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石垣島・宮古島の秋の服装|海の日・船の日・星空の夜で羽織りを替える

メグラシ編集部//読了 13分
青い海と白い波が見える南の島の桟橋を、白いTシャツに紺の薄い上着を羽織り、生成りのワイドパンツとあご紐のある帽子で歩く女性。横に小さな船が停まっている

**石垣島や宮古島へ秋に行く日、旅程に船と夜の予定は入っていますか。**入っているなら、半袖だけの荷造りでは足りないかもしれません。

秋の石垣島と宮古島は、昼の日なたは本州の夏のままです。ところが、周りの島へ渡る船の甲板や、星空を見に出る夜の浜では、**北東から吹き始めた風で、気温の数字よりずっと冷えて感じます。**気温は那覇より少し高めでも、予定によって体感の差が大きい島です。

この記事では、予定ごとに要る羽織りと足元を決めていきます。那覇を中心にした旅の服装は10月の沖縄の服装と沖縄の気温と服装に分けてあります。

結論:昼は本州の夏、船の上と夜は本州の初秋で用意する

先に答えを置きます。秋の石垣島・宮古島の服は、次のように考えると外しません。

場面体感の目安服の基準
昼の街歩き・海辺本州の7月から9月半袖か薄い長袖
冷房の効いた屋内本州の初秋薄い長袖か羽織り
船の甲板本州の9月末から10月半袖+風を止める薄い上着
星空を見る夜本州の10月薄い長袖+風を止める薄い上着
水から上がった直後風があると肌寒い乾きやすい長袖・大きめの布

**昼の服は軽くてよく、困るのは昼以外です。**羽織りは、予定に船と夜が何回あるかで枚数を決めます。

月ごとの気温の目安|本州の何月にあたるか

石垣島と宮古島の気温は、秋でも本州よりずっと高めです。月ごとの目安を、本州の季節に置き換えて並べます。年によって前後するので、出発前に週間予報で確かめてください。

月最高気温の目安最低気温の目安昼の体感朝晩の体感
10月上旬30度前後25度前後本州の真夏本州の8月の夜
10月下旬28度前後23度前後本州の9月初め本州の9月の夜
11月上旬27度前後22度前後本州の9月中ごろ本州の9月末
11月下旬25度前後20度前後本州の9月末本州の10月初め
12月上旬24度前後19度前後本州の10月初め本州の10月中ごろ

宮古島は、石垣島よりも0.5〜1度ほど低めに出ることが多い島です。どちらも、那覇よりは少し高めに出ます。

数字だけを見ると、どの月も暖かく見えます。けれども、**ここから風と時刻の差が引かれます。**それがこの島の秋の服装の難しさです。

週間予報を見るときは、最高気温と最低気温に加えて、風向きと風速、雲の量の3つを見てください。北や北東の風が秒速5m前後で吹き、曇りの予報が続く週は、気温の数字が同じでも、晴れて風の弱い週より1段涼しい服が要ります。反対に、南寄りの風で晴れが続く週は、10月の終わりでも真夏の服で過ごせる日があります。

最低気温は、たいてい日の出の前後の気温です。朝の散歩や、日の出を見に浜へ出る予定がある日は、最低気温の数字に、浜の風の分を引いて服を選びます。

那覇と比べて、何が違うか

沖縄本島の那覇と、石垣島・宮古島は、同じ沖縄県でも服の決め方が少し違います。

比べるところ那覇石垣島・宮古島
気温基準0.5〜1.5度ほど高め
海の近さ街から海まで距離がある宿も道も海に近い
船に乗る機会少ない周りの島へ渡る日が多い
夜の明かり街の明かりが多い明かりの少ない場所が多い
歩く地面舗装された道が多い砂浜・岩場・草地が多い
移動公共の乗り物も使えるレンタカーが中心

