細く見える色の置き方|明度差を何段つけ、どこで分けるか

「細く見える色」で調べると、黒、ネイビー、チャコールと並びます。ただ、実際にやってみると同じ黒でも効く日と効かない日があります。
差を作っているのは色名ではありません。上下の明度差を何段つけたかと、その差をどの高さに置いたかの2つです。この2つが決まれば、色名は後から選べます。
このページでは、手持ちの服を明度1〜10の数字に置き換えるところから始めて、差の段数と分ける高さの組み合わせ、収縮色が効かなくなる条件、柄と素材が明度を動かす幅までを扱います。輪郭全体の考え方は着痩せで最初に触る場所にまとめてあります。
📋 早見表|明度差の段数 × 分ける高さ
上下の明度差と、分ける高さの組み合わせで結果が決まります。
| 上下の明度差 | 分割が身長の60%以上 | 分割が身長の50%前後 |
|---|---|---|
| 0〜2段 | 縦に1本つながる | つながるが重心は下がる |
| 3〜4段 | ゆるやかに分かれる | やや横に広がる |
| 5〜6段 | 分割線が出るが成立する | 横に広がる |
| 7段以上 | 分割線が強く出るが成立する | もっとも横に広がる |
| 差の置き場所 | 高くすればどの差でも成立 | 差を2段以内に抑える |
差をつけたい日は、分ける高さを上げる。 これが色まわりで唯一覚える必要のあることです。
結論:細く見えるのは色ではなく、明度差をどこに置くか
収縮色という言葉は、色そのものに効果があるように聞こえます。実際には、暗い色が効くのは隣にある明るいものとの差があるときだけです。
真っ暗な部屋で黒い服は細く見えません。差がないからです。同じ理屈で、上下とも明度1でそろえると、差が0になって輪郭の情報が消え、面積の大きさだけが残ります。
| よくある考え方 | 実際に起きていること |
|---|---|
| 黒は細く見える色だ | 黒が明るい隣と接したときに境目が出る |
| 暗い色ほど効く | 効くのは差であって、暗さの絶対値ではない |
| 全身黒がいちばん効く | 差が0になり、面積だけが残る |
| 明るい色は太って見える | 差の置き方しだいで成立する |
| 色を変えれば形の問題も直る | 形の問題は形でしか直らない |
色でできるのは、境目をどこに作るかまでです。 肩線や丈のような形の問題は、色では動きません。そちらは着痩せで最初に触る場所で扱っています。
色を明度の数字に置き換える
色名のままでは差が計算できないので、明度を10段階の数字に置き換えます。1がもっとも暗く、10がもっとも明るい状態です。
| 明度 | 色の例 |
|---|---|
| 1 | 黒 |
| 2 | チャコールグレー、ダークネイビー、こげ茶、深いボルドー |
| 3 | 濃紺、フォレストグリーン、ダークブラウン、バーガンディ |
| 4 | ダークグレー、インディゴ、モスグリーン、えんじ |
| 5 | ミディアムグレー、デニムブルー、カーキ、テラコッタ |
| 6 | グレージュ、モカ、スモーキーブルー、くすみピンク |
| 7 | ベージュ、ライトグレー、サックスブルー、ラベンダー |
| 8 | アイボリー、淡いピンク、クリーム、ミントグリーン |
| 9 | オフホワイト、ペールトーン全般 |
| 10 | 白 |
数字が分からないときの確かめ方があります。 スマホで手持ちの服を撮って、白黒に変換してください。色みが消えて明るさだけが残るので、どちらが暗いかが1秒で分かります。
| 撮って白黒にしたとき | 明度差の目安 |
|---|---|
| 上下がほぼ同じグレーに見える | 0〜2段 |
| どちらが暗いか分かる程度 | 3〜4段 |
| はっきり2つに分かれる | 5〜6段 |
| 白と黒のように分かれる | 7段以上 |
手持ちの色を明度に変換する
クローゼットでよく使う色を、そのまま明度に置き換えた表です。一度メモしておくと、朝の判断が色名から数字に変わります。
| よく使う色 | 明度 | 上下どちらに置きやすいか |
|---|---|---|
