金沢 天気 服装 靴|1足で通すか替えを持つかは泊数と路面で決める

秋の終わりから冬にかけて金沢へ行くなら、靴は1泊までなら1足、2泊以上なら替えをもう1足と決めてください。この季節の金沢は、ひと月の半分以上の日に雨か雪が降ります。初日に濡れた靴は、宿で一晩置いても朝までに乾かないことが多く、2日目に湿った靴で歩くことになるからです。
1足で通す人は、その1足を「濡れても中まで染みない靴」にします。表地が革か合成皮革か防水加工で、雨の予報なら靴底の溝が3mm以上、雪やみぞれの予報なら履き口がくるぶしより上。この2つを満たしていれば、まちなかの観光で困ることはほとんどありません。
替えを持つ人は、2足を同じ役にしないことです。1足は濡れる日に履く防水の靴、もう1足は晴れた日や屋内で過ごす日に履く軽い靴。迷うのは「2泊だけど晴れそう」「1泊だけど雪」のような日で、そこはこの記事の後半で、荷物の空きと予報の当たり方から決める方法を書きます。
先に数える①|泊数と、靴を乾かす時間
替えが要るかどうかは、靴を乾かせる時間で決まります。宿に着いてから翌朝に出るまで、長くても12時間ほどです。表が布やメッシュの靴は、中まで濡れると12時間では乾きません。表が革や合成皮革で、中敷きが外せる靴なら、中敷きを抜いて新聞紙かタオルを詰めておけば、朝には履ける程度まで戻ります。
日帰りなら乾かす時間は要りません。1泊なら、濡れるのが2日目なら問題なく、1日目に濡れても乾きやすい靴なら通せます。2泊以上になると、1日目と2日目の両方で濡れる見込みが出てくるので、乾かない日が1回は来ると考えておくほうが確かです。
先に数える②|降るのが雨か、雪か、みぞれか
同じ「天気が悪い日」でも、足元で起きることが違います。雨の日に困るのは、濡れた石畳とマンホールのふたで滑ることです。雪の日に困るのは、積もった雪より、道に水をまいて雪を溶かす装置の水です。歩道の端に水が流れ、晴れ間が出ても路面は濡れたまま。みぞれの日はその両方が来ます。
予報を見るときは、気温も一緒に見てください。最高気温が5度を上回っているなら、雪の予報でも路面は水っぽくなります。0度に近いなら、朝晩に凍る場所が出ます。
先に数える③|石畳と坂を歩く時間
古い町並みや寺の周りは、石畳と細い坂が続きます。ここを歩く時間が、1日に30分を超えるかどうかで、靴底に求めるものが変わります。30分以内なら、溝の深さだけ見れば足ります。30分を超えるなら、溝に加えて、底が硬すぎないことを見てください。硬い底は石の継ぎ目でつまずきやすく、1時間を過ぎるとふくらはぎが張ってきます。
早見表|泊数と天気で、持つ靴の数と形が変わる
| 泊数 | 予報 | 持つ靴 |
|---|---|---|
| 日帰り | 雨 | 防水の1足、替えの靴下 |
| 日帰り | 雪・みぞれ | 履き口がくるぶし上の1足 |
| 1泊 | 雨か雪が1日 | 乾きやすい防水の1足 |
| 1泊 | 2日とも雨か雪 | 防水の1足に、薄い替えを1足 |
| 2泊以上 | 晴れが続く | 歩きやすい1足に、替えを1足 |
| 2泊以上 | 雨か雪が1日以上 | 防水の1足と、軽い替えを1足 |
表は分かれ方を見るためのものです。実際に決めるのは、自分の靴がどの条件を満たしているかなので、次の章から靴の側を測っていきます。
1足で通す人|選ぶ靴の条件は3つ
1足で通すと決めたら、その1足に次の3つをそろえます。表地が水を通さないこと。靴底の溝が3mm以上あること。中敷きが外せること。
溝の深さは、10円玉を立てて溝に差し込むと見当がつきます。縁のぎざぎざが隠れるくらい入れば、3mm前後あります。溝が浅いと、濡れた石畳の上で足が前に流れます。中敷きが外せない靴は、宿で乾かすときに中の湿気が抜けません。
替えを持つ人|2足の役を分ける
替えを持つときに多い失敗は、同じような防水の靴を2足持っていくことです。荷物が重くなるのに、晴れた日に履く靴がなくなります。1足は濡れる日の防水の靴にして、もう1足は軽くてたためるもの、たとえば平たい革靴や薄手のスリッポンにします。
替えの靴は、宿に着いてからの夕食や、屋内で過ごす時間にも使えます。濡れた靴を早く脱いで乾かし始められるので、翌朝の乾き方が変わります。
雨の日の靴|滑らないことを先に見る
雨の日の金沢で一番困るのは、靴が濡れることより、石畳で滑ることです。底がつるっとした革底やビニールに近い底は、見た目がきれいでも避けてください。溝が縦横に入っていて、指で押すと少し沈むくらいの柔らかさがある底が向いています。
傘を差すと片手がふさがり、坂でバランスを取りにくくなります。ヒールがある靴なら3cm以下、太さは指2本分以上を目安にすると、坂でも足首がぐらつきません。
雪とみぞれの日の靴|履き口の高さで決める
雪の日は、道に流れる水の深さが1cmを超える場所があります。くるぶしより下の靴だと、水たまりをまたぎ損ねたときに、履き口から水が入ります。履き口がくるぶしより上で、前に紐か面ファスナーのない、筒が一続きになったショートブーツが向いています。
みぞれの日は、雨と雪の両方の条件が来ます。履き口の高さと溝の深さを両方満たす靴が1足あれば、みぞれでも通せます。どちらかしか満たさないなら、雪の予報が出ている日は履き口の高いほうを選んでください。
