12月の結婚式のゲスト服装は、会場を出る時刻から逆算する|預ける一枚と、会場のなかの一着

12月の結婚式で外す人は、行きの気温で全部を決めています。
この月は、昼に始まる式でも帰りは必ず夜です。日没が早く、会場を出る時刻には気温がもう一段下がっています。しかも会場のなかは、一年でいちばん暖房が効いています。
外は冬、なかは真夏に近い。 この二つを一枚で解こうとすると、必ずどちらかが外れます。
会場を出る時刻を、先に出す
招待状を開いたら、まず時刻を一つ計算してください。
式の開始時刻に4時間を足す。 これがだいたい会場を出る時刻です。挙式、写真、披露宴、送賓まで含めた長さです。
出た時刻が日没より後なら、外側の一枚は夜の条件で決めます。12月の日没は早いので、昼に始まる式でもほとんどがこちらに入ります。
| 開始時刻 | 会場を出る時刻 | 外側を決める条件 |
|---|---|---|
| 午前 | 昼過ぎ | 明るいうち。中厚手で足りる |
| 正午前後 | 夕方 | 日没の前後。風を通さないほうへ |
| 午後 | 夜 | 完全に夜。風を通さないものに |
行きに少し暑いくらいで、帰りにちょうど合います。 行きで快適な厚さは、帰りには足りません。
会場のなかの一着は、薄くする
12月だからと生地を厚くすると、披露宴のあいだずっと暑くなります。
この月は、暖房がいちばん強く入ります。そのうえ、席に座っている時間がいちばん長い月でもあります。屋外での撮影は寒さで短くなり、そのぶん室内にいる時間が延びるからです。
体感を上げたいなら、厚みではなく袖の長さで調整してください。 袖があれば、薄い生地でも寒くはなりません。厚みと暖かさは別のものです。
確かめ方は簡単です。生地を二枚重ねて指でつまみ、折り返せるかどうか。折り返せないほどの厚みは、12月の室内では暑くなります。
預ける一枚は、見た目ではなく機能で選ぶ
会場に着いたら受付の前に預けます。この一枚は、披露宴のあいだ一度も人の目に触れません。
だから、選ぶ基準は機能に寄せて構いません。歩いているあいだ寒くないこと、脱いだときに畳めること、丈が中の裾を覆っていること。
12月に一つ足すなら、風を通さないかどうかです。同じ気温でも、風があると体感が一段下がります。厚さを上げるより、こちらのほうが効きます。
色を会場向きにする必要はありません。預けたあとは見えないからです。
クロークの列を、時間に入れておく
12月は集まりが多い時期で、クロークの列が長くなります。ここが11月までと違うところです。
退場から出口までは15分ほど見込んでおいてください。 次の予定がある日は、この15分が効きます。
もう一つ、預ける前にポケットを一度空にしてください。預けたあとに必要なものが入っていると、列に並び直すことになります。12月は手袋や小さな傘を入れたまま渡してしまいがちです。
手元に残すものは先に決めておきます。会場のなかで使うものだけを小さくまとめ、残りは全部預ける。分ける作業を家でやっておくと、受付の前で止まりません。
乾燥で裾がまとわりつくときの、直し方
12月に増えるのがこれです。歩くと裾が脚に張りついて離れない。
原因は、同じ性質の生地を重ねていることです。空気が乾く時期は、重ねた面どうしが張りつきます。
直し方は二つです。
一つ目、中と外で性質の違う生地にする。 張りつく面がなくなります。全身を同じ系統の生地でそろえていると、これが起きます。
二つ目、裾の一周に重みのある縁があるものを選ぶ。 重みがあると、歩いても脚に戻ってきません。
座って立つ回数が多い日ほど、この差が出ます。披露宴は立ったり座ったりが続くので、12月は事前に確かめておく価値があります。
足元|路面の条件が変わる日がある
12月は、路面が凍る日や雪の日が出てきます。地域によっては、会場までの道が前の週と違う状態になります。
天気を見て、歩く用と会場用を分けるかどうかを決めてください。 分ける基準は、駅や駐車場から会場まで歩く時間です。10分を超えるなら、分けたほうが確実です。
