雨の日に靴の中が濡れる|つま先・かかと・履き口、染みた場所で直す

**雨の日に靴の中が濡れたら、家に着いてすぐ、靴下を脱いでどこが濡れているかを見てください。**濡れている場所が、水の入口です。
入口は5つしかありません。つま先の表の素材、甲と底のつなぎ目、底のひび、かかとの後ろ、履き口の上。どこから入ったかが分かれば、直す場所は1か所で済みます。
雨の日に靴の中が濡れると、一日じゅう足先が冷たく、乾かない靴下で過ごすことになります。それが何度も続くと、雨の予報を見るだけで出かけるのが億劫になります。ところが、同じ靴で毎回濡れるなら、入口は毎回同じ場所であることがほとんどです。入口を1か所に当てれば、次の雨の日は濡れずに済みます。
雨の日の靴を新しく選ぶときの見るところは雨の日の靴 女性|長靴を履かない日は靴底の溝と甲の覆いで選ぶにまとめてあります。この記事は、手持ちの靴で中が濡れてしまったときに、どこから入ったかを当てて直すことだけを扱います。
結論:入口は5つ。靴下の濡れ方で当てる
| 靴下の濡れ方 | 水の入口 | 原因の側 | 最初の直し方 |
|---|---|---|---|
| つま先だけ濡れている | つま先の表の素材 | 靴 | 表に撥水を足すか、つま先の硬い靴に |
| 足の側面に線のように濡れている | 甲と底のつなぎ目 | 靴 | つなぎ目が地面から高い靴に |
| 足裏全体が濡れている | 底のひび・穴 | 靴 | 底を確かめて、修理か替える |
| かかとが濡れている | かかとの後ろの跳ね | 歩き方 | 歩幅を小さく、かかとから着かない |
| 足首から下へ濡れている | 履き口の上、裾を伝う水 | 裾 | 裾を地面から5cm以上離す |
同じ人が毎回同じ場所から濡れるのは、靴と歩き方と服の丈が、毎回ほぼ同じ組み合わせだからです。たとえば、くるぶし丈のパンツの日には濡れないのに、丈の長いワイドパンツの日にだけ濡れるなら、入口は裾です。
上の3つは靴の側の問題、下の2つは歩き方と裾の問題です。靴を替えても、かかとや足首から濡れる人は、また濡れます。先に入口を当ててから、靴を替えるかどうかを決めてください。
帰ってすぐ、靴下を脱いで見る
入口を当てるには、靴下が乾く前に見ることが大事です。乾いてしまうと、どこから濡れたかが分からなくなります。
| 手順 | すること | 見るところ |
|---|---|---|
| 1 | 玄関で靴を脱ぐ | 靴の外側のどこが濃く濡れているか |
| 2 | 靴下を脱いで、裏返さずに床に置く | 濡れて色が濃くなった場所 |
| 3 | 濡れた場所の端を指でなぞる | 線のように細いか、面で広いか |
| 4 | 靴の中に手を入れる | 中敷きのどこが湿っているか |
| 5 | 靴を逆さにして底を見る | ひび、穴、かかとの擦り減り |
濡れ方が線のように細ければつなぎ目、面で広ければ表か底、上から下へ薄くなっていれば履き口です。灰色や薄い色の靴下だと、濡れた場所がよく見えます。雨の予報の日は、薄い色の靴下を履いて出かけると、帰ってから入口を当てやすくなります。
なぜ靴の中に水が入るのか
靴は、上と下の2つの部品でできています。足の甲を覆う上の部品と、地面に触れる底の部品です。水が入るのは、この2つのどちらかを通り抜けるか、2つのあいだのすき間から入るか、靴の外から回り込むか、のどれかです。
| 水の通り道 | 入口 | 起きやすい靴 |
|---|---|---|
| 上の部品を通り抜ける | 表の素材 | 布、スエード、薄い革 |
| 2つのあいだのすき間 | つなぎ目、縫い目 | 縫い目が低い位置にある靴 |
| 底を通り抜ける | ひび、穴、擦り減り | 長く履いた靴、薄い底の靴 |
| 外から回り込む | かかと、履き口 | 甲の浅い靴、裾の長いパンツ |
どの靴でも入口になりうるのは、つなぎ目と履き口です。表の素材がどれだけ水を弾いても、つなぎ目が水たまりに沈めば、そこから入ります。履き口の上から入る水は、どんな靴でも止められません。
入口①|つま先が濡れる
