沖縄の結婚式の服装|秋冬に本州から行くゲストは、上着を空港で分ける

**秋冬に本州から沖縄の結婚式へ行く日は、式場の中は薄い羽織り1枚で足ります。**迷うのは、出発地の冬の朝に着ていく上着のほうです。
その上着を、どこで分けるかを先に決めてください。出発地の空港で分けるか、車に置いていくか、沖縄まで持っていくか。ここが決まると、ドレスも羽織りも荷物の大きさも、あとから順に決まります。
秋冬の沖縄は、本州から見ると季節が1〜2か月ほど戻ったような気温です。同じ1日の中に、出発地の冬の朝と、沖縄の秋のはじめのような昼が入ります。旅行としての沖縄の服装は沖縄の気温と服装にまとめてあります。この記事は、結婚式に呼ばれて行く日だけの話です。
結論:式場の中は羽織り1枚、空港までの上着は別に分ける
| 場所 | 着るもの | 決めておくこと |
|---|---|---|
| 出発地の家から空港 | 冬の上着と、移動用の服 | 上着をどこで分けるか |
| 飛行機の中 | 移動用の服 | 機内の冷えに備える薄い1枚 |
| 沖縄の空港からホテル | 移動用の服 | 上着を持ち歩かない |
| 式場の中 | ドレスと薄い羽織り | 冷房と海風の両方に使える羽織り |
| 式場の外 | ドレスと羽織り | 外の時間の長さで、羽織りと足元を決める |
表のいちばん上の行が、この日のいちばんの分かれ目です。出発地の朝が5度を下回る日と、沖縄の昼が22度を超える日が重なると、気温の差は15度を超えます。この差を、中の服を重ねたり脱いだりして受けようとすると、式場に着くまでに汗をかいたり、脱いだ服の置き場に困ったりします。差は上着1枚で受けて、その上着をどこかで分ける、という考え方にすると、中の服は沖縄の気温に合わせたまま1日を通せます。
式場の中の服は本州の式とほとんど変わらず、変わるのは外側の上着の扱いだけ、と考えてください。
秋冬の沖縄は、本州のいつに近いか
沖縄の秋冬の気温は、本州の同じ月とはかなり違います。那覇の平年の気温を、本州の平地の季節に置き換えると、次のようになります。
| 式の月 | 那覇の最高気温の目安 | 那覇の最低気温の目安 | 本州の平地でいうと |
|---|---|---|---|
| 10月 | 28度前後 | 23度前後 | 初秋のはじめ・残暑の頃 |
| 11月 | 25度前後 | 20度前後 | 秋のはじめ |
| 12月 | 22度前後 | 17度前後 | 秋のなかば |
| 1月 | 20度前後 | 15度前後 | 秋のなかばから晩秋 |
| 2月 | 20度前後 | 15度前後 | 秋のなかばから晩秋 |
| 3月 | 22度前後 | 17度前後 | 春の終わり |
この数字は平年の目安で、年や日によって前後します。式の3日前と前日に、那覇か式場のある町の予報を確かめてください。
表の右の列を見ると分かるように、沖縄の冬の最中でも、本州の秋のなかばくらいの気温です。本州の冬の式に着ていく服をそのまま持っていくと、厚すぎることが多くなります。反対に、10月の式で本州の残暑の頃の服を持っていくと、ちょうどよく感じます。
秋冬の沖縄は、北からの風が強く吹く日が増えます。風が秒速5mを超える日は、表の気温より2〜3度低く感じます。海辺の式場では、この風をまともに受けることになります。
式の形で、外にいる時間が変わる
同じ沖縄の結婚式でも、式の形によって、ドレスのまま外にいる時間が大きく変わります。外の時間が長いほど、羽織りと足元を外向きにしてください。
| 式の形 | 外にいる時間の目安 | 外で過ごす場面 |
|---|---|---|
| ホテルの宴会場のみ | 数分 | 建物の出入りだけ |
| ホテル内のチャペル | 5〜10分 | チャペルと宴会場のあいだの移動 |
| 海の見える独立したチャペル | 20〜30分 | 参列後の写真、送迎の待ち時間 |
| ガーデンの披露宴 | 40分以上 | 乾杯や歓談を外で過ごす |
