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ぽっちゃり150cmの秋コーデ|サイズを上げて余った丈と袖の直し方

メグラシ編集部//読了 12分
ゆったりした生成りのケーブル編みのニットの袖を手首の上にたくし上げ、濃紺のワイドパンツを合わせて秋の歩道を歩く女性の、肩から膝まで

**身長150cm前後で、身幅に合わせてサイズを上げると、秋服は袖・肩・着丈の3か所が余ります。**幅は体に合わせ、余った長さのほうを直してください。直せる範囲を超えたら、その1着は買い直すほうが早く済みます。

秋の服は、夏より布が厚く、重ねる枚数も増えます。胸まわりや腰まわりが楽に入るサイズを選ぶと、たいてい1つか2つ上のサイズになります。すると今度は、ニットの袖が手の甲まで来る、肩線が腕のほうへ落ちる、トップスが腰の下まで来る。コートを羽織れば、足首しか見えなくなります。

この記事は、その余った長さを、どこまでなら直せるかの話です。直し方と、直せない境目を、測れる寸法で置いていきます。

150cm前後の丈の基準そのものは低身長・150cmの服選びに、秋の布の厚みの測り方はぽっちゃり秋コーデにまとめてあります。

結論:身幅でサイズを選び、余った丈は3か所で直す

余る場所直し方直せる余り買い直す目安
袖折り返す・まくって留める6cmまで(厚手は4cm)6cmを超える
肩羽織りの肩線で上書きする肩先から4cmまで5cmを超える
トップスの着丈前だけ入れる・結ぶ8cmまで10cmを超える
羽織りの着丈前を開けて縦の線にする帯に入れば直さない帯の境目にかかる
コートの着丈前を開ける・靴を替える膝下15cmまで膝下25cm以上
パンツの裾裾上げ・折り返す5cmまで靴を替えても床に付く
スカートの裾靴で持ち上げる・腰で折る3cmまで歩くと裾を踏む

**幅は直せませんが、長さは直せます。**サイズで迷ったときは、この非対称を思い出してください。幅が足りない服は、着たあとに布が引っ張られて、ボタンのあいだが開き、脇に横じわが走ります。これは折り返しても留めても直りません。長さの余りは、表の範囲までなら、着方で直せます。

なぜ秋に起きるのか|厚手と重ね着でサイズを上げる

夏の服は布が薄いので、体に沿っても窮屈に感じにくく、身幅にぎりぎりのサイズでも着られます。秋は違います。

季節布の厚み重ねる枚数サイズの選び方
夏薄い1枚身幅ぎりぎりでも着られる
初秋(9月末〜10月)中くらい1〜2枚下に1枚入る余裕が要る
晩秋(11月)厚い2〜3枚下に2枚入る余裕が要る
冬とても厚い3枚以上コートは中の厚みごと測る

下に1枚重ねる余裕を足すと、サイズが1つ上がることがよくあります。上がったサイズは、幅だけでなく、袖も肩も着丈も一緒に長くなります。服のサイズは、幅と長さがまとめて1段ずつ大きくなるように作られているからです。

多くの服は、身長158cm前後を目安に長さが決められています。150cm前後の人にとっては、基準のサイズでもすでに少し長めです。そこから1段上げれば、その分だけさらに余ります。

先に測る4か所

失敗を直す前に、今の余りを測っておきます。服を着て、鏡の前で次の4か所を測ってください。

測る場所測り方ちょうどいい目安
袖の余り手首のくるぶしの骨から袖口まで0〜2cm
肩の落ち肩のいちばん外の骨から肩の縫い目まで0〜2cm
トップスの着丈腰骨のいちばん高い所から裾まで腰骨の上下5cm以内
パンツの裾靴を履いて、床から裾まで床から1〜3cm上

**測る単位は、1cmで足ります。**ここで出た数字を、この先の表に当てはめていきます。1人で測りにくい場所は、肩の落ちです。鏡に正面から向き、腕を下ろしたまま、肩の骨と縫い目の位置に指を置いて、その間を家族に測ってもらいます。

失敗1|ニットの袖が、手の甲まで来る

秋にいちばん多いのが、ニットの袖の余りです。身幅に合わせてサイズを上げると、袖は手首を越えて、手の甲の半分くらいまで来ます。

手の甲まで袖があると、手元がいつも布に包まれた状態になります。物を持つたびに袖口が汚れやすく、食事のときには袖口が器に触れます。見た目より先に、手を使う場面で困るのが、袖の余りです。

