お宮参りで両家の祖母の装いをそろえる範囲|写真に並ぶかどうかで、そろえる場所が変わる

両家の祖母が同じ日に集まるとき、装いを全部そろえる必要はありません。
そろえる範囲を決めるのは1つだけです。当日、2人が同じ画面に入る場面が何回あるか。
並ぶ場面が少ない日は、そろえるのは1か所で足ります。多い日は3か所です。回数が少ないのに全部そろえようとすると、連絡の手間だけが増えます。
数えるのは、前もって分かっている予定だけで構いません。
そろえるのは、並ぶ場面だけ
同じ日に集まっても、ずっと隣にいるわけではありません。移動中、待っているあいだ、それぞれ別の場所にいます。
装いが比べられるのは、2人が同時に見えている時間だけです。見えていない時間の装いは、そろっていてもいなくても結果が同じです。
だから、そろえる範囲を決めるときに数えるのも、その時間だけになります。
数える|同じ画面に入る場面
当日の予定から、次のような場面を数えてください。
- 参拝で横に並ぶ
- 記念の撮影で並ぶ
- 食事の席で向かい合う、または隣り合う
3つのうちいくつあるかを数えます。撮影が2回に分かれるなら2回と数えて構いません。厳密さより、0〜1回か2回以上かの区別のほうが大事です。
参拝だけで解散する日と、撮影も食事もある日では、必要な準備がまったく違います。
場面の数で3つに分かれる
| 並ぶ場面 | そろえる場所 | 事前の連絡 |
|---|---|---|
| 0〜1回 | 色の濃さだけ | 一度伝えれば足りる |
| 2回 | 濃さと丈 | 一往復あると安心 |
| 3回以上 | 濃さ・丈・袖 | 数字で伝えて確認する |
この表は、連絡の量を決めるためのものです。場面が少ない日に3か所そろえようとしても、写真に残らないので効果が出ません。
そろえる場所①|丈
丈は膝を基準にします。膝が隠れる長さか、膝下何センチか。この2つで言えます。
2人の丈が膝をまたいで分かれていると、並んだときに下半身の線が違う高さで切れます。同じ側に寄っていれば、長さが数センチ違っても釣り合います。
伝えるときは「膝が隠れるくらい」で足ります。センチまで指定する必要はありません。膝という基準は誰にでもあるので、体の大きさが違っても同じ位置になります。
そろえる場所②|袖
袖は肘を基準にします。肘より上で終わるか、肘より下まであるか。
季節によって、どちらが自然かは変わります。寒い時期なら両方とも肘より下になりますし、暑い時期は上になることもあります。季節で自然に決まるので、確認は一度で済みます。
片方が肘より上、もう片方が手首まで、という組み合わせだけ避けてください。並んだときに、腕の見える範囲が大きく違って見えます。
そろえる場所③|色の濃さ
色そのものではなく、濃さの段をそろえます。明るい・中くらい・濃いの3段で足ります。
同じ色にする必要はありません。濃さの段が同じなら、色が違っても並んだときに釣り合います。むしろ同じ色にすると、そろえたことが目的のように見えます。
段の見分け方は、写真に撮って白黒にすること。白黒にしたときの明るさが近ければ、同じ段です。 手元でできるので、迷ったらこの方法で確かめられます。
誰が、いつ、何を伝えるか
順番があります。先に決まるべきものが決まってから伝えないと、あとで動かすことになります。
まず赤ちゃんの装いが決まります。次に母親の装いが決まります。この2つが、その日の上限を作ります。祖母どうしで先に決めると、上限が動いたときに全部やり直しになります。
伝えるのは、それぞれの家の側からそれぞれの母へ、という形がいちばん摩擦が少なくなります。間に立つ人が1人だと、伝言が2回になって内容がずれます。
伝え方|格ではなく、数字で
「きちんとした感じで」と伝えると、受け取る側の基準で決まります。基準は家ごとに違うので、これだけでずれます。
伝えるのは3つの数字と段です。「丈は膝が隠れるくらい、袖は肘より下、濃さは中くらいで考えています」。この一文で足ります。
相手に判断を求めるのではなく、こちらの位置を先に伝える。 そうすると、相手はそこに合わせるか、違う位置を提案するかの2択になり、返事が早く返ります。
どちらとも取れるとき①|返事が来ない
聞いたけれど返事が来ないまま、当日が近づくことがあります。
このときは、中間に置いてください。丈は膝が隠れる長さ、袖は肘より下、濃さは中くらい。この3つは、相手がどちらへ寄っていても大きくは外れません。
そのうえで、羽織るものを1枚持っていきます。相手が控えめなら羽織って濃さを1段上げ、相手が明るいなら脱いで1段下げる。持ち物で調整できる形にしておけば、事前の合意が無くても当日に合わせられます。
どちらとも取れるとき②|当日にずれていた
顔を合わせて、思っていたより離れていると分かることがあります。
動かせるのは濃さだけです。丈と袖は当日には変えられません。羽織るものを着るか脱ぐか、首元や手元の小物を足すか外すか。この2つで、濃さは1段ぶん動きます。
動かすのは、上へ寄っている側ではなく下へ寄っている側です。上げるほうが、その場でできる手が多いからです。 濃い色の羽織りを1枚借りるだけでも段が変わります。
写真の並び順で調整する手もあります。2人のあいだに赤ちゃんや母親が入る並びにすると、装いが直接は比べられません。
和装と洋装に分かれるとき
片方が和装、もう片方が洋装になることがあります。この場合、そろえる対象を濃さだけに絞ってください。
