雨の日の靴 女性|結婚式・法事・面接の日は、行きと中で2足に分ける

**結婚式や法事、面接の日に雨が降ったら、行きの靴と中の靴を2足に分けるかどうかを先に決めます。**決め手は3つです。外を歩く分数、雨の強さ、着いた先で履き替えられる場所があるか。この3つが分かれば、決まった靴を濡らさずに、その場に立てます。
秋から冬は、結婚式や法事、七五三、受験の付き添い、面接のように、履く靴が決まっている予定が増える季節です。そして秋は長雨の季節でもあります。予定の日に雨が重なると、決まった靴のまま雨の中を歩くか、雨用の靴で行って履き替えるかで迷います。
雨の日の靴そのものの選び方は雨の日の靴 女性|長靴を履かない日は靴底の溝と甲の覆いで選ぶにまとめています。この記事は、決まった靴がある予定の日に雨が降ったときの、靴の分け方と運び方の話です。
結論:10分と3mmを超えたら、行きと中で2足に分ける
外を歩く分数が10分を超えるか、1時間に3mm以上の雨が降る予報なら、行きの靴と中の靴を分けてください。どちらも下回るなら、決まった靴1足で行けます。
| 予定 | 中で履く靴 | 行きの靴(2足に分ける日) | 履き替える場所 | 靴を脱ぐ場面 |
|---|---|---|---|---|
| 結婚式の参列 | 甲の見える布か革のパンプス | 服に近い色の雨用の靴 | クロークか化粧室 | ほぼない |
| 法事・葬儀 | 黒の布か革の、飾りのない靴 | 黒か濃い色の長靴 | 会場の玄関 | お寺や自宅では脱ぐ |
| 面接 | 黒の革のパンプス | ゴム底で水を弾く黒の靴 | 最寄り駅の化粧室 | ない |
| 七五三のお参り | 歩きやすい低いヒール | 底に溝のある雨用の靴 | 車の中か、社務所の近く | 写真館で脱ぐことがある |
| 受験・説明会の付き添い | 黒か紺の低いパンプス | 濃い色の雨用の靴 | 学校の玄関 | 上履きに替えることが多い |
| 会食・ホテルでの食事 | 甲の見える革の靴 | 濃い色の雨用の靴 | 化粧室 | 座敷なら脱ぐ |
| 学校の行事 | 脱ぎ履きしやすい靴 | 長靴か雨用の靴 | 学校の玄関 | 上履きに替える |
| 旅行の移動日 | 歩き慣れた靴 | 撥水のスニーカー | 宿 | 宿で脱ぐ |
**2足に分けるかどうかは、雨の強さより、外を歩く分数のほうが大きく左右します。**小雨でも20分歩けば靴は濡れますが、本降りでも駅と会場がつながっていれば、ほとんど濡れません。
分けるか、1足で通すかの境目
外を歩く分数と雨の強さを掛け合わせると、2足に分けるかどうかが決まります。駅から会場まで、屋根のない道を歩く時間を地図で測ってください。
| 外を歩く分数 | 小雨(1時間に1mm未満) | 雨(1〜3mm) | 本降り(3mm以上) |
|---|---|---|---|
| 5分以内 | 1足で通す | 1足で通す | 分ける |
| 5〜10分 | 1足で通す | 分けるか、防水の手当てをして通す | 分ける |
| 10〜20分 | 分けるか、防水の手当てをして通す | 分ける | 分ける |
| 20分超 | 分ける | 分ける | 分ける |
地図で測るときは、駅の出口から会場の入口までの距離を見て、80mを1分として数えます。改札から地上に出るまでの地下通路や、屋根のある商店街は、外を歩く分数に入れなくて構いません。
雨の強さは、1時間に何mmで見る
天気予報の「雨」だけでは、2足に分けるかどうかが決まりません。1時間あたりの雨の量を見てください。
| 1時間の雨の量 | 感じ方 | 靴への影響 |
|---|---|---|
| 1mm未満 | 傘がなくても歩ける | 表面が少し湿る程度 |
| 1〜3mm | 傘をさす | 甲とつま先が濡れる |
| 3〜10mm | 本降り、地面に水たまりができる | 靴底の縫い目から水が入る |
| 10mm以上 | 強い雨、足元に跳ね返りがある | 靴の中まで濡れる |
3mmを超えると、地面に水たまりができはじめます。水たまりを避けて歩いても、横断歩道の白線や、駅前の石畳は滑りやすく、跳ね返りで靴の側面が濡れます。