いちばん多い入口です。歩くとき、つま先は靴の中でいちばん前に出て、地面の水にも雨粒にもいちばん多く当たります。表の素材が水を通すと、まずつま先から染みてきます。
| 表の素材 | 水への強さ | 濡れ方 |
|---|---|---|
| 布(キャンバスなど) | 弱い | 小雨でも10分ほどで染みる |
| スエード、起毛の革 | 弱い | 表が水を吸って色が濃くなり、染みる |
| 薄く柔らかい革 | 中くらい | 本降りで20分ほど歩くと染みる |
| 厚く表面の整った革 | 強い | 表からはほとんど染みない |
| ゴム、合成の防水素材 | とても強い | 表からは染みない |
つま先が濡れるときは、靴を外から見ると、つま先だけ色が濃く変わっているはずです。表の色が変わっている範囲が、水を吸った範囲です。
つま先は、歩くたびに靴の中で足が前へ押し出される場所でもあります。表が少し湿っただけでも、足の指が内側から押すことで、水が中へ押し込まれます。そのため、つま先は靴の中でいちばん早く濡れ、いちばん長く濡れたままになります。
色の濃く変わった範囲がつま先の先端だけなら、表の素材から染みています。甲のほうまで広がっているなら、雨粒が直接たくさん当たっています。後者の場合は、傘の差し方を変えて、足の前に落ちる水を減らすことも効きます。
つま先の直し方|撥水を足すか、靴を替えるか
| 今の靴 | 直し方 | 効く雨の強さ |
|---|---|---|
| 布の靴 | 雨の日には履かない | ― |
| スエード、起毛の革 | 出かける前に撥水の吹き付けを足す | 小雨まで |
| 薄く柔らかい革 | 撥水の吹き付けと、つま先に油分のあるクリーム | 本降りの手前まで |
| 厚く表面の整った革 | 普段の手入れのまま | 本降りでも歩く時間が短ければ |
| ゴムや防水素材 | そのまま | どの雨でも |
撥水の吹き付けは、靴用のものが量販の売り場で手に入ります。出かける直前ではなく、前の晩に吹き付けて乾かしておくと効きが安定します。吹き付けたあと、すぐ雨の中に出ると、乾ききっていない表面から水がなじんでしまいます。
それでもつま先から染みるなら、その靴は雨の日には向いていません。雨の日は、表の素材がゴムか、厚い革の靴に替えてください。
入口②|足の側面が線のように濡れる
靴下の足の外側か内側に、細い線のように濡れた跡がある。これは、甲の部品と底の部品のつなぎ目から水が入ったしるしです。
| つなぎ目の高さ(地面から) | 入りやすい場面 |
|---|---|
| 1cm未満 | 濡れた路面を歩くだけで入る |
| 1〜2cm | 浅い水たまりを踏むと入る |
| 2〜3cm | 深い水たまりに踏み込むと入る |
| 3cm以上 | ほとんど入らない |
つなぎ目から入る水は、表から染みる水と違って、靴の外から見ても分かりにくいのが厄介です。表は乾いて見えるのに、中に手を入れると側面の下のほうだけが湿っている。そういうときは、つなぎ目を疑ってください。
確かめ方は、靴を床に置いて、横から定規を当てることです。底の部品の上端、つまり甲の部品と縫い合わされている線が、床から何cmにあるかを測ります。薄い底のパンプスやバレエシューズは1cm未満のものが多く、濡れた路面を歩くだけで側面から水が入ります。
つなぎ目の直し方|水たまりを避けるか、底の厚い靴に
つなぎ目の高さは、靴を替えない限り変えられません。手持ちの靴で直すなら、歩き方と道の選び方です。
| つなぎ目の高さ | 歩き方と道の選び方 | 靴を替えるなら |
|---|---|---|
| 1cm未満 | 雨の日は履かない | つなぎ目が2cm以上の靴 |
| 1〜2cm | 水たまりを避け、歩道の高い側を歩く | 底に厚みのある革靴 |
| 2〜3cm | 深い水たまりだけ避ける | そのままでよい |
| 3cm以上 | 気にしなくてよい | そのままでよい |
**歩道は、真ん中がわずかに高く、端に向かって低くなっています。**水は端に集まるので、歩道の真ん中寄りを歩くと、つなぎ目が水に沈む回数が減ります。横断歩道の手前や、建物の入口の前は水がたまりやすい場所なので、そこだけ足元を見て歩いてください。
入口③|かかとが濡れる