違いの中心は、海と船と夜の暗さに触れる時間が長いことです。那覇の旅より、羽織りと足元の出番が増えます。

北東の風が吹き始める|同じ気温でも体感が下がる

秋になると、沖縄の島々には北東からの風が吹く日が増えてきます。10月の半ばごろから吹き始め、11月、12月と進むにつれて強い日が多くなります。

風の強さ感じ方体感の目安
秒速1〜2m肌に風を感じる1〜2度下がる
秒速3〜4m髪がなびき、帽子が飛びそうになる3〜4度下がる
秒速5〜6m海に白い波が立つ5〜6度下がる
秒速7m以上歩きにくく、船が揺れる船の欠航を考える

南の島の風は、日差しの下では心地よく感じます。けれども、日陰や曇りの日、夜は、そのまま体の熱を奪います。**予報の気温に、風速の数字ぶんの度数を引いて考えてください。**最高気温が26度でも、秒速5mの風が吹く浜の夕方は、20度前後に感じることがあります。

北東の風が吹く日は、島の北側と東側の浜で風を正面から受け、南側と西側の浜は風が弱くなることが多くなります。同じ日でも、どちらの浜にいるかで体感が変わります。風の強い日に浜で過ごすなら、風下になる側の浜を選ぶだけで、羽織りを1枚減らせることもあります。

風は、海の様子にも表れます。沖に白い波が点々と見えるなら、風は秒速5mを超えていると考えてください。その日は、船の甲板も展望台も、羽織りなしでは冷える日です。

旅程を、予定ごとに書き出す

この島の服は、予定で決まります。旅程表を開いて、1日ずつ、何をする日かを書き出してください。

予定体が受けるもの服の条件
海に入る水・日差し・上がったあとの風乾きやすい長袖・大きめの布
周りの島へ船で渡る甲板の風・しぶき風を止める薄い上着
星空を見る夜の風・立ち止まる時間長袖+風を止める上着
ドライブと展望台車内の冷房・展望台の風薄い羽織り
街歩きと市場日差し・照り返し半袖・帽子
食事冷房・夜の帰り道薄い長袖か羽織り
宿で過ごす冷房・海風のテラス薄いカーディガン

書き出したら、「船」「夜」「海」の予定がいくつあるかを数えます。この3つのどれかがある日は、半袖だけで出かけない日です。

海に入る日|水から上がったあとの風に備える

秋の石垣島・宮古島は、10月なら海に入る旅行者がまだ多い時期です。水温は本州の真夏の海に近く、入っているあいだは寒さを感じにくい日が続きます。

困るのは、水から上がったあとです。濡れた肌に風が当たると、体の熱が一気に奪われます。

月水温の目安上がったあとの体感用意するもの
10月27〜28度風が弱ければ心地よい乾きやすい長袖
11月25〜26度風があると肌寒い長袖+大きめの布
12月23〜24度上がるとすぐ冷える長袖+風を止める上着

浜には、水着の上にそのまま着られる、乾きやすい長袖を持っていってください。綿の厚手は濡れると重く乾きにくいので、化繊の薄手が向いています。水着の上に着るものの選び方は水着の上に着るやつで詳しく扱っています。

大きめの布を1枚持っていくと、上がった直後に肩から掛けて風をさえぎれます。浜で座るときの敷物にもなります。

海に入る日の流れを、服の側から並べると次のようになります。宿で水着を着て、その上に乾きやすい長袖と、腰で結べる下を着て出かける。浜に着いたら上だけ脱いで、乾いた袋に入れる。水から上がったら、体を拭いて長袖を羽織り、風の当たらない場所で下を替える。宿に戻るまでの車の中は冷房が効いているので、濡れた水着のままだと冷えます。帰りに着る下着と服を1組、濡れ物と分けた袋に入れておくと、車に乗る前に着替えられます。

