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雨の日に靴が滑る|駅の床・タイル・落ち葉で滑る靴の直し方

メグラシ編集部//読了 13分
雨に濡れて光る建物の入口の床のそばで、焦げ茶の靴を裏返して靴底の溝を指で確かめる女性

**いま履いている雨の日の靴を、1足だけ裏返してみてください。**かかとの溝は残っていますか。底を爪で押すと、少しへこみますか。

雨の日に靴が滑る原因は、ほぼ4つに分かれます。**溝のすり減り、底の硬さ、地面に触れる面の小ささ、新しい靴の底のつるつる。**靴底を裏返して30秒あれば、自分の1足がどれかが分かります。原因が分かれば、直すのか、晴れの日に回すのか、足を置く場所で避けるのかが決まります。

雨の日の靴の選び方は雨の日の靴 女性に、靴の中が濡れる場合の直し方は雨の日に靴の中が濡れるにまとめてあります。この記事は、雨の日に靴が滑るときの直し方だけを扱います。

結論:滑る原因は4つ。靴底を見て1つに絞る

原因靴底で起きていること最初の直し方
溝のすり減りかかとやつま先の溝が消えて平ら雨の日は履かない側へ、底を直す
底が硬い爪で押してもへこまない滑り止めを貼る
地面に触れる面が小さい細いヒール、反ったつま先雨の日は太いかかとの靴へ
新しい靴の底がつるつる表面に光沢があり、傷がない乾いた日に少し歩いて表面をならす

**4つのうち、どれが当てはまるかで、取る手がまったく変わります。**溝がすり減った靴に滑り止めを貼っても効きにくく、新しい靴を修理に出す必要もありません。まず原因を1つに決めてください。

どの原因でも共通しているのは、靴底と地面のあいだにできる水の薄い膜です。底が地面をつかむには、この膜を押しのけるか、溝に逃がすかのどちらかが必要です。押しのける力は底の柔らかさが、逃がす道は溝の深さが受け持っています。

まず確かめる|靴底を裏返して30秒

滑った靴を裏返して、上から順に確かめます。最初に当てはまったものが、その靴の原因です。

確かめること確かめ方当てはまる原因
かかとの溝が残っているか硬貨を溝に立てて、縁が隠れるか隠れなければ溝のすり減り
底が柔らかいか底の真ん中を爪で強く押すへこまなければ底が硬い
地面に触れる面が広いか平らな机の上に置いて、触れている面を見るかかとが指先ほどなら面が小さい
表面に光沢がないか光にかざして見るつるっと光れば新しい底

**硬貨の厚みは約1.5mmです。**溝にまっすぐ立てたとき、縁が溝の中に隠れれば、まだ水を逃がせる深さが残っています。縁がはみ出すなら、その部分は雨の日には平らな底と同じだと考えてください。

確かめるのは、かかとの外側から始めてください。歩くとき、地面に最初に触れるのはかかとの外側で、雨の日に滑るのもたいていこの瞬間です。つま先の溝が残っていても、かかとの外側だけがすり減っている靴はよくあります。

雨の日に足を置かない面

靴を替えなくても、足を置く場所を選ぶだけで、滑る回数は大きく減ります。雨の日の街で、とくに滑りやすい面を覚えておきます。

足を置かない面滑りやすい理由見分け方
磨かれた石やタイルの床表面が平らで、水が逃げない天井の照明が床に映る
金属のふた金属は水の膜ができやすい道路のマンホール、溝のふた
横断歩道の白線塗料の面がなめらか白く塗られた部分
濡れた落ち葉葉と地面のあいだに水がたまる色づいた葉が重なった場所
金属の点字の板突起の上が平らで硬い駅の階段の手前など
濡れた木の板表面にぬめりが出る店先の板張り、橋の上

**照明が床に映って見える場所は、雨の日の靴には氷の上に近い面です。**駅の通路、大きな建物の入口、地下へ下りる階段の手前は、外から入ってきた人の靴で床が濡れていることが多く、晴れの日の床とは別物になっています。

横断歩道では、白線の上を避けて、白線のあいだのアスファルトに足を置いてください。白線は塗料で表面がなめらかになっていて、雨の日には周りより滑りやすくなります。

原因①|溝がすり減って、平らになっている

いちばん多い原因です。履き慣れた靴ほど、かかとの外側から溝がすり減って、気づかないうちに平らになっています。

すり減り方溝の残り雨の日に
溝がはっきり残る硬貨の厚み以上履ける
かかとの外側だけ浅い外側だけ硬貨の厚み未満歩き出しで滑りやすい
かかと全体が平ら硬貨の厚み未満履かない側へ
かかとの芯が見える溝がない晴れの日も直すころ

