お宮参りの母親の服装 秋|七五三と重なる時期の神社で

**あなたのお宮参りの日は、七五三の時期と重なっていますか。**10月下旬から11月の週末なら、境内は晴れ着の家族でいっぱいになります。秋のお宮参りの服装は、この混み具合で決まります。
赤ちゃんが生まれてひと月ほどで迎えるお宮参りは、夏の終わりから秋に生まれた子なら、10月か11月になります。この時期の神社は、七五三の家族が多く訪れます。**受付の列が延び、撮影の場所は順番待ちになり、境内にいる時間が長くなります。**そして写真の背景は、赤や金の晴れ着で華やかに埋まります。
この記事は、七五三と重なる秋の境内で、母親が何を着ればいいかを、日にちの混み具合・境内にいる時間・誰が赤ちゃんを抱くかの3つで決めます。冬のお宮参りは冬のお宮参りのママの服装に、祝い着とワンピースの重なり方はお宮参りのワンピース おしゃれにまとめてあります。
結論:前が開く1枚に、脱ぎ着できる羽織りを1枚
秋のお宮参りの母親の服は、次の組み方が基本です。
| 場所 | 選ぶもの | 理由 |
|---|---|---|
| 本体 | 前が開くワンピースか、上下が分かれたセットアップ | 授乳室で慌てずに済む |
| 丈 | 膝が隠れる長さ | 社殿に上がる・座る・しゃがむ |
| 羽織り | 10月は薄手のカーディガン、11月はジャケットか膝上丈のコート | 朝夕の冷えと、日中の暖かさの両方に |
| 色 | くすんだ中間の明るさ | 晴れ着の背景に沈まず、目立ちすぎない |
| 足元 | かかとの低い、太めのかかとの靴 | 砂利と石段、人混みで長く立つ |
| 鞄 | 両手が空く肩掛けか、サブバッグ | 赤ちゃんを抱いたまま受付をする |
秋のお宮参りで調整するのは、羽織りの1枚だけだと考えてください。本体は10月も11月も同じもので構いません。
本体を先に決めておく理由は、産後ひと月の時期に服を何着も試す余裕がないからです。前が開く1枚を決めてしまえば、あとは前日の夜に天気予報を見て、カーディガンかジャケットかコートを選ぶだけになります。羽織りは手持ちの中から、本体の色と並べて違和感のないものを2つほど候補にしておくと、当日の朝に迷いません。
10月・11月のお宮参りで起きること
この時期のお宮参りは、ほかの季節と違う事情があります。
| 起きること | よくある時期 | 母親の服で気をつけること |
|---|---|---|
| 受付の列が延びる | 10月下旬〜11月の土日祝 | 立って待つ時間が長い。靴を歩きやすいものに |
| 撮影の場所が順番待ち | 同じ | 待つあいだに体が冷える。羽織りを手元に |
| 祈祷が合同になる | 同じ | 社殿の中で座る時間が長い。膝が隠れる丈 |
| 写真の背景が晴れ着で埋まる | 同じ | 背景に沈まない明るさの色 |
| 駐車場が満車になる | 同じ | 車で休めない。授乳室の場所を確かめる |
| 朝と昼の気温差が大きい | 10月全体 | 脱ぎ着できる羽織り |
| 日が短い | 11月 | 午後3時を過ぎると冷える |
| 紅葉の時期で参拝客も多い | 11月中旬以降 | 境内の移動に時間がかかる |
いちばん大きいのは、境内にいる時間が延びることです。平日なら1時間で済むお宮参りが、七五三の多い週末には1時間半から2時間になることがあります。
境内にいる時間が延びると、服で困ることが3つ増えます。1つ目は、待っているあいだに体が冷えること。2つ目は、授乳の時間がお宮参りの途中に来ること。3つ目は、長く立っているうちに足が疲れることです。どれも、羽織り・前が開く服・かかとの低い靴という3つの選び方で、前もって備えられます。
