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着痩せで最初に触る場所|鏡の現象から原因を見分ける順番

メグラシ編集部//読了 17分
落ち感のあるトップスで縦のラインをつくった装いをして鏡の前に立つ女性

「同じ体型なのに、あの服の日はすっきり見えて、この服の日はもったりして見える」

その差を作っているのは体ではありません。服が体の上に引いた線が、どこを通っているかです。

着痩せの手は、探せばいくらでも出てきます。縦の線、暗い色、落ち感、ハイウエスト、Vネック。ただ、それを一度に全部やると、どれが効いたのかが分からないまま終わります。

このページでは、効く手を6つに絞り、鏡に映っている現象から原因を1本に特定して、今日触る1か所を決めるまでを扱います。体型を変える話は出てきません。変えるのは、線の位置だけです。

📋 着痩せ 早見表|鏡の現象から、今日触る1か所へ

いま鏡に映っている現象を1つ選んでください。触る場所が1か所に決まります。

鏡で見えている現象原因になっている物差し今日触る1か所
肩から腕までが1本に見える肩線の位置縫い目を肩先の骨の真上へ
胴が長く、脚が短く見える分割の高さ分割線を床から身長の60〜63%へ
全体がずんぐりして輪郭がない沿わせる面上下のどちらか一方を体に沿わせる
首から胸までが一枚の面に見える首元のあき鎖骨から下へ8〜12cmあける
その部位だけが強調される裾と袖の位置最大幅から7cm以上離す
身長がそこで止まって見える足元裾と靴の明度差を3段以内へ

この6つ以外に、覚えるべき手はありません。詳しい数字はこのあと1つずつ扱います。部位が決まっている方は二の腕太もも胸まわりの各ページが速いです。

結論:着痩せは足し算ではなく、触る場所を1つに絞る作業

着痩せがうまくいかないとき、多くの場合は手が足りていないのではなく、手が多すぎます。

6つの手は、互いに打ち消し合います。羽織りで縦の線を2本足しながらサイズも1つ上げると、肩線が外へ落ちて、足したはずの縦線が効きません。暗い色でまとめながら分割の高さも下げると、つながりは出ても横に広がります。

よくある足し算起きること実際に必要だったこと
縦線を足す+サイズを上げる肩線が落ちて縦線が消える縦線だけ足す
暗い色にする+分割を下げるつながるが横に広がる分割を上げる
上下ともゆるくする+長い丈にする輪郭がどこにも残らない片方だけ沿わせる
覆う面積を増やす+厚い素材にする服の外周が体の幅になる素材だけ落ちるものへ
Vネックにする+大きな柄を置く視線が柄に行き縦線が読まれない首元を無地で休ませる
ベルトで締める+伸びる生地断面が出て段になる伸びない生地に替える

同時に触るのは1か所が上限です。 1つ変えて、鏡で確かめて、効いたかどうかを覚える。この繰り返しが、いちばん短い道になります。

効く手は6つしかない

順番には意味があります。上から順に、効き方が分かりやすく、直すのに時間がかからない順に並べています。

物差し何を測るか直すのにかかる時間
1肩線の位置肩先の骨から縫い目までのcmその場(着替えのみ)
2分割の高さ床から分割線までのcmその場(裾を入れる)
3沿わせる面上下どちらが体に沿っているかその場(片方を替える)
4首元のあき鎖骨からあきの最下点までのcmその場(ボタン・重ね方)
5裾と袖の位置最大幅から終端までのcm買うとき
6足元裾と靴の明度差の段数靴を替える

1から4は、いま持っている服の中だけで完結します。買う前にやることが4つある、というのがこのページの一番の要点です。

6つ全部を確かめる時間がない朝は、次の3問だけで決まります。

質問はいいいえ
肩の縫い目は骨の真上にあるか2問目へ肩線を直す(ここで終わり)
服の上で腰の高さが分かるか3問目へ前だけ裾を入れる(ここで終わり)
上下のどちらか一方は体に沿っているか4〜6を見る片方を細いものへ替える