| 海辺での写真や演出 | 20〜40分 | 砂浜や海沿いの道での写真 |
海の見える独立したチャペルは、ホテルから車で移動する場所にあることが多く、送迎の車を待つ時間も外で過ごすことになります。写真の時間は、晴れていれば海と空を背にして撮ることが多いので、日なたと風の中に20分ほど立つことを前提にしてください。
式の形は、招待状や式場の名前から、ある程度分かります。分からないときは、新郎新婦か、同じ式に呼ばれている人に聞いてかまいません。外の時間が20分を超える式なら、羽織りは海風に負けない厚さのものを選んでください。
ドレスの袖と丈|外の時間と月で決める
ドレスの袖は、式の月と、外にいる時間の2つで決めます。沖縄の10月は、本州の残暑の頃に近いので、袖のないドレスでも外で寒くありません。冬に近づくほど、外の時間に袖が要ってきます。
| 式の月 | 外の時間が短い式 | 外の時間が長い式 |
|---|---|---|
| 10月 | 袖なし、または半袖 | 半袖と薄い羽織り |
| 11月 | 半袖と薄い羽織り | 5分袖か7分袖 |
| 12月から2月 | 5分袖か7分袖 | 長袖か、7分袖と厚めの羽織り |
| 3月 | 半袖と薄い羽織り | 5分袖か7分袖 |
丈は、本州の式と同じく、膝が隠れる長さが土台です。海辺の式では、風で裾が持ち上がることがあるので、裾の軽すぎる素材の短い丈は避けてください。膝下10cmほどの丈で、裾に少し重みのある素材なら、風のある日も裾が落ち着きます。
袖の長さを迷うときは、写真の時間を思い浮かべてください。外で並んで写真を撮るあいだは、羽織りを脱いでドレスだけで立つことがあります。その数分に寒さを感じない袖を選んでおくと、写真の中で肩をすくめずに済みます。
袖のないドレスで参列するときは、チャペルでの式のあいだは肩を羽織りで覆ってください。これは沖縄でも本州でも同じ決まりです。
羽織り|式場の冷房と海風の両方に使う
秋冬の沖縄の式で、羽織りは2つの役目をします。1つは、式場の中の冷房や空調への備えです。もう1つは、外に出たときの海風への備えです。
| 羽織りの種類 | 冷房の中で | 海風の外で | 向く式 |
|---|---|---|---|
| 薄いショール | ちょうどよい | 飛ばされやすい | ホテルの中だけの式 |
| 薄手のボレロ | ちょうどよい | 風で乱れにくい | どの式にも |
| 薄手のカーディガン | ちょうどよい | 風を少し防ぐ | 12〜2月の式 |
| 厚めのショール | 暑く感じることがある | 風を防ぐ | ガーデン・海辺の式 |
| 薄手のジャケット | ちょうどよい | 風を防ぐ | 12〜2月の外の時間が長い式 |
羽織りの色は、ドレスより少し明るいか、同じ系統の色にしておくと、脱いだときと着たときの差が小さく、写真の中でもまとまって見えます。
沖縄のホテルの宴会場は、秋冬でも人が多く集まると空調が強めに入ることがあります。1枚だけ持つなら、腕まで覆えて、肩から落ちにくい形のものが、中でも外でも使えます。ショールを選ぶなら、胸の前で留めるピンを1つ持っていってください。海風の中では、留めていないショールはすぐに肩から外れます。
色と素材|本州の式と同じ決まりに、軽さを足す
色の決まりは、本州の式と変わりません。白や白に近い色は花嫁の色なので避けます。全身を黒1色にするなら、羽織りや小物で明るさを足します。
| 色・素材 | 沖縄の秋冬の式で | 気をつけること |
|---|---|---|
| 白・生成り | 避ける | 写真で白に見える淡い色も避ける |
| 紺・深緑・ボルドー | 向く | 海と空の写真に映える |
| 淡い青・淡い緑 | 向く | 明るい日差しで白っぽく見えないか |
| 黒 | 着てよい | 羽織りか小物で明るさを足す |
| 厚手の起毛(ベルベットなど) | 10〜11月は暑く感じる | 12〜2月なら着られる |
| 薄手のとろみ素材 | 向く | 風で体に張りつくことがある |
