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150cmの夏の一枚が決まらないとき|脇の余裕の量と、それが縦に続く距離で決まる

メグラシ編集部//読了 11分
夏の一枚を着て、脇でつまんだ余裕がどこまで縦に続いているかを鏡で確かめているところ

夏に一枚で着る日、外形を動かしているのは布の量ではありません。脇でつまめる余裕が、縦に何cm続いているかです。

余裕そのものは、片側3〜6cmあれば十分です。この範囲なら量は問題になりません。問題になるのは、その余裕が同じ幅のまま長く続いたときです。

身長150cmでは、全体の縦が短いぶん、この距離が全身に占める割合が大きくなります。測るのは服の寸法で、体を変える話は出てきません。

📋 早見表|測るのは3つ

記号測るもの目安
E脇でつまめる余裕(片側)3〜6cm
Lその余裕が縦に続く距離身長の4分の1まで
RL ÷ 身長0.25以下

150cmなら、Lの上限は37cmです。Eは範囲内であれば動かしません。

結論:見えているのは、余裕が続いた距離

余裕のある布は、体から離れた位置で1本の縦の面を作ります。この面が短ければ、上下の別の面とつながって全体の一部になります。

面が長く続くと、そこが独立した帯になります。帯になった時点で、その区間が全身の代表として読まれます。 量が同じでも、続く距離が違えば結果が変わるのはここです。

150cmでは全身が4区間に読まれるので、1区間ぶんの37cmが境目になります。

測り方|脇でつまんで、続く距離を測る

まっすぐ立って、脇の下でいちばんつまめる高さを探します。そこでつまめた量が E です。片側だけで数えます。

次に、同じくらいつまめる状態がどこで終わるかを探します。終わる場所は、布が体に触れる高さ、切り替えの縫い目、裾のどれかです。始まりから終わりまでの上下の差が L です。

Lを身長で割った値が R です。0.25以下なら通過です。

つまむ場所を間違えやすいので、1つだけ注意があります。脇の縫い目の上ではなく、そこから2cm前でつまんでください。縫い目の上は布が二重になっているので、余裕の量が実際より大きく出ます。

3つとも、鏡の前で立った状態のまま1回で取れます。所要は1分です。数字は紙に書かず、覚えられなければ写真の中に写し込んでおくと、あとで比べられます。

E|片側の余裕は3〜6cm

3cm未満だと、布が体に沿って止まる場所ができます。止まった場所には線ができるので、余裕を減らしたぶん別の線が増えます。

6cmを超えると、布が体から離れすぎて、動いたときに揺れが大きくなります。3〜6cmは、離れているけれど揺れない範囲です。

この範囲に入っていれば、Eは動かしません。直すのはLのほうです。

Eが3cm未満の服を、あえて選ぶ場面もあります。上に何か重ねる日です。重ねる場合、下の1枚は余裕が少ないほうが、上の1枚の余裕が生きます。夏に一枚で着る日だけ、3〜6cmが条件になります。

Eは左右で違うことがあります。差が2cm以上あるときは、大きいほうを採用してください。大きいほうが、帯になりやすい側だからです。

L|続く距離は、身長の4分の1まで

150cmなら37cm、155cmなら38cm、148cmなら37cmです。実務上は37cmで覚えて構いません。

37cmは、脇の下から腰の少し上までにあたります。つまり上半身の一枚は、そのままだと上限に届きやすいということです。ここに気づくと、なぜ上だけを替えても変わらなかったのかが説明できます。

余裕を減らすのではなく、距離を切る

Eが範囲内なのにRが超えている場合、直すのはLです。Eを減らすと線が増えるので、逆効果になります。

距離を切るというのは、余裕の途中に終わりを作ることです。終わりが1つできれば、Lは半分になります。半分になれば、Rは0.125まで下がります。

切る道具は3つ

道具やることLの減り方
切り替え途中に縫い目のある形を選ぶ縫い目の位置で分かれる
留める位置羽織りの前を上のほうで1か所留める留めた高さで分かれる
裾を入れる上の裾を中に入れて下端を作る裾の高さで終わる

3つのうち1つで足ります。 2つ以上やると区切りが増えすぎて、今度は横線が多くなります。1つ選んで、それだけをやってください。

置く高さも決まっています。腰のいちばん張り出す高さの、3〜5cm上です。ここに終わりを作ると、上の区間と下の区間がほぼ同じ長さになります。上に寄せすぎると上が短くなり、下に寄せすぎると上が長いままです。

3つのうち、いちばん動かしやすいのは裾を入れる方法です。道具も要らず、その場でできて、戻すのも一瞬です。まずこれを試して、Rが下がることを確かめてから、他の方法へ移ってください。

夏に距離が伸びやすい理由

冬は上に着るものが増えるので、布と布のあいだに終わりが自然にできます。夏は一枚なので、終わりを作るものがありません。

そのうえ夏の生地は落ちやすいので、上で作った余裕がそのまま下まで降ります。 冬に成立していた同じ余裕が、夏にだけ帯になるのはこのためです。

生地の落ち方は、手を放して数秒待てば分かります。放した直後の形が3秒後も保たれていれば、余裕は上のほうで止まります。3秒で形が変わって下へ流れるなら、Lは測った数字よりさらに長くなります。流れる生地の日は、終わりを1つ作ることが前提になります。