3問とも「はい」なら、その日はもう十分です。外れた項目が複数あっても、直すのは最初に外れた1つだけにしてください。

鏡に映っている現象から、原因を見分ける

「太く見える」は結果です。同じ結果でも、原因になっている物差しが違えば、触る場所も違います。

鏡で見えている現象考えられる原因先に試すこと効かなければ次に
肩から腕までが1本に続く肩線が外に落ちている縫い目を肩先の真上へ肩の落とし幅を3〜6cmに
上半身だけ大きく見える首元が詰まっている鎖骨から8cm以上あける素材を落ちるものへ
胴が長く見える分割線が低い前だけ裾を入れるハイウエストのボトムスへ
脚が短く見える分割線が低い、足元で切れる分割を上げる靴と裾の明度差を縮める
全体に輪郭がない上下ともゆるい片方を体に沿わせる沿わせる面を上に移す
体の凹凸がそのまま出る伸びる生地が断面を写す伸びない生地へハリのある生地へ
腰まわりに段差が出る生地が食い込んでいるウエストのゆとりを+3cm前フラット後ろゴムへ
服の外周が体の幅に見える覆う面積が広く生地が落ちない素材を落ちるものへサイズを1つ下げる
その部位だけ張って見える裾・袖が最大幅と重なる終端を7cm下へずらす部位別のページへ
前は平気で横から気になる前後の厚みが出ているハリのある生地で浮かせる首元のあきを深く
全体が重く沈んで見える明度差が0で面積だけ残る明度差を1〜2段つける顔まわりだけ明るく
上下が同じ大きさに見える分割線が身長の半分にある分割を床から60%以上へ靴でかさ上げする

現象が2つ以上当てはまるときは、表の上にあるほうから触ってください。 上のものほど、下のものへの影響が大きいためです。肩線を直すと、首元とサイズの見え方が同時に変わります。

物差し1|肩の縫い目は、肩先から何cmか

肩先とは、肩の外側にある骨の出っぱりです。腕を下ろした状態で肩の角を触ると、丸い骨が指に当たります。ここが輪郭の起点になります。

縫い目の位置(肩先から外へ)見え方扱いやすさ
内側に1cm以上肩が窮屈で、袖ぐりが引きつる避けたい
骨の真上(±1cm)肩幅が実寸どおりに読まれるもっとも扱いやすい
外へ2cmほぼ気にならない扱いやすい
外へ3〜6cm意図したドロップとして読まれる素材が落ちれば成立
外へ7〜10cm落とした幅が肩幅として読まれる避けたい
外へ11cm以上肩と腕の境目が消える避けたい

肩線を意図的に落とすなら、3〜6cmまでです。それを超えると、落とした分がそのまま横幅として加算されます。ドロップショルダーを選ぶときは、タグの表記ではなく、骨から縫い目までを実際に測ってください。

肩まわりで起きること原因直し方
肩に横のしわが寄る肩線が内側すぎる1サイズ上か、別の型へ
袖の付け根が浮く落とし幅に対して生地が硬い落ち感のある素材へ
首が短く見える肩線が高く、襟が詰まっている首元のあきを深く
上半身が四角く見える肩線が外+生地に厚みがある落とし幅を3cm以内に

物差し2|上下を分ける高さを、床からのcmで決める

分割線とは、トップスの裾や切り替えが体を横切る高さのことです。ここが上下の比率を決めます。

測り方は簡単です。靴を脱いだ状態で、床から分割線までを測ります。

身長扱いやすい分割線の高さ(床から)避けたい高さ
148〜152cm92〜97cm74〜76cm
153〜157cm95〜100cm76〜79cm
158〜162cm98〜103cm79〜81cm
163〜167cm101〜106cm81〜84cm
168〜172cm104〜109cm84〜86cm

扱いやすい範囲は、**身長の60〜63%**にあたります。おへその位置とおおむね一致するので、メジャーがない日は「おへその高さかそれより少し上」で構いません。

避けたい高さは身長のちょうど半分、股関節のあたりです。ここで分けると上下が同じ面積になり、人の目にはいちばん横に広く映ります。

分割線を上げる方法上がる目安使える場面
前だけ裾を入れる5〜12cm毎日・その場でできる
ハイウエストのボトムスに替える6〜10cm買うときに選ぶ
ベルトを腰骨より上で締める4〜8cm手持ちで足せる
短めの丈のトップスを選ぶ8〜15cm買うときに選ぶ
ウエスト切り替えのワンピース最初から高い迷う日の一枚
羽織りをコンパクトな丈に6〜10cm重ねる日に

