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冬の沖縄の服装|北風の日と南風の日で、羽織りと足元を選ぶ

メグラシ編集部//読了 13分
風の強い冬の沖縄の海沿いの遊歩道を、白い長袖に紺の薄手アウターを重ね、ストールをなびかせて歩く女性

**冬の沖縄に何を着るかは、その日の風向きで決めてください。**北寄りの風が吹く日は最高気温が15〜17度ほどで、本州の11月の服がちょうどよくなります。南寄りの風が吹く日は23度前後まで上がり、本州の5月の服で足ります。

12月から2月にかけての那覇の平年の最高気温は、およそ20〜22度です。この数字だけを見て春の服を詰めると、北風の日に寒い思いをします。反対に、本州の冬の感覚で厚い服を詰めると、南風の日に暑くて持て余します。平均の20度に合わせた服は、どちらの日にも少しずつ合いません。

月ごとの気温の目安は12月の沖縄の服装と沖縄1月の服装にまとめてあります。この記事は、冬のどの月に行く人にも共通する、北風の日と南風の日の着分け方だけを扱います。

結論:北風の日は本州の11月、南風の日は本州の5月の服で考える

その日の風最高気温の目安本州でいうと外側中
北寄りの風が強い15〜17度11月下旬風を通さない羽織り、薄手のアウター長袖のニットかカットソー
北寄りの風が弱い18〜20度11月上旬中厚手の羽織り長袖のカットソー
風向きが定まらない19〜21度10月下旬薄手〜中厚手の羽織り長袖のカットソー
南寄りの風22〜25度5月脱いで持てる薄い羽織り長袖1枚か、半袖+羽織り

**どの日も、中は長袖を土台にしてください。**変えるのは外側だけです。北風の日は羽織りを着て過ごし、南風の日は羽織りを鞄に入れて持ち歩く。この1点を日ごとに入れ替えるだけで、冬の沖縄の服は回ります。

本州の11月と5月の服なら、多くの人が手持ちで組めます。冬の沖縄のために新しく服を買い足す必要はほとんどありません。クローゼットの中で、11月によく着た羽織りと、5月によく着た長袖を1枚ずつ思い浮かべてください。その2つが、冬の沖縄の北風の日と南風の日の服の芯になります。

早見表|冬の沖縄の2種類の日

北風の日と南風の日を並べると、違いは気温だけではありません。

比べるところ北風の日南風の日
空曇りがち、雨がぱらつくこともある晴れ間が出やすい
体感予報の数字より低い予報の数字どおりか、日なたは暖かい
海辺風が強く、肌寒い穏やかで、日差しが強い
朝晩の気温12〜14度17〜19度
湿気乾いて感じるしっとりと感じる
外側の1枚着たまま過ごす脱いで持つ
足元甲の覆われる靴甲の覆われる靴、海辺でサンダル

北風の日は、空が暗く風があるので、**数字が同じでも体感はずっと低くなります。**南風の日は、晴れると日差しが本州の5月並みに強く感じられます。同じ旅の中で、この2種類の日が入れ替わりながらやってくるのが冬の沖縄です。

冬の那覇の気温と、本州との差

冬の那覇と東京の平年の気温を、月ごとに並べるとこうなります。差はどの月もおよそ10度あります。

比べるところ那覇の12月那覇の1月那覇の2月東京の同じころ
平年の最高気温22度前後20度前後20度前後10〜12度前後
平年の最低気温17度前後15度前後15度前後1〜4度前後
一日の寒暖差5度前後5度前後5度前後8度前後
海の水温23度前後22度前後21度前後12〜15度前後

数字の上では、冬の那覇は東京の4月下旬から5月初めに近い気温です。12月はまだ暖かい日が多く、1月から2月にかけてがいちばん涼しくなります。ただし、沖縄の冬は風が強いという点が本州の春と違います。北からの季節風が吹く日が多く、その日は同じ20度でも本州の20度より寒く感じます。