予定1|結婚式に参列する
結婚式は、中で履く靴がいちばん決まっている予定です。甲の見える布か革のパンプスを履くことが多く、雨に濡れると色が変わったり、布が水を吸ったりします。
結婚式の日に雨が降ったら、行きは雨用の靴にして、会場でパンプスに履き替えるのが基本です。式場やホテルは、クロークで荷物と一緒に靴の袋も預かってくれるところが多くあります。
| 会場までの道 | 行きの靴 | 履き替える場所 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 駅と会場が地下や屋根でつながっている | パンプスのまま | 履き替えない | 駅までの道だけ気をつける |
| 駅から5〜10分、屋根のない道 | 服に近い色の雨用の靴 | 化粧室 | 化粧室が混む前に着く |
| 駅から10分超か、送迎の車 | 雨用の靴 | クローク | 靴の袋を荷物と同じ袋にまとめる |
| 屋外で写真を撮る時間がある | 雨用の靴で写真の場まで行く | 写真の直前に | 係の人に声をかけておく |
結婚式の行きの靴は、会場の入口で人に見られます。長靴よりも、服に近い色の、くるぶしまでの雨用の靴のほうが、ドレスとの差が小さくなります。
受付を済ませる前に履き替えるか、受付のあとに履き替えるかも決めておいてください。受付は会場の入口近くにあり、新郎新婦の家族や友人が並んでいます。雨用の靴のまま受付に並ぶより、先に化粧室かクロークで履き替えてから受付に向かうほうが、そのあとを落ち着いて過ごせます。結婚式の靴の決まりは結婚式の靴|黒のパンプスはOK?にまとめています。
予定2|法事・葬儀
法事や葬儀は、黒の飾りのない靴を履く予定です。お寺や自宅での法事では、玄関で靴を脱ぐことが多くなります。
この予定の雨の日は、行きは黒か濃い色の長靴にして、会場の玄関で脱ぐか、会場に着いてから黒の靴に履き替えます。靴を脱ぐ会場なら、中の靴を持っていかずに済むこともあります。
| 会場 | 行きの靴 | 中の靴 | 足元で気をつけること |
|---|---|---|---|
| お寺 | 黒のふくらはぎ丈の長靴 | 脱いで上がる | 黒のストッキングを濡らさない |
| 自宅 | 黒の長靴か雨用の靴 | 脱いで上がる | 玄関に長靴を立てて置けるか |
| 斎場・ホールの葬儀 | 黒の雨用の靴 | 黒の布か革の靴に履き替える | 化粧室で履き替える |
| 墓前でのお参り | 黒の長靴 | そのまま | 墓地の砂利と土で汚れる |
靴を脱ぐ会場では、脱いだあとの足元がそのまま見えます。長靴の中でストッキングが濡れていると、畳の上に足跡が残ります。足首までの短い長靴より、ふくらはぎまでの丈の長靴のほうが、中に雨が入りにくくなります。替えのストッキングも1足鞄に入れておいてください。
法事のあとに、墓前へお参りに行く予定があるなら、墓地までの道は土と砂利で、雨の日はぬかるみます。会場で黒の靴に履き替えた人も、墓地へ行く前に、もう一度長靴に戻してください。墓前でのお参りは短い時間でも、足元が泥で汚れると、そのあとの会食の席まで跡が残ります。
予定3|面接
面接は、受付から面接の部屋まで、靴を履き替える場所がないことが多い予定です。しかも、入口に入った瞬間から見られています。
この予定では、会場の中で履き替えることは考えずに、会場に着く前に靴を決めておきます。
| 駅から会場まで | 雨の強さ | 靴 | 履き替える場所 |
|---|---|---|---|
| 10分以内 | 小雨〜雨 | 防水の手当てをした黒の革のパンプス | 履き替えない |
| 10分以内 | 本降り | ゴム底で水を弾く黒の低いヒール | 履き替えない |
| 10分超 | 小雨〜雨 | ゴム底で水を弾く黒の低いヒール | 履き替えない |
| 10分超 | 本降り | 雨用の靴 | 会場の最寄り駅の化粧室 |
最寄り駅で履き替える日は、会場に着く15分前に駅に着くように出てください。脱いだ雨用の靴は袋に入れて、面接のあいだは鞄の横に置きます。面接の部屋に、濡れた靴の袋を持ち込まないように、袋は口を閉じて、鞄と並べて床に置いてください。面接の服装全体は面接の服装【女性】にあります。
