秋冬のお宮参り、50代祖母の服装|祝い着を掛けて抱く日は首元で決める

**当日、祝い着を掛けて赤ちゃんを抱くのは、あなたですか。**もしその役が回ってくるなら、服は首元から決まります。
祝い着(掛け着)は、赤ちゃんを抱いた人の上から掛けて、紐を抱く人の首の後ろや肩で結びます。だから祝い着を掛けて抱く日は、首元・肩・前の3か所が、ふだんのお祝いの装いとは違う役目を持ちます。10月から12月のお宮参りは、境内で上着を脱ぐ時間の冷え方も加わります。
祖母の装いの格はお宮参りの祖父母の服装に、どこまでカジュアルに下げてよいかはお宮参りの祖母の服装はどこまでカジュアルでいいかに分けてあります。この記事は、抱く役が回ってくる日の話です。
結論:首元・肩・前の3か所で決まる
| 場所 | 祝い着を掛けたときに起きること | 選ぶ形 |
|---|---|---|
| 首元 | 首の後ろを紐が通る | 襟のない形か、平らな襟 |
| 肩 | 紐が肩の上を斜めに走る | 表面がほどよく止まる素材、肩に飾りのない形 |
| 前 | 胸から膝まで祝い着で覆われる | 前の金具と飾りを減らす |
**3か所とも、抱かない日には気にしなくてよい場所です。**だから、抱く役が回ってくるかどうかを先に確かめるところから始めてください。
先に確かめる|祝い着を掛けて抱くのは誰か
かつては父方の祖母が抱く習わしがありましたが、いまは家庭によってさまざまです。赤ちゃんの父や母が抱くこともあれば、写真の場面ごとに交代することもあります。
**抱く役を決めるのは、赤ちゃんの父母です。**前の週までに「祝い着を掛けて抱くのは誰の予定か」を一度聞いておいてください。聞いておくだけで、服の決め方も、当日の段取りも変わります。聞けないとき、決まっていないときの組み方は、後ろの「どちらとも取れるとき」に書きました。
首元|紐が通る場所に、襟と飾りを置かない
祝い着の紐は、抱く人の首の後ろを通って、肩か背中で結ばれます。首の後ろから肩にかけての5〜6cmの帯が、紐の通り道です。
この通り道に、立った襟、ボウタイ、襟の大きな飾りがあると、紐がその上に乗ります。結び目がずれて祝い着が傾いたり、襟が紐でつぶれて写真で形が崩れたりします。
選ぶのは、襟のない丸い首元か、肩に沿って平らに寝る襟です。首飾りをつけるなら、首に沿う短いものにしてください。長い首飾りは紐と絡み、赤ちゃんを抱き直すたびに位置が変わります。紐を結ぶ前に、首飾りがどこにあるかを一度確かめておくと安心です。
肩|紐が滑らない素材、ずれない形
紐は、首の後ろから肩の上を斜めに走ります。肩の素材が滑りやすいと、赤ちゃんの重みで紐が少しずつ肩の外へずれていきます。
表面がつるりと光る素材より、指でなでたときに少し止まる素材のほうが紐が落ち着きます。秋冬なら、ウールや起毛のある織り地がこれに当たります。
形では、肩に飾りのあるものを避けてください。肩の上にふくらみやひだがあると、紐がその上を越えられず、祝い着が左右どちらかに傾きます。肩の縫い目が肩先にあるすっきりした形なら、紐はまっすぐ下ります。
前|祝い着で覆われる面に、手をかけすぎない
祝い着を掛けると、抱く人の前は胸から膝のあたりまで覆われます。前の身頃の飾りや柄は、祈祷と写真のあいだはほとんど見えません。
ここで大事なのは、飾りよりも赤ちゃんに当たるものです。前のボタンが大きい、金具がついている、ブローチがある。これらは抱いたときに赤ちゃんの頬や手に当たります。前は平らで、金具の少ないものにしてください。
**袖口も同じです。**袖口に大きなボタンや金具があると、抱き直すときに赤ちゃんの顔の近くを通ります。袖口は小さなボタンか、ボタンのない形が安心です。
秋冬の寒さ|上着を脱いで屋外に立つ分数で重ねる
10月から12月の境内は、日が傾くと急に冷えます。しかも祈祷のあいだと写真のときは、上着を脱いだ状態で立つ時間があります。
脱いだ状態で屋外に立つ分数を、次の目安で数えてください。
- 15分以内……中はジャケットとワンピースなど、いつものお祝いの装いのままで足ります