シュノーケルやカヌーのツアー|借りられるものと、自分で持つもの

シュノーケルやカヌー、海辺の森をめぐるツアーに参加する日は、ツアーで貸してくれるものと、自分で用意するものを分けて考えます。

持ち物ツアーで貸してくれることが多いもの自分で用意するもの
ウェットスーツ秋から冬は貸してくれることが多い中に着る水着
マリンシューズ貸してくれることがある予約時に確認する
ライフジャケットほとんど貸してくれるなし
上がったあとの服なし乾きやすい長袖・下
帽子なしあご紐のある帽子
着替えを入れる袋なし濡れ物を分ける袋

**ツアーの集合場所まで水着を着ていく日は、上に着る服の脱ぎ着が少ない形を選んでください。**前開きのシャツと、腰で結べる下なら、浜でもすぐに脱ぎ着できます。カヌーは膝から下が濡れやすいので、ふくらはぎ丈か、まくれる下が扱いやすくなります。

周りの島へ船で渡る日|甲板の風としぶき

石垣島からは、周りの島々へ渡る高速船がたくさん出ています。宮古島も、橋でつながった島へ車で渡るほか、船を使う予定が入ることがあります。

高速船の甲板は、走っているあいだずっと強い風を受けます。客室は冷房が効いていることが多く、外と中のどちらにいても、半袖だけでは肌寒く感じることがあります。

船の上の場所体が受けるもの服
甲板の前のほう正面からの風としぶき風を止める上着・フード
甲板の後ろのほう巻き込む風と排気薄い上着
客室の窓側冷房と日差し薄い長袖
客室の通路側冷房だけ薄いカーディガン
乗り降りの桟橋濡れた床と風滑りにくい靴底

渡る時間は短くても、船の上で受ける風は秒速10mを超えることがあります。**船に乗る日は、行き先の島の天気がよくても、風を止める薄い上着を1枚持ってください。**畳むと手のひらに収まるくらいの薄手で足ります。

甲板では、帽子が飛ばされやすくなります。つばの広い帽子はあご紐のあるものにするか、船の上だけ脱いで鞄にしまってください。長い髪は、まとめておくと風で顔にかからず、景色を見やすくなります。

しぶきは、甲板の前のほうでとくにかかります。白や淡い色の服は、海水が乾いたあとに跡が残ることがあるので、船に乗る日の羽織りは、濃いめの色か、洗いやすい素材にしておくと安心です。

星空を見る夜|立ち止まる1時間で冷える

石垣島も宮古島も、星空を見に出かける旅行者が多い島です。明かりの少ない広い場所や浜に出て、立ち止まったまま、あるいは寝転んで空を見上げます。

夜の気温そのものは、秋でも20度を少し超える日が多くあります。けれども、動かずに1時間ほど風を受けていると、体感は昼よりずっと下がります。

夜の過ごし方冷え方服
車から少し歩いて見る短い時間なら冷えにくい薄い長袖
浜で立って見る海風を受け続ける長袖+風を止める上着
草地に寝転んで見る背中から地面の湿り気敷く布・下は長いパンツ
ツアーで1時間ほど動かない時間が長い長袖+上着+首を覆う布
宿のテラスから見る部屋に戻れる薄いカーディガン

暗い中で草地や砂の上を歩くので、足元はかかとのある靴にしてください。草地は夜露で濡れていることが多く、布の靴だと足先が湿ります。草の多い場所では、虫に刺されにくい長いパンツが向いています。

星空のツアーは、夜の8時から10時ごろに始まることが多く、昼の暑さのまま夕食をとって、そのまま出かける流れになりがちです。夕食に出るときに、ツアー用の上着を一緒に持って出てください。宿に取りに戻る時間がないことがよくあります。

暗い場所では、手元の明かりで足元を照らしながら歩きます。両手が空く小さな鞄に、上着と飲み物を入れておくと、暗い中でも動きやすくなります。

ドライブと展望台|車の冷房と、岬の風

石垣島も宮古島も、移動はレンタカーが中心になります。車の中は冷房が効いていて、降りると日差しと風、という出入りが1日に何度もあります。

場所体が受けるもの服
車の中冷房の風が腕と首に当たる薄い羽織りを助手席に
岬や灯台の展望台海からの強い風帽子を押さえられるあご紐・薄い上着
橋の上の展望所遮るものがない風髪をまとめる
海沿いの駐車場照り返し帽子・薄い長袖
夕日を見る浜日が落ちると風が冷える薄い長袖

