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着痩せする人|まねできる条件と、体で決まる条件を鏡で分ける

メグラシ編集部//読了 11分
駅のホームを歩く女性の胸から下。グレーの薄手ニットに前を開けた紺のジャケットを重ね、袖を手首の上までまくって、濃いグレーのパンツを合わせている

**着痩せする人に共通しているのは、布が体に触れずに落ちる場所が多いことと、服から出ている部分がはっきりしていることです。**このうち体で決まる条件は3つだけで、残りの6つは服でまねできます。

「着痩せするね」と言われる人を見ていると、体の形がみんな同じわけではありません。背の高い人も低い人もいますし、肩の広い人もなで肩の人もいます。共通しているのは体ではなく、服と体のあいだに起きていることのほうです。

この記事では、着痩せする人の条件を「体で決まるもの」と「服でまねできるもの」に分けて、鏡の前で自分がどちらをどれだけ持っているかを測ります。着痩せの手を1か所ずつ触る順番は着痩せで最初に触る場所に置いてあります。ここでは、その前に「自分はどこまで持っているのか」を見ます。測るのに使うのは、全身の映る鏡と、スマートフォンのカメラだけです。服は、体に沿う薄手のカットソーを1枚着て測ると、体の条件が見やすくなります。

結論:体の条件は3つ、服の条件は6つ。足りない側だけ足す

分け方条件まねできるか
体の条件1肩先の骨が横に張っていて、布が肩から真下に落ちるまねできない
体の条件2横から見た厚みが、正面の幅に比べて小さいまねできない
体の条件3首・手首・足首の骨が、服から出たときに見えるまねできない
服の条件1肩の縫い目が、肩先で止まるまねできる
服の条件2首元があいて、鎖骨の一部が見えるまねできる
服の条件3袖と裾が、手首と足首の骨の少し上で終わるまねできる
服の条件4身幅に、布が張らないだけのゆとりがあるまねできる
服の条件5布が体から離れて、下へ落ちる素材まねできる
服の条件6前を開けた羽織りで、縦の線が1本入るまねできる

体の条件を持っていない人は、服の条件を多めに重ねればいいということです。反対に、体の条件がそろっている人でも、服の条件を外すと着痩せしなくなります。肩の落ちた大きな上に、首の詰まった厚手のニットを重ねれば、どんな体でも輪郭は布の形になるからです。

「着痩せ」と感じられるとき、目には何が映っているか

人が服を着た人を見るとき、目に入るのは体そのものではなく、布の輪郭と、服から出ている部分です。布の中の体の形は、布が体に触れているところでしか外に出てきません。

目に入るもの決めているもの着痩せに効く向き
服の輪郭の幅布がどこから落ちているか肩先から落ちると胴の幅が出にくい
服の輪郭の前後布が前に押し出されているか押し出されないと横から見て薄い
首まわり首元のあきと首の見え方あいているほど縦に長く見える
手首と足首服から出ているか出ているほど体の先がはっきりする
布の張り身幅のゆとり張っていないと体の形が写らない

つまり、着痩せは「体が細いかどうか」ではなく、布の輪郭がどこで決まっているかの話です。この見方に立つと、体を変える話はまったく要りません。布の落ち方と、出ている部分の見え方を整えるだけです。

布の輪郭を決めているのは、布が体のどこに触れているかです。肩先、胸のいちばん高いところ、お腹のいちばん前、お尻のいちばん後ろ。布はこうした高いところに引っかかって、そこから下へ落ちます。引っかかる点が上のほうにあって、あとは体から離れて落ちていれば、輪郭は上の点で決まります。引っかかる点が多く、しかも下のほうにあると、布の輪郭は体の形をなぞるようになります。この記事で「布が体に触れずに落ちる場所」と言っているのは、この引っかかる点のあいだのことです。

体の条件1|肩先の張りは、正面の鏡で測る

肩先の骨が横に張っている人は、上の服を着ると、布が肩先から真下に落ちます。布が胴に触れないまま裾まで下りるので、服の輪郭の幅は肩幅で決まり、胴の形は布の外に出てきません。

測ること測り方当てはまる目安
肩先の幅正面の鏡で、左右の肩先の骨のいちばん外—
脇の下の胴の幅同じ鏡で、脇の下のすぐ下の胴の左右—
比べ方肩先の幅から胴の幅を引く左右合わせて手のひら1枚ぶん以上広い

