150センチ低身長コーデ|秋は上下の境目の高さで、ニットと下を選ぶ

**身長150cm前後の秋コーデは、トップスとボトムスの境目を、床から90cm前後、おへその高さに置いてください。**そこで上と下がおよそ4対6に分かれ、全身の釣り合いが取れます。境目が腰の骨より下、床から80cmを下回ると、上と下が同じくらいの長さに分かれて、下の面が短く見えます。
秋は、ニットの着丈が長くなる季節です。薄手のシャツなら腰の骨のあたりで止まっていた裾が、厚手のニットでは腰の下まで下がります。**同じ人が同じボトムスを履いていても、秋になると急に釣り合いが悪く感じるのは、境目が下がっているからです。**体が変わったのではなく、服の裾が止まる高さが変わっています。
この記事では、まず自分の体で境目の高さを測り、ニットの裾がどこで止まるかを着丈から出します。そのうえで、出すか、前だけ入れるか、全部入れるかを決め、ボトムス、ベルト、色、靴で境目を動かす方法をまとめます。上着の丈を予定ごとに決める方法は低身長145cmのコーデに、重ね着で入る横の線の数は50代・150cmの秋冬ファッションに分けてあります。
結論:境目はおへその高さ、床から90cm前後に置く
| 境目の高さ(床から) | 体のどこ | 上と下の分かれ方 | 見え方 |
|---|---|---|---|
| 95cm前後 | おへその少し上 | 約3.5対6.5 | 下が長く見える。上が詰まることがある |
| 90cm前後 | おへそ | 約4対6 | 釣り合いが取れる |
| 85cm前後 | 腰の骨の上 | 約4.3対5.7 | 少し下がるが、まだ自然 |
| 80cm以下 | 腰の骨より下 | 約5対5に近づく | 上と下が同じ長さに見える |
**目安は、床から90cm前後、おへその高さです。**表の数字は、150cm前後の人の平均的な比率から出したものなので、自分の体で測り直してください。境目が85cmまでなら自然に見えますが、80cmを下回ると、上下が同じくらいの長さに分かれ、どちらが主役か分かりにくくなります。
ここで言う境目は、トップスの裾か、トップスを入れたときのボトムスのウエストの帯のことです。色の差がいちばん大きくなる横の線が、目には境目として映ります。
自分の境目の高さを測る|おへそ、腰の骨、股下
まず、自分の体の3か所が床から何cmにあるかを測ります。壁に背をつけて立ち、メジャーを床から当てます。靴は履かずに測ります。
| 測る場所 | 150cm前後の目安 | この高さで決まること |
|---|---|---|
| 首の付け根 | 約125cm | トップスの裾の高さを出す起点 |
| おへそ | 約90cm | 境目を置く高さ |
| 腰の骨のいちばん上 | 約85cm | 境目をここより下げない |
| 股下 | 約68cm | ニットの裾がここに近づくと下が短く見える |
**いちばん大事なのは、おへその高さです。**ここが自分の境目の基準になります。首の付け根は、肩のいちばん高いところと首が交わる点で、服の着丈を測り始める位置です。測った数字はスマートフォンのメモに残しておくと、買い物のときに着丈の表示とすぐに比べられます。
同じ150cmでも、おへその高さは人によって数cm違います。目安との差が3cm以内なら、この記事の数字をそのまま使って構いません。それ以上違うときは、後ろの「どちらとも取れるとき」で扱います。
ニットの裾が床から何cmに来るか|首の付け根から着丈を引く
ニットの裾がどこで止まるかは、試着しなくても出せます。首の付け根の高さから、表示の着丈を引くだけです。
| 表示の着丈 | 裾の高さ(首の付け根125cmの場合) | 体のどこで止まるか |
|---|---|---|
| 40cm | 約85cm | 腰の骨の上 |
| 45cm | 約80cm | 腰の骨のあたり |
| 50cm | 約75cm | 腰の骨と股下のあいだ |
| 55cm | 約70cm | 股下の少し上 |
| 60cm | 約65cm | 股下より下 |
| 65cm | 約60cm | 太ももの途中 |
