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40代の夏、サイズで迷う日の服の決め方|丈と幅は別々に測る

メグラシ編集部//読了 8分
夏の薄い一枚を着て、着丈と袖の終わりが体のどこで止まっているかを鏡で確かめているところ

去年まで着られていた夏の一枚が、今年は決まらない。よくあることです。

服は変わっていません。変わったのは、選び方が追いつかなくなっただけです。低身長でぽっちゃりと言われる体つきの場合、夏の服選びでいちばん起きやすいのは、幅に合わせると丈が余り、丈に合わせると幅が足りない、という行き止まりです。

これは体の問題ではありません。既製の服が、身長と横幅を1つの番号でまとめているからです。だから、丈と幅は別々に測ります。

夏だけ難しくなるのは、布が薄いからです

冬の布には厚みと重さがあります。体との間に空間ができるので、丈や幅の数cmの差は、落ち方のなかに吸収されます。

夏の布は薄く軽い。この空間ができません。体と布の距離が、そのまま形になります。 同じ一枚でも季節で見え方が変わるのは、生地の側の条件が変わったからです。

だから夏は、冬より細かく測る価値があります。

先に測る|2か所だけ

鏡の前で2つ確かめてください。

1つ目、着丈が体のどこで止まっているか。 腰骨に手を当てて、裾がその上か下かを見ます。

2つ目、上半身で布がいちばん張る位置。 胸のあたりか、腰のあたりか。指で軽く触れば分かります。

この2つを持って、判定に進みます。

判定①|トップスの着丈は3つの帯

裾がどこで止まるかで、全身の比が決まります。

腰骨より上。 下に残る距離は長くなりますが、腰の位置で布が止まるので、そこに横の線が1本増えます。線が増えるほど、縦の流れは途切れます。

腰骨から脚の付け根まで。 上から下へ縦に続きます。低身長では、この帯がいちばん収まります。迷ったらここを狙ってください。

付け根より下。 上半身の面積が広くなり、下に残る距離が短くなります。この帯を選ぶ日は、足元の高さで残りを稼ぎます。

判定②|袖はどこで終わるか

袖の終わりは、腕のいちばん太い位置を境に考えます。その位置でちょうど切れると、横の線が腕の真ん中に1本入ります。

その位置より少し上か、少し下で終わらせてください。 上なら肩からの流れが続き、下なら肘へ向かう線が続きます。どちらでも構いませんが、境目の上で止めないことだけを守ります。

夏は袖が短くなるぶん、この1〜2cmが目に入りやすくなります。

判定③|股上と裾幅は逆方向に効く

ボトムスは2か所です。

股上。 浅いと腰の位置が下がって見え、深いと上がります。上を短めの丈で着る日は、深いほうが縦に続きます。

裾幅。 広いほど布の量が増え、足元に重心が下りてきます。低身長では、裾幅が靴の幅を大きく超えたところから、下が重くなります。靴の横幅と同じか、少し広い程度を目安にしてください。

股上を深くして裾幅を広げると、上下とも布が増えます。どちらか一方にしてください。

ワンピース一枚の日

夏はこれが増えます。見るのは切り替えの高さだけです。

腰骨より上に切り替えがあれば、上下の比は上に寄ります。下にあれば、下に寄ります。切り替えの無い一枚なら、紐やベルトを置く高さが同じ役割をします。

置く高さは、腰骨の指1〜2本ぶん上。 ここが、いちばん外しにくい位置です。

早見表|どこを動かすか

迷っていること先に決める後から動かす
幅は合うが丈が余る幅履く位置・前だけ入れる
丈は合うが幅が足りない幅の合う一枚に替える丈
上下とも布が多く感じる裾幅を靴幅まで戻す着丈
縦に続かない切れ目の数を1本減らす足元の高さ

素材で変わるところ|張りのある布と、落ちる布

同じ寸法でも、布の性質で結果が変わります。ここは判定の前提です。

張りのある布。 形が布そのもので保たれるので、体との間に空間が残ります。丈の帯を1つ下げても、下が重くなりにくい。そのかわり、幅に余裕を取りすぎると、その余裕がまるごと形として出ます。

落ちる布。 体の線に沿って下りるので、縦の流れは続きます。ただし途中の凹凸をそのまま拾うので、下に着るものの段差が表に出ます。夏に一枚で着る日は、下に着るものの縁の位置を先に確かめてください。

見分け方は簡単です。手のひらに乗せて持ち上げ、縁が水平に残れば張りのある布、すぐ垂れれば落ちる布です。

足元で残りを稼ぐ

丈をこれ以上動かせない日があります。そのときは足元です。

靴底が2cm高くなれば、床から腰までの距離が2cm増えます。丈は変わっていないのに、下に残る割合だけが増える。低身長では、この2cmが帯をまたぐことがあります。

ただし夏は歩く距離が読みにくいので、高さより甲を覆う面積を先に見てください。甲が出ていると足元で色が切れ、そこにもう1本線が入ります。

どちらとも取れる日|境目の1cm

着丈が腰骨のちょうど上にある。この位置がいちばん迷います。

そういう日は、その日いちばん歩く時間で決めてください。 座る時間が長いなら、腰骨より上に置くと座ったときに布が寄りません。立って過ごす日なら、下に置いて縦を続けます。

夏は汗で布が体に沿うので、迷ったら少し余裕のあるほうを選ぶと、一日を通して形が保てます。

まとめ|順番だけ変える

夏の服選びで見る場所は4つです。

着丈がどの帯にあるか。袖が腕のいちばん太い位置の上か下で終わっているか。股上と裾幅のどちらかだけを動かしているか。一枚の日は切り替えが腰骨の上か下か。

幅は着てからでは動きません。丈はあとから動きます。 動かせないほうを先に決めると、迷う回数が減ります。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 幅に合わせて選ぶと、丈がいつも余ります。どうすればよいですか。
幅で選んだうえで、丈だけを後から動かす前提にしてください。トップスなら裾を折らずに前だけ入れる、ボトムスなら履く位置を1〜2cm上げる。丈は動かせますが、幅は着てからでは動きません。動かせないほうを先に決めるのが順番です。
Q. 夏だけ同じ服が決まらなくなるのはなぜですか。
布が薄く軽くなるからです。冬の布は厚みと重さで体との間に空間を作りますが、夏の布はその空間ができません。体と布の距離がそのまま形になるので、丈や幅の数cmの差が冬より大きく出ます。服が変わったのではなく、条件が変わっています。
Q. 低身長だと長い丈は避けたほうがよいですか。
長さそのものより、途中で横に切れる線が何本あるかで決まります。丈が長くても、上から下まで縦に続いていれば線は増えません。逆に短くても、腰の位置で布が止まれば線が1本増えます。長さではなく、切れ目の数で見てください。
Q. ワンピース一枚の日は何を見ればよいですか。
切り替えの高さを見てください。腰骨より上にあるか、下にあるかで、上下の比が決まります。切り替えの無い一枚なら、代わりに紐やベルトを置く高さが同じ役割をします。夏は一枚で過ごす日が多いので、ここがいちばん効きます。

— メグラシ編集部

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