**肩先が胴より手のひら1枚ぶん以上広い人は、この条件をもう持っています。**そういう人は、肩線が肩先で止まる上を選ぶだけで、布がまっすぐ落ちる形になります。反対に、肩先と胴の幅がほとんど同じ人は、布が胴に沿って下りるので、胴の形が布に写りやすくなります。そのときは、服の条件1と4と5を多めに重ねます。

体の条件2|横の厚みと正面の幅の比は、真横の鏡で測る

同じ幅の体でも、横から見た厚みが違うと、布の落ち方が変わります。厚みが小さい体は、布が前に押し出されずにまっすぐ落ちます。厚みが大きい体は、布が胸やお腹の高いところに当たって前へ出て、裾が前に浮きます。

測ること測り方目安
正面の幅正面の鏡で、胸の高さの左右の幅—
横の厚み真横を向いて、胸の高さの前後の厚み—
比厚み÷幅半分より小さい/半分くらい/半分より大きい

比が半分より小さい人は、布が前に押し出されにくい体です。横から見たときに服の輪郭が薄く出るので、「着ると思ったより薄い」と見られやすくなります。比が半分より大きい人は、布が前で押し出されて、裾が浮きます。この浮きを服の側で受けるのが、服の条件2と6です。首元をあけて縦にあきを作り、前を開けた羽織りで縦の線を足すと、前に浮いた布の面が左右に割れて、厚みの印象が分かれます。

体の条件3|首・手首・足首は、服から出して見る

服から出ている部分は、布の輪郭よりも先に目に入ります。首・手首・足首の骨がはっきり見える人は、布がゆったりしていても、体の先が締まって見えます。

部分見方当てはまる目安
首あごの先から鎖骨のくぼみまで、横にした指が何本入るか3本以上
手首手の甲を上にして、手首の外側の骨が見えるか骨の出っぱりが見える
足首くるぶしの骨が、靴下なしで見えるか骨の出っぱりが見える

**3つのうち2つが当てはまれば、この条件は持っていると見てかまいません。**首が指2本ぶんくらいの人は、首元のあきで縦の長さを足せます。手首や足首の骨が見えにくい人でも、袖と裾を骨のいちばん細いところで止めれば、服から出ている部分がはっきりします。

自分の体の条件を、1枚の表にまとめる

3つの条件を測ったら、次の表に丸を付けてください。丸の数で、服の条件をどれだけ足すかが決まります。

体の条件の丸見え方服の条件で足す数
3つ何を着てもそれなりに着痩せする1〜2つで足りる
2つ服の選び方で差が出やすい2〜3つ
1つ服の条件を外すと、布の形になる3〜4つ
0服で決まる部分がほとんど4つ以上を重ねる

**丸が少ないのは悪いことではありません。**服で決まる部分が大きいということは、服の選び方がそのまま見え方に出るということです。服を替えれば、その日のうちに変わります。

反対に、丸が3つそろっている人にも、気をつけることがあります。体の条件がそろっていると、何を着てもそれなりに見えるので、服の条件を意識しないまま選びがちです。その結果、肩の落ちた大きな上や首の詰まった厚手のニットのように、服の条件を外した服が増えていても気づきにくくなります。丸の数は、足すべき服の条件の数であって、服の条件を気にしなくていい数ではありません。

服の条件1|肩の縫い目を、肩先で止める

肩の縫い目がどこにあるかで、布がどこから落ちるかが決まります。肩先で止まっていれば、布は肩先から下りて、輪郭の幅が肩幅になります。

肩の縫い目の位置布の落ち方見え方
肩先より内側腕の付け根で布がつっぱる肩が窮屈に見える
肩先ちょうど肩先から真下に落ちる輪郭が肩幅でそろう
肩先から3cmまで外腕の上でゆるく落ちる少しやわらかい輪郭
肩先から3cmより外腕の途中から落ちる輪郭の幅が肩より広がる

**肩の縫い目が肩先から3cmより外に落ちると、服の輪郭の幅が自分の肩幅より広がります。**ゆったりした形が好きな人は、肩が落ちた上を選ぶかわりに、ほかの条件で縦の線を足してください。肩の落ちた上に前を開けた羽織りを重ねると、羽織りの肩線が新しい輪郭になります。