どれか1つで十分です。2つ重ねると分割線が高くなりすぎて、今度は上半身が詰まって見えます。

物差し3|上下のどちらか一方だけ、体に沿わせる

上下ともゆるいと、体の線がどこにも残りません。見る側は服の外周を体の大きさとして受け取ります。逆に上下とも沿わせると、厚みの断面がそのまま出ます。

片方だけ沿わせる。これが3つ目の物差しです。

結果
ゆったり細い扱いやすい。もっとも失敗が少ない
コンパクトワイド扱いやすい。分割線が高ければさらに良い
ゆったりワイド輪郭が消える。避けたい
体に沿う体に沿う断面が全部出る。避けたい
ゆったりゆったりだが落ちる素材素材次第で成立する
コンパクト細い沿う面が多すぎる。羽織りで1枚足す

沿わせる面を上に置くか下に置くかは、体の厚みがどちらに出るかで決めます。

厚みが出やすい側沿わせる面を置く側具体的に
上半身落ちるトップス+細いボトムス
下半身コンパクトなトップス+ワイドボトムス
どちらも上(面積が小さいほう)短め丈のトップス+落ちるボトムス
どちらでもないどちらでもその日の気分で選んでよい

物差し4|首元の縦のあきを、鎖骨から何cm取るか

首から胸までが1枚の面になると、上半身全体が広く読まれます。ここを縦に割るのが4つ目の手です。

測る起点は、鎖骨の中央にあるくぼみです。そこから、あきのいちばん下までの距離を測ります。

鎖骨からあきの最下点まで襟の例縦の切れ目
0cmタートル、ハイネックできない
1〜3cmクルーネック、ボートほぼできない
4〜7cm浅いVネック、小さめスキッパー出はじめる
8〜12cmVネック、Uネック、開襟(第2ボタンまで)もっとも扱いやすい
13〜16cm深いVネック、カシュクール効くがインナー併用
17cm以上深すぎるあき場面を選ぶ

8〜12cmが基準です。 手持ちのシャツで第2ボタンまで開けると、多くの場合この範囲に入ります。

首元で起きること原因直し方
首が短く見えるあきが0〜3cm8cm以上あける
顔まわりが重いあきが浅く、襟に分量がある襟の小さい型へ
胸まわりが1枚の面になるあきが横に広く縦がない横広から縦長のあきへ
あきが深すぎて落ち着かない13cm以上薄手のインナーを1枚
縦線があるのに効かないあきの下に大きな柄がある首元を無地で休ませる

ハイネックを着たい日は、前を開けた羽織りを重ねると、首元とは別の場所に縦の線を2本作れます。あきが取れない日は、縦の線を胴に移すと覚えてください。

物差し5|裾と袖は、いちばん太い位置から7cm離す

袖口も裾も、体を横切る線です。線が引かれた場所の幅が、そのまま記憶されます。

物差しは1つです。終端は、その部位のいちばん太い位置から7cm以上離す。

部位最大幅の位置終端の候補
二の腕肩先から8〜13cm肩先から20cm以降、または28cm以降
太もも股下0〜5cm膝上10cm以降、または膝下
ふくらはぎ膝下18〜24cmくるぶし上5cm以降
胴まわり人により異なる胸下、または腰骨より下
手首側前腕の中央手首の骨が見える位置
終端の位置起きること
最大幅とちょうど重なる幅がそのまま読まれる。もっとも避けたい
最大幅の1〜3cm上線の下に最大幅が露出する。同じく避けたい
最大幅の4〜6cm下まだ差が出にくい
最大幅の7cm以上下細い区間で終わる。扱いやすい
部位全体を覆いきる覆った面積が幅として読まれる

上で切っても下で切っても、最大幅から離れていなければ結果は同じです。部位ごとの実測値は各ページにあります。二の腕は肩先からのcm、太ももは骨格タイプ別の丈で整理してあります。

