沖縄の気温と服装|旅の月と行き先で、持っていく上着が変わる

**沖縄の服装は、行く月の最低気温と、旅程の場面で決まります。**秋から春先の沖縄は、本州より最高気温がおよそ6〜10度高い日が続きます。けれど上着が要るかどうかを決めるのは、最高気温ではなく、朝晩の最低気温と、海からの風です。
同じ月に行っても、那覇の街を歩くだけの旅と、北部の森や離島への船をめぐる旅では、持っていく上着が変わります。冷房の効いた屋内で過ごす時間が長い旅も、薄い長袖が1枚ほしくなります。
月ごとの詳しい服装は、沖縄旅行の服装は秋が読みにくいや12月の沖縄の服装に分けています。この記事は、行く月と行き先を入れると、持っていく上着が1枚に決まるように、月と場面を並べたものです。
結論:最低気温18度と15度が、上着の境目
下の表は、那覇の平年の気温の目安です。年や日によって2〜3度上下します。
| 旅の月 | 最高気温の目安 | 最低気温の目安 | 日中の服 | 朝晩に足すもの | 上着 |
|---|---|---|---|---|---|
| 秋のはじめ(10月) | 28度前後 | 23度前後 | 半袖 | 何もいらない | 冷房用の薄い長袖 |
| 秋のなかば(11月) | 25度前後 | 20度前後 | 半袖か薄い長袖 | 薄い長袖 | 薄い羽織り1枚 |
| 冬のはじめ(12月) | 22度前後 | 17度前後 | 長袖 | 羽織り | 風を通しにくい薄手の上着 |
| 冬のさなか(1月) | 20度前後 | 15度前後 | 長袖 | 薄手のニット | 薄手の上着か、小さく畳めるダウン |
| 冬の終わり(2月) | 20度前後 | 15度前後 | 長袖 | 薄手のニット | 薄手の上着 |
| 春のはじめ(3月) | 22度前後 | 17度前後 | 長袖 | 羽織り | 風を通しにくい薄手の上着 |
最低気温が18度を下回る月は、長袖の上に1枚足すのが目安です。15度を下回る日は、その1枚を風を通しにくいものにしてください。厚手のコートが要る日は、那覇ではほとんどありません。
表の月の名前は目安です。同じ月でも、上旬と下旬で2〜3度違うことがあります。秋のなかばの下旬は、冬のはじめに近い日が増えます。冬の終わりの下旬は、春のはじめに近づきます。旅の日付が月の前半か後半かで、表を半段ずらして読んでください。
本州の服に置き換えて、荷造りする
沖縄の月の気温を、本州のどの時期の気温に近いかに置き換えると、手持ちのどの服を持っていけばいいかが分かります。ここでは東京の平年の最高気温と比べています。
| 沖縄の旅の月 | 那覇の最高気温 | 東京で同じくらいになる時期 | 持っていく服の目安 |
|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 28度前後 | 夏の終わり〜秋のはじめ | 夏の終わりに着ていた服 |
| 秋のなかば | 25度前後 | 秋のはじめ | 半袖と薄い長袖を半分ずつ |
| 冬のはじめ | 22度前後 | 秋のなかば | 長袖と薄い羽織り |
| 冬のさなか | 20度前後 | 秋のなかば〜終わり | 長袖と薄手のニット、薄い上着 |
| 冬の終わり | 20度前後 | 秋のなかば〜終わり | 冬のさなかと同じ |
| 春のはじめ | 22度前後 | 春のなかば | 長袖と薄い羽織り |
冬に行く人は、いま自分が本州で着ている冬の服ではなく、2か月ほど前、秋のなかばに着ていた服を思い出してください。クローゼットの中で、秋のなかばに着ていた服の段から選ぶと、ほぼ過不足なく収まります。
最高気温より、最低気温と風を見る
沖縄の天気予報で、最高気温だけを見て荷造りすると、朝晩と風の日に寒くなります。見るのは次の3つです。
1つ目は、最低気温です。朝の散歩や、夜の食事の帰りは、最低気温に近い時間に外を歩くことになります。
2つ目は、風の強さです。冬の沖縄は北からの風が強い日が多く、海沿いでは風速5mを超えることもよくあります。風が1m強まるごとに、体感はおよそ1度下がると言われています。気温20度でも、風が5m吹いていれば、体感は15度前後になります。