服の条件2|首元をあけて、縦の長さを足す

首元があいていると、首から胸にかけて肌の見える面が縦に伸びます。この縦の面が、上半身の輪郭を左右に割ります。

首元の形あきの深さの目安向いている人
詰まった丸首鎖骨のくぼみより上首が指3本以上ある人
ゆるい丸首鎖骨のくぼみから指2本下迷ったらここ
Vのあき鎖骨のくぼみから指3〜4本下横の厚みの比が大きい人
横に広いあき鎖骨の端が見える肩先の張りを見せたい人
襟のあるシャツ第1ボタンを外して指2本どの体にも

**迷ったら、鎖骨のくぼみから指2本下まであいているかを見てください。**これより詰まっていると、首元に布の面ができて、上半身の輪郭が首まで続きます。反対に深くあけすぎると、職場などでは落ち着かないこともあるので、指4本までを目安にします。

服の条件3|袖と裾を、骨の細いところで止める

手首と足首は、体の中でもともと細いところです。袖と裾がそこで終わると、服から出ている部分がはっきりして、体の先が締まって見えます。

場所止める位置長すぎるとき
長袖の袖口手首の骨の少し上手の甲にかかると手先がぼやける
七分袖手首から指4本上肘に近いと腕の途中で切れる
パンツの裾くるぶしの骨が見える高さ靴にたまると足元が重くなる
スカートの裾ふくらはぎのいちばん細いところふくらはぎの途中で切れる

**袖は、1回まくるだけでこの条件を足せます。**手持ちの長袖が長ければ、手首の骨の少し上まで折り返してください。パンツの裾も、1回折り返してくるぶしが見えるようにすると、足首の骨の条件を持っていない人でも、足元の輪郭がはっきりします。

服の条件4|身幅のゆとりは、布が張らない分だけ

身幅がきついと、布が体に張り付いて、体の形がそのまま布に写ります。反対に、ゆとりが大きすぎると、布の輪郭が体より大きく広がります。

ゆとりの量確かめ方見え方
張っている脇から胸に横じわが走る体の形が布に写る
指2本脇の下の布をつまんで指2本体に沿いながら写らない
こぶし1つ脇の下の布をつまんでこぶし1つゆったり、輪郭がやや広がる
こぶし2つ以上布が大きく余る輪郭が体より大きく広がる

**脇の下で指2本からこぶし1つのあいだに収まっていれば、布は張らずに落ちます。**横じわが1本でも走っているなら、そのサイズは張っています。サイズを1つ上げるか、伸びる素材に替えてください。

服の条件5|布が落ちる素材を選ぶ

布には、体から離れて形を保つ素材と、体に沿って落ちる素材があります。どちらが着痩せに効くかは、体の条件2の比で変わります。

素材の性質例向いている体
ハリがあり、形を保つ目の詰まった綿、ウールのジャケット地横の厚みの比が小さい人
落ちる、とろみがある薄手のレーヨン、とろみのある化繊比が大きい人の羽織り以外
伸びて沿う薄手のニット、カットソー身幅のゆとりを取れる人
厚くふくらむ厚手のニット、毛足の長い布首元と袖口で条件を足す前提で

横の厚みの比が大きい人は、ハリのある素材だと布が前に押し出されたまま形を保ち、裾が前に浮きます。とろみのある素材なら、押し出された布が自分の重さで下へ落ちるので、裾の浮きが小さくなります。反対に、比が小さい人は、とろみのある素材だと体に沿いすぎることがあるので、ハリのある素材のほうが輪郭が整います。

服の条件6|前を開けた羽織りで、縦の線を入れる

羽織りの前を開けると、中の服の面が左右に割れて、体の中心に縦の線が1本入ります。この線は、体の条件2の比が大きい人ほど効きます。

羽織りの着方中に見える幅見え方
前を閉じる見えない羽織りの面が1枚の輪郭になる
前を指4本ぶん開ける細い縦の帯縦の線がはっきり入る
前を大きく開ける中の服が広く見える中の服の輪郭が前に出る
前を開けて袖をまくる縦の帯+手首条件3と6を同時に足せる

開ける幅は、中の服が細い帯に見えるくらいにしてください。大きく開けすぎると、中の服の輪郭がそのまま出てきて、縦の線が効かなくなります。羽織りと中の服の明るさに差があるほど、縦の線ははっきり入ります。