**着丈の表示は、多くの場合、首の付け根から裾までの長さです。**通販で着丈が書かれていれば、自分の首の付け根の高さから引くと、裾の高さが出ます。厚手のニットは、生地の厚みで着たときに数cm上がることがあるので、出た数字に1〜2cmの幅を見てください。
秋のニットは、着丈55〜65cmのものが多く売られています。150cm前後の人がそのまま出して着ると、裾は股下のあたりで止まります。境目が90cmの目安から20cm以上下がることになるので、何らかの方法で境目を上げる必要があります。
着丈ごとに、出すか入れるかを決める
裾の高さが分かったら、ニットを出したまま着るか、前だけ入れるか、全部入れるかを決めます。
| 着丈 | 裾の高さ | 着方 | 境目の高さ |
|---|---|---|---|
| 45cm以下 | 80cm以上 | 出したまま | 裾の高さ。80〜85cm |
| 46〜55cm | 70〜79cm | 前だけ入れる | 入れた前の部分。85〜90cm |
| 56cm以上 | 69cm以下 | 全部入れる | ボトムスのウエスト。90cm前後 |
| 56cm以上・厚手 | 69cm以下 | 入れずに、ベルトか色で境目を作る | ベルトの位置。90cm前後 |
**判定は着丈で決まり、好みで決めるのは最後の「どの方法で境目を上げるか」だけです。**着丈45cm以下のニットは、出したままでも裾が腰の骨のあたりに収まります。46〜55cmは、出すと少し下がりすぎるので、前だけ入れて境目を引き上げます。56cm以上は、出すと股下まで下がるので、全部入れるか、別の方法で境目を作ります。
前だけ入れる|何cm入れるか
着丈46〜55cmのニットは、前だけをボトムスに入れると、境目が斜めに引き上がります。入れる量で、境目の高さが変わります。
| 入れる量 | 前の境目の高さ | 見え方 |
|---|---|---|
| 3cm | 裾から3cm上がる | 入れたことがほとんど分からない |
| 5〜7cm | おへその少し下まで上がる | 前の境目が90cm前後になる |
| 10cm以上 | おへそより上まで上がる | 前が引っ張られて、ニットの形が崩れる |
**前の中心から左右10cmほどの範囲を、5〜7cm入れてください。**入れる幅が広すぎると全部入れたのと同じになり、狭すぎると真ん中だけがつままれたように見えます。横から見て、前の裾が斜めに上がり、後ろは出たままになっていれば合っています。
厚手のニットを前だけ入れると、入れた部分がボトムスの中でふくらみます。ウエストに余裕のあるボトムスか、ゴムのウエストのものと合わせると、ふくらみが目立ちません。
全部入れる|ボトムスのウエストを見せる
着丈56cm以上のニットは、全部入れて、ボトムスのウエストの帯を境目にします。この場合、境目の高さはボトムスのウエストの位置で決まります。
| ボトムスのウエストの位置 | 床からの高さ | 合わせ方 |
|---|---|---|
| おへその上(ハイウエスト) | 92〜95cm | 薄手から中厚手のニットを全部入れる |
| おへそ(標準より高め) | 88〜92cm | 中厚手を全部入れ、少したるませる |
| 腰の骨(股上が浅め) | 85cm前後 | 入れずに、短い丈のニットに替える |
**全部入れるなら、ウエストの帯がおへその高さかそれより上に来るボトムスを選んでください。**股上の浅いボトムスにニットを全部入れると、境目が腰の骨まで下がり、入れた意味が薄れます。入れたあと、腕を上げ下げして、ウエストの上で生地を1〜2cmだけたるませると、引っ張られた感じがなくなります。
ハイウエストのパンツ|股上の深さで境目が決まる
境目を上げる道具として、いちばん使いやすいのがハイウエストのパンツです。どれだけ上がるかは、股上の深さで決まります。
| 股上の深さ | ウエストの帯の高さ(股下68cmの場合) | 向き |
|---|---|---|
| 22cm前後 | 約90cm | おへその高さ。釣り合いが取れる |