面接の日は、早めに着いて会場の近くで待つこともあります。屋根のある場所で待つなら、そのあいだに靴の表面の水を布で押さえておくと、面接の部屋に入るときに濡れ跡が目立ちません。
予定4|七五三のお参り
七五三のお参りは、神社の参道や境内の砂利の上を歩く予定です。子どもの着物に合わせて、親も低いヒールの靴を履くことが多くなります。
雨の日は、参道の砂利が濡れて、低いヒールでも沈んだり滑ったりします。車で行くなら、車の中までは雨用の靴、境内で写真を撮る直前に履き替える、という順にしてください。
| 移動の手段 | 行きの靴 | 履き替えるとき | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 車で神社の駐車場まで | 底に溝のある雨用の靴 | 写真を撮る直前に車の中で | 子どもの着物の裾も濡らさない |
| 電車と徒歩 | 底に溝のある雨用の靴 | 社務所の近くの屋根の下で | 中の靴を運ぶ袋を大きめにする |
| 写真館で撮ってから参拝 | 写真館まで雨用の靴 | 写真館で | 写真館では靴を脱ぐことがある |
| 雨で写真を後日にする | 底に溝のある雨用の靴のまま | 履き替えない | 参拝だけなら1足で通す |
子どもの草履も、雨の日は濡れると鼻緒が硬くなります。参道を歩くあいだは子どもも長靴にして、写真を撮るときだけ草履に替えると、親子とも足元を濡らさずに済みます。七五三の日は、子どもの世話で両手がふさがります。中の靴を運ぶ袋は、肩に掛けられるものにしておくと楽です。七五三の足元の決め方は七五三の母親の服装は足元から決めるにもまとめています。
予定5|受験・説明会の付き添い
秋は、子どもの受験や学校の説明会の付き添いが続く季節でもあります。学校の玄関で上履きやスリッパに履き替えることが多い予定です。
この予定の雨の日は、行きは濃い色の雨用の靴にして、玄関で上履きに替えます。中の靴を持っていかずに済むので、2足目を運ぶ手間はありません。ただし、脱いだ雨用の靴は、玄関の下駄箱か、持参の袋に入れて持ち歩くことになります。
| 学校の決まり | 行きの靴 | 玄関で | 持ち物 |
|---|---|---|---|
| 上履きを持参 | 濃い色の雨用の靴 | 上履きに替える | 上履きと、靴を入れる袋 |
| スリッパが用意されている | 濃い色の雨用の靴 | スリッパに替える | 靴を入れる袋 |
| 靴のまま入る | 黒か紺の低いパンプス | 履き替えない | 靴の底を拭く布 |
| 校庭を歩いて移動する | 底に溝のある雨用の靴 | 校舎の入口で替える | 大きめの袋 |
靴を入れる袋は、雨用の靴が濡れたまま入るので、内側の濡れても平気なものを選んでください。付き添いの服装全体は小学校受験の母親の服装にあります。
予定6|会食・ホテルでの食事
会食やホテルでの食事は、席に着くまでのあいだに、ロビーや廊下を歩く予定です。座ってしまえば足元はあまり見えませんが、入口から席までは人の目に入ります。
雨の日は、行きは濃い色の雨用の靴にして、会場の化粧室で履き替えてください。ホテルならクロークに靴の袋を預けられます。座敷の店なら、玄関で靴を脱ぐので、中の靴は要りません。
座敷の店に行く日は、脱いだ雨用の靴が玄関に並びます。長靴は倒れやすいので、くるぶしまでの雨用の靴のほうが、玄関で扱いやすくなります。
| 店の形 | 行きの靴 | 中の靴 | 履き替える場所 |
|---|---|---|---|
| ホテルのレストラン | 濃い色の雨用の靴 | 甲の見える革の靴 | クロークか化粧室 |
| 落ち着いた店の個室 | 濃い色の雨用の靴 | 革の靴 | 化粧室 |
| 座敷の店 | くるぶしまでの雨用の靴 | 脱いで上がる | 玄関 |
| 駅に直結した店 | 革の靴のまま | 履き替えない | 駅までの道だけ気をつける |
会食は、食事が終わってから外に出るまでの時間も長くなりがちです。帰りに本降りになりそうなら、クロークに預けた行きの靴を受け取ってから、化粧室で履き替えて帰ってください。
