太って見えないコートに置いてあります。
前のボタンとファスナー|閉じたときの止まる点
シャツやカーディガンを前で閉じたとき、いちばん上の留めた点も、線の端と同じように目を引きます。
| いちばん上の留める点 | 型 | 見え方 |
|---|---|---|
| 首元まで全部留める | 止まる | 首元が詰まり、胸の前は面になる |
| 鎖骨の少し下で止める | 止まる | 縦のあきができ、胸の前がすっきりする |
| 乗る帯の中で止める | 乗る | 開いた三角の先が胸の上に来る |
| みぞおちまで開ける | 越える | 縦のあきが長くなる |
前開きの服は、いちばん上の留めた点が開きの先端になります。開きの先端が乗る帯に入るなら、ボタンを1つ上まで留めるか、中に1枚重ねて開きを浅くしてください。
胸ポケット・ブローチ・掛けた眼鏡|胸の高さの点
線ではありませんが、胸の高さに置かれた点も、線の端と同じように目を止めます。シャツの胸ポケット、ブローチやコサージュ、襟元に掛けた眼鏡やサングラスがそうです。
| 点 | よくある位置 | 見え方と置き方 |
|---|---|---|
| シャツの胸ポケット | 乗る帯の中か、そのすぐ上 | ポケットの縁が横の線になる。ふたつきは特に目を引く |
| 胸ポケットに入れたもの | 乗る帯の中 | ペンや手帳の重みで布が前に出る。中身は出しておく |
| ブローチ・コサージュ | 鎖骨と乗る帯のあいだ | 乗る帯より上に付ければ、首元にまとまる |
| 襟元に掛けた眼鏡 | 乗る帯の上の端あたり | つるが布を引き下げ、開きの先端が下がる |
| 胸の高さのロゴや刺しゅう | 乗る帯の中 | 柄が胸の上に乗る |
**ブローチやコサージュは、乗る帯の上の端より上、鎖骨に近い位置に付けてください。**同じ飾りでも、5cm上に付けるだけで、目は首元に集まります。式の日のコサージュも、胸の頂点の真上ではなく、肩と首の付け根を結んだ線の少し下を目安にします。
胸ポケットのあるシャツは、ポケットの中に何も入れないのが基本です。ペンや手帳を入れると、その重みで布が前に引っぱられて、ポケットの位置がそのまま前に張り出して見えます。両胸にポケットがある形は、横の線が2本並ぶので、羽織りを重ねて縦の線で割ると、ポケットの横の線が目立ちにくくなります。
秋冬は線が増える|1日の線を数える
夏は線が少ない季節です。秋冬になると、マフラー、ストール、羽織り、バッグの紐、首飾りが重なり、胸の前を通る線が一気に増えます。出かける前に、その日の線を数えてください。
| 線 | 数え方 |
|---|---|
| 斜め掛けの紐 | 胸のあいだを通るなら1本 |
| マフラー・ストール | かたまりや端が乗る帯にあれば1本 |
| 首飾り | 先端が乗る帯にあれば1本 |
| 名札の紐 | 本体が乗る帯にあれば1本 |
| 羽織りの前の端 | 端が胸の上で寄っていれば1本 |
| 留めた点 | 開きの先端が乗る帯にあれば1本 |
数えるのは、「横切る」と「乗る」の線だけです。「止まる」と「越える」の線は数えません。それらは、胸の前をあけるか、縦に割る線だからです。
横切る線と乗る線は、合わせて2本まで
数えた線が何本あるかで、その日の胸まわりの見え方が決まります。
| 横切る線と乗る線の数 | 見え方 | すること |
|---|---|---|
| 0本 | 胸の前があいている | そのまま出かける |
| 1本 | 線の位置に目が止まるが、ほかはすっきり | そのままでよい |
| 2本 | 目の止まる場所が2つできる | どちらかを止めるか越えるに変えると楽 |
| 3本以上 | 胸の前に量が集まって見える | 2本以下まで減らす |
**3本以上あったら、いちばん手軽に動かせるものから減らします。**順番は、首飾り、名札、バッグの紐、マフラーの順です。首飾りは外すか替えるだけ、名札は紐を結ぶだけで済みます。マフラーは寒さに関わるので、最後に動かしてください。
色|線の色とトップスの色の差
線が目を引く強さは、線の色とトップスの色の差でも変わります。差が大きいほど、線ははっきり見えます。
| 線とトップスの色 | 線の見え方 | 使い方 |
|---|---|---|
| ほぼ同じ色 | 線がなじんで、ほとんど見えない | 横切る線や乗る線は、この組み合わせにする |
| 少し違う色 | 線が見えるが、強く目を引かない | 止まる線に |
| はっきり違う色 | 線がくっきり浮く | 越える線に使うと、縦の線が強く出る |
| 光る素材(鎖・金具) | 光で目を引く | 乗る帯の外に置く |
**斜め掛けの紐のように胸の前を横切る線は、トップスに近い色を選ぶと、線そのものが目立ちにくくなります。**反対に、縦に長く落ちる線は、トップスとはっきり違う色にすると、胸の前を割る効き目が強まります。
横から見る|線が布を押さえていないか