岬の展望台は、街なかとは比べものにならないほど風が強い日があります。広がる長いスカートや、つばの広い帽子は、風にあおられて扱いにくくなります。展望台に寄る日は、裾の広がらない下と、あご紐のある帽子が向いています。

車の中では、窓側の腕に日差しが当たり続けます。運転する人は右腕、助手席の人は左腕だけが日に当たる、ということが1日続きます。薄い長袖シャツを羽織っておけば、日差しと冷房の両方をよけられます。降りるたびに脱ぐのが手間なら、袖をまくって肘まで出しておき、車に乗ったら下ろす使い方もできます。

街歩き・市場・食事|日差しと照り返し

街なかを歩く時間は、秋でも日差しが強く、照り返しもあります。昼の服は、本州の夏の服で足ります。

場面体が受けるもの服
昼の街歩き日差しと照り返し半袖か薄い長袖・帽子
市場や商店冷房と外の出入り薄い羽織り
昼の食事冷房が強い店もある薄い長袖
夜の食事帰り道の風長袖か羽織り
夜の食事のあとの散歩海風風を止める上着

夜の食事に出かけるときは、店の中より帰り道で冷えます。店が海沿いなら、羽織りを1枚持って出てください。

街なかの市場や商店は、店の中は冷房、外は日差しという出入りが何度も続きます。そのたびに羽織りを脱ぎ着するのが手間なら、薄い長袖シャツを前を開けたまま羽織っておき、外では袖をまくり、店の中では下ろす、という調整のしかたが楽です。

屋内の冷房|秋でもまだ強い

秋の石垣島・宮古島は、屋内の冷房がまだ効いている時期です。空港、船の客室、店、宿の部屋。外が暑いぶん、冷房が強めになっている場所もあります。

屋内冷房の強さ服
空港の待合強めのことが多い薄い長袖
船の客室強めのことが多い薄い長袖か羽織り
大きな店中くらい半袖でもよい
宿の部屋自分で調整できる室内用の薄い長袖
食事の店店によって違う薄い羽織り

外の日差しの中で半袖で過ごしていても、屋内に入ると腕と首が冷えます。半袖の日でも、薄いカーディガンか長袖シャツを1枚鞄に入れておくと、屋内に入るたびに羽織れます。

日差し|秋でも本州の夏に近い日がある

秋の石垣島・宮古島の日差しは、本州の真夏に近い日があります。気温が下がっても、日差しの強さはまだ残ります。

月日差しの強さの目安服でできること
10月本州の真夏に近い帽子・薄い長袖・目を守るサングラス
11月本州の初夏から真夏帽子・薄い長袖
12月本州の春から初夏帽子

海辺や白い砂浜では、上からの日差しに加えて、下からの照り返しも受けます。腕や首を日に当てたくない日は、薄い長袖とつばのある帽子で覆ってください。薄い長袖は、屋内の冷房よけと兼ねられるので、1枚で2つの役をします。

雨|にわか雨と、台風が近い日

秋の島の雨は、短い時間だけ強く降るにわか雨が多くなります。台風は、秋の初めにはまだ近づくことがあります。

雨の形降り方服
にわか雨強く降って、すぐやむ乾きやすい服・折りたたみ傘
北東の風と小雨曇りが続き、風が冷たい風を止める上着
台風が近い風と雨が強くなる予定の組み替えを先に考える