3つ目は、雲の量です。日差しが強い沖縄では、晴れと曇りで体感が大きく変わります。曇りの日は、同じ気温でも1枚多く感じるくらいで準備してください。
| 天気 | 気温20度の日の体感 | 足すもの |
|---|---|---|
| 晴れ・風が弱い | 20度前後 | 長袖1枚で足りる |
| 晴れ・風が強い | 16〜17度 | 風を通しにくい上着 |
| 曇り・風が弱い | 18度前後 | 薄い羽織り |
| 曇り・風が強い | 15度前後 | 上着に首の1枚 |
| 雨・風が強い | 14度前後 | 撥水の上着 |
旅程を、場面に分けて書き出す
沖縄の旅は、1日の中で場面が大きく変わります。旅程を開いて、次の場面にそれぞれ何時間いるかを書き出してください。
| 場面 | 体感の特徴 | 足すものの向き |
|---|---|---|
| 空港とレンタカー | 屋内と車内は冷房か暖房、外は短い | 脱ぎ着しやすい1枚 |
| 海辺を歩く | 風が強く、日差しも強い | 風を通しにくい上着と帽子 |
| 那覇の街歩き | 建物に囲まれて風が弱い | 薄い長袖 |
| 本島北部の森や滝 | 木陰で2〜3度低く、足元が濡れる | 長袖と滑りにくい靴 |
| 離島への船 | 甲板は風が強く、しぶきがかかる | 風と水を通しにくい上着 |
| 夜の食事 | 最低気温に近い | 羽織り1枚 |
| 冷房の効いた屋内 | 秋のはじめまで冷房が強い | 薄い長袖 |
書き出した時間のうち、いちばん長い場面に合わせて上着を決めてください。ここから、場面ごとに見ていきます。
旅程表の横に、場面ごとの時間を書く手順
場面ごとの時間は、旅程表を1日ずつ見ながら、次の順で書き出すと迷いません。
- その日に行く場所を、時刻の順に並べる
- 場所ごとに、屋外か、屋内か、車や船の中かを書く
- 屋外の場所に、海沿いかどうかを書き添える
- 日が沈む時刻より後に外にいる時間を、別に数える
書き出したあとは、屋外で海沿いの時間と、日が沈んだあとの時間を足してください。この合計が2時間を超える日は、風を通しにくい上着を着ていく日です。1時間に満たない日は、薄い羽織り1枚で足ります。冬の沖縄は、日が沈む時刻が本州より30分から1時間ほど遅いので、夕方の外歩きの時間は、本州の感覚より長くなりがちです。
場面1|空港と、レンタカーでの移動
沖縄の旅は、空港に着いてからレンタカーで動くことが多くなります。車内は冷房か暖房が効いていて、外を歩くのは駐車場と行き先のあいだだけです。
この場面では、外にいる時間が短いので、上着はほとんど着ません。そのかわり、車内の冷房に合わせて、薄い長袖を1枚手元に置いておきます。秋のはじめは車内の冷房が強く、半袖で長く乗っていると腕が冷えます。
| 旅の月 | 車内 | 車の外 | 手元に置くもの |
|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 冷房が強い | 暑い | 薄い長袖のシャツ |
| 秋のなかば | 冷房か送風 | 暖かい | 薄い長袖 |
| 冬のはじめ〜冬の終わり | 暖房か送風 | 日なたは暖かく、日陰は涼しい | 薄手の上着 |
| 春のはじめ | 送風 | 暖かい | 薄い羽織り |
運転する人は、かかとの低い、脱げにくい靴にしてください。砂浜用のサンダルで運転すると、足元が落ち着きません。
レンタカーを借りる手続きや、空港からの送迎の車を待つ時間は、屋外で過ごすことになります。冬のはじめから冬の終わりに着く旅なら、この待ち時間のために、空港に着いてすぐ上着を脱がず、手続きが終わるまで着ておいてください。車に乗ってから脱いで、後ろの座席に置いておけば、行き先で降りるときにすぐ手に取れます。
場面2|海辺を歩く・写真を撮る
海辺は、沖縄の旅でいちばん風の強い場面です。秋から春先は、海から吹く風で体感が2〜4度下がります。そのうえ、日差しは冬でも強く、照り返しもあります。
| 旅の月 | 上に着るもの | 頭 | 足元 |
|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 半袖に薄い長袖 | つばの広い帽子 | 濡れても乾きやすいサンダル |
| 秋のなかば | 薄い長袖 | つばの広い帽子 | 濡れても乾きやすい靴 |