靴下のかかとが濡れているときは、靴の後ろに跳ねた水が、履き口のかかと側から入っています。歩くたびに、反対の足の靴底が跳ね上げた水や、自分の靴のかかとが蹴った水が、後ろから入り込みます。
| かかとが濡れる原因 | 見分け方 |
|---|---|
| 歩幅が大きい | パンツの裾の後ろにも泥はねがある |
| かかとから強く着地する | 靴のかかとの外側が斜めに擦り減っている |
| 甲の浅い靴 | かかとの履き口が低く、くるぶしより下にある |
| かかとの擦り減り | 靴を床に置くと、かかとが傾いている |
パンツの裾の後ろに泥はねがあれば、跳ねた水が届いているということです。跳ねた水は、裾にも靴の中にも同じ高さまで届いています。
かかとから入る水は量こそ少ないものの、靴の中でかかとの下にたまり、歩くたびに足裏のほうへ広がっていきます。帰るころには足裏全体が湿っていて、底から入ったように見えることもあります。靴下のかかとがいちばん濃く濡れていて、前に向かって薄くなっていれば、入口は後ろです。
かかとの直し方|歩幅と着地
かかとからの水は、歩き方でかなり減らせます。
| 直し方 | すること | 効く理由 |
|---|---|---|
| 歩幅を小さくする | いつもの7割ほどの歩幅で歩く | 後ろに蹴り上げる水が減る |
| 足の裏全体で着地する | かかとから強く着かない | 水を跳ね上げる勢いが減る |
| かかとを直す | 擦り減ったかかとを修理に出す | 着地が安定し、跳ねが減る |
| 甲の深い靴にする | かかとの履き口が高いものに | 跳ねた水が中に届きにくい |
**歩幅を7割ほどにするだけで、後ろへの跳ねはかなり減ります。**雨の日は急いで歩きがちですが、大股で急ぐほど水は高く跳ねます。時間に余裕を持って家を出るのが、結局いちばん効く手当てです。
入口④|足裏全体が濡れる
靴下の足裏が全体的に濡れているときは、底そのものから水が入っています。長く履いた靴の底に、ひびや小さな穴があいていることが多いです。
| 底の状態 | 確かめ方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 底にひびが入っている | 底を指で反らせて、線が開くか見る | 修理に出すか、雨の日には履かない |
| 前の部分に穴がある | 光にかざして、底を通して光が見えるか | 修理に出す |
| かかとが擦り減って中が見える | かかとを横から見る | かかとを修理する |
| 底が薄い | 底を指でつまんで、5mm未満 | 雨の日には履かない |
| 中敷きが水を吸う布 | 中敷きを外して触る | 濡れにくい中敷きに替える |
底から入る水は、つま先やかかとから入る水と違い、一歩ごとに少しずつ押し込まれます。濡れた路面を踏むたびに、底のひびから水が入り、足の重みで中敷きに広がる。そのため、足裏全体がむらなく湿ったように濡れるのが特徴です。
**底のひびは、晴れた日には分かりません。**底を手で反らせたときに、線のように開く場所があれば、そこが入口です。底は靴の中でいちばん傷みに気づきにくい場所なので、雨の季節の前に一度、手持ちの靴を全部逆さにして見ておくと安心です。
入口⑤|足首から下へ濡れる
靴下の足首のあたりがいちばん濡れていて、下に向かって薄くなっている。これは、上から入った水です。履き口から雨が直接入るか、パンツの裾が吸った水が布を伝って下りてきたかのどちらかです。
| 上から入る原因 | 見分け方 |
|---|---|
| パンツの裾が地面に触れている | 裾の後ろの端が濡れて色が濃い |
| 裾が靴の履き口にかぶさっている | 裾の内側が濡れている |
| 傘から落ちる水が足元に当たる | 傘を差す側の足だけ濡れている |
| 甲の浅い靴に雨が直接入る | 甲の上も濡れている |
**防水の靴を履いているのに濡れる人の多くが、この入口です。**靴そのものは水を通さなくても、裾が水を吸って靴の中まで運んできます。
裾の布は、端が濡れると、布の目を伝って水を上へも下へも運びます。綿やウールのように水を吸いやすい布ほど、伝う量が多くなります。裾が靴の履き口にかぶさっていると、伝ってきた水がそのまま靴の中へ落ちていきます。秋冬に増える丈の長いパンツやワイドパンツは、この入口を作りやすい形です。