**かかとの外側だけがすり減った靴は、歩き出しの一歩目で滑ります。**歩いている途中より、信号で止まったあとに踏み出す瞬間や、駅の階段に足をかける瞬間に滑ることが多いのは、そのためです。

すり減りに気づきにくいのは、晴れの日には問題なく歩けるからです。乾いた地面の上なら、平らな底でも地面をつかめます。雨の日にだけ滑るなら、まずすり減りを疑ってください。

直し方①|晴れの日に回すか、底を直す

溝のすり減った靴は、次のどちらかにします。

靴の状態直し方その後
かかとのゴムだけがすり減った靴の修理の店で、かかとのゴムを替える雨の日にも戻せる
底全体が平らになった底全体を張り替える雨の日にも戻せる
修理するほどの靴ではない晴れの日だけに履く雨の日の靴を別に用意
底が割れている修理に出すか、手放す雨の日には履かない

**かかとのゴムの交換は、靴の修理の中でいちばん手軽な部類で、多くの店でその場か短い日数で仕上がります。**気に入っている靴なら、晴れの日に回すより、かかとを替えて雨の日にも履ける靴に戻すほうが、出番が増えます。

修理に出すまでのあいだ、その靴を雨の日に履く必要があるなら、つるつるの床を歩く距離が短い日を選んでください。駅を通らずに行ける日、建物の入口から席までが近い日なら、すり減った靴でも滑る場面を減らせます。

原因②|底が硬くて、地面をつかめない

溝が残っているのに滑るなら、底の素材を疑います。革の底や硬い樹脂の底は、乾いた地面では問題なくても、濡れた面の上では地面の細かい凹凸に沈み込めず、水の膜の上に乗ったままになります。

底の素材爪で押したとき雨の日の滑りやすさ
革へこまないとても滑りやすい
硬い樹脂ほとんどへこまない滑りやすい
硬めのゴム少しへこむ普通
柔らかいゴムはっきりへこむ滑りにくい

**革の底の靴は、雨の日には向きません。**改まった場面で履くきちんとした靴や、パンプスの一部には、革の底のものがあります。見分けるときは、底の色と手ざわりを見てください。茶色やベージュで、紙のような細かい繊維が見える底は革です。

革の底は、雨に濡れると水を吸って柔らかくなり、乾くときに反りや割れが出ることもあります。滑りやすさだけでなく、靴そのものを傷めないためにも、雨の日は避けたい底です。

硬い樹脂の底は、軽くて安く作れるため、手ごろな靴によく使われています。見た目はゴムと似ていますが、爪で押してもへこまず、叩くとこつこつと硬い音がします。

直し方②|滑り止めを貼る

底の硬い靴には、靴底に貼る滑り止めのゴムが効きます。靴の売り場や修理の店で、シールのように貼れるものが手に入ります。

貼る場所効き目気をつけること
かかと歩き出しの一歩目が止まるかかとの形に合わせて切る
つま先の付け根踏み込みと階段で止まる指の付け根が当たる位置に
底の真ん中ほとんど効かない地面に触れない場所なので不要
溝のある底かえって滑る溝をふさぐので貼らない

**貼るのは、地面に最初に触れるかかとと、最後に離れるつま先の付け根の2か所です。**底の真ん中は、歩くときに地面にほとんど触れないので、貼っても効き目が出ません。

貼る前に、底の汚れと油分を落として、ひと晩乾かしてから貼ってください。濡れたまま貼ると、数日ではがれてきます。貼ったあとは、すぐに雨の日に履かず、乾いた日に一度履いて、なじませてから使うとはがれにくくなります。

原因③|地面に触れる面が小さい

細いヒールの靴や、つま先が大きく反り上がった靴は、地面に触れる面そのものが小さくなっています。触れる面が小さいと、底の素材がよくても、つかめる範囲が限られます。

靴の形地面に触れる面雨の日に
かかとが細いヒールかかとが指先ほど滑りやすい
かかとが太いヒールかかとが親指より太い普通
平らな底かかとからつま先まで広い滑りにくい
つま先が反った靴つま先が地面から浮く踏み込みで滑りやすい
底が丸く削られた靴前後の端が浮く坂道で滑りやすい