| 冬のはじめ〜冬の終わり | 長袖に風を通しにくい上着 | 風で飛ばない帽子 | 足首まで覆う乾きやすい靴 |
| 春のはじめ | 長袖に薄い上着 | つばのある帽子 | 濡れても乾きやすい靴 |
冬の海辺は、つばの広い帽子が風で飛びやすくなります。あご紐のあるものか、頭に沿う形の帽子にしてください。写真を撮る時間が長いなら、上着の色も気にかけます。空と海の青の前では、白や明るい色の上着がよく写ります。
砂浜は、秋のはじめまで日中に熱くなっています。素足で歩くと足の裏が熱く感じるので、砂浜へ降りるときも、サンダルか濡れてもよい靴を履いたままにしてください。冬のあいだは、砂が冷たく、濡れた足が風で冷えます。砂浜を歩いたあとに足を拭くタオルを1枚、車か鞄に入れておくと、次の場所へ移るときに楽です。
場面3|那覇の街歩き
那覇の街は、建物に囲まれているぶん、海辺より風が弱くなります。日なたを歩けば、冬でも長袖1枚で汗ばむ日があります。
この場面では、上着を着て歩くより、長袖1枚で歩いて、日陰や夕方に羽織る1枚を鞄に入れておく形が扱いやすくなります。坂や階段の多い地区もあるので、靴は歩き慣れたものにしてください。石畳の坂道は、雨のあとに滑りやすくなります。底の平らなサンダルより、甲の覆われた、底に溝のある靴のほうが歩きやすい場面です。
街歩きで気をつけたいのは、店の中の冷房です。秋のはじめまでは、店の中がかなり冷えていることがあります。外の暑さに合わせて半袖で歩く日も、薄い長袖を1枚持って歩くと、店に入ったときに羽織れます。
場面4|本島北部の森や滝へ行く
本島北部の森は、那覇より気温が低く、木陰では2〜3度下がります。滝や川のそばは足元が濡れていて、石が滑りやすくなっています。
| 旅の月 | 上に着るもの | 下 | 足元 |
|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 長袖の薄いシャツ(虫と枝から腕を守る) | 長ズボン | 底に溝のある靴 |
| 秋のなかば | 長袖に薄い羽織り | 長ズボン | 底に溝のある靴 |
| 冬のはじめ〜冬の終わり | 長袖に薄手の上着 | 長ズボン | 底に溝のある防水の靴 |
| 春のはじめ | 長袖に薄い羽織り | 長ズボン | 底に溝のある靴 |
森の中を歩く日は、季節にかかわらず長袖と長ズボンにしてください。枝や草で肌をこすらずに済み、虫も寄りにくくなります。濡れた石の上を歩くので、サンダルは避けて、底に溝のある靴にします。
森の中は、晴れた日でも地面が湿っていて、靴に泥がつきます。帰りに車へ乗る前に靴を履き替えられるよう、替えの靴を1足車に置いておくと、車内を汚さずに済みます。汗をかいたまま森を出ると、冷房の効いた車内で急に冷えるので、着替えの長袖も1枚あると安心です。
場面5|離島への船
離島へ渡る船は、甲板に出ると風が強く、しぶきがかかることがあります。船室の中は冷房か暖房が効いています。
| 旅の月 | 船室 | 甲板 | 上に着るもの |
|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 冷房が強い | 風は心地よい | 薄い長袖 |
| 秋のなかば | 冷房か送風 | 風で涼しい | 薄い羽織り |
| 冬のはじめ〜冬の終わり | 暖房か送風 | 風が強く、しぶきで冷える | 風と水を通しにくい上着 |
| 春のはじめ | 送風 | 風で涼しい | 薄手の上着 |
冬に船で渡る日は、甲板に出る予定がなくても、風を通しにくい上着を1枚持っていってください。乗り降りのときに、桟橋で風を受けます。石垣島や宮古島のような南の島は、那覇よりさらに1〜2度暖かいことが多いので、那覇で着る服でおおむね足ります。
船に長く乗る日は、船室の窓際の席ほど日差しが当たって暑く、通路側や後ろの席ほど冷房の風が当たって冷えます。席を選べるなら、窓際を選んで薄い羽織りを脱いでおくか、通路側を選んで羽織りを着ておくか、座る場所で上着の扱いを決めてください。
場面6|夜の食事
夜の食事は、1日のうちで最低気温にいちばん近い時間に外を歩く場面です。店の中は暖かく、外は涼しくなります。