予定7|学校の行事
参観日や発表会のように、学校の体育館や教室に入る予定は、玄関で上履きに替えることがほとんどです。雨の日は、行きの靴を長靴にしても、中で困ることはありません。
気をつけたいのは、玄関の混み方です。雨の日は、下駄箱の前で長靴を脱ぐ人が並びます。脱ぎ履きに時間のかかる長靴は、行列を長くします。ファスナーのない、足を入れるだけの長靴か、くるぶしまでの雨用の靴にしておくと、玄関で慌てずに済みます。
体育館は床から冷えるので、上履きの中に薄い靴下を1枚重ねてください。雨の日は、外の冷たい空気と湿気で、体育館の床がふだんより冷たく感じます。
| 行事 | 行きの靴 | 玄関で | 中で気をつけること |
|---|---|---|---|
| 参観日 | 足を入れるだけの長靴 | 上履きに替える | 教室の後ろで立つ時間が長い |
| 発表会・音楽会 | くるぶしまでの雨用の靴 | 上履きに替える | 体育館の床が冷える |
| 個人面談 | くるぶしまでの雨用の靴 | スリッパに替える | 廊下で待つ時間がある |
| 雨で屋内に変わった行事 | 長靴 | 上履きに替える | 玄関がふだんより混む |
脱いだ長靴は、名前を書いた袋に入れて持ち歩くか、下駄箱に入れます。雨の日は同じような長靴が並ぶので、袋か目印があると、帰りに取り違えずに済みます。
予定8|旅行の移動日
旅行の移動日は、駅や空港の中を長く歩き、着いた先でまた外を歩く予定です。決まった靴があるわけではありませんが、旅先で履く歩き慣れた靴を、初日から濡らしたくない日です。
この日は、行きは撥水のスニーカーか雨用の靴にして、歩き慣れた靴は荷物に入れておきます。宿に着いたら、濡れた靴を乾かして、翌日に晴れれば歩き慣れた靴に替えてください。旅先で2日以上雨が続くなら、濡れた靴を宿で乾かすために、新聞紙の代わりになる紙を少し持っていくと役に立ちます。
| 移動の場面 | 靴 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 家から駅まで | 撥水のスニーカー | 傘を持つ手と荷物の手を分ける |
| 駅や空港の中 | そのまま | 濡れた床で滑らないよう歩幅を小さく |
| 着いた先で観光 | 撥水のスニーカーか雨用の靴 | 石畳や坂は滑りやすい |
| 宿に着いたら | 室内履きに替える | 濡れた靴は中に紙を詰めて乾かす |
旅先で履く靴を2足に絞るなら、1足は撥水のスニーカー、もう1足は歩き慣れた靴にしておくと、雨の日と晴れの日のどちらにも当てられます。
予定9|通勤の日に、会議や来客がある
通勤の日に、職場で大事な会議や来客がある場合も、決まった靴がある予定と同じ考え方になります。職場の更衣室やロッカーで履き替えられるなら、行きは雨用の靴、職場では革の靴にしてください。
ふだんから職場に靴を1足置いておくと、雨の日に中の靴を運ぶ手間がなくなります。置いておく靴は、黒か濃い茶の、飾りの少ない革の靴にしておくと、会議にも来客にも、急な外出にも当てられます。職場の足元に置くなら、靴を入れる布の袋も一緒にしておくと、ほこりがつきません。レインブーツでの通勤の組み方はレインブーツコーデ 通勤にまとめています。
傘と上着も、予定に合わせる
雨の日の予定は、靴だけでなく、傘と上着も人の目に入ります。会場の入口で傘をたたむ時間や、クロークで上着を預けるときのことも考えておいてください。
| 予定 | 傘 | 上着 | 会場での扱い |
|---|---|---|---|
| 結婚式 | 無地で大きめの長い傘 | 撥水の薄いコート | クロークに預ける |
| 法事・葬儀 | 黒か紺の無地の傘 | 黒か濃い色のコート | 玄関の傘立てに置く |
| 面接 | 無地の長い傘か、折りたたみ傘 | 撥水のトレンチコート | 受付の前で脱いで腕に掛ける |
| 七五三 | 子どもにさしかけられる大きな傘 | 撥水の短い上着 | 車の中に置く |
| 受験・説明会の付き添い | 無地の傘 | 紺か黒の撥水のコート | 玄関の傘立てに置く |