**かかとが細いヒールの靴は、雨の日にはかかとから着地するたびに、小さな面に体の重さが集まります。**その小さな面が濡れたタイルに乗ると、止まる手がかりがほとんどありません。

細いヒールのかかとの先には、小さなゴムか樹脂の部品がついています。この部品は数か月ですり減り、中の金属や芯が出てくることがあります。金属が直接床に当たる状態になると、乾いた床でも滑りやすく、雨の日にはさらに止まりません。細いヒールの靴を持っているなら、かかとの先を一度見て、すり減っていれば修理の店で替えておいてください。

直し方③|雨の日は、かかとの太い靴に替える

地面に触れる面の小さい靴は、直すより、雨の日に履かないと決めるほうが早く済みます。高さのある靴を履きたい日は、かかとが太く、底の前の部分にも厚みのある形を選びます。

履きたい高さ雨の日に替える形見た目の近さ
細いヒールのパンプスかかとの太いパンプス近い
高いヒールのブーツかかとの太いブーツ近い
つま先の反った平らな靴つま先の低い平らな靴近い
底の薄い平らな靴底に厚みと溝のある平らな靴少し変わる

**かかとの太さは、親指の幅より太いかを目安にしてください。**それより細いと、雨の日には着地のたびにかかとがぶれます。太いかかとでも、底のゴムの溝が浅ければ滑るので、原因①と合わせて確かめておきます。

原因④|新しい靴の底がつるつる

買ったばかりの靴は、底の表面に型から抜いたときのなめらかさが残っていて、光沢があります。この光沢のある面は、溝があっても、最初の数日は濡れた床で滑りやすくなります。

底の状態見え方雨の日に
買ったばかり光沢がある、傷がない滑りやすい
乾いた日に数日履いた光沢が消え、細かい傷がつく普通に戻る
新しいが、溝が深い光沢はあるが溝がはっきり溝の部分で止まる
新しく、底が革光沢があり、硬いとても滑りやすい

**新しい靴を、雨の日に初めて下ろさないでください。**晴れた日に、アスファルトの道を数日歩くと、底の表面に細かい傷がつき、光沢が消えて、地面をつかみやすくなります。

雨の日のために買った靴ほど、この失敗が起きやすくなります。雨の予報を見て急いで買い、翌朝の雨の中で初めて履く。底の光沢が残ったまま駅の床に乗ることになるので、雨の日用に選んだのに滑る、という結果になります。雨の日の靴は、雨の予報が出る前の晴れた週に買っておき、何日か履いてから雨の日に回してください。

直し方④|乾いた日に、底の表面をならす

新しい靴を早く雨の日にも履けるようにするには、乾いた日に、少しざらついた地面の上を歩いておきます。

ならし方歩く場所目安
普通に歩くアスファルトの道2〜3日、通勤の往復ほど
近所を歩く舗装された歩道30分ほどを2回
家の前で足踏み玄関の外のざらついた床数分

**光沢が消えたかどうかは、光にかざして見れば分かります。**かかととつま先の付け根の光沢が消えていれば、雨の日に下ろしても大丈夫です。紙やすりで底をこすると早く光沢が消えますが、削りすぎると溝が浅くなるので、歩いてならすほうが確実です。

長靴やレインシューズなのに滑る

雨の日のために用意した長靴が、駅の床で滑る。これはよくある行き違いです。長靴は水を通さないための靴で、滑らないための靴とは限りません。

長靴の底濡れた地面で向いている日
硬い樹脂、溝が浅い滑りやすい土や砂利の道を歩く日
硬い樹脂、溝が深い普通外を長く歩く日
柔らかいゴム、溝が深い滑りにくい駅や建物の中を通る日
柔らかいゴム、溝が浅い普通外を短く歩く日

**雨の日の靴は、水を通さないかと、滑らないかを、別々に確かめてください。**水を通さない長靴でも、底が硬く溝が浅ければ、つるつるの床では普通の靴より滑ることがあります。通勤で長靴を使うときの丈や履き替えの考え方はレインブーツコーデ 通勤にまとめてあります。