| 25cm前後 | 約93cm | おへその上。下が長く見える |
| 28cm以上 | 約96cm以上 | 胸の下に近づく。上が詰まりやすい |
| 20cm以下 | 約88cm以下 | 標準より低め。ハイウエストとしては弱い |
**股下に股上の深さを足すと、ウエストの帯の高さが出ます。**150cm前後の人なら、股上22〜25cmのパンツで、帯がおへその高さかその少し上に来ます。28cmを超える深いものは、帯が上がりすぎて、上半身が短く詰まって見えることがあります。試着のときは、帯の上端とおへその距離が上下3cm以内かを見てください。
ワイドパンツを選ぶときの裾幅や丈は、低身長でもワイドパンツを諦めないにまとめてあります。ここでは、ウエストの帯の高さだけを見ます。
ロングスカート|ウエストを見せ、裾と靴をつなぐ
秋はロングスカートを履く日が増えます。150cm前後の人がロングスカートを履くときは、ウエストの位置と、裾から靴までの見え方の2つで釣り合いが決まります。
| 確かめること | 目安 | 外れたとき |
|---|---|---|
| ウエストの位置 | おへその高さ | トップスを入れて帯を見せる |
| トップスの裾 | スカートのウエストより上 | 出したままだと境目が下がる |
| スカートの裾の高さ | くるぶしの上5〜10cm | 床に近いと面が重くなる |
| 裾から靴まで | タイツか靴下で色をつなぐ | 肌が出ると縦の線が切れる |
**ロングスカートを履く日は、トップスを入れるか、短い丈のニットを合わせて、スカートのウエストを見せてください。**スカートは面が大きいので、境目が下がるとその面が短く見えます。スカートの裾は、くるぶしの上5〜10cmで止まる長さが扱いやすく、床に近づくほど面が重く見えます。表示のスカート丈をウエストの高さから引けば、裾の高さも買う前に出せます。ロングスカートが似合わないと感じる理由をさらに分けたいときは、ロングスカートが似合わない理由も参考になります。
ベルトで境目を作る|幅と、巻く位置
ニットを入れたくない日や、厚手で入れられないニットのときは、ベルトで境目を作ります。ニットの上からベルトを巻くと、ベルトの位置が境目として目に映ります。
| ベルトの幅 | 巻く位置 | 合うニット |
|---|---|---|
| 2cm前後 | おへその高さ | 薄手から中厚手 |
| 3〜4cm | おへその少し上 | 中厚手 |
| 5cm以上 | おへその上 | 厚手。ただし上が詰まりやすい |
**ベルトは、おへその高さに、2〜3cm幅のものを巻くのが扱いやすい組み合わせです。**ベルトの下のニットは、少しだけ上に引き上げて、ベルトの上にかぶせるようにふくらませると、ニットの裾が股下まで下がっていても、境目はベルトの位置に見えます。幅の広いベルトは目立つぶん、上半身の面を小さく区切ります。150cm前後なら、5cm以上の幅は、全身のなかで大きく見えすぎることがあります。
色で境目を動かす|上下の明るさの差
境目は、上と下の色の差がいちばん大きい場所に見えます。差の付け方で、境目の見え方を強めたり弱めたりできます。
| 上下の色 | 境目の見え方 | 使いどころ |
|---|---|---|
| 明るい上、暗い下 | はっきり見える | 境目を90cmに置けているとき |
| 暗い上、明るい下 | はっきり見える | 境目を90cmに置けているとき |
| 上下とも近い明るさ | ほとんど見えない | 境目が下がってしまうとき |
| 上下とも同じ色 | 消える | 縦の線を通したいとき |
**境目が下がってしまうニットの日は、上下の色を近い明るさにして、境目そのものを目立たなくしてください。**着丈60cmの厚手ニットを出したまま着る日でも、ニットとボトムスを同じくらいの暗さにすれば、股下まで下がった境目はほとんど目に入りません。反対に、境目を90cmに置けている日は、色の差をはっきり付けると、その高さが強調されます。
靴で比率を変える|高さと、甲の見え方
境目の高さは床から測るので、靴の高さで比率が変わります。