にわか雨の多い日は、傘を差しても風で横から濡れます。濡れても乾きやすい化繊の薄手と、濡れても困らない靴にしておくと、雨がやんだらすぐに歩けます。

足元|砂・岩場・濡れた桟橋

石垣島と宮古島は、歩く地面がいろいろです。砂浜、岩場、草地、濡れた桟橋。足元は、その日の行き先で替えます。

地面困ること靴
白い砂浜砂が入る・照り返しで熱い脱ぎやすいサンダル
岩場やさんご礁の浜足を切る・滑る底の厚いマリンシューズ
草地夜露で濡れるかかとのある靴
濡れた桟橋滑る溝のある靴底
展望台の石段段差と風かかとのある靴
街なか長く歩く歩き慣れた靴

サンダルと、かかとのある歩きやすい靴の2足で、ほとんどの予定に足ります。岩場で海に入る予定がある日だけ、マリンシューズを足してください。

白い砂浜は、日差しの強い昼には砂が熱くなります。素足で歩くと驚くほど熱く感じる日もあるので、浜に下りるときもサンダルは脱がずにいてください。帰り道で靴に履き替える前に、足の砂を落とせるよう、小さなタオルを1枚持っていくと車の中が砂だらけになりません。

持っていく羽織りは3つから選ぶ

この島の秋の羽織りは、次の3つから選ぶと考えると、荷物が絞れます。

羽織り役目向く予定
薄い長袖シャツ日差しと冷房をよける街歩き・ドライブ・屋内
薄いカーディガン冷房と朝晩の涼しさ食事・宿・空港
風を止める薄い上着風としぶきをさえぎる船・星空・展望台・浜の夕方

10月の旅なら、薄い長袖シャツと風を止める上着の2枚。11月から12月の旅なら、3つ全部を持っていくと、どの予定にも合わせられます。船と夜の予定が1回もない旅なら、風を止める上着は省いてかまいません。

本州の空港と島の空港で、着るものを替える

本州から行く旅では、出発する空港と、着いた島の空港で気温が大きく違います。秋の終わりから冬の始まりに出かける日は、その差が10度を超えることもあります。

出発する空港の気温着ていく上着島に着いてから
20度以上薄い羽織りそのまま島で使う
15〜19度薄い上着船と夜の上着に回す
10〜14度裏地のない上着鞄にしまうか、宿に置く
9度以下冬の上着到着後は鞄に入れて持ち歩かない

出発のときに着る上着を、島で船と夜に着る1枚と兼ねられる厚さにしておくと、荷物が1枚減ります。冬の厚い上着で出かける日は、島ではほとんど出番がないので、宿に置いておくか、出発地の駐車場の車の中に残しておくと楽です。

泊数ごとの枚数

泊数ごとの枚数の目安です。洗濯できる宿なら、ここから減らせます。

泊数上(昼用)下羽織り靴
1泊2日2枚1〜2本1〜2枚2足
2泊3日3枚2本2枚2足
3泊4日4枚2〜3本2〜3枚2足
4泊5日以上4枚+洗濯3本3枚2〜3足

海に入る日がある旅は、水着の上に着る乾きやすい長袖を1枚、昼用の上とは別に数えてください。

色と素材|海と空の前で沈まない色

石垣島と宮古島の海と空は、色がとても強く出ます。写真に残すなら、その色に負けないものを選ぶと、服が背景に溶けません。

色海と空の前での見え方向く場面
白海の青と並んでくっきり見える浜・街歩き
生成り砂浜に近く、やわらかく見える浜・宿
黄色・赤青の前でいちばん目に入る浜での写真
紺海の深い色と重なりやすい夜の食事
水色空と海に溶けやすい屋内・街なか
黒日差しの熱を受けやすい夜の外出

素材は、昼の服なら乾きやすい綿と化繊の混ぜたものか、薄い麻が向いています。にわか雨や汗で濡れても、宿に戻るまでにある程度乾きます。羽織りは、風を止める上着だけ化繊の薄いものにし、ほかは綿か薄手のウールにすると、肌ざわりと温かさの両方がそろいます。