袖を折り返すと、手首まわりに布の厚みが重なります。厚手のニットほど折り返しが太くなり、手首に輪が乗ったように見えます。だから、厚手と薄手では、直せる余りが違います。

袖の余りの直し方

袖の余り薄手のニット・シャツ厚手のニット羽織り
0〜2cmそのままそのままそのまま
2〜3cm手首の少し上にたるませるたるませるそのまま
3〜4cm1回折り返す1回折り返す中の袖を見せない
4〜6cm2回折り返す肘の下までまくって留める袖口を1回折る
6〜8cm肘の下までまくって留める買い直す袖口を2回折る
8cm以上買い直す買い直す買い直す

肘の下までまくって留めるのは、折り返しが手首にたまらない直し方です。袖を肘の下まで引き上げると、布は前腕の上でゆるく重なり、手首は出ます。前腕の太さでまくった袖が留まる服なら、この方法でかなりの余りを吸収できます。

まくった袖がすぐに落ちてくる場合は、袖の内側で、細いゴムを前腕に1本通しておくと留まります。ゴムは外から見えない位置に入れます。

袖の余りは、秋のはじめと終わりでも見え方が変わります。9月末から10月の暖かい日は、袖をまくって前腕を出していても季節に合います。11月に入って空気が冷えてくると、前腕を出したままでは寒く、袖を下ろしたくなります。寒くなってから袖を下ろす服は、下ろした状態で余りを測ってください。まくる前提で選んだ服が、下ろすと手の甲まで来る、ということがよく起きます。

袖口にゴムや絞りのある服は、余りがあっても手首で止まります。手首の骨の少し上で布がふくらみ、袖口は手首に留まるので、手の甲まで布がかかりません。袖の余りが気になる人は、袖口に絞りのある形を選ぶと、直す手間そのものが減ります。

失敗2|肩線が落ちて、服が大きく見える

サイズを上げると、肩の縫い目が肩の骨より外、腕のほうへ落ちます。**肩線が落ちると、上半身の服の面積が横に広く見えます。**体ではなく、服が大きく見えている状態です。

もともと肩を落として着るように作られた服もあります。その場合は、肩線が落ちているのは作りの通りで、失敗ではありません。失敗になるのは、肩を合わせて着るはずの服が、サイズを上げたために落ちている場合です。

見分け方は、袖の付き方です。肩を落として着る服は、肩の縫い目が腕の途中に来るように、袖がまっすぐ付いています。肩を合わせる服は、縫い目が肩の骨の位置で、袖が丸く付いています。

肩の落ちは、腕を動かしたときにも出ます。肩を合わせる作りの服で縫い目が腕のほうへ落ちていると、腕を上げたときに、袖が服の身ごろごと引き上げられ、裾が数cm持ち上がります。電車のつり革を持つ、棚の上の物を取るといった動きで、トップスの裾が大きく上がるなら、その服は肩が合っていません。鏡の前で腕を前と上に伸ばしてみて、裾がどれだけ上がるかも一緒に確かめてください。

肩線の落ちと、合わせる羽織り

肩の落ち見え方直し方
0〜2cm合っているそのまま
2〜4cm少し大きく見える肩の合った羽織りを重ねる
4〜5cm服が大きく見える羽織りを重ね、前を開ける
5cm以上袖が肩からずり落ちる買い直す
肩を落とす作り作りの通り袖を折り返して手首を出す

肩の合った羽織りを上に重ねると、肩の線は羽織りのほうで決まります。中のトップスの肩が落ちていても、外からは羽織りの肩しか見えません。秋は羽織りを重ねる日が多いので、この直し方がいちばん使えます。

羽織りを重ねない日は、肩の落ちを直せません。そういう日は、中のトップスを肩の合うものに替えるか、袖を肘の下までまくって手首を出します。手首が出ると、腕の先に細い部分が見えるので、上半身全体の服の面積が小さく見えます。

失敗3|トップスの着丈が、腰の下まで来る

サイズを上げたトップスは、裾が腰骨を越えて、お尻の半分あたりまで来ることがあります。

150cm前後の人にとって、腰骨より10cm下は、身長に対してかなり低い位置です。**トップスの裾がそこにあると、上半身の服が長く、脚が短く見えます。**これも体のせいではなく、服の裾の位置のせいです。

