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七五三のお参りだけの日は、50センチで効くものを落とす|3メートルで見えるものは残す

メグラシ編集部//読了 11分
参拝だけの日の支度で、離れた位置から鏡に映した姿を確かめているところ

撮影の予定がなく、お参りだけで済ませる日があります。

このとき「どこまでゆるめていいか」で止まる人が多いのですが、落とせる場所と落とせない場所は距離で分かれます。

3メートル離れて見えるものは残す。50センチまで近づかないと分からないものは落とす。判定はこれだけです。

3メートルで見える四つ|ここは落とさない

離れた位置から見えているのは、細かい部分ではありません。次の四つです。

  1. 輪郭 ── 肩から裾までの線が、どこで区切れているか
  2. ── 膝が隠れているか、足首が見えているか
  3. 肌の出ている面積 ── 肩、膝、胸元のどこが出ているか
  4. 足元 ── つま先とかかとが覆われているか

この四つは、撮影の有無で動かしません。 神社という場所に立つかどうかで決まるもので、写真が残るかどうかとは関係がないからです。

確かめ方は簡単です。姿見から3メートル離れて、目を細めて見てください。細かい部分は見えなくなり、この四つだけが残ります。残ったものが場に合っていれば通ります。

50センチで効く三つ|ここは落として構わない

近づかないと分からないものが三つあります。

生地の細かい艶。 光を柔らかく含む表面か、平らな一色か。この違いは50センチまで近づかないと出ません。写真に残る日は拡大して見られますが、参拝だけの日は誰も近づいて見ません。

小さな飾り。 耳元、手元、留め具の細工。3メートルでは光る点として数えられるだけで、形は見えません。点の数だけ合っていれば、細工の中身は落として構いません。

作り込んだ髪。 編み込みや、時間をかけたまとめ方。これも近くでしか効きません。参拝だけの日は、崩れない形にしておくほうが働きます。

この三つを落とすと、支度の時間が短くなります。短くなったぶんは、子どもの支度に回せます。

落としていい日と、落とせない日を分ける三つの条件

距離の話の前に、そもそも落としていい日かどうかを決めます。見るのは三つです。

確かめること落とせる落とさない
社殿に上がるか賽銭箱の前で参拝して帰る社殿に上がって祈祷を受ける
同席者親子だけ祖父母・親族が来る
そのあとの予定参拝で終わる食事や集まりが続く

左の欄が三つそろったときだけ、落として構いません。 一つでも右に入ったら、落とすのは50センチの三つのうち、髪の作り込みだけにしてください。

いちばん効くのは一行目です。社殿に上がると、他の家族と並んで座ることになります。並んだ瞬間に段の差が見えるのは、この場面だけです。

祈祷を受ける日は、撮影がなくても下限が上がる

社殿に上がる日について、もう少し細かく置きます。

上がると、床に座るか、椅子に並びます。このとき見えるのは、立っているときとは別の場所です。膝から下の後ろ側、袖の内側、足の裏。 立っているあいだは見えなかった面が、座ると正面に来ます。

だから、祈祷を受ける日は次の二つを追加で確かめてください。

  • 座ったときに膝が隠れているか。 立って膝が隠れていても、座ると上がります
  • 足の裏が見える形か。 床に座る形式の社殿では、後ろの列から見えます

この二つは、撮影があるかどうかと関係ありません。その場にいる人に見えているかどうかで決まります。

その場で数枚だけ撮る日を、どちらに数えるか

いちばん判断が割れるのがここです。撮影は頼んでいないけれど、手元の機械で何枚か撮る、という日です。

枚数ではなく、撮る距離で数えてください。

子どもだけを撮る、境内の景色といっしょに撮る、という距離なら落として構いません。写るのは子どもか景色で、親は入っていないか、小さく入るだけです。

家族が横一列に並んで、上半身が入る距離で撮るなら、撮影ありに数えます。 並ぶ写真が残る日は、段の差もそのまま残ります。

判断に迷ったら、並ぶかどうかだけ見てください。並ばないなら落とせます。

屋外に立つ分数から、上に足すものを決める

参拝だけの日は、屋内に入る時間がありません。行きから帰りまで、ほとんどが屋外です。

この条件は、撮影ありの日より厳しくなります。 祈祷で社殿に入る日は、そのあいだだけ暖まれます。賽銭箱の前で参拝して帰る日は、その時間がありません。

だから、落とすのと同時に、上に足すものは一枚増やしてください。落とすのは50センチのもの、足すのは3メートルで見えるもの。方向が違うので、両立します。

足すなら肩に掛かるものです。表面が平らで、上に着ているものの裾が隠れる丈。これなら3メートルで見える四つのうち、輪郭と丈を崩しません。

11月の境内で、動かない時間を数える

参拝の本番は11月です。この時期に効くのは、気温そのものより動かない時間の長さです。

参拝だけの日でも、止まる場面は来ます。手水の順番、賽銭箱の前の列、子どもが飾りを触っているあいだ、帰り道で子どもが歩かなくなったとき。

合計で20分を超えそうなら、首・手首・足首のどこか一か所を覆ってください。一か所覆うだけで体感が一段変わります。 三か所とも覆うと、今度は輪郭が太くなって3メートルの判定に影響します。