- 15〜30分……ジャケットの下に薄手の一枚を足す。首元が詰まらないものにする
- 30分を超える……薄手の一枚に加えて、足元を一段厚くする
祈祷の時間は、社殿の中でも暖房が弱いことがあります。足すのは首元ではなく、胴と足元にしてください。首元を厚くすると、紐の通り道がふさがります。冬の境内で待つ時間の数え方は冬のお宮参りのママの服装にも詳しく書いてあります。
上着はどうするか|脱ぎ着のしやすさで選ぶ
上着は、移動中と待ち時間に着て、祈祷と写真の前に脱ぐものです。赤ちゃんを抱いたまま脱ぎ着することはできないので、抱く前に脱いで、誰かに預けます。
選ぶのは、前がすぐ開けられて、たたむと片腕に収まる厚みのもの。前のボタンが多い上着は、脱ぐのに時間がかかり、その間に赤ちゃんを待たせることになります。
祝い着をコートの上から掛けると、厚みで紐が首の後ろまで届きにくくなります。写真でもコートの面が大きく写るので、掛けるときは脱ぐと決めておくと、当日の流れがなめらかです。
足元|抱いていると足元が見えない
赤ちゃんを抱くと、自分の足元はほとんど見えなくなります。境内には砂利や石段があり、社殿に上がる段差もあります。
かかとは3cm以下、靴底の広いものを選んでください。かかとの細い靴は、砂利に沈んで足首が横に振られます。抱いたまま石段を上り下りするときは、手すりのある側を歩くと安心です。石段の多い神社なら、事前に地図や写真で社殿までの段差を一度見ておくと、靴の選び方に迷いません。
秋冬の足元は、肌の色に近い厚手のストッキングか、薄いタイツが落ち着きます。黒い厚手のタイツは、お祝いの場では少し重く見えることがあります。
色|祝い着と並んだときに見える3か所
祝い着を掛けたあと、抱く人の服で見えるのは首元・袖口・裾の3か所です。
祝い着は赤や紺、金の入った華やかな色柄のものが多く、そのすぐ外側にこの3か所が並びます。3か所を無地の落ち着いた色でそろえると、写真の中で祝い着がいちばん目立ち、抱いている人の装いも整って見えます。紺、濃い灰、落ち着いた茶、深い緑などが合わせやすい色です。
3か所の色がばらばらだと、祝い着の外側がちらついて見えます。ジャケットとワンピースの色を近づけ、首元にはそれより明るい色を置かない。この2点で、写真はまとまります。
赤ちゃんの祝い着の色が前もって分かっているなら、その色と同じ系統を首元に置くのは避けてください。赤い祝い着のすぐ上に赤みの強い首元があると、境目が溶けて、どこまでが祝い着か分からなくなります。祝い着の色が分からないときは、紺か濃い灰を選んでおけば、たいていの色柄と並びます。
どちらとも取れるとき①|抱く役が当日まで決まらない
聞いても「当日の流れで」と言われた、両家で話がまとまっていない。そういうときは、抱く可能性があるものとして組んでください。
満たしておくのは2点だけです。紐の通り道に襟や飾りを置かない。前の金具を減らす。この2点は、抱かなかった日にも困ることがありません。抱かない日の服としても、そのまま通ります。
どちらとも取れるとき②|抱っこ紐で抱いて、祝い着は写真だけ
最近は、移動や待ち時間は抱っこ紐を使い、祝い着は祈祷と写真のときだけ掛ける家庭も増えています。
抱っこ紐の肩の帯は、祝い着の紐と同じ場所を通ります。首元と肩の条件は、祝い着だけのときと同じと考えてください。抱っこ紐の帯がこすれる肩は、起毛の強い素材だと毛羽立つことがあります。表面が詰まった織り地のほうが、帯を外したあとも跡が残りにくくなります。
どちらとも取れるとき③|もう一方の祖母とそろえるか
両家の祖母が並ぶ日は、装いの段をそろえることが気になります。抱く役の祖母は首元と前の条件が加わるだけで、格そのものは変わりません。
そろえるのは色の濃さと、ジャケットを着るかどうかの2点で足ります。首元の形まで合わせる必要はありません。両家でそろえる範囲の決め方はお宮参りで両家の祖母の装いをそろえる範囲にまとめてあります。
紐を結ぶ前の30秒|順番を決めておく