| 靴 | 足して見える高さ | 比率への効き方 |
|---|---|---|
| 平たい靴 | 1〜2cm | ほとんど変わらない |
| 3cmほどのヒール | 3cm | 下の比率が少し増える |
| 5cmほどのヒール | 5cm | 下が長く見える。境目が85cmでも釣り合う |
| 甲が見える浅い靴 | 甲のぶん下が長く見える | 平たい靴でも効く |
| 甲が隠れる深い靴 | 甲のぶん短く見える | ボトムスと色をつなぐと補える |
**5cmほどのヒールを履く日は、境目が85cmに下がっていても、釣り合いが取れて見えます。**ヒールを履かない日は、甲が見える浅い靴を選ぶと、足の甲までが脚の線に加わります。秋はブーツや深い靴が増えるので、甲が隠れるときは、ボトムスと靴の色をつないで、縦の線を切らないようにしてください。
羽織りを重ねたとき|境目とは別に、裾を離す
秋はニットの上にカーディガンやジャケットを重ねます。羽織りの裾も横の線になるので、境目と近すぎると、どちらが境目か分かりにくくなります。
| 羽織りの裾の高さ | 境目との関係 | 見え方 |
|---|---|---|
| 境目と同じ高さ(3cm以内) | 重なって1本の線に見える | すっきりまとまる |
| 境目から5〜8cm下 | 2本の線が近くに並ぶ | どちらが境目か分かりにくい |
| 境目から10cm以上下 | 2本の線がはっきり離れる | 羽織りの裾が別の線として見える |
| 前を開けて着る | 縦の線が2本入る | 境目が目立ちにくくなる |
**羽織りの裾は、境目とそろえるか、10cm以上離してください。**5〜8cmの差は、目が2本の線を同じ線の揺れと見るか、別の線と見るか迷う幅です。前を開けて羽織ると、羽織りの前端が2本の縦の線になって、横の境目が弱まります。境目がどうしても下がる日は、前を開けた羽織りで縦を強めるのも1つの方法です。重ね着が増えたときの線の数の整え方は、50代・150cmの秋冬ファッションにくわしくまとめてあります。
ワンピースの境目|切り替えの位置を見る
ワンピースは1枚で上下がつながっていますが、ウエストの切り替えか、色の変わり目が境目になります。
| ワンピースの形 | 境目になるところ | 確かめること |
|---|---|---|
| ウエストに切り替えがある | 切り替えの縫い目 | 縫い目がおへその高さに来るか |
| 切り替えがなく、まっすぐ | 境目がない | ベルトかニットを重ねて作る |
| 胸の下で切り替え | 胸の下 | 上が短くなりすぎないか |
| 腰の下で切り替え | 腰の下 | 境目が80cmより下がらないか |
**切り替えのあるワンピースは、縫い目がおへその高さから上下3cm以内に来るものを選んでください。**表示の寸法に、肩からウエストまでの長さが書かれていれば、首の付け根の高さから引くと縫い目の高さが出ます。切り替えのないワンピースは、そのままでは境目がないので、ベルトを巻くか、短い丈のニットを上から重ねて境目を作ります。
タイツと靴下|足元の色で、境目から下の面をつなぐ
秋はタイツや厚手の靴下を履く日が増えます。境目から下の面が、ボトムス、タイツ、靴と途切れずにつながっているかで、下の長さの見え方が変わります。
| 組み合わせ | 下の面の見え方 | 向いている日 |
|---|---|---|
| ボトムスとタイツと靴が同じ暗さ | 1本につながり、長く見える | 境目が85cmまで下がった日 |
| タイツと靴だけ同じ色 | 膝から下がつながる | スカートの日 |
| ボトムスとタイツの色が離れている | 裾の位置で線が切れる | 境目を90cm以上に置けた日 |
| 素足に近い薄いタイツ | 肌の色で裾から下がつながる | 浅い靴の日 |
**境目が少し下がってしまった日は、ボトムスからタイツ、靴までを同じ暗さでつないでください。**下の面が1本の長い面として見えるので、境目の数cmの下がりが目立たなくなります。反対に、境目をおへその高さにしっかり置けた日は、タイツや靴下で色を変えても釣り合いは崩れません。足元の色を、境目の出来に合わせて選び分けると、手持ちのボトムスで組める日が増えます。
首まわり|襟の形で、上の面の見え方を変える