秋のはじめは、夜も半袖で過ごせる日が多くあります。秋のなかばから春のはじめは、夜の外歩きに羽織り1枚がほしくなります。店に入ったら脱いで、椅子の背に掛けられる、しわになりにくい1枚が向きます。
屋外の席で食事をする予定があるなら、冬のあいだは上着を着たまま過ごせるものを選んでください。夜の海沿いの席は、風で体感がさらに下がります。夜に屋外の席がある日は、昼に着た上着をそのまま夜まで持ち歩くつもりで荷物を組みます。
朝の散歩と、日の出を見に行く日
早起きして海辺を散歩したり、日の出を見に行ったりする予定は、1日のうちでいちばん気温が低い時間に外にいる場面です。最低気温は、日の出の前後に出ることが多いからです。
秋のはじめなら、朝も半袖で過ごせる日があります。秋のなかばからは、朝の海辺は薄い長袖に羽織りが1枚ほしくなります。冬のさなかの朝は、最低気温の15度前後に海風が加わるので、体感は12〜13度になることもあります。この時間に外にいる予定があるなら、上着に首の1枚を足してください。
| 旅の月 | 朝の体感の目安 | 上に着るもの | 足元 |
|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 23〜24度 | 半袖に薄い長袖 | サンダル |
| 秋のなかば | 19〜20度 | 薄い長袖に羽織り | 甲の覆われた靴 |
| 冬のさなか | 12〜14度 | 上着に首の1枚 | 靴下と甲の覆われた靴 |
| 春のはじめ | 15〜16度 | 長袖に薄手の上着 | 甲の覆われた靴 |
日の出を待つあいだは、じっと立っている時間が長くなります。歩いているときより寒く感じるので、表の1段厚い側で準備してください。
場面7|冷房の効いた屋内で過ごす
水族館や博物館、大きな買い物の施設など、屋内で長く過ごす場面は、秋のはじめまで冷房が強く効いています。外との差が8度を超えることもあります。
| 旅の月 | 屋内の感じ方 | 中の服 | 足すもの |
|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 冷房が強く、長くいると冷える | 半袖 | 薄い長袖のカーディガン |
| 秋のなかば | 冷房が弱まり、ちょうどよい | 半袖か薄い長袖 | 薄い羽織り |
| 冬のはじめ〜冬の終わり | 暖房か送風で暖かい | 長袖 | 上着は脱いで持つ |
| 春のはじめ | ちょうどよい | 長袖 | 何もいらない |
屋内で2時間以上過ごす予定の日は、薄い長袖のカーディガンを鞄に入れておいてください。雨の日に予定を屋内に切り替えることも多いので、雨の予報がある旅では、この1枚が特に役に立ちます。
屋内の見学は、立ったまま、ゆっくり歩く時間が続きます。外を歩くより体が温まりにくいので、冷房が弱い月でも、長くいると肌寒く感じることがあります。上着を車に置いていく日は、中の服を長袖にしておくと、屋内で羽織りを探さずに済みます。
場面8|結婚式に参列する
沖縄では、秋から春にかけて、海の見える会場で挙げる結婚式に呼ばれることもあります。挙式が屋外や、海に面した窓の多い会場だと、風と日差しを受けます。
| 旅の月 | ドレスの袖 | 羽織り | 足元 |
|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 袖のないものか短い袖 | 薄い羽織り(冷房用) | 砂地を歩けるヒールの太い靴 |
| 秋のなかば | 短い袖か七分袖 | 薄い羽織り | ヒールの太い靴 |
| 冬のはじめ〜冬の終わり | 長い袖 | 風を通しにくい羽織り | ヒールの太い靴と、肌の透ける薄いストッキング |
| 春のはじめ | 七分袖か長い袖 | 薄い羽織り | ヒールの太い靴 |
屋外で写真を撮る時間があるなら、冬のあいだは羽織りを着たまま写れる色にしておいてください。砂地や芝の上を歩くときは、細いヒールが沈みます。会場への移動には、履き替え用の平らな靴を持っていくと楽です。
本州から参列する人は、ドレスの上に着ていくコートの扱いにも迷います。冬のあいだでも、那覇ではコートを着て会場に入ることはほとんどありません。空港から会場までの移動は、風を通しにくい薄手の羽織りで足ります。本州を出るときに着ていたコートは、宿に置いていってください。