1日の組み立て例|3つの日

ここまでの条件を、実際の1日の服にまとめます。手持ちの服に置き換えるときは、羽織りの枚数と靴だけ合わせてください。

**海に入る日(10月下旬・最高28度・風は秒速3m)**の例です。水着の上に、乾きやすい化繊の長袖と、腰で結べるふくらはぎ丈の下。足元はサンダルで、浜用の大きめの布と、帰りの着替えを1組。羽織りは、乾きやすい長袖が兼ねるので足しません。

**船で周りの島へ渡る日(11月上旬・最高26度・風は秒速5m)**の例です。半袖のカットソーに、薄い長袖シャツを前を開けて羽織り、下は足首の出るパンツ。鞄には風を止める薄い上着とあご紐のある帽子、足元は溝のある靴底の歩きやすい靴にします。

**星空を見に出る夜(11月下旬・夜21度・風は秒速4m)**の例です。昼の半袖の上に、薄い長袖を重ね、外側に風を止める上着。下は長いパンツで、かかとのある靴。首を覆う薄い布を1枚持っていけば、立ち止まっている1時間を過ごせます。

3つに共通しているのは、昼の服をそのまま土台にして、上に足すものだけを予定で替えていることです。予定ごとに服を丸ごと用意しなくても、羽織りの組み合わせで足ります。

子どもや年上の家族と行く旅

子どもと年上の家族は、大人よりも冷えに気づきにくいことがあります。とくに、海から上がったあとと、夜の星空です。

子どもは水から上がっても遊び続けるので、唇の色や肩の震えで冷えを見てください。乾いたタオルと長袖を、浜に着いたらすぐ出せる場所に置いておきます。年上の家族は、冷房の効いた屋内で長く過ごすと冷えやすいので、薄いカーディガンを本人の鞄に入れておくと、自分のタイミングで羽織れます。

星空のツアーに家族で参加する日は、全員分の風を止める上着を数えて持ってください。1人だけ持っていないと、その人に合わせて早く引き上げることになります。

どちらとも取れるとき①|月の変わり目に行く

10月の終わりから11月の初めにかけての旅は、半袖で足りる日と、長袖がほしい日が入れ替わる時期です。どちらの服を土台にするか迷います。

この時期は、半袖を土台にして、薄い長袖シャツを羽織りとして持つ形が扱いやすくなります。暖かい日は半袖で過ごし、北東の風が吹いて曇った日は、長袖シャツを羽織って前を閉じます。長袖を土台にすると、晴れた昼に暑くて脱ぐ場所に困ります。

週間予報で、滞在中に最高気温が25度を下回る日が2日以上あるなら、薄いカーディガンも1枚足してください。

下も同じ考え方で決めます。この時期は、足首の出る丈のパンツか、ふくらはぎ丈のスカートを土台にしておくと、暑い昼にも涼しい夜にも合わせやすくなります。膝上の短い丈だけを持っていくと、夜に冷えたときに足す方法がありません。長い丈を1本入れておけば、星空や船の日にはそれを選べます。

迷ったまま荷造りが進まないときは、旅程の中でいちばん涼しくなりそうな予定を1つだけ選び、その予定に合わせた服を先に鞄に入れてください。残りは、昼の暖かさに合わせて軽い服で埋めていけば、全体の枚数が増えすぎません。

どちらとも取れるとき②|海に入るかを、当日の風で決めたい

海に入るかどうかを、天気と風を見て当日に決めたい旅もあります。この場合は、海に入る日の服を土台にしておくと、入らない日にも困りません。

水着の上に着られる乾きやすい長袖は、海に入らない日には日差しよけの羽織りとして使えます。大きめの布は、浜で座る敷物にも、車の中の冷房よけにもなります。海用に持ってきたものを、海以外の場面に回せる形で選ぶと、当日に決めても荷物が無駄になりません。