裾の直し方|地面から何cm離すか
裾から伝う水は、裾と地面の距離で決まります。
| 裾と地面の距離 | 起きること | 雨の日の扱い |
|---|---|---|
| 地面に触れる | 歩くたびに水を吸う | 雨の日には履かない |
| 1〜3cm | 跳ねた水と路面の水を吸う | 裾を1回折り上げる |
| 3〜5cm | 本降りの日は跳ねを吸う | 歩く時間が長い日は折り上げる |
| 5cm以上 | ほとんど吸わない | そのままでよい |
| くるぶしが見える | 伝う道がない | そのままでよい |
**雨の日は、裾を地面から5cm以上離してください。**ワイドパンツや丈の長いパンツは、1回折り上げるだけでも、吸う水がかなり減ります。スカートの日は、裾が靴に触れないので、この入口はほとんど起きません。雨の日の裾の扱い方は雨の日コーデ 50代で、秋の長雨の丈の組み方からも確かめられます。
傘から落ちる水が足元に当たる人は、傘を少し前に傾けて持つと、骨の先から落ちる水が足の前に落ちるようになります。傘を体の真上に立てて持つと、後ろの骨から落ちた水が、かかとや裾の後ろに当たりやすくなります。
濡れにくい歩き方|信号待ち・段差・金属の蓋
靴を替えなくても、どこを踏むかで、靴の中に入る水の量は変わります。雨の日の道で、水がたまりやすい場所と、滑りやすい場所は決まっています。
| 場所 | 起きること | 歩き方 |
|---|---|---|
| 横断歩道の手前のくぼみ | 水がたまり、つなぎ目が沈む | 手前で一歩止まり、浅いところを選ぶ |
| 歩道と車道の段差の下 | 水が流れ込んで深い | 段差の上で待つ |
| 建物の入口の前 | 雨どいの水が落ちてたまる | 入口の端から入る |
| 金属の蓋、白線の上 | 滑りやすい | 踏まずにまたぐ |
| 点字のブロックの上 | 凹凸に水がたまる | 横の平らな面を歩く |
| 駅の階段の下 | 傘の水が集まる | 手すり側の端を歩く |
**信号待ちでは、水たまりの縁から一歩下がって立ってください。**車が通るたびに跳ねる水は、低い位置から靴の側面とかかとに当たります。縁のすぐそばに立つと、待っているあいだだけでつなぎ目とかかとが濡れます。
雨の日に急いで大股で歩くと、水たまりを避けきれず、踏み込んだ勢いで水が高く跳ねます。前の晩に家を出る時刻を5分早めておくと、足元を見ながら歩く余裕ができ、濡れる回数そのものが減ります。
雨の季節の前に、靴にしておくこと
秋の長雨が続く前に、手持ちの靴を一度見ておくと、雨の日に慌てずに済みます。
| 見るところ | すること | 目安 |
|---|---|---|
| 底のひび | 指で反らせて確かめ、あれば修理に出す | 雨の季節の前に1回 |
| かかとの擦り減り | 横から見て傾いていたら修理に出す | 2〜3か月に1回 |
| 表の油分 | 革用のクリームを薄く塗る | 月に1回 |
| 表の撥水 | 撥水の吹き付けを足す | 雨の前の晩 |
| 縫い目のほつれ | 糸が浮いていたら修理に出す | 雨の季節の前に1回 |
**革の靴は、クリームで油分を保っておくと、水を吸いにくくなります。**乾いて油分の抜けた革は、雨粒をそのまま吸い込みます。月に1回、薄くクリームを塗っておくだけで、つま先から染みるまでの時間が延びます。
靴下で直す|濡れても冷たくなりにくいもの
入口を直しきれない日は、靴下で濡れたあとの冷たさを和らげます。
| 靴下の素材 | 濡れたとき | 雨の日の向き |
|---|---|---|
| 綿が多いもの | 水を吸って重く冷たくなる | 向かない |
| ウールが混ざったもの | 濡れても冷たさを感じにくい | 向いている |
| 化繊が多い薄手のもの | 乾きが早い | 向いている |
| 厚手の綿 | 乾くのが遅い | 向かない |