祝い着を掛ける場面は、たいてい祈祷の直前か、写真の直前です。周りも慌ただしく、服を整える時間はほとんどありません。次の順番を決めておくと、30秒で済みます。
- 上着を脱いで、誰かに預ける
- 首飾りと、胸元のブローチの位置を確かめる。当たりそうなら外して鞄へ
- 赤ちゃんを抱く
- 祝い着を掛けてもらい、紐を首の後ろで結んでもらう
- 結び目が襟の上に乗っていないかを、結んだ人に見てもらう
**紐は自分では結べません。**抱いている両手がふさがっているからです。結ぶ人に、最後に首の後ろを一度見てもらうよう頼んでおいてください。襟の上に結び目が乗っていると、写真の途中で祝い着が傾いてきます。
50代の手持ちで組むなら
50代で初めて祖母としてお宮参りに出る方は、式典用のジャケットとワンピースをすでに持っていることが多いはずです。まずはその手持ちが、首元と前の条件を満たしているかを見てください。
満たしていないときも、買い直す前にできることがあります。立った襟のブラウスを、襟のないニットに替える。前の大きなボタンのジャケットは祈祷と写真のときに脱いで、中のワンピースで抱く。首飾りを短いものに替える。この3つのうち1つか2つで、たいていは足ります。
抱く時間が合計30分を超えそうな日は、腕の負担も考えておいてください。祝い着の重みも加わるので、写真の場面ごとに父母と交代する段取りを決めておくと、一日を通して楽に過ごせます。
よくある行き違い
**「祝い着で覆われるから、中は何でもいい」。**覆われるのは祈祷と写真のあいだだけです。首元・袖口・裾は見えていますし、祝い着を外したあとは前も見えます。一日を通して、お祝いの場の装いにしておいてください。
**「寒いからタートルネックで」。**首元を厚くすると、紐の通り道がふさがります。首の後ろに紐が通る日は、寒さは胴と足元で受けるほうが収まります。
**「抱く役なら、いちばん格の高い装いに」。**抱く役で変わるのは、首元・肩・前の条件だけです。格はほかの家族と同じ段で構いません。抱く人だけが一段上がると、写真の中で並んだときにそこだけ浮いて見えます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. お宮参りで祝い着を掛けて抱く祖母は、どんな襟の服がいいですか
- 首の後ろに紐が通っても邪魔にならない、平らな襟か襟のない形が向いています。祝い着の紐は、抱く人の首の後ろか肩で結びます。立った襟やボウタイ、襟の大きな飾りがあると、紐がその上に乗って結び目がずれたり、襟がつぶれたりします。首飾りも紐と絡みやすいので、つけるなら首に沿う短いものにして、紐を結ぶ前に位置を確かめてください。
- Q. 11月のお宮参りで、コートを着たまま抱いてもいいですか
- 移動中や待ち時間は着ていて構いません。ただ、祈祷のあいだと、祝い着を掛けて写真を撮るときは脱ぐことが多くなります。祝い着はコートの上から掛けると厚みで紐が届きにくく、写真でもコートが大きく写ります。脱いだ状態で屋外に何分立つかを考えて、中に薄い一枚を足しておくと、上着を脱いだ時間も冷えにくくなります。
- Q. 抱く役が、父方の祖母か母方の祖母か決まっていません
- どちらの祖母も、抱く可能性があるものとして組んでおいてください。紐の通り道に襟や飾りを置かない、前の金具を減らす、の2点だけ満たしておけば、抱かなかった日にも困ることはありません。抱く役を決めるのは赤ちゃんの父母です。前の週までに一度聞いておくと、当日の段取りも落ち着きます。
- Q. 祝い着で前が覆われるなら、中は何を着てもいいですか
- 前は覆われますが、首元、袖口、裾は見えています。写真に残るのはこの3か所です。前の飾りに手をかける必要はありませんが、首元と袖口と裾の色がそろっているかは見てください。また、祝い着を外したあとや、抱く役を交代したあとは前も見えます。祈祷と写真以外の時間も含めて、一日を通してお祝いの場にふさわしい装いにしておくと安心です。
— メグラシ編集部