つま先は閉じた形にしてください。開いた形は、屋外にいる時間で足先から冷えます。季節の見た目の話ではなく、体感が持たないという理由です。
会場のなかで履き替えるなら、履き替えたものを入れる袋も要ります。これも預ける荷物のほうに入れておきます。
色は深くしてよく、素材は重くしない
12月は深い色が合う時期です。ただし、色と素材の両方を同時に重くすると、屋内の行事から浮きます。
抑えるのは素材のほうです。 色は深くて構いませんが、表面に毛足のあるものや、厚く重い織りは会場のなかでは重く見えます。
窓際で生地を傾けて確かめてください。光が柔らかく散るなら室内向き、光を吸って沈むなら外向きです。沈むものは、預ける一枚のほうに回すと役割が合います。
そして、全身を暗い色でそろえないでください。これは温度の話ではなく、祝いの場と弔いの場を見た目で分けるための約束事です。どこか一か所に、光る要素か明るさを残します。 顔に近い側に残すと、冬の会場でも沈みません。
12月前半と、年末に近い週の差
同じ12月でも、月の後半に入ると条件が変わります。
| 項目 | 12月前半 | 年末に近い週 |
|---|---|---|
| 帰りの気温 | 日没後に下がる | さらに一段下がる |
| クロークの混み方 | 通常 | 列が長くなる |
| 予定の続き方 | 式だけの日が多い | 二次会や別の集まりが続く |
| 路面 | 乾いている日が多い | 凍る日が出てくる |
| 外側の一枚 | 中厚手で足りる | 風を通さないものへ |
変えるのは外側と、時間の見込みだけです。会場のなかの一着は、12月を通して同じで構いません。
二次会まで続く日の組み方
12月は、式のあとに別の集まりが続く日が多くなります。
外側の一枚を決める時刻を、二次会を出る時刻に変えてください。 会場を出る時刻より、さらに数時間あとになります。
もう一つ、二次会の会場に預ける場所があるとは限りません。外側の一枚は、畳んで持てる嵩かどうかを先に見ておいてください。持てない嵩のものだと、二次会のあいだずっと椅子を占領します。
会場のなかの一着は変えなくて構いません。二次会の会場も屋内なので、条件は同じです。変えるとしたら、光る要素を一つ足すくらいで足ります。
親族として出る場合に、12月だけ増えること
親族は迎える側なので、屋外にいる時間が友人より長くなります。
12月に増えるのは、送賓のあいだの時間です。 屋外で行う会場では、その時間だけ外に出ます。クロークに預けた一枚を取りに戻る余裕はないので、席に置ける小さい羽織りが別に要ります。
この一枚は、預ける一枚とは役割が違います。畳んで椅子の背にかかる嵩であること、外して手に持てること。暖かさより、扱いやすさで選んでください。
天候によって屋内に変更されることもあります。使わずに終わっても、椅子の背にかけておくだけなので邪魔になりません。
髪と首元は、外と中で切り替える
外を歩くあいだは首元を覆う必要があります。ところが、覆ったまま会場に入ると顔の下が詰まります。
外で使うものは、預ける一枚と一緒にクロークへ渡してください。 会場に入ってからの首元は、何も無いか、光る一点だけ。
この切り替えを前提にすると、外で使うものは見た目ではなく暖かさで選べます。
髪も同じで、外を歩いているあいだは乾いた風で崩れます。会場に入ってから整える時間を、到着時刻に含めておいてください。 12月はクロークで待つ時間も加わるので、そのぶん早めに着くほうが落ち着きます。
どちらとも取れる①|会場まで屋根の下で行ける
送迎がある会場や、駅に直結している会場では、外を歩く時間がほとんどありません。
このときは、預ける一枚を薄くして構いません。外を歩く時間が5分未満なら、条件は室内の行事に近づきます。
ただし、帰りだけは確かめてください。行きは送迎でも、帰りは自分で移動する日があります。帰りに歩く時間があるなら、そちらで決めます。
どちらとも取れる②|雪や雨の予報が出ている
前日に予報を見て決めることになります。