ゆったりしたトップスを外に出して着たいときほど、この余りが目立ちます。裾を前だけ入れる、結ぶといった着方で、裾の位置を上げてください。

着丈の余りの直し方

腰骨から裾まで着方裾の位置
腰骨の上下5cm以内そのまま外に出す腰骨のあたり
腰骨の下5〜8cm前だけ3〜5cm入れる前が上がり、後ろは下がる
腰骨の下8〜10cm前だけ入れ、脇で少し結ぶ前と脇が上がる
腰骨の下10cm以上全部入れるか、買い直すウエスト
お尻が隠れる丈で着たいそのまま上に短い羽織りを重ねる

前だけ入れると、前の裾の位置が上がり、脚の見え始めが高くなります。後ろは外に出たままなので、お尻まわりはゆったりしたままです。全部入れるとウエストの線がはっきり出るので、それが落ち着かない人は、前だけのほうが楽に着られます。

前だけ入れるときは、入れる幅も決めておきます。前の中心から左右10cmずつ、合わせて20cmほどを入れると、脇はふんわり外に出たままになります。**入れる幅が広すぎると、全部入れたときと同じくウエストの線がはっきり出ます。**狭すぎると、真ん中だけがつままれたように見えます。鏡の前で、左右の手で裾をつまみ、脇の布が自然に下りる幅を探してください。

厚手のニットは、前だけ入れると、入れた部分がウエストでもたつきます。厚手の場合は、入れるのではなく、裾を内側に折り込んで、折り込んだ部分をパンツのウエストに引っかけると、厚みが分散します。

失敗4|カーディガンやジャケットの丈が、中途半端

秋の羽織りは、丈の帯で見え方が変わります。150cm前後の人にとって、同じ10cmの違いが、背の高い人より大きく効きます。

困るのは、帯の境目に裾が来る場合です。腰骨とお尻のいちばん高い所の間、お尻の下と太ももの中ほどの間。この境目に裾があると、裾の横線がちょうど体の広い所に重なり、服の面積が横に広く見えます。

羽織りの丈の帯

羽織りの裾の位置150cm前後での見え方合わせる下
ウエスト〜腰骨短い。脚が長く見える何でも合う
腰骨〜お尻の高い所境目。裾の線が広い所に重なる避ける
お尻が隠れる丈落ち着く細身のパンツ・スカート
お尻の下〜太ももの中ほど境目。服の面積が大きい前を開けて着る
膝の上長い。縦の線になる細身のパンツ
膝より下コートと同じ扱い次の表で判断

帯の境目にかかっている羽織りは、**前を開けて着てください。**前を開けると、羽織りの前端が2本の縦の線になり、裾の横線は短く分かれます。横線が分かれると、裾の位置の中途半端さが目立たなくなります。

前を閉めて着たい羽織りなら、帯の中に裾が収まるものを選び直します。ボタンを1つだけ留めて、その下を開けるのも、横線を分ける同じ効き方をします。

失敗5|コートが長すぎて、足首しか見えない

ロング丈のコートは、サイズを上げると、裾がくるぶしのあたりまで下がることがあります。150cm前後の人がそれを着ると、コートの下から見えるのは、足首と靴だけになります。

足首しか見えないと、全身のほとんどがコートの布の面で占められます。コートの色が暗いと、面が大きく重く見えます。歩くたびに裾が脚にまとわりつくのも、長すぎるコートでよく起きることです。

コートの丈の決め方

膝から裾まで見え方直し方
膝の上短い。脚が見えるそのまま
膝〜膝下10cm落ち着くそのまま
膝下10〜15cmやや長い前を開けて縦の線にする
膝下15〜25cm長い。足首が近い前を開け、甲の見える靴
膝下25cm以上足首しか見えない買い直す

膝下15〜25cmの長さなら、前を開けて、甲の見える靴を合わせると、足元の重さがやわらぎます。前を開けると、コートの内側の服が縦に見えて、面が分かれます。甲の見える靴は、足首から先に肌か薄い色が見えて、コートの裾と靴の間に切れ目ができます。

コートの色が暗く、中の服も暗い場合は、前を開けても面が分かれません。中の服か、首に巻く布を、コートより明るい色にしてください。

コートは、秋のはじめに買うと、中に着る服がまだ薄い時期に試着することになります。試着は、冬にいちばん厚く着る服を中に着てしてください。薄い服の上で肩が合っていても、厚手のニットを中に着ると、肩が詰まって、サイズを上げたくなります。上げたサイズは、また丈が伸びます。最初から冬の厚みで合わせておけば、サイズを上げ直すことはありません。