先に確かめる①|日にちが七五三の混む日と重なるか
お宮参りの日にちは、赤ちゃんの生まれた日から数えて決めることが多いですが、前後に動かす家族もたくさんいます。混み具合は、曜日と時期でおおよそ分かります。
| 日にち | 混み具合 | 受付の待ち時間の目安 | 境内にいる時間 |
|---|---|---|---|
| 10月上旬の平日 | 空いている | 5〜10分 | 1時間前後 |
| 10月上旬の土日 | やや混む | 10〜20分 | 1時間前後 |
| 10月下旬の土日祝 | 混む | 20〜40分 | 1時間半前後 |
| 11月上旬〜中旬の土日祝 | とても混む | 30〜60分 | 1時間半〜2時間 |
| 11月15日の前後 | とても混む | 30〜60分 | 2時間前後 |
| 11月下旬の土日 | 混む | 20〜30分 | 1時間半前後 |
| 11月の平日 | やや混む | 10〜20分 | 1時間前後 |
神社によって混み方は大きく違います。予約ができる神社なら、祈祷の時間を予約しておくと、待ち時間がかなり短くなります。予約がない神社なら、朝いちばんの受付開始の時刻に着くようにしてください。
赤ちゃんの生まれた日から数えた日にちが、ちょうど11月の連休に当たることもあります。この場合、日にちを前後に1〜2週間ずらしても、お祝いの意味が変わることはありません。家族の予定と赤ちゃんの体調を優先して、混雑の少ない日を選ぶ家族も増えています。
先に確かめる②|家を出る時刻と、境内にいる時間
服の厚さは、境内にいる合計の時間と、その時間帯で決めます。
| 境内にいる時間帯 | 合計の時間 | 羽織り | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 朝9〜10時台 | 1時間以内 | 10月は薄手、11月は中厚 | 朝の冷えが残る |
| 朝9〜10時台 | 1時間半以上 | 10月も中厚まで用意 | 待つあいだに冷える |
| 昼11〜13時台 | 1時間以内 | 10月はなしでも、11月は薄手 | いちばん暖かい |
| 昼11〜13時台 | 1時間半以上 | 薄手を手元に | 日陰の待合は冷える |
| 午後14〜15時台 | 1時間以内 | 薄手〜中厚 | 日が傾くと冷える |
| 午後15時以降 | 何分でも | 中厚 | 11月は日が早く落ちる |
先に確かめる③|誰が赤ちゃんを抱くか
お宮参りでは、昔から父方の祖母が赤ちゃんを抱く地域がありますが、今は母親や父親が抱くことも多いです。誰が抱くかで、母親の服で気をつける場所が変わります。
| 抱く人 | 母親の役 | 母親の服で気をつけること |
|---|---|---|
| 母親が抱く | 写真の中心 | 祝い着の紐が肩に掛かる。肩の飾りは控えめに |
| 父親が抱く | 隣に立つ | 父親と並んだときの色 |
| 祖母が抱く | 隣に立つ・荷物を持つ | 祖母の装いより格が上回らない |
| 途中で替わる | 両方 | 抱いても抱かなくても成り立つ形 |
**母親が抱く場合は、祝い着の紐が肩から背中に掛かります。**肩に大きな飾りやパフスリーブがあると、紐で潰れます。祝い着と服の重なり方はお宮参りのワンピース おしゃれに詳しく書いてあります。
途中で抱く人が替わる日は、母親の服は抱いても抱かなくても成り立つ形にしておきます。祝い着を掛けたときに隠れる胸元から膝までは控えめにし、掛けていないときに見える襟元と袖口に、少しだけ明るさや飾りを置く。こうしておくと、抱いている写真でも、隣に立っている写真でも、母親の装いが整って見えます。
10月と11月で違う気温