物差し6|足元で縦の線を切らない

裾から下で色が途切れると、身長がそこで止まって見えます。ここは靴を替えるだけで直ります。

裾と靴のあいだで肌が見える長さ明度差3段以内明度差5段以上
0cm(裾が靴にかかる)つながるつながる
1〜3cmつながるほぼつながる
4〜8cmつながる切れやすい
9〜15cmややつながる切れる
16cm以上切れやすい切れる
靴の選び方効果
肌の色に近い靴脚から靴まで途切れない
ボトムスと同じ明度の靴縦の線が靴まで続く
甲が深く見える形足の露出面積が減り線が続く
ボトムスと明度差7段の靴そこで線が止まる
足首にストラップのある靴横線が1本増える

濃いボトムスに明るい靴、明るいボトムスに黒い靴。この2つがいちばん線を切ります。 靴を1足替えるだけなので、6つの中でもっとも手軽な手です。

6つの物差しを、朝3分で答え合わせする

いま着ている服で確かめられます。上から順に見てください。

順番見るところ合格の目安
1肩の縫い目肩先の骨の真上(±1cm)か、外へ6cm以内
2分割線の高さ床から身長の60〜63%にあるか
3上下のゆるさどちらか一方は体に沿っているか
4首元のあき鎖骨から8〜12cmあいているか
5裾と袖の終端最大幅から7cm以上離れているか
6靴と裾明度差が3段以内か、肌の見える長さが3cm以内か

6つのうち4つ以上が合格なら、その日は十分です。 外れている項目があったら、直すのは1つだけ。いちばん効きやすいのは1と2です。

素材は4つに分けて覚える

同じ形でも、素材が変われば輪郭は別物になります。店頭で1秒で見分けられる方法をつけておきます。

分類店頭での見分け方体の上での見え方向く使い方
落ちる端をつまんで垂らすと細かいひだが5本以上厚い部分に触れず縦に落ちる厚みの出る側に置く
張る垂らしてもひだが2本以下、面のまま体から数mm浮いて形を保つ拾われたくない側に置く
伸びる横に10cm引くと2cm以上伸びる凹凸をそのまま写す沿わせる面を作るとき
厚い二つ折りにして挟むと3mm以上生地の厚みが加算される小面積、または羽織りのみ

迷ったら**「張る」**を選んでください。体から浮いた位置で形を保つので、生地が体を拾わず、かといって分量で大きく見えることもありません。汎用性がいちばん高い分類です。

素材で起きること原因の分類替える先
体の凹凸が出る伸びる張る
ずんぐりして見える厚い落ちる
生地が余ってしぼむ落ちる(薄すぎ)張る
座ると横じわが出る張る(硬すぎ)落ちる
汗で貼りつく伸びる、薄い表面がさらりとした張る素材

明度差をどこに置くか

色そのものより、上下の明度差を何段つけるかと、その差をどの高さに置くかが効きます。明度を1(黒)から10(白)の10段階で考えます。

上下の明度差見え方分割線が低いとき
0〜2段縦に1本つながる低くても横に広がりにくい
3〜4段ゆるやかに分かれるやや広がる
5〜6段分割線がはっきり出る広がる
7段以上分割線がもっとも強く出る大きく広がる

差をつけたい日は、分割線を高くする。 明度差7段の配色でも、分割線が床から身長の62%にあれば横に広がりません。逆に明度差0の全身同色でも、分割線が身長の半分にあると重心が下がります。

明るい色を置く場所効果
顔まわり(襟元・スカーフ)視線が上で止まる
分割線より上重心が上がる
手首・足首細い場所が際立つ
体のいちばん厚い面面積が強調される。避けたい
全身輪郭がぼやける。締める1点を作る

どの色を選ぶかは色の側の話になります。収縮色の使い分け、パーソナルカラーとの兼ね合い、柄の大きさまでは細く見える色の置き方にまとめました。似合う色の系統から確かめたい方はパーソナルカラー4シーズンの比較へどうぞ。

骨格ストレート:厚みを布に拾わせない

上半身の前後に厚みが出るタイプです。6つの物差しのうち、素材とゆとりの取り方が他のタイプと変わります。

項目ストレートの数字
首元のあき鎖骨から10〜14cm(やや深め)
身幅のゆとりバストの一番厚い位置+6〜8cm
向く素材張る、薄手で落ちる
避けたい素材伸びる、厚い
分割線身長の61〜63%(高め)
沿わせる面下(ボトムス側)

