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Fカップで太って見える秋冬の重ね着|胸の前の枚数と外側の開きで選ぶ

メグラシ編集部//読了 13分
駅の構内を歩く女性の首元からももまでの着姿。白いシャツにチャコールのVネックのニットベスト、前を開けたキャメルの長いカーディガンを重ね、胸の前に縦の帯ができている

**秋冬のいつもの重ね着をして、横から鏡を見てください。**胸のいちばん高いところで、何枚の布が重なっているでしょうか。

Fカップのように胸に厚みのある人が、重ね着をして太って見えると感じるとき、1枚ずつの形は合格していることが少なくありません。見直すのは、胸の頂点で何枚の布が重なっているかと、いちばん外側の服がどれだけ開いているかの2つです。枚数が同じでも、重ね方の順番を変えるだけで、胸から裾までの見え方は変わります。

1枚ずつの選び方は胸が大きくても太って見えないニットと胸が大きくても太って見えないコートに、通年の総論は胸が大きいと太って見える服装に分けてあります。この記事は、秋冬に重ねる順番だけを扱います。

結論:胸の頂点で重ねるのは2枚まで、3枚目からは開ける

先に答えを並べます。重ね着の日に、この5つを順に確かめてください。

見るところ目安外れると
胸の頂点を通る枚数2枚まで3枚目から、頂点に厚みが集まる
頂点の厚みの合計つまんで1cm以内1.5cmを超えると、胸から裾が一枚の面に見える
外側の開き内側の縦の帯が10〜15cm帯が20cmを超えると、胴が一枚の面に見える
外側の前端の位置胸の頂点の内側頂点の外へ逃げると、前端が胸から浮く
裾の段胸の頂点から15cm以上下胸のすぐ下に横線が入る

**いちばん効くのは、頂点を通る枚数です。**枚数が2枚以内なら、厚みの合計も自然に1cm前後に収まり、外側を開けるだけで縦の帯が作れます。

夏のあいだは1枚で着ていた服も、秋冬には何かを重ねる土台になります。1枚で合格していた服が、重ねたとたん太って見えるように感じるのは、服が変わったからではなく、胸の前で布が重なる場所と数が変わったからです。1枚ずつ選び直す前に、重ねる順番を組み替えてみてください。

なぜ重ね着で太って見えるのか

胸に厚みがある人の服は、胸の頂点で前へ押し出され、そこから裾まで、体から離れてまっすぐ落ちます。この「頂点から裾までの落ちる区間」が、横から見たときに胴の厚みとして読まれます。

重ね着をすると、この区間が外側の服ほど長くなります。**内側の服の厚みの上に外側の服が乗るので、外側の服は内側より前へ押し出され、落ちる区間が延びていきます。**3枚重ねると、いちばん外側の服は、胸の頂点からの厚みが1枚目の3倍近くになることがあります。

横から見ると、この区間は胸の頂点を角にした三角形のように見えます。頂点から裾までの布の線が斜辺で、体の線とのあいだにできる隙間が、胴の厚みとして読まれる部分です。**重ねるほど斜辺は外へ押し出され、三角形は大きくなります。**頂点を通る枚数を減らすと、この三角形がいちばん早く小さくなります。

Fカップは、トップとアンダーの差がおよそ22.5cmです。この差がそのまま、服が前へ押し出される量の土台になります。差の測り方と表記の読み方は胸のサイズ・カップとバストの測り方にあります。

測るのは4つ。所要3分

重ね着をした状態で、鏡の前で測ります。

測るもの測り方何が分かるか
① 頂点を通る枚数胸の頂点の高さで、布の端を数える何枚を開けるか
② 頂点の厚みの合計胸の頂点の横で、全部の布をまとめてつまむ内側を薄くするか
③ 縦の帯の幅外側の前端の左右のあいだを、胸の高さで外側をどれだけ開けるか
④ 裾の段の高さ胸の頂点から、いちばん上の裾の段まで裾の長さの組み替え

