メグラシ
着こなす

小学校受験の母親の服装は、説明会・考査・面接で分けて決める|紺の濃さ・丈・靴の高さを寸法で

メグラシ編集部//読了 10分
秋の朝の静かな廊下に、やわらかな光が差し込んでいる様子

何を着るかを一度に決めようとすると、迷います。学校へ足を運ぶ機会は1回ではなく、それぞれ求められる条件が違うからです。

説明会、願書の提出、考査の日、面接。この4つは、座っている時間も、自分が動くかどうかも、人と向き合う時間があるかどうかも違います。 分けて決めると、1つずつは簡単になります。

結論:分けるのは3つの条件

場面を分ける基準はこの3つです。

  1. 座っている時間が1時間を超えるか
  2. 自分が動くか、立っているだけか
  3. 正面から向き合う時間があるか

この3つが決まれば、上着の丈と靴の高さが決まります。色と全体の方向は4つの場面で共通なので、毎回変えるのは2か所だけです。

📋 場面別の早見表

場面座る時間動くか向き合うか優先すること
説明会長い少し歩くない座ってしわが寄らない
願書の提出短い立って待つ短くある立ち姿の縦の線
考査の日とても長い待つだけない1時間座っても崩れない
面接中くらい立ち座りがあるある座って膝が出ない丈

この表は答えではなく、その日にどちらを優先するかを1つに決めるための道具です。

先に決まる2つ|紺の濃さと、座ったときの膝

場面が違っても変わらないものが2つあります。ここを先に決めてください。

紺の濃さ

明るい窓のそばで布を広げ、黒い布と並べます。

  • 並べても区別がつかない … 濃すぎます。重く見えます
  • はっきり青が出る … 明るすぎます。場面によって浮きます
  • 差が分かる程度 … この範囲に収めます

もう1つ見るのは光の返り方です。布の表面が光を強く返すと、室内の照明の下でそこだけ明るくなります。光を吸う面のほうが、どの場面でも落ち着きます。

座ったときの膝

椅子に座って、膝が出るかどうかを見ます。立ったときの丈ではなく、座ったときの位置で判断してください。

立って膝が隠れていても、座ると布が上へ動きます。動く量は素材によって3センチから8センチほど違うので、必ず座って確かめます。

座って膝の皿が隠れていれば、どの場面でも足ります。

確かめる姿勢にも決まった形があります。浅く腰かけて背中を伸ばし、足をそろえて前に出す。この姿勢で見てください。深く座ると布が余って膝が隠れるので、実際より長く見えます。

もう1つ、15分座ってから立ってください。立った直後に太ももとお腹のあたりに横の線が残るなら、その1枚は長い待機のある日には向きません。線が残るかどうかは、素材によって決まります。 同じ形でも布が違えば結果が変わるので、1枚ずつ確かめる必要があります。

上着の丈は、座る時間で決める

座っている時間が長い場面ほど、丈は短いほうが崩れません。

  • 座る時間が長い … お尻の上で止まる丈。布が折れる場所が減ります
  • 立っている時間が長い … お尻が隠れる丈。縦の線が続きます
  • 立ち座りがある … その中間。座ったときに裾が椅子に乗らない長さ

裾が椅子の座面に乗ると、立ったときに横の線が残ります。 面接のように立ち座りがある場面では、ここを先に確かめてください。座った状態で裾を持ち上げて座り直すという一手でも防げますが、動作が1つ増えます。

靴は高さと、音の2つで選ぶ

高さは3センチから5センチに収めます。

理由は2つあります。学校の中は移動が長く、階段があります。5センチを超えると歩幅が狭くなり、階段で音が出ます。3センチを下回ると全体の縦の線が途切れます。

音は、かかとの接地面の広さで変わります。同じ高さでも、接地面が広いほうが小さく済みます。 床が硬い場所では差がはっきり出るので、買うときに硬い床の上で数歩歩いてみてください。