厚みは、布が触れるほど輪郭に出ます。胸のいちばん高い位置で生地を止めず、その下から落とすのが基本です。ハイゲージの薄手ニット、開襟のシャツ、センタープレスのテーパードが合いやすくなります。厚手のツイードや大きなギャザーは、厚みが加算されるので小面積で使います。

骨格ウェーブ:分割の高さで稼ぐ

上半身が薄く、重心が下がりやすいタイプです。落ち感のある大きな面を置くと、生地の分量だけが目立ちます。

項目ウェーブの数字
首元のあき鎖骨から6〜10cm(浅め)
身幅のゆとり体の一番厚い位置+3〜5cm
向く素材伸びる、柔らかく落ちる、薄い
避けたい素材厚い、硬く張る
分割線身長の62〜65%(もっとも高め)
沿わせる面上(トップス側)

ウェーブは「細く見せる」より**「分割線を上げる」**ほうが効きます。短め丈のトップス、ハイウエストのボトムス、ウエスト切り替えのワンピース。硬く重い羽織りは体が負けやすいので、薄手を選びます。

骨格ナチュラル:分量でなだらかにする

骨と関節に存在感があるタイプです。体に沿う薄い素材だと骨の凹凸が目立ち、かえって固く見えます。

項目ナチュラルの数字
首元のあき鎖骨から8〜12cm
身幅のゆとり体の一番厚い位置+8〜12cm
向く素材厚い、張る、ざらつきのある
避けたい素材伸びる、薄く体に沿う
分割線身長の58〜62%(低めでも成立)
沿わせる面どちらも沿わせない(丈で稼ぐ)

ナチュラルは3タイプの中で唯一、上下ともゆるくても成立します。 ただし条件があり、上下とも丈を長く取って縦の総量で稼ぐこと。ローゲージ、リネンやコットンのシャツ、ワイドパンツ、ロングジレが合いやすくなります。

骨格3タイプの数字を並べて比べる

同じ物差しでも、タイプで数字が変わるところだけを抜き出します。

物差しストレートウェーブナチュラル
首元のあき10〜14cm6〜10cm8〜12cm
身幅のゆとり+6〜8cm+3〜5cm+8〜12cm
分割線の高さ身長の61〜63%身長の62〜65%身長の58〜62%
向く素材張る・薄く落ちる伸びる・柔らかい厚い・張る
避けたい素材伸びる・厚い厚い・硬い伸びる・薄い
沿わせる面丈で代替
上下ともゆるく不可不可条件付きで可

共通しているのは、肩線・首元の縦・裾の終端・足元の4つです。 タイプで変わるのは素材とゆとりの2項目だけなので、タイプが分からなくても4つは今日から使えます。

判定に迷う場合の考え方は骨格タイプが分からないときに、定義から確認したい方は骨格診断とはにまとめています。

部位が決まっている人は、専門のページへ

気になる場所が1つに絞れているなら、このページより各ページのほうが数字が細かく、速く終わります。

気になる場所読むページそこにある数字
二の腕・袖まわり二の腕が太く見える原因肩先からの袖丈cm、袖口内寸のゆとり
太もも・下半身太ももを隠す服骨格3タイプ別の丈と素材
胸まわり胸が大きい人の服選びあきの深さ、切り替えの位置
お尻まわりお尻が大きく見えるとき落ちる位置と丈
ウエストまわりウエストが気になるとき切り替えとゆとり
肩まわり肩幅が気になるときの服選び肩線と袖ぐり
身長とのバランス身長とのバランスで迷うとき分割比と丈
重ね着で厚く見える着膨れしない重ね方積む順番と厚みの配分

このページの役目は、部位が1つに絞れないときの入口です。 部位別の手を試しても変わらなかったときも、6つの物差しに戻ってきてください。多くの場合、原因は部位ではなく肩線か分割線にあります。