場面9|海に入る
沖縄の海の水温は、秋のはじめで27度前後、冬のさなかでも20度前後あります。海に入れる日は、本州よりずっと長く続きます。ただ、冬は外の気温と風が水温より低くなるので、海から上がったあとに冷えます。
| 旅の月 | 水温の目安 | 水の中 | 上がったあと |
|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 27度前後 | 水着と日よけの長袖 | タオルで足りる |
| 秋のなかば | 25度前後 | 水着と長袖の水着 | 羽織る1枚 |
| 冬のはじめ | 23度前後 | 長袖の水着か、体を覆うもの | すぐに上着を着る |
| 冬のさなか〜冬の終わり | 21度前後 | 体を覆うもの | 上着と、体を拭く大きなタオル |
| 春のはじめ | 22度前後 | 長袖の水着か、体を覆うもの | 上着 |
冬に海に入る予定があるなら、海辺まで着ていく服を、上がったあとにそのまま着られる、乾きやすいものにしておいてください。
月ごとに、持っていく上着を1枚に決める
ここまでの場面をまとめると、旅の月ごとに持っていく上着は1枚に決まります。
| 旅の月 | 持っていく上着 | 行き先に海辺・船・北部が多い場合 | 街と屋内が中心の場合 |
|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 冷房用の薄い長袖 | 日よけの長袖シャツ | 薄い長袖のカーディガン |
| 秋のなかば | 薄い羽織り | 風を通しにくい薄い上着 | 薄い長袖のカーディガン |
| 冬のはじめ | 風を通しにくい薄手の上着 | 撥水の薄い上着 | 薄手のジャケット |
| 冬のさなか | 小さく畳めるダウンか薄手の上着 | 風を通しにくい上着に首の1枚 | 薄手のジャケットか厚手のカーディガン |
| 冬の終わり | 薄手の上着 | 風を通しにくい上着 | 薄手のジャケット |
| 春のはじめ | 風を通しにくい薄手の上着 | 撥水の薄い上着 | 薄い羽織り |
上着は1枚に絞り、足りない分は中の長袖とニットで調整してください。上着を2枚持っていくより、中の厚みを変えるほうが、鞄が軽くなります。
足元を、月と場面で選ぶ
沖縄の旅は、砂浜、濡れた石、坂道、屋内と、足元の条件が1日で変わります。
| 靴 | 向く場面 | 向く月 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| サンダル | 砂浜・街歩き | 秋のはじめ・秋のなかば | 冬の朝晩は足先が冷える |
| 濡れても乾きやすい靴 | 砂浜・船 | どの月でも | 砂が入りにくい、甲の覆われたもの |
| 歩き慣れたスニーカー | 街歩き・屋内 | どの月でも | 雨の日は乾きにくい |
| 底に溝のある靴 | 北部の森・滝 | どの月でも | 濡れた石の上で滑りにくいもの |
| ヒールの太い靴 | 結婚式・夜の食事 | どの月でも | 砂地や芝では沈みにくいもの |
冬のあいだは、サンダルで朝晩を歩くと足先が冷えます。冬に行く人は、サンダルは砂浜用に1足持つだけにして、ふだんは甲の覆われた靴で歩いてください。
靴は2足までに絞ると、荷物が軽くなります。1足は街歩きと屋内のための歩き慣れた靴、もう1足は砂浜と森のための濡れてもよい靴です。結婚式のように決まった靴が要る予定があるときだけ、3足目を足します。
日差しは、冬でも本州の夏に近い日がある
沖縄の日差しは、冬のあいだも本州より強く、晴れた日は照り返しもあります。気温が下がっても、日差しへの備えは続けてください。
| 旅の月 | 日差しの強さの感じ方 | 帽子 | 目元 | 腕 |
|---|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 本州の真夏に近い | つばの広い帽子 | サングラス | 日よけの長袖 |
| 秋のなかば | 本州の初夏に近い | つばのある帽子 | サングラス | 薄い長袖 |
| 冬のはじめ〜冬の終わり | 本州の春に近い | つばのある帽子 | 晴れた海辺ではサングラス | 長袖 |