色は、輪郭より後から効く

「黒を着れば着痩せする」とよく言われますが、色が効くのは、6つの服の条件がそろったあとです。布の輪郭が広がっている服を黒にしても、輪郭の広さはそのまま残ります。

色の使い方効き方先にそろえておく条件
全身を暗い色でそろえる輪郭の中の凹凸が見えにくくなる身幅のゆとり、肩線
羽織りを暗く、中を明るく中の縦の帯が浮き上がる前を開けた羽織り
羽織りを明るく、中を暗く羽織りの面が輪郭になる羽織りの肩線
上下で明るさを変える上下の境目が横の線になる境目の高さを腰骨の上に
首元だけ明るく顔まわりに目が集まる首元のあき

色でいちばん効くのは、明るさの差で縦の線を作るときです。羽織りと中の服の明るさに差があると、前を開けたときの中の帯がはっきりして、服の条件6の効き目が大きくなります。反対に、上下で明るさを大きく変えると、境目が横の線になります。その線が腰より下に来ると上半身が長く見え、腰より上に来ると脚が長く見えるので、境目の高さだけは先に決めておいてください。

髪の長さで、首の条件が変わる

体の条件3のうち、首の見え方は髪の長さでも変わります。同じ首の長さでも、髪が首まわりにかかるかどうかで、服から出ている部分の見え方が違ってきます。

髪の長さ首まわりで起きること合わせる首元
あごより短い首がすっきり出る詰まった丸首でも首が見える
肩につく髪が首元のあきにかかる指2本以上あける
肩より長い・下ろす首の左右が髪で埋まるVのあきで縦を足す
まとめる首の後ろまで見える横に広いあきも合う

髪を下ろす日は、首元を1段深くあけると、首の条件を服の側で足せます。まとめる日は、首がそのまま出るので、首元のあきは浅くても構いません。同じ服でも、髪を下ろす日とまとめる日で、首元の見え方が変わることを覚えておくと、朝の鏡で迷いが減ります。

体の条件の組み合わせで、先に足す服の条件が変わる

体の条件のどれを持っていて、どれが足りないかで、先に足す服の条件が決まります。

持っている体の条件足りない体の条件先に足す服の条件
肩の張り横の厚みの比、首・手首・足首首元のあき、袖と裾の位置
横の厚みの比肩の張り肩線を肩先で止める、ハリのある素材
首・手首・足首肩の張り、横の厚みの比身幅のゆとり、前を開けた羽織り
肩の張り+横の厚みの比首・手首・足首袖をまくる、裾を折る
どれも持っていない3つすべて首元のあき、袖と裾、前を開けた羽織り

足すのは、足りない体の条件の代わりになる服の条件だけにしてください。持っている条件をさらに服で強めても、見え方はあまり変わりません。

たとえば、肩の張りを持っている人が、肩の張りをさらに強調する肩パッド入りの上を選んでも、輪郭はほとんど変わりません。その人に効くのは、持っていない側、つまり首元や袖と裾のほうです。反対に、首・手首・足首の条件を持っている人が袖をまくっても、もともと出ている部分がさらに出るだけで、変化は小さくなります。

上半身と下半身で、条件が違う人

体の条件は、上半身と下半身で違うことがよくあります。上は横の厚みの比が小さいのに、下は大きい。あるいはその逆です。

上半身下半身選び方
条件を持っている持っていない上は体に沿わせ、下は落ちる素材でゆとりを取る
持っていない持っている上は首元と羽織りで縦を足し、下は体に沿わせる
持っている持っている上下のどちらか一方をゆったりさせて変化をつける
持っていない持っていない上下とも落ちる素材、羽織りは前を開ける

上下のどちらかを体に沿わせて、もう一方を落とすのが、条件が違う人の基本です。上下とも沿わせると、持っていない側の形が布に写ります。上下とも落とすと、全身の輪郭が布の形になって広がります。

上半身と下半身で条件が違うかどうかは、体の条件2を胸の高さとお尻の高さの2か所で測ると分かります。胸の高さで比が半分より小さく、お尻の高さで半分より大きい人は、上に条件を持っていて下に持っていない、ということです。2か所で測るのは手間ですが、一度測れば、上下どちらを沿わせるかで迷わなくなります。