スニーカーなら滑らない、とは限らない

雨の日はスニーカーにすれば安心、と考えている人は多いはずです。たしかに多くのスニーカーはゴムの底ですが、底の作りによっては、濡れた床でかなり滑ります。

スニーカーの底濡れたタイルで見分け方
細かい溝が全体に入った柔らかいゴム滑りにくい爪で押すとへこむ
平らで模様の浅いゴム滑りやすい横から見て底がほぼ平ら
厚くて硬い樹脂の底滑りやすい軽く、叩くと硬い音
布や革を貼った底とても滑りやすい底に布目や革が見える

**底の平らな、模様の浅いスニーカーは、見た目がすっきりしている分、雨の日には向きません。**きれいめに見えるよう底の模様を控えたものや、底を厚くして軽くしたものは、雨の日の駅の床で滑りやすい側に入ります。

スニーカーも、ほかの靴と同じように裏返して確かめてください。溝の深さ、底の柔らかさ、地面に触れる面の広さの3つは、靴の種類を問わず同じ物差しで見られます。

秋の雨は、落ち葉と雨上がりの面が加わる

秋の雨の日は、夏の雨にはない滑りやすい面が増えます。

秋に増える面滑りやすくなる理由避け方
濡れた落ち葉葉の表面と、葉の下にたまった水葉の重なった場所を踏まない
落ち葉の下の溝のふた金属の上に葉が乗っている道の端を歩かない
雨上がりの石畳表面が乾き切らず、ぬめりが残る目地の上に足を置く
日陰の階段乾くのが遅い手すりの側を歩く

**濡れた落ち葉は、雨が止んだあとも半日以上滑りやすいままです。**とくに、葉が何枚も重なっている場所は、上の葉が下の葉の上を滑るので、溝の深い靴でも止まりにくくなります。秋の雨上がりの朝は、街路樹の下を歩くときに、葉のない場所を選んで足を置いてください。

日陰の階段や、建物の北側の歩道は、晴れても乾くのが遅く、雨上がりの翌朝まで濡れていることがあります。雨が止んだ日の朝も、雨の日と同じ靴で出るほうが外しません。

駅と建物の入口|濡れた靴で、乾いた床に入る瞬間

雨の日にいちばん滑りやすいのは、外の濡れた地面から、屋内のつるつるの床に入る瞬間です。靴底についた水が、乾いた床の上に薄い膜を作ります。

場面起きることその場での対策
駅の改札の前人の靴で床全体が濡れている歩幅を小さくする
建物の入口のマットマットの先で急に床がつるつるになるマットの上で靴底をふく
地下へ下りる階段階段の縁に水がたまる手すりを持つ
店の入口床が磨かれている入ってすぐは小さく歩く

**入口のマットの上で、靴底を前後に2回ずつこすってください。**それだけで、靴底についた水と泥の大部分が落ちて、屋内の床の上で滑りにくくなります。傘をたたんでから入口を通るまでのあいだに、マットの上で一度止まる習慣をつけておくと、入ったあとの数歩が楽になります。

階段と坂道

雨の日の階段と坂道は、平らな道より滑りやすくなります。体の重さが前後にかかるので、底のつかむ力が足りないとすぐに足がずれます。

場所滑りやすい瞬間足の置き方
上り階段つま先を段にかけた瞬間足の裏全体を段に乗せる
下り階段かかとを段の縁に乗せた瞬間段の奥まで足を乗せる
上り坂踏み込んだ瞬間歩幅を小さくする
下り坂かかとから着地した瞬間足の裏全体で着地する

**下り階段では、かかとを段の縁にかけずに、足の裏全体を段の奥まで乗せてください。**段の縁は、靴底のかかとがいちばん引っかかりにくい場所です。駅の階段は人が多く、急いで下りたくなりますが、雨の日は手すりの側を選ぶだけで、足の置き方に気を配る余裕が生まれます。

歩き方で変わること|足の置き方

靴を替えられない日でも、足の置き方を少し変えるだけで、滑る回数は減ります。

歩き方晴れの日雨の日に変えること
歩幅普段どおり半歩ほど小さくする
着地かかとから足の裏全体で置く
踏み出しつま先で蹴る蹴らずに、重さを前に移す
曲がる足をひねって向きを変える小さく何歩かで曲がる

**歩幅を小さくすると、かかとが地面に当たる角度が浅くなり、足の裏全体で着地しやすくなります。**大きな歩幅で歩くと、かかとの角だけで着地するので、すり減った靴や細いヒールでは、そこから滑ります。

曲がり角で足をひねって向きを変えるのも、雨の日に滑りやすい動きです。とくに、つるつるの床の上で急に向きを変えると、靴底が回るように滑ります。曲がるときは、小さく2〜3歩に分けて向きを変えてください。