| 春のはじめ | 本州の初夏に近い | つばのある帽子 | サングラス | 長袖 |
日差しが強い場所では、白い砂浜や海からの照り返しも加わります。帽子のつばは、顔の前だけでなく、首の後ろにもかかる形のほうが扱いやすくなります。
雨と風は、秋と冬で性格が変わる
沖縄の雨と風は、秋と冬で性格が違います。秋は短く強いにわか雨、冬は北からの風と、細かな雨が続く日が増えます。
| 季節 | 雨の降り方 | 風 | 備え |
|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 短く強いにわか雨 | 台風が近づくことがある | 折りたたみ傘と乾きやすい服 |
| 秋のなかば | にわか雨 | 北寄りの風が吹きはじめる | 折りたたみ傘と薄い羽織り |
| 冬 | 細かな雨が続く日がある | 北風が強い日が多い | 撥水の上着 |
| 春のはじめ | 雨の日が少しずつ増える | 風は弱まる | 折りたたみ傘 |
にわか雨の多い秋は、濡れてもすぐに乾く素材の服が向きます。綿の厚手のものは、濡れると乾くまでに時間がかかります。
行き帰りの空港で着る服
沖縄と本州を行き来する日は、出発地と沖縄で10度近く気温が違うこともあります。行き帰りの服は、重ねて脱げる形にしてください。
| 出発する季節 | 本州を出るとき | 沖縄に着いたら | 帰りに本州へ着く前 |
|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 長袖1枚 | 半袖になる | 長袖を着る |
| 秋のなかば | 長袖に薄い上着 | 上着を脱ぐ | 上着を着る |
| 冬のはじめ | 長袖にコート | コートを脱いで鞄にしまう | コートを出しておく |
| 冬のさなか | 厚手のニットにコート | ニットとコートを脱ぐ | 両方を着る |
| 春のはじめ | 長袖に薄いコート | コートを脱ぐ | コートを着る |
冬に本州から行くなら、厚手のコートより、小さく畳める薄手のダウンを一番外に着ていくと、着いてから鞄に収まります。
色と素材を、月で選ぶ
沖縄の光は強く、同じ服でも本州とは違って見えます。色と素材も、月に合わせて選ぶと、現地でなじみます。
| 旅の月 | 向く色 | 向く素材 | 避けたい素材 |
|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 白・生成り・明るい色 | 麻や綿の薄手、乾きやすい化学繊維 | 厚手の綿、ウール |
| 秋のなかば | 白・明るい色に、濃い色を1つ | 綿の薄手、薄いニット | 厚手のウール |
| 冬のはじめ〜冬の終わり | 明るい色と濃い色を半々 | 薄手のニット、目の詰んだ綿 | 本州の真冬用の厚手 |
| 春のはじめ | 明るい色 | 綿の薄手、薄いニット | 厚手のウール |
冬の沖縄に、本州の冬と同じ濃い色の服だけを持っていくと、強い光の中で重たく見えることがあります。上着か中の服のどちらかを明るい色にすると、景色になじみます。反対に、秋のはじめに白い服ばかりにすると、海辺の写真で白が飛んで写ることがあるので、濃い色を1つ混ぜておきます。
家族や子ども、年上の人と行く旅
子どもや、年上の家族と一緒に行く旅は、自分ひとりの旅より、体の冷えへの備えを厚くしてください。子どもは海辺で濡れやすく、年上の家族は冷房や海風で冷えを感じやすいことがあります。
子ども連れの旅では、子どもの着替えを1日1組多めに入れておきます。砂浜で足を水につけるだけのつもりでも、服まで濡れることがよくあります。年上の家族と行くなら、冷房の効いた屋内や車内で膝に掛けられる、大きめの薄い布を1枚持っていくと、場面を問わずに使えます。
同行する人がいる旅では、自分の上着を、同行する人が寒いときに貸せる大きさにしておく、という考え方もあります。大きめの羽織りは、肩に掛けても、膝に掛けても使えます。
どちらとも取れるとき①|月の変わり目に行く
10月末から11月はじめ、2月末から3月はじめのように、月の変わり目に行く旅では、表のどちらの月に合わせるかで迷います。