沖縄の日差しは、秋冬でも本州より強く感じる日があります。淡い色のドレスは、強い日差しの下の写真で白っぽく写ることがあるので、淡い色を着るなら、写真の時間だけ羽織りを重ねて色を足すのも一つの方法です。
本州の冬の式に着ていく厚手の起毛のドレスは、沖縄の10〜11月には暑く感じます。12月から2月の式なら、沖縄の最高気温は20度前後なので、着て困ることは少なくなります。迷ったら、同じ形で薄手の素材のドレスを選んでください。
足元|芝・砂・石畳で、ヒールを決める
足元は、外で歩く場所で決まります。ホテルの中だけの式なら、本州の式と同じヒールで構いません。
| 歩く場所 | 細いヒール | 面の広いヒール | 厚みのある底 |
|---|---|---|---|
| ホテルの床 | 歩ける | 歩ける | 歩ける |
| 石畳・板張り | 隙間に引っかかることがある | 歩ける | 歩ける |
| 芝生 | 沈んで歩きにくい | 歩ける | 歩ける |
| 砂浜 | 沈んで歩けない | 沈みやすい | 歩けるが、砂が入る |
写真の時間に砂浜へ出る式では、どの靴でも砂が入ります。砂浜で写真を撮る予定があるなら、式場に着いてから写真の時間だけ履き替える、平らな靴を1足、小さな袋に入れて持っていく方法もあります。写真のあいだは裸足になる式もあるので、足の爪や甲の見え方も、前の日に整えておいてください。
髪と小物|海風で乱れない形に
海の見える式場では、風で髪とドレスの裾が乱れます。髪は、下ろしたままより、まとめておくほうが写真の時間に困りません。
| 髪の長さ | 風のある日に向く形 | 避けたい形 |
|---|---|---|
| 肩につかない | 耳にかけて留める | 何も留めない下ろしたまま |
| 肩につく | 低い位置で1つにまとめる | 高い位置の大きな飾り |
| 肩より長い | 低い位置でまとめて、毛先を中に入れる | 下ろしたまま巻くだけ |
髪をまとめるときは、ピンを多めに持っていってください。海風の中で数十分過ごすと、まとめた髪が少しずつほどけてきます。披露宴の前に化粧室で直せるよう、小さな鏡とピンを数本、バッグに入れておくと安心です。
髪飾りは、風で動いても落ちないよう、ピンでしっかり留められるものを選んでください。大きな帽子は、室内では脱ぐのが決まりで、海風の中では押さえていないと飛ばされます。日差しよけには、帽子より日傘のほうが式の場では扱いやすいこともあります。
披露宴の踊りの時間|腕を上げても困らない形
沖縄の披露宴では、最後に会場のみんなで手を上げて体を揺らしながら踊る時間がある式も多くあります。ゲストも席を立って輪に加わるので、その時間に動ける服を選んでください。
| 確かめること | やり方 | 困るとき |
|---|---|---|
| 腕を上げたときの脇 | 両手を頭の上まで上げる | 脇が突っ張る、袖が食い込む |
| 腕を上げたときの裾 | 両手を上げて、裾の位置を見る | 裾が膝より大きく上がる |
| 体を揺らしたときの肩 | 左右に体を揺らす | 羽織りが肩から落ちる |
| 立ち続けたときの足 | 10分立って体を揺らす | つま先が痛む |
踊りの時間は、長い披露宴の最後に来ます。そのころには足が疲れていることが多いので、ヒールの高さは、立って体を揺らしても痛くならない高さにしてください。家の鏡の前で、両手を上げて体を揺らしてみるだけで、当日困るかどうかが分かります。
披露宴が長く、人数が多いとき
沖縄の披露宴は、招待する人数が多く、時間も長くなりやすいと言われます。本州の式より、席を立ってほかの卓へあいさつに行く場面が多いこともあります。
| 場面 | 服と小物で気をつけること |
|---|---|
| 受付の列 | 外の列なら、日差しと風の中で待つ |
| 卓の間の移動 | 裾が長すぎると、椅子の脚に引っかかる |
| あいさつで立つ | バッグを持ったまま歩けるか |
| 余興を見る | 振り返って座る姿勢が長く続く |
| 長い時間座る | ウエストがきつすぎないか |