一日の寒暖差が小さいのも特徴です。本州のように「朝は寒くて昼は暑い」という日は少なく、北風の日は一日じゅう涼しく、南風の日は一日じゅう暖かい。だから、朝に決めた服で一日を通しやすい季節でもあります。

もう一つ、冬の沖縄は日の入りが本州より遅いことも覚えておいてください。本州の冬は16時半から17時台に日が暮れますが、那覇では17時半から18時半ごろまで明るい日が続きます。夕方まで外にいても暗くなりにくく、その分、外で過ごす時間が長くなりがちです。帰りの時刻が遅くなる日は、羽織りを宿に置いてこないようにしてください。

北風の日か南風の日かは、前日の予報で分かる

旅の前に1週間分の服を決めるのではなく、前の晩に翌日の予報を見て、1日ずつ決めるのが確実です。見るのは2つだけです。

予報で見るところ北風の日の印南風の日の印
風向き北・北東・北西南・南東・南西
最高気温18度を下回る22度を超える
風速秒速5mを超える秒速3m前後
天気曇り、ときどき雨晴れ、ときどき曇り

**風向きが北寄りで、風速が秒速5mを超える予報なら、北風の日の服を出してください。**最高気温が20度と出ていても、体感は15〜16度ほどになります。南寄りの風で22度を超える予報なら、南風の日の服で足ります。

旅の日程が決まった段階では、まだ予報は出ていません。そのときは、両方の日の服を少しずつ持っていきます。荷物の組み方は、あとの「荷物の数え方」で整理します。

予報を見る習慣がない人は、旅のあいだだけ、寝る前に翌日の風向きの欄を見ることにしてください。数字を全部読む必要はありません。風向きが北寄りか南寄りか、それだけで翌日の外側の1枚が決まります。

行き先で変わる|那覇・本島北部・離島

同じ日でも、沖縄の中で行き先が違えば体感は変わります。

行き先那覇と比べた体感気をつけるところ
那覇の街なか基準建物の陰は風が弱い
本島の中部の海沿い風があれば1〜2度低い海から直接風を受ける
本島北部の山あい1〜3度低い朝夕と、木陰の多い道
本島北部の岬や海岸風があれば3度以上低い遮るものがない
離島の港や船着き場風があれば3度以上低い船を待つ時間
離島の集落や浜南風なら那覇と同じくらい日差しが強い

**海に突き出た場所、山あい、船の上は、那覇の予報より3度前後低い側で考えてください。**北風の日にこうした場所へ行くなら、羽織りの上にもう1枚、薄手のアウターかストールを足しておくと安心です。

離島へ渡る日は、行き先そのものより、港で船を待つ時間と船の上の時間が寒さの山になります。島に着いてしまえば、集落の中は風が弱く、南風の日なら那覇と同じ服で過ごせることも多いです。行きと帰りの船の時間だけ、外側を1枚足せるようにしておけば足ります。

土台は長袖1枚、半袖は中に回す

冬の沖縄は、どの日も長袖を土台にします。北風の日はその上に羽織りを着て、南風の日は長袖1枚で過ごす時間が長くなります。

中の1枚北風の日南風の日使い方
薄手の長袖カットソー◯◯いちばん出番が多い
中厚手のニット◯暑い北風の日の主役
綿のシャツ◯(羽織りの下)◯羽織りとしても使える
半袖のカットソー中に着る1枚で過ごせる時間がある長袖の下か、羽織りの下に
ノースリーブ向かない羽織りの下なら冬には出番が少ない

半袖は、1枚で着る服としてではなく、長袖や羽織りの下に着る服として持っていきます。南風の日に暑くなったら羽織りを脱いで半袖になれますし、北風の日は長袖の下に着て1枚分の厚みを足せます。どちらの日にも使えるので、荷物の中で無駄になりません。