10月と11月では、同じお宮参りでも羽織りが変わります。
| 時期 | 朝の気温 | 昼の気温 | 羽織り |
|---|---|---|---|
| 10月上旬 | 16〜20度 | 22〜26度 | 薄手のカーディガン |
| 10月中旬 | 14〜17度 | 20〜23度 | 薄手のカーディガンかジャケット |
| 10月下旬 | 12〜15度 | 18〜21度 | ジャケット |
| 11月上旬 | 10〜13度 | 17〜20度 | ジャケット、朝はストールを足す |
| 11月中旬 | 8〜11度 | 15〜18度 | ジャケットか膝上丈のコート |
| 11月下旬 | 5〜9度 | 12〜15度 | コート |
数字は地域によって変わります。前日の夜に、当日の朝の最低気温を確かめてから、羽織りを決めてください。12月以降の寒い時期の考え方は冬のお宮参りのママの服装にあります。
10月は、昼の暖かさに合わせると朝が寒く、朝の寒さに合わせると昼に汗ばむ月です。羽織りを着たり脱いだりする前提で、本体は秋の薄手の生地にしておくと、どちらの時間にも合わせやすくなります。11月は反対に、昼でも日陰に入ると肌寒いので、羽織りを脱ぐのは祈祷と撮影のときだけにすると楽です。
服の形|授乳と抱っこで選ぶ
赤ちゃんはひと月ほどで、授乳の間隔が短い時期です。境内にいる時間が延びるほど、授乳の回数も増えます。
| 服の形 | 授乳 | 抱っこ | 秋のお宮参り |
|---|---|---|---|
| 前開きのワンピース | 前のボタンで開けられる | 抱きやすい | 向いている |
| 上下が分かれたセットアップ | 上を裾から上げられる | 抱きやすい | 向いている |
| 授乳口のあるワンピース | 開けやすい | 抱きやすい | 向いている |
| 前の開かないワンピース | 授乳しにくい | 抱きやすい | 授乳が少ない日なら可 |
| ジャケットとスカートのスーツ | 中のブラウスで | 肩が突っ張ることがある | 祖父母が正装の日に |
| 着物 | 授乳しにくい | 祝い着を掛けにくい | 着物の記事を参照 |
着物で行く場合の判断はお宮参りに母親が着物を着るかに、スーツの場合はお宮参りのママのスーツにまとめてあります。
色|晴れ着の中で沈まず、目立ちすぎない
秋の境内は、七五三の晴れ着で華やかになります。母親の服の色は、この背景の中で考えます。
| 母親の服の色 | 晴れ着の背景で | 赤ちゃんの祝い着との関係 | 秋のお宮参り |
|---|---|---|---|
| 黒 | 輪郭が沈む | 祝い着が浮く | 避けたい |
| 濃紺 | やや沈む | 祝い着が引き立つ | 羽織りを明るくすれば可 |
| くすんだ水色 | 沈まない | 祝い着とぶつからない | 向いている |
| ベージュ・生成り | 沈まない | 白い祝い着と溶けることがある | 羽織りを一段濃くすれば向く |
| 灰みのピンク | 沈まない | 赤い祝い着と近いことがある | 祝い着の色を見て |
| くすんだ緑 | 沈まない | どの祝い着ともぶつかりにくい | 向いている |
| 明るい灰 | 沈まない | 祝い着とぶつからない | 向いている |
| 鮮やかな赤や黄 | 晴れ着と競う | 祝い着より目立つ | 避けたい |
中間の明るさのくすんだ色が、秋の境内でいちばん扱いやすい色です。紅葉が始まった境内では、くすんだ緑や水色が背景の赤や橙からほどよく離れて、写真で母親の輪郭がはっきりします。