失敗6|パンツの裾が、靴の上でたまる

サイズを上げたパンツは、股下も長くなります。裾が靴の甲の上でたまり、何本もの横じわができます。

床から裾まで見え方直し方
1〜3cm上ちょうどいいそのまま
床に付く〜1cm上甲の上に1〜2本しわかかとのある靴で持ち上げる
床に2〜5cm付くしわがたまる裾上げに出す
床に5cm以上付く歩くと踏む買い直すか、丈の短い展開を探す
裾を折り返して履く折り返しの太さが残る細身のパンツだけ

裾上げは、パンツの余りを直すいちばん確かな方法です。**5cmまでの余りなら、裾上げで元の形がほぼ保たれます。**それより長く切ると、裾幅が広い位置で切ることになり、パンツの形が変わることがあります。

裾の余りは、立っているときと歩いているときで見え方が違います。立っていると甲の上にしわがたまりますが、歩くと裾が前後に揺れて、かかとの後ろで床に触れます。**雨の日や落ち葉の多い秋の道では、かかとの後ろの裾が汚れやすくなります。**鏡の前で立って見るだけでなく、何歩か歩いて、後ろの裾が床に触れていないかを確かめてください。

折り返して履く方法は、細身のパンツでは使えますが、幅のあるパンツでは折り返しが太くなり、足首に輪が乗ったように見えます。幅のあるパンツは、折り返さずに裾上げに出してください。

失敗7|ロングスカートの裾を踏む

ロングスカートも、サイズを上げるとウエストから裾までの長さが伸びます。階段や段差で裾を踏むのが、この失敗の困るところです。

床から裾まで困ること直し方
10cm以上上なしそのまま
5〜10cm上階段で少し気になるそのまま
3〜5cm上段差で踏みそうになるかかとのある靴で持ち上げる
0〜3cm上歩くと裾が床に触れるウエストを1回折り込む
床に付く裾を踏む裾上げに出すか買い直す

秋のロングスカートは、夏より布が厚く、裾に重みがあります。重い裾は歩くたびに脚にまとわりつき、段差で足を上げたときに、つま先が裾の内側に引っかかります。秋冬のロングスカートは、夏の同じ丈より5cm短く見ておくと、段差で困りにくくなります。

ウエストを内側に1回折り込むと、2〜3cm裾が上がります。**ゴムのウエストなら折り込みやすく、ボタンやファスナーのウエストでは折り込めません。**上にトップスを外に出して着れば、折り込んだウエストは見えません。

秋のワンピース1枚の日|丈と袖と身幅が1枚に集まる

秋のワンピースは、1枚で上下が決まる便利な服です。けれど、サイズを上げたときの余りも、1枚の中に全部集まります。袖が長い、肩が落ちる、裾がくるぶしまで下がる。上下が分かれた服なら別々に直せる余りを、ワンピースでは同時に直すことになります。

ワンピースで余る場所直し方直せる上限
袖肘の下までまくって留める6cm
肩肩の合った羽織りを重ねる4cm
ウエストの位置が下がる細いベルトで本来の位置に上げる5cm
裾の丈ベルトで上げた分、裾も上がる床から5cm上まで
身幅のゆとりそのまま。幅は合っている直さない

ワンピースでいちばん効くのは、細いベルトでウエストの位置を上げる直し方です。サイズを上げたワンピースは、ウエストの切替や絞りの位置が、体のウエストより下に来ています。ベルトで本来の位置まで布を引き上げると、上半身の丈が短くなり、同時に裾も上がります。1本で2か所を直せるので、ワンピースの日はまずベルトを試してください。

ベルトを締めると、お腹まわりが気になる人もいます。その場合は、ベルトを前だけに見せて、脇から後ろは上に羽織ったカーディガンの下に入れます。前の1か所で位置が決まれば、後ろはゆるくて構いません。

秋の色で、余りの見え方が変わる

同じ余りでも、服の色によって目立ち方が違います。秋は深い色が増えるので、色と余りの関係を知っておくと、直す場所の優先順位がつけやすくなります。

服の色余りが目立つ場所目立ちにくい場所
黒・濃紺裾のたまり(影が濃く出る)袖の折り返し
こげ茶・深緑肩の落ち裾
キャメル・からし色袖の折り返し(厚みが見える)肩
グレーどこも同じくらいどこも同じくらい
白・生成り袖口と裾の厚み肩
細かい柄目立ちにくいどこも目立ちにくい