羽織り①|北風の日は、風を通さない1枚

北風の日の外側は、厚さより、風を通すかどうかで選びます。冬の沖縄の北風は、気温のわりに体を冷やします。

羽織り風を通すか北風の日の使い方
目の粗いカーディガン通す単体では足りない、下に1枚足す
目の詰まったカーディガンやや通す風が弱い日なら足りる
綿のジャケット通しにくい街歩きに向く
デニムのジャケット通しにくい中に薄手ニットで
薄手のナイロンのアウターほとんど通さない海辺、船、岬に
薄手のトレンチコート通しにくい那覇の街なか、食事に

**海辺や船に乗る予定がある日は、薄手のナイロンのアウターがいちばん頼りになります。**たたむと小さくなり、風をほとんど通しません。街歩きが中心の日は、綿のジャケットや薄手のトレンチで十分です。目の粗いカーディガン1枚だけで北風の日に出ると、風が編み目を抜けて、思ったより寒く感じます。

家にある羽織りが風を通すかどうかは、口に当てて息を吹いてみると分かります。息が向こうへ抜けるなら、北風の日には下に1枚足すか、上に薄手のアウターを重ねてください。息がほとんど抜けないなら、それ1枚で北風の日の外側になります。

羽織り②|南風の日は、脱いで持てる薄さ

南風の日の羽織りは、着て過ごすためではなく、朝晩と屋内のために持ち歩く1枚です。

確かめること目安
たたんだ大きさ鞄の底に平らに入る
重さ片手で持って気にならない
しわたたんで出しても目立たない
色中の1枚とつながる色
袖半袖の上からも、長袖の上からも着られる

南風の日は、日中は長袖1枚、または半袖で過ごします。朝晩は17〜19度まで下がるので、宿を出る時間と戻る時間には羽織りを着ます。**昼に脱いだ羽織りを、腕にかけて一日歩くのは疲れます。**鞄に入る薄さのものにしてください。

南風の日の羽織りは、色を中の1枚とつなげておくと、着ても脱いでも全身がまとまります。白い長袖に生成りの羽織り、紺の長袖に水色の羽織り、のように同じ系統の明るさ違いにしておけば、朝晩に羽織ったときも、昼に脱いだときも、どちらの姿にも無理が出ません。

コートは要るか

本州の冬に着ている厚手のコートは、沖縄に着いてからはまず出番がありません。

外側冬の沖縄での出番持っていくなら
ダウンコートほぼない空港までの移動用と割り切る
厚手のウールのコートほぼない空港までの移動用と割り切る
薄手のトレンチコート北風の日の街なか、夜の食事1枚あると便利
薄手のナイロンのアウター北風の日の海辺、船小さくたためるので便利
中綿の薄いベスト北風の日の重ね着に荷物に余裕があれば

厚手のコートで本州の空港まで行く場合は、那覇に着いたら脱いで、旅のあいだは宿に置いておく前提にします。その場合も、**沖縄で着る薄手の外側を1枚は別に持っていってください。**厚手のコートを北風の日の外側に使うと、少し歩いただけで暑くなり、脱ぐと寒い、という中途半端な一日になります。

下半身|パンツとスカート

冬の沖縄の下半身は、本州の春から初秋の服で足ります。

下に着るもの北風の日南風の日
綿のパンツ(中くらいの厚み)◯◯
デニム◯やや暑い
薄手のワイドパンツ風で裾が冷える◯
ロングスカート+素足寒い◯
ロングスカート+薄手のタイツ◯暑い時間がある
膝丈のスカートタイツが要る素足で過ごせる

**北風の日は、足首まで覆われる丈にしておくと楽です。**風は裾から入ってくるので、くるぶしの出るパンツや、素足にスカートの日は、北風の日には足元から冷えます。南風の日は、素足でも過ごせる時間が長いので、本州の5月と同じ感覚で選んで構いません。

スカートを持っていくなら、ふくらはぎの途中より長い丈が使いやすくなります。北風の日は薄手のタイツを合わせれば足元から冷えにくく、南風の日は素足にスニーカーで軽く履けます。膝丈のスカートは、北風の日に風で裾があおられやすいので、風の強い日には向きません。