色の明るさは、手持ちの服を白い紙と黒い紙のあいだに置くと見当がつきます。白い紙に近ければ明るい色、黒い紙に近ければ暗い色、どちらからも離れていれば中間の明るさです。中間の明るさの服は、晴れ着の赤や金の中でも、赤ちゃんの白い祝い着の隣でも、境目がはっきり出ます。
素材|秋の生地と、祝い着の紐
秋の生地は、季節感と、祝い着の紐が滑らないかで選びます。
| 素材 | 見え方 | 祝い着の紐 | 秋のお宮参り |
|---|---|---|---|
| 綿や麻の薄手 | 夏の名残に見える | 止まりやすい | 10月上旬まで |
| ポリエステルのなめらかな生地 | 落ち着いて見える | 滑りやすい | 抱く人なら紐の位置を確認 |
| 薄手のウール | 秋らしい | 止まりやすい | 向いている |
| 起毛やツイード | 温かく見える | 止まりやすい | 11月に向いている。赤ちゃんの肌に触れる面に注意 |
| ニットのワンピース | 柔らかい | 止まりやすい | 向いている。毛羽が祝い着に付かないか確認 |
| 光沢の強い生地 | 写真で光る | 滑りやすい | 避けたい |
母親が抱く日は、祝い着の紐が肩で滑らない生地を選びます。なめらかな生地だと、参道を歩くうちに紐がずれて、祝い着が傾きます。
手持ちの服で紐が滑るかどうかは、家で確かめられます。服を着て、細めの紐かリボンを片方の肩から反対側の脇へ斜めに掛け、その場で20歩ほど歩いてみてください。紐が肩の端まで動いてしまうなら、当日は羽織りのカーディガンやジャケットを上に着て、その上から祝い着を掛けると止まりやすくなります。
羽織り|前が開き、片手で脱げるもの
秋のお宮参りの羽織りは、片手で脱ぎ着できるものが向いています。赤ちゃんを抱いていると、両手で脱ぐことができないからです。
| 羽織り | 片手で脱げるか | 祝い着との相性 | 向く時期 |
|---|---|---|---|
| 薄手のカーディガン | 脱げる | 紐が止まる | 10月 |
| 前を開けて着るジャケット | 脱げる | 肩の厚みで紐が止まる | 10月下旬〜11月 |
| 薄手のコート | 脱げる | 祝い着を上から掛けにくい | 11月中旬以降 |
| 大判のストール | 掛けるだけ | 祝い着と重なると乱れる | 待ち時間だけ |
| ボタンを留めるコート | 脱ぎにくい | 掛けにくい | 抱かない人なら |
祈祷や撮影のときにコートを脱ぐなら、誰に預けるかを前もって決めておくと、赤ちゃんを抱いたまま慌てずに済みます。
カーディガンは、本体のワンピースより一段明るいか一段濃い色を選ぶと、羽織ったときに上下の境目がはっきりします。本体と同じ明るさのカーディガンだと、写真では1枚の服に見えて、どこまでが羽織りなのか分からなくなります。祝い着を上から掛けると、見えるのは襟元と袖口だけなので、羽織りの色はそこに出る面積で考えてください。
足元|砂利と石段、人混みで長く立つ
七五三の多い日は、立っている時間が長くなります。
| 靴 | 砂利 | 長く立つ | 秋のお宮参り |
|---|---|---|---|
| かかとの低いパンプス(1〜3cm) | 歩きやすい | 疲れにくい | 向いている |
| 太めのかかとのパンプス(3〜5cm) | 歩きやすい | やや疲れる | 向いている |
| ローファー | 歩きやすい | 疲れにくい | 向いている |
| 細いかかとのパンプス | 砂利に埋まる | 疲れる | 避けたい |
| きれいめのスニーカー | 歩きやすい | 疲れにくい | 祈祷がない日なら |
| ショートブーツ | 歩きやすい | 疲れにくい | 11月下旬に |
赤ちゃんを抱いて砂利道を歩くと、足元が見えません。かかとが低く、底が平らな靴のほうが安心です。人混みの中では、ほかの家族の着物の裾を踏まないよう、歩幅を小さくしてください。