屋内で履き替える場合は、履き替えたあとの高さで全体を判断します。外で履いていたものの高さで丈を決めると、中で合わなくなります。

鞄は、床で自立するかどうか

座って待つ時間が長い場面では、鞄を床に置きます。

置いたときに自分で立つかどうかが、そのまま選ぶ基準になります。倒れる形だと、待っているあいだ気になり続けます。

大きさは、書類が折らずに入るところまでで足ります。それ以上大きいと、椅子の横に置いたときに通路へ出ます。

中身が見えないように上が閉じるものを選ぶと、床に置いても落ち着きます。

秋から冬にかけて、羽織るものをどうするか

学校を回る時期は、朝と昼の気温差が大きくなります。屋外で待つ時間と、暖房の入った室内での時間が1日の中に両方あります。

羽織るものを選ぶ基準は2つです。

  • 脱いだあとに畳んで膝に置けるか … 厚みがあると膝の上で山になります
  • 上着の上から着たときに肩が動くか … 動かないと座り直せません

厚いものを1枚着るより、薄いものを重ねるほうが調整が効きます。室内に入ってから脱ぐ枚数を1枚にしておくと、席に着くまでの動作が減ります。

畳んだものを置く場所も先に決めておきます。膝の上か、椅子の背か、鞄の上か。決めていないと、入ってから探すことになります。膝の上に置く場合は、その厚みのぶん膝が隠れるので、丈の判定が少し緩くなります。

足元は、屋外で待つ時間が30分を超える日だけ厚みのあるものに替えてください。室内は暖房が入るので、厚すぎると中で困ります。

当日の持ちものは4つ

服が決まったあとに、当日の手数を減らす持ちものがあります。

  1. 履き替えるもの(指定がある場合は指定のもの)
  2. (履いてきたものを入れる。自立するもの)
  3. 小さなタオル(雨の日や、長く座ったあとに使います)
  4. 髪を留めるもの(下を向く場面で髪が落ちてくる場合)

髪は、下を向いたときに顔の前へ落ちてくるかどうかで判断してください。落ちてくるなら、耳より後ろで留めます。落ちてこないなら、そのままで足ります。

よくある行き違い

「濃い色なら間違いない」と言われがちですが、濃さには上限があります。 黒と見分けがつかないところまで濃くすると、場面によっては重く見えます。差が分かる程度が、いちばん場面を選びません。

「上下がそろっていないといけない」という言い方も、途中までしか当たりません。 そろえると迷いが減るのは確かですが、上下の濃さがわずかに違うほうが落ち着いて見えることもあります。見るのは色の名前ではなく、明るい場所で並べたときの差のほうです。 差が分かるほど違うなら別の組み合わせにし、並べて差が分からないならそろっていると考えて構いません。

「立って鏡を見れば分かる」というのも、当日に困る決め方です。 当日いちばん長いのは座っている時間です。立ち姿だけで決めると、座ったときに丈が上がることや、しわが寄ることに気づけません。必ず15分座ってから立って確かめてください。

どちらとも取れるとき①|説明会と面接が同じ日にある

1日のうちに両方がある場合は、座る時間の長いほうに合わせてください。

丈は説明会側(短め)に寄せ、靴だけ面接側の条件に合わせます。逆にすると、長い待機のあいだに崩れた状態で面接に入ることになります。

上着を1枚持って、面接の直前に羽織る形にすると、両方を満たせます。持ち歩くぶん手は増えますが、崩れる時間を短くできます。

どちらとも取れるとき②|学校によって雰囲気が違う

複数の学校を回ると、場の雰囲気が違うことに気づきます。ただし、ここで合わせるのは色や形ではありません。

合わせるのは布の光の返り方と、小物の数です。落ち着いた場では、光を返す面を減らし、身に着けるものの数を減らします。数は、目に入る光る点を2つまでに収めると、どの場でも落ち着きます。