足元|サンダルは要るか

足元は、ふだんの靴を1足と、海辺用に濡れてもいい1足を分けて考えます。

靴北風の日南風の日海辺
スニーカー◯◯砂が入る
甲の覆われる革靴◯◯向かない
ショートブーツ暑い時間がある暑い向かない
甲の浅いフラットシューズ足先が冷える◯向かない
スポーツサンダル寒い◯◯

**ふだんの靴はスニーカーか、甲の覆われる靴にしてください。**冬の沖縄は雨や曇りの日も多く、北風の日は足の甲から冷えます。サンダルは、海辺で履き替える用として持っていくと荷物が無駄になりません。本州から履いてくるブーツは、沖縄では暑く感じる時間が長くなります。

首元と小物

北風の日に体感を上げたいときは、羽織りを替えるより、首元を覆うほうが手軽です。

小物北風の日南風の日
薄手のストール首に巻く冷房よけ、日よけに
帽子風で飛びやすい、つばの小さいもの日差しよけに、つばのあるもの
サングラス曇りの日は不要日差しが強い日に
手袋まず要らない要らない
厚手のマフラーまず要らない要らない

**薄手のストール1枚が、北風の日にも南風の日にも使えます。**北風の日は首に巻いて風を止め、南風の日は肩にかけて日差しや屋内の空調をよけます。本州の冬に使っている厚手のマフラーは、沖縄では暑すぎるので置いていって構いません。

帽子は、北風の日と南風の日で役目が変わります。北風の日は、つばの広い帽子は風であおられて飛びやすく、かぶっていても落ち着きません。南風の日は、晴れると日差しが本州の5月並みに感じられるので、つばのある帽子があると歩きやすくなります。1つだけ持っていくなら、つばが小さめで、あご紐や後ろのサイズ調整で頭に留められる形が両方の日に使えます。

生地と色|本州の冬の服から何を持っていくか

冬の沖縄では、生地の表面と色の深さが、本州の冬とはずれます。手持ちの服から選ぶときの目安です。

手持ちの服北風の日南風の日持っていくか
起毛した厚手のニット暑い時間がある暑い置いていく
目の詰まった中厚手のニット◯朝晩だけ1枚持つ
綿や麻混のシャツ◯(中に)◯持つ
ウールのパンツ風の強い日に暑いどちらかといえば置いていく
綿のパンツ、デニム◯◯持つ
深い色の服ばかり合う重く見えることがある明るい色を1枚混ぜる

**起毛した生地と深い色は、北風の日には合っても、南風の日には季節が重く見えます。**本州の冬のクローゼットから選ぶと、どうしても深い色と厚い生地に寄りがちです。中の長袖か、羽織りのどちらかを明るい色にしておくと、南風の日に1枚脱いだときにも、周りの景色と季節がそろいます。

反対に、北風の日に明るい色の薄い生地ばかりだと、見た目にも寒そうに映ります。北風の日は、羽織りか下のどちらかに、本州の11月に着る深めの色を1点入れてください。2種類の日のどちらにも寄せられるよう、明るい色と深めの色を1枚ずつ持っておくのが目安です。

雨と曇りの日

冬の沖縄は、晴れの日ばかりではありません。北風の日を中心に、曇りや小雨の日が続くこともあります。

雨と曇りの組み合わせ外側足元持ち物
北風+曇り風を通さない羽織り甲の覆われる靴ストール
北風+小雨撥水の薄手アウター濡れても乾きやすい靴折りたたみ傘
南風+曇り薄い羽織りを持つスニーカー日よけの帽子は不要
南風+にわか雨撥水の薄い羽織り濡れてもいい靴折りたたみ傘

曇りの北風の日は、冬の沖縄でいちばん寒く感じる日です。**最高気温の予報が18度前後でも、本州の11月下旬と同じ服を出して構いません。**雨が加わる日は、撥水の薄手アウターがあると、傘で守れない肩や背中が冷えずに済みます。