②は、胸の頂点の真横、脇に近いところで、全部の布を一度につまんで、指のあいだの厚みを見ます。親指と人差し指のあいだに、1cmの隙間ができるかどうかが目安です。

①頂点を通る枚数|2枚までにする

胸の頂点を通る布は、閉めて着る服の数です。前を開けて着る服は、前端が頂点の内側に落ちていれば、頂点を通りません。

重ね方頂点を通る枚数見え方
インナー+ニット2枚合格
インナー+シャツ+ニット(全部閉める)3枚頂点に厚みが集まる
インナー+シャツ(閉める)+カーディガン(開ける)2枚合格
インナー+ニット+ジャケット(閉める)3枚胸のボタンの間に横じわ
インナー+ニット+ジャケット(開ける)2枚合格
インナー+ニット+コート(閉める)3枚コートの日だけ例外で許す

数えるときは、服の名前ではなく、頂点の高さで布が前を横切っているかどうかで見てください。前を開けたカーディガンでも、前端が頂点の上に乗っていれば、頂点を通る1枚に数えます。反対に、ボタンを留めたシャツでも、上に着たベストのVの内側で頂点が見えているなら、そのシャツの1枚だけを数えます。

**インナーも1枚と数えてください。**薄くても、頂点の位置でほかの布を前へ押し出す1枚です。屋外でコートを閉める日は3枚になりますが、この日は②の厚みの合計を先に確かめて、1cmを超えないように内側を選びます。

②頂点の厚みの合計|つまんで1cm以内

枚数が同じでも、1枚ずつの厚みで、頂点の合計は大きく変わります。

布つまんだときの厚み(1枚)
薄手のインナー1mm前後
薄手のシャツ(綿、化繊)1mm前後
ハイゲージのニット3〜4mm
ミドルゲージのニット5〜6mm
ローゲージのニット8mm以上
ウールのジャケット3〜5mm
ウールのコート5〜8mm

厚みを確かめるときは、服を着た状態で、胸の頂点の真横をつまんでください。平置きでつまむと、編み地が伸びていないぶん厚く出ますし、着ると体の丸みで布が引かれて、実際の厚みは少し薄くなります。着た状態の厚みが、外から見える厚みです。

たとえば、インナー1mm+シャツ1mm+ハイゲージのニット4mmなら、合計は6mmで合格です。インナー+ミドルゲージのニット+ウールのジャケットを閉めると、1mm+6mm+5mmで12mmになり、1cmを超えます。超える日は、内側のどれかを薄いものに替えるか、外側を開けて頂点から外してください。

③外側の開き|内側の縦の帯を10〜15cm見せる

いちばん外側の服の前を開けると、内側の服が縦の帯として見えます。この帯の幅が、胸の高さで10〜15cmあると、胸から裾までの面が縦に割れ、一枚の面に見えにくくなります。

帯の幅(胸の高さ)見え方直し方
5cm未満ほぼ閉じている。外側が一枚の面ボタンを1つ多く外す
5〜9cm帯が細く、胸で途切れて見える前端を胸の頂点のほうへ少し開く
10〜15cm縦の帯が裾まで続くそのまま
16〜20cm帯が広く、内側の面が目立つ内側を濃い色に
20cm超前端が胸の頂点の外へ逃げている外側の身幅を見直す

**前端が胸の頂点の外へ逃げると、帯は広がり、前端そのものが胸から浮いて見えます。**外側の服は、前を開けたときに前端がまっすぐ下へ落ち、胸の頂点の内側を通るものを選んでください。前を開けたコートの見え方は胸が大きくても太って見えないコートで詳しく扱っています。

④裾の段|胸の頂点から15cm以上下に

重ね着をすると、服の裾が段になって並びます。この段の位置が胸に近いと、胸の丸みのすぐ下に横の線が入り、胸から段までが一つのかたまりに見えます。

いちばん上の段の位置見え方直し方
胸の頂点から10cm以内胸の下に横線、かたまりに見える内側の裾をボトムに入れる
10〜15cm段がウエストの上に来る外側を長いものに
15〜25cm段がウエストから腰骨のあいだ合格
25cm以上段が腰骨の下合格。脚の始まりとの釣り合いを見る

