七五三の兄弟姉妹の服装は、主役の色を三つ数えて一つだけ借りる|付き添う子の決め方

七五三で付き添う兄弟姉妹の服は、主役の衣装が決まったあとに残る宿題になりがちです。
決め方は一つで足ります。主役の衣装から色を三つ数えて、そのうち一色だけを借りる。 これだけで、並んだときの順序が保たれます。
数えるのに要る時間は1分です。衣装が手元にない場合は、写真でも数えられます。
まず数える|主役の衣装にある三つの色
主役の衣装を見て、次の三つを見つけてください。
- 地の色 ── いちばん面積の大きい色
- 模様の色 ── 地の上に乗っている色。複数あるなら、いちばん強いもの
- 締めの色 ── 帯や襟元、小物に使われている色
洋装の日も同じです。上下の色、差し込まれている色、靴や飾りの色。数え方は変わりません。
三つ見つかったら、そのうち一つだけを付き添う子に渡します。 どれを渡してもかまいませんが、選びやすいのは地の色です。面積が大きいぶん、離れて見たときにつながりが分かります。
借りた一色を、どこに置くか
借りる色が決まったら、次は置く場所と面積です。
面積は全身の四分の一まで。 これを超えると、付き添う子のほうが色の面積で勝ちます。四分の一は、下半身だけ、または上着だけ、と考えると数えやすい量です。
置く場所は顔から遠い側。 腰から下、または足元です。顔のすぐ横に借りた色を置くと、写真で顔が二つ並んで見えます。主役の顔だけが先に目に入る並びにするには、付き添いの顔まわりを落ち着いた色にしておきます。
残りの二色は使いません。三色そろえてしまうと、離れて見たときに主役と付き添いの区別がつかなくなります。似せるのではなく、一本だけ線をつなぐのがこの作業です。
光を返す点は、主役に一つだけ
色の次に効くのが、光を返す点の数です。
留め具、飾り、金具、靴の光る面。1メートル離れて光って見える点を数えてください。
主役に一つ、付き添いには置かない。これが基本の配分です。付き添いに光る点があると、写真のなかで視線が二か所に分かれます。
付き添う子の服にもともと金具が付いている場合は、その数を見てください。一つなら、光を返さない位置、つまり体の側面や背中側にあるかを確かめます。正面に二つ以上あるなら、上着を重ねて隠すか、別のものに替えます。
兄弟姉妹が二人以上いる日の配分
付き添いが二人以上いると、借りた色が二か所に増えます。
借りる一色は、全員でそろえてください。 二人が別々の色を借りると、主役の三色が全部画面に散り、どれが主役の色か分からなくなります。
形はそろえなくて構いません。年齢が離れているほど、同じ形にすると片方に無理が出ます。そろえるのは色で、形は各自の年齢に合わせるという分け方が、いちばん現実的です。
面積も配分します。二人いるなら、一人あたりは全身の四分の一より少なめに。合わせて主役の色の面積を超えないようにします。
制服がある子は、制服で足りる
小学生から上の子で制服がある場合、制服で足ります。ここは迷う余地がありません。
理由は三つです。色が決まっていて選ぶ手間がない。段が一定で、家族のなかで浮かない。動いても形が崩れない。
制服は借りた色として数えません。 制服の色が主役の衣装の色と近くても、そのままで構いません。制服はその子の所属を示すもので、家族の色合わせの外にあります。
そのうえで見るのは二か所だけです。上着の下から出ているシャツの裾がそろっているか。靴が砂利の上を歩ける形か。この二か所だけ確かめれば終わります。
動き回る子の丈と靴
下の子がまだ小さい日は、色より先に決めることがあります。
丈。 その子にしゃがんでもらって、前の裾が地面に触れるかを見てください。触れる長さだと、砂利と落ち葉を引きずります。参道でしゃがむ場面は必ず来ます。
靴。 かかとが覆われていて、甲に留める面があるものです。留める面がないと、走ったときに脱げます。砂利の上で脱げた靴を探す時間は、参拝の予定を確実に押します。
袖の長さ。 手を前に出して、指先が完全に隠れないこと。隠れると、手をつなぐときに袖が邪魔になり、そのたびにまくることになります。
この三か所は、色を決める前に確かめてください。ここが外れていると、色がどれだけ合っていても当日が長くなります。
写真で主役の隣に立つ側
集合写真では、主役が中央の前に来て、付き添いは左右か後ろに立ちます。
主役の隣に立つ側の袖と肩が、写真に写る面です。 ここに借りた色を置いていると、主役の衣装と隣り合って線がつながります。逆に、隣り合う側に強い色や光る点があると、そこで画面が切れます。
立ち位置は当日に決まるので、事前には分かりません。だから、左右どちらに立っても同じに見える形にしておくのが確実です。片側だけに飾りがある服は、立ち位置によって見え方が変わります。
背の高さも見ておいてください。付き添いが主役より背が高い場合、後ろに立つことになります。後列は上半身しか写らないので、整えるのは上半身だけで足ります。借りた色を腰から下に置いていると、写真には写りません。その場合だけ、袖口か襟元に借りた色を移してください。
参拝のあとに、一段ゆるめる順番
参拝が終わったあと、食事や移動が続く日があります。
付き添う子だけ、途中で一段ゆるめて構いません。順番は、上着が先、足元が後です。
上着を先に外すと、写真に写っていた面が減るだけで済みます。足元を先に替えると、上が整っているのに下だけ普段着になり、上下の段が離れます。