傘は、会場の入口でたたんで、水を切ってから中に入ります。長い傘なら、入口の傘立てに置けます。折りたたみ傘は、たたんだあと水が垂れるので、傘用の袋を1枚鞄に入れておいてください。
行きの靴を、予定の場で見られる時間から選ぶ
行きの靴は、予定の場に着くまでに、どれだけ人に見られるかで選んでください。会場の入口まで人と並んで歩く予定と、車で玄関の前まで行く予定では、行きの靴に求めるものが違います。
| 行きの靴 | 見た目 | 雨への強さ | 向く予定 |
|---|---|---|---|
| ふくらはぎ丈の長靴 | 雨の日の靴とはっきり分かる | とても強い | 法事・学校の行事・七五三 |
| くるぶしまでの雨用の靴 | 服になじみやすい | 強い | 結婚式・会食・受験の付き添い |
| 撥水のスニーカー | 普段着に寄る | 中くらい | 旅行の移動日 |
| ゴム底で水を弾く革の靴 | 雨用に見えにくい | 中くらい | 面接・通勤 |
| 雨用のパンプス | パンプスに見える | 中くらい | 結婚式・会食 |
雨用の靴の色は、服か、中で履く靴に近い色にしてください。黒のパンプスを履く予定なら、行きの靴も黒か濃い灰にすると、履き替える前後で足元の印象が大きく変わりません。
中の靴を、濡らさずに運ぶ
中の靴を運ぶときは、靴どうしがこすれないこと、雨が染みないこと、形がつぶれないことの3つを守ってください。
| 運び方 | こすれ | 雨の染み | 形 | 向く靴 |
|---|---|---|---|---|
| 布の袋に1足ずつ入れて、手提げに立てる | 防げる | 手提げしだい | 保てる | どの靴でも |
| 買ったときの箱に入れる | 防げる | 箱が濡れると弱い | 保てる | 形の崩れやすいパンプス |
| 薄い袋にまとめて鞄に入れる | 起きやすい | 防げる | つぶれやすい | 柔らかい靴 |
| 口の閉じる手提げに、布の袋ごと入れる | 防げる | 防げる | 保てる | 結婚式・会食の靴 |
いちばん扱いやすいのは、1足ずつ布の袋に入れてから、口の閉じる手提げに、かかとを下にして立てて入れる方法です。手提げは、表面がなめらかで水が染みないものにしてください。紙の袋は、雨の中で底が抜けることがあります。
中の靴を入れた手提げは、傘をさす手と反対の手に持ってください。傘と同じ側に持つと、傘から落ちる雨粒が手提げに当たり続けます。駅から会場まで歩くあいだは、手提げを体の前に寄せて、傘の内側に収めるようにすると、横から吹く雨にも当たりにくくなります。
履き替える場所を、前の日に確かめる
2足に分ける日は、着いた先のどこで履き替えるかを、前の日までに決めておいてください。当日に場所を探すと、会場の入口で慌てることになります。
| 会場 | 履き替えやすい場所 | 確かめること |
|---|---|---|
| 式場・ホテル | クロークか化粧室 | 靴の袋を預けられるか |
| 斎場 | 化粧室か控室 | 控室を使えるか |
| お寺・自宅 | 玄関 | 長靴を置く場所があるか |
| 面接の会場 | 最寄り駅の化粧室 | 駅から会場までの分数 |
| 学校 | 玄関 | 上履きか、スリッパが用意されているか |
| 神社 | 社務所の近くの屋根の下か、車の中 | 駐車場から本殿までの距離 |
式場やホテルには、前の日に電話で聞いておくと、当日の段取りが決まります。「雨で靴を履き替えたいのですが、クロークで靴の袋を預かっていただけますか」とひとこと聞けば足ります。
ストッキングとタイツを、雨の日の予定で選ぶ
雨の日は、靴だけでなく、ストッキングやタイツも濡れます。予定によって、替えを持っていくかどうかを決めてください。
| 予定 | 足元 | 替えを持つか | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 結婚式 | 肌の透ける薄いストッキング | 1足持つ | 伝線しやすいので予備が要る |
| 法事・葬儀 | 黒のストッキングか薄いタイツ | 1足持つ | 靴を脱ぐ会場では濡れが目立つ |