正面の鏡だけでは、線が布を押さえているかどうかが分かりません。横を向いて、胸の頂点の前後を見てください。
| 横から見えること | 起きていること | 直し方 |
|---|---|---|
| 紐の下で布がへこみ、両側がふくらむ | 紐が布を押さえている | 紐を肩の外側に寄せる、長くする |
| 首飾りの先端が胸の前で浮いている | 先端が乗る帯にある | 長さを変える |
| マフラーのかたまりが前に張り出す | かたまりの下の端が乗る帯にある | 細くたたんで巻き直す |
| 羽織りの前の端が前に押し出される | 身幅が胸の高さで足りない | 前を開けたまま、端を下に引いて整える |
正面から見て問題がなくても、横から見ると、紐が布を押さえて両側がふくらんでいることがあります。人とすれ違うときや電車の中では、横から見られる時間のほうが長いので、横の確認を出かける前の習慣にしてください。
座ったときと歩いたときに、線は動く
立って鏡の前で整えた線も、座ったり歩いたりすると位置が動きます。
| 動き | 線に起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 座る | 斜め掛けの本体が膝に乗り、紐が胸の前に上がる | 座ったらバッグを外して横に置く |
| 歩く | 首飾りの先端が左右に揺れて胸の上に来る | 先端の飾りを小さくするか、短くする |
| 前かがみになる | 名札の本体が前に垂れる | 紐を短く結ぶ |
| 腕を前に出す | 羽織りの前の端が内側に寄る | 前を開けたまま、端を引いて整える |
座ったときに斜め掛けの本体を膝に乗せると、紐が胸の前を通る角度が急になり、押さえが強まります。電車やカフェで座るときは、斜め掛けのバッグを外して隣か膝の横に置いてください。
歩いているあいだは、斜め掛けの本体が前後に揺れて、紐が胸のあいだへ少しずつ寄っていきます。駅の階段や長い道を歩いたあとは、ガラスに映った自分を見て、紐が肩の外側に残っているかを確かめると、掛け直す回数が分かってきます。
どちらとも取れるとき①|斜め掛けしか持っていない・両手を空けたい
子どもと出かける日や、自転車の日は、両手を空けたいので斜め掛けを選びたくなります。持っているバッグも斜め掛けだけ、という場合です。
| 手 | すること | 効き方 |
|---|---|---|
| 掛ける位置 | 紐を肩の外側に寄せて、胸の外側を通す | 押さえる区間が短くなる |
| 紐の長さ | 本体が腰骨より下に来るまで長くする | 角度がゆるくなる |
| 羽織りの上から | 羽織りを着て、その上から掛ける | 中のトップスが押さえられない |
| 紐の色 | トップスか羽織りに近い色の紐に替える | 線が目立ちにくい |
| 本体の位置 | 体の前ではなく、腰の横に回す | 紐が胸の前を通る区間が短くなる |
**この中から2つを重ねれば、斜め掛けのままでも押さえはほとんど気にならなくなります。**いちばん手軽なのは、紐を長くして、本体を腰の横に回すことです。両手は空いたまま、紐が胸のあいだを通る角度だけがゆるくなります。
どちらとも取れるとき②|マフラーを外せない寒い日
冬の寒い日は、マフラーを細く巻くと首元が寒く、ふんわり巻くとかたまりが乗る帯にかかる。温かさと見え方のどちらを取るかで迷います。
| 手 | すること | 温かさ |
|---|---|---|
| 高く巻く | かたまりを首の上のほうに寄せ、下の端を鎖骨まで上げる | 首は温かい |
| 端を後ろに回す | 前に垂らさず、首の後ろで端を収める | 首の後ろも温かい |
| 薄手を2本使う | 厚手1本のかわりに、薄手を重ねる | かたまりが小さく、温かさは近い |
| 端をみぞおちより下へ | ひと巻きして、端を長く前に垂らす | 首はひと巻きぶん |
| 羽織りの襟を立てる | 首元の量を羽織りの襟で受ける | 首の横が温かい |
**かたまりを首の上のほうに寄せて、下の端を鎖骨まで上げる巻き方が、温かさを落とさずに乗る帯をあけられる手です。**首に沿ってきつめに2回巻き、残りの端を首の後ろへ回すと、前に垂れる布がなくなります。
どちらとも取れるとき③|胸の前に量を足したいとき
胸の前がさびしく見えて、反対に量を足したい人もいます。その場合は、この記事の考え方をそのまま反対に使います。
| 足したいとき | すること |
|---|---|
| 首飾り | 先端が乗る帯に来る長さを選ぶ |
| マフラー・ストール | ふんわり巻いて、かたまりを乗る帯まで下ろす |
| 結び目 | 横に広がる結び目を、乗る帯の中に置く |
| 色 | 乗る帯に、トップスと違う明るい色を置く |
**乗る帯は、量を足したい人にとっては、いちばん効く場所です。**線を縦に長く落とすと胸の前がすっきりするので、足したい日は、端を帯の中で止めてください。胸まわりに量を足すニットの選び方は胸が小さい人の秋ニットにあります。
どちらとも取れるとき④|職場で名札の高さが決まっている