秋冬の重ね着で、差が消えるとき

秋から冬にかけては、重ねる枚数が増えます。夏は1枚の布が体から離れて落ちていたのが、2枚、3枚と重なって、布どうしが押し合います。

季節重ねる枚数起きること受け方
9月末〜10月1〜2枚羽織りの肩線が輪郭になる羽織りの肩を肩先で止める
11月2〜3枚中の厚みで羽織りの前が閉まらない中を薄くして前を開ける
12月以降3枚以上布の厚みが輪郭を決める1枚ずつ薄く、枚数で温度を取る

**秋冬は、体の条件より布の厚みのほうが輪郭を決めます。**10月のうちはまだ1〜2枚で済みますが、11月に入ると、朝晩の冷えに合わせて枚数が増えていきます。夏に着痩せしていた人ほど、冬に「着膨れた」と感じやすいのはこのためです。厚いものを1枚着るより、薄いものを重ねていちばん外の前を開けるほうが、夏の見え方に近づきます。重ね方の順番は着膨れしない重ね方に細かく置いてあります。

どちらとも取れるとき①|横の厚みの比が、ちょうど半分くらい

体の条件2の比が、半分より小さいとも大きいとも言えない人は、素材の選び方で迷います。

迷う場面選び方
ハリかとろみか上はハリ、羽織りはとろみ
身幅のゆとり指2本ちょうど
首元ゆるい丸首か、襟のあるシャツ
羽織り前を開けて、中の服が細い帯に見える幅

比がちょうど半分の人は、服の側でも中間を選ぶのが外れません。ハリのある上にとろみのある羽織りを重ねると、上の輪郭は整い、羽織りは下へ落ちます。

どちらとも取れるとき②|鏡と写真で見え方が違う

鏡では着痩せして見えるのに、写真では違って見える。そういうことがあります。

違いの出方理由受け方
写真で横に広く見える斜めから撮られて横の厚みが写る前を開けた羽織りで縦を足す
写真で首が短く見える下から撮られる首元を指1本ぶん深くあける
写真で服が大きく見える肩の落ちた服が正面から写る肩線を肩先で止める
鏡のほうが違って見える鏡は左右が逆で、見慣れている写真の自分を基準にしてみる

写真は、人が見ている自分に近いと考えてください。鏡では正面からしか見ませんが、人は斜めや横からも見ています。着痩せを確かめるときは、正面だけでなく、斜め45度から撮った写真も1枚見ておくと、横の厚みの見え方が分かります。

写真を撮るときは、腕を体の横に下ろした状態と、腕を少し体から離した状態の2枚を撮ってみてください。腕が体に付いていると、腕の幅が胴の幅に足されて、輪郭が横に広く写ります。腕を少し離すだけで、胴の輪郭と腕の輪郭が分かれて見えます。これは服ではなく立ち方の話ですが、写真で違って見える理由のひとつです。

どちらとも取れるとき③|前は着痩せしたのに、最近は違う

年齢や暮らしの変化で、以前は着痩せしていたのに、同じ服が違って見えることがあります。

変わったこと見え方への出方選び直すこと
肩の位置が前に出た肩線が肩先で止まらなくなる羽織りの肩を合わせ直す
首の見え方が変わった詰まった首元が窮屈になる首元を指1本深く
同じサイズがきつくなった身幅が張るサイズを上げて袖と裾を直す
布の好みが変わった厚手が増えた薄手を重ねる形に

変わったのは体ではなく、服と体の合い方です。以前の服が合わなくなったなら、体の条件をもう一度測り直して、足す服の条件を選び直してください。測り直すのは、3つの体の条件だけで足ります。

靴で、足首の条件をつなぐ

足首の骨が見えにくい人でも、靴の選び方で足元の輪郭をはっきりさせられます。見るのは、靴の甲がどこまで覆うかと、パンツの裾との間に何cm肌が見えるかです。

靴の形足首まわりの見え方合わせる裾
甲の浅いパンプス・フラット足の甲まで見えるくるぶし丈のパンツ
甲の深いスニーカー甲が隠れて足元が重くなる裾を1回折って足首を見せる
ショートブーツ足首が覆われる裾をブーツにかぶせるか、ブーツの口で止める
ストラップのある靴足首に横の線が入る裾との間を指2本あける