12月に入る日程なら、日没の時刻を先に見てください。夕方の参拝は、帰り道の体感が行きより一段下がります。

足元だけは、参拝だけの日でも替えない

落とせる場所の話をしてきましたが、足元は例外です。

参道は砂利や玉砂利で、そのうえ立ったり歩いたりを繰り返します。つま先とかかとが覆われていること、接地面が親指の腹ほどあること。 この二つは、撮影の有無で動きません。

理由は見た目ではありません。細いものは砂利に沈み、沈むと歩幅が縮みます。子どもの手を引く日に歩幅が縮むと、そのぶん時間がかかります。

参拝だけの日でも、ここは替えてください。落とすことで楽になる場所と、落とすと当日が長くなる場所は違います。

早見表|距離で分ける

距離見えているもの参拝だけの日
3メートル輪郭・丈・肌の面積・足元残す
1メートル光る点の数・色の強さ数だけ合わせる
50センチ生地の艶・飾りの細工・髪の作り込み落として構わない

どちらとも取れる①|あとから食事に行くことになった

朝は参拝だけの予定だったのに、当日に食事が加わることがあります。

このとき困るのは、座ると見える場所が変わることです。屋内で座ると、相手の視界に入るのは上半身と手元だけになります。落としたのが手元の飾りだった場合、この場面で足りなくなります。

備え方は一つで、手元に足せる小さいものを一つ、持っていくことです。参拝のあいだは荷物に入れておき、席に着く前に付けます。3メートルの判定には影響しないので、参拝の場では邪魔になりません。

逆に、髪の作り込みは足せません。だから、食事の可能性が少しでもある日は、髪だけは落とさずに組んでおくほうが確実です。

どちらとも取れる②|祖父母が来るかどうか、当日まで分からない

来るかどうかが読めない日があります。

中間に置いてください。 50センチの三つのうち、艶と飾りは残し、髪の作り込みだけを落とす。この形なら、祖父母が来ても足りなくならず、来なくても支度が短く済みます。

もう一つの手は、羽織るものを一枚持っていくことです。着れば一段上がり、脱げば一段下がります。当日に動かせる余地を一つ残すと、読めない日に決められます。

どちらとも取れる③|「普段着でいいよ」と言われた

家のなかでそう言われることがあります。言葉のとおりに全部を落とすと、3メートルで見える四つまで下がります。

下げていいのは50センチの三つだけです。 言った人が見ているのも、たいていはそこです。時間をかけて支度をしなくていい、という意味であって、丈や足元を変えていいという意味ではないことが多い。

確かめるなら、一問だけです。「社殿に上がりますか」。上がるなら落としません。上がらないなら、50センチの三つを落として構いません。

まとめ|落とすのは、誰にも見えていない場所

参拝だけの日にゆるめられるのは、その場で誰も見ていない場所です。

3メートルで見える輪郭・丈・肌の面積・足元は残す。50センチで効く艶・飾りの細工・髪の作り込みは落として構わない。社殿に上がる日、祖父母が来る日、食事が続く日は、落とすのを髪だけにする。

落とすことは、手を抜くことではありません。 見えていない場所にかけていた時間を、子どもの支度と、当日の余裕に回すことです。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 撮影をしないお参りだけの日は、どこまで落としていいですか。
距離で分けてください。3メートル離れて見えるものは残します。輪郭、丈、肌の出ている面積、足元の4つです。50センチまで近づかないと分からないものは落として構いません。生地の細かい艶、小さな飾り、作り込んだ髪の形です。写真に残らない日は、この後半が働く場面がありません。落とすのはここだけにすると、場に足りないという状態にはなりません。
Q. 社殿に上がって祈祷を受ける日も、落としていいですか。
落とさないでください。社殿に上がると、他の家族と並んで座ることになります。並んだ瞬間に段の差が見えるのは、この場面だけです。祈祷を受ける日は、撮影がなくても撮影ありの日と同じ下限で組んでください。落としていいのは、賽銭箱の前で参拝して帰る日です。
Q. その場で数枚だけ撮る日は、どちらに数えますか。
撮る枚数ではなく、撮る距離で数えます。子どもだけを撮る、境内の景色といっしょに撮る、という距離なら落として構いません。家族が横一列に並んで、上半身が入る距離で撮るなら、撮影ありに数えてください。並ぶ写真が残る日は、段の差がそのまま残ります。判断に迷ったら、並ぶかどうかだけ見てください。
Q. 参拝のあとに食事へ行く日は、どうしますか。
食事の場のほうを基準にしてください。参拝は屋外で立っている時間、食事は屋内で座っている時間です。座ると見える場所が変わり、上半身と手元だけが相手の視界に入ります。落としたのが手元の飾りだった場合、この場面で足りなくなります。参拝だけの想定で落とすのは、参拝で終わる日に限ってください。
Q. 子どもは衣装で、親だけ落とすのは変ですか。
変ではありません。主役は子どもで、親はそこから引いた位置に立ちます。ただし、引くことと足りないことは別です。3メートルで見える4つ、つまり輪郭・丈・肌の面積・足元がそろっていれば、親が落ち着いた装いでも並びは崩れません。落として構わないのは、そこから先の細かい部分だけです。

— メグラシ編集部

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