傘と荷物で両手がふさがる日

雨の日は、片手に傘、もう片方に荷物を持つことが多く、手すりを持てないまま階段を歩くことになります。

持ち物起きること持ち方の工夫
傘と手提げの鞄両手がふさがる鞄を肩に掛けられるものに
傘と子どもの手手すりが持てない階段では傘をたたむ
傘と大きな荷物足元が見えにくい荷物を背負えるものに
長い傘先が地面に当たる持ち手の近くを持つ

**雨の日は、鞄を肩に掛けるか背負える形にして、片手を空けておいてください。**片手が空いていれば、階段で手すりを持てます。足元が滑りやすい日ほど、手で体を支えられることの効き目が大きくなります。

職場できちんとした靴が要る日

職場や改まった用事で、革の底のパンプスや細いヒールの靴が要る日は、雨の日でも履かないわけにいきません。その場合は、行きと中で靴を分けます。

予定行き帰りの靴着いてから
職場で1日過ごす溝のある柔らかい底の靴職場で履き替える
会食や式かかとの太い、底にゴムのある靴そのまま、または会場で替える
面接や打ち合わせ溝のある、きちんと見える平らな靴建物の中で替える
外回り溝のある、きちんと見える靴そのまま

**行きの靴を滑らない靴にして、着いてから履き替えるのが、いちばん確実です。**履き替える靴は、袋に入れて鞄に入れておきます。行きと中で2足に分ける考え方は雨の日の靴 女性|結婚式・法事・面接の日でも、行事ごとに詳しく扱っています。

ブーツの季節に入る前に、底を確かめる

11月に入ると、雨の日にブーツを履く日が増えます。ブーツは筒があるぶん足首まわりが温かく、裾も濡れにくい靴ですが、底の作りは靴によってまちまちです。

ブーツの底雨の日に確かめること
溝の深いゴムの底滑りにくい溝に泥が詰まっていないか
平らな革の底とても滑りやすい雨の日は履かない
細いヒールの底滑りやすいかかとの先のすり減り
厚い樹脂の底滑りやすい爪で押してへこむか

**去年の冬に履いたブーツは、しまう前の雨の日に底がすり減っていることがあります。**出す日を決めたら、履く前の晩に裏返して、溝とかかとの先を確かめてください。去年は滑らなかったブーツでも、1シーズン履いたあとの底は、買ったときとは別物になっています。

ブーツは筒が重いぶん、歩くときに足が前に振り出されやすく、かかとの角で着地しやすくなります。雨の日にブーツを履くときは、普段より半歩小さく歩くと、足の裏全体で着地しやすくなります。

どちらとも取れるとき①|同じ靴で、滑る日と滑らない日がある

同じ靴なのに、ある雨の日は滑らず、別の雨の日には滑った。このときは、靴ではなく、地面と雨の降り方が違っています。

滑った日の様子理由次にすること
降り始めの雨地面の汚れと油が浮いて、膜が厚い降り始めの30分は特に小さく歩く
雨上がり表面にぬめりが残る雨の日と同じ靴で出る
屋内の床を長く歩いたつるつるの床の距離が長い道順で屋内の床を短くする
寒い朝底のゴムが冷えて硬くなる冷えた日は底の柔らかい靴に

降り始めの雨がいちばん滑りやすいことを覚えておいてください。晴れの日に地面にたまった細かい汚れや油が、降り始めの雨で浮き上がり、普段より厚い膜を作ります。しばらく降り続くと汚れが流されて、少し滑りにくくなります。

どちらとも取れるとき②|溝はあるのに滑る

溝は硬貨の厚みより深く残っているのに、それでも滑る。この場合は、溝の形か、底の硬さが原因です。

溝の様子起きること見分け方
溝が細かく浅い模様水を逃がしきれない溝の幅が爪より細い
溝の中に泥や小石が詰まっている溝がふさがっている裏返すと溝が埋まっている
溝はあるが底が硬いつかむ力が足りない爪で押してもへこまない
溝が前後にしか走っていない横方向に滑る曲がるときに滑る