| 黒 | 1 | どちらでも |
| チャコール | 2 | 下 |
| ダークネイビー | 2 | 下 |
| こげ茶 | 2 | 下 |
| 濃紺デニム(色落ちなし) | 3 | 下 |
| モスグリーン | 4 | 下 |
| ダークグレー | 4 | どちらでも |
| カーキ | 5 | 下 |
| デニムブルー | 5 | 下 |
| ミディアムグレー | 5 | どちらでも |
| グレージュ | 6 | 上 |
| モカ | 6 | 上 |
| くすみピンク | 6 | 上 |
| ベージュ | 7 | 上 |
| ライトグレー | 7 | 上 |
| サックスブルー | 7 | 上 |
| アイボリー | 8 | 上 |
| クリーム | 8 | 上 |
| オフホワイト | 9 | 上 |
| 白 | 10 | 上 |
明度6以上を上に置くと、視線が顔の高さで止まりやすくなります。ただしこれは目安で、分ける高さのほうが優先です。
上下の明度差を何段つけるか
差の段数だけで見たときの見え方です。分ける高さは、このあとの表で組み合わせます。
| 明度差 | 見え方 | 向く場面 |
|---|---|---|
| 0段(同じ明度) | 完全に縦につながる | 縦を最優先したい日 |
| 1〜2段 | つながりつつ境目が生まれる | もっとも扱いやすい |
| 3〜4段 | ゆるやかに分かれる | 上下の役割を分けたい日 |
| 5〜6段 | 分割線がはっきり出る | 分ける高さが高い日 |
| 7〜9段 | 分割線がもっとも強く出る | 分ける高さが高い日のみ |
いちばん扱いやすいのは1〜2段です。 縦のつながりを保ったまま、境目の情報が残ります。全身を同じ明度でそろえるより、1段だけずらすほうが結果が安定します。
明度差と分ける高さの組み合わせ
同じ明度差でも、分ける高さが変わると結果が反転します。ここがこのページでいちばん大事な表です。
| 明度差 | 分ける高さ(床から) | 結果 |
|---|---|---|
| 0〜2段 | 身長の60%以上 | もっとも縦に伸びる |
| 0〜2段 | 身長の55〜59% | 縦につながる |
| 0〜2段 | 身長の50%前後 | つながるが重心が下がる |
| 3〜4段 | 身長の60%以上 | 成立する |
| 3〜4段 | 身長の55〜59% | 成立する |
| 3〜4段 | 身長の50%前後 | やや横に広がる |
| 5〜6段 | 身長の60%以上 | 成立する |
| 5〜6段 | 身長の55〜59% | やや横に広がる |
| 5〜6段 | 身長の50%前後 | 横に広がる |
| 7段以上 | 身長の60%以上 | 成立する |
| 7段以上 | 身長の55〜59% | 横に広がる |
| 7段以上 | 身長の50%前後 | もっとも横に広がる |
分ける高さの目安を身長別に出しておきます。靴を脱いだ状態で、床からトップスの裾までを測ってください。
| 身長 | 身長の60%(この上なら差は自由) | 身長の50%(避けたい高さ) |
|---|---|---|
| 150cm | 90cm | 75cm |
| 155cm | 93cm | 78cm |
| 160cm | 96cm | 80cm |
| 165cm | 99cm | 83cm |
| 170cm | 102cm | 85cm |
明るい色を着たい日ほど、分ける高さを上げてください。 明度差7段でも、分割線が高ければ横には広がりません。
全身を同じ明度でそろえたとき
明度差0段は、縦のつながりとしては最強です。ただし同時に、輪郭の情報も消えます。
| 全身同色で起きること | 理由 |
|---|---|
| 縦に1本つながる | 境目がどこにもない |
| 面積の大きさだけが残る | 輪郭を読む手がかりが消える |
| 顔まわりが沈む | 顔の下に明るい面がない |
| 素材の差が目立つ | 色で区別できない分、質感が前に出る |
| 小物1点で印象が決まる | 唯一の境目になる |