境目より上の面は、首まわりの形でも見え方が変わります。上の面が詰まって見えるか、すっきり見えるかは、首の付け根から下に向かって、どれだけ縦の線が入るかで決まります。
| 首まわり | 上の面への効き方 | 合わせ方 |
|---|---|---|
| V字の開き | 縦の線が入り、上の面が長く見える | ハイウエストで上が詰まる日 |
| 丸首 | 横の線が首の付け根に入る | 境目が90cm前後の日 |
| タートル | 首まで面がつながる | 上下の色を近くする日 |
| シャツの襟を開ける | 縦の線が2本入る | ニットの下に重ねる日 |
**ハイウエストのボトムスで境目を高くした日は、V字の開きか、シャツの襟を開けて縦の線を足してください。**境目を上げると上の面が短くなるので、首まわりに縦の線を入れると詰まった感じがやわらぎます。タートルは上の面を1つにまとめるので、上下の色を近くして全体を縦につなげる日に合います。
座ったとき・動いたときに境目がずれる
立って鏡を見たときは合っていても、座ったり、腕を上げたりすると、入れたニットが出てきて境目が下がることがあります。
| 動き | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 椅子に座る | 前に入れた部分が出てくる | 入れる量を7cmにして、少し深めに入れる |
| 腕を上げる | 全部入れたニットが引き出される | ウエストの上で1〜2cmたるませておく |
| 自転車に乗る | 後ろが出る | 後ろも3cmほど入れておく |
| しゃがむ | 前の境目が崩れる | ゴムのウエストのボトムスにする |
**座る時間の長い日は、前だけ入れる量を7cmほどにして、少し深めに入れてください。**5cmだと、何度か座り直すうちに出てきます。腕を上げる動きが多い日は、全部入れたうえで、ウエストの上に1〜2cmのたるみを作っておくと、腕を上げてもたるみのぶんが伸びるだけで、ニットは抜けません。
鏡で確かめる|全身を撮って、境目の高さを測る
着替えたら、全身を写真に撮って境目の高さを確かめます。鏡で見るより、写真のほうが比率を落ち着いて見られます。
| 手順 | すること |
|---|---|
| 1 | 鏡から2〜3m離れて、頭の上から足先までを撮る |
| 2 | 写真の上で、頭の上から足先までの長さを測る |
| 3 | 足先から境目までの長さを測る |
| 4 | 3の長さを2の長さで割る |
**割った数字が0.6前後なら、境目はおへその高さに置けています。**0.55を下回るなら、境目が下がっています。写真で測るのは手間に見えますが、一度だけやっておくと、どの着方で何cmの境目になるかが分かり、次からは鏡を見ただけで判断できるようになります。カメラを胸の高さに構えると、全身の比率がゆがみにくくなります。
秋の予定ごとに、境目の作り方を決める
同じ人でも、予定によって選ぶ着方は変わります。予定ごとに、どの方法で境目を作るかを決めておくと、朝に迷いません。
| 予定 | 動き | 境目の作り方 |
|---|---|---|
| 通勤 | 座る時間が長い | ハイウエストのパンツに、ニットを全部入れる |
| 子どもの送り迎え | しゃがむ、自転車 | 着丈45cm以下のニットを出したまま |
| 休日の買い物 | 歩く、試着する | 前だけ入れる。脱ぎ着しやすい |
| 食事会 | 座る、写真に写る | 切り替えのあるワンピース |
| 雨の日 | 上着を着たまま過ごす | 上下の色を近い明るさにする |
**動きが多い日ほど、入れる方法より、出したままで境目が高くなる着丈を選んでください。**入れた裾は、動くたびに出てきます。しゃがむことや自転車に乗ることが多い日は、もともと裾が80cm以上で止まる短い丈のニットのほうが、1日を通して境目が崩れません。
どちらとも取れるとき①|おへその位置が目安と違う