色や丈まで学校ごとに変えようとすると、枚数が増えて決めきれなくなります。変えるのは2か所までと決めておくと、回る学校が増えても迷いません。

装いに活かすなら

4つの場面のうち、自分が最初に行くものから決めてください。全部をまとめて決める必要はありません。

1回目を終えると、座っている時間の長さも、歩く距離も実感で分かります。2回目からは、その実感で丈と靴だけを入れ替えれば足ります。

関連記事

— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 説明会と面接で、服装を変える必要はありますか
変わるのは上着の丈と靴の高さです。説明会は座っている時間が長く、立ち歩く場面もあるので、座ってもしわが寄りにくい丈と、階段で音が出にくい高さを選びます。面接は正面から向き合う時間があるので、座ったときに膝が出ない丈と、立ち座りで乱れない形を優先します。色や全体の方向は同じで構いません。すべてを変えるのではなく、丈と靴の2か所だけを場面で入れ替えると考えてください。
Q. 紺はどのくらいの濃さがよいですか
明るい場所で見たときに、黒との差が分かる程度の濃さが標準です。窓のそばで布を広げて、黒い布と並べてください。並べて区別がつかないほど濃いと重く見え、はっきり青が出ると軽く見えます。そのあいだに収まる濃さが、どの場面でも使えます。もう1つ見るのは光の返り方で、布の表面が光を強く返すと、写真でも室内でも浮きます。光を吸う面のほうが場面を選びません。
Q. 靴はどのくらいの高さがよいですか
3センチから5センチのあいだに収めてください。理由は歩く距離と音の2つです。学校の中は移動が長く、階段もあります。高さがこの範囲を超えると歩幅が狭くなり、階段で音が出ます。低すぎると全体の縦の線が途切れます。かかとの接地面が広いものを選ぶと、同じ高さでも音が小さくなります。屋内で履き替える場合は、履き替えたあとの高さで判断してください。
Q. 考査のあいだ待っている時間は、何を基準に選べばいいですか
座っている時間の長さです。待機の時間は1時間を超えることがあり、そのあいだずっと座っています。座ってしわが寄る素材だと、立ったときに横の線が残ります。確かめ方は簡単で、自宅の椅子に15分座ってから立ち、太ももとお腹のあたりに線が残るかを見てください。残るなら別の1枚にします。もう1つ、膝掛けや上着を膝に置く場面があるので、膝の上が平らに収まる丈を選んでおくと落ち着きます。

— メグラシ編集部

Next Read·次に読みたい3記事
秋の斜めの光が入る玄関先で、甲を覆う靴と薄手の足まわりのものを並べて確かめている様子Pick

着こなす

七五三の母親の服装は足元から決める|ストッキングの色・ヒールの高さ・参道の砂利で変わる選び方

七五三の母親の服装で、上半身より先に決まるのが足元です。参道が玉砂利か石畳か、社殿に上がるか、脱ぎ履きが何回あるか。この3つでヒールの形と高さ、ストッキングの色、靴の甲の作りが決まります。11月の境内で立つ時間から逆算する考え方と、当日に足が痛くならないための確かめ方をまとめました。神社と家ごとの決まりに差がある点も添えています。

続きを読む
面接に向けて、襟のあるトップスときれいめのパンツを合わせている様子

着こなす

パートの面接は襟のあるトップスと膝が隠れる丈で通る|働く場所を一段だけきれいにする

パートの面接の服装は、その職場で実際に働いている人の格好を一段だけきれいにした形が基準になります。売り場・事務・調理・軽作業では、この一段の上げ方が違います。私服でお越しくださいと書かれた日に何をどこまで上げるか、袖丈と素肌の見せ方、暑い時期と涼しくなってからの切り替え、面接で座っている時間が15分か30分かで変わる部分まで、判断の順番でまとめました。

続きを読む

For Fun

性格は、 服に出てる?