場面①|本島北部へ桜を見に行く日

沖縄の本島北部では、1月下旬から2月にかけて、濃い桃色の桜が咲きます。冬の終わりに行くなら、旅の予定に入れる人も多い場面です。北部の山あいや、桜並木の坂道を歩く日は、那覇より体感が低くなります。

気をつけるところ理由服での対策
山あいの坂道那覇より1〜3度低い羽織りを1段厚く
木陰の多い道日が当たらない首元を覆う
坂を上り下りする汗をかいて、止まると冷える前の開く羽織りで調整
車から降りて歩く車内との差が大きい降りる前に羽織りを着る

**桜を見に行く日は、北風の日なら本州の11月下旬、南風の日でも本州の10月の服で出てください。**坂を上って汗ばんだあとに、木陰で立ち止まると一気に冷えます。前を開け閉めできる羽織りにしておくと、上り坂では開け、立ち止まったら閉じる、という調整ができます。

場面②|船に乗る日

冬の終わりから春先にかけては、沖合で回遊する大きな鯨を見に行く船が出る季節でもあります。冬の離島へ渡る船も含めて、船の上は陸の上より風を強く受けます。

船の上で起きること体感服での対策
走っている船の風予報より3〜5度低い風を通さないアウター
波しぶき服が濡れる撥水の外側
甲板で立って待つ時間体が冷える首元と足首を覆う
乗り降りで足元が濡れる靴が濡れる濡れてもいい靴

**船に乗る日は、南風の日でも北風の日の服で出てください。**陸の上で23度でも、走っている船の上では体感がずっと下がります。薄手のナイロンのアウターに、首に巻けるストール。靴は濡れても乾きやすいものにして、船を降りてから履き替えられるよう、もう1足を車や宿に置いておくと安心です。

場面③|那覇の街歩きと買い物

那覇の街なかは、建物が風をさえぎるので、海辺や北部より体感が高めです。

那覇の街なかで過ごす時間北風の日南風の日
アーケードの商店街羽織りを着たまま長袖1枚
屋外の坂や城跡風を通さない羽織り長袖1枚、日よけの帽子
店の中羽織りの前を開ける冷房よけに羽織り
夜の食事羽織りを着て出る羽織りを持って出る

街歩きの日は、店に出入りする回数が多くなります。北風の日でも、店の中では羽織りの前を開けて過ごせるように、前の開く羽織りを選んでください。かぶるタイプの厚手ニットを外側にすると、屋内で暑くなっても脱ぎにくくなります。

場面④|屋内の観光が中心の日

水族館や博物館、大きな商業施設など、屋内で過ごす時間が長い日は、屋内の空調を基準にします。

屋内で過ごす時間中の1枚外側
2時間未満長袖のカットソー羽織りを着たまま見て回れる薄さ
2〜4時間長袖のカットソー脱いで手に持てる薄さ
4時間以上長袖のカットソーかシャツ脱いで鞄に入る薄さ

屋内の観光が中心の日は、北風の日でも、厚い服は要りません。屋内で数時間過ごす服を土台にして、外を歩く短い時間だけ羽織りで受けるようにすると、一日が楽になります。施設によっては空調が弱めで、半袖では少し肌寒いこともあるので、長袖を土台にしておくと困りません。

水族館のように、屋内と屋外の展示を行き来する施設もあります。屋外の展示を見る時間が長い日は、羽織りを脱いでしまわず、腕にかけて持ち歩いてください。屋内の暗い展示室から明るい屋外に出たとき、北風の日は思った以上に風が冷たく感じます。

場面⑤|宿のプールや海辺で過ごす日

冬の沖縄の海は、本州の冬の海よりずっと温かいものの、海に入るには冷たいと感じる人が多い水温です。宿の温水プールや、浜を散歩する時間がある日の組み方です。

過ごし方服足元
浜を散歩する(南風)長袖1枚か半袖+薄い羽織りサンダル
浜を散歩する(北風)風を通さないアウター甲の覆われる靴
宿の温水プールへ行くプールまで羽織れる前開きの1枚濡れてもいいサンダル
夕日を見に浜へ出る羽織りを1段厚く甲の覆われる靴