七五三の子どもたちは、慣れない草履で歩いていることが多く、急に立ち止まったり、向きを変えたりします。赤ちゃんを抱いているときは、前を歩く子どもとのあいだを1メートルほど空けておくと、ぶつかる心配が減ります。足元が安定する靴を選ぶことは、自分だけでなく周りの子どもたちを守ることにもつながります。
待ち時間の過ごし方|社務所・授乳室・車
七五三の多い日は、待ち時間が長くなります。どこで待つかで、服の厚さと授乳のしやすさが変わります。
| 待つ場所 | 気温 | 授乳 | 母親の服で気をつけること |
|---|---|---|---|
| 社務所の待合 | 暖かいことが多い | できない | 羽織りを脱いで汗をかかない |
| 境内のベンチ | 外の気温 | できない | 羽織りを着たまま |
| 授乳室 | 暖かい | できる | 前が開く服なら早い |
| 車 | 自分で調整できる | できる | 駐車場が満車になる日は使えない |
| 近くの店 | 暖かい | 店による | 外に出るたびに羽織りの脱ぎ着 |
授乳室があるかどうかは、前もって神社に確かめておくと安心です。授乳室がない神社なら、近くの商業施設の授乳室を調べておくか、車で授乳できるよう、駐車場が空いている時間を選んでください。
社務所の待合は暖房が効いていることが多く、羽織りを着たままだと汗ばみます。待合に入ったら羽織りを脱いで膝に置き、外に出るときにまた羽織る、という脱ぎ着が何度も続きます。片手で脱げる羽織りを選んでおくと、赤ちゃんを抱いたままでもこの脱ぎ着ができます。
受付と祈祷
| すること | 母親の服で気をつけること |
|---|---|
| 受付の列に並ぶ | 羽織りを着たまま。赤ちゃんは誰かが抱く |
| 初穂料を納める | 鞄から出しやすい位置に |
| 社殿に上がる | 靴を脱ぐ神社なら、ストッキングのつま先を確認 |
| 祈祷を受ける | 膝が隠れる丈。コートは脱ぐ |
| 合同の祈祷 | 七五三の家族と並ぶ。座る時間が長い |
合同の祈祷では、七五三の子どもたちと一緒に名前を読み上げてもらうことになります。座る時間が20分から30分になることもあるので、膝が隠れる丈で、座ったときに裾が上がりすぎないものを選んでください。
社殿の中は、扉を開け放していることが多く、秋でも外とほとんど同じ気温です。祈祷のあいだはコートを脱ぎますが、カーディガンやジャケットは着たままで構いません。赤ちゃんが泣いたときに外へ出られるよう、出入り口に近い席に座らせてもらえるか、受付で聞いておくと落ち着いて過ごせます。
撮影|七五三の家族と順番を譲り合う
境内の撮影の場所は、七五三の家族と順番になります。
| 撮影の場所 | 混み具合 | 母親の服で気をつけること |
|---|---|---|
| 社殿の前 | とても混む | 待つあいだに羽織りを着ておく |
| 鳥居の前 | 混む | 羽織りを脱ぐか着たままか家族で決める |
| 境内の木の下 | やや空いている | 木陰で冷える。羽織りを手元に |
| 紅葉の前 | 混む | 背景の赤に負けない色 |
| 写真館 | 予約制 | 服の色を前もって伝える |
撮影の順番を待つあいだは、羽織りを着ておき、撮る直前に脱いで誰かに預けるのが楽です。写真に羽織りごと写ってもかまわないなら、着たままでも大丈夫です。その場合は、羽織りの色も含めて背景との相性を見ておきます。
七五三の家族が多い日は、撮影の場所を長く占めないよう、撮る写真の枚数と並び方を前もって決めておくとスムーズです。家族全員の写真、赤ちゃんと両親の写真、赤ちゃんと祖父母の写真の3つほどに絞り、並ぶ順番を家族で共有しておくと、待っている家族に気を遣いすぎずに済みます。