段が2つ以上あるときは、段どうしの間隔も見てください。段と段が5cm以内に並ぶと、2本の横線が1本の太い帯に見え、その帯の高さに視線が集まります。段と段は8cm以上離すか、内側をボトムに入れて段を1つにすると、横線が細く保てます。

**いちばん外側を長く、内側を短くするのが基本です。**内側のシャツの裾を外に出す日は、外側のニットより3〜5cm長くして、段を腰骨のあたりまで下げてください。裾の前後の差で選ぶ考え方は胸が大きい人の服は前裾と後ろ裾の差で選ぶにあります。

シャツ+ニットベスト|Vの底を胸の頂点まで下げる

秋に増えるのが、シャツの上にニットベストを重ねる形です。ベストのVの底が、胸の頂点より上で止まるか、下まで来るかで、頂点を通る枚数が変わります。

ベストのVの底頂点を通る布見え方
胸の頂点より5cm以上上シャツとベストの2枚+編み地の横線頂点の上を編み地が横切る
胸の頂点より2〜4cm上2枚頂点のすぐ上に横線
胸の頂点と同じ高さシャツ1枚+ベストの縁縁が頂点の脇を通る
胸の頂点より2〜3cm下シャツ1枚頂点のまわりが縦の帯になる

ベストの身幅も見てください。身幅にゆとりが少ないベストは、胸の頂点で横に引かれて、Vの縁が外へ広がります。縁が広がると、Vの底が上がり、頂点の上を編み地が横切る形に戻ってしまいます。前から見てVの縁がまっすぐ下へ落ちているかを確かめてください。

Vの底が頂点と同じ高さか、少し下まで来るベストなら、頂点のあたりはシャツ1枚になり、厚みが集まりません。シャツは薄手の綿やなめらかな化繊にすると、ベストの下で布がだぶつきません。ベストの身幅の考え方はニットベストコーデにあります。

タートルネック+カーディガン|カーディガンは開けて着る

タートルネックの上にカーディガンを重ねる日は、カーディガンを開けて着る前提で選んでください。タートルは首元から胸まで面が続くので、その上でカーディガンを閉めると、頂点に2枚の厚みが重なり、首から裾まで横の面が続きます。

カーディガン頂点を通る枚数縦の帯
閉めて着るタートル+カーディガンできない
上のボタン1つだけ留めるタートル+カーディガン(頂点の上だけ)頂点から下に帯
全部開けるタートルだけ首から裾まで帯
胸の下のボタン1つだけ留めるタートル+カーディガン(頂点の下)胸の下で帯が途切れる

カーディガンの丈も見てください。腰骨より下まである長めのカーディガンは、開けたときに前端が重さでまっすぐ落ち、縦の帯が裾まで続きます。ウエスト丈の短いカーディガンは、前端が胸の頂点から浮いたまま裾で終わり、帯が胸の下で途切れやすくなります。タートルの上に重ねるなら、腰骨の下まである丈のほうが、開けて着たときの縦の帯を作りやすくなります。

**胸の下のボタン1つだけを留める着方は、胸の丸みのすぐ下で前端が引き寄せられ、胸の形が強調されます。**留めるなら胸の上の1つ、または留めずに開けるほうが、縦の帯が胸の前を通ります。

ニット+ジャケット|ボタンの位置で開けるか閉めるか

ジャケットをニットの上に重ねる日は、ジャケットのボタンの位置で、閉めるか開けるかを決めます。

ジャケットのボタン閉めた日開けた日
1つ、胸の頂点より下頂点は2枚、Vが深く縦ができる縦の帯が広い
1つ、胸の頂点の高さボタンの間に横じわ前端が胸の頂点の上に乗る
2つ、高い位置頂点で3枚分の厚み前端が外へ逃げやすい
ダブル頂点に打ち合わせの厚み前端が大きく外へ逃げる