**裾と靴のあいだに指2本ぶん肌か靴下が見えると、足首の条件を足せます。**秋冬にショートブーツを履く日は、パンツの裾をブーツの口より少し下でかぶせると、足首の位置が分からなくなって足元が一続きになります。どちらにするかは、足首を見せたい日か、足元を一続きにしたい日かで決めてください。

手持ちの服で、条件がいくつそろっているか数える

新しく買う前に、手持ちの服が6つの服の条件をいくつ満たしているかを数えてみてください。

手持ちの服見る条件足りないときの直し方
よく着る上肩線・首元・身幅羽織りで肩線を上書き
よく着るパンツ裾の位置1回折り返す
よく着るスカート裾の位置靴の高さで見え方を調整
よく着る羽織り肩線・前の開け方前を開けて着る
ニット身幅・素材袖をまくる、首元のあいた形に

6つのうち4つ以上そろっている服は、着痩せする人の服と同じ条件を持っています。3つ以下の服は、足りない条件を着方で足せるかを見てください。着方で足せないのは、身幅が張っているときだけです。

数えてみると、よく着ている服ほど条件がそろっていることが多いはずです。よく着るのは、着ていて落ち着くからで、落ち着く理由のひとつが布の落ち方にあるからです。反対に、買ったのにあまり着ていない服は、条件がいくつか欠けていることがよくあります。その服を着方で直せるなら、クローゼットの中で眠っていた服が、もう一度出番を取り戻します。

試着室で、3分で確かめる

順番確かめること見る場所
1肩の縫い目の位置肩先から外に3cm以内か
2身幅の張り脇から胸に横じわがないか
3首元のあき鎖骨のくぼみから指2本下まであいているか
4袖と裾手首と足首の骨の少し上で止まるか
5横から裾が前に浮いていないか

**最後の横からを忘れないでください。**正面だけ見て選ぶと、横の厚みの比が大きい人は、裾の浮きに気づかないまま買ってしまいます。試着室の鏡で真横を向くか、スマートフォンで横から1枚撮って確かめます。

1日にまねする条件は、2つか3つまで

6つの服の条件を知ると、全部を1日でそろえたくなります。けれど、首元を深くあけて、袖をまくって、裾を折って、前を開けた羽織りを重ねて、と全部を足すと、見る人の目がどこに行けばいいか分からなくなります。

足す数見え方
1つ変化は小さいが、どこが変わったかが分かる
2〜3つ輪郭と出ている部分の両方が整う
4つ以上手を入れた場所が多く、落ち着かない

**足すのは、体の条件の表で出た数を上限にしてください。**丸が0の人でも、1日に4つまでで十分です。残りは別の日の服で試せば、どれが自分にいちばん効くかも分かってきます。

よくある行き違い

よく言われること実際のところ
着痩せするのは細い人だけ体の大きさより、布の落ち方で決まる
ゆったりした服ほど着痩せするゆとりが大きすぎると輪郭が広がる
黒を着れば着痩せする色より、布の輪郭と出ている部分のほうが効く
体の条件がないと無理服の条件6つは全部まねできる
肩の張りは隠したほうがいい肩先から布が落ちるほうが、胴の形が出にくい
冬は着痩せしにくい体になる体ではなく、布の厚みが輪郭を決めている

いちばん多いのは、着痩せを体の話だと思ってしまうことです。着痩せすると言われる人がしていることの多くは、服の側の選び方です。自分の体の条件を測って、足りない側だけを服で足してください。