食事会
お宮参りのあとに、両家の祖父母と食事をする家族もあります。
| 食事会の場所 | 母親の服で気をつけること |
|---|---|
| 個室のテーブル席 | 羽織りは脱いでよい。授乳を考えて前が開く服 |
| 座敷 | 膝が隠れる丈。正座や横座りで裾が上がらないか |
| ホテルのレストラン | 羽織りを着たままでもよい |
| 自宅 | 楽な服に着替えてもよい |
赤ちゃんが小さいうちは、食事会は短めに切り上げる家族が多いです。母親が疲れたときにすぐ休めるよう、個室か座敷のある店を選んでおくと安心です。
座敷の店では、赤ちゃんを座布団に寝かせて食事をすることもできます。このとき母親は、赤ちゃんの横に座って様子を見ることになるので、座ったまま体をひねっても裾が乱れない丈と、膝を崩しても見えすぎない広がりのあるスカートが向いています。パンツのセットアップなら、座り方を気にせずに済みます。
赤ちゃんの祝い着と母親の服の関係
赤ちゃんの祝い着の色で、母親の服の色の選び方が変わります。
| 祝い着の色 | 合わせやすい母親の色 | 気をつけたい組み合わせ |
|---|---|---|
| 赤・朱(女の子に多い) | くすんだ水色・灰・ベージュ | 灰みのピンク |
| 紺・黒(男の子に多い) | ベージュ・明るい灰・くすんだ水色 | 濃紺の上下 |
| 白(ベビードレス) | くすんだ水色・くすんだ緑・灰 | 生成りの上下 |
| 淡いピンク・水色 | 灰・ベージュ | 同じ色の濃い版 |
| 緑・金の柄 | 灰・ベージュ・くすんだ水色 | くすんだ緑 |
母親が赤ちゃんを抱く日は、**祝い着の色と母親の服の色が写真で隣り合います。**同じ色の濃い版や薄い版を選ぶと境目がぼやけるので、色みの違うものを選んでください。
祝い着を写真館や神社で借りる場合は、当日まで色が分からないこともあります。そのときは、どの祝い着の色とも離れやすいくすんだ水色か明るい灰を選んでおくと、当日にどの色が来ても合わせられます。反対に、自分の服を先に決めているなら、借りる祝い着をその服とぶつからない色から選ぶこともできます。
祖母と並ぶとき
お宮参りには、両家の祖母が同席することが多いです。
| 祖母の装い | 母親の服 |
|---|---|
| 訪問着や色無地 | ワンピースかセットアップで構わない。羽織りをジャケットにすると格がそろう |
| スーツ | ワンピースに羽織りで構わない |
| ワンピースとジャケット | 同じ程度の格にそろえる |
| カジュアル | 母親がジャケットを脱いでも成り立つ服に |
両家の祖母の装いをどこまでそろえるかはお宮参りで両家の祖母の装いをそろえる範囲にまとめてあります。秋冬の祖母の装いは秋冬のお宮参り、50代祖母の服装にもあります。
祖母が訪問着で来る日は、母親が羽織りをカーディガンからジャケットに替えるだけで、並んだときの格の差が小さくなります。母親は授乳や抱っこで動く役なので、祖母と同じ格にそろえる必要はありません。一段控えめでも、羽織りの形がきちんとしていれば、写真の中で釣り合いが取れます。
雨の日と、急に寒い日
秋の天気は変わりやすく、前日の予報と当日の朝で気温が大きく違うこともあります。
| 当日の天気 | 母親の服で変えること |
|---|---|
| 小雨 | 撥水の羽織り。足元は濡れても目立たない色 |
| 強い雨 | 延期を考える。行くなら傘は誰かに持ってもらう |
| 急に寒い(前日より5度以上低い) | 羽織りを一段厚く。ストールを足す |