ファッション嗜好と性格を組み合わせた16タイプ診断。軽やかに自分の傾向を知る入口として。

16タイプ診断を受ける

無料 / 数分で完了 / airClosetサイト

あわせて読みたい

七五三の母親の服装は足元から決める|ストッキングの色・ヒールの高さ・参道の砂利で変わる選び方

着こなす

七五三の母親の服装は足元から決める|ストッキングの色・ヒールの高さ・参道の砂利で変わる選び方

七五三の母親の服装で、上半身より先に決まるのが足元です。参道が玉砂利か石畳か、社殿に上がるか、脱ぎ履きが何回あるか。この3つでヒールの形と高さ、ストッキングの色、靴の甲の作りが決まります。11月の境内で立つ時間から逆算する考え方と、当日に足が痛くならないための確かめ方をまとめました。神社と家ごとの決まりに差がある点も添えています。

メグラシ編集部読了 8分
パートの面接は襟のあるトップスと膝が隠れる丈で通る|働く場所を一段だけきれいにする

着こなす

パートの面接は襟のあるトップスと膝が隠れる丈で通る|働く場所を一段だけきれいにする

パートの面接の服装は、その職場で実際に働いている人の格好を一段だけきれいにした形が基準になります。売り場・事務・調理・軽作業では、この一段の上げ方が違います。私服でお越しくださいと書かれた日に何をどこまで上げるか、袖丈と素肌の見せ方、暑い時期と涼しくなってからの切り替え、面接で座っている時間が15分か30分かで変わる部分まで、判断の順番でまとめました。

メグラシ編集部読了 12分
夏の顔合わせ、50代の母親の服装|両家の格をそろえる側に立つ日

着こなす

夏の顔合わせ、50代の母親の服装|両家の格をそろえる側に立つ日

夏の顔合わせに出る50代の母親の服装を、判断の基準から決めます。母親の役目は自分の装いを整えることより、両家の差を消すこと。事前に聞いておく3つ、場所で決まる格、差が出たときにどちらが動くか、7〜8月の袖丈と冷房差と移動の実務まで。写真を探す前に決まることを先に並べました。

メグラシ編集部読了 12分
50代の卒業式の母親の服装|手持ちの一式が今も使えるかの見分け方

着こなす

50代の卒業式の母親の服装|手持ちの一式が今も使えるかの見分け方

50代で卒業式に出る母親の服装を、買い替えの前に手持ちを開くところから判定します。しまってあった一式の年式が出る4か所、黒の褪色の測り方、顔まわりに要る光の量、買い足すなら1点だけどれか。式の格や学校段階ではなく、手元の服が今日の式に立てるかどうかを、自分で確かめられる形にしました。

メグラシ編集部読了 12分
大学の入学式の母親の服装|40代・50代の決め方

着こなす

大学の入学式の母親の服装|40代・50代の決め方

大学の入学式に出る母親の服装を、迷いやすいところだけはっきり答えます。パンツは可か、黒は可か、コサージュは要るか、鞄の大きさ、ヒールの高さ、羽織りの要不要。小中高の式との違いと、40代・50代で変わる立ち位置もまとめました。

メグラシ編集部読了 7分
ライブの服装 40代|公演の前後に入る予定の数で、着替えるか1着で通すかが決まる

着こなす

ライブの服装 40代|公演の前後に入る予定の数で、着替えるか1着で通すかが決まる

40代でライブに行く日の服装を、その場で決められる形にまとめました。分かれ目は年代ではなく、公演の前後に別の予定がいくつ入るかです。0個なら1着で通し、1個なら上だけ替え、2個以上なら着替えを持つ。昼公演と夜公演で変わるところ、物販の列に並ぶ時間、終演後に食事をする日の組み方、秋の公演で起きる行きと帰りの気温差まで、当日を待たずに決められる形にしています。

メグラシ編集部読了 9分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込