特定の服ごとの選び方は着痩せするトップスなどに、服の種類ごとに分けてあります。

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よくある問い

Q. 着痩せする人と、しない人は何が違うのですか
体の大きさより、服を着たときに布が体のどこに触れて、どこで離れるかが違います。肩先から布がまっすぐ落ちて胴に触れない人は、服の輪郭が肩幅で決まり、中の体の形が布の外に出にくくなります。反対に、布が胸やお腹の高いところに当たって前へ押し出されると、服の輪郭がその分だけ外へ広がります。これに、首・手首・足首のように服から出ている部分の見え方が重なって、「着ると印象が変わる」と感じられます。
Q. 自分が着痩せするほうかどうか、どうやって分かりますか
鏡の前で3つを見てください。正面から見て、肩先の幅が脇の下の胴の幅より広いか。真横から見て、胸の高さの厚みが、正面から見た胸の幅の半分より小さいか。首・手首・足首の骨が、服を着たときに見えているか。3つのうち2つ以上が当てはまれば、体の側の条件はもうそろっています。1つ以下なら、足りない条件を服で足すことで、同じ見え方に近づけられます。
Q. 体で決まる条件が1つもありません。着痩せは無理ですか
無理ではありません。体の条件はまねできませんが、服の条件は6つとも手持ちの服の選び方で足せます。肩線が肩先で止まる上、首元のあいた上、手首の見える袖丈、布が張らない身幅、落ちる素材、前を開けた羽織りによる縦の線。このうち2つか3つを重ねるだけで、見え方は変わります。体の条件がそろっている人でも、服の条件を外すと着痩せしなくなるので、服の側のほうが効き目は大きいとも言えます。
Q. 秋冬になると、着痩せしなくなる気がします
重ね着で、布の枚数と厚みが増えるからです。夏は1枚の布が体から離れて落ちていたのが、秋冬は2枚、3枚と重なって、布どうしが押し合います。すると、体の条件よりも布の厚みのほうが輪郭を決めるようになります。秋冬は、重ねる枚数を増やすより、1枚ずつの厚みを薄くして、いちばん外の羽織りの前を開けると、夏の見え方に近づきます。

— メグラシ編集部

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肩幅が広い人に似合わない服|秋冬の試着で肩が張って見えたときの直し方

肩幅が広い人が秋冬の試着で「肩が張って見える」と感じる服は、どれも肩の高さに横の線か横の面を足している服です。ボートネック、パフスリーブ、肩パッドのジャケット、胸の高さの横縞、厚手のローゲージ、大きく肩の落ちたオーバーサイズ、詰まった丸首、肩に飾りのあるコート、ケープ、短い羽織りの10の失敗を、着方で直せる服と直せない服に分けて、首元の開け方、ストールの垂らし方、下半身の量の足し方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分
授業参観コーデ ぽっちゃり|羽織りの前を開けて立つ45分で選ぶ

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授業参観コーデ ぽっちゃり|羽織りの前を開けて立つ45分で選ぶ

ぽっちゃり体型で授業参観の服が決まらないときは、鏡の前の形ではなく、教室の後ろで45分立っている間に服がどう動くかで選びます。見るのは、羽織りの前を開けたまま立てるか、腕を前で組んだときに背中が張らないか、懇談会の低い椅子に座ったときに前の丈が足りるかの3つ。秋の参観で上着を脱ぐか着たままかの決め方、室内履きの日の裾の長さ、ワンピースで行きたい日の選び方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 9分
Fカップで太って見える秋冬の重ね着|胸の前の枚数と外側の開きで選ぶ

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Fカップで太って見える秋冬の重ね着|胸の前の枚数と外側の開きで選ぶ

Fカップのように胸に厚みがある人が、秋冬に重ね着をして太って見えると感じるとき、見直すのは1枚ずつの形より、胸の頂点で何枚の布が重なっているかと、いちばん外側の服がどれだけ開いているかの2つです。胸の頂点で重ねるのは2枚まで、厚みの合計は1cm以内、外側は前を開けて内側の縦の帯を10〜15cm見せる。シャツとニットベスト、タートルとカーディガン、ニットとジャケット、コートまでの重ね方、裾の段の置き方、寒い日に枚数を減らせないときの決め方まで。重ね着の順番を、胸の前の布の数から組み立てる記事です。

メグラシ編集部/読了 13分
運動会ママコーデ40代ぽっちゃり|係の日はビブスを重ねて選ぶ

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運動会ママコーデ40代ぽっちゃり|係の日はビブスを重ねて選ぶ

40代で、運動会の日にPTAや学年の係の当番が入っているなら、服はビブスを上から重ねた形で選びます。ビブスは誰にでも同じ大きさで配られることが多く、ぽっちゃり体型だと脇が閉じずに上の服が横から見えたり、裾が引かれて上がったりします。ビブスの寸法を先に知る方法、脇から見える幅と裾から出る長さの決め方、腕章と名札の位置、受付・誘導・用具・救護・撮影の係ごとの動き、係は保護者より早い10月の朝の集合、当番を終えて観る側に戻るときの整え方まで、前の週に家で確かめられる形にまとめました。

メグラシ編集部/読了 11分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

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