ジャケットは肩の線がはっきりしているぶん、肩に合わせて選ぶと、胸の頂点で前が足りなくなることがあります。開けて着る日が多いなら、肩で合わせて前は開ける前提で選んで構いません。開けたジャケットの前端がまっすぐ下へ落ちるかどうかは、試着室で腕を下ろして、横から鏡を見れば確かめられます。

閉めて着るなら、ボタンが1つで胸の頂点より下にあるジャケットを選んでください。Vが深くなって、頂点の上に内側のニットが縦の帯として見えます。中に着るニットはハイゲージにして、頂点の合計の厚みを1cm以内に収めます。

シャツ+ニット+コート|コートの日だけ3枚を許す

屋外でコートの前を閉める日は、頂点を通る枚数が3枚になります。この日は、内側の2枚をいちばん薄い組み合わせにすることで、合計の厚みを1cm以内に収めます。

内側の組み合わせ合計の厚み(コートを除く)コートを閉めた日
インナー+シャツ2mm前後合格
インナー+ハイゲージのニット4〜5mm合格
シャツ+ハイゲージのニット5mm前後合格
インナー+ミドルゲージのニット6〜7mmコートは薄手に
シャツ+ローゲージのニット9mm以上コートは開けて着る

コートを閉める日は、コートのボタンの位置も見てください。胸の頂点の高さにボタンが1つある形は、頂点で前が左右から引かれて、ボタンの間に横じわが出やすくなります。頂点より少し上と下にボタンがある形なら、頂点の前は布1枚で覆われ、横じわが出ません。

屋内に入ってコートを脱いだら、内側の2枚の重ね方がそのまま見えます。脱いだあとの姿が①〜④に合っているかを、朝の家の鏡で先に確かめてください。

ワンピース+カーディガン|切り替えの位置と前の開き

秋冬のワンピースの上にカーディガンを重ねる日は、ワンピースの切り替えの位置と、カーディガンの前の開きの2つを合わせて見ます。切り替えが胸のすぐ下にあるワンピースは、カーディガンを開けたときに、縦の帯の中に横の線が入ります。

ワンピースの切り替えカーディガンを開けた日合わせ方
胸のすぐ下(頂点から5cm以内)帯の中で胸の下に横線カーディガンの上のボタン1つだけ留めて横線を覆う
本来のウエスト帯の中でウエストに横線合う
切り替えなし(ストン)縦の帯が裾まで続く合う。帯の幅を10〜15cmに
腰の低い位置帯の下の方に横線合う

ワンピースは上下がつながっているぶん、胸の頂点から裾までが1枚の布です。**カーディガンの前端が頂点の内側に落ちていれば、ワンピースの面は縦に割れて見えます。**カーディガンの丈は、ワンピースの裾より10cm以上短いものにすると、裾の段が1つ増えても、段どうしが近づきすぎません。

ストールとマフラーを、胸の前に垂らす

重ね着の日に、胸の前に縦の線をもう1本足せるのがストールとマフラーです。首にかけて両端を前に垂らすと、胸の前に2本の縦の線ができます。

垂らし方胸の前の線厚みへの効き方
両端を胸の頂点の内側に垂らす2本の縦の線頂点の前を縦に割る
両端を胸の頂点の上に垂らす布が頂点で前へ押し出される厚みが増えて見える
首にぐるぐる巻いて量を出す胸の上にかたまり胸の上に厚みが加わる
片方の肩にかけて斜めに垂らす斜めの線頂点を斜めに横切る。薄手なら合う

**端は、胸の頂点の内側に落としてください。**頂点の上に垂らすと、布が頂点で前へ押し出されて揺れ、胸の厚みに視線が集まります。ストールは薄手で、端がまっすぐ下へ落ちる重さのあるものが合います。

内側と外側の色の明るさ

重ね着では、内側の縦の帯と外側の服の色の明るさの差で、帯の見え方が変わります。帯は、外側と明るさの差があるほど、縦の線としてはっきり読まれます。

内側の帯外側の服帯の見え方
明るい(白、生成り)暗い(紺、チャコール)はっきりした縦の帯。帯は10〜12cmに
暗い(黒、紺)明るい(灰、ベージュ)引き締まった縦の帯。帯は12〜15cmに
中くらい(灰)中くらい(茶)帯がやわらかく見える
外側と同じ色同じ色帯が消えて、一枚の面に見える