綿の靴下は、ふだんは肌ざわりがよく扱いやすいのですが、水を吸うと乾きにくく、濡れた部分が肌に張りついたままになります。ウールは水を吸っても繊維のあいだに空気を残すので、濡れても冷たさを感じにくい素材です。化繊の薄手のものは、吸った水を早く外へ逃がすので、着いてから乾くまでの時間が短くなります。
秋冬の雨の日は、ウールの混ざった靴下にすると、少し濡れても足先の冷たさが違います。そのうえで、替えの靴下を1足バッグに入れておくと、着いた先で履き替えられます。小さな袋に入れておけば、濡れた靴下を持ち帰るときにも困りません。
雨の強さと歩く分数で、どこまで防げばいいか
すべての雨で、すべての入口を防ぐ必要はありません。雨の強さと、外を歩く分数で、防ぐ範囲を決めます。雨の強さは、天気予報の「1時間に何mm」で見られます。
| 雨の強さ | 歩く分数 | 防ぐ入口 |
|---|---|---|
| 1時間に1mm未満 | 何分でも | つま先(布の靴を避ける) |
| 1〜3mm | 10分未満 | つま先 |
| 1〜3mm | 10分以上 | つま先、裾 |
| 3mm以上 | 10分未満 | つま先、つなぎ目、裾 |
| 3mm以上 | 10分以上 | 全部。表が水を弾き、つなぎ目が2cm以上の靴に |
1時間に1mmの雨は、傘がなくても歩けなくはない程度の小雨です。3mmになると、傘を差していても足元がはっきり濡れてきます。5mmを超えると、路面に水が流れ、水たまりを避けて歩くのが難しくなります。予報の数字と、自分が実際に歩いたときの濡れ方を一度結びつけておくと、次から数字を見ただけで準備が決まります。
**1時間に3mmを超える雨で10分以上歩くなら、5つの入口すべてを見てください。**それ以下なら、つま先と裾の2つだけで足りることがほとんどです。行き先で靴を履き替える日の分け方は雨の日の靴 女性|結婚式・法事・面接の日は、行きと中で2足に分けるにまとめています。
秋の雨で起きやすいこと
秋の雨は、夏の夕立と違って、長く降り続き、冷たいのが特徴です。同じ量の雨でも、秋は靴の中が濡れたときのつらさが大きくなります。
| 秋の雨の特徴 | 靴で起きること | 気をつけること |
|---|---|---|
| 長く降り続く | 少しずつ染みて、昼までに中まで濡れる | 朝の小雨でも、つま先の撥水を足す |
| 雨が冷たい | 濡れた靴下で足先が冷たい | ウール混の靴下と替えの1足 |
| 濡れた落ち葉 | 滑りやすい | 底に溝のある靴に |
| 日が短い | 帰り道が暗く、水たまりが見えにくい | 歩道の真ん中寄りを歩く |
秋の雨は朝から夕方まで続くことが多く、行きは小雨でも帰りは本降り、ということがよくあります。朝の雨の強さだけで靴を決めると、帰り道で外します。予報を見るときは、帰る時刻の雨の強さまで確かめてください。
**濡れた落ち葉は、靴底の溝がない靴だと滑りやすくなります。**水が入るかどうかとは別に、底に溝のある靴を選ぶと、足元を気にして歩く時間が減り、水たまりを踏む回数も減ります。
職場や出先で濡れたとき|その場でできること
着いてから靴の中が濡れていると気づいた。帰るまでのあいだにできることです。
| 状況 | その場でできること |
|---|---|
| 替えの靴下がある | すぐに履き替える。濡れた靴下は袋に入れる |
| 替えの靴下がない | 靴下を脱いで、足を乾いた布で拭く |
| 履き替える靴がある | 濡れた靴を脱いで、中にティッシュか紙を詰める |
| 履き替える靴がない | 靴の中敷きを外して乾かし、昼に戻す |
| 帰りも雨 | 帰る前に、つま先に撥水の吹き付けがあれば足す |
足を拭くときは、指のあいだまで拭いてください。濡れたまま乾いた靴下を履くと、すぐに靴下が湿ってしまいます。替えの靴下がないときは、濡れた靴下を固く絞り、机の下などで少し乾かすだけでも、昼までの冷たさが違います。
**職場に置き靴が1足あると、雨の日の困りごとはほとんど片づきます。**通勤の靴が濡れても、着いたら履き替えて、帰るまで乾かしておけます。履き替えを前提にした雨の日の靴の選び方はレインブーツコーデ 通勤にあります。
濡れた靴の乾かし方|翌朝までに