同じ150cmでも、おへその高さが目安の90cmより3cm以上高い、または低い人がいます。どちらも体の比率の個性で、合わせ方を変えるだけです。
| おへその高さ | 出したままで着られる着丈 | 合わせ方 |
|---|---|---|
| 93cm以上 | 着丈42cm以下 | 前だけ入れる範囲が広がる。ハイウエストは浅めの股上でよい |
| 87〜93cm | 着丈45cm以下 | この記事の数字をそのまま使う |
| 87cm未満 | 着丈48cm以下 | 出したままで着られる範囲が広がる。ハイウエストは深めの股上を |
**境目を置く高さは、目安の数字ではなく、自分のおへその高さに合わせてください。**目安の数字は、同じ身長の人の平均的な比率から出したものです。おへそが高い人は、出したままで着られる着丈が少し短くなり、低い人は少し長くなります。表の範囲から外れる場合も、首の付け根から着丈を引いた裾の高さと、自分のおへその高さとの差が10cm以内なら、出したままで釣り合いが取れます。
どちらとも取れるとき②|厚手ニットを入れると、腰に厚みが集まる
厚手のニットを全部入れると、ボトムスの中でニットが重なって、腰のあたりに厚みが集まります。入れると境目は上がるけれど、厚みが気になる、という場合です。
| 方法 | 境目の高さ | 腰の厚み |
|---|---|---|
| 全部入れる | 90cm前後 | 集まる |
| 前だけ入れる | 85〜90cm | 前だけ少し |
| ベルトを上から巻く | 90cm前後 | 集まらない |
| 上下の色を近くする | 境目が目立たない | 集まらない |
| 短い丈の厚手ニットに替える | 80〜85cm | 集まらない |
**厚手のニットは、入れるよりベルトを上から巻くほうが、境目と腰の厚みの両方がうまくいきます。**ベルトを巻いて、上のニットを少しふくらませると、裾は出たままなので腰に生地が重なりません。手持ちの厚手ニットの着丈が長いなら、上下を近い色にする方法も使えます。次に厚手のニットを選ぶときは、着丈45cm以下の短いものにすると、入れずに済みます。
どちらとも取れるとき③|長い羽織りで境目が消える
ロングカーディガンや長いコートを着ると、トップスの境目は羽織りの中に隠れて、羽織りの裾がいちばん大きな横の線になります。
| 羽織りの着方 | 目に映る線 | 合わせ方 |
|---|---|---|
| 前を閉じる | 羽織りの裾 | 裾をふくらはぎの真ん中より上に |
| 前を開ける | 縦の2本の線と、中の境目 | 中の境目をおへその高さに |
| 腰でベルトを結ぶ | ベルトの位置 | ベルトをおへその高さに |
**長い羽織りを前を開けて着る日は、中の境目をおへその高さにそろえておいてください。**前を開けると、羽織りの縦の線のあいだから中の境目が見えます。そこが腰の下に下がっていると、縦の線が途中で途切れて見えます。前を閉じる日は、中の境目は見えないので、羽織りの裾の高さだけを考えれば足ります。冬の上着の着丈については、低身長の冬コーデにまとめてあります。
どちらとも取れるとき④|ヒールを履かない日が多い
ヒールを履かない日が多い人は、靴で比率を補えないので、境目の高さそのものを90cmに近づけることが大事になります。
| 状況 | 境目の目安 | 方法 |
|---|---|---|
| ヒールを履く日 | 85〜90cm | 前だけ入れる、出したままでもよい |
| 平たい靴の日 | 90cm前後 | 全部入れるか、ハイウエストに |
| 平たい靴で、ボトムスと色をつなげる日 | 85〜90cm | 前だけ入れる |
| 甲の隠れる深い靴の日 | 90cm以上 | ハイウエストに、ボトムスと靴の色をつなぐ |
**平たい靴の日は、境目をおへその高さに置くことを優先してください。**靴で数cm足せない分、境目の高さで比率を整えます。甲が見える浅い靴なら、平たい靴でも足の甲までが脚の線に加わるので、境目が少し下がっても釣り合いが取れます。
手持ちの服で、境目を確かめる手順