風が秒速5mを超える予報の日は、水に入る予定をやめても、浜で過ごすだけで体が冷えます。この日は、浜でも風を止める上着を手元に置いてください。

どちらとも取れるとき③|両方の島を回る・周りの島へも渡る

石垣島と宮古島の両方を回る旅や、周りの島へ何度も船で渡る旅は、移動の日ごとに服の条件が変わります。

両方の島を回るなら、気温はほとんど変わらないと考えて、服は同じでかまいません。違うのは、移動のための空港と船の時間です。移動日は、冷房と風に備えて、薄い長袖と風を止める上着の2枚をすぐ出せる場所に入れておきます。

周りの島へ何度も渡る旅では、毎回、甲板の風を受けます。風を止める上着は、宿に置いていかず、毎日持ち歩く1枚にしてください。

どちらとも取れるとき④|台風が近づいている

秋の初めは、台風が近づくことがまだあります。台風が近いと、船が欠航したり、外で過ごす予定が組み替えになったりします。

この場合は、服より先に予定の組み替えを考えてください。船が出ない日は、屋内で過ごす時間が長くなるので、冷房よけの薄い長袖とカーディガンの出番が増えます。台風が通り過ぎたあとは、風が強く、空気が入れ替わって涼しく感じる日があります。そのときは、風を止める上着を昼から着てかまいません。

帰りの便が遅れて滞在が1日延びることもあるので、着替えは1日分多めに持っていくと慌てずに済みます。

台風が過ぎた直後の海は、波が高く、濁っていることがあります。海に入る予定は1日ずらし、その日は街歩きやドライブに回すと、服もそのまま使えます。予定を入れ替えるときに、服を入れ替える必要がないように、昼の服は海にも街にも使える形にしておくと楽です。

まとめ

  • 秋の石垣島・宮古島は、昼は本州の夏の服で足りる
  • 困るのは、北東の風が吹く船の上と、星空を見に立ち止まる夜
  • 予報の気温から、風速の数字ぶんの度数を引いて考える
  • 羽織りは、薄い長袖シャツ・薄いカーディガン・風を止める薄い上着の3つから選ぶ
  • 海に入る日は、水から上がったあとの風に備えて、乾きやすい長袖と大きめの布を持つ

旅程表に「船」「夜」「海」のどれかがある日は、半袖だけで出かけない日です。それだけ覚えておけば、暖かい島で寒さに困ることはほとんどなくなります。

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よくある問い

Q. 秋の石垣島・宮古島は、半袖で過ごせますか
10月なら、昼の街歩きや海辺は半袖で過ごせる日がほとんどです。11月に入ると、昼は半袖で足りても、朝晩や曇りの日は薄い長袖がほしくなります。12月は長袖が土台になり、日なたで暑ければ袖をまくる形になります。どの月でも、船に乗る日と、夜に星空を見に出る日は、半袖の上に羽織りを1枚足すつもりで用意してください。
Q. 秋でも海に入れますか
10月は、水温が高く、海に入る旅行者も多い時期です。11月も、水温は本州の真夏の海に近い日が続きますが、風が強い日は水から上がったあとに冷えます。12月は水温が下がり、ツアーではウェットスーツを貸してくれることが多くなります。どの月も、水から上がったら、すぐに乾いた長袖か大きめの布を肩から掛けられるように、浜に持っていってください。
Q. 星空を見るツアーには何を着ていけばいいですか
昼と同じ服のままでは、立ち止まって空を見上げている1時間で冷えることがあります。秋の夜は、北東の風が吹く日が増え、明かりの少ない広い場所や浜では風をさえぎるものがありません。半袖の上に薄い長袖、その上に風を止める薄い上着を重ねられるように持っていってください。足元は、草地や砂の上を暗い中で歩くので、かかとのある靴が安心です。
Q. 本州から行くとき、空港では何を着ればいいですか
出発する空港の気温に合わせた上着を着て行き、到着したら上着を脱いで鞄にしまう形が楽です。上着は、島では船や夜に着る1枚として使える厚さにしておくと、荷物が増えません。中に着る服は、島の昼の気温に合わせた半袖か薄い長袖にしておき、本州の空港では上着の前を閉じて調整します。