お腹まわりだけは、このページで扱う

お腹まわりは特定の部位というより、分割線と沿わせる面がそのまま出る場所なので、ここで扱います。

選ぶものなぜ効くか
胸下から落ちる切り替えお腹の位置に布が触れない
前だけ裾を入れる分割線が出て、生地のゆとりは残る
前フラット・後ろゴムのボトムス腰まわりに段差が出ない
股上がおへその上まで来るもの生地がお腹の上を通過する
張る素材のタックパンツ体から浮いた位置で形を保つ
前開きの羽織り胴の外側の線が羽織りの縁に移る
避けたほうが扱いやすいもの理由
ウエスト全周のギャザー腰に布が集まり厚みが出る
伸びる細リブのトップス断面をそのまま写す
お腹の高さの横切り替え・ポケット視線がその高さで止まる
股上の浅いボトムス入れた裾が出ている位置で止まる
締めつけの強いインナー押さえた分が上下に段として出る

「裾を出し続ける」のは、いちばん多い遠回りです。裾を出すと分割線が消えるので、胴が長く見えます。 前中心だけを軽く入れて、後ろと脇は出したままにすると、分割線は伝わりつつ、お腹まわりには生地のゆとりが残ります。詳しくはインナーとシャツの入れ方にもまとめました。

逆効果へ転じる5つの条件

着痩せの手は、条件を超えると反転します。境目は数字で決まっています。

効く範囲反転する条件
ゆとりを取る+3〜8cm+9cm以上、かつ落ちない素材
肩線を落とす外へ3〜6cm外へ7cm以上
暗い色を使う明度差1〜2段を残す明度差0で全身、輪郭が消える
覆う部位の一部全身、細い場所が1つも出ない
締める生地の上から軽く断面が出る強さ、伸びる生地の上

5つとも「やりすぎ」で反転しています。 どれも方向は間違っていません。量の問題です。

よくある逆効果実際に起きること代わりにやること
サイズを1つ上げる肩幅と着丈も同時に増える同じサイズで落ちる素材へ
全身を1色でまとめる面積の大きさだけが残る明度差を1〜2段つける
上下ともゆったり輪郭が1本も残らない片方だけ沿わせる
気になる場所を全部覆う覆った面積が幅になる終端を最大幅から7cm離す
補正インナーで押さえ込む押さえた分が上下に移動する縫い目の少ない面をなめらかにする型へ

サイズを1つ上げると、何が起きるか

いちばん多い誤解なので、単独で扱います。サイズを1つ上げたとき、増えるのは身幅だけではありません。

増える箇所1サイズあたりの目安輪郭への影響
身幅+2〜3cmゆとりが出る(狙いどおり)
肩幅+1.5〜2.5cm肩線が外へ落ちる(逆効果)
着丈+2〜3cm分割線が下がる(逆効果)
袖丈+1〜2cm終端の位置がずれる(どちらにも)
袖ぐり+1.5〜2cm腕の付け根が緩む(どちらにも)

狙いどおりに効くのは身幅だけで、肩幅と着丈は逆に働きます。 3項目のうち2項目が逆なので、合計では反転しやすくなります。

必要なのは、同じサイズの中で次の3条件を満たす形を探すことです。

条件確かめ方
肩線が骨の真上にある指で肩先を押さえて縫い目を見る
身幅にゆとりがある一番厚い位置で+3〜8cm
生地が落ちる端をつまんで垂らしてひだを数える

この3条件を満たす服は、ジャストサイズの中に必ずあります。オーバーサイズが似合わないと感じるときも、多くは肩線が原因です。

アイテム別の見方

買う前に見る場所を、アイテムごとに1〜2点に絞ります。

アイテムまず見る場所合格の目安
トップス肩の縫い目骨の真上、または外へ6cm以内
ニット生地を横に引く2cm以上伸びるなら断面が出る
シャツ第2ボタンを開けたあきの深さ鎖骨から8〜12cm
パンツウエストの仕様前がフラットで後ろゴム
スカートウエストの布の集まり方全周ギャザーでないこと
ワンピース切り替えの高さ床から身長の60〜63%
羽織り前を開けたときの縁の位置体の外側を縦に通ること
ボトムスとの明度差3段以内
ベルト締める高さ腰骨より上
インナー縫い目の数少ないほど面がなめらか
ワンピースの選び方見え方
胸下切り替え分割線が高く、胴が短く見える
ウエスト切り替え(紐やベルト)高さを自分で選べる
縦にボタンが並ぶ縦線が最初から1本ある
ウエスト全周ゴム腰に布が集まる
全身に細かい柄面の広がりが強調される
伸びる細リブ断面が出る。羽織りで縦線を足す