**温水プールに行く日は、プールサイドから部屋まで羽織れる前開きの1枚を持ってください。**水から上がった直後は、屋内でも体が冷えます。夕日を見に浜へ出る時間は、日が落ちると気温が下がり、海からの風も受けるので、昼の服に1段厚い羽織りを足します。

空港と飛行機|本州の冬服をどうするか

冬に本州から沖縄へ行くとき、困るのが出発の日の服です。本州の空港までは真冬の服が要り、那覇に着くと暑くなります。

出発の日の服本州の空港まで那覇に着いたら
厚手のコート着ていく脱いでたたみ、鞄に入れるか手に持つ
中の厚手ニット着ていく暑ければ長袖カットソーに着替える
マフラー・手袋着けていく鞄にしまう
ブーツ履いていく宿でスニーカーに履き替える

いちばん身軽なのは、本州の空港までの服を、コートを脱げば沖縄の北風の日の服になる組み方にしておくことです。中は長袖のカットソーに中厚手のカーディガンを重ね、外側だけ冬のコートにする。那覇に着いたらコートを脱ぐだけで、そのまま北風の日の服になります。コートは、旅のあいだ宿に置いておけば荷物になりません。

荷物の数え方|3泊4日の例

予報が出る前に荷物を決めるときは、北風の日と南風の日の両方に使えるものを中心にします。

荷物枚数北風の日南風の日
長袖のカットソー3枚中に着る1枚で着る
半袖のカットソー1枚長袖の下に1枚で着る時間に
中厚手のニットかカーディガン1枚着る朝晩に
綿のシャツ1枚羽織りの下に羽織りとして
風を通さない薄手のアウター1枚着る船や海辺に
パンツ2本足首まで覆う丈どちらでも
薄手のストール1枚首に巻く日よけ、冷房よけに
スニーカー1足(履いていく)◯◯
サンダル1足海辺だけ海辺に

**長袖を軸にして、外側を2枚にしておけば、どちらの日が来ても組めます。**中厚手のカーディガンは北風の日の主役で、薄手のアウターは船や海辺に。南風の日はどちらも鞄に入れて持つか、宿に置いて出かけます。

5泊以上の旅なら、長袖のカットソーを1枚増やし、あとは同じ枚数で回せます。宿で洗って乾かせるなら、3泊4日の荷物のまま延ばしても困りません。冬の沖縄は湿気が多く、厚手の服は乾きにくいので、洗って回すなら薄手のものを中心にしておくと楽です。

よくある行き違い

冬の沖縄で「服を間違えた」と感じるとき、原因はたいてい次のどれかです。

よくある思い込み実際に起きていること直し方
平均20度だから春の服でいい北風の日は15〜17度で、風も強い風を通さない羽織りを1枚足す
南の島だから半袖でいい半袖1枚で過ごせるのは南風の日の昼だけ長袖を土台に、半袖は中に回す
冬だから厚手のコートが要る着いてからは暑くて持て余す薄手の外側を別に持つ
晴れていれば寒くない北風の晴れの日は、日陰と海辺が寒い首元を覆うストールを持つ
那覇で平気なら北部も平気山あいと岬は1〜3度低い北部へ行く日は1段厚く
船の上も陸と同じ走っている船は3〜5度低い南風の日でも北風の日の服で

いちばん多いのは、平均の20度を「毎日20度」と読んでしまう行き違いです。冬の沖縄は、15度台の日と24度前後の日が入れ替わりながら平均20度になっています。平均に合わせた服は、どちらの日にも少しずつずれます。

もう一つ多いのが、本州の冬の重い服を沖縄でも着続けてしまう行き違いです。厚手のニットとブーツは、南風の日にはかなり暑く感じます。本州で着ていた服のうち、沖縄でも使えるのは中の長袖と、中厚手の羽織りくらいだと考えておくと、荷物の取捨選択がしやすくなります。