| 面接 | 肌の色に近いストッキング | 1足持つ | 履き替える場所を先に探す |
| 七五三・学校の行事 | 肌が透けない濃さのタイツ | 靴下を1足 | 体育館や参道で冷える |
| 旅行の移動日 | 靴下 | 1足持つ | 乾きやすい素材にする |
雨の日のストッキングは、長靴の中で足首まわりが湿りやすくなります。替えの1足は、小さく畳んで、中の靴を入れた袋に一緒に入れておくと、履き替えるときに一度で済みます。
裾と靴の距離を、雨の日は広く取る
雨の日は、服の裾が地面の跳ね返りに当たって濡れます。裾と地面のあいだの距離を、晴れの日より広く取ってください。
| 服の丈 | 雨の日の見え方 | 行きの靴 | 手当て |
|---|---|---|---|
| 膝丈のドレスやスカート | 裾は濡れにくい | どの雨用の靴でも | そのまま |
| ふくらはぎ丈 | 跳ね返りで裾が汚れる | ふくらはぎ丈の長靴 | 歩くときに裾を少し持ち上げる |
| くるぶし丈 | 裾が濡れる | くるぶしまでの雨用の靴 | 会場までは裾を折り上げて留める |
| パンツ | 裾の後ろが濡れる | 裾を長靴の中に入れる | 会場で裾を出す |
ロング丈のドレスで結婚式に行く日は、会場までのあいだ、裾をクリップで膝の高さに留めておき、会場の化粧室で下ろす、という手もあります。裾を留めるクリップは、服の布を傷めない、挟む面の平らなものを選んでください。
決まった靴を1足で通す日の手当て
外を歩く分数が短い日や、履き替える場所がない日は、決まった靴1足で通すことになります。その日は、出かける前に靴に手当てをしておいてください。
革の靴なら、前の晩に防水のスプレーをかけて、一晩置きます。当日の朝にかけると、乾く前に雨に当たって、効きが弱くなります。布のパンプスは、スプレーをかけても水を吸いやすいので、1足で通す日には向きません。スエードのように表面が起毛した革も、水を含むと色が濃く変わり、乾いたあとに跡が残ることがあります。布の靴を履く予定の雨の日は、外を歩く分数にかかわらず2足に分けると考えてください。
歩き方も変えます。つま先から地面に降ろすより、かかとから降ろして、水たまりの手前で歩幅を小さくすると、跳ね返りを減らせます。
どちらとも取れるとき①|朝は小雨、帰りは本降り
朝は小雨で、夕方から本降りになる予報の日は、行きに合わせるか帰りに合わせるかで迷います。
この場合は、帰りに合わせて、行きから2足に分けてください。行きは小雨なので、雨用の靴で行っても大げさに見えません。帰りに本降りの中を決まった靴で歩くと、靴を傷めます。結婚式や会食のように、帰りが夜になる予定では、暗い道で水たまりが見えにくいことも考えておきます。
どちらとも取れるとき②|履き替える場所がない
面接や、屋外の会場のように、履き替える場所がない予定の日は、2足に分けたくても分けられません。
この日は、会場の近くの駅や、建物の化粧室で履き替えてください。それも難しいなら、行きの靴と中の靴を1足にまとめて、ゴム底で表面が水を弾く、予定に合う色の靴を選びます。決まった靴に近い見た目の雨用の靴を1足持っておくと、こういう日に困りません。
| 予定 | 1足で通すなら | 色 |
|---|---|---|
| 面接 | ゴム底の黒の低いヒール | 黒 |
| 法事・葬儀 | ゴム底の黒の飾りのない靴 | 黒 |
| 結婚式 | 雨用のパンプス | 服に近い色 |
| 会食 | ゴム底の革の靴 | 濃い色 |
どちらとも取れるとき③|車で送ってもらえる
家族に車で送ってもらえる日や、タクシーで会場の玄関まで行ける日は、外を歩く分数がほとんどありません。
この日は、決まった靴1足で出かけて構いません。ただ、家の玄関から車までと、車を降りてから会場の入口までの数歩は雨に当たります。玄関から車までは雨用の靴で行き、車の中で履き替える、という形にすると、決まった靴を1歩も濡らさずに済みます。車の足元に、濡れた靴を置くための袋か布を1枚敷いておくと、車の床を汚しません。帰りに車が来るまで外で待つ時間があるなら、行きと同じように車の中で履き替えます。
どちらとも取れるとき④|秋の冷たい雨で、足先が冷える