全身同色を使うなら、明度を1段だけずらすか、素材を2種類に分けてください。 どちらか一方で境目が生まれます。
| 全身同色を成立させる手 | 具体的に |
|---|---|
| 明度を1段ずらす | 上を明度2、下を明度1に |
| 素材を分ける | 上をマット、下を張りのある生地に |
| 小物で1点だけ差を作る | ベルト、靴、バッグのどれか1つ |
| 顔まわりだけ明るく | スカーフ、インナーの襟元 |
| 分ける高さを上げる | 同色でも切り替えの位置は見える |
同系濃淡で、差を1〜2段だけ残す
もっとも失敗が少ないのが、同じ色みの中で明度だけを1〜2段ずらす組み方です。
| 上 | 下 | 明度差 |
|---|---|---|
| チャコール(2) | 黒(1) | 1段 |
| ダークネイビー(2) | 濃紺(3) | 1段 |
| グレージュ(6) | モカ(6) | 0段・素材で分ける |
| ライトグレー(7) | ミディアムグレー(5) | 2段 |
| ベージュ(7) | カーキ(5) | 2段 |
| モカ(6) | こげ茶(2) | 4段 |
| アイボリー(8) | グレージュ(6) | 2段 |
| くすみピンク(6) | ダークブラウン(3) | 3段 |
上を1〜2段明るくするのが基準です。逆にすると重心が下がりますが、分ける高さが身長の60%以上なら、上を暗くしても成立します。
収縮色が効かなくなる4つの条件
暗い色を選んだのに結果が出ないとき、原因はこの4つのどれかです。
| 条件 | 何が起きているか | 直し方 |
|---|---|---|
| 明度差が0段 | 境目が消え、面積だけが残る | 1〜2段ずらす |
| 生地に光沢がある | 光を反射して明度が2段明るく見える | マットな質感へ |
| 覆う面積が広い | 服の外周が輪郭として読まれる | 細い場所を1か所出す |
| 顔まわりの明度が低い | 印象だけが重くなる | 顔の高さに明度7以上を置く |
とくに多いのが2つ目です。 同じ黒でも、サテンやツヤのあるポリエステルは明度3〜4程度に見えます。暗い色を選ぶときは、色名ではなく光り方を見てください。
| 生地の光り方 | 見た目の明度の動き |
|---|---|
| 強い光沢(サテン、エナメル) | +2〜3段明るく見える |
| 弱い光沢(ツヤのある化繊) | +1〜2段 |
| マット(起毛、綿、ウール) | 変わらない |
| 透ける(シアー、レース) | 下地の明度と中間になる |
| 毛足がある(ベロア、スエード) | −1段暗く見える |
締め色を置く場所を3つから選ぶ
暗い色を置く場所は、大きく3つあります。効き方が違うので、目的で選んでください。
| 置く場所 | 効き方 | 向く場面 |
|---|---|---|
| 外側(羽織り・ジレ) | 胴の外周が羽織りの縁に置き換わる | 全身のうち1点だけ変えたい日 |
| 下半身(ボトムス) | 重心が上がり、視線が上へ動く | 上に明るい色を着たい日 |
| 境目(ベルト・靴) | 線が1本だけ増える | 明るい色で組んだ日 |
| 置く場所 | 明度の目安 | 一緒に必要なこと |
|---|---|---|
| 前を開けた羽織り | 明度1〜3 | 中は明度6以上 |
| ロングジレ | 明度1〜3 | 分ける高さは中身で作る |
| ボトムス | 明度1〜4 | 上は明度6以上 |
| ベルト | 明度1〜2 | 腰骨より上で締める |
| 靴 | ボトムスと3段以内 | 裾との肌の見え幅3cm以内 |
| バッグ | 自由 | 顔から遠いので影響は小さい |
外側に置く手がいちばん効きます。 前を開けた暗い羽織りは、胴のいちばん外側の線を羽織りの縁に置き換えるため、中に何を着ていても輪郭が整います。
顔まわりの明度だけは別に決める
体の輪郭に効く明度と、顔映りに効く明度は別の話です。ここを混ぜると、細く見えても印象が重くなります。
| 顔まわりの明度 | 顔映り |
|---|---|
