冬のお宮参りのママの服装は、屋外で待つ合計分数で層の数が決まる|産後の体と両立させる組み方

冬のお宮参りで難しいのは、寒さと産後の体を同時に決めなければならないところです。
暖かくすれば締めつけが増え、楽にすれば屋外で足りない。この往復から出るには、厚みで考えるのをやめて、層の数で考えるのがいちばん早いです。
決め手は一つです。屋外で待つ合計分数。
まず数える|屋外で待つ合計分数
当日、屋根の下にいない時間を足してください。
- 駐車場や駅から社務所まで歩く時間
- 受付を待つ時間
- ご祈祷の順番を待つ時間(屋外で待つ神社の場合)
- 写真を撮る時間
- 帰りに同じ道を戻る時間
冬は、この合計が20分を超えるかどうかで条件が変わります。
| 合計分数 | 必要な層 | 足すもの |
|---|---|---|
| 20分まで | 三層 | 足さなくてよい |
| 40分まで | 四層 | 外で着る一枚 |
| 60分を超える | 四層 | 首元にもう一か所 |
分数が分からない日は、40分として組んでおいてください。 多いほうに寄せておけば、脱げば減らせます。少なく見積もると、当日に足すものがありません。
層を四つに分ける|厚みではなく枚数で持つ
層とは、次の四つです。
- 肌に触れる一枚 ── 汗を吸う。締めない
- 体の形をつくる一枚 ── 外から見えるのはここ。段はここで決める
- 上に着る一枚 ── 襟があり、社務所のなかでも着ていられる
- 外で着る一枚 ── 屋外だけ。社務所に入ったら脱ぐ
厚い一枚で行くと、社務所に入ったときに脱ぐものがありません。 冬のお宮参りは、屋内と屋外を何度も往復します。受付は屋内、待ち時間は屋外、ご祈祷は屋内、写真は屋外。
四層で持っていれば、そのたびに一枚ずつ動かせます。動かせる余地の数が、そのまま当日の快適さになります。
産後の体には、締める一枚より脱げる三枚
産後は体の状態が日ごとに変わります。当日に合うかどうかを、一枚の服にかけないほうが確実です。
体の形をつくるのは、二番目の層の役割にしてください。 肌に触れる一枚は締めないものにします。
ウエストに段が出るのが気になる場合、動かすのは服の締まり具合ではなく上着の裾の位置です。段が出る位置より下で裾が終わる丈を選べば、座っても立っても段が見えません。
丈の目安は、立った状態で腕を下ろし、指先が上着の裾より上にあるくらいです。ここまであれば、座って前かがみになっても段が出ません。
座って立つ回数から、腰まわりを決める
ご祈祷では座る場面があります。そのあと立ち、また座る。
腰まわりにゴムが露出しているものは、この動作で段が出ます。 上着の裾から、ゴムの縁が横線として見えます。
隠す方法は二つあります。上着の裾を段より下で終わらせるか、腰まわりに縫い目のないものにするか。前者のほうが手持ちで実現しやすい。
もう一つ、座ったときに膝が隠れる丈かどうかも見てください。冬は床から冷えが上がってくるので、膝が出ていると座っている時間がつらくなります。
授乳の間隔から、前が開く位置を決める
授乳がある日は、間隔で決めます。
2時間を切る日は、前が開く位置が鎖骨の下にある層を一枚入れてください。 開く位置が腰に近いと、開ける範囲が大きくなり、屋外では現実的ではありません。
2時間以上あく日は、参拝の前後で済ませられます。 その場合、層のどれにも開く位置は要りません。
もう一つ先に確かめるのが、屋内で授乳できる場所があるかです。社務所や近くの施設に場所がある神社なら、層の数を一つ減らせます。
無い場合は、車のなかで済ませる前提で組んでください。車内は暖まるので、外で着る一枚を脱いだ状態でできます。脱ぐ順番を先に決めておくと、車のなかで迷いません。
抱っこ紐は、自分の層の外側
順番が決まっています。
自分の層を全部着てから、その上に抱っこ紐を着けます。 そして、上に羽織る一枚は抱っこ紐ごと覆える丈と幅のものを選びます。
抱っこ紐の内側に上着を入れると、赤ちゃんを下ろすたびに全部を外すことになります。外側にしておけば、上着だけを外せます。
赤ちゃんを包むものは、抱っこ紐のさらに外側です。三つの順番は、自分の層 → 抱っこ紐 → 上に羽織る一枚と赤ちゃんを包むもの、になります。
この順番を当日の朝に考えると、玄関で止まります。前の日に一度、実際に着る順で並べておいてください。
足元|砂利と、床からの冷え
境内は砂利と階段があり、そのうえ立っている時間が長い場所です。
接地面が親指の腹ほどより狭いものは砂利に沈みます。 沈むと歩幅が縮み、抱っこしているときは特に不安定になります。
冬の追加条件は、床からの冷えです。社務所で座る場合、床に近いほど冷えます。足の甲が覆われているかどうかで体感が変わります。つま先が開いた形は、この時期は持ちません。
厚みで防ごうとすると、今度は歩きにくくなります。厚みより、覆われている面積で決めてください。
首元は、いちばん小さい面積でいちばん効く
合計分数が60分を超える日に足すのは、上着ではなく首元です。
首元は面積が小さいのに、体感への効き方が大きい場所です。 上に一枚足すと動きにくくなりますが、首元なら抱っこの動作を妨げません。
ただし、屋内に入ったら外してください。覆ったまま社務所に入ると、顔まわりに熱がこもります。
外したものは、外で着る一枚と一緒にまとめておくと、次に外に出るときにすぐ戻せます。外で使うものを一か所にまとめると、往復のたびに探さずに済みます。