受付の列が外にできる式場では、到着してから会場に入るまでに、日なたや風の中で10分ほど待つこともあります。受付の時間に早めに着く予定なら、羽織りは会場に入る前から着ておいてください。
長い時間座っているので、ウエストに余裕のあるドレスのほうが、最後まで楽に過ごせます。バッグは、手に提げても肩にかけても持てる小さなものにすると、卓の間を歩くときに手がふさがりません。
空港までの上着を、どこで分けるか
いちばんの分かれ目は、出発地の冬の上着の扱いです。沖縄に着いてから使う場面はほとんどないので、持ち歩かずに済む方法を先に決めてください。
| 分け方 | やり方 | 向く人 |
|---|---|---|
| 車に置いていく | 空港の駐車場に停めた車の中に置く | 車で空港へ行く人 |
| 出発地の空港で預ける | 空港によっては、上着を預かる場所がある | 電車やバスで空港へ行く人 |
| 見送りの人に持ち帰ってもらう | 空港まで送ってくれた家族に渡す | 送ってもらう人 |
| 沖縄まで持っていく | たためる薄手の上着にして、荷物に入れる | 上の3つが使えない人 |
| 上着を着ずに出る | 厚手の羽織りを重ねて、上着の代わりにする | 出発地の朝が10度を超える人 |
車に置いていく場合は、帰りの便の到着が夜になることも考えておいてください。冬の夜の駐車場は、朝より冷えています。車に置いた上着のところまで、機内の羽織りだけで歩くことになるので、帰りは羽織りを1枚厚めにしておくと楽です。
上着を預かる場所があるかどうかは、空港によって違います。出発の前に、利用する空港の案内で確かめておいてください。沖縄まで持っていくなら、たたんで荷物の中に入る薄さのものにしておくと、式の日に手に持って歩かずに済みます。
飛行機と移動の服|ドレスは着ていかない
ドレスを着たまま飛行機に乗るのは、おすすめしません。座席に長く座ると、ドレスにしわが寄ります。移動は移動用の服にして、ホテルか式場の着替えの場所でドレスに着替えてください。
| 移動の場面 | 着るもの | 気をつけること |
|---|---|---|
| 出発地の家から空港 | 移動用の服と冬の上着 | 上着をどこで分けるか |
| 飛行機の中 | 移動用の服と薄い羽織り | 機内は冷えることがある |
| 沖縄の空港 | 移動用の服 | 上着を脱いでも暑く感じることがある |
| ホテルや式場へ | 移動用の服 | 着替えの場所を先に確かめる |
機内は、季節を問わず肌寒く感じることがあります。とくに朝の便は、出発地の寒さで体が冷えたまま乗ることになるので、薄い羽織りかストールを1枚、手元の荷物に入れておいてください。
移動用の服は、沖縄に着いてからも暑すぎない、薄手の長袖か、半袖に羽織りを重ねた組が向きます。出発地の寒さは上着で受けて、中の服は沖縄の気温に合わせておくと、着いてから脱ぐものが上着だけで済みます。
ドレスの運び方|しわを残さない
ドレスは、スーツケースに入れるか、手荷物で機内に持ち込むかで、しわの残り方が変わります。
| 運び方 | しわ | 気をつけること |
|---|---|---|
| 手荷物の衣装袋 | 残りにくい | 機内の棚に入る大きさか |
| スーツケースに、たたんで入れる | 残りやすい | たたむ回数を少なくする |
| スーツケースに、丸めて入れる | 折り目はつきにくい | 素材によってはしわが残る |
| 先に宅配でホテルへ送る | 残りにくい | ホテルが荷物を受け取るか確かめる |
しわの残りにくさは、素材でも変わります。ハリのある化繊の素材はしわが残りにくく、薄いとろみ素材や綿、麻の混ざった素材はしわが残りやすくなります。沖縄の式のためにドレスを選ぶなら、運ぶことも考えて、しわの残りにくい素材を選んでおくと、着いてからの手間が減ります。
ホテルに着いたら、まずドレスを出してハンガーにかけてください。浴室に湯気を立てた状態で少しかけておくと、軽いしわは伸びることがあります。ホテルによっては、アイロンを貸し出していることもあります。