**溝の中に泥が詰まっている靴は、溝がないのと同じです。**雨の日のあとに、靴底の溝を古い歯ブラシでこすって、詰まった泥を落としておいてください。それだけで、次の雨の日の滑り方が変わります。

溝の向きも見ておきます。前後にまっすぐ走る溝だけの底は、まっすぐ歩くときは水を逃がせますが、曲がるときや横にずれるときには水の逃げ道がありません。駅の改札や人混みで向きを変えるたびに滑るなら、溝の向きが原因のことがあります。次に選ぶときは、溝が縦にも横にも走っている底を選んでください。

どちらとも取れるとき③|滑り止めを貼ったのに滑る

滑り止めを貼っても滑るときは、貼った場所か、貼った靴の状態を見直します。

起きていること理由直し方
貼った場所が地面に触れていない底の真ん中に貼ったかかととつま先の付け根に貼り直す
端がめくれている濡れた底に貼った、乾かし足りない底を乾かして貼り直す
滑り止めそのものがすり減った長く使っている新しいものに替える
溝のある底に貼った溝をふさいでいるはがして、溝を活かす

**滑り止めは消耗品です。**毎日の通勤に使っていると、数か月ですり減ってきます。表面の模様が薄くなったら、貼り替えてください。

手持ちの靴を、雨の日に履けるかで分ける

手持ちの靴を一度並べて、雨の日に履ける靴と、晴れの日に回す靴に分けておくと、朝に迷いません。

靴の状態分ける先雨の日に履く条件
溝が深く、底が柔らかい雨の日に履けるなし
溝が深く、底が硬い雨の日に履ける滑り止めを貼る
溝が浅く、底が柔らかい雨の日は外を短く歩く日だけ駅を通らない日
溝が浅く、底が硬い晴れの日に回す底を直してから
細いヒール晴れの日に回す履き替える前提で
革の底晴れの日に回す滑り止めを貼れば短い距離なら

**雨の日に履ける靴が1足しかないなら、それが雨の日の土台の1足です。**秋の長雨の時期は、その1足が乾く前に次の雨が来ることもあるので、できれば2足用意しておくと、交互に乾かせます。

買い替えるなら|売り場で確かめる3か所

雨の日の靴を新しく選ぶときは、売り場で靴を裏返して、次の3か所を確かめます。

確かめる場所確かめ方こうなら選ぶ
溝の深さ爪の先を溝に入れる爪の先がしっかり引っかかる
底の柔らかさ底の真ん中を爪で押す少しへこんで戻る
地面に触れる面横から見て、底が平らかかかとからつま先まで地面に沿う

**3か所のうち、1つでも当てはまらないなら、雨の日の靴としては別の1足を探してください。**見た目が気に入っても、雨の日に履けない靴は、秋の長雨の時期に出番がなくなります。

試し履きのときは、売り場の床の上で、小さく向きを変えてみてください。底がよく地面をつかむ靴は、向きを変えたときにかかとがぶれません。

前の晩にやること

雨の予報が出ている日の前の晩に、次の3つをしておくと、朝に慌てずに済みます。

やること時間効き目
翌日の靴を裏返して溝を見る30秒すり減りに朝ではなく前の晩に気づける
溝に詰まった泥を落とす1分溝が水を逃がせるようになる
履き替える靴を袋に入れる1分職場で履き替えられる

**前の晩に溝を見ておけば、すり減った靴で雨の日に出ることがなくなります。**朝に気づいても、ほかの靴を探す時間がないことが多いからです。翌日の道順も一緒に思い浮かべて、駅の通路や階段、横断歩道など、足を置く場所に気をつける区間を確かめておくと、雨の日の道のりが落ち着いて歩けます。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 雨の日に靴が滑るのはなぜですか
靴底と地面のあいだに水の薄い膜ができて、底が地面をつかめなくなるからです。底に溝があれば水が溝に逃げますが、溝がすり減って平らになっていると、水の膜の上に乗ったままになります。底が硬い素材の場合も、地面の細かい凹凸に沈み込まないので滑りやすくなります。まず靴底を裏返して、溝の深さと、底を爪で押したときのへこみ方を確かめてください。
Q. 滑りにくい靴底かどうかは、どうやって見分けますか
3つを見ます。溝の深さが硬貨の厚み(約1.5mm)より深いか。底を爪で押したとき、少しへこむ柔らかさがあるか。かかとからつま先まで、地面に触れる面が途切れずに広いか。この3つがそろっている靴は、雨の日でも滑りにくい側です。売り場では、靴を裏返して、この3か所を順に確かめてください。
Q. お気に入りの靴が雨の日に滑ります。滑り止めを貼っても大丈夫ですか
底が平らで、靴底の形に沿って貼れる面があれば貼れます。貼る前に、底の汚れと油分を落として、よく乾かしてください。かかととつま先の、地面に最初と最後に触れる場所に貼ると効き目が出やすくなります。底の溝が深い靴に貼ると、溝をふさいでかえって水が逃げなくなるので、溝のある靴には貼らないでください。
Q. 長靴を履いているのに滑ります
長靴は水を通さないための靴で、滑らないための靴とは限りません。底が硬い樹脂でできているものや、溝の浅いものは、濡れたタイルの上では普通の靴より滑ることがあります。長靴を選ぶときは、水を通さないかと一緒に、底の溝の深さと柔らかさを確かめてください。手持ちの長靴が滑るなら、駅や建物の中の、つるつるの床を歩く距離が短い日に回します。