明るい帯は面積が広く見えるので、帯の幅を少し狭く、10〜12cmにとどめてください。暗い帯は面積が狭く見えるので、15cmまで広げても目立ちません。内側と外側を同じ色にそろえると、せっかく開けても帯が消えるので、少なくとも明るさを1段変えてください。

インナーの選び方|頂点の位置を安定させる

いちばん内側のインナーは、胸の頂点の位置を決める1枚です。頂点の位置が2cm下がると、外側の服が胸から裾へ落ちる区間も2cm長くなります。

インナー支え方重ね着の日の向き不向き
ワイヤーのあるブラジャー線で支える頂点の位置が安定する。厚手を重ねる日に
カップ付きのインナー面で支える段差が出にくい。薄手を重ねる日に
ワイヤーのないブラジャー面と線の中間家で過ごす日に
薄手の保温インナー支えない上の2つの上に重ねる

支え方の違いはカップ付きインナーとブラジャーの違いに詳しくあります。重ね着の枚数が多い日ほど、頂点の位置が安定するものを選ぶと、外側の服の落ち方がそろいます。

インナーの上に着る保温の下着も、1枚と数えてください。首元まで覆う形は、胸の前に薄い面をもう1枚作ります。胸の前が大きく開いた形の保温インナーを選ぶと、背中と脇は暖かいまま、頂点を通る枚数を増やさずに済みます。

首元の重なり|襟を出すか、しまうか

重ね着では、首元にも襟が重なります。シャツの襟をニットの外に出すか、しまうかで、胸の上の線の向きが変わります。

首元の重ね方胸の上の線向き
クルーネックのニットにシャツの襟を出す首元に横の面襟を小さく、ボタンを1つ開ける
Vネックのニットにシャツの襟を出す縦のV合う
タートルネックに何も重ねない首から胸に面上を開けたカーディガンで縦を
ハイネックにネックレスを重ねる胸の上に縦合う。長さは頂点より上で止める

**ネックレスは、胸の頂点より上で止まる長さを選んでください。**頂点の上に乗る長さだと、ネックレスが頂点で前へ押し出されて揺れ、胸の厚みに視線が集まります。

シャツの襟をニットの外に出す日は、襟の大きさも効きます。襟先の長い大きな襟は、胸の上に面を広げて、胸の頂点までの距離を縮めて見せます。襟先5〜6cmの小さめの襟を、ボタンを1つ開けて出すと、首元に縦のVができて、胸の上の面が狭くなります。

どちらとも取れるとき①|寒くて枚数を減らせない

真冬の屋外では、枚数を減らせない日があります。この日は、枚数は減らさずに、頂点を通る枚数だけを減らしてください。

いちばん内側に保温のインナー、その上に前を開けて着られるカーディガンかシャツ、いちばん外にコート。この形なら、頂点を通るのはインナーと、閉めた日のコートだけです。首元はマフラーで、手首は袖の長いインナーで温めると、胸の前の枚数を増やさずに暖かさを保てます。

暖めたい場所胸の前の枚数を増やさない方法
首元マフラー、ハイネックのインナー
背中背中に厚みのあるベストを、前を開けて
手首袖の長いインナー、手袋
腰丈の長いインナーをボトムに入れる

どちらとも取れるとき②|肩に合わせると外側が閉まらない

外側のジャケットやコートを肩に合わせると、胸の頂点で前が閉まらない。胸の大きい人によくある食い違いです。

胸に合わせて1サイズ上げると、肩が落ちて、袖も長くなり、全体が大きく見えることがあります。どちらに合わせるかは、その冬にその服を閉めて着る日がどれくらいあるかで決めてください。

**その服を、閉めて着る服ではなく、開けて着る服として使ってください。**肩が合っていれば、開けたときに前端はまっすぐ下へ落ち、頂点の内側を通ります。閉める日が多い服だけ、肩が少し落ちても目立ちにくいラグラン袖やドロップショルダーで、胸に合うサイズを選びます。