年代で変わるのは、物差しの優先順位

手そのものは変わりません。変わるのは、6つのうちどれから触るかです。

年代最初に触る物差しよくある状況
20代分割の高さ流行の丈をそのまま着て輪郭が消える
30代肩線羽織りを1枚整えると全部が変わる
40代肩線と着丈以前ちょうど良かった服が合わなくなる
50代素材体を拾う生地から張る生地へ
60代以上首元と足元顔まわりと線の終点を整える

体の厚みが出る場所は年代で移動します。方法を増やすのではなく、手持ちの服の肩幅と着丈をもう一度測り直すところから始めてください。40代前後の変化については四十代からの服選びの変化でも扱っています。

手持ちの服で組み替える

新しく買わずに、6つの物差しだけで組み替えた例です。アイテムは手持ちのものに置き換えて読んでください。

組み合わせ使っている物差し向くタイプ
落ちるブラウス(前だけ入れる)+センタープレスのパンツ分割2・沿わせる面3・首元4ストレート
コンパクトなカットソー+ハイウエストのワイドパンツ分割2・沿わせる面3ウェーブ
前開きの長いシャツ+ワイドパンツ縦線・丈で稼ぐナチュラル
前を開けたロングジレ+ワンピース縦線2本・分割はワンピース任せ全タイプ
Vあきのニット+張る素材のフレアスカート首元4・素材ストレート/ナチュラル
シャツを第2ボタンまで開ける+濃紺のストレート首元4・足元6全タイプ
薄手の羽織り+タンクトップ+長い丈のボトムス縦線・丈ナチュラル
透ける羽織り+キャミワンピース縦線・面積を増やさず1枚足す全タイプ

共通しているのは、羽織りの前を開けていることです。 前を開けた羽織りは、胴のいちばん外側の線を羽織りの縁に置き換えます。6つの物差しのうち、1つの動作でいちばん多くを同時に満たせる手です。

試着室で確かめる手順

鏡の前で1分あれば終わります。順番を固定しておくと、迷いません。

やること見るところ
1正面を向いて立つ肩の縫い目が骨の真上にあるか
2手を下ろして力を抜く袖の終端が最大幅と重なっていないか
3横を向く前後の厚みで生地が張っていないか
4分割線の高さを見るおへその高さかそれより上か
5座ってみる腰まわりに段差や食い込みが出ないか
63歩歩く生地が体に貼りついてこないか
72歩離れて全身を見る細い場所がどこかに1つ出ているか

7番目がいちばん大事です。 手首、足首、首、鎖骨のどれか1つが出ていれば、比較の基準ができます。全部が覆われていると、基準がないので服の外周だけが残ります。

よくある誤解

よく聞くこと実際
着痩せする体型の人がいる体型ではなく、その日の選び方の結果です
暗い色を着れば細く見える明度差の置き方と分割線の高さで決まります
大きい服を着れば隠れる覆った面積が体の幅として読まれます
縦のストライプなら必ず効く柄の間隔が広いと横の線として読まれます
ハイウエストは誰にでも効く分割線が高すぎると上半身が詰まります
ぴったりした服は避けるべき片方は沿わせないと輪郭が残りません
骨格タイプが分からないと何もできない6つのうち4つはタイプに関係なく共通です
全部の手をやったほうが効く手は打ち消し合います。1日1か所です

とくに多いのが最後の2つです。タイプが分からなくても、肩線・分割・首元・足元の4つは今日から使えます。 そして、その4つを一度に全部やる必要もありません。

骨格3タイプ 基本リファレンス

まとめ:直すのは、今日は1か所だけ

  • 効く手は6つだけ。肩線・分割の高さ・沿わせる面・首元のあき・裾と袖の位置・足元
  • 同時に触るのは1か所。2つ変えると、どちらが効いたのか分からなくなる
  • 分割線は床から身長の60〜63%。160cmなら98〜103cm。半分の高さがいちばん広く見える
  • 首元のあきは鎖骨から8〜12cm。あけられない日は縦線を胴に移す
  • 裾と袖の終端は、最大幅から7cm以上離す
  • サイズを1つ上げると、身幅は効くが肩幅と着丈は逆に働く
  • タイプで変わるのは素材とゆとりの2つだけ。残り4つは共通