職場によっては、名札の位置が決められていて、紐を結んで上げることができない場合があります。
| 手 | すること |
|---|---|
| 紐の色 | 決まりの範囲で、トップスに近い色を選ぶ |
| 名札の向き | 本体が斜めに傾かないよう、紐の左右を同じ長さにそろえる |
| トップスの柄 | 名札の高さに柄がある服を避け、無地にする |
| 羽織り | 前を開けた羽織りを着て、名札の両側に縦の線を作る |
| ほかの線 | 名札の日は首飾りを外し、乗る線を1本だけにする |
名札が乗る帯にあるなら、その日はほかの乗る線を足さないことが、いちばん効く手です。名札1本だけなら、目の止まる場所は1つで済みます。
出かける前に30秒で確かめる
鏡の前で、正面と横から次の5つを確かめます。
| 確かめること | 見る向き | 時間 |
|---|---|---|
| 斜め掛けの紐が胸のあいだを通っていないか | 正面 | 5秒 |
| 紐の下で布が押さえられていないか | 横 | 5秒 |
| 首飾りやマフラーの端が乗る帯にないか | 正面 | 5秒 |
| 羽織りの前の端がまっすぐ下に落ちているか | 横 | 5秒 |
| 横切る線と乗る線が2本以下か | 正面 | 10秒 |
5つのうち、横から見る2つを飛ばさないでください。正面の鏡で見えないことが、横から見るといちばんよく分かります。
よくある行き違い
**「胸まわりの見え方は、トップスで決まる」。**トップスが同じでも、上から通る線で見え方は大きく変わります。トップスを替える前に、小物の線を動かしてみてください。
**「首飾りは長いほうが縦の線になる」。**長くても、先端が乗る帯に入る長さなら、胸の上に目が止まります。長さではなく、先端の位置で選びます。
**「斜め掛けは胸が大きい人には向かない」。**紐の通る位置と長さを変えれば使えます。向かないのは、紐が胸のあいだを通る掛け方のほうです。
**「マフラーは大きく巻くほど顔まわりが小さく見える」。**かたまりの下の端が乗る帯まで広がると、首から胸までがひとつながりの量に見えます。下の端の高さを見てください。
関連記事
- 胸が大きいと太って見える服装|布が胸の高さで止まっているだけ。素材・襟ぐり・丈で動かす ── トップスの形から見直したい場合
- ブラジャーで着痩せは起きるか|横から見て、布が体に触れる箇所を数える ── 下着を替えたときの横の落ち方を見たい場合
- Fカップで太って見える秋冬の重ね着|胸の前の枚数と外側の開きで選ぶ ── 秋冬の重ね着の枚数を決めたい場合
- 胸が大きくても太って見えないコート|前を閉める日と開ける日の選び方 ── コートの前の開け閉めを決めたい場合
- 着痩せする人|まねできる条件と、体で決まる条件を鏡で分ける ── 着痩せの条件全体を確かめたい場合
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 胸が大きいと、斜め掛けのバッグは使えませんか
- 使えます。気をつけるのは、紐が胸のあいだを斜めに通って、トップスの布を体に押さえつける掛け方です。紐を肩の外側に寄せて、胸の外側を通るように掛け直すか、紐を長くして、バッグ本体が腰骨より下に来るようにすると、紐が胸の前を押さえる区間が短くなります。紐の幅が2cmより細いと食い込みやすいので、3〜4cmの幅があるものを選ぶと、布の押さえ方がやわらぎます。
- Q. ネックレスはどの長さが着痩せして見えますか
- 長さの数字より、先端が胸のいちばん高いところからどれだけ離れているかで決まります。鎖骨のくぼみから頂点までを測り、首飾りの先端がそれより5cm以上上で止まるなら、首元にまとまって胸の前には乗りません。先端が頂点より5cm以上下まで落ちるなら、縦の線になって胸の前を縦に割ります。いちばん避けたいのは、先端が頂点の上下5cmのあいだにある長さです。胸の上に首飾りが乗って、そこに目が集まります。
- Q. マフラーを巻くと胸のあたりがもこもこします
- 巻いたかたまりの下の端が、どこで止まっているかを見てください。かたまりが鎖骨より下まで来て、胸の上に乗っていると、首から胸までがひとつながりの量に見えます。巻く回数を減らすか、薄手のものに替えて、かたまりの下の端を鎖骨のあたりで止めると、胸の前があきます。端を垂らす巻き方なら、端をみぞおちより下まで落とし、胸の上で止まらないようにします。
- Q. 胸が小さめで、胸の前に量を足したいときはどうすればいいですか
- この記事の考え方を反対に使います。首飾りの先端やマフラーの結び目、ストールのたまりを、胸のいちばん高いところの上下5cmの帯に置くと、そこに量と視線が集まって、胸の前が豊かに見えます。横に広がる結び目や、胸の前で布がたまる巻き方が向いています。線を縦に長く落とすと、反対に胸の前がすっきり見えるので、足したい日は端を帯の中で止めてください。
— メグラシ編集部