新しく買う前に、手持ちの秋服で境目を確かめておくと、足りない1枚が見えてきます。
| 順番 | すること |
|---|---|
| 1 | 首の付け根とおへその高さを測ってメモする |
| 2 | 手持ちのニットの着丈を測って、裾の高さを出す |
| 3 | ニットを、出す・前だけ入れる・全部入れるの3つに分ける |
| 4 | ボトムスのウエストの帯の高さを、股下と股上から出す |
| 5 | 組み合わせを1つ選んで、全身の写真を撮る |
| 6 | 境目の比率が0.6前後かを確かめる |
**全部入れる側に分けたニットが多いのに、ウエストの高いボトムスが1本もないなら、次に足すのはハイウエストのボトムスです。**反対に、出したまま着られる短い丈のニットがないなら、着丈45cm以下のニットを1枚足すと、入れる手間のない日が増えます。手持ちを分けてみると、何を足せば一番多くの組み合わせで境目が整うかが分かります。
よくある行き違い
**「低身長は、丈の短いトップスしか着られない」。**着丈の長いニットも、前だけ入れる、全部入れる、ベルトを巻く、上下の色を近くする、という方法で境目を上げれば着られます。
**「ハイウエストなら、深いほどいい」。**ウエストの帯が胸の下に近づくと、上半身が詰まって見えます。帯がおへその高さから上下3cm以内に来るものを選んでください。
**「境目は、体のくびれに合わせるもの」。**目に映る境目は、色の差がいちばん大きい横の線です。くびれの位置にかかわらず、その線をおへその高さに置けば釣り合いが取れます。
**「秋になって似合わなくなったのは、体が変わったから」。**秋はニットの着丈が長くなり、境目が下がりやすい季節です。体ではなく、裾の止まる高さが動いていることがほとんどです。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 150cmで、ニットは入れたほうがいいですか、出したほうがいいですか
- ニットの着丈で決めます。150cm前後の人の首の付け根は床から約125cmなので、着丈45cmのニットなら裾は床から約80cm、腰の骨のあたりで止まります。この長さなら出したままでも、上下の境目が下がりすぎません。着丈46〜55cmなら、前だけ数cm入れて境目を引き上げます。56cm以上は、全部入れるか、ベルトや上下の色の差で境目を別の高さに作ります。入れるか出すかは好みより、裾がどこで止まるかで決めると迷いません。
- Q. ハイウエストのパンツは、150cmでも似合いますか
- 股上の深さとウエストの位置が合えば、境目を上げる道具として使いやすい1本です。ウエストの帯が床から90cm前後、おへその高さに来るものを選び、トップスを入れるか前だけ入れて、帯を見せてください。帯が胸の下まで上がるほど深いものは、上が短く下が長くなりすぎて、上半身が詰まって見えることがあります。試着のときに、帯の上端からおへそまでの距離を見て、上下3cm以内なら合っています。
- Q. ロングスカートを履くと、全身が重く見えます
- スカートの長さより、ウエストの位置とトップスの裾が重なっていないかを見てください。トップスを出したまま、腰の骨より下まで覆っていると、境目が床から80cm以下に下がり、スカートの面が短く見えます。トップスを入れてスカートのウエストを見せるか、短い丈のニットを合わせて、境目をおへその高さに上げます。そのうえで、スカートの裾と靴のあいだにタイツか靴下で同じ色をつなぐと、縦の線が途切れません。
- Q. おへその位置が、目安の90cmより高い・低いときはどうすればいいですか
- 目安の数字より、自分の体の高さを優先してください。床からおへそまでを測って、その高さに境目を置くのが基本です。数字は、150cm前後の人の平均的な比率から出した目安で、同じ身長でもおへその高さは数cm違います。おへそが目安より高いなら、出したままで着られる着丈の範囲が少し広がります。低いなら、前だけ入れる範囲が広がります。境目を体の高さに合わせることが、釣り合いを取る近道です。
— メグラシ編集部