10月の式|袖のないドレスでも外で寒くない
10月の沖縄は、最高気温が28度前後で、本州の残暑の頃に近い気温です。袖のないドレスでも、外の時間に寒くなることはほとんどありません。
10月の沖縄は、台風の通り道になる年もあります。式の数日前から、沖縄と出発地のあいだの天気を確かめて、飛行機の便が変わったときの着替えの場所も考えておいてください。
この月に気をつけるのは、寒さより暑さと日差しです。外の写真の時間が長い式では、日なたで汗をかきます。羽織りは暑さで脱ぐ前提で、薄く、たたんで小さくなるものを選んでください。出発地も10月はまだ上着が要らない日が多いので、上着の分け方で迷うことも少ない月です。10月の沖縄の旅行としての服装は10月の沖縄の服装にもあります。
秋の終わりから冬の入り口の式|羽織りが主役になる
11月から12月の沖縄は、最高気温が22〜25度前後に下がり、北風の日が増えます。式場の中はまだ羽織り1枚で足りますが、外の時間が長い式では、羽織りの厚さで寒さが変わります。
この時期の沖縄は、晴れた日の昼はまだ暖かく、日が陰ると急に涼しく感じます。披露宴が夕方から夜にかかる式では、帰りの時間に外が冷えていることがあるので、羽織りは最後まで手元に置いておきます。
出発地のほうは、この時期から朝の気温が1桁になる日が出てきます。上着をどこで分けるかを決める必要が出てくるのは、この時期からです。外の時間が長い式なら、羽織りを薄手のカーディガンかジャケットにして、ショールは中で使う1枚として別に持つ、という2枚の持ち方もあります。
年明けから春先の式|長袖と羽織りを組む
1月から2月の沖縄は、最高気温が20度前後で、1年でいちばん涼しい時期です。曇りの日が多く、北風の日は外にいると肌寒く感じます。
| 1〜2月の式の外の時間 | ドレスの袖 | 羽織り |
|---|---|---|
| 数分 | 5分袖か7分袖 | 薄手のボレロかショール |
| 20〜30分 | 7分袖 | 薄手のカーディガンか厚めのショール |
| 40分以上 | 長袖 | 薄手のジャケット |
| 曇りで北風の日 | 7分袖か長袖 | 風を防ぐ厚めのもの |
この時期の式は、外の時間が短くても、5分袖か7分袖のドレスに羽織りを組むのが土台です。出発地は冬の最中なので、冬の上着の分け方も必ず決めておきます。3月に入ると、最高気温が22度前後に戻り、晴れた日の外の時間は暖かく感じるようになります。
前泊か、当日入りかで変わること
本州から沖縄の式へ行くときは、前の日に沖縄へ入る前泊と、式の当日に飛行機で入る当日入りの2つの形があります。どちらにするかで、ドレスの運び方と着替えの場所が変わります。
| 形 | ドレスの着替え | 上着の扱い | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 前泊 | ホテルの部屋で着替える | 前の日に分ける | 前の日の夕方の服も要る |
| 当日入り(朝の便) | 式場の着替えの場所で着替える | 当日の朝に分ける | 着替えの場所を先に確かめる |
| 当日入り(昼の便) | 空港か式場で急いで着替える | 当日の朝に分ける | 式の開始に間に合うか |
| 前泊・2泊以上 | ホテルの部屋で着替える | 前の日に分ける | 観光の服も持つ |
当日入りの場合は、飛行機が遅れることも考えておく必要があります。式場に着替えの場所があるか、荷物を預けられるかを、前もって式場か新郎新婦に確かめておいてください。前泊なら、ドレスをホテルでハンガーにかけてしわを伸ばす時間が取れます。
親族として参列するとき
親族として参列する場合は、友人として参列するより、きちんとした服装が求められることがあります。本州では、母や祖母が着物を着ることも多いのですが、沖縄の式場は秋冬でも暖かく、厚い着物では汗をかくことがあります。
| 立場 | 本州の式でよくある服装 | 沖縄の秋冬の式で気をつけること |