— メグラシ編集部

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雨の日に靴の中が濡れる|つま先・かかと・履き口、染みた場所で直す

雨の日、職場や家に着いて靴を脱いだら、靴下が濡れていた。靴の中に水が入る入口は、表の素材、甲と底のつなぎ目、底のひび、かかとの後ろ、履き口の上の5つで、靴下のどこが濡れているかを見れば入口が分かります。帰ってすぐ靴下で入口を当てる方法、入口ごとに靴・裾・歩き方・靴下で直す手順、雨の強さと歩く分数でどこまで防げばいいかの目安、秋の冷たい雨と落ち葉の日の注意、出先でできる手当て、翌朝までに乾かす方法、防水のはずの靴が濡れたときの見分け方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分
レインコートの選び方|ポンチョか袖ありかは、両手と荷物の位置で選ぶ

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レインコートの選び方|ポンチョか袖ありかは、両手と荷物の位置で選ぶ

レインコートを選ぶとき、生地や丈より先に決めたいのが形です。袖のあるコート型、すっぽりかぶるポンチョ型、腕を出せるケープ型、上下に分かれる型。どれが合うかは、雨の日に両手を空けたいか、荷物を肩に掛けるのか背負うのか、傘の外に何分いるかの3つでほぼ決まります。3つを書き出す手順、荷物の位置ごとに合う形、背中と身幅のゆとりの測り方、袖口・前の閉じ方・丈・フードの選び方、電車や建物に入ったあとの扱い、秋冬の上着の上から着るときの注意、どちらとも取れるときの決め方まで、雨の日の1日の動きから形を選べるようにまとめました。

メグラシ編集部/読了 20分
冬の雨の日の服装|10度以下の冷たい雨は、上着の表地と足首で選ぶ

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冬の雨の日の服装|10度以下の冷たい雨は、上着の表地と足首で選ぶ

気温が10度を下回る日の雨は、濡れることより、濡れたあとに冷えることのほうがつらくなります。服を選ぶ順番は2つ。手持ちの上着の表地が水をはじくかを先に確かめ、はじかないなら撥水の1枚を外に重ねる。次に、足首と甲を覆う靴と靴下を決める。雨の中を歩く時間で分ける3つの組み方、ウールのコートとダウンで出る日の扱い、上着の丈と傘の関係、中の重ね方、パンツとスカート、靴下、屋内に入ったときの始末、みぞれの日、どちらとも取れるときの決め方まで、手持ちの服を確かめながら答えが出る形にまとめました。

メグラシ編集部/読了 13分
50代のコート選び|秋冬の1着は、下の丈と脱いで持つ回数で選ぶ

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50代のコート選び|秋冬の1着は、下の丈と脱いで持つ回数で選ぶ

50代のコートは、流行の形より先に、手持ちのスカートやワンピースの丈と、1日にコートを脱いで手に持つ回数で選ぶと、着ない1着になりにくくなります。コートの裾は、いちばん長い下の裾より5cm以上長いか、10cm以上短いかのどちらかに。脱ぐ回数が1日5回を超えるなら、重さとたたみやすさを優先します。手持ちの下の丈の測り方、脱ぐ回数の数え方、重さの量り方、移動の手段で変わる丈と前の留め方、襟と袖、色の数、試着で確かめること、2着目の足し方、どちらとも取れるときの決め方まで。

メグラシ編集部/読了 20分

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