**暗い色は、布のたまりに濃い影ができます。**黒や濃紺のパンツの裾が靴の上でたまっていると、影が重なって足元が重く見えます。暗い色のパンツは、裾の余りを優先して直してください。

明るい色は、折り返しや重なりの厚みが、光と影の段差で見えます。キャメルや生成りのニットは、袖を折り返すと、その輪が手首ではっきり見えます。明るい色のニットは、折り返すより、肘の下までまくるほうが目立ちません。

重ねた日の合計|上に重ねるほど、余りが増える

秋は、トップスの上にカーディガン、その上にコートと、重ねる日が増えます。余りは1枚ずつではなく、重ねた状態で見てください。

重ね方袖の余り裾の見え方
トップス1枚その服の余りその服の着丈
トップス+カーディガン2枚の袖口が手首で重なる2本の裾の線ができる
トップス+ジャケット中の袖が外に出ることがある裾の線が2本
トップス+カーディガン+コート3枚の袖口が重なる裾の線が3本

3枚の袖が手首で重なると、それぞれの余りが2cmずつでも、手首まわりには6cm分の布が集まります。いちばん外の袖を手首の骨に合わせ、中の袖はそれより短くすると、袖口がすっきりします。中の袖が長いときは、外の袖の中へ押し込んでおきます。

裾の線が3本あると、上から下まで横線が並びます。いちばん外のコートの前を開けるか、中の2枚の裾をそろえて1本に見せると、線の数が減ります。

靴で、残りを調整する

丈の余りを直したあと、最後に残った差は、靴で調整できます。

靴の形効くところ向いている余り
かかとが3cm前後の靴パンツ・スカートの裾が1〜2cm上がる裾の余り1〜2cm
甲が見える靴コートの裾と靴の間に切れ目コートが膝下15〜25cm
甲が深い靴足首までつながって見えるパンツの裾がちょうどいい日
足首まである短い靴パンツの裾が靴の中に入る細身のパンツの余り
底が平らな靴裾の余りがそのまま出る余りがない日

靴で調整できるのは2cmまでと考えておきます。それ以上を靴だけで直そうとすると、かかとの高い靴を一日履くことになります。秋の外出で長く歩く日は、裾上げや折り込みで直してから、靴は歩きやすいものを選んでください。

裾上げや袖詰めに出すときに、伝えること

着方で直せない余りは、お直しに出すことになります。そのときに、何をどう伝えるかで、仕上がりが変わります。

伝えること理由
当日履く靴を持っていくかかとの高さで、裾の位置が1〜3cm変わる
重ねて着る服を着ていく中の厚みで、袖と着丈の落ち方が変わる
床から何cm上にしたいか「短く」だけでは仕上がりが人によって違う
袖は手首の骨から何cmか腕を下ろした状態で測ってもらう
裾の形を保ちたいか幅のあるパンツは、切る位置で形が変わる
洗濯で縮む素材か縮む分を見込んで長めに残す

当日履く靴と、重ねる服を持っていくのが、いちばん大事です。お直しの人は、目の前の状態で長さを決めます。平たい靴で測って、当日かかとのある靴を履けば、裾は思ったより短くなります。

秋冬のパンツやコートは、中に着る服の厚みで、肩と裾の落ち方が変わります。夏の薄着のまま測ると、冬に中を厚くしたとき、袖が短く感じることがあります。お直しに出すのは、衣替えが済んで、実際に重ねる服がそろってからにしてください。

直すか、買い直すか

ここまでの表の「買い直す」を、1つにまとめておきます。

余っている場所直せる上限上限を超えたとき
袖(薄手)6cm袖丈の短い服を探す
袖(厚手)4cm薄手のニットに替える
肩4cm肩を合わせる服に替える
トップスの着丈8cm丈の短い展開を探す
コート膝下15〜25cm丈の短いコートにする
パンツの裾5cm丈の短い展開を探す
スカートの裾3cm裾上げに出すか買い直す