| 急に暖かい(前日より5度以上高い) | 羽織りを薄く。汗をかかない素材 |
| 風が強い | 祝い着がめくれる。母親は羽織りの前を留める |
**雨の日は、赤ちゃんを抱く人の両手がふさがります。**傘を差す人を別に決めておくか、屋根のある場所だけで撮影を済ませる段取りにしてください。
秋の晴れた日は、日差しが思ったより強く、境内の日なたで待つと暑く感じることがあります。反対に、木陰や社殿の北側は、同じ時間でも数度低く感じます。待つ場所を日なたと日陰のどちらにするかで、羽織りを着るか脱ぐかが変わります。赤ちゃんには直射日光が当たらない場所を選び、母親は羽織りで調整してください。
どちらとも取れるとき①|上の子の七五三と同じ日にする
上の子の七五三と赤ちゃんのお宮参りを同じ日にする家族は多いです。
| 決めること | 選び方 |
|---|---|
| 母親の色 | 上の子の晴れ着と赤ちゃんの祝い着の、どちらともぶつからない中間色 |
| 服の形 | 前が開き、しゃがめるもの。上の子の着物を直す場面がある |
| 赤ちゃんを抱く人 | 母親が上の子の世話をするなら、父親か祖母に |
| 足元 | 上の子の手を引いて石段を上れる靴 |
主役が2人いる日は、母親の服はどちらの主役とも競わない色にします。上の子の世話と赤ちゃんの授乳が重なるので、着替えやすさと動きやすさを優先してください。上の子の服装の決め方はお宮参りの上の子の服装にもあります。
同じ日にする場合は、境内にいる時間がさらに長くなります。七五三の祈祷とお宮参りの祈祷が別になる神社もあり、その場合は2回分の待ち時間がかかります。母親が上の子の手を引き、赤ちゃんは父親か祖母が抱く、と役割を分けておくと、母親はしゃがんだり歩いたりする動きに集中できます。
どちらとも取れるとき②|混雑を避けて平日にする
平日にすると、境内は空いていて、待ち時間も短くなります。10月の平日なら、受付から祈祷、撮影までを1時間ほどで終えられることも多く、羽織りは薄手のカーディガン1枚で足りる日がほとんどです。
ただし平日は、父親や祖父母が仕事を休む必要が出てきます。参加する人が減るなら、母親が赤ちゃんを抱く時間が長くなるので、祝い着の紐が肩に掛かる前提で服を選んでください。平日のお宮参りでも、服の格は週末と同じで構いません。空いているぶん、撮影の場所を選べるので、紅葉や木陰など背景を決めて色を合わせることもできます。
どちらとも取れるとき③|産後の外出がほとんど初めて
お宮参りが、産後に初めて遠くへ出かける日になる人もいます。何を着れば楽なのか、まだ分からないこともあるでしょう。
| 迷うこと | 選び方 |
|---|---|
| 締め付けが気になる | ウエストを絞らない、前が開くワンピース |
| 体調が読めない | 羽織りを1枚多めに持つ |
| 長く立てるか不安 | かかとの低い靴、座れる場所を確かめておく |
| 授乳のタイミングが読めない | 前が開く服、授乳室の場所を確かめておく |
| 服が入るか分からない | 妊娠中に着ていたゆとりのある服から選ぶ |
妊娠中に着ていたゆとりのあるワンピースに、羽織りだけ秋らしいものを足す方法もあります。新しく買わなくても、羽織りの色と素材を季節に合わせるだけで、秋の行事の装いになります。無理をせず、自分の体調に合わせて予定を短くすることも考えてください。
当日の朝に着てみて、思っていたより窮屈だったときのために、候補をもう1着用意しておくと安心です。前日の夜に2着を並べておき、朝の気分で選べるようにしておくと、支度の時間に追われずに済みます。
前日に確かめる7つ
| 確かめること | 見方 |
|---|---|
| 当日の朝の最低気温 | 天気予報 |
