雨の日の靴 女性 通勤|履き替えられるかと歩く分数で1足を選ぶ

**職場で靴を履き替えられるなら、雨の日の通勤は濡れてもかまわない靴で行き、仕事の靴は職場に置いておいてください。**それだけで、どれだけ降っても、仕事中は乾いた靴で過ごせます。
**履き替えられないなら、片道で外を歩く分数を数えてください。**10分以内なら、表面が水を通さない素材で、底にゴムの付いた革靴かパンプスで足ります。10分を超えるなら、甲と履き口を覆う作りか、くるぶしまでのレインシューズを選びます。
秋冬の雨は、夏の雨より冷えと滑りが加わります。靴底の溝の深さと、足の甲を覆う広さも、同じ順番で見ていきます。濡れてしまったあとの直し方は雨の日に靴の中が濡れるにあるので、この記事は「朝、どの1足を履いて出るか」だけを書きます。
結論:履き替えられるかで分け、次に歩く分数で分ける
雨の日の通勤靴は、性能の高い順に選ぶと、職場に合わないか、晴れの日に使えない靴が増えていきます。先に決めるのは2つだけです。
- 職場で靴を履き替えられるか
- 片道で、屋根のない所を歩く分数
この2つで、選ぶ靴はほぼ1足に絞れます。デザインや色は、そのあとで決めても間に合います。
早見表|職場の事情と歩く分数で、選ぶ靴が変わる
| 履き替え | 片道で外を歩く分数 | 通勤に履く靴 | 職場に置くもの |
|---|---|---|---|
| できる | 10分以内 | 濡れてよいスニーカーやショート丈のレインブーツ | 仕事用の靴 |
| できる | 10分を超える | レインブーツ(筒はふくらはぎの下まで) | 仕事用の靴・替えの靴下 |
| できない | 10分以内 | 表面が合成皮革やゴム引きの革靴・パンプス | 替えの靴下 |
| できない | 10分を超える | くるぶしまでのレインシューズ、または甲を覆う作りの靴 | 替えの靴下・靴の中に入れる紙 |
ここから先は、表の行ごとに理由と迷いやすい点を書きます。
先に数える①|職場で履き替えられるか
履き替えられるかどうかは、決まりの有無だけでは決まりません。次の3つを見てください。
- 机の下かロッカーに、靴を1足置ける場所があるか
- 来客の前に出るとき、足もとを替える数分が取れるか
- 外回りや移動が、1日に何回あるか
置き場所があって、外に出るのが1日1回までなら「履き替えられる」に入れてかまいません。外回りが1日に2回以上あるなら、履き替えるたびに濡れた靴に戻ることになるので「履き替えられない」として選びます。
先に数える②|片道で外を歩く分数
家から駅まで、駅から職場まで、屋根のない所を歩く時間を足します。地下道やアーケードの下は数えません。
10分が分かれ目になるのは、表面が水を弾く靴でも、10分を超えて歩くと、縫い目や履き口から水が入り始めることが多いからです。とくに秋冬の雨は、風を伴う日が増えるので、傘を差していても足の甲に雨が当たります。
先に数える③|道に、滑りやすい所があるか
秋冬の通勤路には、濡れた落ち葉、マンホールのふた、駅の入り口のタイルなど、雨で滑りやすくなる所が増えます。通る道にこういう場所が2か所以上あるなら、靴底を裏返して見てください。
溝の深さが2mm以上あって、溝が前後左右に刻まれている底なら、濡れた所でも止まりやすくなります。底が平らな革靴やパンプスは、晴れの日には問題がなくても、雨の日はここで差が出ます。
履き替えられて、歩くのが10分以内の人
いちばん自由に選べる組み合わせです。通勤は、濡れても気にならない靴でかまいません。
スニーカーなら、表面が合成素材のもの。ショート丈のレインブーツなら、パンツの裾をかぶせて履けるので、通勤の服から浮きません。仕事用の靴は職場に置いておき、着いたら履き替えます。濡れた靴は、靴の中に紙を丸めて入れて、机の下で乾かします。
履き替えられて、歩くのが10分を超える人
外にいる時間が長いので、通勤の靴はしっかり水を止めるものにします。レインブーツなら、筒の高さはふくらはぎの下までが目安です。筒が高すぎると、ひざ丈のスカートとのあいだが空いて、そこが冷えます。
秋冬は、レインブーツの中が冷えやすくなります。ウールが混ざった靴下か、中敷きを1枚足しておくと、職場に着くまでの冷えがやわらぎます。レインブーツと裾の合わせ方はレインブーツの合わせ方にまとめてあります。
履き替えられず、歩くのが10分以内の人
この組み合わせがいちばん多く、いちばん迷います。仕事の靴のまま行くので、見た目は仕事用、表面と底は雨用、という靴を選びます。
- 表面:合成皮革か、ゴム引きの生地。本革やスエードは避けます
- 底:ゴム底で、溝があるもの。パンプスなら、ヒールの底にもゴムが付いているもの
- 作り:つま先と横の縫い目が少ないもの
見た目はふつうの革靴やパンプスと変わらないものが選べます。職場には替えの靴下を1足置いておくと、少し濡れた日でも半日がずっと楽になります。
履き替えられず、歩くのが10分を超える人