|---|---|---|
| 新郎新婦の母 | 着物か、きちんとしたドレス | 着物なら、式場の中の暖かさ |
| 新郎新婦の祖母 | 着物か、落ち着いた色のドレス | 長い披露宴で座り続ける楽さ |
| きょうだい・おば | きちんとしたドレス | 外の写真の時間の羽織り |
| いとこ | 友人と同じくらい | 友人と同じ考え方でよい |
着物を着るかどうかは、両家で合わせることが多いので、先に家族と相談してください。着物を着る場合は、着付けをどこでするかも決めておく必要があります。沖縄の式場やホテルに、着付けを頼める場所があるかを確かめておくと、着物を持って飛行機で移動するだけで済みます。
二次会と翌日の観光の服
式のあとに二次会がある日や、翌日に観光をする日は、ドレスとは別の服を用意しておきます。
| 予定 | 着るもの | 気をつけること |
|---|---|---|
| 二次会 | ドレスのまま、または着替えたきれいめの服 | 会場の場所と、移動の時間 |
| 翌日の観光 | 移動用の服に、歩きやすい靴 | 日差しと風 |
| 翌日の帰りの飛行機 | 移動用の服と、出発地で着る上着 | 上着を分けた場所で受け取る |
帰りの飛行機を降りたとき、出発地は冬です。行きに上着を車に置いてきた人は、車に着くまでの道が寒くなります。帰りの便を降りる前に、機内で羽織りを1枚重ねておくと、車までの数分が楽です。
子どもと一緒に参列するとき
子どもと一緒に沖縄の式へ行くときは、子どもの服も、式場の中と外、出発地の冬の朝の3つに分けて考えます。
子どもの服は、出発地の冬の朝と、沖縄の昼の差を、大人より大きく感じることがあります。出発の朝は厚めの上着を着せ、空港で大人の上着と一緒に分けてください。沖縄に着いたら、薄手の長袖か半袖に羽織りを重ねる程度で過ごせます。
子どもの式の服は、長い披露宴のあいだに汗をかいたり、食べこぼしたりすることが多いので、替えのシャツか服を1組持っていってください。子どもは大人より暑がりなことが多く、沖縄の式場の中では、長袖の上着を脱いでしまうこともあります。脱いだ上着を入れる袋を1つ用意しておくと、会場で置き場所に困りません。
どちらとも取れるとき①|服装の指定が「平服」「かりゆし可」
招待状に「平服で」「かりゆしウェアでお越しください」と書かれていることがあります。これは、男性のゲストに向けた指定であることが多く、女性のゲストの服装は、ふだんの式とほとんど変わりません。
平服の指定でも、女性はきちんとしたワンピースかドレスに、羽織りを組む形で構いません。かりゆしウェアの指定がある式は、会場全体が軽い装いになることが多いので、素材を薄手のものに寄せて、飾りを少し減らすと、周りと並んだときに浮きません。迷うときは、新郎新婦に直接聞いてかまいません。
どちらとも取れるとき②|外の時間があるか、当日まで分からない
式場の案内を見ても、外で写真を撮るのか、ガーデンで過ごす時間があるのかが分からないことがあります。この場合は、外の時間がある前提で準備してください。
羽織りは海風に負けない厚さのものを選び、足元は面の広いヒールにしておきます。外の時間がなかったときは、羽織りを中で使えばよく、面の広いヒールもホテルの床で困ることはありません。外に出る前提で準備して、出なかった日に困ることはほとんどありません。
どちらとも取れるとき③|最高気温が25度前後で、袖を迷う
11月や3月の式で、最高気温の予報が24〜26度のあたりにあると、袖のないドレスでいいか、袖が要るかで迷います。
この場合は、外の時間で決めてください。外の時間が20分を超える式なら、半袖か5分袖にして、羽織りを重ねます。外の時間が短い式なら、袖のないドレスに羽織りを組んで、式のあいだは羽織りで肩を覆います。曇りで北風の予報が出ている日は、気温の数字より寒い側に1段寄せてください。
どちらとも取れるとき④|荷物を1つにまとめたい
前泊なしで当日に沖縄へ入り、その日のうちか翌日に帰る場合、荷物を1つにまとめたいこともあります。