どちらとも取れるとき③|骨格タイプで重ね方が変わる

同じFカップでも、骨格タイプによって、重ねたときに厚みが出る場所が違います。

骨格の傾き厚みが出やすい場所重ね方の工夫
ストレート寄り胸の頂点から前へ頂点の枚数を2枚に、外側は開ける
ウェーブ寄り胸の下から腰へ裾の段を腰骨より下に
ナチュラル寄り肩から胸の上首元の重なりを減らす
判定が割れる人による①〜④を順に確かめる

ストレート寄りの人は、胸の頂点から前へ厚みが出るので、頂点を通る枚数を減らすことがいちばん効きます。ウェーブ寄りの人は、胸の下から腰にかけて布がたまりやすいので、裾の段を下げることが効きます。ナチュラル寄りの人は、肩から胸の上に布の量が出やすいので、首元の重なりを減らすことが効きます。

**骨格の結果より、①〜④の実測のほうを優先してください。**同じタイプでも、胸の頂点の高さや肩幅で、厚みの出方は変わります。

どちらとも取れるとき④|背が低い

背が低い人は、胸の頂点から裾までの距離が短く、裾の段を15cm以上下に置くと、段が腰骨の下まで下がりすぎることがあります。

この場合は、**段を1つに減らしてください。**内側の服の裾をボトムに入れて、外側の服の裾だけを段として見せます。段が1つなら、胸の頂点から12cm前後の位置でも、横線は1本で済み、胸の下にかたまりができません。

身長の目安いちばん上の段の位置段の数
150cm前後頂点から12〜18cm1つ
155〜160cm頂点から15〜20cm1〜2つ
165cm以上頂点から15〜25cm2つまで

どちらとも取れるとき⑤|屋内と屋外を何度も出入りする

通勤や買い物で、暖かい屋内と寒い屋外を何度も出入りする日は、外側を脱いだり着たりするたびに、胸の前の枚数が変わります。

場所着ている枚数胸の頂点を通る枚数の目安
屋外インナー+内側+コートコートを閉めて3枚、または開けて2枚
電車・バスの中コートを開ける2枚
屋内(職場・店)コートを脱ぐ2枚
暖房の強い屋内内側の羽織りも脱ぐ1〜2枚

**脱いだ姿で1日のいちばん長い時間を過ごすなら、脱いだ姿を基準に重ね方を決めてください。**多くの人にとって、それは職場や家の中の姿です。コートを着ている時間は通勤の往復だけ、という日は、内側の2枚の重ね方を優先し、コートは開けて着る前提で選びます。

写真に写る日の重ね着

写真では、正面から撮られることが多く、胸の頂点の厚みより、胸から裾までの面の広さのほうが写ります。縦の帯が1本入っているかどうかが、写真の見え方をいちばん大きく変えます。

集合写真や行事の写真が残る日は、外側の前を開けて、縦の帯を10〜15cm見せてください。前を閉めた姿で写ると、胸から裾までが一枚の面として写り、帯の幅の分だけ胴が広く写ります。座って写る日は、裾の段が胸に近づくので、内側の裾はボトムに入れておきます。

朝の鏡で2分でやること

重ね着の日は、家を出る前に、横から鏡を見て次の順に確かめてください。

順番やること合格の目安
1胸の頂点の高さで、閉めている布を数える2枚まで
2頂点の横で、全部の布をまとめてつまむ1cm以内
3外側の前を開けて、縦の帯の幅を見る10〜15cm
4いちばん上の裾の段の位置を見る頂点から15cm以上下
5外側を脱いだ姿も確かめる内側だけで1〜4に合う

**5を飛ばさないでください。**屋内で外側を脱いだとき、内側の重ね方がそのまま見えます。

鏡は正面より、横から見るほうが分かりやすくなります。正面では、胸の頂点から裾までの三角形が奥行きの方向に隠れてしまうからです。横から見て、頂点から裾までの布の線がまっすぐ下へ落ちているか、外へ開いているかを見れば、1〜4のどこを直せばいいかが分かります。