湿度の高い日は、生地が体に触れる場所が増えて、Lが短く出ることがあります。それは良い方向の変化ではなく、触れた場所に別の線ができている状態なので、Eの側を確かめ直してください。

一枚で着る日の数え方

上下がつながった一枚では、Lは肩から裾までになります。この場合、Lは必ず37cmを超えます。

だから一枚の日は、留める位置か切り替えのどちらかが最初から要ります。 ウエストの位置に何か1つ、終わりを作るものがあるかどうかを、着る前に確かめてください。

終わりの位置は、床から数えて腰のいちばん張り出す高さの少し上です。ここに置くと、上下の区間がほぼ同じ長さになります。

どちらとも取れるとき①|Eが6cmを超えているが、Lが短い

通過です。Lが短ければ、余裕が多くても帯になりません。袖まわりだけがゆったりしている形が、これにあたります。

Eだけを見て買い替える判断をしないでください。Eの上限が効くのは、Lが長いときだけです。

どちらとも取れるとき②|Lは通っているのに、まとまらない

Lの話は終わっているので、次は肌が見え始める高さのほうを見ます。夏は布の境目より肌の境目が線として働くので、そちらで束になっていることがあります。

境目の数え方は、低身長の夏の記事にまとめてあります。LとR が通っているなら、この記事でやることは終わりです。

どちらとも取れるとき③|座ると数字が変わる

座ると余裕が前へ移動するので、Eが減りLも短く出ます。判定は立った状態で行ってください。

座っている時間が長い日は、立った状態のRが0.25を少し超えていても構いません。上限を超えて困るのは、全身が見えている時間が長い日です。

靴を替えたときの数え直し

靴の高さが3cm変わると、床から見た区間の割り方が変わります。ただしEとLは服の寸法なので、数字そのものは動きません。

動くのはRの分母です。厳密には身長ではなく、床から頭の上までの高さで割ります。3cm高い靴なら153cmで割るので、Rは少し下がります。つまり靴を替えると上限が1cmぶん緩みます。

ただしこれは、上限が1cm動くだけの話です。Lが37cmを大きく超えている日に、靴で解決することはできません。靴で埋まるのは、境目のすぐ近くにいるときだけだと考えてください。

底の厚い靴と細い靴でも、Rは変わりません。変わるのは高さだけです。だから靴を選ぶ基準は、この記事の判定とは別のところに置いて構いません。服の寸法の話と、靴の話は分けて扱うほうが、どちらも決めやすくなります。

まとめ

測るのは、脇の余裕(3〜6cm)と、それが縦に続く距離(150cmなら37cmまで)。 余裕の量は動かさず、続く距離のほうを切ります。

切る道具は3つあり、1つ選べば足ります。服の寸法の話なので、鏡の前で今日から確かめられます。

手持ちの夏の一枚を3つ並べて、EとLを書き出すところから始めてください。よく着ているものほどLが短いはずです。その差が、そのまま次に選ぶときの基準になります。

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よくある問い

Q. サイズを下げれば解決しますか
多くの場合は解決しません。脇でつまめる余裕が片側3cm未満になると、今度は布が体に沿って止まる場所ができるので、別の線が増えます。余裕は3〜6cmのままでよく、直すのはその余裕が縦に続いている距離のほうです。同じサイズのまま、続く距離だけを短くできる方法が3つあります。
Q. 余裕が続く距離は、どう測りますか
脇の下でいちばんつまめる高さを見つけて、そこから下へ、同じくらいつまめる状態が終わる高さまでを測ります。上下の差がその距離です。終わる高さとは、布が体に触れる場所、切り替えの縫い目、裾のどれかです。身長150cmなら37cmが上限で、これを超えると余裕の部分がひと続きの帯になります。
Q. なぜ身長の4分の1なのですか
全身を上下に4つの区間として読むときの、1区間ぶんにあたるためです。1区間まるごとが同じ幅で続くと、その区間が全体の代表になります。身長が高い場合は同じ37cmでも区間の一部にしかならないので、帯にはなりません。つまりこれは体の話ではなく、服の寸法と身長の比の話です。
Q. 続く距離は、どうやって短くしますか
3つあります。切り替えのある形を選んで途中で区切る、羽織りの前を留める位置を上げて余裕を上下に割る、上の裾を中に入れて下端を作る。どれも余裕の量を減らさずに距離だけを切ります。3つのうち1つで足ります。2つ以上やると区切りが増えすぎて、今度は横線が多くなります。
Q. 座ると数字が変わります
座ると余裕が前へ移動するので、脇でつまめる量が減り、続く距離も短く出ます。判定は立った状態で行ってください。座っている時間が長い日は、立った状態の数字が上限を少し超えていても構いません。上限を超えて困るのは、全身が見えている時間が長い日です。

— メグラシ編集部

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