秋が深まると、雨の日は気温が上がらず、足先が冷えます。最高気温が15度を下回る雨の日は、濡れた靴の中で足が冷たくなりやすくなります。
この日は、行きの靴を、足首まで覆うものにしてください。中の靴に履き替えたあとも、足先が冷えていると、会場で過ごすあいだに冷たさが残ります。行きの靴の中では、ストッキングの上に薄い靴下を重ねておき、履き替えるときに靴下だけ脱ぐと、会場に着くまで足先が温かいままです。
帰ってから、濡れた靴を手入れする
雨の日の予定から帰ったら、その日のうちに靴を手入れしてください。濡れたまま翌日まで置くと、革は形が崩れ、布は染みが残ります。
| 靴 | 帰ってすぐ | 乾かし方 | 乾いたあと |
|---|---|---|---|
| 革のパンプス | 表面の水を布で拭く | 中に紙を詰めて、日の当たらない場所で | 革用のクリームを薄く塗る |
| 布のパンプス | 表面を押さえて水を吸わせる | 中に紙を詰めて、陰で | 染みが残っていないか見る |
| 長靴 | 中の湿りを拭く | 逆さにして口を開く | 内側に汗のにおいが残らないか見る |
| 雨用の靴 | 泥を落とす | 中に紙を詰める | 底の溝の砂を落とす |
| 撥水のスニーカー | 中敷きを外す | 中敷きと本体を分けて陰で | 撥水のスプレーをかけ直す |
革の靴を、ドライヤーやストーブの前で急いで乾かすと、革が縮んで硬くなります。中に詰めた紙は、1〜2時間ごとに乾いたものに替えると、翌朝にはおおむね乾きます。
前の晩に、3つを決めておく
雨の予報が出ている予定の前の晩に、次の3つを決めておくと、当日の朝に迷いません。
- 外を歩く分数と、1時間の雨の量から、2足に分けるかどうか
- 分けるなら、どこで履き替えるか
- 中の靴を入れる袋と、替えのストッキング
この3つを決めたら、中の靴を袋に入れて、玄関に出しておいてください。雨の日の朝は、身支度にふだんより時間がかかります。靴の段取りが済んでいれば、その分を服と髪に回せます。秋の長雨の日の服の組み方は雨の日コーデ 50代にもあります。
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よくある問い
- Q. 結婚式の日が雨です。パンプスのまま行ってもいいですか
- 駅から会場までの外を歩く時間が5分以内で、雨が小降りなら、パンプスのまま行って構いません。10分を超える日や、本降りの日は、行きは雨用の靴にして、会場のクロークか化粧室でパンプスに履き替えてください。多くの式場やホテルは、荷物を預けるクロークで靴の袋も預かってくれます。心配なときは、前の日に会場へ問い合わせておくと当日に迷いません。
- Q. 法事の日の雨は、長靴で行っても失礼になりませんか
- 行き帰りに長靴を履くこと自体は、雨の日なら不自然ではありません。ただ、会場に入ってからは、黒の布か革の、飾りのない靴に履き替えてください。お寺や自宅での法事は靴を脱ぐことが多いので、玄関で長靴を脱いだあとは、黒のストッキングかタイツの足元がそのまま見えます。長靴の中でストッキングが濡れないように、足首までの丈の長靴より、ふくらはぎまでの丈を選ぶと安心です。
- Q. 面接の日が雨の場合、靴はどうすればいいですか
- 面接は、受付から面接の部屋まで、靴を履き替える場所がないことが多い予定です。駅から会場まで10分以内なら、黒の革のパンプスに防水のスプレーをかけて、そのまま行ってください。10分を超えるなら、会場の最寄り駅の化粧室で履き替えるか、ゴム底で表面が水を弾く、黒の低いヒールの靴を1足で通します。雨の日は、替えのストッキングを1足鞄に入れておくと安心です。
- Q. 中の靴を運ぶ袋は何がいいですか
- 靴を1足ずつ布の袋に入れてから、口の閉じる手提げに、かかとを下にして立てて入れてください。布の袋に入れると、靴どうしがこすれて傷がつくのを防げます。手提げは、濡れても染みない、表面がなめらかなものが向きます。結婚式なら、会場で預ける荷物と同じ袋にまとめておくと、クロークで一度に預けられます。
— メグラシ編集部