12月・1月の日程で、追加で見る二つ
真冬の日程になる場合、二つ足して確かめてください。
一つ目、日没の時刻。 午後の参拝は、帰り道の体感が行きより一段下がります。外で着る一枚は、行きの気温ではなく帰りの気温で選んでください。
二つ目、風。 境内は風の通り道になっていることがあります。同じ気温でも、風があると体感が一段下がります。外で着る一枚は、厚さより風を通さないかで選ぶほうが効きます。
赤ちゃんについても同じで、包むものは厚さより風を通さないほうが働きます。ただし顔まわりは覆いすぎないでください。
早見表|当日の朝に確かめる五つ
| 確かめること | 満たしていること |
|---|---|
| 屋外で待つ合計分数 | 数えてある。分からないなら40分で組む |
| 層の数 | 四つ。厚い一枚で代用していない |
| 上着の裾 | 座っても段が出ない位置で終わる |
| 抱っこ紐の位置 | 自分の層の外側 |
| 外で使うもの | 一か所にまとまっている |
どちらとも取れる①|社務所で待てるかどうか分からない
事前に分からない神社があります。
待てない前提で組んでください。 待てた場合は、外で着る一枚を脱ぐだけで済みます。逆に、待てる前提で組んで屋外だった場合、足すものがありません。
これは分数の考え方と同じで、多いほうに寄せておけば減らせるという一点です。
電話で確かめられるなら、聞くのは一問です。「祈祷の順番は屋内で待てますか」。これだけで分数が決まります。
どちらとも取れる②|和装にするかどうか迷っている
冬に和装を選ぶ場合、層の考え方は変わりません。変わるのは、層を追加する場所が外側だけになることです。
和装は形が決まっているので、中の層を増やすと着姿が変わります。だから、足すのは外で着る一枚と首元だけになります。
そのぶん、屋外で待つ合計分数の影響を強く受けます。40分を超えそうな日は、外側の一枚を厚めに持っていってください。
産後の体との兼ね合いは、着ている時間の長さで見ます。参拝だけで終わるか、食事が続くか。続く日は、途中で着替えられる場所があるかを先に確かめてください。
どちらとも取れる③|お食い初めや撮影と同じ日にする
一日にまとめると、屋外と屋内の往復が増えます。
このとき効くのは、脱ぎ着の回数です。 参拝だけの日より、往復が二倍近くになります。
回数が増える日は、層の一つひとつを軽くしてください。四層のままで、それぞれを薄くする。厚い層が混ざっていると、脱いだあとの置き場所に困ります。
そして、脱いだものをまとめる場所を先に決めてください。 車のなか、荷物のなか、家族の誰かに預ける。決めていないと、往復のたびに手がふさがります。
まとめ|数えるのは分数と、層の数だけ
冬のお宮参りで決まっているのは、服の暖かさではありません。屋外で待つ合計分数と、それに合わせた層の数です。
20分までなら三層、40分までなら四層、60分を超えるなら首元を足す。産後の体には、締める一枚ではなく脱げる三枚。抱っこ紐は自分の層の外側。
分数が減らせるなら、層は増やさなくて済みます。 予約と、待つ場所の二つを先に確かめてみてください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 冬のお宮参りで、ママは何を着ればいいですか。
- 一枚の厚さで決めずに、層の数で決めてください。基準は屋外で待つ合計分数です。20分までなら三層、40分までなら四層、60分を超えるなら四層に首元を足します。層とは、肌に触れる一枚、体の形をつくる一枚、上に着る一枚、外で着る一枚のことです。厚い一枚で行くと、社務所に入ったときに脱ぐものがなくなります。
- Q. 産後の体型で締めつけが不安です。どうすればいいですか。
- 締める一枚を選ぶのではなく、脱げる三枚で組んでください。体の形をつくるのは上に着る一枚の役割にして、下は締めないものにします。ウエストに段が出るのが気になる場合は、上着の裾が段の位置より下で終わる丈を選ぶと、座っても立っても段が出ません。丈は、立った状態で手を下ろし、指先が上着の裾より上にあるくらいが目安です。
- Q. 授乳がある日は、どこを見て選べばいいですか。
- 間隔で決めます。2時間を切る日は、前が開く位置が鎖骨の下にある層を一枚入れてください。開く位置が腰に近いと、屋外で開ける範囲が大きくなります。授乳の場所が屋内で確保できるかも先に確かめてください。社務所や近くの施設に場所がある神社なら、層の数を減らせます。無い場合は、車のなかで済ませる前提で、脱ぎやすい順番に組んでおきます。
- Q. 抱っこ紐と上着は、どちらを先に着ればいいですか。
- 抱っこ紐が外側です。自分の層を全部着てから、その上に抱っこ紐を着けます。上に羽織る一枚は、抱っこ紐ごと覆える丈と幅のものを選んでください。抱っこ紐の内側に上着を入れると、赤ちゃんを下ろすたびに全部を外すことになります。外側にしておけば、上着だけを外せます。
- Q. 参拝の日を、暖かい時期まで延ばしたほうがいいですか。
- 日取りは家の事情で決まるものなので、ここでは決められません。ただ、冬に行う場合に効くのは気温そのものより、屋外で待つ合計分数のほうです。予約を取って待ち時間を短くする、社務所のなかで待てるか確かめる、この二つで分数が減れば、真冬でも層の数は増えません。日取りを動かす前に、分数を減らせないか確かめてみてください。
— メグラシ編集部