着替えを持っていくなら、上着より靴です。靴のほうが子どもの負担が大きく、替えたときの効果もはっきりしています。
11月の境内で、付き添う子に効くこと
参拝の本番は11月です。この時期に付き添う子で効くのは、気温そのものより待っている時間の長さです。
主役は支度と撮影で動いていますが、付き添いは待つ時間が長くなります。動かないぶん、同じ気温でも一段冷えます。
足すのは、上に着る一枚ではなく首元と手首です。子どもは上着を一枚足すと動きにくくなって嫌がりますが、首元と手首は動きを妨げません。
12月に入る日程なら、待つ場所が屋内かどうかを先に確かめてください。屋外で待つ時間が続くなら、写真に写らない一枚を別に用意して、撮影の前に脱ぐ形にします。
早見表|数える四つ
| 数えるもの | 決まり | 外れていたら |
|---|---|---|
| 主役の衣装の色 | 三つ数える | 写真からでも数えられる |
| 付き添いが借りる色 | 一色だけ | 二色以上なら一つ外す |
| 借りた色の面積 | 全身の四分の一まで | 顔から遠い側へ移す |
| 光を返す点 | 主役に一つ、付き添いは0 | 上着で隠すか外す |
どちらとも取れる①|主役の衣装に色が二つしかない
模様のない無地の衣装だと、数えられる色が二つになります。
そのときは、二つのうち面積の小さいほうを借りてください。 面積の大きい色を借りると、付き添いの服がそのまま主役と同じ面に見えます。
小さいほうの色が手元にない場合は、借りずに済ませて構いません。借りる色がゼロでも、付き添いが落ち着いた段にいれば並びは崩れません。借りるのは、つながりを作るための手段であって、条件ではありません。
どちらとも取れる②|手持ちに借りたい色がない
買い足す前に、二つ確かめてください。
一つ目、小物で足りないか。 借りる色は面積が四分の一までなので、靴下、髪の飾り、靴の一部でも成立します。服本体でなくて構いません。
二つ目、その色に近い段の色がないか。 色そのものが同じである必要はありません。白い紙をあてて明るさの段が同じなら、離れて見たときにつながって見えます。
この二つで見つからないときは、借りずに、付き添いを落ち着いた段にそろえてください。無理に近い色を探すと、少しだけずれた色になって、かえって目立ちます。
どちらとも取れる③|付き添う子が来年の主役
上の子の参拝に、来年主役になる下の子が付き添う日があります。
このとき、下の子を先に整えたくなりますが、今回は付き添いです。 借りるのは一色、光る点は置かない。ここは同じです。
ただし、下の子の写真は今回も残ります。整える場所を一つだけ選ぶなら、顔まわりの色を落ち着いた段にすることです。後ろに引いた位置でも、顔が沈まずに写ります。
まとめ|数えるのは色の数と、光る点の数
付き添う子の服で見えているのは、値段でも新しさでもありません。主役から何色借りているかと、光る点がいくつあるかです。
主役の衣装から色を三つ数え、一色だけ借りる。面積は全身の四分の一まで、顔から遠い側に置く。光る点は主役に一つ、付き添いには置かない。制服がある子は制服で足りる。
この四つが決まれば、手持ちのなかから選べます。 動き回る子は、色より先に丈と靴を確かめてください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 七五三で下の子や上の子は、何を着せればいいですか。
- 主役の衣装をまず見て、色を三つ数えてください。地の色、模様の色、帯や小物の色です。付き添う子は、そのうち一色だけを借ります。残り二色は使いません。借りた色は全身の四分の一までにして、顔から遠い側、つまり腰から下や足元に置きます。この形にすると、並んだときに主役が先に目に入り、付き添いが浮きません。
- Q. 兄弟でおそろいにしたほうがいいですか。
- そろえるかどうかより、主役から何色借りているかのほうが写真に出ます。付き添いどうしがそろっていても、二人とも主役の色を二色ずつ使っていると、画面のなかで主役の色が三か所に散ります。そろえるなら、借りる一色をそろえてください。形をそろえる必要はありません。
- Q. 上の子は制服で行ってもいいですか。
- 制服がある子は、制服で足ります。色が決まっていて、段も一定で、動いても形が崩れません。そのうえで見るのは二か所だけです。上着の下から出ているシャツの裾がそろっているか、靴が砂利の上で歩ける形か。制服の色が主役の衣装と近い場合も、そのままで構いません。制服は借りた色として数えません。
- Q. 下の子がまだ小さくて、じっとしていられません。
- 丈と靴で決めます。丈は、しゃがんだときに前の裾が地面に触れない長さにしてください。触れる長さだと、砂利と落ち葉を引きずります。靴は、かかとが覆われていて、甲に留める面があるものです。留める面がないと、走ったときに脱げます。見た目より、この二か所を先に決めると当日が短くなります。
- Q. 参拝のあと、食事や移動があるときはどうしますか。
- 付き添う子だけ、途中で一段ゆるめて構いません。順番は決まっていて、先に上着を外し、次に足元を替えます。上を先に外すと、写真に写っていた面が変わるだけで済みます。足元を先に替えると、上が整っているのに下だけ普段着になって、写真の途中から見え方がそろわなくなります。着替えを持つなら上着より靴を持ってください。
— メグラシ編集部