どちらとも取れるとき①|予報が20度前後で、風向きがはっきりしない

最高気温が19〜21度で、風向きも定まらない予報の日です。冬の平年値に近い、いちばんよくある日でもあります。

このときは、その日に海辺や山あいへ行くかどうかで決めてください。那覇の街なかや屋内が中心なら、長袖のカットソーに薄手の羽織りを持つ形で足ります。海辺や北部へ行くなら、北風の日の側に寄せて、中厚手のカーディガンか薄手のアウターを着て出ます。

迷ったら、薄手のストールを1枚鞄に入れてください。首に巻けば北風の日の側に、外せば南風の日の側に、その場で寄せられます。

どちらとも取れるとき②|旅の途中で、北風に変わる

旅の途中で寒冷前線が通り、南風の日から北風の日へ切り替わることがあります。前の日に半袖で過ごしたのに、翌日は本州の11月の寒さ、ということも起こります。

切り替わりの合図服での対応
夕方に急に風向きが変わるその夜から羽織りを着る
雨のあとに風が強くなる翌日は北風の日の服で出る
予報の最高気温が前日より5度以上下がる中を半袖から長袖に替える
空が急に暗くなり、風が冷たくなる首元を覆う

**切り替わる日は、昼の暑さに合わせて羽織りを宿に置いてこないことが大事です。**南風の日でも、羽織りは鞄に入れて持ち歩いてください。夕方に風が変わったときに、その1枚があるかどうかで帰り道の体感が大きく違います。

どちらとも取れるとき③|本州の真冬から行くので、どこまで脱いでいいか分からない

本州の冬から沖縄に着くと、体がまだ冬の感覚のままで、何を着ればいいのか分かりにくくなります。周りの人が半袖で歩いているのを見て、自分も脱いでいいのか迷う人も少なくありません。

このときは、周りの服ではなく、自分が汗をかいているかどうかで決めてください。歩いていて汗ばむなら1枚脱ぐ。立ち止まって肌寒く感じたら1枚着る。沖縄の人の服装は、その土地の冬に慣れた体の感覚なので、本州から来た人にそのまま合うとは限りません。

着いた日は、羽織りを着たまま街を少し歩いてみて、暑いと感じたら脱ぐという順番で調整すると、自分にとっての「冬の沖縄の服」が早く見つかります。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. 冬の沖縄にコートは要りますか
厚手のウールのコートやダウンは、沖縄に着いてからはまず出番がありません。ただし北風の強い日に海辺や船の上にいるなら、風を通さない薄手のアウターが1枚あると楽です。本州から着ていく冬のコートは、空港で脱いで鞄にしまうか、旅のあいだ宿に置いておく前提で、薄手のものを1枚別に持っていくのがいちばん身軽です。
Q. 冬の沖縄は半袖で過ごせますか
南風が吹いて最高気温が23度を超える日なら、日中は半袖で過ごせる時間があります。ただし朝晩は18度前後まで下がり、屋内は冷房ではなく空調が弱めのことも多いので、半袖を1枚で着るより、長袖の中に着るか、上に薄い羽織りを持つ形にしてください。北風の日は、半袖では外を歩けない寒さになります。
Q. 北風の日か南風の日かは、どうやって分かりますか
天気予報の風向きの欄を見ます。北・北東・北西の風なら北風の日、南・南東・南西の風なら南風の日です。前日の夜に、翌日の最高気温と風向きを見れば分かります。最高気温が18度を下回り、北寄りの風が秒速5mを超える予報なら、本州の11月の服を出す日と考えてください。
Q. 冬の沖縄にサンダルは持っていくべきですか
海辺を歩く予定があるなら、濡れてもいいサンダルを1足持っていくと便利です。ただし街歩きや移動の靴としてはおすすめしません。北風の日は足の甲から冷えますし、冬の沖縄は雨や曇りの日も多い季節です。ふだんの靴はスニーカーか甲の覆われる靴にして、サンダルは海辺で履き替える用と決めておくと荷物が増えません。