| 明度1〜2 | 影が強く出る。似合う方は限られる |
| 明度3〜5 | 落ち着くが、肌の色によっては沈む |
| 明度6〜8 | 多くの方で明るく映る |
| 明度9〜10 | 明るいが、肌の赤みが出る場合がある |
暗い色を上半身に着たい日は、顔の高さにだけ明度7以上を1点置いてください。 インナーの襟元、スカーフ、イヤリングのどれか1つで足ります。面積は小さくて構いません。
| 顔まわりに置くもの | 面積 | 効果 |
|---|---|---|
| インナーの襟元 | 数cm見える程度 | 顔の下に明るい面ができる |
| 薄手のスカーフ | 縦に垂らす | 明るさと縦線が同時に入る |
| イヤリング | 小さくてよい | 視線が顔の高さで止まる |
| 白いシャツの襟 | 立てても寝かせても | もっとも安定する |
| ネックレス | 鎖骨の高さ | 縦の切れ目を補える |
靴と裾の明度差で、縦の線が終わる
縦の線は足元で切れます。ここは靴を1足替えるだけで直る場所です。
| ボトムスと靴の明度差 | 肌の見え幅0〜3cm | 肌の見え幅4〜8cm |
|---|---|---|
| 0〜2段 | つながる | つながる |
| 3〜4段 | つながる | ほぼつながる |
| 5〜6段 | ほぼつながる | 切れやすい |
| 7段以上 | ややつながる | 切れる |
| よくある組み合わせ | 明度差 | 結果 |
|---|---|---|
| 黒いパンツ+黒い靴 | 0段 | つながる |
| 黒いパンツ+白いスニーカー | 9段 | 足首で切れる |
| ベージュのパンツ+黒いパンプス | 6段 | 分ける高さが高ければ成立 |
| 濃紺デニム+濃紺のスニーカー | 0段 | つながる |
| 白いパンツ+肌色のパンプス | 3段 | つながる |
| グレーのパンツ+グレーの靴 | 0〜2段 | つながる |
肌の色に近い靴は、どのボトムスとも相性が良くなります。 足の甲が深く見える形を選ぶと、露出する面積が減って線がさらに続きます。
小物で明度差を作る
服を買い足さずに差を作るなら、小物がいちばん速い手です。
| 小物 | 明度差への影響 | 使いどころ |
|---|---|---|
| ベルト | 境目を1本足す | 明度差0段の日 |
| 靴 | 縦線の終点を決める | 毎日 |
| バッグ | 影響は小さい | 3色目に使う |
| スカーフ | 顔まわりの明度を上げる | 暗い色を上に着る日 |
| 帽子 | 頭頂に明度が乗る | 上を明るくしたい日 |
| ソックス | 足首で線が切れやすい | 靴と明度を近づける |
| アクセサリー | 視線を顔の高さで止める | 面積は小さくてよい |
ソックスだけは注意が必要です。 靴と明度が離れていると、足首に横線が1本増えます。靴と同じ明度か、ボトムスと同じ明度に寄せてください。
彩度は明度ほど効かない
鮮やかさ(彩度)も色の要素ですが、輪郭の見え方への影響は明度よりずっと小さくなります。
| 要素 | 輪郭への影響 | 顔映りへの影響 |
|---|---|---|
| 明度(明るさ) | 大きい | 中くらい |
| 彩度(鮮やかさ) | 小さい | 大きい |
| 色相(色み) | ほとんどない | 大きい |
つまり、輪郭は明度で決め、色みと鮮やかさは似合うかどうかで決めると、判断が2つに分かれて迷いません。鮮やかな赤でも明度が4なら、くすんだ茶色の明度4と同じくらい締まります。
| 同じ明度4の例 | 彩度 | 締まり方 |
|---|---|---|
| 鮮やかなえんじ | 高い | 明度4相当 |
| モスグリーン | 低い | 明度4相当 |
| インディゴ | 中くらい | 明度4相当 |
| ダークグレー | ほぼ0 | 明度4相当 |
暖色と寒色:進出と後退
寒色は少し奥に、暖色は少し手前に見えます。ただし、この差は明度差に比べるとかなり小さいものです。
| 色の系統 | 見え方 | 明度差との比較 |
|---|---|---|
