七五三に祖母として参列する日の服装|格を一段引くための3つの目安

七五三で祖母の服装に迷うのは、決まりが無いからではありません。決まりが、家や地域によって違うからです。
参拝する神社の考え方、その家がこれまでどうしてきたか、両親がどこまで整えるつもりか。この3つが揃わないと、正解は一つに決まりません。だからこの記事では、どこの家でも共通して測れるものだけを扱います。
装いの順序は3段|引く量を数える
七五三の主役は子どもです。次に両親。祖母はそこから一段引きます。
「引く」を感覚で決めると、引きすぎたり足りなかったりします。数えられる形にすると3つです。
1つ目、色の強さ。 子どもの装いより強い色を、顔まわりに置かない。
2つ目、光を返す量。 光沢のある素材を全身に使わない。使うなら1か所です。
3つ目、装飾の数。 目に入る飾りを、両親より1つ少なくする。
この3つのうち2つを引けば、写真のなかで順序が保たれます。3つとも引くと今度は沈むので、どれか1つは残してください。
和装か洋装か|これは家で揃える
祖母が和装で参拝する家もあれば、全員が洋装の家もあります。どちらが正しいという話ではなく、家や地域によって違います。
決め方は簡単です。子どもと両親がどちらで行くかに合わせます。両親が洋装で祖母だけ和装だと、写真のなかで格が逆転して見えることがあります。逆も同じです。
当日の朝に確かめると間に合いません。日取りが決まった時点で、一言だけ確かめてください。
境内で立っている時間から足元を決める
参拝の日にいちばん体に効くのは、立っている時間です。
受付、待ち時間、ご祈祷、写真。座れる時間はほとんどありません。そのうえ、境内には砂利と階段があります。
細いヒールは砂利に沈みます。 太めか低めを選んでください。孫を抱く可能性がある日は、さらに低いほうが安全です。
足元は写真に映る面積が小さい場所です。ここは見た目より、立っていられるかを先に決めて構いません。
写真に入る位置から、上半身を決める
集合写真では、祖母は後列か端に立つことが多い場所です。写るのは上半身だけになります。
だから整える場所も上半身に寄せます。襟の形、肩の線、顔まわりの色。 この3つが写真の中身です。
前列に子どもが座るので、後列の色が強いと視線が後ろへ抜けます。顔まわりは、子どもの装いより一段落ち着いた色に置いてください。
荷物|両手が空くかどうか
孫の上着、飲み物、脱いだ履物。祖母の手には、当日いろいろなものが集まります。
肩に掛けられるものを1つ。 これだけで、写真のあいだに地面へ置く必要がなくなります。手で持つ小さなものだけにすると、抱っこを頼まれた瞬間にふさがります。
荷物は装いの一部です。当日の動きから逆算してください。
屋外に立つ時間から、温度の備えを決める
七五三の本番は10月から11月にかけてです。日なたと日かげで体感がまったく違い、境内は風の通り道になっていることもあります。
ここで効くのは、厚みのある一枚を着ることではなく、足せる一枚を持っていくことです。ご祈祷のあいだは屋内で、待ち時間は屋外。この行き来が何度も起きます。
肩に掛かるものを1枚。写真のときは外して手に持てば、装いの形は変わりません。厚い一枚で行くと、屋内で調整できなくなります。
色の置き方|1か所だけ明るさを残す
祝いの日なので、全身が沈むと場に合いません。かといって強い色を顔まわりに置くと、主役より先に目に入ります。
明るさは1か所に集めてください。 顔まわりか、手元か、足元。どれか1つです。2か所に散らすと、視線がそのぶん祖母のほうへ移ります。
置く場所に迷ったら、顔まわりを選ぶのが無難です。写真に写るのは上半身なので、そこに柔らかい色があると、後列にいても表情が明るく見えます。
早見表|迷ったときの判定
| 迷っていること | 見る場所 | 決め方 |
|---|---|---|
| 派手すぎないか | 顔まわりの色 | 子どもより一段落ち着いた色に |
| 地味すぎないか | 上半身か足元 | どちらか1か所に明るさを残す |
| 和装か洋装か | 両親がどちらか | 家のなかで揃える |
| 靴の高さ | 砂利と階段 | 太めか低め。抱く日はさらに低く |
| 荷物 | 両手が空くか | 肩に掛かるものを1つ |
どちらとも取れる日|両親の装いが読めないとき
両親がどこまで整えるか分からない日があります。
そのときは、中間に置いてください。 光沢を1か所だけ残し、装飾は最小限にする。この形なら、両親がきちんと整えてきても、思ったより軽い装いで来ても、どちらにも並べます。
もう1つの手として、羽織るものを1枚持っていくと、その場で一段上げ下げできます。脱げば軽くなり、着れば整います。当日に動かせる余地を1つ残しておくのが、いちばん確実です。
まとめ|共通するのは3つだけ
家や地域で違うところは、家のなかで揃えてください。どこでも共通して測れるのは次の3つです。
色の強さ、光を返す量、装飾の数。この3つで一段引く。そのうえで、砂利と階段のある場所に長く立つ日として足元を選び、両手が空く形にする。
祝いの日に整った祖母がいることは、子どもの写真の一部になります。 引くことと、沈むことは違います。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 七五三で祖母は何を着ればよいですか。決まりはありますか。
- 全国共通の決まりはありません。家や地域、参拝する神社によって考え方が違うので、まず家のなかで揃えるのが先です。そのうえで共通して言えるのは、主役の子どもと両親より一段引くこと。引く量は、色の強さ・光を返す量・装飾の数の3つで測れます。
- Q. 和装と洋装、どちらがよいですか。
- どちらでも構いません。ここも家や地域によって考え方が違います。決め方としては、子どもと両親が和装か洋装かに合わせるのがいちばん揃います。両親が洋装で祖母だけ和装だと、写真のなかで格が逆転して見えることがあります。事前に一言確かめてください。
- Q. 黒い服で行ってもよいですか。
- 黒そのものは問題ありません。ただし全身が黒一色で光沢も無いと、祝いの場では沈んで見えます。上半身か足元のどちらかに、少し明るい色か柔らかい素材を1か所置いてください。逆に、光を強く返す素材を全身に使うと、子どもより目に入ります。
- Q. 靴は何を選べばよいですか。
- 境内は砂利と階段があり、立っている時間が長い場所です。ヒールの細いものは砂利に沈むので、太めか低めを選んでください。孫を抱く可能性がある日は、さらに低いほうが安全です。見た目より、立っていられるかを先に決めます。
- Q. 荷物はどうすればよいですか。
- 孫の上着や飲み物を預かる場面が出てくるので、両手が空く形を選んでください。肩に掛けられるものが1つあると、写真のあいだだけ地面に置く必要もありません。手で持つ小さなものだけにすると、当日ふさがります。
— メグラシ編集部