濡れた靴は、帰ってからの扱いで、翌朝に履けるかどうかが変わります。
| 手順 | すること | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 中敷きを外す | 中敷きの下に水がたまっている |
| 2 | 乾いた紙を丸めて、つま先まで詰める | 中の水を吸い取り、形を保つ |
| 3 | 1〜2時間ごとに紙を替える | 濡れた紙のままだと乾かない |
| 4 | 風通しのよい日陰に、横に寝かせて置く | 底からも乾く |
| 5 | 暖房器具の前や日なたには置かない | 革が硬くなり、縮む |
紙は、新聞紙でも、不要になった柔らかい紙でも構いません。印刷の多い紙は、濡れた靴の内側にインクが移ることがあるので、薄い色の靴なら無地の紙を使ってください。中敷きは、靴とは別に、風の当たる場所に立てかけて乾かします。
つま先まで紙を詰めるのがこつです。つま先は靴の中でいちばん水がたまり、いちばん乾きにくい場所です。紙を詰めずに置くと、つま先だけ湿ったまま朝を迎えます。
白い跡や輪じみが残ったとき
革の靴は、乾いたあとに白い線や、濡れた場所の縁に輪のようなしみが残ることがあります。
| 残った跡 | 原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 白い線 | 路面の汚れや水に溶けたものが表に残った | 固く絞った布で拭いてから乾かす |
| 輪じみ | 濡れた場所と乾いた場所の境目 | 靴全体を固く絞った布で均一に湿らせ、乾かす |
| 表が硬くなった | 急いで乾かした | 革用のクリームを薄く塗る |
| 色があせた | 水で表の油分が抜けた | 同じ色のクリームを薄く塗る |
輪じみは、濡れた場所だけでなく靴全体を同じように湿らせて乾かすと、境目が消えて目立たなくなります。部分的に拭くと、新しい輪が増えます。
どちらとも取れるとき①|防水の靴なのに濡れた
防水の靴を履いていたのに、中が濡れた。この場合、入口は靴の表ではありません。
| 靴下の濡れ方 | 考えられる入口 | 直し方 |
|---|---|---|
| 足首から下へ | 裾を伝う水、履き口の上 | 裾を5cm以上離す |
| かかと | 後ろの跳ね | 歩幅を小さくする |
| 足の側面に線 | つなぎ目、縫い目の傷み | 縫い目を確かめ、修理に出す |
| 全体がしっとり | 中の湿り気がこもった | 靴下を替え、帰ってから中を乾かす |
防水の靴が守れるのは、表と底だけです。履き口の上から入る水と、裾を伝う水は止められません。防水の靴で濡れたときは、まず足首とかかとを確かめてください。
全体がしっとりしているときは、外の水ではなく、靴の中で足から出た湿り気がこもっていることがあります。水を通さない靴は、中の湿り気も外へ逃がしにくいからです。この場合は、帰ってから中を乾かすことと、乾きの早い靴下にすることで、次の日から楽になります。
どちらとも取れるとき②|どこから入ったか分からない
靴下を見ても、濡れ方がはっきりしない。いくつもの場所が少しずつ濡れている。この場合は、入口が2つ以上重なっています。
| 確かめ方 | 分かること |
|---|---|
| 次の雨の日に、裾を折り上げて歩く | 裾が入口の1つか |
| 同じ日に、つま先に撥水を足す | つま先が入口の1つか |
| 濡れた路面だけを歩く日と、水たまりを踏んだ日を比べる | つなぎ目が入口か |
入口が2つ以上あると、靴下はいくつもの場所が少しずつ濡れ、どこがいちばん濃いのか分からなくなります。こういうときは、一度に全部を直そうとせず、1回の雨につき1つだけ手当てを変えて、次の雨の日の濡れ方と比べてください。変えた手当てで濡れる場所が1つ減れば、そこが入口だったと分かります。
**入口が重なっているときは、裾から直してください。**裾は靴を替えずに今日から直せるうえ、裾を直すと、かかとや足首の濡れも一緒に減ることが多いからです。そのうえでまだ濡れるなら、つま先、つなぎ目の順に確かめます。
どちらとも取れるとき③|雨の日用の靴を持っていない