— メグラシ編集部

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14度の服装|コートかニット+羽織りかは、外にいる時間と風で選ぶ

最高気温14度の日は、薄手のコートを着る日と、ニットに羽織りを足せば足りる日に分かれます。分けるのは気温の数字ではなく、その日に外にいる時間の合計と風の強さです。外にいる時間が合わせて1時間を超えるか、風が秒速5mを超える予報ならコート、どちらも下回るならニット+羽織り。最高14度と最低14度の違い、羽織りの厚みの見分け方、中の1枚の首の詰まり、パンツとタイツ、足元、屋内との往復が多い日、どちらとも取れるときの決め方まで、自分の予定を入れて答えが出る形にまとめました。

メグラシ編集部/読了 13分
3月の沖縄の服装|上旬・中旬・下旬で、羽織りの厚みを選び分ける

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3月の沖縄の服装|上旬・中旬・下旬で、羽織りの厚みを選び分ける

3月の沖縄は、同じ月の中でも上旬と下旬で着るものが変わります。上旬は北風の残る日が多く、中厚手の羽織りが1枚要ります。中旬は日による差がいちばん大きいので、薄手を2枚重ねて調整し、下旬は薄手の羽織り1枚で足ります。旬ごとの気温の目安と本州の何月に当たるかの置き換え、最高気温より最低気温と風速を見る理由、羽織りの厚みを3段で選ぶ方法、中に着るもの・下半身・足元の選び方、本州の寒い朝に家を出て那覇に着くまでの着方、泊数ごとの枚数、どちらとも取れるときの決め方まで、旅の日付から逆算できる形にまとめました。

メグラシ編集部/読了 20分
沖縄の結婚式の服装|秋冬に本州から行くゲストは、上着を空港で分ける

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沖縄の結婚式の服装|秋冬に本州から行くゲストは、上着を空港で分ける

秋冬に本州から沖縄の結婚式へ行く日は、同じ1日の中に、出発地の冬の朝と、沖縄の秋のはじめのような昼が入ります。式場の中は薄い羽織り1枚で足りますが、出発地の空港までは冬の上着が要ります。その上着をどこで分けるかを先に決めておくと、ドレスも荷物も迷いません。月ごとの沖縄の気温の読み方、ホテル・チャペル・ガーデン・海辺で変わる外の時間、袖と羽織りと足元、踊りの時間、ドレスの運び方、どちらとも取れるときの決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 20分
4月の沖縄の服装|半袖で寒い・長袖で暑いを、朝の最低気温で避ける

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4月の沖縄の服装|半袖で寒い・長袖で暑いを、朝の最低気温で避ける

4月の沖縄は、本州の5月下旬から6月上旬に近い気温です。それでも「半袖だけで行って夜の海辺で寒かった」「東京の4月の服で行って昼に汗をかいた」という失敗が両方起きます。分かれ目は、朝の最低気温が18度を超えるか、風が秒速5mを超えるか、晴れか曇りかの3つ。上旬・中旬・下旬で持っていくものの違い、羽織りの厚さ、出発地の空港までの上着の扱い、泊数ごとの枚数、どちらとも取れる日の決め方まで、失敗から逆算してまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分
10月の仙台の服装|最高24度の上旬と18度の下旬で上着が変わる

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10月の仙台の服装|最高24度の上旬と18度の下旬で上着が変わる

10月の仙台は、1か月のあいだに最高気温が5〜6度下がります。上旬は最高24度前後で長袖に薄い羽織り、下旬は18度前後で前を閉じられる上着が要ります。東京から行くなら2〜3週間先の東京の服を持つ、日没の時刻で上着を着る時間を決める、山に上がる日は標高で、海沿いは風で引き算する。行く日と行き先を入れると、持っていく服が決まるように書きました。

メグラシ編集部/読了 9分

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