降る予報なら、足元を分ける前提にしてください。 歩く用と会場用を分けると、濡れたまま披露宴に入ることがありません。
もう一つ、預ける一枚が濡れた場合、クロークで預かってもらえても乾きません。受け取ったときに濡れているので、帰りはそのまま着ることになります。表面が水を弾くものを選ぶと、この場面で差が出ます。
会場のなかの一着は、雨の日でも変えません。濡れるのは外側だけになるように、丈を長めにしておきます。
どちらとも取れる③|昼の式で、外側を薄くしたい
昼に終わる式なら、帰りが明るいうちになります。
このときだけは、行きの条件で決めて構いません。 開始時刻に4時間を足して、日没より前に出るなら、中厚手で足ります。
ただし、そのあと別の予定が入る可能性があるなら、夜の条件で組んでおいてください。12月は、当日になって集まりが加わることがある月です。
外側を一段厚くしても、預ければ会場のなかには影響しません。 迷ったら厚いほうを選んでおくのが、この月の安全側です。
まとめ|外側は時刻で、なかは薄く
12月の結婚式で決まっているのは、寒さそのものではありません。会場を出る時刻と、会場のなかの暖かさです。
式の開始時刻に4時間を足して、外側の一枚を帰りの条件で決める。会場のなかの一着は薄くして、体感は袖の長さで上げる。クロークは受け取りに15分を見込む。裾がまとわりつくなら、中と外で生地の性質を変える。
この四つが決まれば、外でも会場のなかでも外れません。 11月との違いは11月の結婚式のゲスト服装にまとめてあるので、続けて招かれた場合は読み比べてください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 12月の結婚式で、コートはどのくらいの厚さが要りますか。
- 行きの気温ではなく、会場を出る時刻の条件で決めてください。12月は日没が早く、昼に始まる式でも帰りは暗くなっています。式の開始時刻に4時間を足すと、だいたい会場を出る時刻になります。その時刻が日没より後なら、外側の一枚は風を通さないものにしてください。行きに少し暑いくらいで、帰りにちょうど合います。
- Q. 会場のなかの一着は、冬だから厚くしたほうがいいですか。
- 薄くしてください。12月は暖房がいちばん強く入る月で、しかも席に座っている時間がいちばん長くなります。厚い生地で入ると、披露宴のあいだずっと暑くなります。体感を上げたいなら、生地の厚みではなく袖の長さで調整してください。袖があれば、薄い生地でも寒くはなりません。厚みと暖かさは別のものです。
- Q. クロークに預けるとき、気をつけることはありますか。
- 手元に残すものを先に分けておいてください。12月は集まりが多い時期で、クロークの列が長くなります。預けたあとに必要なものがポケットに入っていると、取りに戻ることになります。受け取りにも時間がかかるので、退場から出口までは15分ほど見込んでおくと、次の予定に間に合います。預ける前に、ポケットを一度空にする習慣にすると確実です。
- Q. 裾が脚にまとわりついてしまいます。
- 同じ性質の生地を重ねているのが原因です。12月は空気が乾くので、重ねた面どうしが張りつきます。中と外で性質の違う生地にすると、張りつく面がなくなります。もう一つの手は、裾の一周に重みのある縁があるものを選ぶことです。重みがあると、歩いても脚に戻ってきません。座って立つ回数が多い日ほど、この差が出ます。
- Q. 二次会まで続く日は、何を変えればいいですか。
- 変えるのは外側の一枚です。二次会が終わる時刻は、式の終わりよりさらに数時間あとになります。会場を出る時刻ではなく、二次会を出る時刻で外側を決めてください。会場のなかの一着は変えなくて構いません。もう一つ、二次会の会場に預ける場所があるとは限らないので、外側の一枚は畳んで持てる嵩かどうかを先に見ておいてください。
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