この場合は、ドレスを手荷物の衣装袋に入れ、移動用の服で行きます。冬の上着は、出発地の空港か車で分けて、沖縄には持っていきません。羽織りと小物、履き替えの靴は、衣装袋の下のポケットか、小さな手提げにまとめます。上着を持っていかないと決めた日は、帰りに出発地に着いたときの寒さだけを、機内の羽織りで受ける形になります。
前の晩に確かめる持ち物
沖縄の式へ行く前の晩に、次の持ち物を確かめてください。式の服は本州の式と同じでも、沖縄ならではの持ち物がいくつか加わります。
| 持ち物 | 役目 | 忘れたとき |
|---|---|---|
| ドレス | 式の服 | 現地で手に入れるのは難しい |
| 羽織り | 冷房と海風 | 現地で買うことはできるが、色を合わせにくい |
| ショールを留めるピン | 海風で羽織りが外れない | 羽織りを手で押さえ続けることになる |
| 式の靴 | 式の足元 | 移動用の靴で参列することになる |
| 履き替えの平らな靴 | 砂浜の写真・移動 | 式の靴で砂の上を歩くことになる |
| 髪のピン | 海風で髪がほどけたとき | 化粧室で直せない |
| 日傘 | 外の写真の時間の日差し | 日なたで待つことになる |
| 移動用の服 | 飛行機と空港 | ドレスで移動することになる |
| 上着を分ける段取り | 出発地の冬の朝 | 沖縄で上着を持ち歩くことになる |
| 機内の薄い羽織り | 機内の冷え・帰りの出発地 | 帰りに出発地で寒い |
**表のいちばん下の2つは、服そのものではなく段取りです。**上着を分ける場所と、帰りに出発地で寒さを受ける1枚を決めておけば、秋冬の沖縄の式の服装で迷うことは、ほとんどなくなります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 秋冬の沖縄の結婚式に、コートは要りますか
- 沖縄に着いてからは、コートを着る場面はほとんどありません。秋冬の那覇の最高気温は、月にもよりますが20〜28度前後で、式場の中は冷房か空調が効いています。コートが要るのは、出発地の家から空港までです。空港の駐車場に停めた車に置いていく、出発地の空港で預ける、見送りの家族に持ち帰ってもらう、といった形で、沖縄まで持っていかずに済む方法を先に決めておいてください。持っていくなら、たためる薄手のものにします。
- Q. 沖縄の結婚式は、服装がカジュアルでもいいと聞きました
- 沖縄では男性のかりゆしウェアが式でも着られていて、全体に本州の式より服装がやわらかい印象を持たれることがあります。ただ、女性のゲストの服装は、本州の式とほとんど変わりません。白を避ける、肩を出しすぎない、きちんとした靴を履く、といった決まりはそのまま守ってください。招待状に服装の指定があるときは、その指定に従います。迷うときは、本州の式に着ていく服を土台にして、素材を軽くするくらいの考え方で十分です。
- Q. 海辺のチャペルの式で、ヒールは履けますか
- チャペルまでの道が石畳か板張りなら、ふだんの式と同じヒールで歩けます。芝生や砂の上を歩く場面があるなら、細いヒールは沈んで歩きにくくなります。面の広いヒールか、厚みのある底の靴にしてください。写真の時間に海辺へ出る式もあるので、招待状や式場の案内で、外の場所を先に確かめておくと安心です。歩く場所が分からないときは、面の広いヒールにしておけば、どちらでも困りません。
- Q. 披露宴で踊る時間があると聞きました。どんな服がいいですか
- 沖縄の披露宴では、最後に会場のみんなで手を上げて踊る時間がある式も多くあります。腕を頭の上まで上げる動きなので、袖の細すぎるドレスや、肩が上がると裾が大きく持ち上がる丈の短いドレスは、動きにくく感じます。腕を上げたときに脇や肩が突っ張らないか、裾がどこまで上がるかを、家の鏡の前で一度確かめておいてください。靴は、立って体を揺らしても足が痛くならない高さにします。
— メグラシ編集部