— メグラシ編集部

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東北旅行の服装 秋|内陸か海沿いか、温泉に泊まるかで上着を決める

秋の東北は、同じ日でも内陸の盆地・海沿い・山あいの温泉地で、別の季節のように気温が違います。上着は泊まる場所の夜の最低気温で、足元は歩く場所で決めてください。住んでいる街との差の引き方、10月上旬から紅葉の終わりまでの動き、太平洋側と日本海側の雨と風、新幹線の移動・街歩き・渓谷の紅葉・温泉宿・朝市・港町の場面ごとの服、泊数ごとの枚数までまとめました。

メグラシ編集部/読了 20分
雨の日の旅行の服装|秋の旅は、宿で乾かせるかで持っていく枚数を決める

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雨の日の旅行の服装|秋の旅は、宿で乾かせるかで持っていく枚数を決める

雨の予報が出ている秋の旅行は、泊まる宿で服を乾かせるかどうかで、持っていく枚数が変わります。乾かせる宿なら替えは1組で足り、乾かせない宿なら泊数ぶんの替えが要ります。1時間の雨の量と外を歩く時間の見方、旅の形ごとの上着と靴、1足で通すか2足に分けるか、宿での乾かし方と乾くまでの時間、泊数ごとの枚数、秋の雨の冷え、降水確率が半々の日や荷物を小さくしたい日の決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 20分
冬の雨の日の服装|10度以下の冷たい雨は、上着の表地と足首で選ぶ

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冬の雨の日の服装|10度以下の冷たい雨は、上着の表地と足首で選ぶ

気温が10度を下回る日の雨は、濡れることより、濡れたあとに冷えることのほうがつらくなります。服を選ぶ順番は2つ。手持ちの上着の表地が水をはじくかを先に確かめ、はじかないなら撥水の1枚を外に重ねる。次に、足首と甲を覆う靴と靴下を決める。雨の中を歩く時間で分ける3つの組み方、ウールのコートとダウンで出る日の扱い、上着の丈と傘の関係、中の重ね方、パンツとスカート、靴下、屋内に入ったときの始末、みぞれの日、どちらとも取れるときの決め方まで、手持ちの服を確かめながら答えが出る形にまとめました。

メグラシ編集部/読了 13分
顔合わせの服装 50代の母親 秋冬|座敷で靴を脱ぐ日の選び方

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顔合わせの服装 50代の母親 秋冬|座敷で靴を脱ぐ日の選び方

秋冬の両家顔合わせは、料亭の座敷やホテルの個室で、コートを預け、靴を脱ぎ、2時間ほど座って過ごす会になります。決め手は、店が座敷か掘りごたつかテーブルか、相手方の母親の装い、本人たち2人の装いの3つ。50代の母親は、膝下丈のワンピースかセットアップに、入口で預けられるコートを合わせる形が基本です。秋冬の素材の格、濃い色を写真で沈ませない選び方、靴を脱ぐ日のストッキング、月ごとに変わること、手持ちで足りるか、結納を兼ねる日の判断まで。

メグラシ編集部/読了 20分
14度の服装|コートかニット+羽織りかは、外にいる時間と風で選ぶ

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14度の服装|コートかニット+羽織りかは、外にいる時間と風で選ぶ

最高気温14度の日は、薄手のコートを着る日と、ニットに羽織りを足せば足りる日に分かれます。分けるのは気温の数字ではなく、その日に外にいる時間の合計と風の強さです。外にいる時間が合わせて1時間を超えるか、風が秒速5mを超える予報ならコート、どちらも下回るならニット+羽織り。最高14度と最低14度の違い、羽織りの厚みの見分け方、中の1枚の首の詰まり、パンツとタイツ、足元、屋内との往復が多い日、どちらとも取れるときの決め方まで、自分の予定を入れて答えが出る形にまとめました。

メグラシ編集部/読了 13分

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