手持ちの靴がどれも、雨の日には心もとない。そういうときは、手持ちの中でいちばん入口の少ない1足を選びます。
| 選ぶ順 | 見るところ |
|---|---|
| 1 | つなぎ目が地面からいちばん高い |
| 2 | 表がいちばん厚く、表面が整っている |
| 3 | 甲がいちばん深く覆われている |
| 4 | 底がいちばん厚く、ひびがない |
手持ちの靴を全部並べて、横から定規を当ててみると、意外な1足が雨に強いことがあります。ふだんは晴れの日にしか履かない厚い底の革靴や、外歩き用のスニーカーの中に、つなぎ目が3cm近い高さにあるものが見つかるかもしれません。
**4つのうち、つなぎ目の高さを最優先にしてください。**表は撥水の吹き付けで補えますが、つなぎ目の高さは後から変えられないからです。選んだ1足に前の晩に撥水を足し、裾を5cm以上離せば、本降りでなければたいていしのげます。雨の日用に1足を買い足すなら、そのときは選び方の記事で4つの見るところを確かめてください。
次の雨の日の前の晩に
最後に、雨の予報を見た夜にすることです。
- 雨の強さと、外を歩く分数を確かめる
- 前回濡れた入口を思い出す
- つま先が入口なら、靴に撥水の吹き付けを足して乾かす
- 裾が入口なら、明日のパンツの丈を地面から5cm以上にする
- 替えの靴下をバッグに入れる
**2番の、前回の入口を思い出すことがいちばん大事です。**同じ靴で同じ道を歩くなら、入口は前回と同じ場所です。そこだけ先に手当てしておけば、次の雨の日は濡れずに着けます。
関連記事
- 雨の日の靴 女性|長靴を履かない日は靴底の溝と甲の覆いで選ぶ ── 雨の日の靴を新しく選ぶときの4つの見るところ
- 雨の日の靴 女性|結婚式・法事・面接の日は、行きと中で2足に分ける ── 決まった靴を履く予定の日の雨
- レインブーツコーデ 通勤 ── 職場で履き替えるかで、ブーツの丈を選ぶ
- 雨の日コーデ 50代 ── 秋の長雨に、裾と袖口を濡らさない丈で組む
- 台風の日の服装 ── 横から濡れる日の服と靴
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 雨の日に靴の中が濡れる原因は何ですか
- 入口は5つあります。つま先の表の素材から染みる、甲と底のつなぎ目から入る、底のひびや穴から入る、かかとの後ろに跳ねた水が入る、履き口の上から入るか裾を伝って入る、の5つです。どこから入ったかは、家に着いてすぐに靴下を脱ぎ、どこが濡れているかを見ると分かります。つま先だけならつま先の表、足の側面に線状ならつなぎ目、足裏全体なら底、かかとなら後ろの跳ね、足首から下に向かって濡れていれば上からです。
- Q. 防水と書いてある靴なのに、中が濡れました
- 防水の靴でも、履き口の上からや、パンツの裾を伝って入る水は止められません。靴下の足首のあたりから濡れていないかを確かめてください。もう1つは、表の素材は水を通さなくても、甲と底のつなぎ目や縫い目の部分から入ることがあります。足の側面に線のように濡れた跡があれば、つなぎ目が入口です。どちらでもなく全体がしっとりしている場合は、外からの水ではなく、靴の中で足から出た湿り気がこもったことも考えられます。
- Q. 雨の日にパンツの裾が濡れると、靴の中まで濡れるのはなぜですか
- 裾が水を吸い、その水が布を伝って足首から靴の中へ下りてくるからです。裾が地面から3cm以内にあると、歩くたびに濡れた地面に触れ、そこから水を吸い上げます。雨の日は、裾を地面から5cm以上離す丈にするか、裾を1回折り上げてください。くるぶしが見える丈なら、裾から靴へ水が伝う道そのものがなくなります。
- Q. 濡れた靴は翌朝までに乾きますか
- 革や布の靴は、中までしっかり濡れると一晩では乾ききらないことが多いです。帰ったらすぐに中敷きを外し、靴の中に乾いた紙を丸めて詰め、1〜2時間ごとに紙を替えてください。風通しのよい日陰に置き、暖房器具の真ん前や直射日光には当てないでください。革が硬くなったり縮んだりします。翌朝も湿っているなら、その日は別の靴を履きます。
— メグラシ編集部