いちばん厳しい組み合わせです。くるぶしまでのレインシューズで、見た目が革靴に近いものを選ぶか、甲と履き口を覆う作りの靴にします。
パンプス指定の職場で、どうしてもパンプスのまま行く必要があるなら、靴の上から履く透明なカバーを使い、職場の入り口で外すという方法もあります。外すだけなら数十秒で済みます。
秋冬の冷えを足す|甲を覆う広さと靴下
秋冬の雨は、同じ量が降っても、夏より足が冷えます。濡れた所が冷たい空気に当たり続けるからです。
甲が大きく開いたパンプスは、雨が甲に直接当たります。秋冬の雨の日は、甲の半分以上を覆う作りを選んでください。靴下は、ウールの混ざった薄手のものにすると、少し濡れても冷えにくくなります。服の側の冷え対策は雨の日の服装 寒い日も参考にしてください。
どちらとも取れるとき①|歩く分数が日によって違う
晴れの日は自転車、雨の日だけ歩く、という人や、曜日によって外回りがある人は、歩く分数が日によって大きく変わります。
このときは、**いちばん長く歩く日に合わせて1足を決めます。**短い日に合わせた靴で長い日を乗り切るのは難しく、長い日に合わせた靴で短い日を過ごすのは、少し大げさに見えるだけで困りません。
どちらとも取れるとき②|履き替えは「できなくはない」
置き場所はあるけれど、職場で靴を替えている人がほかにいない、という場合です。
まずは1か月だけ、仕事用の靴を1足、机の下に置いてみてください。雨の日だけ履き替えて、周りの反応を見ます。気になるなら、レインブーツではなく、見た目が革靴に近いレインシューズで通勤すれば、履き替えたことに気づかれにくくなります。
どちらとも取れるとき③|晴れの日にも履きたい
雨用の靴を1足増やすのに迷うなら、晴れの日にも履ける靴を選ぶのが答えになります。表面が合成皮革でゴム底のローファーやパンプスなら、晴れの日の通勤にもそのまま使えます。
逆に、レインブーツやくるぶしまでのレインシューズは、晴れの日には履きにくい靴です。歩く分数が10分を超える人だけが選ぶ、と決めておくと、靴が増えすぎません。
選んだ靴に合わせる服|裾と靴のあいだを空けない
靴が決まったら、最後に裾の高さだけ合わせます。雨の日に濡れて冷えるのは、靴そのものより、靴と裾のあいだに空いた肌や靴下の部分です。
くるぶしまでのレインシューズや、甲を覆う靴を選んだ人は、パンツの裾が靴の履き口に少しかかる丈にすると、跳ねた雨が靴の中に入りにくくなります。裾が地面から3cm以内まで下がるワイドパンツは、雨の日は裾が水を吸って重くなるので、くるぶしが見える丈のほうが向いています。裾の高さの決め方は雨の日のパンツの裾の高さに詳しく書いています。
スカートの人は、ひざ下丈でレインブーツを合わせると、筒の上とスカートの裾のあいだが10cm以上空くことがあります。空く場合は、厚手のタイツか、膝下までの靴下を足してください。秋冬の雨の日は、ここがいちばん冷えます。
朝に迷わないための置き方|前の晩に1足を玄関に出す
雨の朝は、天気を見てから靴を選ぶと、ほとんどの場合、時間が足りなくなります。前の晩に翌日の雨の予報を見て、降る確率が高ければ、ここで決めた1足を玄関に出しておきます。
履き替えられる人は、仕事用の靴を、晴れている日のうちに職場へ持って行っておきます。雨の朝に2足を持って家を出るのは、傘とかばんで両手がふさがるのでつらいからです。履き替えられない人は、替えの靴下を、かばんの内ポケットに1足入れたままにしておくと、急な雨の日も慌てずに済みます。
帰りに雨が上がっていても、通勤の靴のまま帰ってかまいません。職場で乾かした靴は、次の雨の日まで机の下に置いておけば、また持ち運ぶ手間がかかりません。
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よくある問い
- Q. 雨の日の通勤に、パンプスで行くしかありません。どうすればいいですか
- 職場で履き替えられるなら、通勤は雨用の靴にして、パンプスは机の下やロッカーに置いておくのがいちばん確実です。履き替えられない場合は、表面が合成皮革やゴム引きで、ヒールの底にゴムが付いたパンプスを選び、片道の外を歩く時間が10分を超える日は、靴の上から履くカバーを足します。
- Q. レインブーツで出社するのは、浮きませんか
- 履き替えられるなら浮きません。社内では履き替えた靴で過ごすので、人に見られるのは通勤の途中だけです。履き替えられない職場なら、筒の短いショート丈か、くるぶしまでのレインシューズのほうが、スカートにもパンツにもなじみます。
- Q. 秋冬の雨の日に、足先が冷えてつらいです
- 冷えは、靴の中に水が入ることと、つま先の生地が薄いことの2つで起こります。甲まで覆う作りの靴を選び、靴下はウールが混ざった薄手のものにすると、濡れても冷えにくくなります。濡れたまま半日過ごす日が続くなら、職場に替えの靴下を1足置いておくと楽です。
— メグラシ編集部