座敷に上がる日の靴|脱ぎ履きにかかる秒数
食事処や寺で座敷に上がる予定がある日は、脱ぎ履きの速さも見てください。紐靴は、脱いで履くまでに1分前後かかります。1日に3回上がるなら3分、後ろに人が並んでいると気になる長さです。
紐靴を履くなら、紐を締めたまま脱げるくらいゆるめに結んでおくか、横にファスナーのあるものにします。靴下は、座ったときに足裏が見えても気にならない色と厚みにしておくと、脱ぐ場面で迷いません。
どちらとも取れるとき①|2泊だけど予報は晴れ
予報が晴れでも、この季節の金沢は昼すぎから崩れることがよくあります。2泊で晴れの予報なら、替えは持ちつつ、その替えを防水の側にしてください。歩きやすい1足を晴れの日に履き、崩れたら防水の側に替える。逆にすると、雨の日に晴れ用の靴しか残っていないことになります。
荷物に余裕がないなら、替えの靴の代わりに、靴用の防水スプレーを出発前の晩にかけておく方法もあります。完全には防げませんが、急な雨で中まで染みるまでの時間は延びます。
どちらとも取れるとき②|1泊だけど2日とも雪
1泊でも、2日とも雪かみぞれなら、1日目の夜に乾かせる靴であることが前提になります。中敷きが外せない、表が布、のどちらかに当てはまるなら、薄い替えを1足足してください。どちらにも当てはまらないなら、1足で通して構いません。
迷うのは、乾きやすい靴だけど履き口が低い、というときです。この場合は、靴はそのままにして、厚手の靴下を2足持ってください。履き口から水が入ったら、休憩の店で靴下だけ替えます。
どちらとも取れるとき③|おしゃれな靴も履きたい
旅の写真を考えると、防水の靴だけでは物足りないことがあります。そのときは、おしゃれな靴を「屋内の日」に回してください。美術館や店を回る日、夕食に出かける夜。外を歩く時間が1日に15分以内なら、天気が悪くても持ちこたえます。
外を歩く時間が15分を超える日に履くと、帰りに足が冷えて、翌日の観光に響きます。写真を撮る場所が外なら、撮る前に靴だけ履き替える持ち方もあります。
靴に合わせる服|裾を靴から離す
足元を決めたら、ボトムスの裾は靴の履き口に触れない長さにしてください。雨の日に裾が地面から3cm以内だと、歩くたびに水を吸い上げて、ふくらはぎまで冷えます。くるぶし丈のパンツか、膝下のスカートに厚手のタイツが合わせやすい組み合わせです。
ロングスカートを履きたい日は、裾が地面から10cm以上離れている丈を選びます。それ以上長いと、石畳の水たまりで裾の内側が濡れます。
荷物に入れるもの|靴の周りの小物
靴と一緒に持っていくと助かるのは、ビニール袋2枚、薄手のタオル1枚、替えの靴下を泊数分です。ビニール袋は、濡れた靴を宿で一時的に入れておくためと、急な雨のときに荷物を覆うために使います。タオルは靴の中に詰めて乾かすときに使います。
宿に新聞紙が置いていないこともあるので、タオルは1枚余分に持つほうが確かです。
帰りの日の靴|移動の長さで履き替える
最終日は、観光のあとに長い移動が待っています。電車で2時間以上座るなら、帰りは乾いているほうの靴で乗ってください。濡れた靴のまま座っていると、足先から冷えて、降りるころには指先の感覚が鈍くなります。
1足で通した人は、最終日の朝に靴の中を手で触って確かめます。つま先の奥がひんやり湿っているなら、乾いた靴下を2枚重ねにして、間にティッシュを1枚挟むと、移動のあいだに湿気を吸ってくれます。替えを持ってきた人は、帰りの靴を前の晩に決めておき、濡れた側はビニール袋に入れてから荷物の一番下にしまいます。上に入れると、移動中に袋の口から湿気が回って、服が冷たくなるからです。
帰ってから濡れた靴をそのまま玄関に置くと、中敷きの下にかびが出ることがあります。荷ほどきの最初に靴を出して、中敷きを抜き、風の通る場所で丸一日乾かしてください。
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よくある問い
- Q. 金沢旅行に長靴は要りますか
- まちを歩く観光なら、長靴までは要らない日がほとんどです。要るのは、雪が積もった翌朝に郊外へ出る日や、道に水をまく装置が動いている通りを長く歩く日です。それ以外は、防水の表地で、履き口がくるぶしより上のショートブーツで足ります。長靴は座敷に上がるときの脱ぎ履きに時間がかかり、電車やバスの中では足が蒸れます。持っていくか迷うなら、天気予報で雪の予報が2日以上続くかで決めてください。
- Q. スニーカーでも大丈夫ですか
- 表地が布やメッシュのスニーカーは、雨の金沢では一度濡れると旅のあいだに乾きません。1日目の昼に濡れると、2日目の朝もまだ湿っています。スニーカーで行くなら、表が合成皮革か防水加工のもので、靴底の溝が3mm以上あるものにしてください。白い布のスニーカーしか持っていない場合は、それを替えの1足に回して、晴れた日だけ履くほうが安心です。
- Q. 日帰りでも替えの靴は要りますか
- 日帰りなら、替えの靴は要りません。その代わりに、替えの靴下を1足とビニール袋を1枚持ってください。濡れるのはたいてい足先だけなので、靴下を替えるだけで午後の冷えが変わります。帰りの電車で靴を脱いで休める席なら、厚手の靴下に替えておくと足がむくみにくくなります。
— メグラシ編集部