10月から1月の重ね着の予定

季節が進むにつれて、胸の前の枚数が増えます。月ごとに、どこを先に見るかを変えてください。

時期よくある重ね方先に見るところ
10月前半シャツ+ニットベストベストのVの底
10月後半タートル+カーディガンカーディガンを開ける
11月ニット+ジャケットジャケットのボタンの位置
12月シャツ+ニット+コート内側2枚の厚みの合計
1月インナー+ニット+厚手のコート頂点を通る枚数

よくある行き違い

**「胸が大きい人は、重ね着を避けたほうがいい」。**避ける必要はありません。胸の頂点を通る枚数を2枚に、厚みの合計を1cm以内に収めれば、重ね着はむしろ縦の帯を作る手段になります。

**「重ねるほど、体の線が出なくて細く見える」。**重ねるほど、外側の服が胸から前へ押し出され、胸から裾まで落ちる区間が延びます。体の線を拾わないことと、細く見えることは別のことです。

**「濃い色を外側に着れば、枚数が多くても大丈夫」。**濃い色は面の広さを狭く見せますが、胸の頂点の厚みは横から見た輪郭として残ります。色より先に、頂点を通る枚数を減らしてください。

**「カーディガンは閉めたほうがきちんと見える」。**閉めると、頂点に2枚の厚みが重なり、縦の帯が消えます。きちんと見せたい日は、上のボタン1つだけを留めて、頂点から下を開けてください。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. Fカップで、秋冬に重ね着すると太って見えます。何を見ればいいですか
胸の頂点で何枚の布が重なっているかと、いちばん外側の服がどれだけ開いているかの2つを見てください。胸の頂点を通る布が3枚以上になると、厚みが頂点に集まり、そこから裾まで布がまっすぐ落ちる区間が外側ほど長くなります。頂点で重ねるのは2枚までにして、3枚目からは前を開けて、前端を胸の頂点の内側に落としてください。内側の服が縦の帯として10〜15cmの幅で見えていれば、胸から裾まで一枚の面に見えにくくなります。
Q. シャツの上にニットベストを重ねると、胸が大きく見えます
ベストの襟ぐりの深さと、シャツの布の厚みを見てください。ベストのVの底が胸の頂点より上で止まっていると、胸の頂点の上をベストの編み地が横切り、頂点で2枚の厚みが重なります。Vの底が胸の頂点と同じ高さか、それより2〜3cm下まで来るベストなら、頂点のあたりはシャツ1枚になり、厚みが集まりません。シャツは薄手の綿やなめらかな化繊にすると、ベストの下で布がだぶつかず、合計の厚みを1cm以内に収めやすくなります。
Q. 寒い日は枚数を減らせません。どうすればいいですか
枚数は減らさずに、胸の頂点を通る枚数だけを減らしてください。いちばん内側に保温のインナーを1枚、その上に前を開けて着られるカーディガンかシャツ、いちばん外にコート。この形なら、胸の頂点を通るのはインナーと、閉めた日のコートだけです。首元はマフラーで、手首は袖の長いインナーで温めると、胸の前の枚数を増やさずに体全体の暖かさを保てます。
Q. カップ付きのインナーとブラジャー、重ね着の日はどちらがいいですか
重ね着の枚数が増える日は、胸の頂点の位置が安定するほうを選んでください。頂点の位置が2cm下がると、外側の服が胸から裾へ落ちる区間も2cm長くなります。ワイヤーのあるブラジャーは線で支えるので頂点の位置が安定しやすく、カップ付きのインナーは面で支えるので、厚手のニットを重ねたときの段差が出にくくなります。どちらが合うかは、その日にいちばん内側に着るものの薄さで決めると選びやすくなります。
Q. 重ね着の裾は、どれを長くすればいいですか
いちばん外側を長く、内側を短くするのが基本です。裾の段は、胸の頂点から15cm以上下に置いてください。胸のすぐ下に裾の段があると、胸の丸みの下に横の線が入り、胸から段までが一つのかたまりに見えます。内側のシャツの裾を外に出す日は、外側のニットより3〜5cm長くして、段を腰骨のあたりに下げると、胸から離れた位置で横の線が終わります。