**2か所以上で上限を超えているなら、その1着は直すより買い直すほうが早く済みます。**1か所だけなら、その場所だけ直して着られます。袖と着丈と肩の3か所で超えている服は、幅は合っていても、服の作りそのものが体の長さと合っていません。

どちらとも取れるとき①|身幅はM、丈はSが合う

身幅と丈で、合うサイズが分かれることはよくあります。そのときは、身幅に合わせてMを選び、丈を直す前提で考えてください。

Sを選ぶと、幅が足りません。ボタンのあいだが開き、脇に横じわが出ます。座ったときには、腰まわりが突っ張ります。これは着方で直せません。

Mの丈の余りが、この記事の上限の範囲に収まるなら、Mを選んで直します。上限を超えるなら、同じ形で丈の短い展開がないかを探します。小柄な人向けに丈を短くした展開が用意されていることもあります。

どちらとも取れるとき②|ゆったり着たいから、あえて大きく

大きめのサイズをゆったり着たい、という選び方もあります。その場合も、余りを全部そのままにするのではなく、1か所だけは体の寸法に合わせると、服に着られて見えにくくなります。

合わせる1か所は、手首か足首がおすすめです。袖を肘の下までまくって手首を出す、パンツの裾を足首の上でそろえる。体の細い部分が1か所見えるだけで、ほかの場所がゆったりしていても、全体が大きな布の塊に見えません。

大きめの服をゆったり着る考え方は低身長のオーバーサイズにもまとめてあります。

どちらとも取れるとき③|通販で、試着できない

通販で秋服を買うときは、試着ができません。サイズ表の数字を、手持ちの服と比べてください。

サイズ表の項目比べる手持ちの服見ること
身幅楽に着られるトップス手持ちより狭くないか
着丈裾の位置がちょうどいいトップス手持ちとの差が8cm以内か
袖丈袖がちょうどいい服手持ちとの差が6cm以内か
股下裾がちょうどいいパンツ手持ちとの差が5cm以内か
総丈ちょうどいいコート手持ちとの差が15cm以内か

サイズ表の測り方は、売り場によって少しずつ違います。着丈を肩の縫い目から測るところもあれば、首の後ろの付け根から測るところもあります。サイズ表の下に書かれている測り方の図を先に見て、手持ちの服も同じ場所から測ってください。測る起点が違うと、同じ服でも数cmの差が出ます。

手持ちの服を平らに置いて、同じ項目を測ります。身幅は手持ちと同じか広く、長さは手持ちとの差が上限以内なら、届いてから直して着られます。長さの差が上限を超えるなら、別のサイズか別の1着にしてください。

よくある行き違い

よく言われること実際のところ
小柄なら小さいサイズを選ぶ幅が足りないと直せない。幅で選ぶ
大きいサイズはだらしなく見える余りを直せば、ゆったりしたまま整う
袖は折り返せば何cmでも直る厚手は4cmを超えると手首に輪が乗る
コートは長いほうが体を覆えて楽足首しか見えないと、面が大きく重くなる
裾上げすれば必ず元の形になる5cmを超えて切ると形が変わることがある
1枚ずつ合っていれば重ねても大丈夫重ねると袖と裾の余りが足し算で増える

いちばん多いのは、小柄だからと幅の足りないサイズを選んでしまうことです。長さを合わせるために幅をあきらめると、着たあとにどうやっても直せません。幅で選んで、長さを直す。この順番だけ守れば、秋服の失敗はほとんど直せます。