丈と袖は、和装と洋装で基準そのものが違います。そろえようとしても合わないので、比べる意味がありません。濃さの段だけをそろえれば、並んだときの釣り合いは取れます。
決める順番は、和装の側が先です。和装は当日に動かせる幅が狭いので、そちらの濃さに洋装が合わせるほうが早く決まります。
祖父も同じ画面に入る日
並ぶ人数が増えると、そろえる対象も増えそうに見えますが、実際には濃さの段だけで足ります。
祖父の装いは、上下がそろった形になることが多く、丈と袖の幅がもともと狭いためです。濃さの段が家族全体でそろっていれば、写真の中でまとまります。
人数が4人以上並ぶ日は、全員が中くらいの段に寄せておくと、誰か1人だけが浮くことがありません。中くらいは、上にも下にも1段動かせる位置なので、当日の調整もいちばん楽になります。
並ぶ順番が決まっている日は、その順番も先に聞いておくと安心です。端に立つ人と中央に立つ人では、写真の中での面積が違います。端に立つとひとりぶんの縦の線がそのまま見えるので、丈の違いが目立ちます。
屋外にいる時間で、持ち物が変わる
そろえる3つとは別に、当日の過ごし方で決まるものがあります。屋外にいる時間です。
参拝と撮影を境内で続けて行う日は、外にいる時間が長くなります。日差しや風があると、羽織るものや首元の小物が必要になり、それがそのまま濃さを動かします。濃さを合わせたつもりでも、片方だけが1枚多いと段がずれます。
対策は、羽織るものの濃さも合わせておくことです。中に着るものの濃さだけを伝えると、羽織った瞬間に差が出ます。伝えるときに「羽織るものも中くらいで」と一言足すだけで防げます。
足元も屋外の時間で決まります。砂利や階段のある場所では、歩きやすさが先に来ます。ここはそろえる対象に入れなくて構いません。写真では下まで写らないことが多いからです。
当日に持っていくと判断が楽になるものも、ここで挙げておきます。
- 濃さを1段動かせる羽織りもの
- 首元に足せる小物ひとつ
- 髪を1か所でまとめられるもの
3つとも、当日その場で足したり外したりできます。事前にそろえきれなかった分は、この3つで吸収できます。
赤ちゃんを抱く場面がある人は、上に着るものの表面も見ておいてください。ざらつきのある面は、抱いたときに当たります。滑らかな面のほうが、抱く時間の長い人には向きます。
次の行事へ持ち越す
この日に決めた3つは、次の家族行事でもそのまま使えます。
丈は膝が隠れる、袖は肘より下、濃さは中くらい。この組み合わせは、季節が変わっても大きくは動きません。次の行事のときに、また一から相談する必要がなくなります。
一度そろえた基準を書き留めておくと、連絡が1回で済むようになります。 家ごとの基準の差は、2回目以降はほとんど問題になりません。
まとめ
両家の祖母の装いは、全部そろえる必要はありません。
当日2人が同じ画面に入る場面を数える。0〜1回なら色の濃さだけ、2回以上なら丈と袖も。伝えるときは格ではなく、膝・肘・濃さの段という数字で。返事が来ないときは中間に置いて、羽織りで両方向に動けるようにする。
この4行で、当日までの準備が終わります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 両家の祖母で、服装をそろえる必要はありますか
- 全部そろえる必要はありません。決めるのは、当日2人が同じ画面に入る場面が何回あるかです。参拝で並ぶ、記念の撮影で並ぶ、食事の席で向かい合う。この回数を数えてください。0回か1回なら、そろえるのは色の濃さだけで足ります。2回以上あるなら、丈と袖も合わせておくと、写真で見たときに片方だけ浮きません。回数が少ない日に全部そろえようとすると、連絡の手間だけが増えます。
- Q. そろえるとは、具体的に何を合わせるのですか
- 3か所です。丈は膝を基準にして、膝が隠れる長さか、膝下何センチかを合わせます。袖は肘を基準にして、肘より上か下かを合わせます。色の濃さは、明るい・中くらい・濃いの3段のうちどれかをそろえます。同じ色にする必要はありません。濃さの段が同じなら、色が違っても並んだときに釣り合います。この3つは数字と段で言えるので、電話でも文字でも伝えられます。
- Q. 相手方に、どう伝えればいいですか
- 格や雰囲気ではなく、数字で伝えてください。「きちんとした感じで」と言うと、受け取る側の基準で決まります。「丈は膝が隠れるくらい、袖は肘より下、濃さは中くらいで考えています」と伝えると、そのまま合わせられます。伝える順番は、赤ちゃんの装いが決まり、母親の装いが決まったあとです。この2つが上限を作るので、先に祖母どうしで決めると、あとで動かすことになります。
- Q. 返事が来ないまま当日が近づいたら、どうすればいいですか
- 中間に置いてください。丈は膝が隠れる長さ、袖は肘より下、濃さは中くらい。この3つは、相手がどちらへ寄っていても大きくは外れません。そのうえで、羽織るものを1枚持っていくと、当日に両方向へ動けます。相手が控えめなら羽織って濃さを1段上げ、相手が明るいなら脱いで1段下げる。持ち物で調整できる形にしておけば、事前の合意が無くても困りません。
- Q. 片方が和装、もう片方が洋装になりそうです
- そろえる対象を色の濃さだけに絞ってください。丈と袖は、和装と洋装で基準が違うので、そろえようとしても合いません。濃さの段だけをそろえれば、並んだときの釣り合いは取れます。どちらが和装かで上下が決まるわけでもありません。和装の側が濃さを決めて、洋装の側がその段に合わせるほうが、動かせる幅が広いぶん早く決まります。
— メグラシ編集部