この場合は、寒い側の月に合わせて上着を1枚持ち、暑い側の月に合わせて中の服を選んでください。上着は使わなければ鞄に入れておけますが、寒い日に上着がないと、現地で買い足すことになります。迷ったら、上着だけ寒い側、中の服は暖かい側です。
月の変わり目の旅は、同じ旅の中でも日によって気温が3〜4度動くことがあります。出発の前の週に、那覇の週間予報で最低気温を見て、表の月をどちらに寄せるかを決めてください。最低気温が20度を上回る日が多ければ暖かい側、18度を下回る日が多ければ寒い側です。
どちらとも取れるとき②|晴れの予報でも、北風が強い
冬の沖縄は、晴れていても北風が強い日があります。予報の最高気温は20度でも、海辺に立つと15度前後に感じます。
この日は、風の当たる時間で決めてください。海辺や船、展望台のような風の通る場所に1時間以上いる予定なら、風を通しにくい上着に首の1枚を足します。街と屋内が中心なら、長袖に薄手の上着で足ります。
北風の日は、島の北側の海辺ほど風が強く、南側の海辺や、建物の陰になる街なかでは弱まります。予定を入れ替えられるなら、風の強い日は南側や街なかの予定を先にして、北側の海辺は風が弱まる日に回してください。風の予報は、天気予報の風速の欄で確かめられます。5mを超える日は、風の日として準備してください。
どちらとも取れるとき③|那覇と北部の両方に行く
那覇に泊まって、1日だけ北部へ足を延ばす、という旅では、那覇に合わせるか北部に合わせるかで迷います。
この場合は、那覇に合わせて荷物を組み、北部へ行く日だけ、長袖と長ズボン、底に溝のある靴に替えてください。北部の日のために、長ズボンと靴を1組ずつ足すだけで足ります。北部の森は、那覇より2〜3度低く、木陰では湿った空気で肌寒く感じることがあります。薄い羽織りも1枚鞄に入れておきます。
どちらとも取れるとき④|台風が近づいている
秋のはじめの沖縄は、台風が近づくことがあります。旅の直前に台風の予報が出たら、予定そのものを見直すことになりますが、服装も変わります。
台風が近づく前後は、雨と風が強く、屋内で過ごす時間が長くなります。屋内の冷房に合わせた薄い長袖と、濡れてもすぐに乾く服を多めに持っていってください。傘は風で壊れやすいので、撥水の上着とフードがあるほうが、短い移動には扱いやすくなります。台風が過ぎたあとは、晴れて日差しが強くなる日が多いので、帽子も忘れずに入れておきます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 沖縄は何月からコートが要りますか
- 那覇で過ごすなら、冬のあいだもコートが要る日はほとんどありません。最低気温が15度を下回る日と、北風の強い日に、薄手の上着が1枚あれば足ります。いちばん冷えるのは年明けから冬の終わりにかけてで、最高気温が20度前後、最低気温が15度前後です。本州の秋のなかばに着る服を思い浮かべると近くなります。風の強い海辺や船の上に長くいる予定なら、風を通しにくい上着を1枚持っていってください。
- Q. 秋の沖縄は半袖で過ごせますか
- 秋のはじめは、日中は半袖で過ごせる日が多くあります。最高気温が27度を超える日は、本州の真夏に近い服で構いません。秋のなかば、最高気温が25度前後になると、日中は半袖、朝晩と冷房の効いた屋内では長袖が1枚ほしくなります。半袖を中心にして、薄い長袖か羽織りを1枚足しておくと、1日を通して過ごせます。
- Q. 冬の沖縄で海に入れますか
- 海の水温は、冬のあいだも20度前後あります。ただ、外の気温と風が低いので、海から上がったあとに体が冷えます。海に入る予定があるなら、水着の上に着る長袖の水着か、体を覆う上着を用意して、上がったらすぐに羽織れるようにしてください。海に入らずに砂浜を歩くだけなら、足首まで濡れても乾きやすい素材の靴と、風を通しにくい上着があれば過ごせます。
- Q. 沖縄と本州を行き来する日の服はどうすればいいですか
- 出発する土地の朝の気温に合わせた上着を着て出かけ、沖縄に着いたら脱いで鞄にしまえるようにしてください。冬に本州から行くなら、本州の厚手のコートは空港で荷物になります。薄手のダウンのように小さく畳める上着を一番外に着ていくと、着いてから鞄に収まります。帰りは反対に、本州の空港に着く前に、その上着を出しておきます。
— メグラシ編集部