年代ごとの服の選び方は低身長×ぽっちゃりの30代コーデや40代コーデに、夏に丈と幅を別々に測る考え方は40代の夏、サイズで迷う日の服の決め方にあります。

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よくある問い

Q. ぽっちゃりで150cmです。秋服はどのサイズを選べばいいですか
先に身幅で選んでください。胸まわりと腰まわりが楽に入るサイズが、その服のサイズです。多くの服は158cm前後の身長を目安に作られているので、身幅に合わせてサイズを上げると、袖・肩・着丈が余ります。その余りを、袖は折り返す、着丈は前だけ入れる、パンツは裾を上げる、と3か所で直します。袖の余りが6cm、着丈の余りが8cmを超えるなら、直すより別の1着を探すほうが早く済みます。
Q. ニットの袖が長くて手の甲まで来ます。どう直せばいいですか
手首のくるぶしの骨から袖口までを測ってください。余りが3cm以内なら、袖口を1回折り返すか、手首の少し上に寄せてたるませます。3〜6cmなら、折り返しを2回にするか、肘の下までまくり上げて留めます。6cmを超えると、折り返しの厚みが手首にたまって重く見えるので、袖丈の短い服か、袖を詰められる服を選び直してください。厚手のニットほど折り返しが太くなるので、厚手では余りを4cmまでと見ておくと安心です。
Q. コートが長すぎて、足首しか見えません。短いコートにするべきですか
短くする前に、コートの裾が膝から何cm下にあるかを測ってください。150cm前後なら、膝から15cm下までに裾が収まると、脚が見える長さと靴とのつながりが保てます。それより長い場合、前を開けて着て縦の線を作るか、靴を甲の見える形にすると、足元の重さがやわらぎます。25cm以上下まである場合は、前を開けても裾が足首に近く、歩くたびに裾が脚にまとわりつくので、丈の短いコートを選び直すほうが一冬を通して楽です。
Q. 身幅はMで、丈はSが合います。どちらを買えばいいですか
身幅に合わせてMを選び、丈を直す前提で考えてください。Sを選ぶと、幅が足りずに布が引っ張られ、ボタンのあいだが開いたり、脇に横じわが出たりします。これは着たあとに直せません。丈の余りは、袖の折り返しや前だけ入れる着方で直せます。ただし、Mの丈の余りが袖6cm・着丈8cmを超える場合は、同じ形で丈の短い展開がないかを探すか、形の違う1着を探すほうが、直す手間がかかりません。

— メグラシ編集部

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胸が大きくても太って見えないコート|前を閉める日と開ける日の選び方

胸に厚みのある人がコートを着て太って見えると感じるとき、見直すのはコートの形の名前より、前を閉めたときのボタンの間の引きと、前を開けたときに内側に見える縦の帯の幅の2つです。寒い朝や屋外の行事で前を閉める日と、電車や屋内で前を開ける日では、合うコートの条件が変わります。身幅のゆとりの出し方、ボタンの位置と胸の頂点、襟の形、着丈、ベルトの高さ、素材の厚み、場面ごとに閉めるか開けるかの決め方、肩に合わせると胸が閉まらないとき、試着で3分でやることまで。

メグラシ編集部/読了 12分
オーバーサイズTシャツコーデ ぽっちゃり|余りの幅と着丈で秋に重ねる

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オーバーサイズTシャツコーデ ぽっちゃり|余りの幅と着丈で秋に重ねる

ぽっちゃりさんのオーバーサイズTシャツは、「大きいほど楽」で選ぶと、布が体から離れすぎて全体が四角く見えることがあります。いちばん楽に着ているTシャツの身幅を平置きで測り、そこから何cm大きいかで余りの幅を決める方法、肩線の落ち、腰骨を基準にした着丈、袖の止まる位置、秋に透けない生地の厚み。さらに長袖Tを下に、シャツを羽織る、ベストを上に、カーディガンやジャケットを重ねる秋の4つの組み方と、ボトムや靴との釣り合い、迷ったときの決め方まで。

メグラシ編集部/読了 12分
白ブラウスのインナーが透ける|ベージュでも見えた線を、縁・袖・丈で直す

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白ブラウスのインナーが透ける|ベージュでも見えた線を、縁・袖・丈で直す

白ブラウスの下にベージュのインナーを着たのに、透けて見えてしまった。そういうときは、色より先に、縁の線・肩ひも・背中の留め具・腰の裾といった、色を合わせても残る線と面を疑ってください。透ける場所を5つに分け、窓を背にして写真で30秒で確かめる方法、ブラウスの生地ごとの透け方、朝その場で直す順番、秋の羽織りを脱いだ瞬間に見える線への備え、どちらとも取れるときの決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分
首が短い人に似合う服|秋冬の首元は、あごから鎖骨までの長さで選ぶ

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首が短い人に似合う服|秋冬の首元は、あごから鎖骨までの長さで選ぶ

首が短いと感じる人の秋冬の服は、首元の布が、あご先から鎖骨のあいだのくぼみまでの縦を何割覆うかで決まります。指を横に並べて何本入るかでその長さを測り、Vネック・クルーネック・シャツ襟・モックネック・タートルネック・マフラー・コートの襟を、残る縦の長さで選び分ける方法です。覆うなら薄く、上の服と同じ色で首の続きに見せること。寒くて首を覆いたい日、測ると中間だった日、顔タイプや骨格の勧めと食い違う日の決め方、髪とネックレスで縦を足す場所まで。首の長さを変える話は出てきません。

メグラシ編集部/読了 10分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

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