| 神社の混み具合 | 七五三の時期の土日祝かどうか |
| 祈祷の予約 | 予約ができるか、時間は何時か |
| 授乳室 | 神社か近くの施設にあるか |
| 誰が赤ちゃんを抱くか | 家族で決めておく |
| 羽織りを預ける人 | 祈祷と撮影のときに誰が持つか |
| 祝い着と服の色 | 並べて、境目がぼやけないか |
よくある行き違い
| よくある思い込み | 実際はこう |
|---|---|
| お宮参りは1時間で終わる | 七五三の多い週末は1時間半から2時間かかることがある |
| 母親は黒か濃紺が無難 | 晴れ着の背景で沈む。くすんだ中間色が扱いやすい |
| 10月なら羽織りはいらない | 朝の境内と社殿の中は冷える。薄手を1枚 |
| 晴れ着の家族に合わせて華やかにする | 赤ちゃんの祝い着より目立たない色を |
| 授乳は帰ってからでいい | 待ち時間が延びると間に合わない。前が開く服を |
| 混む日でも服は変わらない | 立つ時間と待つ時間が延びるぶん、靴と羽織りを変える |
秋のお宮参りで母親の服を決めるのは、七五三の混雑と朝夕の気温差です。**前日に日にちの混み具合と朝の気温を確かめるだけで、羽織りと靴が決まります。**あとは前が開く1枚を選んでおけば、当日の境内で慌てることはほとんどありません。
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よくある問い
- Q. 10月のお宮参りで、母親は何を着ればいいですか
- 前が開くワンピースかセットアップに、薄手のカーディガンを1枚重ねる形が基本です。10月は日中20度を超える日もありますが、朝の境内や社殿の中は冷えます。カーディガンは祈祷のあいだも着ていて構いません。授乳がある日は、前のボタンで開けられるものか、上下が分かれたセットアップを選ぶと、授乳室で慌てずに済みます。
- Q. 11月のお宮参りは寒いですか
- 11月中旬を過ぎると、朝の気温が10度を下回る日が出てきます。境内で受付や撮影を待つ時間が長いと、体が冷えます。ワンピースの上にジャケットか、膝上丈のコートを重ねてください。祈祷のあいだはコートを脱ぎますが、ジャケットは着たままで構いません。足元は肌色のストッキングの上から、薄手の靴下を重ねられる靴にすると、待ち時間が楽になります。
- Q. 七五三と同じ日だと混みますか
- 10月下旬から11月の土日祝、特に11月15日の前後は、七五三の家族で受付と撮影の場所が混みます。受付で30分以上待つ神社もあります。赤ちゃんの授乳や寝る時間を考えると、平日にするか、土日でも朝いちばんか午後の遅い時間を選ぶと、境内にいる時間が短くなります。予約ができる神社なら、祈祷の時間を予約しておいてください。
- Q. 晴れ着の家族に囲まれると、母親の服が地味に見えませんか
- 地味に見えることを気にするより、赤ちゃんの祝い着が引き立つかを見てください。七五三の家族の晴れ着は赤や金が多く、写真の背景が華やかになります。母親が黒や濃紺だと、背景の中で輪郭が沈みます。くすんだ水色やベージュ、灰みのピンクといった中間の明るさの色にすると、背景に負けず、赤ちゃんより目立つこともありません。
- Q. 上の子の七五三と同じ日にお宮参りをしてもいいですか
- 同じ日にする家族は多いです。祈祷を一度に受けられる神社もあります。この場合、母親は上の子の世話と赤ちゃんの抱っこを同時にすることになるので、動きやすさを優先してください。上の子の晴れ着と赤ちゃんの祝い着の両方が主役なので、母親の服は2人のどちらの色ともぶつからない、落ち着いた中間色にします。
— メグラシ編集部