| 寒色(青、青緑、青紫) | わずかに後退する | 明度差1段分に届かない |
| 中性色(緑、紫) | 中間 | ほぼ影響なし |
| 暖色(赤、橙、黄) | わずかに前に出る | 明度差1段分に届かない |
寒色だから細く見える、とは考えないほうが実用的です。 深いネイビーが効くのは寒色だからではなく、明度が2だからです。同じ明度2のこげ茶でも結果は変わりません。
柄の大きさと、地色の明度
柄物は「柄そのもの」より、柄1つあたりの大きさで読まれ方が変わります。
| 柄1つの大きさ | どちらの明度が読まれるか | 結果 |
|---|---|---|
| 直径1cm以下 | 地色がほぼ支配する | 地色を暗くすれば効く |
| 直径2〜3cm | 地色が支配する | 地色を暗くすれば効く |
| 直径4〜5cm | 地色と柄が半々 | どちらつかずになる |
| 直径6cm以上 | 柄の明度が支配する | 地色を暗くしても効きにくい |
| 柄の置き場所 | 扱いやすさ |
|---|---|
| ボトムスだけ | 扱いやすい。上を無地で休ませる |
| トップスだけ | 顔まわりに視線が集まる |
| 上下とも柄 | 面が読めなくなる。避けたい |
| 小物だけ | もっとも安全 |
| 羽織りだけ | 縦線と柄が競合しやすい |
柄を置いたら、それ以外は無地で休ませてください。 柄は視線を呼ぶので、見せたい場所に1か所だけ置くのが基本です。
ストライプは間隔で結果が変わる
縦のストライプは細く見えるとよく言われますが、間隔しだいで逆になります。
| 縞の間隔 | 読まれ方 |
|---|---|
| 0.5cm以下 | 縦の線として読まれる。もっとも効く |
| 1cm前後 | 縦の線として読まれる |
| 2cm前後 | 線と面の中間 |
| 3cm以上 | 面として読まれ、縦の効果は消える |
| 5cm以上 | 面が並んでいるだけになる |
| ストライプの明度差 | 効き方 |
|---|---|
| 差7段以上(白×黒) | 線がはっきり出るが、面積が広いと目立つ |
| 差3〜5段(白×紺) | もっとも扱いやすい |
| 差1〜2段(生成り×ベージュ) | 質感として読まれ、線の効果は弱い |
横のストライプも、間隔が0.5cm以下なら質感として読まれるので、必ずしも避ける必要はありません。間隔が広いほど、縞の方向がそのまま出ます。
パーソナルカラー別に、締め色を選び替える
収縮の効果は明度で決まるので、同じ明度の中ならどれを選んでも締まり方は同じです。 つまり、顔映りだけで選んで構いません。
| ベース | 明度1〜2の締め色 | 明度3〜4の締め色 |
|---|---|---|
| イエローベース | こげ茶、ダークオリーブ | ダークブラウン、モスグリーン、深いカーキ |
| ブルーベース | ダークネイビー、チャコール | 濃紺、バーガンディ、ダークグレー |
| どちらにも | 黒、ダークグレー | インディゴ、ミディアムグレー |
| ベース | 顔まわりに置く明度7以上 |
|---|---|
| イエローベース | アイボリー、クリーム、ライトベージュ |
| ブルーベース | オフホワイト、ペールブルー、ラベンダー |
| どちらにも | ライトグレー、白 |
自分の系統から確かめたい方はパーソナルカラー4シーズンの比較を、色数の組み立ては色の組み合わせは3色までをご覧ください。3色の面積配分はそちらで詳しく扱っています。
骨格3タイプと、色を置く場所
明度差の考え方は共通ですが、締め色をどちら側に置くかがタイプで変わります。
| タイプ | 締め色を置く側 | 理由 |
|---|---|---|
| ストレート | 上半身 | 前後の厚みが出る側を落ち着かせる |
| ウェーブ | 下半身 | 上に明るい色を置いて重心を上げる |
| ナチュラル | どちらでも | 丈の長さで縦を稼ぐため色に頼らない |
| タイプ | 向く明度差 | 向く分ける高さ |
|---|---|---|
| ストレート | 1〜4段 | 身長の61〜63% |