— メグラシ編集部

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胸が大きくても太って見えないニット|身幅のゆとりと裾の浮きで選ぶ

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胸が大きくても太って見えないニット|身幅のゆとりと裾の浮きで選ぶ

胸に厚みのある人がニットを着て「太って見える」と感じるとき、原因はニットの形の名前ではなく、身幅のゆとり、横から見た前裾の浮き、編み地の厚みの3つです。平置きの身幅から出すゆとりは6〜12cm、前裾の浮きは3cm以内、つまんだ厚さは5mm以下が目安。縦の畝がまっすぐ通るかで分かる見分け方、浮きを戻す3つの着方、Vネックとハイネックの首元、肩に合わせると胸がきついとき・ゆったり着たいとき・カーディガンとして前を開けるときの決め方、秋口と冬の違い、試着室で2分でやることまで。

メグラシ編集部/読了 10分
手が大きい人に似合う秋冬の袖|袖口が手の甲にかかる長さと幅で選ぶ

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手が大きい人に似合う秋冬の袖|袖口が手の甲にかかる長さと幅で選ぶ

長袖に戻る秋、手が大きく見えるのが気になり始める人がいます。手の見え方を決めているのは手そのものより、すぐ隣にある袖口です。見るのは2つ。袖口を平置きした幅が、手の甲のいちばん広いところより広いか。袖口が手首の骨からどこで止まるか。手元を控えめに見せたい日は袖口を手の甲に2〜3cmかけ、手の長さを活かしたい日は手首を5cm以上見せます。秋ニットのリブ袖口の扱い、コートと手袋の重ね方、手を使う仕事の日・袖口の広い服が苦手なとき・時計をつける日の決め方まで。

メグラシ編集部/読了 10分
太って見えない服|秋冬は座る・写る・着込む予定で見る場所を変える

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太って見えない服|秋冬は座る・写る・着込む予定で見る場所を変える

太って見えない服は、鏡の前に立った姿では決まりません。秋冬の予定では、座って前から見られる日、写真に正面から写る日、何枚も着込んで屋外にいる日、歩いて横から見られる日で、布が太って見える方向に読まれる場所が変わるからです。座る日は前身頃にたまる布、写る日は正面の面の幅と明るさ、着込む日は重ねた厚みの合計、歩く日は横から見た厚みを測ります。お呼ばれ、忘年会、同窓会、屋外の行事、旅行、初詣、仕事の面談、帰省まで、予定ごとに見る場所と目安を決めました。

メグラシ編集部/読了 12分
肩幅が広い人に似合わない服|秋冬の試着で肩が張って見えたときの直し方

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肩幅が広い人に似合わない服|秋冬の試着で肩が張って見えたときの直し方

肩幅が広い人が秋冬の試着で「肩が張って見える」と感じる服は、どれも肩の高さに横の線か横の面を足している服です。ボートネック、パフスリーブ、肩パッドのジャケット、胸の高さの横縞、厚手のローゲージ、大きく肩の落ちたオーバーサイズ、詰まった丸首、肩に飾りのあるコート、ケープ、短い羽織りの10の失敗を、着方で直せる服と直せない服に分けて、首元の開け方、ストールの垂らし方、下半身の量の足し方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分
着痩せする人|まねできる条件と、体で決まる条件を鏡で分ける

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着痩せする人|まねできる条件と、体で決まる条件を鏡で分ける

「着痩せするね」と言われる人に共通しているのは、体の形そのものより、服と体のあいだに起きていることです。肩先から布がどう落ちるか、横から見た厚みと正面の幅の比、服から出ている首・手首・足首。このうち体で決まる条件は3つ、服でまねできる条件は6つあります。鏡の前で自分の条件を測って、どれがもう手元にあり、どれを服で足せばいいかを分けました。どちらとも取れる体、上と下で条件が違う体、秋冬の重ね着で差が消える時期の選び方まで置いています。

メグラシ編集部/読了 11分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

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