服はご自身の体に合わせるものであって、体を服に合わせる必要はありません。ここに書いたのは、今日のクローゼットの中でできる組み替えの手順です。明日は「前だけ裾を入れる」だけでも構いません。1つ変えて、鏡で確かめて、効いた手を覚えていく。その積み重ねが、いちばん確実です。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 着痩せで、最初に触るならどこですか?
肩の縫い目の位置です。6つの手のうち、直すのに時間がかからず、効き方がその場で分かるのが肩線だからです。肩の外側にある骨の出っぱりを指で押さえて、その真上に縫い目があるかを見てください。縫い目が骨より外へ3cm以上落ちていると、その落ちた幅の分だけ肩幅として読まれます。肩線が合っていることを確認してから、2番目の「上下を分ける高さ」に進むと、効いた手が特定できます。
Q. 着痩せの手は、いくつも同時にやったほうが効きますか?
逆になりやすいので、1日1か所にしてください。縦の線を足し、色を暗くし、サイズを上げ、丈も変える、と重ねると、それぞれの手が打ち消し合います。たとえば羽織りで縦線を足しながらサイズも上げると、肩線が外へ落ちて縦線の効果が消えます。効いた手を覚えていくほうが、翌日以降の判断が速くなります。
Q. 上下はどの高さで分けるとよいですか?
床から測って、身長の60〜63%の高さです。身長160cmなら床から98〜103cm、155cmなら95〜100cm、165cmなら101〜106cmが目安になります。おへその位置とおおむね一致します。いちばん避けたいのは身長のちょうど半分の高さで、160cmなら床から80cm、股関節のあたりです。ここで分けると上下が同じ面積になり、横に広がって見えます。
Q. 大きめのサイズを選べば着痩せしますか?
多くの場合は逆に働きます。サイズを1つ上げると、身幅だけでなく肩幅が2〜3cm、着丈が2〜3cm同時に増えます。肩線が骨より外へ落ちると、その位置が体の幅として読まれるため、身幅のゆとりで得たものが肩で相殺されます。必要なのはサイズを上げることではなく、同じサイズの中で「肩は合っていて、身幅にゆとりがあり、生地が落ちる」形を探すことです。
Q. 全身黒でまとめれば着痩せしますか?
明度差が0になるので縦には1本につながりますが、同時に輪郭の情報も消えるため、面積の大きさだけが残ります。黒を使うなら、いちばん気になる面に1枚だけ置き、残りを濃紺やチャコール、ダークブラウンにして明度差を1〜2段つけると、つながりを保ったまま境目が生まれます。詳しい置き方は色のページで扱っています。
Q. 部位が決まっているときも、このページを読む必要がありますか?
気になる場所が二の腕・太もも・胸まわりのどれかに決まっているなら、それぞれの専門ページから読むほうが速いです。このページは全体の順番を決めるためのもので、部位ごとの数字は各ページに置いてあります。部位が1つに絞れないとき、または部位別の手を試したのに変わらなかったときに、このページの6つの物差しに戻ってきてください。
Q. 骨格タイプが分からないと、着痩せの手は選べませんか?
選べます。6つの物差しのうち、肩線・分割の高さ・首元のあき・足元の4つはタイプに関係なく共通です。タイプで変わるのは、素材の選び方と、ゆとりを何cm取るかの2つだけです。まず共通の4つを合わせて、それでも決まらないときにタイプ別の数字を見る、という順番で十分に足ります。
Q. 年齢によって、着痩せの方法は変わりますか?
手そのものは変わりません。変わるのは6つの優先順位です。体の厚みが出る場所は年代で移動するため、以前ちょうど良かった服が、肩が余る・着丈が中途半端という形でバランスを崩していることがあります。方法を増やすのではなく、手持ちの服の肩幅と着丈をもう一度測り直すところから始めると、同じ手が効くようになります。

— メグラシ編集部

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