| ウェーブ | 3〜7段 | 身長の62〜65% |
| ナチュラル | 0〜3段 | 身長の58〜62% |
ウェーブは分ける高さがもっとも高く取れるので、明度差を大きくつけても成立しやすいタイプです。逆にナチュラルは、同系濃淡で全身をつなげて丈で稼ぐほうが合いやすくなります。判定に迷う方は骨格タイプが分からないときへどうぞ。
白い服を着たい日の組み立て
明るい色を諦める必要はありません。条件を満たせば成立します。
| 条件 | 具体的に |
|---|---|
| 上下の明度差を0〜2段に抑える | 白(10)とオフホワイト(9) |
| または分ける高さを上げる | 床から身長の60%以上 |
| 締め色を1点だけ置く | ベルト、靴、バッグのどれか1つ |
| 生地に光沢がないものを選ぶ | マットな綿、リネン |
| 透ける素材なら下地の明度を下げる | 中に明度5〜6を1枚 |
| 白で組む例 | 明度 | 成立の理由 |
|---|---|---|
| 白トップス+オフホワイトのパンツ+濃紺の靴 | 10/9/3 | 差1段でつながり、靴で終点を締める |
| 白トップス+ベージュのスカート+細い黒ベルト | 10/7/1 | 差3段だが境目が1本入る |
| アイボリーの上下+こげ茶のバッグ | 8/8/2 | 差0段を小物1点で締める |
| 白シャツ+濃紺デニム | 10/3 | 差7段。分ける高さを60%以上に |
明るい色を上下で使う日
明度8以上を上下で使うときは、分ける高さがそのまま結果を決めます。
| 分ける高さ | 明度8以上の上下 |
|---|---|
| 身長の65% | 縦に伸びる |
| 身長の62% | 成立する |
| 身長の58% | やや広がる |
| 身長の50% | もっとも広がる |
さらに、明るい色は光をよく返すので、素材の光沢の影響も受けやすくなります。 同じアイボリーでも、マットな綿と光沢のあるポリエステルでは、見た目の明度が2段ほど違います。明るい色ほどマットな質感を選んでください。
色でよくある誤解
| よく聞くこと | 実際 |
|---|---|
| 黒を着れば細く見える | 隣との差がないと境目が出ません |
| 全身黒がもっとも効く | 差が0段になり、面積だけが残ります |
| 明るい色は避けるべき | 差の段数と分ける高さで成立します |
| 寒色は細く見える色だ | 効いているのは明度で、系統ではありません |
| 縦のストライプなら必ず効く | 間隔が3cm以上あくと面として読まれます |
| 柄物は太って見える | 柄1つが直径3cm以下なら地色が支配します |
| 収縮色なら何でも同じ | 顔映りは色みと彩度で変わります |
| 色を変えれば体型の悩みが直る | 色でできるのは境目の設計までです |
いちばん多いのは1つ目と2つ目です。黒は「効く色」ではなく「差を作るための片側」です。 もう一方が用意されていないと、何も起きません。
まとめ:色は数字に置き換えてから決める
- 効いているのは色名ではなく、上下の明度差の段数と、差を置く高さ
- 明度は**1(黒)〜10(白)**の10段階に置き換える。白黒写真で確かめられる
- 差0〜2段は縦につながり、7段以上は分割線がもっとも強く出る
- 差をつけたい日は、分ける高さを床から身長の60%以上へ。160cmなら96cm
- 収縮色が効かなくなるのは、差0段・光沢・面積過多・顔まわりの沈みの4つ
- 光沢のある生地は、見た目の明度が2〜3段明るくなる
- 柄は直径3cm以下なら地色が、6cm以上なら柄の明度が読まれる
- 同じ明度なら締まり方は同じ。色みは顔映りだけで選んでよい
手持ちの服を一度だけ明度の数字に置き換えてメモしておけば、翌朝からは「何色にするか」ではなく「何段差をつけるか」で決められます。判断の材料が1つに減るぶん、迷う時間も短くなります。
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よくある問い
- Q. 細く見える色は、結局どの色ですか?
- 色名では決まりません。同じ黒でも、上下の明度差が0段のときと7段のときでは結果が変わりますし、差を置く高さが床から身長の半分か60%以上かでも変わります。判断に使えるのは色名ではなく、明度を1(黒)から10(白)の10段階に置き換えた数字です。上下の差が0〜2段なら縦に1本つながり、7段以上なら分割線がもっとも強く出ます。まず手持ちの服を明度の数字に置き換えてください。
- Q. 黒を着ているのに効かないのはなぜですか?
- 効かなくなる条件が4つあります。全身を明度1でそろえて差が0段になっている、生地に光沢があって明度が2段ほど明るく見えている、覆う面積が広く輪郭の情報が消えている、顔まわりの明度が沈んで印象だけ重くなっている、のどれかです。黒そのものは収縮側の色ですが、条件を1つでも踏むと面積の大きさだけが残ります。
- Q. 上下の明度差は何段つけるとよいですか?
- 分ける高さとセットで決めます。分割線が床から身長の60%以上にあるなら、明度差は何段でも成立します。分割線が身長の55〜59%なら3〜4段まで、身長のちょうど半分あたりなら0〜2段に抑えてください。差の段数だけを見て決めると、同じ配色でも日によって結果が変わります。
- Q. 白い服や明るい色は避けたほうがいいですか?
- 避ける必要はありません。明るい色で組むときは、上下の明度差を0〜2段に抑えて縦につなげるか、締め色を1点だけ置いて境目を作ります。締め色は靴、バッグ、ベルトのどれか1つで足ります。明度8以上の色を上下で使うときは、分ける高さを床から身長の60%以上に上げると、面積の広がりが出にくくなります。
- Q. 柄物は細く見えにくいですか?
- 柄の1つあたりの大きさで変わります。直径3cm以下の柄は地色の明度が支配的になるため、地色を暗くすれば収縮側に働きます。直径5cm以上になると柄そのものの明度が読まれるので、地色を暗くしても効きにくくなります。ストライプは間隔が1cm以下なら縦の線として読まれ、3cm以上あくと面として読まれます。
- Q. パーソナルカラーによって、締め色は変えたほうがいいですか?
- 変えたほうが顔まわりが沈みません。同じ明度2でも、イエローベースの方はダークブラウンやモスグリーン、深いカーキが肌になじみ、ブルーベースの方はダークネイビーやバーガンディ、チャコールがなじみます。収縮の効果は明度で決まるので、明度の段が同じであればどれを選んでも締まり方は変わりません。顔映りだけで選んで大丈夫です。
- Q. 靴の色は細く見えることに関係しますか?
- 縦の線の終点になるので、関係します。ボトムスと靴の明度差が3段以内なら線が続き、7段以上あると足首で線が止まります。濃いボトムスに明るい靴、明るいボトムスに黒い靴、この2つがいちばん線を切る組み合わせです。裾と靴のあいだで肌が見える長さが3cm以内なら、明度差が大きくてもつながります。
— メグラシ編集部





